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sig de sig https://sigdesig.hatenablog.com/

バイク、模型製作、ハンドメイドなどなど。風情と趣きを求めてさまよう五十路ライダーの一人遊び日記。

仕事や生活に役立つ情報や裏技などは何もありません。たまにニヤリッとしたり、そこはかとなく心に響く様なブログを目指します。

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2019/08/09

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  • 網膜が弱い

    この夏の事である。急に右眼にゴミクズの様なものが浮かんで見える様になった。今は福祉関係のお手伝いをしていて、忙しかったので疲労が目にきたのかな、と思っていた。 ネットで検索すると、飛蚊症【ヒブンショウ】というらしく、まず多くのケースが放置しておいても別に、、、みたいなことが記されている。 「飛蚊症は心配あれへん、ワシもいっぱい飛んどんがな」と友人が言っていたのを思い出す。中には飛蚊症に効くツボまで紹介されているのでそれを見ながら指をつまんだりしていたワケである。 ところが知り合いの看護師に 「それはいけない、今すぐ診察!」と叱られた。自分は一昨年に同じ右眼で病気にもなっている。念の為かかりつけ…

  • いやまあ別に

    余命を宣告されたとか言うわけでは全然ありませんのでご心配なく。 色々あってとりまぎれております。 相変わらずアホな考え事したりプラモデル作ったりバイクに乗ったりは、してます。 時々が、ごくたまに、になっただけで。 そのうち慣れると思います。

  • to M

    大空へ 海へ ふるさとへ 私はもうすぐ 還っていく 私の短い人生は 私の生き方で生きたから もう一度 若い頃へ 戻りたいと思う事もない 私の好きだった あの人も今では もう死んでしまったかしら・・・ 老人のつぶやき オフコース May you rest in peace.

  • カンコンソーサイ?

    自分で仕立てた冠婚葬祭用の時計を得て、安心しているブログ主であった。 これでソーシキでもケッコンシキでも何でも来い、である。 ところが、ところが・・・ 老父母が家族葬にしたいと言い出した。 聞けば、親戚や知人が次々病気になったり亡くなったりして身内ですら遠方だと年末の喪中欠礼状でようやくその逝去を知る、という具合らしい。自分たちの葬儀に一体何人が参列するのか、甚だ怪しくなってきてのう、などと呟く。齢九十も越えればまあそんなものかも知れぬ。 一般的な大型葬儀というのも大変である。祭壇の見栄えがどうとか献花の並び方がアレだとかの段取りに追われ、見も知らぬ大勢の参列者の前で要らぬ気を遣い、弔電や焼香…

  • SEIKO 5_その10「腕に輝く地上の星」

    この優秀極まりない「2号」のキャリパーを前回磨いた「1号」のケースに組み込む事にした。ニコイチするのはなんだかイクラウニ丼を馬鹿みたいにかきこむ贅沢モンみたいで気が引けるが、考えてみればこの2台がウチにやってきたのも何かの縁だ。その2つのSEIKO 5の歴史を合体させ、新たに自分の腕で再び時を刻ませることができるのだ。それも供養というものではないか。使われなかった1号のキャリパーや2号の本体ケースも報われよう。 1号(本郷猛、、、違う違う) 2号(一文字隼人、、違うって) その姿がこちら。 ケース「1号」が「実直」キャリパー「2号」が「謹厳」であわせてめでたく「謹厳実直」となり、このSEIKO…

  • SEIKO 5_その9「星の真の実力」

    SEIKO 5 「星の2号」のデータを月曜から土曜まで6日間連続でとってみた。 貧相な腕で申し訳ない 月曜朝に2分(150回くらい)振ってゼンマイを巻いて、あとは日中12時間着用、夜12時間は机の上に平置き。これを毎日繰り返す。自分は事務作業中などは時計を外す方だが、データの均一性のために我慢してずっと腕につけいていた。 これでどこまで持つか?そして精度は? 結果、このSEIKO 5「星の2号」は途中で一切ゼンマイを巻くことなく一週間を乗り切った。連続稼働時間160時間を越える。(腕につけてる限りは延々動くんじゃないだろうか、と思う) 土曜の夜8時頃に外してそのまま日曜はお休み、ということで丸…

  • SEIKO 5_その8「星の2号」

    ご乱心のSEIKO 5のキャリパーを前に思案投首のブログ主である。 あれほど苦労して磨いた本体が無駄になるのは忍びない。 もう一度似たようなデザインの程度の良い中古を買って中身だけ入れ替えようか? むろん次のキャリパーも同じ様な結果になる可能性は十分ある。 新品を買って入れ替えればそりゃあ確実だが本末転倒も甚だしい所業だ。 これに懲りて中古時計に手を出すのをキッパリやめてしまえば利口かもしれない。 しかし、たまたまハズレを引いただけとも考えられる。たかだか一回の経験だけで全てをわかったような気になるのはブロガーの悪いところだ。ビビっていてばかりでは人生つまらない。 こうなりゃ意地である。いわゆ…

  • SEIKO 5_その7「狂乱の星」

    とても綺麗になったSEIKO 5を見てご満悦のブログ主である。 さっそく腕に巻いてみたい。 そういやあ手元に牛革のクロコの型押しベルトがあったな・・・ ハミルトンカーキ用に買ったものだが雰囲気が合わないと感じてお蔵入りしていた。ブログ主の引き出しにはこんなのが山ほどある。 これも断捨離の一貫、とばかりにとりあえずコイツを流用することにした。ただし、これは20mm用。あいにくとSEIKO5のラグ幅は18mmだからそのままでは合わない。ええいと両サイドを1mmずつカットしてやった。 ちょっと手作り感満載だがそれも本体のヤレ具合に似合っていい感じだ。この辺り”冠婚葬祭用の無難な腕時計”というコンセプ…

  • SEIKO 5_その6「星にガラセリウムを 」

    ここで硝酸セリウム、というものの存在を知る。 この薬品はなんとガラスの表面を溶解させるという。車のガラスの飛石の傷などに使われるそうだ。ミネラルガラスなら時計の風防にも使えるらしい。商品名「ガラセリウム」と言う。こんなものがあったとは〜!自分は大喜びでポチったのは言うまでもない。 研磨剤と練り合わせてあるものを買ったらかなりドでかい瓶が来た。「おじいさんの古時計」を10個は磨けそうである。よく混ぜろ、とあるから小瓶に取ってこれでもかというほどかき混ぜる。なんだかネバネバして糸を引くものを恐る恐るガラスの盤面に付けてみる。シュウっと煙が上がって見る見るガラスが溶け出し・・・ ・・・というような事…

  • SEIKO 5_その5「星のガラスに涙」

    次はガラスだ。 傷だらけではあるがヒビ割れは無し。フチのカケはどうしようもあるまい。ガラスを磨くのは初めてなのでどうなることか、不安もあるが、未知の世界にチャレンジするワクワク感もまたある。とりあえず荒めの240番のペーパーからスタートする。 か、硬ってえ〜。 磨き傷は付くが削れている感触がなく、傷が取れない。ガラスという奴はなかなか骨がある。真っ白になったガラスを見て、今更引き返せないな、と思う。 石鹸水をつけながらガーシガシガーシガシをひたすら繰り返す。食いしばった顎が引きつって口が開かなくなるほど削る。プラとは違う。そらもうかったい硬い。ミネラルガラス磨きに比べればプラモ磨きなど赤子のハ…

  • SEIKO 5_その4「地上の星を磨く」

    50年前のSEIKO 5から機械部分を取り出した。 次は外装の金属ケースを磨くことにする。 まずは平面でやりやすそうな裏蓋で小手調べ。 小傷だけなので軽くサンディングスポンジをあて、リューターで青棒、ピカールなどをつけてバフがけ。そこそこ綺麗にはなった。 お次は本体ケース。 やはり傷は多く深い打痕も見られる。 これらの傷あとは前の持ち主との暮らしで付いた、いわば過去の記憶である。自分の所で再スタートを切るのだから、過去を全て引きずるのではなく、ある程度は自分の手できれいにしてやりたい。 しかし深い傷まで消そうとすると番手の荒い金属ヤスリが必要となる。あまりゴリゴリやるとエッジの稜線がナマクラに…

  • SEIKO 5_その3「機械仕掛けの星」

    50年前のSEIKO 5を手に入れた。 まずは機械が正常に稼働するかテストだ。手に持って2分ほどゆっくり振ってやる。 そう、このSEIKO 5、リュウズでの手巻きに対応していない。自動巻の手巻き機構は複雑でキャリパーにも負担が大きいらしい。コスト、信頼性の観点から採用されなかったという。 更にはリュウズを引いて秒針を停める、いわゆるハックもない。 ハックとはミリタリーウォッチが元祖の機能である。その名称は分隊全員が"ハック!"の掛け声と同時に時計を合わせる所からきている。「12時15分に橋を爆破するからそれまでに撤退せよ」的な作戦では必須な機能なのだろう。いかにもミリオタが嬉しがって垂れそうな…

  • SEIKO 5 「地上の星を掘りおこす」

    SEIKO 5、いーよなぁ、欲しーなぁ・・・とぼんやり考えながらネットをウロついてたら・・・ オークションサイトなどで中古のSEIKO 5というものに行き当たった。棒に当たれば犬も歩く、のことわざ通りである。なんと千円代くらいから手に入る。そらまあ傷だらけのボロボロだが、これを磨いてやったらどうだろう。 以前、とある芸能人がそんなことをして楽しんでいる、とのネット記事を読んだことがある。外し的オシャレ狙いだろうけれども。オールドSEIKO 5は機械的耐久性に優れていて古くても結構実用になるらしい。時計のオーバーホールまでは出来ない自分にはおあつらえ向きだ。 おう、こいつぁ楽しそうだ。 古いもの…

  • SEIKO 5「地上の星を求めて」

    さて、話題をSEIKO 5に戻す。 この先、自分も相方同様、喪主になりそうな案件が控えている、とは以前にも書いた通り。 現在のフォーマル用時計はスイス製の有名ブランド時計である。80年代にお祝いで貰ったものだ。シンプルなシルバー色で、相当古いものだし例の王冠印の方ではないから脂切ったいやらしさは抜けていると思って冠婚葬祭に使ってきた。 しかし「究極」を意味するとかいうそのブランドマークがなんだか疎ましく感じてしまう今日この頃である。 ブログ主のライフスタイルで重視するのはデザイン性、機能性、実用性だ。権威主義やスノビズムは最も好まぬところであるし、一般的にもいまや高級腕時計自体がアナクロニスト…

  • 腕時計いらず

    こうやって腕時計の話をしていると、 いや、そもそも腕時計なんて今の世の中必要ないでしょ!という人が必ず現れる。そして言う「駅でも会社でもPC画面でも時計なんかどこにでもある。なければスマホ見りゃいいんすよ!」 ナルホドそれは一つの意見だろう。 しかし一方で、腕時計があった方が何かと便利、という考えの人も当然いる。 「出先で時計探すとか、スマホ取り出す方が面倒だ。Mrスポックじゃあるまいし体内時間など当てにならない。腕時計しない連中はそもそも時刻を知ろうと思い立つ回数が少ないのではないか、だからそんな他力本願で事足りるのだ」・・・なんか言うのである。 さらにさらに、腕時計をしない人間は社会人失格…

  • チプカシの人あたり

    作業用時計としては不採用となってしまったチプカシ君はどうなった?「どなたでも出来る簡単な軽作業。時給応談」にでも使われているのか?はたまた引き出しの奥に眠っているのか? そうではない。 老父母の家に介護に行く時に腕に巻くようにしている。大工作業ほどハードさは要求されないし、薄くて軽くて楽だから。 それだけではない。 介護の場面ではコイツの肌あたりの良さが活きる。薄いから引っ掻けない。多少擦れてもウレタンバンドにプラケースは相手の肌を傷つけず、プラ風防だから触れてもヒヤリとしない。そう言えば看護師などの腕にチプカシを見掛けることも多い。医者は、、、流石にいない様だ・・・ それだけではない。 身に…

  • Seiko5は地上の星である

    さて奥方のSEIKO 5、つらつら眺めるだに「これイイよなぁ」となっていた。 機械式時計ならではの重厚さと有機的なメカニカル感。加えてSEIKOの信頼性と安心感。実にオーソドックスで外連味がない。金属ベルトは昭和感が残るが本体の質感は上々。革ベルトに変えれば見違えるだろう。それが諭吉お一人。 なぜこんなにお手頃価格なのか。というかなんでイマドキ普及版の機械式時計をSEIKOが作っているのか。そしてなぜ国内正規販売はしていないのか?(先頃、一部の大径スポーツモデルのみ新ロゴに刷新し国内販売されたが)疑問と共に興味が湧いて出た。 調べるとSEIKO 5は中南米、または中東などがメインマーケットだと…

  • 冠婚葬祭用メカニカル

    自分の相方同様、腕時計はチプカシやG-SHOCKで押し通すという人も多かろう。時代はミニマル、ライト感覚である。因習や一時的なトレンドやらに踊らされる事なく、無理しない自然体なスタイルは好ましく思える。21世紀的人間合理主義とでもいうべきか。 しかるに・・・ 世には冠婚葬祭というものがある。 こういう方面はまだまだ合理主義は未開化で、やれ焼香の順番がどうの献花の並べ方がどうのとおどろおどろしい八つ墓村的世界が残っている。最近では「平服でお越しください」なんて葬式案内状も多いが、うかつに黒のタートルネックにジャケットくらいで行ったら目も当てられないほど浮いてしまう。 なので相応の年齢でまっとうな…

  • 電波ソーラーの罠

    さて一方、相方は軽くて気兼ねのない所が気に入ってチプカシばかりする様になる。メインの国産ブランドの腕時計はコロナ禍という事もあり、タンスの上で埃をかぶったままいつの間にか止まってしまっていた。メンテフリーの電波ソーラーが、である。通常は室内照明でも大丈夫という事だったが・・・やはり時折は太陽の強烈無比なるパワーを受けねばならんのか。 電波ソーラーだから窓際にでも置けば即復活、と当初は軽く考えていた。確かに秒針は動き始めたが、長針短針はあらぬ時間を差したままだ。 そんなもんリュウズ回して時刻合わせたらエエがな、、、えっ出来ひんのん? この機種は電波受信オート補正のみで、マニュアルでの時刻合わせは…

  • 作業用時計に求めるもの

    てなわけでチープカシオがやってきた、ヤアヤアヤア。 薄い、そして軽い。ペラペラのヘナヘナである。 測ってみるとたったの20g。 普段愛用のハミルトンの自動巻きは革ベルトで70gほど、その1/3もないのだから、いかに軽いかがわかる。実際、これだけ薄くて軽いと大袈裟ではなく着けているのを忘れる。着替えてメシ食ってそのまま風呂に入る時にようやく腕に巻いたっきりだった!と気づいた程だ。 しかし相方のはレディスサイズなので薄くてもそれなりにバランスが取れていたが、コイツはちょっと・・・ あまりにヒョロヒョロ過ぎてブルーワーカーで鍛える前の貧弱な僕、といった趣である。 右上のコマが貧弱な僕 まあ作業用だか…

  • チプカシの魔力

    コロナ禍になる少し前の話だ。 相方が作業用に傷がついても気兼ねがない手軽な腕時計が欲しい、と言い出したのでチプカシを勧めておいた。ヨメが選んだのはテロリスト御用達80年代風デジタルやイマドキ風のユニセックスのではなく、レディース向けだがシンプルなものである。 実物を見たいというのでジョーシンだかエディオンだかの実店舗で買ったのだが、それでもなんと2千円しなかった。 恐ろしく安い。 だからといって恐ろしく安っぽいか、というとそうでもない。 ホームセンターでよく見かけるなんだか知らないメーカーのはパッと見の高級感を出そうとしてキンキラキンのメッキやごちゃついた文字盤のデザインがかえってウソくさい。…

  • Carplay総括2 「ドライバーの良識」

    現時点でのCarPlay 結論を言えば、得られる 利便性はさほど高くない、と思う。 機器の入れ替えや接続の面倒くささは別にしても、である。 マップ画面がデカイ、と最初喜んだが、実際使ってみると地図が横に広くなった所でさして役に立つ訳でもない。運転中に欲しいのは進行方向の情報だ。分割画面になるとiPhoneを縦位置にするのとそう大して変わらない。自分のiPhoneはまだ小さい方だが、PlusだのMaxだのの人はもっと大きなディスプレイモデルを選択した方がいいだろう。 つまり一番最初に冗談めかして言ったようにiPad miniあたりをダッシュボードに張り付けてテザリングする方が手っ取り早い。そして…

  • Carplay 総括1 「ユーザーインターフェイス」

    この半年間、CarPlayを使って思った。 どうもこうUIのナチュラルさに欠ける。 ユーザーエクスペリエンスを第一に考えるAppleが開発したにしては生硬で、ワクワク感に欠け、なんというか心惹かれない・・・最近のAppleのプロダクツに共通して言えることかもしれないが・・・Apple MusicやApple Watchとの連携は良いようだが、そういう囲い込みの商売上手にはなったということか・・・ 自分はMacは漢字TALKの時代から、iPodやiPadなども初代から使っている。スマホはiPhone以外の選択肢はあり得ない。と言っても自分は何も筋金入りのApple信者というわけではない。Appl…

  • CarplayでGo!_08「最終解決の段」

    スマホの省データ設定をオフにしたブログ主でございます。 なんと、安定して接続する!滅多なことではハングしなくなった!ヤッター! やはりスマホとディスプレイナビ間のデータ量に制限が掛かることが原因だったようだ。 この設定、デフォルトでオンになっていたと思うのだが、ずっと以前に自分で触っていたのかもしれぬ。いずれにしろ「オマ環」である。つまり、 チューカに責はない。 すまなかったファニー、一度は君を疑ったことを謝ろう。僕の右頬をぶつがいい。 ただまあ言い訳させてもらえるならば、この「省データ設定」無線ユニットのマニュアルに記述はなく、サポートからの文にも一切触れてはいなかったから自力でたどり着かね…

  • CarplayでGo!_7「解決の糸口」

    時々止まる大陸製ディスプレイナビの謎と格闘中のブログ主である。 何度マニュアルをみたことかわからない。そもそもこの無線ユニット、マニュアルが素っ気ない。ほぼタダ同然で売り捌いているところも怪しい。ヤスカーロ・ワルカーロウの法則を思い出す。だんだんと疑心暗鬼になってきた。 *ヤスカーロ・ワルカーロウ(1721~1773 Poland) ところがところが、 ある時、CarplayのSiriを呼び出して「周辺の公衆トイレは?」と聞いた時のことだ。時間をくれ、と言ったきり、まるでフィボナッチ級数を解析しているみたいに回答にドえらく時間が掛かった。 おおい〜間に合わんて〜と脂汗流しながら駆け込んだ個室で…

  • CarplayでGo!_6「トラブルシューティング編」

    メーカーのWebサイトをたどってみた。 Webサイトは英文。 Googleによる日本語翻訳はあるが、やはりちょっと分かりにくい。 about usのページではこう謳われている。 オールウィンは長年のビジネスの基本であると私たちは信じています。 私たちの会社の誰もが平等に扱われ、完全に尊重されるべきです。 そして、私たちは人生と仕事に対する楽観的な態度を提唱しています。 狭量な島国人としては最後の文が多少気になるが、マア、おそらくは機械翻訳だからだろうと寛大な態度で流した。 フム、世の中はグローバル化が進んでおる。このくらいの高さの障害を軽々と飛び越せなければ攘夷派の連中と変わらぬということか。…

  • CarPlayでGo!_5「無線の罠」

    もう一つ、無線接続が不安定となる問題。 まずエンジン始動時にCarPlay自体が起動しないことが多い。 ディスプレイユニットは起動するのだがCarplay準備画面からブラックアウトする。スイッチでメニューから選び直して強制的にCarplay画面にしてもmapが出るまでさらに数分を要する。 さらに、無事起動させても走行中に落ちる。 落ちたらブラックアウト、まあ先ほどの手順で復帰はするがチョイノリ15分でも1回は落ちてくれる。1時間乗れば3~4回落ちる計算になって、実際その通りだからウンザリだ。そのたびに手動操作でCarplayを叩き起こさねばならない。たまの居眠りならご愛嬌だが、これじゃあ食後の…

  • CarplayでGo!_4「無線接続導入編」

    さて、Carplay、一旦この便利さを味わうとやっぱり常時使いたくなって来るのが人情である。mapは常に表示されていたほうがなにかと便利だ。 「お、渋滞かあ。この横の道から抜けれたかな?イヤぁ〜でやったかな〜?」 なんて時にポケットからスマホを取り出して尻にケーブルをブっ刺してCarplay立ち上げて、ではドロナワに過ぎる。 ならば前もって乗る時にケーブルを接続して備えておけばいいだけの話ではないか、と言われそうだが、苫小牧の自宅から札幌の会社に通勤しているというならともかく、まあそんなこたあやってられない。ブログ主は前にも書いたがもっぱら仕事で市内ウロチョロが多い。乗ったり降りたりばかりして…

  • CarplayでGo!_3「本格運用編」

    CarPlay、使うとやはり便利は便利だ。 デフォルトではiOSのMapアプリだが、連絡帳の住所が一発で目的地設定出来るのが仕事上で大いに役立ちそうだ。 慣れたGoogle Mapも使えるし経路案内に不満があればYahooカーナビもある。 月末になって回線容量が乏しければオフラインのMaps Meも選べる。 使い慣れたアプリを大きな画面で操作出来るのはメリットである。 アイコンもいつものiPhone通り、というのは齢をとって新しい事を覚えるのが苦手になったブログ主にはありがたい。特に運転中には不要な注意力を割かれたくないのである。 音楽はiPhoneのMusicアプリだけでなく Amazon …

  • CarplayでGo!_2「動作確認編」

    さて腰をさすりつつもとりあえず起動してみる。日付の月表示が漢数字になっているところがちょっと妙だが、、、 本体動作に問題は無い。 電話もBluetoothで掛けられる。音楽はFMラジオ、SDカード、スマホとのBluetooth接続が可能だ。音質は酷くはないが特段良くもない。この点ではクラリオンちゃんはさすがだった、と褒めてあげたい。しかしまあ、言ってしまえば値段相応なのかもしれぬ。空いているディスプレイ裏のスペースに中華デジタルパワーアンプでも仕込んだろか、という野望が一瞬頭をよぎる。 ディスプレイが光沢タイプなので反射光が入って見にくい。さらにすぐに指紋だらけになってしまう。iPad用のノン…

  • CarplayでGo!_1「取付加工編」

    選択したチューカ製ディスプレイオーディオはATOTOという妙な名前である。まあ考えてみればToyotaだってKawasakiだって日本人以外から見れば妙なはずだ。英語圏だって坊主だの尻だのおかしなのもある。 とりあえず取付け接続コードを手配、、、しようとしたら案の定スバルがラインナップにない。マイナーメーカーの悲哀である。 仕方ないので一旦現行のカーナビを外して接続コードを取り出しておく。本体側のコードを車側配線のオスメスに合わせて電工ペンチでギボシ加工をした。 フランス車を3台も乗り継いで古いイタリアンバイクをガレージに隠し持つ様な人生だと、こういうことは屁とも感じなくなる。まあ一般的にはハ…

  • 島国根性と大陸能天気

    ディスプレイオーディオを買うとしたら島国製か大陸製か。 どちらも価格は思ったほど高くはない。コストが掛かって開発が難しい部分をスマホやアプリに丸投げできるからだろう。 島国産の半額の大陸製は価格訴求力が強い。諭吉と一葉と英世が二人いればホイホイやって来る軽さである。 3、4年でバージョンアップされなくなってもマア納得出来そうな勢いだ。ともかくもディスプレイオーディオでスマホ連携を試してみたい、というノーミソも財布も薄くて軽いブログ主のような人間には実にお誂え向きな"とりあえず感"と"ダメ元感"を併せ持っている。 コレでも大陸製品の中では高い方なのだからオソロシイ。ま、あーンまり安すぎても不安に…

  • カーナビ&オーディオの落日

    カーオーディオを探し始めて気づいた。どうも力が入っていない。業界的には縮小傾向で流れはスマホに隷属化したディスプレイオーディオとなっていくのだろう。 自分が車内で求めることは、好きな音楽がそこそこいい音で聴けて、電話ができて、時々地図が見たい、程度。ひと月に一回ほどはまあ経路案内を使うかな、と言った所だ。但し、それについてなんだかんだの煩わしいことは出来るだけ避けたい。"運転中はストレスフリーでありたい"それに尽きる。 iPhoneにはCarPlayという機能がある。現時点ではこれを接続できるディスプレイオーディオの導入がもっとも安楽な回答の気がする。 今までスマホとカーナビの連携機種を幾つか…

  • カーオーディオの憂鬱

    世界平和もコロナ禍も災害も気にはなるが、まずは自らの生活に集中しよう。 車につけていたカーナビ兼カーオーディオの具合がいよいよ怪しくなってきた。 まずカーナビ。 なぜかいつも最初は東京駅あたりを表示する。ちなみに我が家は東京からは500kmくらい離れているからズレにしても甚だしい。10分くらい走っていると「ハッ!いけない私ったら」と我に返って現在地を表示するのだが、そのうちまた意識が遠のいた様に現在地から外れて山中をさまよい始める。 経路案内が必要な時には随分前から検索が便利なスマホに頼るようになっていたから、まあ、さほど大きな痛手ではないと思っていた。 どうも本体の電源関係に不具合がある様で…

  • あなたへのおすすめタイトル

    自分のAmazonのページに表示されていた、書籍のおすすめタイトルTOP5 「老いの福袋」 樋口恵子 「堕落論」 坂口安吾 「バカの壁」 養老孟司 「イワンの馬鹿」 トルストイ 「変身」 フランツカフカ なにかこう、自分という人間の何かを言い当てられているような気がするが・・ その後はタイムリーなものやベストセラー1位などの中に「明治大衆史」だの「チベット旅行記」だのが挟まれる。「ひとめでわかるツボ」や「四国お遍路地図」があったかと思うとショーペン・ハウエルやマルクス・アウレリアスなども混じっている。検索履歴だけではないようだが、よくわからない。 最初の「老いの〜」を除いて読んだことはある。 …

  • まあ、そんなこんなで今の趣味はカラオケアプリである。 ジジむさい、暗い、貧乏くさい、なんと言われても本人いたってご満悦だ。和室の引き戸に遮音シートと吸音パネルを貼って簡易防音を施し、思う存分歌っている。 ブログ主の住処は猥雑な地域に位置し、隣がカラオケスナックである。普通なら眉をひそめたくなる住環境だが、自分が部屋で大声出すとなれば好都合である。閑静な住宅街やマンションではそうはいかない。むしろ恵まれている。 大きな声を出して唄うと気持ちいい。実にストレス解消になる。 背景画像を選べる機能が実に楽しい。唄ってからその曲想に合う画像をストックの中から探してスライドショーを楽しむ。 ほとんどの人は…

  • カラオケアプリ

    ともあれダウンロードしたカラオケアプリを使ってみる。最初は曲検索とキー変更が出来ればいいや、くらいな気持ちだったが試してみるとなかなか高機能である。 小さなスマホ画面で歌詞を見るのは少し目は疲れるが、曲によっては自動スクロールもあるし、音程バーが出て歌いやすい。 さらに自分の唄った歌を録音すれば後で聴ける。これは新鮮だった。 最初は「俺ってこんな声だったのか」と驚く。自分の思ってる自分の声と実際他人が聴いている自分の声は違う。その現実を受け入れられるかどうかが、このアプリの大きな別れ道かもしれない。 そして「俺ってこんなにヘタクソだったのか〜」と凹む。これはまあ、アプリになんら責任はない。 曲…

  • 喉を使う趣味

    "喉を使う趣味"というのは"唄うこと"である。それ以外はウガイくらいしかないだろう。 楽器の演奏は出来ぬが歌なら少しくらいは唄える。クリエイティブとは言わんまでもアクティブ=能動的でもある。唄うのは楽しい。 唄うと言ってもむろんオペラではない。かっこいい洋楽のブルーズでもない。唄うのはもっぱら70年代のフォークである。ギターはもう指が動かないので弾き語りは無理だ。早い話がカラオケである。 「フフン。カラオケかぁ〜」 と鼻で笑う方はここから先は読まないで結構ですヨ。 「フフン。やはりプラシドよりもパヴァロッティだな」 「フフン。そもブルーノートスケールというものがあってだな」 などとCD聴いてウ…

  • なるべく目を使わない趣味-4

    ようやく最終回 最後は「意」 意 意は脳の知覚のことである。これを第六感や霊感と捉えるとオカルト、スピリチュアルに流れてしまいそうだ。自分はそういう方面にあまり理解があるとは言えない。 知覚をコントロールし、あらゆる煩悩を滅殺し、ストレスを溜めない生活を送ることが出来れば、確かにアホな趣味などに時間や経済を費やすこともない。「悟りを開く」とはそういうことかもしれぬ。但しそれには余程の精神修養が必要となるのは自明である。 「意」を知的活動と捉えれば、「考える」趣味になる。将棋、囲碁などなど、か。ただし勝敗があるものはどうも苦手なのはスポーツで述べた通り。闘争心がからっきしないのだ。 敵の大将を追…

  • なるべく目を使わない趣味-3

    耳鼻舌ときて次は「身」である。身体を使う趣味といえば・・・ 身 それはもうスポーツだ。日に焼けた笑顔に白く光る歯で「休日はスカッシュですネ」などと言えればさぞスカッとしゅるするだろう。 あいにく自分の運動神経はカタツムリ並みらしい。おまけに闘争心はミミズ程度だ。小さい頃からそうやって随分と馬鹿にされてきた。なので「スポーツ」というものに喜びを見出せた経験はいまだかってない。「運動神経、闘争心不要、年齢不問、誰にでも出来る簡単なスポーツです」というのにはなかなかお目にかからない。 「ゴルフやれゴルフ」取引先のシャチョーがウチに来るたびそう奨めてくる。「ほとんど歩いてるだけやし健康にもエエぞう」「…

  • なるべく目を使わない趣味-2

    耳に以外と長くかかったので二回に分けた。 なので今回は鼻から。 鼻 鼻から、と言われても鼻(だけ)を使う趣味というのはちょっと思いつかない。鼻は利く方だとは思うが空港で密輸品を嗅ぎ当てるほどの能力はない。ビーグル犬に生まれ変わったらゼヒやりたいと思う職業ではある。タバコはもう止めてから20年もたつ。コーヒーは普段はアメリカンと決めている。 お香を焚いて匂いを愛でる「香道」というものがある、とは知っている。香りを嗅ぐに至るまでに相当面倒な作法があるらしい。香道に限らず日本古来の芸道ごとは様式や所作を厳しく律することに精神性を見出すものだから仕方ないが、自分が趣味に求める"個性の自由な発露"など、…

  • なるべく目を使わない趣味

    目の病気を患ってからは「なるべく目を使わない趣味」を模索していると書いた。幸い三回におよんだキョーフの高額眼球注射の効果はありそうだが、この先も眼の酷使を続ければ再発の恐れは十分にある。常軌を逸した細密なプラモ作りなんてのは肺癌患者がハバナシガーをふかすようなもので禁忌もいいところである。 さて眼がダメなら残りを使えばよい。 般若心境にも「眼耳鼻舌身意」とある。 耳 耳で真っ先に思い浮かぶのが「音楽」である。音楽は大変好きでもはや生活の一部である。じゃあ音楽を聴くのはどうか?いやいやただ聴くだけなら自分にとってはそれは「趣味」とは呼べない。 --------------------------…

  • ラッカー廃止令

    歳も歳なので模型関係も断捨離を進めていこうと思っている。目の病気のことを考えると、この先は出来たとしてもハイレベルな模型は難しいだろう。(もともとハイレベルではなかろう、という点は一旦置くとして)1/72ガッシュ筆塗りでのお気楽な無臭模型が自分のスタイルとなる。 色々と試行錯誤中ではあるものの、自分としては模型用具はほぼ無臭にスイッチ可、とのメドが付いている。塗料は水性、接着剤はリモネン系と瞬間その他、パテは瞬間パテやジェッソなどなど。 金属系塗料が最大の懸案だったがファレホ・メカカラーの出現でこれもクリアした。ここらでラッカー全廃は可能と判断した。事実ここ2年は模型製作でラッカー系はほぼ使用…

  • セルフ・ヴィンテージ その2

    さてもう一つのヴィンテージ・アイテムはデニムのジャケット、いわゆるGジャンだ。 こいつを買ったのは先ほどのLeeよりも確かもう少しあとで、80年代半ばだったと思う。これまた世間的には価値などなかろう。それでも軽く30年である。特にSR500に乗ってた頃によくコイツを着ていた。キック始動の単気筒とGジャンはよく合う気がした。これでバイクに乗っていると何となくキカイダーになった気分がするのですね。基本アホなのですね。 ただしGジャンには防水防風防護性ストレッチ性といった機能は全くない。バイクだと前から寒風がどしどし入ってお腹を壊すし、キャンプでは少しの雨でもズクズクになって風邪をひく。ワイルドだろ…

  • セルフ・ヴィンテージ

    30年もののブルーのジャンパーを蔵出ししてきて羽織ってひとり悦に入っているコームテンのオッサンのブログ主である。 なんでもこういうことを「セルフ・ヴィンテージ」と呼ぶそうだ。セルフじゃない「ヴィンテージ」ってそもそも何なんだ、とも思うが、もとより古着を買う趣味が無いのでよくわからない。「ケチくさいセコオヤジ」呼ばわりよりはなんぼかマシだ。 自宅に眠る古い衣類は他にもまだある。 一つはジーンズ。 何の変哲も無い直球ストレート。高校生時代のものだから40年越え。我が家に現存する最古の衣服である。そんな値打ちモンではない…と思う…よう知らんけど… Lee Riders コイツは確か学校の近くのGパン…

  • ブルーのジャンパー その3

    そもそも、工務店ジャンパーと嘲ったその口さがない友人は、私の父親が町の小さな工務店経営だと知っていてわざとそう馬鹿にしたのである。単なるお笑いのボケではなく、チクリとトゲが刺さり、そこにはいささかの毒が含まれている。 「豆腐屋のオッサンやんけ!」 と言われてたら 「あいよ、厚揚げ一丁お待ちぃ!」 などと返したかもしれない。 自分はそのジャンパーを着なくなった。その後も見るたびに、何だかもモヤとしてドス黒く苦々しいものが胸に広がる。やがてジャンパーは押入れの奥に眠ったままになった。 それが今回発掘されたものである。 ちょっとダークな記憶はあるが、ジャンパーには何ら罪はない。あるとすれば、その場の…

  • ブルーのジャンパー その2

    これは自分自身が英国でひと月ほど過ごした折、ロンドンの荘厳極まりないバーバリー本店で買い求めたものだ。出どころとしてはこれ以上の本家本元は考えられまい。 バーバリーロンドンでそのジャンパーを試着した自分の相手をしてくれたのはマーク・レスターのその後、といった感じの金髪の男性店員で、同行の女子共は一発でトロンとした目になった。 自分は何よりそのジャンパーの控えめな出立ちが気にいったが、プライスタグにひるんでいた。 そのマーク(仮称)が 「このジャケットはとても綺麗なブルーで、サイズもよく合っている。買うのは良い判断だ」 とやや赤味のさした頬で囁くような声で言うのである。 「イイじゃなあい」 「買…

  • ブルーのジャンパー

    断捨離途中、奥の方からブルーのジャンパーが出てきた。学生の頃のイギリス土産だからもう35年以上前のものになる。 実はバーバリー製だったりする。胸元にこれ見よがしのロゴマークの刺繍などはない。裏地もよくある派手なベージュのアレではなく、濃紺に赤とグレーのラインのチェック。控えめな出立ちが気にいって買った。その裏地はウールで暖かく、腕はサテン地で大変着心地が良い。 しかし三年どころかもう何十年も着ていない。断捨離ルールにのっとれば処分対象に仕分けられてしまう。 コイツをなぜ着なくなったかについては少しエピソードがある。 ずいぶん以前のことになる。呑みにいったある日、友人が自分の姿を見るなり「プギャ…

  • 断捨る

    先日着なくなった衣服を整理した。 いわゆる断捨離というやつだ。それなら目が悪くてもできるだろう、と家人からゴミ袋を持たされてクローゼットの前に立った。クローゼットの中は衣服で溢れかえっている。それは何もブログ主がオシャレさんだからではない。単に古い洋服を捨てる勇気がないだけである。 断捨離の達人とやらによると「三年着ないものは二度と着ない、目をつぶって全て処分せよ」とのご託宣である。「中には三年ではなく一年だ!」という猛者もいるが、喪服や防寒着の類は場合によると丸一年着ないこともある。そういう人たちはハムスター並の寿命のなのだろうか。 ともかく、その基準に従って仕分けてみるとかなりの服が処分対…

  • 秋走る

    ウルトラ成分入りの注射のご利益があったのかなかったのか、なんとなく目の調子が良くなったような気がしないでもない、と言ってもやぶさかではなさそうな塩梅であるのかもしれない。よう知らんけど。 となると途端にバイクに乗って走り出してしまうのだから阿呆な生き物である。最初はマァちょっとご近所を試しにチョロチョロ、のつもりが気づけばいつもの山坂道。わけいってもわけいっても青二才、てな調子で走ってきた。 今季初の革ジャンを着込んでいったものの、山奥はずいぶんと寒い。そのぶん、紅葉が綺麗だ。せっかくカメラを替えたのに紅葉写真がないのは大変遺憾だが、いつもバイクを停める場所が工事中だったので致し方ない。山頂の…

  • 眼にチュー

    ご無沙汰しております。 ちょっと眼の病いが悪化してきてとてもバイクや模型どころではなくなって参りまして・・・そこで大学病院で眼球にチューシャとあいなったのですが・・・この注射、一本がキャバクラのヘネシー並みの目が飛び出すほどの値段だったのでございます・・・弱り目に祟り目とはこのこっちゃデ、まったくエライ目に遭うたワ。 これだけ高いのだから中身はよほどの"ウルトラ成分"に違いなく、今頃私の体内で宇宙細菌ダリーを「ジュワッ!!」と退治してくれているはずである。なんとなく頭がキーンとするのは血管内をセブンが飛び回ってるんだ、と思うことにした。 処置自体は事前に怯えていたよりも痛くも怖くもなかった。か…

  • ビスマルク追撃戦

    ドイツの戦艦"ビスマルク"はグリーンランドの海峡にて英戦艦"フッド"を轟沈、"プリンス・オブ・ウエールズ"を撃破する大戦果を挙げた。 ビスケー湾目指し離脱する"ビスマルク" 追撃する英国艦隊は船足の遅い"ロドネイ"が加わって速度を上げられない。 しかし英空母"アーク・ロイヤル"から飛び立った"ソード・フィッシュ"雷撃機の魚雷が"ビスマルク"の艦尾に命中、自慢の俊足を封じられてしまう。 敵艦見ユ! 手負いの虎を狼たちが襲いかかる(実際の距離は20km以上) 攻守に優れる"ロドネイ"が挑む 38cm砲で応戦する"ビスマルク" "ロドネイ"の主砲は40cm "キング・ジョージ5世"は最新鋭の射撃レー…

  • 「模型かフィギュアかオマケか」 その2

    ロドネイとキング・ジョージ5世が並んだ。 次はおもむろにビスマルクを取り出す。 しかしこのフルタ製ビスマルクについては残念ながらイマイチな印象と言わざるを得ない。チョビヒゲの小男的には髪振り乱して「Nein! ナイン!ナ〜〜インッ!!」と否定したくなる様な「ダスイストニヒトマイネビッスマールク!」感なのだ。 まず第一にサイズが小さい。 並べるとキング・ジョージ5世と同じくらい。本来のビスマルクは優にふた回りは大きい巨艦である。若い時分に1/700ウォーターラインでこの2艦を作った事があるが、ビスマルクの船体の異様な巨躯には度肝を抜かれたものだ(ディテールの甘さにはもっと度肝を抜かれ、結局は未完…

  • 「模型かフィギュアかオマケか」その1

    “ロドネイ”が出来たら次は“キング・ジョージ5世”が欲しくなる。それがまっとうな人間というものである。そして“ロドネイ”,“キング・ジョージ5世”とくれば「ビスマルク追撃戦」を再現しよう、という考えに至る。それが正統なジェントルマンというものである。 むろん、ドイツのチョビヒゲがご贔屓、という向きもおありでしょう。どうぞ”プリンス・オブ・ウエールズ“と”フッド“を揃え「巡洋戦艦轟沈!」ごっこをなさるとよろしい。しかし生憎とこの“フルタ軍艦コレクション”には“フッド”はラインアップされてはおらぬようだ。真っ赤になって地団駄を踏むチョビヒゲが眼に浮かぶ様ではありませんか。おっホン。 というわけで、…

  • モノアイ モデラー

    片目がきかないモノアイ状態ではたしてプラモデルは作れるか? まずは試してみよう。 作りかけの1/48の英国の軍用車両を引っ張り出してきた。 最初にパーツを切り離す。これからしてが難儀である。遠近感がないのでランナーと部品の間にニッパーをうまく割り込ませられない。 次はなんとか切り取った部品のパーティングラインやバリ落とし。これも以前の様にヒーヒーシャコシャコと軽やかにはいかない。指の感触を頼りにソロリジョリ、ソロリジョリと削っていく。 塗装も同じことだ。筆が空振りしては苦笑、をなんども繰り返す。これまた右手の中指をパーツにあてておいてそれで距離を推し量ってはズル〜リズル〜と塗っていく。 筆先の…

  • 独眼流

    もう何度目かの再発で右目の調子が相変わらずよろしくなく、しばらくおやすみを頂いていた。右目の像だけが歪むので立体感、遠近感が狂う。ピントが合わないから液晶画面が非常につらくパソコン、スマホなどを長く見続けられない。 エクセルを使っての事務作業が停滞しているが、コロナ禍で仕事もなく今の所さして問題にはなっていない。それはそれで問題ではあるが・・・ 映画やドラマは見ていない、本や雑誌も積んだままだ。バイクに乗ると目が回る、プラモを作るとピンセットが空振りする、ジルバを踊ると・・いやジルバなんてそもそも踊れないけどね・・・ ともあれいずれも趣味道楽遊び事方面なので無理をすることもないんじゃないのそん…

  • 日暮し

    ひぐらし

  • しばらくお休み

    目の調子が良くないのでしばらくブログ更新をお休みいたします。

  • 恐怖の自立ETC装置の末路

    秘密裏に進めていた「恐怖の自立ETC装置」によるインターチェンジ突破作戦。 モバイルバッテリーとの相性テストとなってシートをしょっちゅう取り外すのだが、シート下は少し走っただけでもかなり高温になっていると気づいてしまった。梅雨の最中なのに34度というフザけた気温ということもあるのだろうが… モンスターの場合もともとシート下は発熱大魔王のレギュレーター様の御座所なのである。雨がしのげるということでドラレコやETCまでも居候させてもらっているわけだ。そこへさらにモバイルバッテリーを二つ追加する事となってしまった。 モバイルバッテリーというのは多少なりとも熱を持つ。それは発熱大魔王には及ばないだろう…

  • モバイルバッテリーの怪

    梅雨はまだまだ開けない。中休みなのか中だるみなのかなんだか知らないが、少し雨が降らない日があったので、モンスターを始動する。モバイルETC(エトセトラ)での官憲ゲート突破を試そうという魂胆。今回は始動直後からミスターエトセトラのスイッチを入れて準備万端、高速を目指して虎視眈々…だったのだが… なんとインター入口に近づいたと思ったら、受信機のインジケーターランプがすうと消えた。 「てめえッ、ここまで来て怖気づきやがって!」とありきたりなセリフを小声で吐いてスイッチをオンオフしてみたがエトセトラの野郎は応答しない。仕方なくガレージに引き返す。ところがシートをはぐってUSBプラグの抜き差しをしてみる…

  • ドライブレコーダーテスト

    モバイルETC(エトセトラ)による公権力突破実験は未遂に終わった。ウィンカーだのカウルだのとちょっとしたマイナートラブルが続いたからだが、ひょっとするとあれは当局のエージェントによる陰謀かもしれない、と考えを巡らせているブログ主である…アホカイナ。 しかしながらドライブレコーダーの作動は確認できた。 カメラは右側のカウルの下にステーを介して取り付けておいた。左側が映らないかと思ったがさほど問題はなさそうだ。 モニターがないので何度もテスト走行してカメラの調整をする。スマホで接続できるハズなのだが、OSのバージョンの相性かどうにもアプリがうまく動かない。こういうところはチューカ製品では文句の持っ…

  • マイナートラブルに阻まれる

    さて改造手術によりモバイルバッテリー化したドライブレコーダー、エトセトラ(ETC)を手にいれたカゲキ派残党sigである。 モバイルバッテリーの隣が発熱大魔王であるレギュレーターなのでシート下に熱抜き穴まであけて準備万端だ。 「こんちくしょう、権力のイヌどもめ、ブッ飛ばしてやる」 などと物騒なことを口走りながらインターチェンジ目指して勇んで飛び出した。 ドカドカドカーッ!!…グワングワンぶるぶるぶる… 「おいおい、なんだか視界が変だぜ」見るとカウルが猛然とわなないている。別に180km/h出しているわけでもないのにどうしたことか。バイクを止めて点検すると果たして、アルミのステーが破断している。 …

  • Stand alone Drive Recorder,etc

    さっそくSADR(勝手に名付けた)Stand Alone Drive Recorder=自立型ドライブレコーダーを配線工作してみた。 配線といってもモバイルバッテリーにUSBを挿すだけである。しかしこれではレコーダーが常時回りっぱなしになる。休憩時や食事の間は無駄だから止めておきたい。レコーダー本体に小さなスイッチはついているが、シート下なのでいちいち操作するのは面倒だ。 レコーダー自体は防水らしいので手の届くところに移設すれば良いのだろうが、このビジュアルが目に入るのはどうしても自分は許せない。塗り潰そうにもこのウチュージンの目が赤く点滅するのである。最低のセンスだ。買った当時は性能で選ぶと…

  • 1mmアンペアの負担も掛けない

    モンスターから取っ払った電装品は以下の通り、 PPS デジタル電圧メーター トリクル充電器端子 スマホ用ワイヤレス充電器 ドライブレコーダー ETC PPS "フィルター効果が余分なノイズをカット。蓄電機能で迷走電流を一時的に蓄電し、電気が不足する時に不足分を補います。結果、点火プラグに飛ぶ火は強く安定します"(メーカーHPより) …という謎装置なのだが、アホ文系には原理はよくわからない。まあ怪しいといえばなんだか怪しい。エンジン始動不能時には真っ先にコイツを疑った。 アヤシイアヤシイといいつつも装着しているのは個人的には確かにトルク増強効果を感じたからで、今回、撤去した後に少し試走してみたが…

  • 電装品の断捨離

    「あんまり構ってくれないもんだから、ちょっとスネてみただけヨ」モンスターとしては そういうところだろうか。 「これからはマメに相手してやっからよぉ」 などとお散歩ツー以下のチョコマカ乗りでご機嫌をとるのに忙しいブログ主である。 あまり遠出をしてはエンジン始動不能に陥っては嫌だから中学校の校区内くらいを巡回するにとどめている。堤防の土手道があって見晴らしが良い。走っていると爽快だ。自転車の中学生とすれ違うたびに金八先生みたいに「オハヨー」とか「早く帰れヨー」とか声を掛けたくなる。ドカドカ騒々しい単車に乗った人相の悪い黒ずくめ野郎がやったら通報案件なので思いとどまっている。 コレハ ドコカノ シ…

  • モンスターの余命

    それにしてもメカニック氏には感謝する。よくぞ見つけてくださった。さすがである。 チラ見しただけで「アこりゃたぶんコンピューターだね。修理?無理無理、バイク買い換えた方が早いよ」なんてそこいらのバイク屋で普通に交わされている会話だろう。 「コンピューター、回路部品、ハーネス、端からチェックしましたから」 さぞ面倒な作業だったろう。プロ意識を見た思いがする。そのメカニック氏がセルを回す。 キュキュカ ズドン、ドルンッドッドロドン ドガズシャ ドンドルン おお、モンスターが息を吹き返した。時々咳き込む労咳病みの用心棒みたいなアイドリングだが、いつも通りなアイドリングである。 こんな嬉しいことはない。…

  • モンスターの帰還

    モンスター始動不良の原因究明。 メカニック氏が少なくともこれくらいはかかる、といった期間がそろそろ終わる。なれどお沙汰はない。急かすつもりは全くないのだが、長く掛かるのはあまり良い兆候とはいえない。少なくとも「○○替えたら一発で治ったー!」ってな訳にはいかなかったということだ… 簡単なところから手を付けるはずだから、そろそろラスボスのECU(コンピューター)にたどり着いてしまったかもしれない…ひょっとしてマズいことになっているのか…マズイを通り越してヤバい事か…ヤバイ事になっちまった。トニーのやつがしくじった。いや誰もしくじってはいないのだけれど…不安はドンドンと悪い方向にふくらんで第三埠頭に…

  • オートバイが好き、モンスターが好き

    「ハードボイルドが好きなんじゃない、フィリップ・マーロウが好きなんだ」 という言葉がある。 その伝でいけばこういう問い掛けも出てくる。 「オートバイが好きなのか?それともモンスターが好きなのか?」 ふと、自分を振り返る。 自分のモンスターに関して、友から譲り受けた、とか、亡き友との思い出が詰まっているとか、そういったややウエットな個人的感情はそろそろ乾いてきているような気がする。 今度は、自分で自分の喉元に氷の刃を向けてみる。 「俺は"ドカティに乗ってる自分"が好きなだけじゃないのか? 」 "ドカティ”と言うワードに対し心の中に青い憧れのようなものがあるのは否定しない。”750ライダー”に出て…

  • モンスターがいない

    モンスターがいなくなった。 ガレージには小さなスクーター、ヤマハ・ビーノがポツンと残されている。その様子が、空っぽになったトラの檻の前で不思議そうに首をひねっているリスザルみたいに見えて可笑しい。 笑ってばかりもいられない。 その間に決めておかねばならないことがある。 覚悟、である。 モンスター始動不能の原因で最良と最悪のケースを想定してみる。最良のケースは小さなパーツや配線などのマイナートラブルでアッサリ治ってしまうことだ。この可能性だってもちろんある。けして甘い夢を見てる訳ではない。 最悪の場合はコンピューター。頭の中で大写しになったMr.メカノ・メカニックがこう言う… 「部品代だけで○十…

  • モンスター、入院

    モンスター始動セズ、 の報を受けたショップのメカはすぐに駆けつけてくれた。 セルを回す、が掛からない、そぶりもない。を実演し再度、症状や近況などを伝える。 メカニック氏は冷静に、 「調べないとなんともですが、やはり電気系。回路かリレーか、、」 「電気系、ですね」 「あと、コンピューターの可能性もあります」 「…コンピューター…」 「だとすると、ちょっとオオゴトになります」 「オオゴト…」 「イモビライザーの関係でメーター周りとセット全交換なんで」 「全交換…」 オウム返しするほかない自分である。 「ええ、新品セットで○十万…」 「…」 「中古パーツも意外と高くって…それも程度のイイのがあればで…

  • モンスター、起動セズ

    それは春が春めいてきたある春の日のこと、ぬくぬくとした陽射しに誘い出されようやく冬眠から覚めたヤマネズミの様な顔をしたブログ主は、薄暗いガレージでとぐろを巻いていたドカティ・モンスターM800の黒い車体を外へと引き出した。 キーホールにキーを差し込んだのは実に3ヶ月ぶりのことであった。なのでセルだけ回ってエンジンが始動しなくても最初の2〜3回は別に気に留めなかった。冬の間にこれくらい放置してしまうのは毎年の事になっていた。 しかしむなしくセルボタンを押し続けること十数回、メインスイッチやエンジンキーのオンオフを繰り返してもマスターキーを使ってもモンスターのエンジンは目覚める気配すらみせない。 …

  • ニューポールNiD622-3「工房イスパノ・スイザ」エレール1/72 製作記

    netで拾ってきた側面図などを参考に… リベットを打つべし。 リベットはテンプレートを使う。 定規を使っていてもヘロヘロに曲がるのはナゼだ? う〜ん。凹リベットで実際とは逆なのは仕方ないが… 一個一個のリベットを球状のリューターで掘り込んでみる。フリーハンドの方が整う不思議。穴は大きくなってしまったが、筆塗りの厚化粧で多少は埋まる事を期待する。 前回のデボワチーヌD510と同じやり方で真鍮パイプから排気管を量産。2021年上四半期におけるイスパノ・スイザ12気筒エンジンの排気管生産量で言えば、我がsig工房はおそらく世界トップレベルだろう。 このように一本一本埋め込んでは瞬間接着剤で止めていく…

  • ニューポールNiD622-2「最後のニューポール」エレール1/72 製作記

    さてニューポール・ドラジェNiD-622、である。 本機について工房主に知識はない、皆目ない。ニューポールといえば第一次大戦のニューポール17など一葉半のコンパクトな機体に機関銃一丁の軽快な戦闘機、というイメージがあるきりだ。 そういえば大昔にレベルの1/72でニューポールを作った覚えがある…マーキングはナンジェッセ…あれ?ルネ・フォンクだったかな?…とまぁそんなところだ。 第一次大戦で名を馳せた名門ニューポールだが、第二次大戦ではその名を聞かない、と思ったら1936年他社と統合、国営化されていた。ニューポールの名を冠した(制式陸上)戦闘機はこのNiD62シリーズが最後となる。 NiD62はW…

  • Ni-D622-1「翼よあれが巴里の街だ」ニューポール-ドラジェ エレール1/72 製作記

    デボワチーヌD510の次のお題を何にしようかと随分悩んでいた工房主。自分の中では各国の大戦間の航空技術的にエポックメイキングな機体を並べてみたいという思いが以前からある。羽布張り複葉機から全金属低翼単葉にいたるまでの道程を歴史的に辿れば面白かろう。 しかし意外とキットが揃わない。最新のタミヤハセガワなど望むべくもない。戦間期の機体は華々しい活躍からは無縁な存在。零戦やメッサーと違って知名度も人気もない。そんなものをキット化したところで誰も買わないのがプラモデルの世界なのだ。 それでも探せばなくはない。ただし怪しげな東欧のメーカーか、マッチボックス、エアフィックス、レベルあたりの太古のキットとな…

  • 昭和10年の模擬空戦

    "デボワチーヌD510"は日本に二機輸入され、海軍の"九六式艦上戦闘機"の原型機である"九試単戦"と模擬空戦を行なっている。日本人にとっても比較的親しみのある機体といえよう。"九試単戦"はヨーロッパの最新鋭の戦闘機であるD510相手に模擬空戦で速度も格闘性能も上回り軍関係者を喜ばせたという。 工房主が小学生の折に愛読していた零戦本にもこのくだりがあった。D510を操縦したフランス人パイロットは堀越技師に賞賛の言葉を送ったという。(この辺はフィクションくさい)子供心に「快挙」と思ったものだ。 "D510"の写真も挿入されており、"デボワチーヌD510"という機体の存在をほっそりとスマートな容姿と…

  • 模型BGM 私的ベスト10

    ベスト10といってもそれぞれに順位があるわけではない。”私的10選”と呼ぶ方が正しいかもしれない。なのでシーン別、作業別にあげていこうと思う。前回の理由(個性的すぎる)から大御所、大家は出来るだけ避けたつもりだ。 ・ポール・デスモンド Paul Desmond "Easy Living" Easy Living "Take Five"で超有名(…なのでデイブ・ブルーベックではなくこっち)小川を流れる花びらのようなアルトサックスに、ジム・ホールのギターが子犬のように絡む心地よさ。筆使いが滑らかになりそう。塗装に限らず模型作業全般に。 ・スリーサウンズ The 3 Sounds "Moods" "…

  • 模型BGMの考察

    少し前のことだが、同好の士と模型を作るときに音楽は何をかけるかという話になった。こういう話題は罪がなくていい。模型製作は根気のいる作業だ。リラックスできて集中度がアップするBGMが欲しい。 「やはりバッハですよ」と意見が出た。 なるほどそれは精神安定に効果がありそうだ。土星の衛星軌道をまわるボーマン船長も同意するだろう。しかしバッハと言ってもいろいろある。 バッハ:ゴールドベルク変奏曲~アニヴァーサリー・エディション(DVD付) ゴールトベルク変奏曲は逸話通り眠くなるかもしれない。マタイ受難曲だとピンセットのパーツを飛ばしただけで泣き崩れてしまう。平均律クラビーアあたりが良さそうだ。ニットのセ…

  • 完成品画像 "デボワチーヌD510" エレール1/72

    デボワチーヌD510の原型D500は1930年、エミール・デボワチーヌがフランス空軍の単座戦闘機競争試作"C1プログラム"コンペに応募するため設計した機体です。 全金属製の片持式低翼単葉を採用、さらに沈頭鋲を採りいれ当時の戦闘機としては最先端のコンセプトを流麗なシルエットにまとめあげたD500、1932年の6月、マルセル・ドレの操縦で初飛行に成功します。 競い合ったのはD500の他にも8機、複葉、パラソル翼、低翼単葉、双胴の推進式、とさながら最新航空技術の展覧会のようでした。 デボワチーヌD500はC1プログラムに勝利を収めましたが、パラソル翼のロワール26や複葉のスパッド510なども同時に発…

  • 「モラトリアムの彼岸から」デボワチーヌD510 エピローグ

    デボワチーヌD510を作っている間中、脳裏にあったのは、二十歳前後の学生時代のとある風景だった。授業が終わり、ピロティのスロープを降りて掲示板を横目に行くと円い図書館の前の中庭に抜ける。あのころといえば、この場所で所在無く過ごすことが多かった。 自分の前には"時間"は無限にある様な気がしていた… レンガの壁にもたれ煙草を吸っている革ジャン姿はディランが好きなスナガワだ… いつも怒った様な顔のキタノが口をとがらせて足早に過ぎていく… 大きなクスノキの木漏れ日の中、色白のスミちゃんが微笑みながら手招きしている… あの春の陽射しの様な気怠い暖かさに包まれたモラトリアムが無性に懐かしい。 デボワチーヌ…

  • D510-19「「フランス!軍隊!デボワチーヌ!」エレール1/72製作記

    この"デボワチーヌ製作記"もあっちへ行ったりこっちへ行ったりでいつの間にか19回を数えている。ほとんど半完成から始めたはずなのに「一体いつになったら終わるのだ!」とお怒りの諸兄、どうかご安心召されたい。今回で大団円を迎える。 ------------------------ 前回から風防がない、風防がないと横山やすし状態であたりを見回している工房主だが、今更出てくるはずもないのは知っている。四十年の歳月に加えて三回の引っ越しである。豆粒ほどの透明部品がどこかへ行ってしまったとて、なんの不思議もない。 実機写真を見れば風防は簡単な風除け程度のものだ。透明プラ板をカットして適当に折り曲げてデッチ上…

  • D510-18「時こそ今は、デボワチーヌ」エレール1/72製作記

    花は香炉に打ち薫じ、最後の仕上げの小物類。 まずは主脚。 脚の取付けはそう簡単にはいくまいとの覚悟はしていた。ステーの端部が主輪の軸を兼ねてたり、脚柱のダボとホゾが頼りなかったり、とかなり楽観的なパーツ構成なのだ。そこは古い海外キットの事だから目くじらを立てても仕方ない。おおかた経理のアンリエットにフラれた設計部のニコラが二日酔いで物憂げに引いた図面に違いない。 デッ歯でツリ目の東洋人としてはともかくも辻褄を合わせようとコマネズミの様に動く他ない。脚柱を作り直し真鍮線を埋め込む。ステー端部の主輪軸も少しだけ残して切りとばし、別に伸ばしランナーを打ち込んでからもう一度軽く穴を掘った。そうして各接…

  • D510-17「モーターカノンはデボワチーヌ」エレール1/72製作記

    準備しておいた小物を取り付ければ完成、なのだがプロペラのパーツを眺めていて少し気が変わる。 D510のプロペラスピナ先端の突起は20mmモーターカノンである。どこかのアジアの田舎ヒコーキみたいにエンジン始動フックではないのだよ。 モーターカノンとはスピナ中心から銃弾を発射する機関砲のことだ。V型エンジンの両側のバンクの間に機関銃を搭載し、プロペラシャフトは減速ギアで偏心させている。 利点は同調装置が不要なので命中精度が高い機首に機関砲を装備できることだ。大口径砲の大きな反動をエンジンブロックで支えられるという点も、まだ主翼の強度が高くなかった時代ではメリットとされた。 またD500自体がそうで…

  • D510-16「デボワチーヌの方向舵」エレール1/72製作記

    最後にノープラン・ノーアイデア・ノータリンだった方向舵のナンバーなどに取り掛かる。 フランス機はここに機番や機種名がデカデカと書かれている。これはイタリア機なども同様で、写真で形式を判別するのに大変都合がいい。「機首に小さな突起が二つあるからこれはFじゃなくてG型!」などと後世の人間が偏屈マニアにならないようにとの配慮がなされている。 それにしても文字のサイズが微妙。もう少し大きければ面相筆で書く気もするし、逆にもっと小さければコチャコチャっと誤魔化すのだが… とりあえずチャコペーパーでの転写を試みる… アッハハハ、全然あかんしい。まあ、チャコペーパーはもともと裁縫用、米粒サイズで描線を期待す…

  • D510-15「デボワチーヌの白狐」エレール1/72製作記

    望外な安価で雇った用心棒「烏口の介」の凄腕のおかげで蛇の目が綺麗に描けて恵比寿顔の工房主である。続いて部隊マークのストライプなどを描いていこう。 まずは方向舵の三色旗カラー。 こちら、義母伝承のカラスグチ。通称「直引きのお輝」「わたしでも平面で定規が使えれば…スウ…これこの通り」これで赤白青の三色旗がキレイに塗れた。後から気づいたが、両端の赤と青を先に適当に塗ってから、真ん中の白帯をカラスグチで入れた方が手間が少なくていい。 白、白、と言ってるがニュートラルグレイ#8。当工房で生の"白"をヒコーキ模型に塗ることは滅多にない。 「白は…平等を表す。人は皆平等なのだよ、ウォーフ」 「自分には理解で…

  • D510-14「蛇の目でお迎えデボワチーヌ」エレール1/72製作記

    ぴちぴちチャプチャプランランラン、とばかりにデボワチーヌD510製作記のクライマックス、蛇の目ことラウンデルの国籍マークに挑む。 今回は転写、ケガキ工程は省略。垂直尾翼の機番でケガキ線とカラスグチコンパスの直径を合わせるのに難儀した経験を踏まえての判断。 まずトレーシングペーパーにラウンデルを鉛筆書きし、中心点を出しておく。それをキットに当ててラウンデルの位置を決め、主翼の外形やパネルラインなどを写して書き込む。トレペを置いて主翼の左右それぞれ中心点のみをニードルで打つ。トレペなので裏側からも見えるから反転させても大丈夫。これで準備完了。 「それでは烏口先生、お願いします」 「む…承知」 「い…

  • D510-13「赤丸1番のデボワチーヌ」エレール1/72製作記

    ラウンデルの前に手慣らしに胴体ストライプと尾翼の1番を描いてみる。 直線ならば、と義母伝承の方のカラスグチを使ってみた。 胴体の曲線に沿わせて定規を当てるのはいささか難しく…定規を当てねばいかにカラスグチと言えども真っ直ぐな線は引けない。 結局、面相筆でチマチマチマチマ塗ることに。 ついでに方向舵の赤も塗っておく。 左右で太さ、角度が違うし…ま、あとで修正すればいい。 失敗を踏まえて改善策も考えておく。もう少し帯が太いことが前提条件だが、スジボリガイドテープを帯の内側にライン1本分控えて貼り、それを定規代わりにカラスグチで境界線を引く、という段取りはどうだろうか。ガイドテープは1mmほどズラし…

  • D510-12「デボワチーヌとカラスグチ」エレール1/72製作記

    製図の世界では精密な円を描く為にスプリングコンパスというものが存在するという。通常のコンパスと違ってスプリングで支点にテンションが掛かっており容易にブレない仕組みで、両脚の間のネジで半径の微調整が効く。プロ用だから精度は極めて高い。ただしそれなりにお値段は張って数千円、良いものなら"萬"近くもする。 ウチダ KD型製図器 SE 穂替スプリングコンパス 烏口 1-730-7311 プラモに描く国籍マークの一番小さな丸の為だけに買う、となるとこれはもう「ゼイタクは敵だ!」と言わざるをえない。湯水のごとく金銭を投入できる”プラモ殿上人”ならともかく、羅生門あたりにうごめく”下人モデラー”の工房主には…

  • D510-11「デボワチーヌに描く丸」エレール1/72製作記

    デボワチーヌはフランス機だから国籍マークは蛇の目のラウンデル、すなわち三重の同心円を描かねばならぬ。デカールに頼らないでラウンデルを塗装でトライしたこともあるが、マスキングする時にどうしても中心がズレる。結果、寄り目かロンパリになってえらくみっともない代物が出来上がる。息子にも譲った無器用で小さい頃から下手ばかり打っている。 まあマスキングテープは"極うすガッシュ筆塗り"とは相性が悪いから、いずれにせよケガくなりカラスグチを使うなりすることになる。 まずはサンボルのおっちゃん2号で練習だ。 コンパスでケガいてフリーハンド塗り。 面相筆で白丸を塗り… 青丸 赤丸と進めていく… ヨレヨレ… 少し離…

  • D510-10「デボワチーヌのコールサイン(本番)」エレール1/72製作記

    続いてデボワチーヌで本番。テンプレートを当ててケガいていく。 ケガキが終わったらいよいよカラスグチ。 キットを固定する輪ゴムは定規の押さえにも使えて一粒で二度美味しい。これは塗料がハジかれている。ファレホの上には乗りにくいのか? 字の曲線部分、中の塗りつぶしは面相筆の方が個人的には楽。 固定台を90度づつ回しながら、並行直角に注意して縦線を引いて… 次は横線。これは隣の文字と同時に引いた。同じ濃度なのにこんどはハジかれない。なんでだ? この手順が正しいのかどうかはわからないが、タッチアップは最小限で抑えられたし、出来はマアマアだと自分では思っている。それでも手描きは手描き、塗膜は凸凹、ヨレがあ…

  • D510-9「デボワチーヌのコールサイン(練習)」エレール1/72製作記

    主翼下面のコールサインだが…(いやコールサインかどうか分からない。勝手にそう呼んでるだけだ)単純な直線なので試しにカラスグチで描いてみよう。 これは義母から譲り受けた革細工用品の中に何故か入っていたカラスグチだ。古いものだが「道具」的な佇まいがいいねえ。 まずはサンボルのオッチャンで練習。 転写してケガく。フォントはゴシック体の方。 まずは"R"をカラスグチで。けっこう扱いが難しい。溝引きの使い方は以前パースのスクールで習ったが、カラスグチなんて見たこともない。すでに世の中にはミリペンというもっと簡単で便利なものがあったからもっぱらそちらを使っていた。 増槽ラックがじゃまなので定規が当てられず…

  • D510-8「デボワチーヌの尾翼」エレール1/72製作記

    ついでに尾翼の番号も転写しておくゼ!ガッテン承知! 最初にトレペに尾翼の形やラインも写し取っておくと位置決めと水平出しが楽ダス。 サークルテンプレートはキットに添わせ易いよう、最初から細切れにしてあるのココロ。 描くマーキングの色に合わせてチャコペーパーを選ぶ、などと芸の細かさを見せる工房主。…ケガいたら水で落としてしまうのだから何色を使っても同じことなんだが… 胴体の帯はテープの方が簡単そうだジョ。帯の位置や太さは塗装図によって細かい違いがある。ま、テキトーで良いってことだな。お稲荷さんは最後にフリーハンドで描くベシ。 ニードルでケガいてテープを取ったら…ペロりとはがれて…ニャロメ!ファレホ…

  • D510-7「デボワチーヌのフォント」エレール1/72製作記

    デカールのコピーをガイドラインにしてトレーシングペーパーに描く。 死神デカールはRD-49だがお稲荷さんのマーキングの塗装図ではR2-93。2と3の字体は適当にゴシックで描いてみた… チャコペーパーを挟んで… 上から極細ボールペンでなぞる。 転写はまずますうまくいった… 左翼も同様に。 む〜字体がゴリゴリしててなんだかアメフトの背番号みたいに思えてきた。フォントの細かい違いなど普段はあまり気にしないが"フランス機らしさ"は大事にしたい工房主である。フランス機のナンバーレターはなんというかもっとこう洒落たイメージがある。そこで実機写真を漁ってみると… この写真などを見ると「2」がかなり変わってい…

  • D510-6「R-293のデボワチーヌ」エレール1/72製作記

    マーキングが決まると機番が決まる。この時期のフランス機は主翼下面にデッカデカと番号が描かれているのが特徴。 方向舵にも小さく機番があるが、不思議なことに両者の番号はどの機も一致しない。主翼下面の番号は頭にアルファベットが付くところからして無線のコールサインか何かだろうか? この塗装図のマーキングの尾翼番号はNo.289 主翼下面はR-293である。微妙な違い過ぎて乗ってる本人も間違えそうだ。「貴官の乗機は ドゥサンキャトア-ヴァンヌフ。コールサインはRのドゥサンキャトア-ヴァントレーズだ」 フランス語の数字の読み方は奇ッ怪極まりない。60くらいまではまあまあ普通だが「70」台からヘソが曲がりだ…

  • D-510-5「デボワチーヌのマーキング」エレール1/72製作記

    さてマーキングである。最初は箱絵通りガイコツを描くつもりだったが、よく見るとこのガイコツ、右手に"鎌"を持っている。ガイコツ学校の運動会の借り物競走で"鎌"を掴んで用務員室から飛び出してきたところ、とは多分違うだろう。だとするとこれはただのガイコツではない。 ”死神”である。 相手を撃墜してナンボの飛行兵器のドテッ腹に描くにはふさわしいのかもしれないが、新年早々”死神”の絵を描くというのもなんとなく縁起がよろしくない。おフランスのヒコーキを作っていても神仏への祈請は欠かさない工房主である。また疫病が席巻する世界の現状を鑑みても大鎌を振り上げた”死神”マークはいささか不穏当な気がする。こんなアジ…

  • D510-4「銀の艶姿デボワチーヌ」エレール1/72製作記

    塗装前に脚周りを準備しておく。 これが脚柱さんどすか…いささか頼りのう見えますな。 こちらが実機… そこでプラ棒から紡錘形に削り出すことに…紡錘形の断面なんて出来るんかいな?まあやってみよし。 わてのデザインナイフでヒーヒー言わしたるわい。 まあそこそこにはなったか… 2本カットして… 両側にドリルで穴を開ける。マジックで黒く塗ってあるのは穴を分かりやすくする為。 真鍮線で補強。両側から1/3くらいづつ埋め込んだだけ。 実機ではこのスパッツの中にショックアブソーバーが仕組まれている。 尾ソリもついでに真鍮線で補強。 脚カバーも整形しスジボリ&リベット。さっきぃの脚柱から出た真鍮線でタイヤまで刺…

  • D510-3「デボワチーヌの下拵え」エレール1/72製作記

    蘇生したデボワチーヌの下面にファレホメカカラーの銀+少量のブラックを筆塗り。比率は大体このくらい。 皿にしているのは百均で買ったお弁当おかず入れシリコンカップ。洗えばキレイに塗料が落ちるのはいいのだがホコリがつきやすいので塗料用には不向き。オススメしない。 ファレホメカカラーを水で薄めて大きめの平筆で縦横斜め斜めと塗り重ねる。3~4回くらいで隠蔽できて、ほとんど筆ムラは感じない。なぜか色鉛筆みたいな匂いがかすかにする。シルバーはホコリがつくと目立つのでドライヤーでの強制乾燥を併用した。数年に一度の寒波とやらの最中だったから乾燥が遅かったのかもしれない。我が工房はランカスターの後部機銃のごとく寒…

  • D510-2「デボワチーヌ、蘇生す」エレール1/72製作記

    さて若造、後始末を引き受けよう。まずは下面の修正だ。確かに瞬接は整形するには硬い、しかし… このproxonのペンサンダーなら一撃だ。 ふははは、サンペとは違うのだよサンペとは! 次は穴だけ空いた排気管ディティールアップの続きか、これは手強いぞ。 まずは排気管作り。真鍮パイプをリューターにくわえ込み、ニードルを突き刺して穴を広げる。機銃と違ってラッパ状にする必要はないので焼きなましてはいない。 12気筒だが排気管は15,6本ばかし作っておく。一個や二個ピンセットで飛ばしても血相変えて床に這いつくばらなくて済む。 片側6本の排気管を単に接着するだけでは、それぞれが勝手な方向を向いてしまうだろう。…

  • D510-1「流浪のデボワチーヌ」エレール1/72製作記

    このキットはおそらく工房主が20歳頃に買い求めたものと思われる。フランスから海を渡ってやってきて実に40年近くも我が家の押入れ地獄池で過ごしてきた。その間に三回引っ越してつどつど在庫キットは処分してきたから、よくも残っていたものだと思う。捨て切れない何かしらの想いが自分の中にあったのだろう。 このあたりはレベルのファルコと同様の経緯である。 sigdesig.hatenablog.com ただしD510は手をつけてそのまま放置されていた、という点が少し違う。ふたたび佐貫氏の表現をお借りすると「いなせなデボワチーヌが捨てられうらぶれ、流浪の果てにようやく」工房主との再会を果たすことになったわけだ…

  • ボンジュール デボワチーヌ

    ある日のことでございます。 ブログ主様がいつもの様に極楽をブラブラ歩きながら雲の下を見下ろしましたら、押し入れ地獄の中でうごめく作りかけのプラ亡者どものうめき声が聞こえます。何気なくそれを眺めていましたブログ主様の目にDewoitineD510というキットが映ります。 Dewoitineは"デヴォワティーヌ"という発音が近いようです。しかし"デヴォワティーヌ"はいちいち変換しづらいのです。かといって"ドボワチン"では珍さんがドツボにはまった時の擬音みたいなのでここでは"デボワチーヌ"と読むことにします。 デボワチーヌはエレールの1/72というオタンコナスでした。けれども生前、一度だけ善い行いを…

  • 2021年の抱負

    旧年中はご贔屓いただきありがとうございます。本年も宜しくお頼み申し上げる次第でございます。 昨年は旧日本海軍機ばかり作っていた気がする工房主。さらにコルセアやヘルキャットもあって全七機。こんなに模型が沢山完成した経験は久しくない。コロナで暇だったこともあるが、1/72の筆塗りだからこそ出来たことだと思っている。 一昨年までは展示会などでのプレゼンスを考えて極力1/48を製作してきたが、そもそもが俊英ならざるものだから出来のほうも拙にして凡の域に踏み止まる。余人の歯牙に掛からず衆目を寄せ及ばぬこともやむを得ない。ならば我執を隷してまで世におもねることもなかろう、我がなすことは我の味噌汁、とばかり…

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