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森とまちをつなぐ「半農半X」日記 https://blog.goo.ne.jp/takebei6491

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

武兵衛
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2019/06/10

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  • 年末に心づくしの玉手箱が届く

    寒さが応える日々の年末に近隣や大都会からの心づくしの贈り物が届いた。まずは近所からは、わが玄関先に散乱する挿し木の植木鉢を整理すべく、「これ使ってみないか」と外用の植木棚を持ってきてくれた。これなら水をかけても安心だし、省スペースも進められる。もう一台は後日持ってくるという。さらに、ダンボー箱いっぱいの掘り出した「里芋」も運んでくれた。サトイモやサツマイモはイノシシにやられるのでこのところ栽培していないのを知っていたのだ。これらの葉っぱはシカの好物でせっかく芽が出ても食べられてしまう。同じ近隣でも土地の環境の違いなのか栽培者の心得の違いなのか、この差にいつも考えさせられる。そして、都会に住む老紳士のシティーボーイから福袋ならぬ「福箱」いや「玉手箱」が届いた。箱を開けたら煙こそ出なかったが、健康食品・コーヒ...年末に心づくしの玉手箱が届く

  • 「二十億光年の孤独」を感じた青年は

    今年の11月に日本を代表する詩人・谷川俊太郎が老衰で亡くなった。詩集を読むのが好きだったオラにも俊太郎は生きる喜びを与え続けてくれた。というのも、ほかの作家の詩は解読が難しかったり、独りよがりだったりするなか、俊太郎の詩は構えずにしてその世界をふらりと入れてくれる。彼のデビュー作を再度取りよせて読んでみる。「二十億光年の孤独」の詩は、たった16行しかない詩だ。「万有引力とはひき合う孤独の力である/宇宙はひずんでいるそれ故みんなはもとめ合う/宇宙はどんどん膨らんでいくそれ故みんなは不安である/二十億光年の孤独に僕は思わずくしゃみをした」といったフレ-ズのリズムは終生変わらなかった気がする。17歳で詩作を初め、21歳で本詩集を刊行したこの青年はそのまんま変わらず老詩人となり、92歳で大往生を遂げる。オラの子ど...「二十億光年の孤独」を感じた青年は

  • 二本の角がかわゆいんだけど

    オラの玄関近くの柿の木のすぐ隣にいつの間にか「エノキ」の木が伸びていた。バタフライガーデンにエノキは必須の樹木だ。先日、裏山にもエノキが生えているのを確認したので、柿の木の栄養を吸っていたエノキは駆除することになった。そこで、オオムラサキの幼虫がいないかと念のためエノキの枝を点検したところ、伐った枝に見慣れない2本の角のある可愛らしい幼虫を発見した。どうやら、図鑑には掲載されていないことが多い「アカボシゴマダラ」のようだった。4年前の2020年7月24日のブログに成虫を掲載したことがある。本種は、人為的に放蝶された外来の蝶で、外来生物法に基づく『特定外来生物』に指定されており、飼育・放蝶・譲渡することなどが禁止されている。いわゆる「ゴマダラチョウ」に赤い斑点が目立つ魅力的な蝶である。この蝶がオラの町にもわ...二本の角がかわゆいんだけど

  • ドイツのクリスマスパンが届いた

    先日、キノコの師匠から大きな段ボールに満載の炭とプレ・クリスマスプレゼントが届いた。「七輪党」幹事長(闇党員はいるが党員はゼロ)を自称するオラが、七輪や焚き火をこよなく愛しているのを知って、どっさり送ってくれたのだった。このところ、空気が乾燥していて各地で火事が多いので、火の使用を自制している日が続いている。風も強く、風力2以下なら焚き火再開を予定していたが、このところなかなかそんな日が来ない。さらに続けて、ドイツのクリスマスパンの「シュトーレン」と和宮様へのプレゼントが贈られてきた。「シュトーレン」の食べ方は、端から食べていくのではなく、中央部分から薄くスライスして少しづつ食べてクリスマスを迎えるという。食いしん坊のオラは、始めはセーブしたつもりだったがあまりにも旨いのでクリスマスを待たずに完食してしま...ドイツのクリスマスパンが届いた

  • こころの傷をバネに辺境を渡る

    ひょんなことから、井上光晴『井上光晴詩集』(思潮社、1971.7)を読み始めた。前半は青年らしい正義感あふれる社会への異議申し立ての詩に溢れている。それが後半になると、言葉をこね回し難解になっていく。しかし、魅力は常に底辺に生きる人への共感だった。それは絵描きの父が家にいなかったり、母が家出したりで祖母の手で育ったことからに由来しているらしい。しかし、幼少期のあだ名が「嘘つきみっちゃん」と呼ばれていたように、生い立ちや経歴は虚構であることが多い。また瀬戸内寂聴と恋愛関係にあったことは映画化されたり小説にもなっている。原一男監督のドキュメンタリー「全身小説家」にもその三角関係の証言や晩年の光晴の姿を描いている。「金網の張ってある掲示板に父の名前は見えなかった父は何度も爪吉の頭をなでながらがっかりしたように笑...こころの傷をバネに辺境を渡る

  • 「いま」をそのまま受けいれることから始まる

    十数年前に読んでから、座右の書ともなった英米文学者・加島祥造『求めない』という詩集だった。翻訳者としても有名だった加島氏はすべてを捨て山奥に移住する。そうして、「伊那谷の老子」とも言われ、そこで出会った外国人女性と意気投合する。しかし、そのパートナーの死に直面し、ふさぎこんでいたが、彼女の骨を庭に散骨することでようやくそれを受け容れるようになる。その様子はNHKで”Alone,butnotlonely.”として放映された。そうして、続編『受いれる』(小学館、2012.7)が刊行された。「いま」をそのまま受けいれることから始まる

  • ハサミがあるかないか

    わが家庭菜園ではハサミムシによく出会う。野菜のすぐそばにいることが多く害虫ではないかと思っていた。そのハサミムシがのこのこ家の中にやってきた。そこで改めて調べてみると、ハサミムシは「科」ではなく「目」の名前だということを初めて知る。つまり種類がそれほど多いというわけだった。画像の虫は山地性のハサミムシの「コブハサミムシ」のようだった。コブハサミムシは背中に複雑に折り畳まれた後翅があり、羽化や越冬前の時期に突如飛翔するらしいが、見たことはない。尾の鋏が大きく湾曲するものをオスのアルマン型、長く真っ直ぐに伸びるメスをルイス型という。繁殖を終えるとオスは死んでしまうが、産卵したメスは幼虫になるまで卵を外敵から守り続けるばかりでなく、幼虫に自らの体を食料として提供する。壮絶な子育てである。ハサミムシは害虫を食べて...ハサミがあるかないか

  • 栄華と陰謀の王朝を生きた女性の豊穣

    大河ドラマ「光る君へ」が明日で最終回。ドラマは主演・脚本・制作統括・演出をすべて女性が担当するのは史上初という。その時代考証を担当している倉本一弘氏の『藤原道長の権力と欲望・紫式部の時代』(文春新書、2023.8)をあわてて読み終える。本書を読むと、脚本家の大石静がかなりこれをを参考にしているのが伝わってくる。(画像の殆どは、山川出版社、「詳説日本史図録」、2008.11から)道長の日記「御堂関白記」は、ユネスコの「世界の記憶」遺産として2013年6月に登録された。為政者が自ら日記を書くのは世界でも稀であり、千年前多くの日記が残されている日本はきわめて特殊だと著者は指摘する。本書では、道長の「御堂関白記」、優れた官僚の藤原実資(サネスケ)「小右記」、能書家で有名な藤原行成「権記」(ゴンキ)らの日記ととも...栄華と陰謀の王朝を生きた女性の豊穣

  • そうだ冬の花を探しに行こう!!

    世の中は暗いニュース満載だ。ノーベル賞をもらった被団協受賞の意味は大きいが、政府がいまだに核廃棄に後ろ向きなのは戦後政治を経済成長神話路線をいまだ払拭できない象徴とも言える。「平和より金」路線が国民の頽廃と劣化を促進してとどまることを知らない日々だ。平安貴族の権力者は和歌を産み出す感性が問われた。戦国・室町時代以降では能・茶道・書道などに精通していることが指導者のステータスだった。そうだ冬の花を探しに行こう!!

  • 山並み見ながら古民家カフェ

    昨日は、山並みが素晴らしい市内砂川(いさがわ)にある「風香(ふうか)つきみ亭」を初めて訪れる。昨年11月に開業した古民家カフェである。お昼近くだったせいかお客が10人ほどいて30分ほど待ってしまった。場所はオラがいつも気に入っている一等地にあるビューポイントだった。カフェの裏側は、数百年の風格のある「カゴノキ」が鎮座し、その隣に公民館・元寺院が控えている。もちろん、目の前はこの地区で一番風光明媚な高台にある。雨上がりの山並みの雲海にははたと見とれてしまう。急峻な斜面には端正な茶畑が山並みと競うように緑の模様を形成する。しかも、この茶畑は先験的な「有機JAS認定農地」となっている。そうした魂は、若い入植者を呼びおこし市内の静かなムーブメントとなっている。その雄大な自然背景とみずみずしい人間のネットワークは、...山並み見ながら古民家カフェ

  • 絶望のなかで自分がやれること

    前々から読みたいと思っていた武道家で思想家の内田樹の「街場…」シリーズ。『街場の共同体論』(潮出版社、2017.1)をやっと読み終える。創価学会系の雑誌『潮』に連載してきたものを単行本にまとめたものが本書である。目次を見ると、家族論、格差社会、学校教育、コミニケーション能力、師弟論などで、共同体という言葉が見当たらない。ムラ社会に生きていると共同体とのかかわりは無視できない。内田氏の生きている世界は都会中心であるのがやや気になる。ムラで生活していると、水源地・生活道路・草刈りなどの整備や神社・祭り・防災訓練の行事がらみの共同作業が少なくない。水源地の泥の除去や林道の枯れ枝・土砂の撤去や水道のメーター点検などは、グループの当番制で三カ月に一回廻って来る。その意味では、群馬県上野村にも居住している哲学者・内山...絶望のなかで自分がやれること

  • ハチのようなハエに侵入者の足跡

    外に出ようと玄関の引き戸を開けようとしたら、見慣れないハチのようなものが外に出たいようだった。引き戸を開けても迂回して逃げようとしない一途な性格だ。ハチの多くはよくあるタイプだ。2cmくらいのベッコウ色の翅がきれいだったので、とりあえず捕獲してみる。調べてみたら、「ベッコウバエ」(ベッコウバエ科)だった。翅には5個の丸い紋があった。背中には3対の黒っぽい縦条があった。すでに弱っていたようだが、容器の中では仰向けになって暴れていたが元に戻れなくなっていた。腹部が黒いのはメスのようだ。ベッコウバエの餌は、樹液・糞・キノコだという。そう言えば、昨日わが家のバイオトイレの糞尿を取り出し畑の隅に埋めたばかりだ。春や夏にこれをやると、作業して数分でハエが大挙してやってくる。ハエの嗅覚の速さにいつも感心する。昨日は...ハチのようなハエに侵入者の足跡

  • 紫式部じゃないよ白式部かな !?

    林縁を歩いていると紫の実に出会うことがある。紫色は古代から上品な色であり貴族の上位の色でもある。自然が生み出した紫色はとても少ない。だから、派手ではない「ムラサキシキブ」の実に出会うとうれしくなる。しかも、葉がビロード状の「ヤブムラサキ」の葉を確認すると声をあげてしまう。どちらも実はさほど多くない。そんなとき、わがバタフライガーデンで白い実の「式部」を発見する。市販でよく見る園芸種の「コムラサキ」の実の多さは圧巻である。茶畑の茶木を伐根した跡には40本ほどのコムラサキがニョキニョキ出てきたのでずいぶん慌てたものだ。今でもわがガーデンの帝王として君臨しているので、他の場所へ徐々に移植したり、寄贈したりしている。そこに、白実が加わるとは心強いバリエーションになる。しかし、いつ植えたのか、自然にそうなったのか、...紫式部じゃないよ白式部かな!?

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