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アルパカと聴く幸福なクラシック https://www.alpacablog.jp/

『クラシック音楽を聴いてこころ、幸福』 そんな毎日を、ただ、たんたんと、そして、てくてくと歩いてきました。 多くの方に、聴いて欲しいクラシック音楽を厳選していきます! 末永く、お付き合いいただけたならうれしいです。

アルパカ新一
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2019/08/05

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  • サン=サーンス:《白鳥》の美しさと【動物の謝肉祭】感想と名盤解説4枚ー動物たちの声を聴きに行こう!

    はかなくも美しい 透きとおるような白鳥の純白 クサクサして、心の透明度が落ちた時に聴きたい♫ サン=サーンス:《白鳥》は、チェロとピアノで、静かに奏でられる、憂いをおびた美しい1曲。 このサン=サーンス:《白鳥》をもとにした、バレエ作品、「瀕死の白鳥」があります。 これは、傷つき、もがきながらも、その透明で白い、「天使のごとき羽根」を広げます。 そして、その清き時のなかで、静かに息を引き取っていく様が描かれています。 この、バレエ作品「瀕死の白鳥」のイメージもあるのでしょう。 サン=サーンス:動物の謝肉祭のなかで、《白鳥》はとても印象的で心に残る1曲となっていますね。 ちなみに、使用される楽器としては、ピアノ2台、チェロ1挺となっていますが、ピアノ1台で演奏される機会も多いです。 そして、ピアノが表しているのが、きれいに、はかなく揺らめく湖の湖面を表し、チェロは、静かに死を迎える「白鳥そのもの」を表現しています。 作曲の動機としては、チェリストのシャルル・ルブーク主催のプライベートなパーティーで演奏するためでした。 そんな、ごくうちうちでの演奏を目的に作曲したものであるため、内容的には、ユーモアを盛り込んで作りました。 つまり、

  • ラヴェル:水のたわむれ【3枚の名盤解説】【その感想と特徴】雨のそぼ降る休日を楽しもう

    長く続く、梅雨の時期 ステイホームでつまらない いっそ、「水」とたわむれよう♫ ラヴェル: 水の戯れ 「うっとうしい。 ただ、ただ、ひたすら、うっとうしい。 けれども、アルパカ、雨が好き。」 雨がつづいて、ため息が出てしまう毎日に聴きたい、ラヴェル:水のたわむれの、解説です。 【楽曲を解説】ラヴェル:水のたわむれ ラヴェル:水のたわむれの、こんな解説があります。

  • スメタナ:交響詩《わが祖国》「モルダウ」【感想と3枚の名盤解説】国を思い、人を思い、音楽を思う大切な気持ち

    壮大で、スケールが大きい チェコの第2の国歌ともいわれる《モルダウ》 川の流れのごとき音楽が、あなたを癒やしてくれる! スメタナ: 連作交響詩「わが祖国」:モルダウ チェコの独立への思い、夢、希望がつまった、スメタナ:わが祖国、その中でも、もっとも有名で、壮大な1曲《モルダウ》の感想を中心に解説です。 【楽曲を解説】スメタナ:交響詩《わが祖国》「モルダウ」 スメタナ:わが祖国の2曲目の、モルダウは親しみやすい旋律と壮大な川のイメージが浮かぶことから、日本でも有名な1曲です。 そのモルダウ川は、チェコ国内では、最も長い川として知られています。 曲としては、モルダウ川の上流の静かな流れから始まります。 つまり、フルートとクラリネットの、ゆるやかな、かけあいから始まります。 だんだんと下流へむけて流れていくにしたがって、川幅が大きく、ゆったりとしていくイメージは、さまざまな楽器が壮大に合流していく中で、表現されているという感想を持ちます。

  • ベートーヴェン:ピアノソナタ《ワルトシュタイン》【3枚の名盤解説】第1楽章は、まるで駆け抜ける白馬!

    駆け抜けろ白馬!! 失意から、再起へと向かう時に聴きたい♫ 「ワルトシュタイン」:第1楽章 失恋、聴覚障害からの自殺の決意。 そんな失意の思いから、ベートーヴェンを救ったものは…? [:contents] 【楽曲を解説】ベートーヴェン:ピアノソナタ《ワルトシュタイン》 ベートーヴェン:ピアノソナタ《ワルトシュタイン》の印象的なエピソードを含む、こんな解説があります。 このソナタにつけられた「ワルトシュタイン」という名前は、ベートーヴェンがこの曲を献呈したワルトシュタイン伯爵の名をとったものである。 ワルトシュタイン伯爵は、ベートーヴェンがボンにいたころから、彼を援助し、ウィーンの社交界にベートーヴェンがデビューするきっかけを、つくってくれた大パトロンであった。(中略) この曲は、ジュリエッタ・グィチャルディとの恋愛に破れ、しかも耳の病気が絶望的となって、一時は死を覚悟したベートーヴェンが、みごとに立ち直ったころ(1804年)の作品で、力強く前へつき進もうとする彼の意気込みが、特に第一楽章などにはよくあらわれている。 出典:志鳥栄八郎 著 「不滅の名曲はこのCDで」Pより引用

  • シューベルト:菩提樹【3枚の名盤解説】その歌詞と冬の旅の感想

    淡いお空に、浮かんでる ふっくらと、やわらかい雲のよな そんなやさしさと、さみしさを感じる名曲 シューベルト: 歌曲集「冬の旅」:菩提樹 シューベルト:菩提樹は、シューベルトの歌曲《冬の旅》の中の1曲 ことさら有名で、心の柔らかい部分にまで届く「日本の童謡」のような安心感がありますね。 【歌詞の訳と解説「まるで童謡」】シューベルト:菩提樹 シューベルト:菩提樹の、こんな解説があります。 ベートーヴェンが世を去った翌年の1828年、シューベルトが死の床で行っていた最後の仕事が、歌曲集《冬の旅》(この5曲目が「菩提樹」)の校正であった。 この歌曲集は、恋に破れた青年が、生きる望みを失って、凍てつく冬のさなかをさまよい、その間に体験するさまざまなことを歌いあげたもので、どの曲にも恋を失った悲しみ、苦しみがせつなく悲痛にあらわれていて、心にくいいってくる、すばらしい作品である。

  • ブルックナー:交響曲第7番【5枚の名盤】2楽章、版によるシンバル効果も解説

    第2楽章の瞑想と盛り上がり! 版(バージョン)によるシンバル効果 どちらがステキに聴ける!? 【版の違い、シンバル効果を解説】ブルックナー:交響曲第7番 第2楽章 アダージョ 瞑想的な静けさと、熱気をおびた盛り上がり。 2つの魅力を含んだ、ブルックナー:交響曲第7番。 とくに、第2楽章は、その落差が大きく、さまざまな意見があります。 その中でも、第2楽章のクライマックスで、鳴り響く、シンバルを始めとする、ティンパニや、トライアングルの爆音。 作曲者のブルックナーは、人の意見や、環境に左右されることがしばしば。 ブルックナー:交響曲第7番を作曲後、シンバルを始めとする打楽器を楽譜に書き足したのもそんな理由からでした。 つまり、 ブルックナー:交響曲第7番の、初演を行った指揮者ニキシュの意見を取り入れた。 尊敬するワーグナーの訃報に触れて、あえて付け足した。

  • モーツァルト:クラリネット五重奏曲【3枚の名盤解説と感想】第1楽章のやさしさに惹かれる名曲

    静かで、あたたかい クラリネットの響き 日ごろの喧騒から少し離れたい時に聴きたい 【楽曲を解説】モーツァルト:クラリネット五重奏曲 瞑想的で、全体的に静けさをともなう、モーツァルト:クラリネット五重奏曲。 そんな雰囲気を、あますところなく表現した、このような解説があります。 内的なモーツァルト芸術の、完成美を示している。(中略) 構成の最初から終わりまで、ひとつの矛盾も、ひとつの欠陥も、ひとつの余計な装飾もない。(中略) それぞれ個性的で、自由な4つのパート(ヴァイオリンを2挺使用)が互いに調和し合い、しかも自然そのものでる。 それぞれ(の楽器)が、気がねしたり、故意に沈黙したりせず、気らくに語っている。(中略) そして、管(クラリネット)が休むときでも、弦は他に、抜(ぬ)きんでるようなことをしない。 それは、泉から流れているように思える…(中略) 出典:アンリ・ゲオン 著 高橋英郎 訳「モーツァルトとの散歩」P296より 解説にあるように、それぞれの楽器が、「気らくに語って」いますね。 まさしく調和の極みといえそうです。 モーツァルト特有の、メロディの泉がこんこんと湧き出るようなイメージです。 そして、それは、押し付けてくるような圧迫感は、まったくないのに、どこまでも自然なつくりで、モーツァルトの音楽そのもの。 そのあたりに、モーツァルト:クラリネット五重奏曲 の魅力が、つまっていますよね。 モーツァルト在世当時、クラリネットという楽器は、出始めたばかり。 当時、シュタードラーというクラリネット奏者がいましたが、使用していたのは、「バセットクラリネット」と言います。

  • モーリス・ラヴェル:マメールロワ【6枚の名盤】妖精の園あらすじ解説、おとぎの国へようこそ!

    マメールロワとは、マザーグースのこと楽しい童話をラヴェルの音楽で…管弦楽の魔術師ラヴェルの傑作!「マ・メール・ロワ」とは、フランス人、シャルル・ペローが描いた童話の世界。子供時代に立ち返って、音楽で遊ぶのも楽しいものです。【楽曲の解説とあらすじ】モーリス・ラヴェル:マ・メール・ロワ 管弦楽の色彩が豊かな、モーリス・ラヴェル:マ・メール・ロワ。 ラヴェルが、子ども好きであったことの、エピソードを含む、こんな解説があります。 ラヴェルは、たいへん子ども好きな人であった。彼は、生涯を独身でとおしたが、彼がよく遊びに行った親友ゴデブスキーの家では、友人をほったらかしにして、ジャンとミミーというふたりの子どもと、何時間も遊んでいたという。 このジャンとミミーのために書かれたのが、原曲のピアノ連弾用の組曲(中略) ラヴェルが、どんなに子どもたちに、愛情をこめて、これらのおとぎ話の世界を、幻想的に、美しく描いているかが、よくわかるであろう。 出典:志鳥栄八郎 著 「不滅の名曲はこのCDで」Pより引用

  • ハイドン:弦楽四重奏曲第77番《皇帝》【3枚の名盤解説と感想】傑作カルテットの素晴らしさ!

    楽天的な傑作カルテット! まぶしいくらいにワクワクしてる時に聴きたい♫ (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。”) ハイドン:弦楽四重奏曲第77番《皇帝》 第2楽章は、ドイツの国歌としても有名。 親しみやすいメロディの宝庫の、ハイドン:弦楽四重奏曲第77番《皇帝》の解説です。 [:contents] 【第2楽章が有名】【楽曲を解説】ハイドン:弦楽四重奏曲第77番《皇帝》 聴きやすく、また親しみやすい名曲ハイドン:弦楽四重奏曲第77番《皇帝》の、こんな解説があります。 ハイドン持前の几帳面さを放棄しない限りでの、精神のきわめて自由な飛翔がある。 すべての楽想は純化され、(中略)すっきりと性格的であり、形も見事に整っている。(中略) (《皇帝》のニックネームは)第2楽章変奏曲の主題旋律が「神よ、皇帝フランツを護り給え」という歌詞を付けられて皇帝讃歌として歌われたことに由来するもので、やがてそれがオーストリア国歌となったのは周知のとおりである。(のちにドイツ国歌となります。)

  • シベリウス: 交響詩《フィンランディア》【3枚の名盤を解説】壮大な合唱版の感想もあり

    独立を目指すパワー!【楽曲を解説】シベリウス: 交響詩《フィンランディア》壁を乗り越えたい時に聴きたい。気持ちが高まる1曲今回は、元気なれるシベリウス: 交響詩《フィンランディア》の解説です!シベリウス: 交響詩《フィンランディア》のパワフルなエピソードを含む、こんな解説があります。 シベリウスは、1899年11月にヘルシンキの劇場で上演される中世からのフィンランドの歩みを示す「歴史的情景」という劇のための付随音楽を作曲した。当時のフィンランドは、ロシアの圧政下に苦しみながらも、独立的機運にはげしく燃えていて、そのための精神を高揚させるような企画をつぎつぎとたてていた。(中略)(劇の)最後に森と湖の多い美しい自然をもつ祖国が独立への目を開くというものだった。(中略)この曲は、フィンランドの人たちからは国歌と同じくらいに大切にされていて、そのなかの主題は、歌詞をつけて歌われているほどである

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