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  • コロナウイルスに対してできること

    長い間、ブログを放置していました。 この間もコンスタントに閲覧して頂いているようで頭が下がります。 今回はコロナウイルス予防について。 もう少し早くお伝えすべきでしたが、誰もが身近に迫っていると感じているこのタイミングでも有意義かと思います。 手洗いうがい、人混みを避けるなどは当然ですが、他にも感染を避けるためにできる事はないかと考えている方には、是非参考にして頂ければと思います。 感染や症状の緩和には、体の抗酸化力および免疫力を可能な限り高めておくことが大切です。つまり、ウイルスから攻撃を受けた時、最も重要になるのは個々の体内環境の質です。 国際オーソモレキュラー医学会、オーソモレキュラー医…

  • 大阪マラソンへの道④ー完走へー

    12月1日大阪マラソン当日。3か月間のトレーニングの集大成です。 前日は糖質中心で腹八分目の食事に抑え、マッサージをし、早く就寝しました。 当日は5時起床。 豆乳にMCTオイル、それから卵焼きと白ご飯の朝食を食べ、ランニングウェアの上に服を着て、会場に向かいました。 電車の中では、更にMCTオイルの補給、COQ10やカルニチン、ナイアシンの補給も行い、アミノ酸ゼリーも飲みました。エネルギー不足だけは避けたかったので、こまめに摂取する事を心がけました。 第3ウエーブだったので、9時25分スタート、9時5分にスタート地点の閉鎖です。森ノ宮駅に8時過ぎに到着しました。ものすごい人でしたが、手荷物預け…

  • 大阪マラソンへの道③-最後の1か月ー

    ランニング初心者である私が、今年の9月からトレーニングを始めて、いよいよ本番の大阪マラソンまで残り3日となりました。 10月は走りこみ期間でしたが、11月は調整期間としました。 怪我や疲労に備えて、無理に走りこまない計画をたて、(私にとっての)長距離は10日に14km、24日に17km走っただけで、あとは5kmや10kmをちょこちょこと走りました。 昨日、最後の5kmランを終え、残りの3日は筋疲労が残らないように、ゆっくり過ごそうと思います。 11月の総走行距離は96kmでした。 9月以降の総走行距離は341kmです。一般的なランナーに比べると圧倒的な準備不足かもしれませんが、限られた時間で自…

  • 考えすぎると健康を害する

    考えすぎると健康を害する。 I think too much and then put myself in a bad mood. 先日漢方の講演会で、富山大学大学の渡り英俊先生、順天堂大学の栗原由美子のご講演を聞く事ができました。 そこで栗原先生が紹介されていた言葉です。 典型的なうつ病の方をみていると、過去を悔やみ、将来を憂い、常に考えすぎている方が多いように思います。 漢方治療では、こういった人には「帰脾湯」がよいそうです。 帰脾湯を飲みだして、しばらくすると「気楽に思えるようになった」「考え込むことが少なくなった」と効果を実感する方がおられるようです。 帰脾湯というおは気血双補剤の一つ…

  • 大阪マラソンへの道②ー大会2か月前の走り込みー

    マラソン初心者が、3ヶ月でフルマラソンを走るチャレンジ、以下の記事の続きです。 www.sakuranbo23.com 10月は脚力、心肺機能、精神力を高めるためにとにかく走りこむことを意識しました。11月は怪我なども含め無理ができないので、大事な1ヶ月です。 9月は90km走ったので、10月は150kmを目標にしました。 週に5日走り、毎日5km以上、調子のいい時は10km、週末には15kmか17kmを走りました。 5kmは気持ち良く、楽に走れるようなりました。もはや、走らないと気分も落ち着かず、走り終わるとその日は安心して眠れるといった具合です。走ってる途中では、疲労感を全く感じず、頭の中…

  • 認知症発症の危険因子ー第9回認知症予防学会ー

    名古屋国際会議場で開催されている、第9回認知症予防学会に来ています。 2017年にランセットで、認知症発症の危険因子については以下のように発表されています。修正可能な要因は35%、修正不可能な要因は65%です。修正不可能なものは主に遺伝的な要因です。 修正可能な要因は各年代によって異なります。 18歳未満では低い教育レベルが危険因子になります。 これは修正可能というか、親の心がけ次第かもしれません。45歳~65歳つまり中年期では、肥満が1%、高血圧が2%、難聴が9%のリスク因子となります。 難聴が9%!なんと肥満や高血圧を抑えて圧倒的な高さです。これは最近のトピックスでもあります。もちろん難聴…

  • 双極性障害の話

    双極性障害にはⅠ型とⅡ型があります。 その違いは簡単に言うと、躁病エピソードがⅠ型は躁状態、Ⅱ型は軽躁状態ということです。この二つは「程度の差」ではなく、病態が異なると捉えた方がよいです。 Ⅰ型の場合、躁状態になった際には、ほぼ確実に入院が必要になります。 躁状態では、本来のその人がするはずのない問題行動を次から次へとやっていまいます。上司に喧嘩をふっかけたり、財産を使い果たしたり、莫大な借金をしたり、浮気をしたり。病気であったとしても「取返しのつかない行為」をしていまうのがこの病気です。入院は治療のためでもありますが、何より「取返しのつかない行為」を阻止するためでもあります。その人の尊厳を守…

  • うつ病にならないための7か条

    今週は京都で開催している、第39回日本精神科診断学会に参加しています。 抗加齢学会や栄養関係の研究会などに比べて、やはり最新の研究結果や知見は乏しい印象です。しかし日々の臨床のヒントなど、得るものも多くありました。 気分障害で、非常にご高名な坂元薫先生(赤坂クリニック 坂元薫うつ治療センター)の講義を久しぶりに聞くことができました。 今回は、「双極性障害治療の新たな潮流」という題でしたが、双極性障害の治療の難しさを改めて実感しました。双極性障害については、次回のブログで改めてお話ししたいと思います。 坂元先生の掲げておられる「うつ病にならないための7か条」をここに掲載しておこうと思います。 ①…

  • 大阪マラソンへの道①ーランニング経験ゼロからー

    2019年12月1日開催の大阪マラソンに出場することになりました。 ランニング経験はゼロですが、40歳の記念にと友人と申し込んだところ、私だけが当選していまいました。 不安を通り越して憂鬱になっていた時期もありますが、これも大きなチャレンジだと思い、完走を目指して頑張ることにしました。 (目標は6時間です笑) この貴重な経験をブログに残しておきたいと思います。 私のこれまでの運動経験 ①小学校の時の得意科目は体育、短距離は早かったけど長距離は苦手。5年生のマラソン大会は仮病でずる休み。 ②中学はバレー部。高校もバレー部だが、進学校で勉強優先のため活動はかなり少なめ。 ③大学はゴルフ部。バッグを…

  • GLP-1注射がブームです。

    現在GLP-1注射がダイエット界のブームです。 この注射はダイエット界の歴史を塗り替えると言っても過言ではないと考えています。 GLP-1注射は本来糖尿病の治療目的で用いられる注射です。私は糖尿病は専門ではないので、この注射の理解のためにいくつか本を読みました。 最近の糖尿病治療のトレンドを知る上でこの本が非常に役に立ったので、紹介したいと思います。 糖尿病はグルカゴンの反乱だった -インスリン発見後、なぜ未だに糖尿病は克服できないのか 作者: 稙田太郎 出版社/メーカー: 星和書店 発売日: 2019/04/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 沼津さとやまク…

  • ダナン旅行記4日目ー帰国日ー

    いよいよ最終日です。 定番の5時起きでビーチへ。この日は雲が多く、はっきりとした朝日は見えませんでした。 風が気持ちよく、軽くランニングをしました。 6時半から朝食へ。 この日はアラカルトはエッグベネディクトをオーダー。中身はハムやサーモンなど選ぶ事ができます。 奥はステーキです。アラカルトにはステーキもあります。毎日、夜は軽めなので、朝からステーキも美味しく食べれました。 そして唯一2日連続で食べずにはいれなかったのがこれです。 この黒は炭のようです。デトックス効果を期待して食べましたが、香ばしくて本当に美味しい!また食べたいです。 7時半からヨガへ。10個ヨガマットが敷かれていますが、集ま…

  • ダナン旅行記3日目ー五行山、再びホイアンへー

    朝は5時起床、5時20分頃にビーチで朝日を浴びながらウォーキングをしました。 こちらもナマンリトリートと同じインフィニティプールで、プールに映る朝日が幻想的です。 波の動き、音は飽きることがありません。 6時半からの朝食へ。 ビュッフェですが、更にアラカルトから一品選ぶ事ができます。 奥がバナナフレンチトースト、手前がサーモンのグリル。 そしてフュージョンマイアの朝食は、前日までの予約で、このレストラン以外に、部屋やプールサイド、ビーチなど希望の場所で何時でも(夜でも)食べる事ができます。私達は好きなものを食べれるだけ選んで食べたいので、2日間ともレストランにしました。 朝食後は7時半からプー…

  • ダナン旅行記2日目②ーフュージョンマイアー

    12時にナマンリトリートをチェックアウトし、タクシーでフュージョンマイアに向かいました。 タクシーの運転手さんにフュージョンマイアと伝えましたが、曖昧な表情のまま運転し始めると案の定、フュージョンマイアの前を素通り。行き過ぎたと伝え戻ってもらいました。 フュージョンマイアのエントランス。 ウェルカムドリンク。 パープルを基調とし落ち着いた空間です。 チェックインが2時にも関わらず、12時半に部屋に案内してもらえました。 滞在中は相談役のようなフュージョニスタというスタッフが担当でついてくれます。日本語の話せるフュージョニスタで丁寧に案内してもらえました。 こちらがお部屋。 部屋は全てプール付き…

  • ダナン旅行記ー旅行の効能、旅行中のサプリメントー

    今回のダナン旅行では、毎朝、朝日を浴びてランニング、ヨガをし、毎日スパで様々なマッサージを受け、毎日プールで泳ぎました。 朝日を浴びる事や、プールで泳ぐ時に息止めをする事はミトコンドリアの機能を活性化すると言われています。 マッサージはリラックス効果はもちろん、オキシトシンの分泌を促します。 ヨガはインナーマッスルを鍛え、自律神経を整えます。ランニング、ウォーキングで有酸素運動も十分。 普段はジムへ行く時間もままならない生活で、異国の地に来て、これだけ細胞レベルで体の機能を活性化ができる旅というのは、本当に有意義であったと思います。 更に後押しすべく、持参したサプリメントはこちらです。 サプリ…

  • ダナン旅行記2日目ーナマンリトリートー

    朝5時に起きて、5時20分頃にプールからビーチへ行くと、ちょうど朝日を見る事ができました。 インフィニティプールにも映る朝日。 朝日を浴びながらビーチで軽くランニング。 部屋に戻り、ヨガの服に着替え、6時半からハイハイレストランでの朝食へ。朝食は6時半から開始なので、1番でした。 飲み物はカフェラテをオーダー。こんなに可愛くラテアートしてくれました。 朝食を済ませて、7時からのヨガのプログラムに参加しました。ナマンリトリートでは毎朝7時からヨガのプログラムがあります。 プールの横の木陰でヨガマットを敷いて行います。参加者は8名程度。男性のインストラクターですが、これがかなりの強度です。最初は緑…

  • ダナン旅行1日目②ーホイアンー

    スパが終わった後、ホイアンへ向かいました。ホテルの受付で日本円をベトナムドンに両替。 ナマンリトリートからホイアンまではシャトルバスを利用できます。 これを利用するのが1番お得で安心ですが、スパをしていたので時間が合わず、行きはタクシー、帰りはシャトルバスで帰ることにしました。 受付でタクシーを呼んでもらい、帰りのバスのチケットをもらい、地図に送迎場所をチェックしてもらい(これが中心地から結構離れているように見えたので若干不安でした)、間も無くやってきたタクシーに乗り込みました。 ベトナムドンは単位が大きいので、慣れるまで桁を間違えそうで、注意が必要でした。 いつも「1万ベトナムドンが50円」…

  • ダナン旅行記ー1日目、ナマンリトリートー

    今年はベトナムのダナンで夏休みを過ごしました。旅行記はこのブログの趣旨とは外れますが、旅の計画をたてるのに経験者の方のブログがとても助けになったので、ここでも記録しておこうと思います。 行き先にダナンを選んだ理由は以下の4つです。 ①リゾート地でゆっくりしたい ②直行便で行きたい ③時差が少ない ④異国感を味わいたい ダナンはまさにぴったり。かつては海上交易で栄えた拠点地でしたが、近年はビーチ沿いに名だたるリゾートホテルが林立する人気のリゾート地です。ベトナムは物価が安いので、リーゾナブルに高級リゾートホテルに宿泊することもできます。 成田からも関空からも直行便があり、フライト時間は約5時間半…

  • ビタミンDの重要性ー第1回オーソモレキュラー学会ー

    先週末は東京で開催された第1回オーソモレキュラー医学会に参加してきました。 奥平智之先生や今野裕之先生など、精神科の先生方のご講演もあり、精神科もいよいよ栄養療法なくしては語れない時代が近づいているのかもしれないなと感慨深くなりました。 その他、癌治療や歯科領域、ホルモン療法、腸内フローラ移植、糖質制限、神経栄養因子、医療大麻など多岐にわたり非常に興味深い内容を聞くことができました。 溝口徹先生は脂溶性ビタミンについて講義してくださいましたが、いつもながらわかりやすくも本質的な内容で大変感銘を受けました。 今回の学会では様々な講演でビタミンDの話題を耳にしました。 その理由は、ビタミンDの作用…

  • 7月はデトックス月間ーデトックスの方法ー

    先日の抗加齢学会の企業展示で、1年ぶりにOligoScanしてもらいました。OligoScan は、手のひらを吸光光度法によりスキャンする事で、組織や脂肪細胞に着している有害重金属 や必須ミネラルを迅速に測定できる装置です。 必須ミネラルは概ね充足していましたが、有害金属の多くが標準を超えていました。昨年はカドミウムが高かったので、野菜をできるだけ有機栽培のものにするように意識したのですが・・・。今年はアルミニウムが高値です。排泄に問題があるのかもしれません。 オリゴスキャンは体内の蓄積量を測定するだけなので、実際に排泄ができているかは毛髪ミネラル検査や尿検査をしてみないとわかりません。魚をよ…

  • 認知症の予防にもビタミンCの抗酸化作用が有効です

    昨日、分子栄養学実践講座のセミナーに参加しました。テーマは認知症の予防、治療でしたが、その中で簡単に実践できるものを紹介したいと思います。 やはりここでもビタミンCが登場です。 「血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連する」という内容の論文を紹介したいと思います。 Higher Blood Vitamin C Levels are Associated with Reduction of Apolipoprotein E E4-related Risks of Cognitive Decline in Women: The Nakajima Study. - PubMed…

  • 人前で話す事が苦手な人へ

    私の父は塾長でした。 非常に厳しい人でしたが、私は小学四年の時にその父の塾に通い始めました。 初めて父の授業を受けた時の事は鮮明に記憶しています。 父が入って来た瞬間、教室の空気が変わり、緊張感に包まれ、ざわざわしていた生徒達も居住まいを正しました。そして予想に反するような言葉から話し始め、皆が引き込まれていきました。 父が話し上手なのか、カリスマ性があったのか、子供の特性を熟知していたのか、今になってはわかりません。 現在、私は人前で話す機会が度々あります。準備をしている間は、こんな内容で満足してもらえるだろうかと頭を抱え、終わった後には自分の滑舌の悪さに落ち込むなど、満足できる講義や講演は…

  • 食前に必要なのはお酢だった!

    抗加齢医学会のポスター発表で個人的に興味深いものがありました。 同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターの上中詩央里先生の発表で、「食後高血糖抑制に及ぼす食品栄養成分の寄与率の検討」というものです。 米飯200gを食べる前に①サラダチキン②オリーブオイル③穀物酢④難消化性デキストリン⑤千切りキャベツを摂取して、リブレを用いて食後の血糖値の変化を調べていました。 結果は①②③⑤を高用量摂取した群は米飯のみより、優位に血糖を低下させ、①③は摂取用量が多いほど、優位に低下させたとのことです。そして、④の難消化性デキストリンは食後血糖上昇の抑制効果はなかったそうです。 要は食後高血糖抑制…

  • 百寿社会をどう生きるかー第19回抗加齢医学会ー

    この週末は、横浜で開催されている抗加齢医学会に参加しています。 抗加齢医学会は、様々な科の先生方が最新の知見を発表されるため、専門外の内容も多く、非常に興味深い学会です。抗加齢医学会専門医ということもあり、自分の知識が狭くならないためにも、必ず参加するようにしています。 現在100歳を超える人は約7万人弱です。将来的には2007年に生まれた子供の約半分が100歳まで生きると予想されています。 長寿は素晴らしい事ですが、少子高齢化、年金、病気、寝たきり、認知症、介護・・・問題は尽きません。 長寿社会における幸福とは何か。「死ぬまでずっと幸せでいたい」それが、究極の願いかもしれません。学会会長であ…

  • うつ病の症状が少し落ち着いたら~セロトニンやメラトニンの不足を解消する生活習慣~

    うつ病の原因はモノアミン仮説が主流です。セロトニンやノルアドレナリンの低下により、抑うつ気分、意欲低下、不安などの症状が出現すると言われています。 現在うつ病に用いられるのはこのセロトニンやノルアドレナリンを増やすタイプの薬です。 脳内のセロトニンは以下の経路で産生されます。 トリプトファン→5HTP→セロトニン→メラトニン セロトニンが低下すると、メラトニンも低下し、不眠などの症状につながります。 ではセロトニンやメラトニンの不足を解消するための生活習慣とはどんなものでしょうか。 ①タンパク質をとる まずは材料であるトリプトファンが必要です。トリプトファンはアミノ酸で、たんぱく質が分解されて…

  • 風邪とビタミンC -自宅にビタミンCは絶対常備すべきですー

    ビタミンCは栄養界の吉永小百合のような存在です。キムタクでもイチローでもよいのですが、もう絶対的な安定感のあるスーパーヒーローです。 このブログでもビタミンCについて取り上げてきました。 www.sakuranbo23.com www.sakuranbo23.com 今回は、このスーパーヒーローの実力を裏付ける論文が、オーソモレキュラー学会のHPで紹介されていましたので、紹介したいと思います。 ビタミンCが風邪症状の緩和や、発症予防に効果があった 論文の内容 この結果から私たちができること ビタミンCが風邪症状の緩和や、発症予防に効果があった こちらの論文です。 The effectivene…

  • 新しい認知症の治療であるリコード法とは

    前回の続きになりますが、認知症の予防について、更に詳しくお話したいと思います。 前回紹介したこの書籍。 アルツハイマー病 真実と終焉 "認知症1150万人"時代の革命的治療プログラム 作者: デール・ブレデセン,白澤卓二,山口茜 出版社/メーカー: ソシム 発売日: 2018/02/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ここでは認知症の予防法、治療法としてリコード法というものを提唱しています。 リコード法とは ①炎症を抑えるために ②必要な栄養因子を補充する ③毒素を除去する リコード法とは アルツハイマー型認知症は脳にアミロイドβが蓄積することで発症すると言われて…

  • 認知症の予防は40歳から

    今日は日本認知症予防学会の専門医教育セミナーを受講してきました。 現在、認知症の原因と言われているアミロイドβの蓄積は、発症より20~25年前には始まっています。 従って、予防が早すぎるということはありません。100年ライフを生きる私たちは、誰もが40歳を過ぎたら認知症の予防を考えるべきなのかもしれません。 認知症の原因として、一般的な内容と、分子栄養学的な視点からいえることをお伝えします。 一般的にはアミロイド仮説、コリン仮説、グルタミン酸仮説などがあり、これにより抗認知症薬の開発が進められています。 アミロイドカスケード仮説 現在最も有力な説です。 シナプス(神経細胞)の膜表面に存在するア…

  • うつ病予防に摂りたい、MCTオイルは乳化させよ

    以前の記事に、MCTオイルがうつ病の症状改善やうつ病予防に効果があるだろうというお話をしました。 今回はMCTオイルについてお話したいと思います。 www.sakuranbo23.com MCTオイルとは MCTオイルで認知症も予防 MCTオイルの摂取法 MCTオイルとは MCTオイルは、ココナッツやパームに含まれるMCT(中鎖脂肪酸)だけを取り出した油です。 ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が約60%、長鎖脂肪酸が約40%含まれています。MCTオイルは中鎖脂肪酸が100%であり、病気の予防目的で摂取するのであれば、純度が高いMCTオイルを使用しなければなりません。 中鎖脂肪酸は直接細胞内に入り…

  • その物忘れは認知症?-認知症と加齢による物忘れの違いー

    認知症の診断目的で来られる患者さんはもちろん、うつ病など他の疾患で通院されている患者さんからも「私は認知症ではないでしょうか」と相談されることが、多々あります。 認知症と加齢による物忘れについてお話したいと思います。 物忘れを心配される患者さんの訴え 認知症と加齢による物忘れの違い 認知症以外の物忘れで注意したいこと 記憶の分類について 物忘れを心配される患者さんの訴え ご自身で物忘れを心配される方は、「俳優の名前が思い出せない」「買い物に行ったのに、買おうと思っていたものを忘れていた」「大事な約束していたのにうっかり忘れていた」などとおっしゃることが多いです。 思い出せない、忘れてしまったと…

  • 犬と旅行ーネスタリゾート神戸ー

    ワンコを連れて、知人家族とネスタリゾート神戸へ1泊旅行に行きました。 宝塚北サービスエリアで休憩。西日本最大級というだけあり、広大な敷地に、お店も充実しています。こぎれいなドッグランもあり、ワンコもたくさんいました。 宿泊はネスタリゾート神戸。数多くのアクティビティがある複合リゾート施設です。 コテージを借りて、夕食は、そこのテラスでバーベキュー。一棟ずつ離れているコテージは、犬が鳴いても気にならず、バーベキュー中もワンコを自由にしておけるので、気兼ねなく楽しむことができました。 日中はアクティビティを楽しみました。犬はアニマルフレンズ(動物たちとふれあうアクティビティ)以外は、基本的にどこで…

  • うつ病の新たな治療②-炎症を抑えるにはー

    前回の続きです。 前回はうつ病の病態の一部は炎症が関与しているというものでした。 では、脳内の炎症を制御すれば、うつ病の予防になる、もしくは一部のうつ病は改善するのではないかということです。 BHBの投与が脳内で炎症を制御する 中鎖脂肪酸の摂取でうつ症状がよくなる MCTオイルを飲むというのは試してみる価値あり BHBの投与が脳内で炎症を制御する BHBは、ケトン体の一種です。飢餓時に、脂肪酸の酸化によって、肝臓や腎臓で産生されます。ケトン体は、糖質制限によって出てくることで有名ですね。以前は、脳はブドウ糖しかエネルギー源として使えないと思われていましたが、ケトン体も第二のエネルギーとして利用…

  • うつ病の新たな治療①-うつ病と炎症の関係ー

    最近は、うつ病や自閉症、アルツハイマー型認知症に、脳内の炎症が関係しているという報告が相次いでいます。予防医学の分野では、いかに炎症をおさえるかというのが、老化を抑える非常に重要な要素となっています。 先日、岩田正明先生(鳥取大学医学部脳神経医科学講座精神行動医学分野)の「うつ病の病態理解~ストレスによる脳内炎症~」という講演を聞く機会がありましたので、2回にわたって紹介したいと思います。 うつ病と炎症 ストレスが炎症を引き起こす経路 炎症を抑えて、うつを治療する うつ病と炎症 現在、うつ病の病態には様々な仮説がたてられています。 遺伝的要因、神経内分泌仮説、モノアミン仮説・・・それらと肩を並…

  • グルテンフリーを2週間試すとよいことがあるかもしれません。

    今日は午後から外勤だったので、外勤先の近くのカフェでランチを食べました。グルテンカゼインフリーのカフェです。 お昼時でしたが、お客さんは全員、外国の方でした。以前、ホームステイを受け入れたオーストラリア人がヴィーガンの女の子でした。日本ではグルテンフリーやヴィーガンのお店を探すのが大変だと話していました。 グルテンフリーという言葉は、ここ数年で飛躍的に聞きなれたものになってきました。なぜグルテンフリーがよいのでしょうか。 グルテンは小麦由来のタンパク質です。グルテンは分解されにくい構造になっており、未消化のまま腸に届き、腸粘膜を傷つけてしまいます。リーキーガット症候群、炎症の原因になります。つ…

  • 従来のうつ病の治療と分子栄養学のうつ病の治療

    精神科ではうつ病の治療は「モノアミン仮説」に基づいて行われています。 「モノアミン仮説」とは、神経伝達物質である、セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリンなどのモノアミンが不足することによって、うつの症状を生じているというものです。 したがって治療では、脳のシナプス間のセロトニン濃度を上げる、SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬、パキシルやレクサプロ)や、セロトニンとノルアドレナリンの濃度をあげる、SNRI(セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬、サインバルタやイフェクサー)という薬を用います。 しかし、約3割の患者さんは抗うつ薬に効果を示さないと言われています。 分子栄養学ではこの部分を説…

  • 夕方の不調は低血糖かもしれません

    夕方になると、体がだるくなる、異常な空腹感を感じる、頭がぼんやりする...これは低血糖かもしれません。 本来血糖値は午前4時が最高、午後4時が最低です。これは副腎機能の日内変動と一致しています。 血糖維持という視点からは、夕方は非常に危険な時間帯です。 この時間帯に血糖値をうまく維持できないのはどういった場合でしょうか。 一つ目は、昼食後の高血糖に反応してインスリン(血糖値を下げるホルモン)の過剰分泌が起こります。そうすると、急激に血糖が低下し、食後数時間後の夕方の時間帯に、低血糖を起こす事があります。反応性低血糖症と呼ばれ、血糖調節障害の一つです。 二つ目は、コルチゾールなどの血糖を上昇させ…

  • ゴルフで認知症予防!ゴルフと脳の働きの勝手な考察

    マスターズでタイガーウッズが14年ぶりの復活優勝を飾りました。一時はどん底だったウッズの劇的な優勝は、多くの人に感動と興奮を与えたと思います。私もその一人です。 今日はゴルフについて日々考えていた事を書きたいと思います。 ゴルフのスイングは脳の頭頂葉を鍛えることで安定する? ゴルフのラウンドは脳の前頭葉機能を刺激する? 認知症予防にゴルフは最適! ゴルフのスイングは脳の頭頂葉を鍛えることで安定する? 私は大学時代にゴルフ部に所属し、ゴルフに打ち込んでいました。 研修医や出産などで、5年ほどブランクがあり、今は週に1回、打ちっぱなしに行くか行かないか、年に7回ぐらいラウンドに行く程度です。 学生…

  • 眠る犬

    週末なので、ワンコネタです。 成犬の睡眠時間は12〜15時間だそうです。1日の半分ですね。 うちのワンコもよく眠ります。 ちょっとした物音で起きますが、犬はレム睡眠が8割を占めるそうです。基本的には浅く長い眠りなんですね。 敵から身を守り、体力を温存する、野生で生きるための名残でしょうか。 安心して眠ってくれる姿は最高の癒しです。

  • やたら大きいトイプードルです

    今日は我が家のワンコを紹介します❗️ うちのワンコは、1歳10か月の男の子。 2ヶ月のころ、近所のペットショップから我が家にやってきたトイプードルです。 こんな顔ですが、名前はぽちです。 よく寝てすくすく育ってくれました。 最初は階段に登れたけど、降りてこれずに、クンクン。 犬と遊ぶのは苦手でいつも及び腰。 色んな所に連れて行きます。 子供の良い弟分になりました。 良い弟分... 誕生日もお祝いします。 旅行も行きます。 去年は泳ぎました。 脚が長いです。良い弟分です。人をだめにするクッションが大好きです。犬もだめになるようです。 トイプードルなのに7kgになりました😂 とてもいい子です✨

  • 糖質制限をしてコレステロールが高くなるのは low T3症候群

    糖質制限シリーズ最後はおまけです。 先日の症例でも登場しましたが、糖質制限をしてコレステロールが高くなることがあります。脂質摂取量が増えたと思う方が多いようですが、注意が必要です。 甲状腺は、首にある臓器ですが、そこから出るホルモンが甲状腺ホルモンです。甲状腺ホルモンは体にとってアクセルの役割をしてくれます。代謝を上げる作用があるので、働きすぎると体重は減少し、働きが落ちると体重は増加します。 甲状腺ホルモンには、T3、rT3、T4があります。働きが強いのはT3です。働かないものがrT3です。T3がアクセル、rT3がブレーキのような働きをします。アクセルだけでは暴走すると困るので、きちんとブレ…

  • 糖質制限中に注意したいこと。積極的に摂りたいものを中心に。

    問題なく糖質制限ができる人でも、注意しておきたいことがあります。 糖質制限をすると、脂質とタンパク質からエネルギーをとることになります。 脂質に関する注意点 タンパク質に関する注意点 その他 まとめ 脂質に関する注意点 脂肪は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。 飽和脂肪酸は、二重結合をもたない、安定した油です。肉やバター、ココナッツオイルなどです。 不飽和脂肪酸は、二重結合をもつ、不安定な油です。植物や魚に含まれます。不飽和脂肪酸は、さらに、オメガ9、オメガ6、オメガ3に分けられます。 積極的にとりたい油は、EPA,DHA、α‐リノレン酸などを含むオメガ3系の油です。亜麻仁油やえごま油で…

  • 糖質制限してはいけない人②

    前回の続きです。 では前々回に紹介した、糖質制限をして調子が悪くなる人の症例の解説をしたいと思います。甘いものやパスタが大好き、細身で筋肉が少ないA子さん。これまでストレス解消は、友人とのスイーツ巡りでした。 →甘いもやパスタが好きということは、もともと主に糖質からエネルギーを確保しており、明らかなタンパク質不足が伺われます。 そしてリーキガット症候群(前回にでてきた腸漏れ症候群、スカスカの腸のことですね)の原因は、小麦グルテンや糖質過多な食事があるので、リーキガット症候群の可能性もあります。リーキガット症候群ではガンジダというカビの一種が増殖している事が多く、ガンジダは糖分を欲するため、甘い…

  • 糖質制限してはいけない人①

    昨日の続きです。 糖質制限してはいけない人はどういう人でしょうか。 結論 一般的に糖質制限をしてはいけない人 事前に知らなければならないこと、タンパク質の代謝 タンパク質がうまく吸収できないとどうなるか 結論 分子栄養学的な結論は、糖質以外の栄養摂取、吸収、代謝に問題がある人です。 つまり、タンパク質と脂質を、吸収したり、使ったりがうまくできない人です。 そういった人が糖質制限をすると、確実に体調を崩します。 一般的に糖質制限をしてはいけない人 糖質制限で有名な高尾病院の江部康二先生は、糖質制限の前提条件としては、腎機能の保持、活動性膵炎、肝硬変、長鎖脂肪酸代謝異常がないことなどをあげています…

  • 糖質制限ってどうなの?

    糖質制限がブームです。 好きなだけお肉を食べれて、短期間で体重が落ちるという事で夢のようなダイエット方として、一大ブームを巻き起こしました。 実際に私も、1か月糖質制限をして3㎏ほど体重が減ったことがあります。 では糖質制限はいいことばかりか、誰もが糖質制限をしていいのか、についてお話したいと思います。 糖尿病治療という観点からは、2013年にアメリカの糖尿病学会(ADA)は、糖質制限を食事療法の一つとして認めています。特別良いというわけではなく、数ある食事療法(地中海食、ベジタリアン食、低脂質食、DASH食)の中の一つという位置づけです。 つまり、「人によっては」いいかもしれないという解釈で…

  • 仕事を続けるために出来ること ~ 精神科病院での当直勤務から~

    私は、勤めている病院で月に3回程度当直、日当直をしています。 日曜日の日当直は、9時から翌朝9時までになります。そして月曜日は通常勤務なので、そのまま月曜日の夕方5時半まで病院にいます。 連続32時間ですね。 主な業務は ①救急患者の対応 私の勤めている病院は精神科救急の機能をもった病院ですので、夜間、休日も救急対応が必要になります。 ②入院患者の対応 500床近い病床があり、入院している患者さんの諸々に対応します。精神状態が悪化し診察が必要な場合だけでなく、熱発、転倒、急変など身体的な対応も必要になります。隔離や拘束の指示がでている患者さんの回診も必要です。 これら以外の時間は、病院内でいる…

  • 犬は手回り品

    今日は娘の学校関係の友人の集まりで、お花見に出かけました。アルコールを飲むので電車で、ワンコを連れて行きました。 ワンコは初めての電車です。 JR では規定内の大きさであれば、ケースに入れて、280円の切符で乗車できます。 キャリーに入れて、普通手回り品の札をつけてもらいました。 犬は手回り品なんですね。 地下鉄は駅員さんに確認だけしてもらい、無料でした。 ワンコは落ち着かないようで、ゴソゴソしたり、クンクン鳴いたり。周りの乗客を驚かせていました。 お酒もお喋りも楽しんで、帰りは1時間ほど歩いて、春を満喫できた1日でした。 明日は当直なので、疲れを残さないよう、補中益気湯を飲んで休もうと思いま…

  • ホットヨガのやりすぎでミネラル欠乏

    8年ぐらい前から週に1回、ヨガをしています。 体が柔軟になり肩こりも改善し、良いことずくめです。 一昨年の12月に自宅の近くにホットヨガスタジオができたので、通ってみました。 代謝改善、冷え性改善、発汗によるデトックスが期待できると思い、週1回、多い時には2回と集中的に通っていみました。 玉のような汗が大量に出て、これまで感じた事がないような爽快感でした。 インストラクターの方が毎回、この汗はミネラルを豊富に含んでいるので、拭き取らず体に擦りこんで下さいとおっしゃっていました。 汗とともにミネラルが大量にでていると思い、サプリでマルチミネラルも摂取するようにしていました。 しかし2か月ほどたっ…

  • うつ病はコレステロールに注意

    うつ病の患者さんに血液検査をすると、コレステロールが低い人が非常に多くみられます。私が栄養療法を勉強するまでは、食欲が低下している結果だろうという程度にしか考えていませんでした。 うつ病の人のコレステロールが低下するメカニズム、その結果、うつの症状を強化している悪循環についてお話ししたいと思います。 脂質はタンパク質のトラックに乗って血中を運ばれています。このタンパク質に乗った脂質をコレステロールと考えてください。コレステロールが上がる原因は様々ありますが、下がる原因は、殆どがタンパク質不足です。 うつ病の患者さんは初期の段階でおそらく強いストレスにさらされています。ストレスにより胃酸分泌は低…

  • マグロは週に2回まで!

    昨日と今日、続けてテレビ番組でマグロがヘルシー食材として取り上げられていました。DHA,EPAが豊富、良質のたんぱく質であるなど・・・。栄養療法の視点からは、とても違和感を感じ、これで毎日のようにマグロを食べる人が出たら大変と思い、マグロの危険性についてお話したいと思います。 水銀というと水俣病、つまり過去の病気と考える人も少なくないかもしれません。水俣病は化学工場の廃液中の有機水銀によって汚染された魚介類の摂取が原因でした。 マグロは食物連鎖の上位の魚であるため、生物濃縮で水銀の濃度が高いといえます。日本海は水銀汚染の高い地域です。(これは日本や中国で火力発電が多いことが関係しています。) …

  • 精神科の5分診療について

    病院が5分診療と揶揄される事を多々見かけます。もちろん精神科も例外ではありません。精神科なんてゆっくり話をしてなんぼと思われているかもしれません。 私の外来では、30分で4,5人は診なければならない状況です。勿論ゆっくり診療できるのが一番ですが、たくさんの患者さんを診るということも同様に重要だと考えています。5分診療に近い状況ですが、その実情についてお話したいと思います。 予約制なので、こちらも患者さんを待たせたくない気持ちは常にあります。患者さんが渋滞してくると、ひたすらマラソンを走り続けているような心境になることがあります。 患者さんが診察室に入った瞬間から、とにもかくにもゆったりとした口…

  • ダイエットにも疲れにも運動にもお酒にもストレスにもマグネシウムは必要です。

    今日はマグネシウムの重要性をお伝えしようと思い、過去の講義資料などを見返していました。しかしあまりにも内容のボリュームが多すぎて、頭を抱えてしまいました。 詳しすぎることまで知りたい人はそんなにいないだろうと思い、とにかく簡潔にお伝えします。(私は関西人なのでとにかく結論を知りたいタイプです。) マグネシウムは重要なミネラルである。 なぜマグネシウムは不足するのか。 マグネシウムをどう摂取すればよい? マグネシウムは重要なミネラルである。 とにもかくにもこれは覚えておいてください。 マグネシウムは、350以上もの酵素の補酵素として働き、エネルギー産生にも必須です。 コロラド大学のアイカワ博士が…

  • ドッグカフェわんこ堂へ行ってきました。

    今日も休日バージョンということで、ワンコネタになります。 ドッグカフェわんこ堂へ行ってきました。 今日は大型犬フィーバーでした。グレートピレニーズ2頭、ゴールデンレトリバー1頭、ボーダーコリー1頭、昨日会ったゴールデンドュードュル1頭、看板犬のラブラドールレトリバー2頭、我が家のトイプードル1頭というメンバーでした。 落ち着きがあって、よく飼い主さんの言うことをきく、よい子ばかりでした。 大型犬の飼い主さんは大らかでありながらも、威厳をお持ちの方が多い印象です。大型犬を飼うには躾は必須、手間も時間もお金もかかるので、そうった方が多いのでしょうか。 大型犬を多頭飼されている方は、おそらくどこかに…

  • ゴールデンドゥードゥルに会いました。

    週末なので、健康話から少し離れたいと思います。 今日は散歩中にゴールデンドゥードゥルに会いました。 両親がウォーキング中によく見かけるという事を聞いていました。昨日から犬と娘と実家に帰っており、朝からゴールデンドゥードゥルの予想される散歩道をウォーキングしたところ、見事に出会う事ができました。 こちらがそのゴールデンドゥードゥルちゃんです。 少し小さめの大型犬といったところでしょうか。ボリュームのある毛にあどけない顔で、存在感抜群でした。 ゴールデンドゥードゥルとは、ゴールデンレトリバーとプードルのMIX犬です。ゴールデンの賢く、人懐こい所と、プードルの明るく、賢く、毛が抜けにくい所を併せ持っ…

  • フリースタイルリブレで血糖スパイクを自覚する

    最近私の勤務している病院の医局で遅まきながらフリースタイルリブレが流行しています。 何人かが始めたところ、予想外に血糖スパイクがみつかったことから、他にもやるドクターが続出しました。 いずれも、通常の血液検査での空腹時血糖やHbA1cは正常でした。「隠れ高血糖」というやつですね。 私も1年ぶりにリブレをしてみました。1年前は低血糖症があり、その後は色々対策を講じていましたが、最近はすっかり忘れて血糖の問題は頭の片隅にやられていました。(低血糖症についてはいずれ書きたいと思います) しかし、私もなかなかのスパイクがあるということがわかり、またしばらくは血糖との闘いが始まりそうです。 フリースタイ…

  • ビタミンCのオーバーフロー

    ビタミンCは何を、どれぐらいとればいいでしょうか? ビタミンCの至適用量の目安は以下のとおりです。 怪我を治りやすくする→100㎎ 風邪の治りを早くする→1~10g 副腎疲労→数十ℊ 癌→100g これはあくまで目安になります。ビタミンCは体内では脳と副腎と白血球に多く分布しています。中でも生命活動にとって重要である、脳と副腎には優先的にまわされる仕組みになっています。美肌のためにビタミンCを取っても、脳を酷使した後や副腎疲労の人は、肌よりも脳や副腎が優先されます。それはそれで良いのですが... 肌のように生命活動の優先順位が低い部位にもしっかりときかせるためには、体内をビタミンCでオーバーフ…

  • 臨床分子栄養学実践講座に参加してきました

    先日、2年ぶりに臨床分子栄養学実践講座のセミナーに参加してきました。宮沢賢史先生の講義はいつも曖昧さがなく正確な知識に溢れているので、非常に心地よくわくわくとさせてくれます。 久しぶりにビタミンCの重要性について再確認したので、基本的な事からお伝えできればと思います。 ビタミンCは構造式がブドウ糖と非常に似ています。高濃度ビタミンC点滴をすると体がビタミンCを糖と誤ってインスリンを出し、低血糖になることがまれにあります。高濃度ビタミンCの点滴の際は手元にジュースをおいておくのが無難です。 というのも生物はブドウ糖からビタミンCを作ります。しかし人間はブドウ糖をビタミンCに変換する酵素をもってい…

  • 栄養ドリンクの代わりに補中益気湯

    漢方に「気、血、水」をバランス良く巡らせるという考えがあります。その中でも一番重要なのが「気」。気力、やる気、元気などの言葉をみても、人の活力に気が欠かせないことがわかります。 その気を補ってくれる代表的な漢方が、「補中益気湯」です。 補中益気湯に入っている生薬は、人参、黄耆、柴胡、当帰、蒼朮、大棗、陳皮、甘草、升麻、生姜です。人参や生姜などいかにも体によさそうですね。例えば人参は朝鮮人参の根っこを乾かしたものですが、体を温め新陳代謝を促してくれます。これと黄耆を含んだものを参耆剤といい、強い補気作用を持ちます。十全大補湯などもそうですね。柴胡は精神的な症状にもよく使われます。気の巡りをよくし…

  • 季節の変わり目のだるさに補中益気湯

    春先は暖かくなり気分は上向きですが、毎年とにかく体がだるくなります。4,5年ぐらい前から自覚していますが、寝ても寝ても眠いし、休日はできればずっと横になっていたい、そんなんで活動量も減って体も心なしか重たくなります。 そこで、今年こそ何とかしたいと思い、補中益気湯を試す事にしました。元々運動もするし、よく食べるし、自分が漢方でいう気虚とは思っていなかったので、自分向きではないと思いスルーしていました。患者さんにはよく使いますが。 先日、どうしても家事をする気が湧いてこないと思った日に、これが気虚では!?と思い立ったのです。 そして休日の朝、やはり動きたくないな~というタイミングで、補中益気湯を…

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あきこさん
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精神科女医の健康談義
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