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2019/08/21

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  • 254日目 ゴールが見えてきた

    12月29日、上越市のネカフェで起床。どうせ今日も天気は悪いのだろう、諦め混じりで外に出るとピーカン照り。What's?ここホントに新潟?暖冬とは思っていたがまさかここまでとは。晴れてるのは嬉しいのだが雪を必要としている人にとってはどうなんだろうか。 上越からは国道8号線を走って北上する。それほど傾斜も無く、天気も良いので心地いい。2019年最後の日曜日ともあって道中の商業施設は沢山の人々で賑わっていた。 日本海の荒波はどうした。 新潟なのでもちろん田んぼが続く道もある。日本全国津々浦々の田んぼを走って来たが、やはり新潟の田んぼは帰ってきた感を感じる。思い返してみれば周りに田んぼが無い生活は東…

  • 253日目 上越にて友人と

    12月27日、道の駅にて起床。相変わらず天気は最悪。まぁ日本海の冬なんて毎日天気は悪いが、今日は特に風が強い。ほぼ向かい風で風速10m越え。しかも雨。さらに寒い。正直道の駅から出るのが億劫過ぎて動きたくなかった。 それでもたかだか20キロも走れば一応都会の上越まで行ける。友人もいるし暖かい寝床(ネカフェ)もある、天秤に掛けた時に後者の魅力に負けて意を決して出発する。もちろん完全防御、出来る限り暖かい服装だ。さらに安物の靴しかない僕は靴下プラスビニール袋で耐寒性を上げる。見てくれは悪いし、滑って漕ぎにくいけど仕方が無い。 そんな感じで飛び出したもののあまりの風の強さに面食らった。自転車もろくに漕…

  • 252日目 故郷凱旋

    12月26日、魚津のネットカフェにて起床。本日は冬の日本海側らしく荒れた天気。正直この天候で進むのは気が進まないがもう残された日数も少ないので仕方無く進む。 気が進まない理由はもう一つある。富山新潟県境の難所、親不知を通らなければいけないからだ。 日本一周した人の中では一番の難所で親不知を挙げる人もいるという。正直ビビり倒していた。 まぁいくら嘆いても親不知が無くなる訳では無いので進むとする。まず魚津から黒部市へ。その後ついに新潟県へ突入する。 全国トップクラスに主張が激しい県境の看板 ここから親不知ゾーンへ。昔は海沿いの壁伝いの道しか無かったらしいが、現在では道の多くはトンネルになっている。…

  • 251日目 神々の山嶺

    12月25日、今日こそ忘れ物は無い。再び固い握手を交わし出発する。 早朝の金沢の街を駆け抜ける。まだ人がいない兼六園や金沢城を横目に北上を続ける。 金沢城。加賀百万石。 30キロほど走ると山間に差し掛かると共に登りが始まる。もう紅葉には遅いが木々の間を走るのは気持ちがいい。登りも適度で吐く息も白い。しかし日差しがあるのでそこまで寒くはない。 丁度昼頃に石川富山の県境である倶利伽羅峠に到着。源平合戦の一つ、木曾義仲を一躍有名にした倶利伽羅峠の戦いの舞台だ。 火牛の計。牛の角に松明を結んで崖から駆け降りさせて敵の混乱を誘う戦法。無茶な戦法だよ。 当時は難所だったみたいだが、現代にはトンネルが山を貫…

  • 250日目 凡ミス

    12月24日、しゅーへー家にて起床。荷物をパッキングして自転車に積み込む。しゅーへーは朝から大学に行って研究らしい。そんな時に寄せてもらって感謝しかない。ガッチリ硬い握手を交わし、出発する。 この日も天気は良かった。朝しゅーへーの家で暖めた体はすぐに冷たくなる。上着を着よう。 あ、上着忘れた。 ということでもう一泊。しゅーへーが帰ってくるのは夕方になるそうなので近くにあったコメダにて待機。寒いから外には居たくない。 というわけで今日は本当に何もない1日。この日々がずっと続けばいいのになぁ、と面倒くさがり、怠惰な四柳は思っていた。

  • 249日目 祖先の地へ

    12月23日しゅーへー家にて起床。今日は一日観光に当てようと思う。この日の空は快晴。冬の日本海側にしては珍しいと思う。 観光と言っても著名な観光地を巡るわけではない。石川県にはどうしても行かなければならないスポットがあったのだ。 とその前にやっぱり有名な観光地にも行く。と言うよりかは道中にあったので寄ってみた。 千里浜なぎさドライブウェイ。日本で唯一車で走れる砂浜として知られる。どうやら他の砂浜と比べて砂の粒子が細かく、固まるため車などでも走れるようだ。波打ち際を颯爽と走り抜ける感覚は、海岸線を自転車で走るのとはまた違った爽快感だった。まるで映画のワンシーン。ショーシャンクになんかこんな感じの…

  • 248日目 pick up

    12月22日、鯖江市から出発。北陸ともなると朝はとても寒い。折り悪く小雨混じりの中の出発となった。 こんな朝はテンションが上がらない。惰性で漕いでいく。しかしこういう時に災難は降りかかる。 後輪のパンクだ。パンク自体は珍しいものでも無いし、修理も手慣れたものだ。しかしこのタイミングかぁ、、、。最初から低いテンションがますます低くなる。こうなると作業効率も悪くダラダラと修理してしまい、時間だけが流れる。目的地は石川県の金沢。まだまだ先は長い。しかも今日は待ち人がいる。彼に迷惑はかけちゃいけない、、、。 そこでナイスなアイデアが思いついた。待ってる人に車で迎えに来てもらおう!自分で言うのも何だがス…

  • 247日目 ついに日本海

    12月21日目、道の駅にて起床。夜中冷え込んだ空気が残る朝方に走り出す。 10キロ程走った地点で走行中、ある車に声を掛けられる。その方々から朝食に誘われたのでホイホイ付いていった。 案内されつつ向かった先にはTHE・喫茶店といた趣のお店が。店名は「女騎士館」。これでメキシカンと読む。 優雅にモーニングをいただきながら楽しくお話できて嬉しかった。久しぶりに人の優しさに触れ、また僕にとっても興味深い出会いだった。お昼に食べるためのサンドイッチもいただき、お腹一杯、心も一杯で再び走り出す。 心が晴れ晴れしていると天気も段々と良くなってきた。興が乗った僕は本来行くはずだったルートを外れ、横道に入ってみ…

  • 246日目 琵琶湖

    12月20日、京都市内にて起床。昨日よりも天気が良く、穏やかな日だった。 まずは京都市内を抜けて滋賀県境を目指す。唯一見れた観光地は清水寺だった。 舞台は現在改修工事中。工事用の覆いが被されていた。 清水寺の横を通り、ちょっとした山を越えて山科区へ。京都の都会部分はもう終わったと思っていたので驚いた。 そこから滋賀県に入り、有名な逢坂の関を越える。はるか昔から京に入る人、出る人はこの関を越えてきた。その中には歴史上のビッグネームもちらほら。 逢坂の関から一気に長い下り坂を降りれば目の前にまるで海のような巨大な湖が現れる。日本最大の湖、琵琶湖である。そしてそのまま琵琶湖沿いを北上する。 見る角度…

  • 245日目 上洛

    12月19日、洋上のフェリーで起床。フェリーってなんであんなに楽しいんだろう。普段寝ている地面よりかは幾分か柔らかい床で寝れたためぐっすりだった。 まだ朝日にオレンジみが残っているうちに神戸港に入港。3ヶ月前に通った道が目の前にあった。それにしても寒い。ある程度予想はしていたがこれほどの気温差があったとは。長袖長ズボン、ゴアテックスのアウターとネックウォーマーは欠かせない。つい数日前は半袖半ズボンだったのに。 一路東へ向けて走る。3ヶ月前とは逆だ。久しぶりに走る大都会の路を淡々と走っていく。 兵庫から大阪に入り、数時間後には京都へ。昨日まで宮崎にいて今日には京都に。秀吉もびっくりの取手返しだ。…

  • 241〜244日目 決断

    12月15日、宮崎市で起床。今日は一日雨らしい。実際ネットカフェから出ると雨が降っていた。南国らしい雨で、ザァザァと降っていた。 もう僕に残された時間は少ない。年内までにゴールする必要があったためだ。これから厳冬期の日本海側を通ることを考えると一刻も早く北上したいところだった。雪で閉じ込められる可能性も大いにある。決断を迫られていた。 これから九州を北上、山陰地方から北陸に抜けるルートでは正直時間が足りない。多少ショートカットしても補いきれないほどだった。さらにスタイルの変化にも迫られる。僕のスタイルはゆっくり進み、気に入った場所あれば何日も留まる。せっかちな旅はできないのだ。 ただそう簡単に…

  • 240日目 宮崎in

    12月14日、今日も天気が良い。半袖でも過ごせるくらいだ。今日は今いる串間市から山を越えて日向灘へ。そして日向灘沿いに宮崎市まで北上する予定だ。 野生の馬が住むという都井岬も行きたかったが色々なところでサボっていたので飛ばした。あと中々しんどそうだったというのもある、、、。 朝イチの元気で山を越え、日南市へ。 日南市から海沿いの国道220号線で北上していく。 日向灘は青く、気持ちいい道だった。 まず立ち寄ったのは鵜戸神宮。古代以来聖地として扱われきた歴史ある神社である。普通神社は本殿に向かうにつれて上るものだが、ここは全国的に珍しい「下り宮」、波打ち際の岩窟まで参道が降っている。 全国的に割と…

  • 239日目 珍地名

    12月13日、根占の公園にて起床。今日は風もそこまで強くないのでいい感じで進めそうだ。 早速海沿いを走る。天気も良く、起伏も朝の準備体操には丁度いいくらいで気分良く漕ぐ。 15キロぐらい漕いだらコンビニがあったので朝ごはんを買った。いつもだったら自転車の横で食べるのだが、目の前に気になるものがあった。 「神川ビーチ 絵の祭典」 モノマネレパートリーの一つ、目玉のオヤジ ビーチに有名アニメキャラクラターのシルエット像が大量に並んでいた。それを見ているうちに小ネタが浮かんできた。思いついたのはアテレコを当てること。すなわちモノマネである。一人で試行錯誤しているうちに満足いくものが撮れたのでインスタ…

  • 238日目 意志の陥落

    12月12日、朝から風が強い日だった。二日間も佐多岬に滞在したので今日こそは脱出したいと思っていた。 来た道が辛い道だったということは帰りもキツい。行きもしんどい、帰りもしんどい。うまくいかないもんだなぁ。 ただでさえ急峻な地形にプラスして向かい風が襲い掛かる。風でハンドルが煽られる始末だ。 それでも天気は良かった。南国気分が上がる。 旅人にはお馴染みの宗谷岬への標識。直線距離だとだいぶ近い、、、? なんとか佐多岬前のAコープまで行って小休止、その後は今までに比べればだいぶマシな海沿いの道を走る。特に開聞岳が見えてきた辺りからは風の強さも忘れるくらい、素晴らしい眺めだった。思わずニヤニヤしてし…

  • 237日目 最南端の海

    12月11日、12月とは思えぬ暖かさで目が覚める。僕はいま本土の南の端にいると思うと不思議な感覚だ。 起きてしばらく海を眺めつつボーッとしているともう少しここでゆっくりしたい気持ちが勝った。もう旅も終盤。こんな風に空の下でゆっくりする機会もそう多くないだろう。 そうと決めたらだらだらタイム。テントの中で読書。旅中にもブックオフに寄って買った本が溜まっているのだ。この日読んだのは三島由紀夫の金閣寺。やっぱり難しい。 手持ちの食料が残り少ないので、というかカップ麺一つしか無いので、昼飯は隣のホテルへ。昨日の夜はひどい仕打ちを受けたホテルだが、今日はすんなりと入ることが出来た。 注文したのは地魚の刺…

  • 236日目 最南端

    12月10日、鹿児島市内の公園にて起床。なぜかあまり眠れず、起きてはウトウト、起きてはウトウトを繰り返す。 夜中に桜島も噴火し驚いた。轟音とそれに続いて地面が震えた。昼も夜も地球には関係ない。当たり前のことだけど改めて感じた。 起きてから向かうのはフェリー乗り場だ。鹿児島市がある薩摩半島から、佐多岬がある大隅半島まで渡るには三つの選択肢がある。 一、桜島フェリーで桜島へ渡る。 二、垂水フェリーで垂水へ渡る。 三、指宿から根占へ渡る。 本当は三の指宿からのフェリーに乗りたかったが船の故障の影響で車が載せられないそうなので、二の垂水フェリーで渡ることにした。 数キロ走ってフェリー乗り場へ。僕には珍…

  • 227〜235日目 しろくまの死闘、そして沈没へ

    12月2日は鹿児島市内で起床。久々に朝ゆっくり起きて、よーだいと朝ごはんを頂き街へと繰り出す。 鹿児島市は始めて来たが好きな街になった。天文館のアーケード街もどこか懐かしい感じがするし、路面電車がまたたまらない。そして海も近いので港町の風情もある。なにより街のどこからでも雄大な桜島の勇姿が見えるのが最高だ。 やっぱり鹿児島に来たからには"ヤツ"と一戦交え無ければならない。そう、白い悪魔、「しろくま」である。 これでレギュラーサイズ、大盛りにしなくて本当に良かった、、、。 今では日本全国のコンビニでお買い求められるしろくまだが、発祥は鹿児島天文館の無邪気というお店からだ。日焼けした小汚いマウンテ…

  • 226日目 開聞、知覧茶、特攻隊

    12月1日、ついに12月に突入してしまった。今のところ寒いとは感じない。地理的要因もあるだろうが、暖冬ということも関係しているかもしれない。 朝早く起きた。寝苦しかったからだ。なんと朝7時時点でテント内の温度は20度近くまで上がっていた。そりゃ寝袋に入ってれば暑いわけだ。 テントのファスナーを開けると感動の景色が広がる。目の前には海、その向こうには朝日の逆光線でシルエットになった開聞岳。朝からすごいものを見せられた。この時点で鹿児島に魅せられていた。必ずまた来たいと思うキャンプ場だった。 荷物を撤収し枕崎の街を走る。今日は内陸に入って知覧へと向かう。内陸に入るということは海抜が上がるということ…

  • 225日目 万世にて特攻隊員を想う

    11月30日、道の駅きんぽう内の寂れた休憩所にて起床。昨夜の夜はだいぶ冷え込んだが、屋内だったためむしろ寝苦しいほどだった。身体が外気温に慣れてきたのだろうか。 誰も来ないことをいいことにしばらく二度寝。10時ごろにむくりと起きだして道の駅を散策する。 散策しきって満足したら走り出す。といっても10キロも行かないうちにストップ。万世特攻平和記念館の標識が見えたからだ。迷わずハンドルをそちらにきる。 閑静な住宅街の中に万世特攻平和記念館はあった。入ってすぐに出迎えるのは零式水上偵察機。現存する唯一の機体らしい。 そして二階には特攻隊員達の遺書や遺品、血書が展示されている。特攻で亡くなった隊員の多…

  • 224日目 思えば遠くへ来たもんだ

    11月29日、公園にて起床。のそのそテントから這い出ると体を動かしている地元の方と目が合う。 その人や後から来た人と歓談しているとあっという間に時間が経つ。それにしても鹿児島に入ったらいきなり話しかけてくる人が多くなった。県民性とかもあるのだろうか。 阿久根市街を抜け、海沿いに走る。ここいらの海はとても青い。ずっと見ていると目が痛くなってくるほどだ。日差しもポカポカ暖かく、ヤシの木らしきものが植えられている道を見ていると、あぁ南国に来たんだなと感じる。 ♪思えば遠くへ来たもんだ〜、♪故郷離れて224日目〜と歌って走っているとあっという間に薩摩川内、いちき串木野、日置と街を通過していく。 そこい…

  • 223日目 別れは出会い

    11月28日、天草のネットカフェで起床。お寝坊さんの僕をよーだいが起こしてくれた。なのにチェックアウトは僕の方が先。 外は雨が上がったばかりでとても寒かった。決めた、手袋を買おう。そしてこの時間(朝8時)に開いている、手袋が売っているところと言えばそう!最近ヨツヤナが絶大なる信頼を寄せているあそこ!ワークマンだ!! ♪広がる〜未来に〜夢が溢れて〜る〜(吉幾三) とりあえず足軽みたいなよーだいを置いて、騎馬武者の僕はワークマンへひとっ走り。手袋とロンスパを買って出たらタイミングよくよーだいと合流する。 たった2日だったけどあんたから元気もらったよ!流石よーだい!いっつも太陽みたいなやつだ。またど…

  • 222日目 巨大な墓標

    11月27日、小浜温泉の公園にて起床。他の二人はすでに起きて片付けを始めていた。歴戦の猛者達はやっぱり違うぜ。 その後全員でコンビニに行って最後の別れとなる。よーだいとは明日の天草まで一緒だが、フランス人のジョーとはここでお別れだ。彼はこの後雲仙地獄へ行くらしい。大変な坂になるだろうが雲みたいにフワフワした彼なら大丈夫だろう。 全員でお互いの健康を祈ってそれぞれの道を行く。別れは別れでいいものだな。 その後は小浜から海沿いを南下し熊本天草への玄関口である口之津港に到着する。そこへ至るまでの景色も良かった。海が本当に綺麗だ。惜しむべきは天気があまり良くなく、映えないことだろう。生でみると本当に綺…

  • 221日目 Yes,We can.

    11月26日、長崎のネットカフェから出発。もう少し色々見てみたかったのだが待ち人がいるため出る。入り組んだ細い路地、和、洋、中の建物が混じった独特な街、狭い道を走っていく路面電車。そのどれもが僕の好みにドストライクだった。 長崎市から出るためにはまず坂を越えなくてはならない。というか長崎はそこらじゅう坂だらけ。走る距離は50キロ程度だが今日も過酷な日になりそう。 と元気がなかった僕の前に坂を登る一台の自転車が。しかも荷物フル満載。こりゃ同族だと思って近寄って話しかける。ブロンドの髪、高い鼻。そう、彼はチャリダーと言う意味では同族だが、ゲルマン民族だった。 日本語ペラペラの彼はフランスから来たジ…

  • 219.220日目 長崎滞在記

    11月24日、朝から雨が降る。時折雷も鳴り強く降っていた。佐世保あたりから感じていた体調の悪さがここに来てピークに。多分熱もあっただろう。体温計がないので分からないが。 思えば東京での3年間、一回も体温計を買わなかったから何年体温測って無いのだろうか。これで平熱だったら笑えるが、割とガチで体調不良だったのであったかい格好をして雨に当たらないアーケード内で大人しくしていた。 この日は偶然ローマ法王が長崎に来ていた。一目見に行きたかったけど我慢。まぁキリスト教信じてないからいいや。特にカトリックはまぁ、、、。 11月25日、今日は完全に体調良し。長崎の街を見て回る。 まず向かったのは長崎原爆資料館…

  • 218日目 長崎突入

    11月23日、西海橋公園にて起床。起きてまず歯磨きをしにちょっと離れたトイレまで行く。 寝ぼけ眼で鏡を見ながら歯を磨いていると、ふとあるポスターが目に入る。そこにはこう書かれていた。「あなたは一人じゃ無い」、「借金の相談なら法テラスへ」、「カウンセラーがあなたをサポートします」 ずいぶん手厚いポスターだ。ふと思い当たる節があってスマホで調べる。Googleの検索窓に「西海橋」と打った途端ズラッと並ぶ不穏な文字。「西海橋 心霊」、「西海橋 自殺」。 とあるサイトでは長崎一の心霊スポットと言われている所に昨日はのほほんと寝ていたのだった。昨夜に知っていたら眠れなかっただろう。 そういえば夜何度かガ…

  • 217日目 教会の優しさ

    11月27日、教会横の公園で起床。朝のそのそテントから這い出し、片付けをしていると教会の方からご夫婦が。てっきり注意されるかと思いきや焼きたての手作りケーキを手渡してくれた。まだ少し暖かくて、その温もりにジーンときた。 お子さんが新潟の高校に行っていたらしく新潟のことで、それと牧師さんは全国の教会を飛び回るらしく日本各地の話で盛り上がる。 ご夫婦とお別れして佐世保の街を走る。通り過ぎる小道がもう懐かしい。 相変わらず街中とは思えない坂をいくつも越える。 そしてハウステンボスの標識を横目に見つつ針尾の方へハンドルをきる。一人でテーマパーク行ってもなぁって感じだし。 針尾を抜けて西海市に入る手前に…

  • 215.216日目 西の果て

    11月20日、明日日本の本土最西端である神崎鼻へ向かうため、前線基地である道の駅させぼっくすまで前進する。距離的には20キロも無い道のりだが、しんどい坂が待ち構えていた。佐世保は本当に三方を山に、一方を海に囲まれている天然の要塞みたいな所だ。なので佐世保に入るにも出るにも坂越えとなる。 久しぶりに味わうエゲツない斜度にあくせくしながらも前線基地まで移動。端っこにテントを張った。11月21日、晴天である。一路西へ向かって走る。やはり多少のアップダウンはあるが思っていたほどでは無い。それよりも景色に目がいく。漁港あり、田んぼあり、綺麗なアーチ型の橋ありと退屈する事なく走った。 そしてなんだかんだで…

  • 209〜214日目 佐世保にて停泊!!

    またまたまた長期停滞です。佐世保の街はコンパクトで居心地も良い。 昨日も行った海自の佐世保史料館へ。こんどは全部の展示を見て回ることができました。江戸時代の開国から日清戦争、日露戦争、第一次、第二次大戦時の日本の海軍、現代の海上自衛隊についてそれぞれの階で詳しく説明され、将校の制服や礼服、勲章や徽章、艦の模型などが所狭しと置かれていた。郷土の英雄山本五十六についても深く知ることが出来、大変素晴らしい施設だった。 それと海に向かって街を歩けばすぐにアメリカ海軍の基地や住宅が。ちらっと見えたアメリカの艦船もカッコ良かった。それと街を普通に海軍の軍人が歩き、喫茶店に入れば海自の人がいて、ネカフェに入…

  • 208日目 焼き物と軍艦の道

    11月13日、本当に親しみすぎた唐津の街をあとにする。なんでこんなに止まってしまったのか見当もつかない。 目的地は海軍の街佐世保。道中伊万里や有田など焼き物で有名な街を通る。 流石に山越えが二つほどあったので朝は早めに出る。テントを片して荷物を積み込んだ後、最後に唐津の海を見ていこうと砂浜へ向かう。 その景色は幽玄の世界。朝靄に包まれた山々と打ち寄せる波の音。それだけの世界だった。と言いたかったのだが先客の中国人観光客の方々のお声が多少うるさい。と言うか日本のこんな片田舎(失礼)まで来るとは。 気を取り直して出発。山間の良い景色が広がる。久しぶりの走行、ってこれ何回目の久しぶりの走行? 途中休…

  • 199〜207日目 唐津で停滞

    はい、またまた停滞でございます。最終日の唐津くんちを見たり、ちゃびさんとお別れしたり、唐津城に行ったり、路地裏をブラブラしたり、激安スーパーで刺身を買ったりしてました。 他にも唐津バーガーを食べたり、100円で食べ放題のカレーを食べたりしてました。 もう唐津に家探した方がいいんじゃ無いかってレベルで唐津にどっぷり浸かってしまった。毎日行くコンビニの店員さんも訝しんでいた事だろう。 あ、家はもうあった。松原の中にテントが。そういえば松原に遊びきた若者が、「あいつここに住んでんじゃね?ww」って声が聞こえてきたもんなぁ。 まぁ岳の三歩さんもテント暮らしだしいいんじゃないかな。良いわけないか。 ちゃ…

  • 198日目 唐津くんちはいいぞ

    11月3日、虹の松原にて起床。が、唐津くんちが昨日と同じ様に夜から始まるものだと思って二度寝してしまう。タイムスケジュールを確認しない痛恨のミス。 それでも途中から祭りに参戦。先に祭りに行っていたちゃびさんと一緒に見る。 正直唐津くんちへの前情報はゼロであった。まーなんか人いっぱいいるなー。としか思わず、期待感もそんなに無かった。 沿道で待機し、山車が近づいてくる。引子たちの掛け声、山車の車輪の音、キィキィと木が擦れる音が段々近づいてくるにつれてテンションが上がってきた。 予想よりも遥かにデカイ。また山車の上段は振り子の様に揺れるため迫力がすごい。装飾や塗りも豪華絢爛。どの山車も大体百年以上前…

  • 197日目 特別名勝とテント

    11月2日、ついに完治した、と思われるので福岡を出発。やっぱり漕いでも痛みは無いし、歩いても痛くない。体のどこも痛くないというのは本当に幸せな事だな。 久々に感じる田舎な景色とそこを流れる風。やっぱり気持ちいいものだ。 都会の喧騒も好きだけどホッとするのはこっちの景色。細く入り組んだ路地裏も猥雑に散らかった繁華街を見るのも好きだ。でも一直線に伸びた農業道路や遠くに霞んで見える山、ぐぃーんと広がった空も好きだ。 海も綺麗で最高な道だった。さらに言えば夕日も良い。出てきた時間がちょっと遅かったから心配していたけどこれはこれで良いなぁ。 そして福岡県を抜けて佐賀県に入る。ちょっと進んで唐津に到着。 …

  • 191〜196日目 ミートグッバイ

    福岡には計7日間もいてしまった。うち3日はちゃびさん、せいやさん、僕の三人で観光。さらに野宿。大都会博多でも野宿できるスポットを見つけ出す旅人の眼力はすごい。一度も危険な目に合わないで過ごせた。 そのあと福岡にいた理由はケガ。小倉から福岡まで来る道中に痛めた左膝を庇って漕ぎ続けたのがマズかったらしく、右ふくらはぎが歩行に支障をきたすほどの痛みに。なぜか自転車を漕ぐにはそれほど痛まないので移動はどうにかなった。 おそらく痛みの質的に軽度の肉離れ、筋膜炎というやつだ。博多に実家がある人にいい医者を聞いては見たが結局めんどくさがって行かなかった。医療費もシャレにならんしね。 そんな事でひたすら静養。…

  • 190日目 福岡事変

    10月26日、小倉にて起床。今日福岡市に北海道、三陸と長い間一緒に走った堀くんが来るので出発。こういう外的要因があるときは強い。 小倉から出るとすぐに八幡製鉄所が見えた。 掲げられた1901は八幡製鉄所が出来た年らしい。そんなに前からあったのか。富国強兵、殖産興業のシンボルに出会えて光栄だった。その先は割とゆるくアップダウンが続く。痛めていた左膝がまた痛み出す。これじゃ休んでた意味ないやん。 左膝を庇いながら何とか福岡市に到着。博多駅で堀くんを待っていると話しかけてくれる人が。彼も自転車で旅をしたことがあるらしく話が弾む。今夜彼と飲むことが決定。こういう出会いは本当に有難い。 その後無事に堀く…

  • 186〜189日目 小倉で停滞

    またまた停滞。せっかく九州入ったのにもったいないと今なら思うが、どうやっても動かなかったので仕方ない。 というわけで全く書くことが無いのでこれにて失礼。

  • 185日目 九州上陸

    10月21日、道の駅きららあじすにて起床。テントを片付け、昨日見れなかった道の駅内を散策する。全く知らない土地を知りたかった道の駅を見なさい。はい、名言出ました。 その後自転車に戻って出発の準備をしているとなんと二回も差し入れをもらった。山口の人は本当にあたたかい。ありがたく頂戴し元気をもらって走り出す。 昨日と同じようにここら辺は全く見所がない。悲しいけどこれ本当なのよね。 ただ山口まで来るとちょっとした南国感が出てきた。街に植わさる街路樹が南国っぽい。 その後下関に入る。ついに本州の端まで来た。海に沿った大きなカーブを曲がると現れる、どでかい関門橋。この海の下に我々自転車や歩行者が通れる人…

  • 184日目 なぜか復活したやる気

    10月20日、岩国の公園にて起床。なぜかこの日はやる気に満ち溢れていた。俺はやるゾォ!!! まずは朝一で錦帯橋へ。ここら一帯唯一の観光名所だ。なんて言ったら怒られそう。 朝早く管理人もいないので本来なら通行料を払わなければ入れない橋の中もフリーパス。だけど良心が咎めたのでちょっとだけ入って退散。こういう小心者なところも僕にはあるのだ。 それにしても朝靄の中に浮かぶ錦帯橋は綺麗だった。 まだ朝の澄んだ空気の中走るのは心地よい。しかしこの後は特に止まることもなく、休憩や食事でしか足を止めなかった。 そしてあっという間に100キロ以上走って山口市の道の駅きららあじすに到着。ここで進むか迷っているとほ…

  • 181〜183日目 岩国停滞

    10月17日〜19日まで岩国で引きこもってました!! 正直そこまで大きな街ではない岩国でなんで停滞していたかというと、僕にも分かりません。笑旅の倦怠期とでも言うのでしょうか、前へ前へと気持ちが行かなくたってしまったんですね。 左膝が時折激痛を発するとか、天気がイマイチだったというのもあるのですが、まぁ本当に岩国では何もしませんでした。 この倦怠ムードは佐賀県まで続きます。以上。

  • 180日目 厳島神社

    10月16日、キャンプ場で起床。昨夜眠れなかったため、チェックアウトギリギリまでダラけてしまう。 朝からテントの穴を見てテンションは下がる。気を取り直して厳島神社でも見に行こう。 晴天の中の厳島神社は美しかった。まるで海に浮かんでいるようで、極楽浄土をイメージしたことも頷ける。ただ、人が多い。廊下は狭いがそこらじゅうで記念撮影の嵐。おちおち進めやしない。建物を見ていたというよりかは人を見ていた感じだった。 名物である揚げもみじ饅頭を食べながら周りの家々の路地を見て回る。こちらまでは観光客は来ないようで静かで、良い雰囲気の木造家屋達だった。 その後は本土に戻り山口県へ向けて走り出す。岩国に着いた…

  • 179日目 馬鹿鹿

    10月15日、やっとこ広島を出る気になったので出発。滞在している間に見慣れた商店街や流川町の飲み屋街を尻目に漕ぎ出す。と言っても今日は同じ広島県の宮島に行くだけなのだが。 十数キロ走って宮島へ渡る船着き場に到着。渡る前にスーパーで食材やお酒を買って船に乗り込む。宮島にはほとんど食料品店がないらしいのだ。 15分程で船は宮島に到着。船を降りる観光客はみんな右方向へ歩いて行く。そちらには世界遺産である厳島神社があるからだ。が、僕はみんなとは逆方向へ。別に僕が天邪鬼だからでも、おれは我が道を行くぜ的なものでもない。この島の反対側に抜群のロケーションかつ安価なキャンプ場があると小耳に挟んだので、今日は…

  • 174〜178日目 広島滞在記

    10月11日から14日まで広島に滞在する。思えば広島に降り立ったのは今回が二度目。しかし、前回の滞在はもはや滞在とも言えないものだった。それは高校時代のサッカー部での遠征。しかも応援組だったので滞在することもない弾丸なものだった記憶がある。 あの時は3年生で受験が終わっているのが僕だけで、唯一の3年生として行ったような気がする。他にも3年生いたっけなぁ。 周りはみんな後輩だったけど楽しかった思い出がある。振り返ってみれば大変なことばかりだったが楽しい高校生活だった。人工芝の緑色の青春だったが。 マヌケヅラ まぁなんで高校生活を振り返っているかと言うとぶっちゃけ広島で書くことがないからである。サ…

  • 173日目 本州帰還

    10月10日、松山の快活にて起床。早速宇和島の自転車屋に紹介してもらった自転車屋へ向かう。パーツはすでに在庫があるので後は頼むだけ。 自転車屋に自転車を預け、隣のスーパーで飯を食べたら修理完了のお知らせ。無事、前後の両ブレーキのパッドを交換してもらう。後輪もギリギリだったようだ。店員さんとしばらく立ち話をしてお礼を言って去る。 今日はこの後松山港からのフェリーで広島の呉に向かおうと思っていた。船の時間まであまり余裕が無かったので急いで向かう。 フェリー会社のカウンターに飛び込み、ギリギリ間に合ったと思ったら、なんと乗ろうと思っていた船に自転車は乗せられないというアクシデント。自転車を乗せられる…

  • 172日目 松山満喫!グルメと出湯!

    10月9日、道の駅宇和島にて起床。朝早くから地元のじっちゃん達が近くのベンチでパチンコ談義に花を咲かせていた。元気なジーさま達だ。 昨日紹介された松山の自転車屋は今日が定休日なのであまり急ぐ理由は無い。とりあえず今日は松山に着けばよしとする。 あいも変わらず道は険しく肉体的にも精神的にもしんどくなってくる。ただ本当に景色だけはいいんだよなぁ。本当に憎めない奴だ。 さらに追い討ちをかけるように工事による片道交互通行がプレッシャーをかけてくる。しかも坂道である。5%以上の。5%を越えるとキツイと感じる坂道だ。三陸海岸を走っていたころは「7%越えないと坂とは呼べねぇ!!」 と豪語していたのが信じられ…

  • 171日目 日本にもまだ

    10月8日、道の駅にて起床。昨日会ったチャリダーの方に別れを告げ、お先に失礼。なぜなら今日は100キロ先の宇和島市になるべく早く着きたいからである。 まだ朝日も登り切っていない、早朝の空気はなんとも清々しい。が、前輪のダメージはなかなかのもので思ったよりも漕ぐのが疲れる。パーツが干渉し、摩擦が生じている模様。これで100キロ漕ぐのかと朝からげっそりする。 ただ、朝日を受けて輝く景色には心が温まる。日を受けてキラキラ光る海や、靄がかかって幻想的な山々と田んぼ。それら眺めながらのサイクリングは気持ちよくない訳がない。 その後はしばし海沿いの道とはオサラバし、山を越えるべく内陸へと入って行く。流れる…

  • 170日目 僻地に縁ある俺だから

    10月7日、土佐清水市の公園にて起床。本日は四国最南端の足摺岬をまずは目指す。 岬と名のつくものに行くには必ずと言っていいほどキツイアップダウンが付いてくるものである。例に漏れずこの足摺岬へ向かう道もなかなかのアップダウンがあった。僕が走ってきた岬達で例外は宗谷岬くらいかなぁ。 ジョン万次郎の生まれた中浜を越え、登りのトンネルを越え、ひたすら水平線が広がる太平洋を眺めつつ最南端へと向かっていく。景色もいいので気分良く進んでいき、岬まであともう少しというところでアクシデントは起きた。 長い下り坂を下っている途中、カーブが思っていたよりもキツかったので右ブレーキを少し握り込む。すると前輪のブレーキ…

  • 169日目 絶景=キツイ

    10月6日、道の駅にて起床。夜中に中で何か作業をしていてあまり熟睡出来なかったが進む。 この日の道のりは山の連続であったので少し早めに出発する。 朝一で今日一番の高さの峠、七子峠を越える。頂上付近になぜか鶏と猫がいたのが不思議である。こういう風に走っているとたまに不思議なことが起こるのも面白い。 その後も降っては登り、降っては登りを繰り返しながら進んでいく。退屈だが平均速度が上がる直線的な道と比べ、起伏に富み、登りで平均速度がガクッと落ち、肉体的にもキツイが景色的な面白さがある山道の方が走っていて楽しい。まぁ限度もあるが。 もう山々や田んぼは秋の装いだが、気温は夏のように高かった。そんな中だと…

  • 168日目 船中八策

    10月5日、その魅力に取り憑かれた高知市をなんとか離れることに成功する。しかし先日の豪雨でビチャビチャを通り越してヒタヒタになっていたテントを干すことから始める。 今日の高知は南国土佐に似合った気候でとても暑かった。そんなもんだからテントもすぐに乾くかと思いきや、ヒタヒタのテントはなかなか乾かず結局2時間そこで干していた。 濡れていたテント、フライヤー、グランドシート、マットが全て乾いてから出発。最初の目的地は西に30キロほど行った佐川町である。 それしても高知市は居心地が良かった。毎日のように商店街をぶらつき、お城を眺め、幕末に思いを馳せ、ぼーっとしていた。なぜかはわからないが同じようにぼー…

  • 166日目 土佐の嵐はヤバイぜよ!

    10月3日、テントを叩く雨音と雷鳴、テントのポールをへし折らんばかりの強風に結局一睡もできなかった。テントへの浸水も甚大で、敷いていたマットからは水が滲み出てきた。 テントを内側から支えていないと折れると思ったのでテント内に座り両手両足で支えていた。側から見たらひどく滑稽なポーズだっただろうがこっちは本気かつ必死だった。 夜が明けても風、雨共に強くしばらく耐えの時間が続く。8時頃にやっと天気に隙が生まれたので一気に行動開始。雨の中飛び出して撤収作業。今までで一番過酷な撤収だった。イメージとしては遠洋マグロ漁船のイメージ。一瞬で全身びしょ濡れになってしまう。僕のろくに手入れしたこともない四年間着…

  • 165日目 龍馬記念館ぜよ!

    10月2日、キャンプ場にて起床。雨がパラついていたが屋根の下にテントを張っていたのでなんの問題もない。 テントをそのまま張りっぱなしにし昼頃から動き出して近くの龍馬記念館と桂浜へ行く。距離はとても短いはずなのだが大きな橋を渡らないといけない。しかもその橋の歩道はすごい狭かった。人一人がやっとの幅しかなくひたすら自転車を押して歩くしかなかった。 そしてなんとか龍馬記念館に到着。 龍馬の半生や幕末の志士たちの動きを展示で学び、龍馬と中岡慎太郎が暗殺された近江屋のレプリカなどをひとしきり楽しんだ。 見終わったらすぐ後にしようと思っていたが出口前の資料室で足が止まってしまう。フラッと入ると龍馬関連の本…

  • 163・164日目 土佐の風を感じたぜよ!

    9月30日はあえなく二日酔い。そりゃそうだ結局宿に戻ったのは3時過ぎ。服もそのままでバタンキューだった。午後から宿の外を少し散歩。昔ながらのアーケード街、街の規模の割にデカイ飲屋街、昭和の香りただよう街並み。すっかり高知の街の虜になってしまった。同じゲストハウスに連泊。やはりお遍路の方が多いようだ。 10月1日、ゲストハウスをチェックアウトし、まずは高知城へ。チェックアウトの時間ギリギリまで粘ってしまうのは悪い癖だと思う。 宿を出てアーケード街を自転車を押しながら歩く。僕の地元にもアーケード街があるが高知の方が活気があったように思える。ただ、アーケードの途中にある公園には毎日同じ人達が真昼間か…

  • 162日目 モネの愛した庭

    9月29日、道の駅田野駅屋にて起床。朝市があることをあらかじめ知っていたので早めにテントを撤収する。が、しかしどうやら朝市で使うスペースだったらしく自転車や荷物をどかしてくれと言われる。職員の方の言い方が少しトゲがあり、起き抜けだったこともあり少しイラッとした。 だがその人から朝飯に食べな、と売り物のパンをくれた。また僕は謙虚さを忘れるところだった。そんな自分を戒めるように噛み締めてパンをいただいた。ゆずのピールが生地に練りこまれたパンの素朴な味とゆずの酸味が絶妙でとても美味しかった。この味を忘れないようにしよう。 道の駅を離れて向かったのは少し内陸の北川村にあるモネの庭だ。なんでもモネの庭と…

  • 160・161日目 室戸岬で折り返し

    27日は雨のため停滞。多少の雨なら走ろうと思っていたが割と強い雨だったのでもう一泊した。なんとか東屋がある公園を見つけ出せてよかった。 28日は予報では大雨だったが、起きてみると雨はまだ降っていなかったので急いで撤収、走り出す。 今にも降り出しそうな雲の下、高知県へ入る。ここからしばらくはコンビニも自販機もない、まるで北海道の僻地のような道である。 道は海に沿って続き、道のすぐそばまで山が迫る。そんな快走路を走るのにこんな曇り空で嫌だなと思っていたが、その垂れ込めた雲と霞みがかった山が最果て感をこれでもかと高めてくれる。 途中夫婦岩という奇岩があったが、その間に渡されたしめ縄が雨を吸って垂れ下…

  • 159日目 絶景しかない島の片鱗

    「ミスター!急がねえと絶景しかない島に連れて行かれるんだぞ!」ー大泉洋 水曜どうでしょう原付東日本制覇より 1999年放送 HTB 9月26日、道の駅公方の郷にて起床。というより起床させられた。犬の吠える声で起こされてしまった。時刻は5時前。まぁその時間に起きれたおかげで最高の朝焼けを見ることができたので許してやろう。 その後二度寝し、日が高くなってから出発する。朝はだいぶ冷え込むようになってきた。季節の移り変わりを実感する。急がないとヤバイかも。 今まではほとんど平らな道だったが今日からは山道に入る。しかしいつもよりも距離が短いため、そして温泉が待ってるので元気よく走る。 朝のうちはまだ田ん…

  • 158日目 徳島in

    9月25日、道の駅源平の郷隣の公園にて起床。夜も誰も来なくて静かないい野宿スポットだった。海も見れるし、その前を電車も走る。一両や二両など、ローカル線感満載の電車を見ているとこっちまでなごやかな気持ちになってくる。 というわけであえなくまったりモードに。テントを撤収した後公園でのんびりしてしまう。いいのかこんなにのんびりしてて。 お昼頃までそのままのんびりしきった後に突然やる気が湧いてきたので慌ただしく出発。自分でも不思議になる。 いくつか小さな峠を越え、海沿いを走っていくと徳島県は鳴門市へ入る。四国も三国を制した。香川県もというどん県よ、美味しいうどんをありがとう。また必ず食べにくるよ。 瀬…

  • 157日目 うどん天国

    9月24日、せっかくうどん県に入ったので今日はうどん屋を巡ろうと思う。 まず向かったのは山越。釜玉うどん発祥の店として知られる超人気店だ。ここに行く道中は言っては悪いが超田舎。交通の便もイマイチだし、本当に店が存在するのか不安になるレベル。 そんな不安を抱きつつ山越の近くまで来ると、そこにはたくさんの車が。しかもほとんどが県外ナンバーである。知らなかったらビビるレベルだった。しかし連休明けなのでこれでも少ない方らしい。連休時などはどれくらい混むのか考えるとちょっと恐ろしい。 店内に入り、名物のかまたまうどんをいただく。たしかに美味い。卵のまろやかさと出汁の塩気がマッチして、コシの強いうどんと調…

  • 156日目 台風一過

    9月23日、道の駅今治湯ノ浦温泉にて起床。夜中は台風の影響で強風が吹いていて、時たま風の音に起こされる時もあった。 6時ごろ側頭部に強烈な衝撃を受け飛び起きる。なんとテントの横に置いていた自転車が風で倒れてきたみたいだ。その下敷きになる。これで一気に覚醒したためこの後の撤収が早かった。結果オーライ。あー怪我しなくてよかったー。 7時半ごろに漕ぎ始める。出てからしばらくは強烈な横風っぽい向かい風。進行方向右斜め前からの風だった。漕ぎながら風に体を預けるように走るのは竜飛岬以来の経験だった。 普通に走るよりも体力を使うため息も絶え絶えになりながら走っていく。ふと横の田んぼを見ると 目の前から虹が生…

  • 155日目 裏目

    道の駅今治湯ノ浦にて起床。がしかし、大雨である。なぜならこの時台風が四国に最接近した日だったからである。 隙あらば出発しようと思い荷物を整理していたが一向に天気がよくならない。なので道の駅内の東屋で読書と昼寝。昼寝といっても午前中なんだが。 昼メシも道の駅で食べ、すっかりくつろぎ、だらけきってしまったらもう出る気はサラサラ無い。雨が小康状態になっても出発しなかった。 だがそんな状態でも腹は減るもんで夕飯がてら近くのマックへ行く。近くと言っても10キロほどある。まぁ30分も漕げばいいと思い出発。 しかし、その時に限って雨が強く降ってくる。この日一番の勢いだ。雨に当たりたくないから停滞したのにあっ…

  • 154日 なんとか四国上陸

    9月21日、見近島キャンプ場にて起床。腹が減って仕方がない。昨日から降り続いていた雨は今日も止んでなかったが空腹に耐えかねて出発する。 なんとか見近島を脱出し、ちなみにここも橋に復帰するまでに激坂を登らなくては行けない、隣の大島に渡ってコンビニに駆け込む。これでやっと文明に帰ってきた気がする。見近島キャンプ場へはちょっと多いかな?ってぐらいの食べ物と飲み物を持ち込むことをオススメする。 その後大島を抜け、最後の長ーい来島海峡大橋を渡れば四国入国である。ここからは四国編が始まる。 四国初日のこの日は今治市内で洗濯をして、温泉にふやけるまで浸かり、道の駅今治湯ノ浦で終了。実に6日ぶりの風呂であった…

  • 152日目 ビバ!しまなみ海道!

    9月19日、道の駅笠岡にて起床。この道の駅には畳敷きの24時間休憩所があるのでゆっくり休めた。 今日は広島に入り、しまなみ海道を通って愛媛入りする予定だ。 走り出してすぐに広島県へ。 今日はそこまでの距離は走らないので少しゆっくり目に出た。そのため40キロ先の尾道にはお昼頃着いた。そして着いた時後悔した。なぜなら尾道は僕の好みど真ん中の街並みだったからだ。できればゆっくり見て回りたかったが昨日会った人との約束の時間があったので泣く泣く諦める。それでも名物の尾道ラーメンはいただきました。 そして尾道と向島を結ぶ片道4分の渡し舟に乗ってしまなみ海道はスタートする。 言わずと知れたサイクリストの聖地…

  • 151日目 怒りの岡山

    9月18日、公園にて起床。どうやらこの公園、ポケモンGOのスポットらしく夜中もひっきりなしに車が出入りしていた。まぁ自分もポケモンGOユーザーなのだが。 朝から峠を越す。峠の頂上には鉄人達の像があった。 彼らはかの有名な赤穂事件を伝えた早駕籠である。なんと江戸からここ赤穂まで4日半で駆け抜けたという。何という速さだろう。ここから忠臣蔵は始まったとも言える。 その後赤穂城へも行った。ここも朝早いため誰もいなかったがそれが幸いしゆっくり回れた。 赤穂城を後にし再び峠を越す。峠を越すと備前焼で有名な備前市に入り、ここからは岡山県である。 はっきり言うが岡山市街の交通マナーは今まで見てきた中で最低であ…

  • 150日目 歴史を巡る、国道2号

    9月17日、快活にて起床。スランプから脱せるかは今日が勝負である。 起床時間は予定ジャスト。この時点で8割勝利が決まったようなものである。朝メシを食べて颯爽と自転車にまたがり、サイクリンググローブをはめて出発する。はずだったのだがグローブが見当たらない。昨日外して干しておいたはずなのに。辺りにも落ちていない。まぁあとで探そうと取りあえず神戸の坂を登って異人館街まで漕いで行く。 坂自体はそこまで大したものでは無かったが自転車が重い。気になったので途中のコンビニで点検する。するとあら不思議、僕の自転車のタイヤがロレックスのようにデコレーションされているではないか。 この謎のエンブレムを外すと、ブシ…

  • 149日目 大阪脱出

    9月16日、やっと、なんとか大阪を出れました。やっぱり一度居心地のいい空間を手にすると離し難くなるものですね。 この日は午後から大阪を脱し、神戸へ。 出た時間も遅かったため、着いたのは真っ暗になってから。それでも神戸の中華街は綺麗でした。ちょっとサイバーパンクな感じがたまりません。 走行距離 30キロにほんブログ村

  • 142〜148日目 ヨツ、大阪にて腑抜けになるの巻

    タイトルには腑抜けになると言ったがもともと腑抜けである。 次の日には高校で同じサッカー部だった友人の家に移り二人で飲みまくった。東京に出たサッカー部の奴らは頭がおかしいと言われた。確かに否定できない。関東に出たサッカー部の同期はとんでもなくすごい奴かとんでもないバカか、消息不明に分類できる。もちろん僕はとんでもないバカである。 その次の日には京都の大学に行った高校の陸上部のやつも含めて三人で飲みまくった。3人とも主に体育会の部活にしか友達がいないので卒アルを見て知らない人だらけだった。変な盛り上がり方をしたものである。 他にも道頓堀へ遊びに行ったり、バッティングセンターに行ったりカフェにこもっ…

  • 141日目 大阪突入でっせ!

    9月8日、和歌山のネカフェにて起床。まず朝イチでいままで散々お世話になった国道42号線の終点にご挨拶に行く。素晴らしい景色をたくさん見せてくれ、さらに4(ヨ)2(ツ)という縁を感じずにはいられない、I can't help falling in love with youである。出来る事なら国道87号線のステッカーと合わせて4287ステッカーにしたいところだが国道87号線は無い。残念無念。 ちなみにこれだけ言っておいて終点がどこか分からなかった。たぶんここである。このすぐ近くには暴れん坊将軍こと徳川吉宗公像と和歌山城がある。 そして大阪に向けて走り出す。しかし和歌山と大阪の県境はエゲツないほど…

  • 140日目 発祥地巡り

    9月7日、白浜の海岸にて起床。しかしテントを撤収した後の眠気には勝てず海岸のベンチで二度寝してしまう。公園のベンチだったため遊具で遊ぶ子供達の声で目がさめる。 親御さんたちと子供達からの視線を集めながら眠たい目をこすり出発。大丈夫、怪しい人じゃないっすよ。 白浜を出て田辺市を抜ける。田辺市には飲みたいクラフトビールがあったのだがまだ朝っぱら。くぅ飲みたかった。再訪を誓おう。 その後も海沿いをひた走る。途中印南町というところで鰹節発祥の地と知る。後で調べたのだが、この印南町で現在の鰹節に近いものが江戸時代に出来たらしく、それ以前にも鰹節はあったらしい。なんとその歴史は縄文時代からあったみたいだ。…

  • 139日目 紀伊国、木の国

    9月6日、潮岬キャンプ場にて起床。昨日とは打って変わり静かな夜を過ごせた。 朝、撤収していると隣にテントを張っていた人が話しかけてきた。その人はバイクで日本一周している人で久しぶりに日本一周勢と話せて楽しかった。話していてフィーリングがバッチリ合うのでつい話し込んでしまった。その方とは同じテントのメーカーを使っているし、日本一周しようと考えるし、サッカー好きだし、水曜どうでしょう好きだし、色々と合うところがあるのだろう。楽しい朝を過ごさせてもらった。 その方に見送ってもらって出発。相変わらずのアップダウンを進む。誰かのブログで見た、獲得標高のキャッチアンドリリースの意味がはっきりとわかる。登っ…

  • 138日目 きまぐれ天気

    9月5日、昼前ごろに起床。昨日眠れなかったこともあって完ぺき寝過ごした。とりあえず雨も上がったので本州最南端の碑で写真を撮りにいく。やっぱり荷物があった方が箔がつくかなと思ってわざわざ撤収する。 撤収したテントを速攻でまた貼り、洗濯し直す。 その後は串本の町に降りて電源を探して歩き回る。様々なアクシデントと天候不順により思ったより電気の消耗が激しかったためである。しかし田舎だからかなかなか見つからず、最後の望みをかけてツタヤに入った。 するとそこには珍しいトルコカフェが。しかもコンセント席がある。そういえばこの串本町はエルトゥールル号事件の場所だったことを思い出す。 カフェで充電しながらツタヤ…

  • 137日目 本州最南端

    9月4日、勝浦港にて起床。昨日の夜遅くまで釣りをしていたため寝坊してしまう。釣り人以外誰も来ないような場所だったので迷惑をかけずに済んだが出来るだけ早めに撤収した方がいいだろう。 天気もよく、気持ちのいい日だったので。ついボーッとしてしまう。港を行き交う観光船や漁船を眺めていたらいつのまにか太陽が高く登ってしまった。 とりあえず動こうと思い、昨日行けなかった那智大社へ向かう。日にジリジリ焼かれながら山を登って行く。 しばらく登ると那智大社へとつながる熊野古道の入り口、大門坂に着く。ここからはせっかくなので熊野古道を通っていこうと思う。 石畳の道を歩いていると不思議と落ち着く。周りは大木で囲まれ…

  • 136日目 世界遺産が続く道

    9月3日、公園にて起床。昨日とは違ってバッチリ目が覚めた。この日は国道42号線の最高地点、矢ノ川峠に挑む。前日に地元の方から楽なルートを教えてもらってはいたがやはりここは挑まないとと思い挑戦する。 なんてことはなくただその迂回ルートと峠越えどっちもあんまり変わらないキツさだったのでそれなら距離が短い峠の方がいいでしょ!という考えである。そう、僕は計算高く、計画性がある男なのだ。 出発してからすぐに尾鷲市に入る。漢字は“おわし”、だが読み方は“おわせ”なんだそうだ。尾鷲市にはマックがあったので充電しようと寄ってみる。しかし、コンセントはないと言われてしまいただただ朝マックを食べただけになってしま…

  • 135日目 復活!

    9月2日、東屋にて起床。昨日あまり寝付けずなかなかテントから出られなかった。しかしそうも言ってられないのでゴソゴソテントから抜け出し撤収。 どうやら昨日泊まった東屋は地元の方の散歩コースになっているらしく色々な人と話せた。地元の名物を教えてくれる人、ここからの山道で楽な道を教えてくれる人、それらの人々と話していると気が紛れてよかった。 何時から営業しているかもわからないのでなんとなく昼前頃に例の自転車屋に向かう。もちろん自転車を引いて歩いていく。歩いていると皆話しかけてくれる。徒歩旅もいいもんだなと思いつつ20分ほど歩き目的地へ到着。 こう言ってはなんだが本当にやっているのかやっていないのか分…

  • 134日目 魔境、紀伊半島

    9月1日、公園にて起床。毎月1日には和菓子で有名な赤福が「朔日餅」というものを出すらしくあわよくば食べようと思い5時ごろ目を覚ます。しかし、東京でも見たことがないくらいの大行列で心折られてしまう。 どうりで昨日泊まった公園の駐車場が一杯だったのか、みんな車中泊しながらでも食べたい朔日餅とはどんなものだろうか、そんな風に興味は湧いたが行列に並ぶのが死ぬほど嫌なので伊勢神宮に朝イチで参拝する。 大体観光地は朝行けば空いてるものだが1日の伊勢神宮はどうやら違うらしい。前日の方が空いていた。 それでも神々しい雰囲気はなんら変わっていなかった。図らずも二年参りならぬ二ヶ月参りを済ませ、テントに戻って撤収…

  • 133日目 神域

    8月31日、快活にて起床。本日は伊勢神宮に参拝する。すでに身が引き締まる思いだ。 まずは外宮へ参る。天照大神の台所係の豊受大神が祀られている。すでに今まで行った神社とは別格の雰囲気を感じる。 多くの観光客がいる中、観光地にありがちな安っぽさは全く感じない。一歩一歩砂利敷きの敷地を歩いていくと外宮に到着。しっかり作法に則って参拝する。 その後外宮の別宮である多賀宮へ。荒御魂を祀っているためこれからの旅に向けてやる気を注入していただく。 そして外宮を後にしようと思い、出口へ。そこでふとなんとなく振り返ると木々の間から外宮の茅葺き屋根が見えた。これぞ日本のチラリズム。他国の宗教建築とは違う地味さ。し…

  • 132日目 伊勢神宮へひた走れ

    8月30日、道の駅津かわげにて起床。朝は大雨のためテントを撤収した後もしばらく待機する。 1時間ほど待っているが一向に止まないので雨装備を整えて出発する。雨の中走るのは面白くもなんともないし、故障のリスクも上がるし、汚れがひどいしで全く好みではないのだが仕方ない。 雨装備にするとみすぼらしさが増す。悲壮感すら漂う。 雨は止んだり降ったりを繰り返す。途中第三銀行という銀行があり、地元の第四銀行の一個前だ!と喜んでいたが調べてみると何も関係なかった。 松坂市に入ったところで松浦武四郎記念館の看板があったため予定外だが寄ってみることにする。北海道の名付け親として知られる武四郎の名は北海道を回っている…

  • 131日目 三重に合間見えん

    8月29日、天候は久々の晴れ。この後も雨が続くみたいなので今日距離を稼いでおきたい。 思ったよりも長い間お世話になったゲストハウスを後にし名古屋の道を駆け抜ける。みんなから見送ってもらって心強かった。 するとすぐに三重県との県境へ。 三重県に入ってからはひたすら住宅街と田んぼが続く。面白みはないが走りやすい。と思いきやバイパスやらで走りづらい。今振り返って見ても静岡、愛知、三重の道は自転車で走ることを全く想定していない。どんだけ蔑ろにされてんだ。余暇に力を入れれない国は滅びるぞ。 とまぁそんなことを考えながら工業地帯の四日市市に入る。 デカイ工場を見ながらデカイトラックが通る道を走る。そりゃ物…

  • 127〜130日目 名古屋ってデカイね

    8月25日、昼過ぎに二日酔いと共に起床。自転車屋巡りに一日中費やすかと思いきや最初の自転車屋さんが頑張ってくれるらしい。名古屋でも優しい自転車屋さんに会えて幸せである。この後紀伊半島の山の中で死ぬほど恨むがそれはまた後の話。 それ以外は宿で映画版AKIRAを見たり、マンガのベルセルクを読んだりしていた。ちなみに僕の親父はAKIRAである。 8月26日、名古屋城へ行く。しかし入場料の壁にぶち当たり撤退。戦略的撤退である。さすが名城。あ、名古屋城って略すと名城になる。いい城という意味の名城と名古屋の名がかかってるね〜。 次に熱田神宮へ。織田信長が桶狭間の戦いの前に参拝したと言われる神社である。その…

  • 125・126日目 停滞&名古屋突入

    8月23日は雨のため停滞。それとなぜか身体が重い。軟弱軟弱!!! 夜には雨が上がったので浜松駅の周りを歩いてみる。そこら中に餃子の看板が見えたが宿泊費が結構かさんでいるのでグッと我慢する。 8月24日、天気も良く出発。早速本来の目的地であった浜名湖に到着。 進行方向的に右に浜名湖があったのだが東海道新幹線の線路があるため全然見えなかった。もったいない。 浜名湖をあとにすると潮見坂へ。ここが本日の行程で唯一キツイところである。しかし今までの峠やら何やらに比べれば楽勝。と思っていたがギアの変速がどうやらおかしい。歯飛びといって噛み合わない状態が続く。この違和感は箱根から感じていたが楽観的に考えてい…

  • 124日目 富士山にフラれて

    8月22日、再びネカフェにて起床。さすがに今日は出発する。 富士市から抜け際に峠を越えないとかなと思っていたが昨日調べてみたところ抜け道のような道があるのでそこを進むことにする。昨日止まってた成果もあったもんだ。 しかしながらわかりにくい道には変わりない。富士川を越えてから一気に分かりづらくなる。 結局富士山お膝元の富士市に2日いたが一回も富士山の姿は見えなかった。ちなみにこれからの静岡の長い道のりでも見えなかった。今回の旅は富士山とは御縁がなかったようだ。 わかりにくい道のため時折スマホを出し保存していた地図を頼りに進むがよくわからない。そんな時たまたまロードバイクに乗った地元の方が通りかか…

  • 123日目 富士市にて停滞

    8月21日、富士市のネカフェにて起床。昨日の箱根越えのダメージが思ったよりデカかったので全く体が動かない。 そのためこの日は休養日とした。 起きては寝て、起きては寝ての繰り返し。東京で鈍りきったのは身体だけでなく精神もだった。自己嫌悪に苛まれながらも、まぁいっかと思ってしまう自分もいる。走行距離 0にほんブログ村

  • 122日目 箱根の険は日本一!!!

    8月20日、ふみや家にて起床。これまで散々お世話になりました。ふみやのお父さんに見送られ出発。暑くなりそうな予感がする朝だった。 それでも朝は涼しく、快調に進む。1時間もかからずに小田原に到着。 上の写真は小田原城。の近くにあるういろう屋である。さも自分が小田原城のような顔をしている。水曜どうでしょうでも登場していて、一度見てみたかった。 そして小田原を抜けるとついに箱根である。毎年正月の風物詩、箱根駅伝は祖父母の家で毎年見ていた。いや、ついていたと言うのが正しい。いとこの大学と自分の大学が出場している時は割と力が入るがそれ以外はそこまで注視していなかった。しかし自分が箱根を越えたことでこの見…

  • 120・121日目 いざ鎌倉へ、そして平塚へ

    8月18日、大学の友人であるふみや家にて起床。昨日一緒にサッカーを見たメンバーで雑魚寝。僕が一番起きるのが遅かった。やっぱり走行の疲れがあったのだろう。遅い朝食を済まし、向かうは鎌倉。 鎌倉は昔から大好きな街だった。なぜかあの独特な雰囲気に惹かれていた。そのため今までに何回も行っているので特に観光するわけではなかった。 ふみやの車に乗って海沿いを走る。サーフボードを自転車に載せた上半身裸の人達ばかりだ。 そして渋滞を抜けて向かったのは鶴岡八幡宮。旅の安全を祈願した。 これで鎌倉終了。ふみや家に帰宅し、夕飯はご両親と一緒に近くの居酒屋へ行った。どの料理も美味しかった。あんな店が近くにあったら通っ…

  • 119日目 脱・東京

    8月17日、約3週間いた東京を出発する日になった。気づけば旅を始めて100日を超えていた。東京ではアルバイト、友人と会う、寝る、食う、そんなことしかしてこなかった。久々に会う割には懐かしさのかけらも感じない奴ばっかりだった。でも、そんな友人達がいる東京はやっぱり楽しかった。 アルバイトは大学入学からずっと続けている焼き鳥屋で働かせていただいた。気づけばキャリア四年目。ベテランの域である。バイト全員が同じ高校という奇妙なバイト先ではあるが、やはり働くのは楽しかった。 バイト先の店長には旅中とは思えないほど美味しいご飯に連れて行ってもらった。お陰で東京いる間に5キロぐらい太ってしまった。意味は違う…

  • 95日目 死にたいくらいに憧れた、花の都大東京

    7月24日、快活クラブにて起床。無料サービスの朝ごはんをしこたま食べ、出発。関東に入ったからかは分からないがとても暑い。今までの地域では体験したことのない暑さだ。 ひたすらに国道6号線を進む。途中バイパスみたいな道もあったが自転車進入禁止の標識も無いので走る。ほとんど高速道路のような中を走る。 千葉県に入る前に日清の工場があった。 カップヌードルの看板からは常に湯気が出ていた。確実に麺は伸び伸びだろう。ちなみにこの看板を見て昼飯はカップヌードルにした。まんまと広告戦略に引っかかる自分が情けない。美味いから仕方ない。 そして千葉県に突入。 それほど街並みも変わらない。そして約1時間ほど走るとスカ…

  • 94日目 関東突入

    7月23日、いわきの実家にて起床。本当に実家のように優しくしていただいた。ついに慣れ親しんだいわきを離れる日になる。 お母さんが妹さんのところに用事があるらしく途中まで軽トラにチャリを載せてもらう。といっても運転は僕が行う。なぜか日本一周始めてからの方が車に乗る機会が多い。なんでだろう。 車なのですぐに茨城県に入る。長かった東北を抜けてついに関東に突入だ。 途中お昼をご馳走になり、妹さんがいるひたちなか市の勝田へ向かう。そこで妹さんは魚屋さんを営んでいる。無事、勝田までたどり着いたらおやつ代わりとばかりにマグロ三昧。先日、マグロよりカツオだなぁとか言っていたがやっぱりマグロも美味い。甲乙つけが…

  • 92・93日目 いわき満喫、いわきは最高

    7月21日、若干お酒が残った重い頭で起床。久しぶりのベッドに埋もれるように眠ったため大いに寝過ごす。この日は雨だったのでもう1日お世話になる。 この日は一日中ゆっくりと過ごす。小さい子供と遊んだり居間でだらっとしたりしていた。 夜は再び宴会。特に美味しかったのはカツオのお刺身。 日本海側で生まれ育った僕にはカツオを刺身で食べたことがなかったのでカツオの刺身ウメェェ!!となった。赤身のネットリとした食感、味、ニンニク醤油との親和性。全てが最高だった。マグロの赤身より好みかもしれない。この日も美味しい食事とお酒、楽しい夜となった。 7月22日、この日も雨。本当に嫌になるくらい雨が続いている。この日…

  • 91日目 セブンイレブンでの出会い

    7月20日、6時前に道の駅ひらたにて起床。しかし起きたら雨が降っていたのでいつでも出発できるように荷物を全て撤収し、自転車に積んだのち二度寝に入る。何度か起きて外を見るが雨。こりゃ午前中は無理かなと思っていたら10時過ぎに突然の晴れ間が。こりゃ行ける!と自転車に戻るとそこには一本のポカリが。誰かが差し入れに置いてくれたのであろう。 そして出発しようとした時、そのポカリを置いてくださった親子の方が話しかけてくださった。何でも小さい娘さんと握手してほしいらしい。こんな小汚いバカと握手したいなんて変わった子だなぁ。それでもこういう風に誰かから応援されるってのは気持ちがいいもんですな。 親子の応援に心…

  • 90日目 4号線をひたすら南下!

    7月19日、道の駅くにみにて起床。天気予報では朝から雨だったが起きてみたら快晴。有難いやら騙されたやら。 もう梅雨が明けたのかと思うほど暑い天気である。汗が滝のように流れ落ちる。福島市を抜ける道も基本登り坂。斜度自体は大したことは無いがだらだらと続く長い登り坂に体力を奪われる。 福島市街 そんな時にアサヒビールの工場の横を通る。ついつい生唾を飲んでしまう。ビールは貧乏旅人の僕にとっては高級品。浴びるように飲みたい衝動に駆られる。 そして次の大きな街、郡山市に入る。ここからはクソつまんないが走りやすい国道4号線に別れを告げ海沿いのいわき市に繋がる国道49号線に入る。ちなみに郡山市から49号線を右…

  • 89日目 福島突入

    ご無沙汰しておりました。四柳です。東京を既に発っております。記事が溜まってしまって申し訳ありません。 7月18日、仙台市内のやすくんの家にて起床。出発に備えて長めの睡眠をとったものの相変わらず眠い。やすくんは朝早くに仕事へ向かう。高校からお世話になっている先輩のスーツ姿、見知らぬ街で一人働く姿に少し感じるものがあった。 そんなこんなで準備を整え出発。ちなみに時刻は11時過ぎ。相変わらず準備が遅い。 しばらくは仙台の街中を走る。交通量も多く走りづらいのでイラつく。都会の街は荷物満載の自転車で走るには適さない。変な目で見られるし。 しばらく走ると景色がガラッと変わる。いままでの日本全国で見られる郊…

  • 仙台満喫 87.88日目

    7月16日、高校の先輩、やすくんの家で起床。絶賛二日酔いだ。旅に出てから酒が弱くなってしまった。むしろ今までが飲み過ぎだったのかもしれない。 午前中は家から出ないで午後から活動開始。と言っても四時から仙台の街中にでてユニクロで短パンを買っただけ。今まで短パン一つしかなかったのです。そしてその短パンは酷使された結果この世のものとは思えない臭いを放ち、黒ずみ、穴が開いてしまったのです。しかし、彼にはまだまだ頑張ってもらう。 そして仕事終わりのやすくんと合流し再び飲みまくる。仙台のウマイ居酒屋でしこたま飲む。家に帰って速攻寝落ち。今日も極楽気分。 7月17日、やすくんの家にて起床。再び二日酔い。デジ…

  • 仙台 86日目

    7月15日、道の駅上品の郷にて起床。朝から蚊に刺されまくって不愉快だ。テントを張るのをめんどくさがった自分が100%悪いのだが。それにしても蚊はなんで痒い成分を流し込んでくるんだろう。痛みと正面から向き合って欲しい。逃げるな。 そんな事をしていたらヒッチハイカーの人は先に車を捕まえて出発し、チャリダー3人組で走り出すことにする。目指すは日本三景の一つ、松島。道中は少しずつ都会感が増してくる。 そして松島四大観の一つ、「壮観」大高森に着く。少し山を登って開けた松島の景色はたしかに壮観だった。ちなみに後の三つは「麗観」「偉観」「幽観」である。 曇りなのが大変悔やまれる。それでも素晴らしい景色だった…

  • イベント: ずんだ 85日目

    7月14日、道の駅林林館にて起床。と言うかほとんど眠れず。今考えてもなぜかわからない。そんなデリケートな男ではないはず。 朝起きたら雨。予報どおりだがやっぱり残念。午前中は雨が止まず道の駅に停滞を強いられる。この道の駅で宮城の特産品、ずんだ餅が売っていたので昼食代わりに食べる。 まぁ、、ずんだっ!!って感じの味だった。枝豆の甘さが脳天にダイレクトで響いてくる。 午前中でやった事と言えばあとは自転車の整備である。僕は自転車に関してはズブの素人でパンク修理すらおぼつかない。それでも旅をしていると注意して見る点などが分かってくる。それらのポイントを目視で確認、ネジは増し締めをして、チェーンには油を注…

  • 三陸海岸とお別れ 84日目

    7月13日、起床。今日はいい天気。むしろ暑すぎるくらい。天気の高低差半端ないって。 二日間お世話になった越喜来ラブラブハウスを後にし、まずは街の名所、三陸大王杉を見に行く。聞くところによると屋久杉と同じくらい古くてデカイらしい。空き地を抜けて階段を登り 神社の横を通って杉を見上げる。 たしかに威圧感すら感じさせる巨木だった。またそこから見える街並みも美しく見えた。 一昨日登るはずだった峠を登り始める。みるみるうちに高度を上げて行き、2キロの道を30分かけて登った。登ったところにある道の駅で休憩。まだここからもこれまでと同じかそれ以上の高さまで登り、しかも傾斜はよりきつくなる。だいぶ二の足を踏ん…

  • 雨と温泉 83日目

    今日はそんなに書くことが無いので短めに。越喜来ラブラブハウスにて起床し、即二度寝。なぜなら雨がガッツリ降っていたからである。天気予報がどんぴしゃりだった。 10時頃管理者の方が来る。なんと温泉まで車で送ってくれるそうだ。結構な山道を抜けて温泉に入り、極楽気分に浸る。 温泉♨️ 温泉まで迎えに来ていただき再び宿へ。そこからはダラァ〜っとした時間がひたすら流れ、寝て、起きて、メシ食って、本読んで、寝るって感じになった。 雨は常に降っていた。本当にここに来れてよかった。何かの縁でしょうか。 明日は予報では晴れるようなので早めに寝る。 宿内の様子 走行距離 0 越喜来ラブラブハウス→越喜来以下省略

  • 突如現れた愛の館 82日目

    宮古の河川敷にて起床。流石に今日は走る。これからの天気もあまりよろしくないので東屋のある道の駅に向かって走る。 必然的に旅をしていると屋根と壁を求めて探し回る。雨が降ることがわかっていれば尚更だ。そんな時にGoogle mapのストリートビューほど便利なものは無い。できればそういったものに左右されない、完全な自由を求めたいのだが。 30キロ走って道の駅やまだにて休憩。ベンチに腰掛けて昼メシを食べていたらたくさんの人が声をかけてくれた。東北の方は皆優しい。北海道と同じか、それ以上に声をかけて応援してくれる。毎日道は厳しいが人は優しい。 その後は大槌町、釜石などニュースで聴き馴染んだ街を通る。どこ…

  • 宮古は良いとこ 80・81日目

    7月9日、10日はなんとなーく停滞。ちょっと疲れがたまっていたかもしれない。 野営場からほど近い場所にマック、スーパーが揃う好立地。ここに住みたいとさえ思った。 駅前は昔ながらの商店街と新しい店が程よくブレンドされていて良い雰囲気だった。お金があれば飲み歩きたかった。またの機会に取っておくことにする。 銭湯も昔ながらの作りで、鏡には二桁の電話番号まで付いていた。なにからなにまで完璧だ。 それとこの停滞中に堀くんの知り合いの方が来た。彼はカブで日本一周しているらしく、3つのテントが並ぶある種異常な光景になってしまった。近隣住民の方々、ご迷惑おかけしました。 二人で行った横丁の風呂屋の世界 走行距…

  • 万里の長城があった街 79日目

    7月8日、道の駅たのはたにて起床。昨日のダメージが残る足を引きずるように準備して出発。 三陸海岸沿いの国道45号はとにかく登って下るの連続。例外はない。 しばらく走ると田老という集落に出た。そこには見たことがない景色が広がっていた。 ドデカイ防潮堤と更地になった街。真新しい道の駅や野球場。この街には高さ10メートルの壁があり、万里の長城と謳われるほどだったのだが、東日本大震災によって引き起こされた津波はその壁をやすやすと越え街に流れ込んだらしい。 旧防潮堤に登り街を見回すとよくわかる。山沿いには家々が立ち並んでいるがある一線からは新しい建物しかない。 一方で震災当時のまま保存されていた建物もあ…

  • 極上のラーメン 78日目

    7月7日、道の駅くじ裏手の公園にて起床。しかし生憎の雨。停滞が濃厚だがとりあえず午前は様子見、昼にもう一度検討しようと決めテントに潜り込む。 11時ごろになるとだいぶ雨が小降りになってきたので近くのあまちゃんハウスへ向かう。僕はリアルタイムで見ていたと思うのだが全く話が思い出せない。人物相関図をみて、あーこんな人もいたなー、としか思えなかった。 劇中でも登場したジオラマ あまちゃんハウスを後にし向かったのはラーメン千草。この店は我が心の師匠、石田ゆうすけさんイチオシのラーメン屋なのだ。しかもだいぶ有名なお店らしい。僕らが入った後も続々とお客さんがやってきてあっという間に満卓になり、並んでるお客…

  • やらかした 77日目

    7月6日、道の駅はしかみ内のたこ焼き屋さんにて起床。壁と屋根は偉大である。ぐっすり眠ることができた。テントも張ってないので早々に準備が整い出発。今日はきつい道のりになる予定である。しかし、数時間後には違う意味できつい道のりになる。 快調に飛ばしてあっさり岩手県に突入。いつ岩手県に入ったのかも分からないくらいあっさり入ってしまった。国道45号を一路南へ下る。この道はリアス式海岸に沿って延びているのでアップダウンが死ぬほどきつい。ほとんど平坦な道はない。それでも朝の快調さそのままに久慈市内へ突入。久慈の街の数キロ手前にドライブインのようなものがあったので立ち止まって休憩する。 自販機で飲み物でも買…

  • 本州再上陸の巻 76日目

    7月5日、フェリー内にて起床。朝の3時半に入港予定なので大分早起きである。自転車は車に先駆け、一番に出る。2ヶ月ぶりの本州の空気を胸いっぱいに吸い込み北海道とは微妙に変わった本州の雰囲気を感じる。フェリーを降りて新しい場所に来ると多少センチな気分になる。 流石に真っ暗なのでフェリーターミナルの中で寝させていただく。ほんの数時間だけ。夜が明けたらすぐに出ていくから少しだけ。 と思っていたら昼まで寝過ごした。本当に申し訳ありませんでした。 この時間から長距離走るのもめんどいので先ずは昼メシを食べる。向かったのは八食センター。八戸の少し内陸にある市場兼食堂の集まり。例えるならキレイな築地場外市場。 …

  • さようなら、北の大地 75日目

    7月4日、道の駅にて起床。昼からの雨が心配なので早めに出発する。一応朝のウトナイ湖も見ていこうと思い。湖畔に出る。すると三羽の白鳥が佇んでいた。こっそりと近寄っても逃げない。よっぽど人馴れしているのか、バカなのか。取って食うぞ。お前美味いらしいからな。 人馴れした白鳥に別れを告げて苫小牧市街へ。苫小牧は都会だったが朝早いためどこも開いてなかった。それでも朝食に寄りたいところがあった。苫小牧港にほど近いマルトマ食堂だ。ここはザ・魚市場の食堂と言った雰囲気で新鮮な魚介類が安く、多く食べられる。朝7時前にもかかわらずすでに先客が列をなしていた。別に急ぐわけでもないので気長に待っていると20分ほどで店…

  • 親友よ、ありがとう 64〜73日目

    6月23日〜7月2日は自転車の修理の為札幌、朝里にて停滞。中学時代からの友人とその家族に大変お世話になった。おかげで自転車を待つという不安な時でも安心して過ごせた。本当にありがとう。 それと桃岩で知り合った島津とも小樽でまた会うことができた。再会は旅の醍醐味とも言える。相変わらずの優男っぷりを発揮していた。 そんなこんなで7月3日、自転車も治って体調も万全、天気はイマイチだったが再出発の日になる。久々の走行にワクワクと不安の混ざったなんとも言えない気持ちで出発する。これまでお世話になった友人宅を後にして札幌市街を走り抜ける。 札幌ドーム、結局日ハムの試合観に行かなかったな 千歳市まで漕いで道の…

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