なんと、半世紀ぶりに映画「戦艦ポチョムキン」のDVDを観た。1905年、ロシア革命の先陣を切ったと言われる歴史的な事件を題材とした白黒映画だ。細かい内容は忘れていたが、オデッサの広い階段に並列した兵隊が次々に民衆を射殺していく有名なシーンだけは忘れていなかった。1925年に公開されたセルゲイ・エイゼンシュタインが監督・脚本を担当、その映画作りの教科書と言われる表現と技法は今見ても確かに斬新であるのは間違いない。ソビエトのプロパガンダ映画の限界はあるにしても、その後の映画界に大きな影響を与えた。オデッサは戦局を変えられるか