先日の抗加齢学会の企業展示で、1年ぶりにOligoScanしてもらいました。OligoScan は、手のひらを吸光光度法によりスキャンする事で、組織や脂肪細胞に着している有害重金属 や必須ミネラルを迅速に測定できる装置です。 必須ミネラルは概ね充足していましたが、有害金属の多くが標準を超えていました。昨年はカドミウムが高かったので、野菜をできるだけ有機栽培のものにするように意識したのですが・・・。今年はアルミニウムが高値です。排泄に問題があるのかもしれません。 オリゴスキャンは体内の蓄積量を測定するだけなので、実際に排泄ができているかは毛髪ミネラル検査や尿検査をしてみないとわかりません。魚をよ…
昨日、分子栄養学実践講座のセミナーに参加しました。テーマは認知症の予防、治療でしたが、その中で簡単に実践できるものを紹介したいと思います。 やはりここでもビタミンCが登場です。 「血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連する」という内容の論文を紹介したいと思います。 Higher Blood Vitamin C Levels are Associated with Reduction of Apolipoprotein E E4-related Risks of Cognitive Decline in Women: The Nakajima Study. - PubMed…
私の父は塾長でした。 非常に厳しい人でしたが、私は小学四年の時にその父の塾に通い始めました。 初めて父の授業を受けた時の事は鮮明に記憶しています。 父が入って来た瞬間、教室の空気が変わり、緊張感に包まれ、ざわざわしていた生徒達も居住まいを正しました。そして予想に反するような言葉から話し始め、皆が引き込まれていきました。 父が話し上手なのか、カリスマ性があったのか、子供の特性を熟知していたのか、今になってはわかりません。 現在、私は人前で話す機会が度々あります。準備をしている間は、こんな内容で満足してもらえるだろうかと頭を抱え、終わった後には自分の滑舌の悪さに落ち込むなど、満足できる講義や講演は…
抗加齢医学会のポスター発表で個人的に興味深いものがありました。 同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターの上中詩央里先生の発表で、「食後高血糖抑制に及ぼす食品栄養成分の寄与率の検討」というものです。 米飯200gを食べる前に①サラダチキン②オリーブオイル③穀物酢④難消化性デキストリン⑤千切りキャベツを摂取して、リブレを用いて食後の血糖値の変化を調べていました。 結果は①②③⑤を高用量摂取した群は米飯のみより、優位に血糖を低下させ、①③は摂取用量が多いほど、優位に低下させたとのことです。そして、④の難消化性デキストリンは食後血糖上昇の抑制効果はなかったそうです。 要は食後高血糖抑制…
この週末は、横浜で開催されている抗加齢医学会に参加しています。 抗加齢医学会は、様々な科の先生方が最新の知見を発表されるため、専門外の内容も多く、非常に興味深い学会です。抗加齢医学会専門医ということもあり、自分の知識が狭くならないためにも、必ず参加するようにしています。 現在100歳を超える人は約7万人弱です。将来的には2007年に生まれた子供の約半分が100歳まで生きると予想されています。 長寿は素晴らしい事ですが、少子高齢化、年金、病気、寝たきり、認知症、介護・・・問題は尽きません。 長寿社会における幸福とは何か。「死ぬまでずっと幸せでいたい」それが、究極の願いかもしれません。学会会長であ…
うつ病の症状が少し落ち着いたら~セロトニンやメラトニンの不足を解消する生活習慣~
うつ病の原因はモノアミン仮説が主流です。セロトニンやノルアドレナリンの低下により、抑うつ気分、意欲低下、不安などの症状が出現すると言われています。 現在うつ病に用いられるのはこのセロトニンやノルアドレナリンを増やすタイプの薬です。 脳内のセロトニンは以下の経路で産生されます。 トリプトファン→5HTP→セロトニン→メラトニン セロトニンが低下すると、メラトニンも低下し、不眠などの症状につながります。 ではセロトニンやメラトニンの不足を解消するための生活習慣とはどんなものでしょうか。 ①タンパク質をとる まずは材料であるトリプトファンが必要です。トリプトファンはアミノ酸で、たんぱく質が分解されて…
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