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歴史好きの徒然日記 https://www.yamatotsurezure.com/

奈良県を中心とした街歩きやおすすめスイーツ、歴史の話題を書いてます。 城跡や城下町、古民家、遊郭、神社仏閣などの古跡に興味がある方は一度ご覧ください。 あと、奈良県(大和国)を中心にした歴史上の人物のご紹介もしていきます。

やまとこおりやまん
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2019/06/30

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  • 思ってたんと違う(5)前近代の罪と罰

    皆さんこんにちは。 悪いことをしたら捕まって、裁判を受けた後、罰を受けます。 現在では当たり前のことなんですが、前近代、とりわけ中世以前では、その様子はずいぶん違ったものでした。 今回は、そんな今と違う前近代の刑罰事情や治安のあれこれをご紹介します。 平安時代に「死刑」はなかったのか 盗みは殺人と同じ!? 殺人事件はほったらかしの無法地帯 平安時代に「死刑」はなかったのか 平安時代は「死刑」がなかったと聞くことがあります。 巷間よく広まっているのは、平安初期に起こった薬子の変(810年)で藤原仲成が処刑されてから、保元の乱(1156年)の戦後処理で処刑が実施されるまでの間、政府公認の死刑は行わ…

  • 開業100周年を迎えた東信貴ケーブル(東信貴鋼索線)廃線跡をたどる

    皆さんこんにちは。 大阪府と奈良県の府県境にある信貴山は、「信貴山の毘沙門さん」こと朝護孫子寺で有名ですね。 こちらへのアクセス経路としては、現在自動車の他、大阪府八尾市の信貴山口駅からケーブルカーがありますが、かつて、もう一つルートがありました。 奈良県三郷町の信貴山下駅から信貴山駅までをつないでいた近鉄・東信貴鋼索線、通称東信貴ケーブルです。 2022年、その開業から100周年を迎えた、その廃線跡をたどってみました。 東信貴鋼索線とは 信貴山下駅前 廃線路跡 旧信貴山駅 表参道 東信貴鋼索線とは 東信貴鋼索線は1922(大正11)年、現在の近鉄生駒線の前身となる信貴生駒電気鉄道が、信貴山朝…

  • 鎌倉殿の13人~後世まで子孫が生き残り栄えたのは誰の家か

    皆さんこんにちは。 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、今まで日本史では、戦国や幕末維新に比べて人気のなかった平安末期から鎌倉初期の時代が、にわかにスポットを浴びました。 このドラマのタイトルにある13人とは、鎌倉2代将軍源頼家のとき形成された、幕府有力者たちによる合議体制のメンバーが、13人だったことに由来します。 史上初の本格武家政権となった鎌倉幕府の草創期、中核だったこの13人のメンバーはその後内部で、血で血を争う凄惨な権力闘争を繰り広げ、最終的に北条氏が鎌倉時代を通じて権力を掌握。北条氏得宗家による独裁体制を築いていくことになります。 一家、また一家と滅亡・没落する中、生き残った…

  • 西大寺~荒廃と復興を繰り返した不滅の法灯

    皆さんこんにちは。 2022年7月8日、安倍晋三元首相が遭難した場所として、にわかに全国的な注目を受ける場所となってしまった、近鉄大和西大寺駅。 近鉄沿線の奈良県民には、とても馴染み深い駅が、全世界を震撼させるような事件の現場となってしまったことを、非常に残念に思います。 さて、大和西大寺駅を利用したことのある方でも、その駅名の由来となっている西大寺に参拝された方は、もしかしたら多くないかもしれません。 駅名で馴染みはあるんだけど、実際にお寺は行ったことがない。 私もそんな奈良県民の一人でしたが、4月末に初めてお参りしてきました。 西大寺とは 境内 南門 四王堂 護摩堂 本堂 東塔跡 愛染堂 …

  • 廃仏毀釈で廃寺となった、大神神社の神宮寺(大御輪寺、浄願寺、平等寺)を巡る

    皆さんこんにちは。 以前廃仏毀釈で廃寺となった、奈良県桜井市にある大神神社の3つの神宮寺についてご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 今回は、明治に廃寺となった大神神社神宮寺である大御輪寺、浄願寺、平等寺の現在の姿をご紹介します。 訪れる場所は、こちらの境内図で赤丸で囲った3か所。 大神神社境内図(大神神社HPから転載) かつて三所寺と呼ばれ、神仏習合の三輪神道の中心にあった場所が現在どうなっているか、見ていきたいと思います。 大御輪寺 浄願寺 平等寺 大御輪寺 大御輪寺は、3つの神宮寺の中で最も古く、既に奈良時代には大神寺の名で成立していたとされます。 1285(…

  • 談山神社は夏の穴場スポット。如意輪観音と涼風薫る青紅葉に癒される空間

    皆さんこんにちは。 奈良県桜井市にある談山神社は、紅葉の名所として知られます。 場所はこちら。 奈良盆地南東の山間にあります。 実はこの談山神社、江戸時代以前は、多武峰妙楽寺と呼ばれた巨大な仏教寺院でしたが、明治初頭の神仏分離令により、全山がそのまま神社に転身したという、非常に珍しい場所です。 ※談山神社の由緒や廃仏についての詳細は過去記事をご一読いただければと思います。 www.yamatotsurezure.com こちらは江戸時代の妙楽寺境内図。 多武峰之図(奈良県立図書情報館蔵・江戸後期19世紀初め頃) 明治の神仏分離によって、多くの神仏習合の寺院では、従来の伽藍が失われました。 しか…

  • 奈良は「何もない」と思われている地域の「中世」が面白い!奈良の中世史と町の成り立ち

    皆さんこんにちは。 飛鳥から奈良時代にかけての、古代史ロマンにあふれるスポットが注目されがちな奈良。 しかし、中世から近世にかけての遺構や人物も、奈良は見所いっぱいの場所であることを紹介したい。そんな思いで書き始めた当ブログも、2022年7月8日で丸3年となりました。 ここまで書き続けられたのも、読者様のお陰と心から感謝です。 今後ともよろしくお願いします。 さて、奈良県内の一般的な観光スポットと言えば、世界遺産となっている3つの地域、東大寺、興福寺、そして薬師寺のある奈良市中心部と西ノ京地域、法隆寺を中心とする斑鳩地域、桜が有名な吉野山周辺、そして古代ロマンあふれる飛鳥や、山の辺の道といった…

  • 忍性・慈悲に過ぎた窮民救済の超人的実践者

    忍性菩薩像(称名寺蔵) 皆さんこんにちは。 忍性という僧をご存知ですか。 鎌倉時代に師匠、叡尊とともに戒律の復興運動に取り組んだ律僧として、日本史の教科書に載っていたなとご記憶の方もいらっしゃるかなと思いますが、同時代の鎌倉新仏教の開祖たちと比べ、概して知名度が低い印象がありますね。 しかし、その事跡を追うと、それまで支配者たちから一顧だにされなかった、非人と呼ばれた最下層の人々や、ハンセン病患者たちにまで救済の手を差し伸べ、果ては動物愛護の施設まで設けるなど、当時としては先鋭的な社会福祉事業を、数多く興した人物でした。 その事業の根底にあったのは、最愛の母から受け継いだ文殊信仰だったのですが…

  • 江戸の町割りと風情を残す穴場の散策スポット、御所まち。圓照寺寺内町、東御所の町

    皆さんこんにちは。 前回に引き続き、奈良県御所市の中心街区、御所まちをご紹介します。 ※前回ご紹介した西御所の記事はこちらです。 www.yamatotsurezure.com 今回ご紹介するのは、葛城川を挟んで東側、東御所です。 前回ご紹介した西御所は、商家町をルーツとしていますが、東御所は大和五ヶ所御坊の一つ、御所御坊圓照寺を中心とした寺内町として、発展した町となります。 場所はこちら。 近鉄、JR御所駅からも近く、京奈和道の御所インターチェンジからのアクセスも便利な場所です。 東御所のエリアは西御所に比べると一回り小さなエリアになります。 国土地理院HP地図から作成 大橋通周辺 圓照寺 …

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