仁義なき侵入はひでーぞ。某国の力による侵入と同じように、自然界にも同じように相手の事情を無視して下足で踏み込んでくるような事態がある。それは、外来種「マツバウンラン」だ。1941年京都伏見区で発見され、京都を中心に拡大し、現在は全国を制覇する勢い。よく見られるのは乾燥した荒れ地・開発地・休耕地にも侵出し、広い群落を形成する。葉は松葉のように細く、花はウンランのようにかわいいところから、マツバウンランと命名される。一見、ひ弱そうに見えるがじつは強靭。抜いた残骸をそのまま放置しておくとそこから大繁殖するので、それを燃やすくらいの徹底さが必要だという。2013年ごろから当地区への侵入がだんだんと目立ってきた。甘く見ていた当局はそれを腕組するだけだった。むしろ、富良野の「北の国から」の歌を口ずさむ能天気さだった。...仁義なき侵入は阻止だぜ