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  • 【映画】グリーン・ナイト

    「ダークファンタジー」よりも「寓話」の表現のほうがしっくりくる。ロケハンとCGとセットがなめらかに融合して、かつてのイングランドの陰影が特徴的で美しい景色を表現し、衣装と道具には再現と創造のすばらしい統合がみられる。予定調和でないなりゆきに、最初、少し戸惑ったのだけれど、観終わったら、なぜかわからないけれど、とても豊かな感じ。深くて厳しくて優しい"智慧"のにおいがする。-----公式サイト:https://www.transformer.co.jp/m/greenknight/(2022.11.30)投稿忘れてた。過去日付で投稿します。【映画】グリーン・ナイト

  • 【映画】ある男

    やりなおしたいとかそういうことじゃないのだ。選びえない人生の構成要素。その選択によって得られたもの。むなしさもまた。選択の作用は図りえない、予想できない、そして誰も評価することはできないのだろう。-----公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/a-man/(2022.11.20)【映画】ある男

  • 【映画】土を喰らう十二ヵ月

    四季の地物を味わう光景がつづられているであろうということ以外あまり想定せずに見に行った。思いのほか人間ドラマだった。自然とのことのほかに、老いとか終のなにかとか。古民家の庭先に折々の野菜や実もの、暖房や給湯器がなさそうな、竈のある台所に素朴ながら上質そうな器たち。味噌、漬物、干柿、胡麻の実、雪の下の青菜、大根、山にはきのこ。手を使う日々のたべものは、丁寧を重ねてできあがって食べるのは一瞬。真知子は思い切りがよくて、惜しまないツトムの表情は愛情か。シビアな成り行きにはリアルな苦み、丁寧に描かれる田園のくらしはむしろ寓話性。滋味。-----公式サイト:http://tsuchiwokurau12.jp/(2022.11.16)【映画】土を喰らう十二ヵ月

  • 【歌舞伎】歌舞伎座 十一月吉例顔見世大歌舞伎 2022年11月

    十三代目市川團十郎白猿襲名披露十一月吉例顔見世大歌舞伎歌舞伎座-----何はともあれ。十三代目市川團十郎白猿襲名、新之助さん初舞台、おめでとうございます。夜の部、口上を挟んで歌舞伎十八番の2本立て。矢の根と助六由縁江戸桜。矢ノ根の幸四郎さんの五郎はやんちゃな愛嬌に頬ほころぶ。馬かわいい。口上、国宝級で占める渋さ。助六由縁江戸桜、成田屋を観た!感たっぷり。目の保養度も抜群。2時間超の長丁場、ゆるめのテンポの演目ながら多彩な演者が入れ替わり立ち代わり舞台を織りなして充実。傘の揺るがなさに目がいったり。(花魁道中でも)。股くぐりのゲストがいずれも愛らしくてすごかった。発声者限定ながら大向こう復活うれしい。黙食でかべすも復活。(2022.11.13)【歌舞伎】歌舞伎座十一月吉例顔見世大歌舞伎2022年11月

  • 【映画】すずめの戸締まり

    結局落涙したわけです。冒険譚とロードムービーのエンタメ要素と、美麗な鄙の景色と都会の人工構造、土地土地のことば。わくわくどきどきさせることのその先に置かれるメッセージと。秀逸なひとの情動の表現は、それがなにから生じているかと関係なく揺さぶりにくるのだという再認識と(だからすごいんだ新海作)。今回はひときわ、私は分析せずにそのまま味わっておきたい。地の天災に関するところの重さとか逃れようのなさとかのモチーフには、いまだ真正面から直面しかねる自分を発見したり。カミサマという概念を思ったり。(人は対象を人のように解釈するけど人じゃないんだから気まぐれ、優しい、怖い、変節が信じがたい、などと感じるとき、無意識に擬人化しているのかもね)。-----公式サイト:https://suzume-tojimari-movi...【映画】すずめの戸締まり

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