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家づくりに関する情報とノウハウ、より素敵な暮らしのための知恵袋的コラム。世界25カ国、住宅取材件数1500を超える編集者が、これまでに書きためた30万字もの記事に書き起こしを加え、全ての家族のために大切なことを考えます。

Sweet Potato.
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2019/05/10

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  • 【玄関】=幸運を引き寄せるデザインと機能。

    // 玄関を入って、土間。高断熱・高気密仕様で大空間にしても温度差はない。欧州ではこの部分だけ床暖房にして、外で濡れた靴を乾かすなどの工夫をすることも。 どんな場所でも整理整頓、清潔に保つことは大切ですが、玄関は特に人が出入りする場所であり、運気も出入りする場所。人にとっても、運気にとっても、不潔な玄関に好感を覚える人はいないはずです。 Contents. 玄関は引き戸かドアか 靴を揃えると清々しい 女と男の履物の揃え方 数秒の手間を惜しむな 玄関は引き戸かドアか 玄関の「玄」はもともと奥深い悟りの境地を意味し、色彩の「黒」という意味でも使われます。 幽玄、玄人などの言葉を思い浮かべると、なる…

  • 【オズの魔法使い】=ドロシーが帰りたかったのは「家」ではなく「おうち」でした。

    // 家は二、三度ぐるぐる回ってゆっくりと宙に昇ってゆきました。ドロシーは風船の中で昇っていっているような感じがしました――そして、ドロシーの旅が始まります。旅の終わりには、あまりにも有名なあのフレーズ。ドロシーが帰りたかったのは故郷や家、家族がつくる【おうち】だったのです。 Contents. 願いを叶えるための旅に出る 欲しいものは元々持っている There is no place like home ! オズの国になかったものとは 認知症の母の記憶の【おうち】 どんな夢も叶えられるところ 願いを叶えるための旅に出る アメリカ・カンザス州の農場の小さな家で暮らす少女ドロシー。 ある日突然、…

  • 【軒・庇】=日本人の知恵が詰まった「パッシブデザイン」の原点。

    // 日本の伝統家屋では、その土地の日射、通風などを考慮し、軒や庇を設けることで四季折々の温度調節を図っていた。 住宅の洋風化・欧米化に伴い、軒や庇のない住宅建築を頻繁に見かけるようになりました。雨の少ない欧米の気候風土では納得もできますが、高温多湿で雨の多い日本で、建築スタイルまで乾燥地域と同じでは、どこか違う気もします。日本の伝統でもある、軒や庇の基本を考えます。 Contents. 日本は世界有数の雨の多い国 暑さはアフリカや中東レベル 法隆寺でも採用した理由とは 日射をコントロールする意味 軒下にウッドデッキの小宇宙 日本は世界有数の雨の多い国 日本語で雨の呼び名を数えると、400種類…

  • 【景観】=「計画を立てるには歴史観を持たねばできません」(浅田孝)。

    // 新しい価値は、歴史観に基づいてこそ、普遍的な価値へと昇華します。変わっていいこと、変わらなくてはならないこと、変わってはいけないこと。 Contents. 熱的性能では先進的な北海道の家 家にも街にも表情が感じられない たった数年で古ぼけてしまう外観 時代を超えて伝わる家や街の価値 熱的性能では先進的な北海道の家 4日間ほど北海道に行ってきました。 旭川では研究所を訪ね、札幌では旧知の建築家と会って、近況などをうかがいました。 電車の車窓から眺めたり、街を歩きながら北海道の家を見るたびに、いつも思うことがあります。 一つは、ほとんどの家が熱的性能が高く、暑い寒いといった基本的な問題が解決…

  • 【ミッドライフクライシス】=人生を、問い直さずにはいられなくなる時期。

    // 家づくりを経て、子育てが終わった頃、足元に忍び寄る中年期ならではの不安や葛藤=クライシス。それと闘うこともいいのでしょうが、足元に課題解決のヒントがあるかもしれません。 Contents. 中年期の葛藤とは 熟年夫婦の大問題 生きてちゃだめ? 後退ではない進歩 中年期の葛藤とは 人生80年とすれば、40歳を過ぎたら、そろそろ中年期。 男女ともあぶらののった時期でもあります。 しかし、子どもたちは難しい時期にさしかかり、自分たち親世代は、家庭や職場での責任が一層増す時期。 体調の変化やストレス、あるいは離婚・再婚といった劇的な人生の転換が多いのもこの世代です。 結婚して家庭を持ち、子育てを…

  • 【温度・狭さ・動線】=日本の住宅が見落としてきた3つの弱点=バリア。

    // 住宅のバリアというと段差解消と手すりの設置くらいしか思い浮かばない人がほとんどではないでしょうか。加齢後、あるいは身体に障害を持って初めて気づくバリアもあります。できるだけコストをかけずに安全な環境をつくることが大切。バリアフリーに関しては何度かに分けて解説しますが、ここでは日本人の多くが見落としがちなバリアについて。 Contents. 新築の家にも多くのバリア 温度のバリアは最重要課題 交通事故より住宅が危ない 段差解消よりも大切なこと 必要な場所だけ広さを確保 廊下のいらない設計が基本 新築の家にも多くのバリア 取材で新築の家におじゃますると、瞬時に、たくさんのバリアが目につくこと…

  • 【マローンおばさん】=ここではない「どこか」を求めてしまう、私たちの「居場所」について。

    // 私たちはいつも、ここで生きながらどこかを求め、誰かといながら孤独を感じています。あなたのほんとうの居場所は、と問われて黙り込んでしまう人は、いったい、どれくらいいるでしょう。そんなときに、闇に覆われた心にぽっと灯りをともしてくれるのが「マローンおばさん」です。 Contents. 珠玉の詩が絵本になった 天国に旅立ったおばさん 誰にも必ずある「居場所」 珠玉の詩が絵本になった イギリス児童文学界を代表する作家・詩人であり、 第1回国際アンデルセン賞受賞者 エリナー・ファージョン(1881年‐1965年)の詩を 翻訳、絵本化した作品。 絵はエドワード・アーディゾーニ。 森のそばで、 一人貧…

  • 【災害と住宅】=「オール電化」は「災害時に脆弱」とは限らない。

    // 地震や台風などの災害時、停電が長引くたびに必ず流れるのが「オール電化住宅は災害に弱い」というニュース。停電になったら、調理もできない、冷暖房もストップ、給湯も使えない――というのが理由なのでしょうが、現実には、停電になったら、灯油のファンヒーターもガス給湯器も、固定電話(黒電話以外)も使えません。正しい情報かどうかをシミュレーションするためにも、少しひねくれているかもしれない情報の捉え方。 Contents. 災害時にも復旧が早い電気 電化の利点を引き出す住宅 ベストという選択肢はない 災害時にも復旧が早い電気 日本は地震大国です。 阪神・淡路大震災(M7.3 1995)や新潟県中越地震…

  • 【炎】=心が鎮まる「“1/f”のゆらぎ」効果。

    人類が初めてエネルギーとしての【火】を利用するようになったのは、いまから約50万年前のこと。暖かく、煮炊きもできる【火】はやがて、暮らしに欠かせないものとなり、その【火】を雨風から消さないために屋根ができ、囲いが工夫され、家の原型ができました。眺めているだけで落ち着くのは、私たちの家と暮らしの原点を感じるからかもしれません。 Contents. 日本の家の中心【竈=かまど】 家にいながら異界と交信する 暖炉が創った全館暖房の文化 暖房よりも採暖を選んだ日本 キャンドルで1/fゆらぎを満喫 日本の家の中心【竈=かまど】 // 文字通り、釜をかける場所であり、囲炉裏とともに家を象徴する火所とされて…

  • 【ハレとケ】=家の中で紡がれる日常・非日常の「記憶」。

    // かつて日本の家は、冠婚葬祭に代表される家族の儀式の舞台でもありました。その舞台は、時代とともに屋外に移りつつあるか消えつつありますが、儀式の痕跡はいまも家のなかに残っています。日常と非日常とを区別し、折々の節目でつくられてきた日本の家と家族の文化を考えます。 Contents. 家族の儀式を消さないために はればれ・晴れの場・晴れ着 家で礼節を学ぶ=室礼のこと いまも日常に息づくハレとケ わが家オリジナルの「ハレ」 フォトブックや旅行の定例化 // 家族の儀式を消さないために お正月が終わったかと思うと、節分、ひな祭り、今度は端午の節句、そして夏が来て、秋が過ぎ、来月はクリスマス、その翌…

  • 【インテリア/照明】=陰翳を意識することで得られる、時間と空間。

    // 日本家屋や身近な漆器,食物などが「常に陰翳を基調とし、闇と云ふものと切れない関係にある」と綴った文豪・谷崎潤一郎。数十年前まで、日本人の暮らしのなかに当たり前に存在した「陰翳」に美を発見し、その価値を世界に知らしめた功績は、海外でも高く評価されています。いまや日本の町も建築空間も、明るいだけの、のっぺりとした空間が多くなってしまいました。照明の基本を学ぶにはいささか物足りないかもしれませんが「陰翳」をキーワードにするだけで、今日からわが家の空間に違う表情を発見できるかもしれません。 Contents. 明るさと闇の間にあるもの 暗がりを原点に据えた芸術 時の移ろいを味わうセンス 天井の照…

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