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WEB小説『伊緒さんのお嫁ご飯』を中心に、小説の再現メニューや取材旅行のレポート、物書きの制作舞台裏などのお話をつづります。

三條すずしろ
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2019/04/29

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  • 初めて能楽『二人静』を鑑賞して、ボロ泣きした話

    人生初の能楽チケット購入! 前から興味はあったけど、なかなかハードルが高そうで踏み切れない……。 わたしにとってその一つが「能楽」の鑑賞です。 一度ちゃんと観てみたいな~、と思いつつ「やっぱ難しそう」と先延ばしにしていた能楽。 ところが、在所のすぐ近くの町で格安の能楽公演があったのです。 これはチャンス!とばかりに、人生初の能楽チケットを購入したのでした。 吉野・大淀町は能楽の聖地 その公演が行われたのは奈良県吉野郡の「大淀町」。 世界遺産や修験道の聖地としても有名な歴史の宝庫、あの吉野の麓です。 実はこの大淀町、「桧垣本猿楽(ひがいもとさるがく)」という能楽の前身の発祥地であり、特に笛方の名手を輩出したことでも有名な土地。 いわば能楽にとっての「聖地」のひとつなのでした。 能楽の各流派が垣根を越えて結成した「能楽座」、毎年この大淀町にて公演を行っています。 2019年11月で19回目となった能楽座大淀町公演。チケットは前売りで2,000円と、破格です。 わたしが初めて観た2019年度は、「謡(うたい)」の講座や小鼓の宗家・大倉源次郎さんの講演、「仕舞(しまい)」三演目に能楽という、とっても贅沢な内容でした! 実は10歳のころがファーストコンタクト 自分でチケットを買って、自発的に能楽を観に行ったのは初めてでしたが、実は10歳のころにファーストコンタクトを果たしていたのでした。 それは高野山の「星月夜(ほしづくよ)」という野外イベントで、檀上伽藍のあたりで本格的な「薪能(たきぎのう)」が行われたのを覚えています。 子どもだったこともあり、演目が「葵上(あおいのうえ)」だったことくらいしかわかりませんが、なんともこの世ならぬような独特の雰囲気に圧倒されたのは確かです。 その折に狂言も初めて観たのだと、後から気付いた次第です。 『二人静(ふたりしずか)』とは 今回の上演された能楽は『二人静』という演目でした。 これは源義経の恋人であった「静御前」の霊が若菜摘みの女に供養を依頼、憑依して舞いを舞うというあらすじです。 義経との終の別れとなった、吉野の地に相応しいお題です。 「菜摘」とは春の七草を摘むことで、かつては特別な行事でした。

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