バルセロナに行く予習として、ガウディを知れる本が欲しく。 外尾悦郎さんの本は手に入らんね、と思ってたら、近所でたまたまこの本を発見し即買い。 当たり前の話だけど、井上雄彦も漫画家である前に画家なのねぇと、変に納得。 Casa BRUTUS特別編集 ガウディと井上雄彦 新装版 (MAGAZINE HOUSE MOOK) マガジンハウス Amazon
欠巻が、失われたのかそもそも書かれてないかだけでも、興味津々。 最近、新旧いろいろ読んでいて、なにが最新の定説だかわかんなくなってきた。 もう何回か繰り返し読まねば。 吾妻鏡-鎌倉幕府「正史」の虚実 (中公新書 2814) 作者:藪本 勝治 中央公論新社 Amazon
また鎌倉行きたくなる。 関東管領が上杉謙信にとって魅力的だったのかは、以前読んだ「謙信越山」と比べると疑問。 中世都市鎌倉を歩く: 源頼朝から上杉謙信まで (中公新書 1392) 作者:松尾 剛次 中央公論新社 Amazon
タイトルにもなっている「私は不肖の身でありながら誤りて征夷の権を執る者」という発言が晩年(1262)の発言とは、ずっと経時が執るべきだった執権という負い目があったのだろうか。 得宗専制を作り出した立役者というイメージとも、鉢木に代表される撫民に尽くした聖人君子のイメージともギャップのある人間味を感じる。 北条時頼:誤りて征夷の権を執る (ミネルヴァ日本評伝選) 作者:山本隆志 ミネルヴァ書房 Amazon
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バルセロナに行く予習として、ガウディを知れる本が欲しく。 外尾悦郎さんの本は手に入らんね、と思ってたら、近所でたまたまこの本を発見し即買い。 当たり前の話だけど、井上雄彦も漫画家である前に画家なのねぇと、変に納得。 Casa BRUTUS特別編集 ガウディと井上雄彦 新装版 (MAGAZINE HOUSE MOOK) マガジンハウス Amazon
近いうちにバルセロナに行きたくて、その前に歴史のお勉強。 そもそもスペイン(カスティーリャ)視点でも知っている歴史って相当浅かった上に、それをカタルーニャ視点で知るってほんと知らないことだらけ。 オリンピックスタジアムひとつ取っても、カタルーニャにとっては意義深いものだったのね。 「メイン・スタジアムはムンジュイックの丘にある『リュイス・クンパニィス・スタジアム』。リュイス・クンパニィスとはあの、フランコ側によって、まさにこの丘で処刑されたジャナラリタット大統領である。」 物語 カタルーニャの歴史 増補版 知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書) 作者:田澤耕 中央公論新社 Amazon
近々開催される、県立金沢文庫の特別展「兼好法師と徒然草―いま解き明かす兼好法師の実像―」に行きたいと思っていて、その予習がてら。 「そもそも客観的な兼好像が提示されるようになったのは、歴史学よりも国文学、しかも戦後の歌壇史研究の進捗によるところが大きい」 「『遁世』とは、都市に住んで、十分な経済基盤を確保し、戦争などの不測の事態にも生活は損なわれず、公武僧に幅広く交際し、新旧の権力者にも対応できる人脈を持つからこそ可能な生き方であった」 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」を地で行く徒然草笑 兼好法師 徒然草に記されなかった真実 (中公新書) 作者:小川剛生 中央公論新社 Amazo…
写真集なので読み直したという程のものでもないのだけれど、読み直した。 El mèrit del gol és de tot l'equip. (per Messi) Barça 素顔のバルサ 作者:シャビエー・トラス サンティ・パドロー 経済界 Amazon
先日の「足利義満」より前に読んどくべきだったな。 「足利義満」のアカデミック感に比べると、こちらの方が内容が易しい。 それにしても京都人の婉曲表現は難しい…。 「後土御門は内裏の再建とともに『内裏はしばしば火災に見舞われるので、三種の神器と若宮は義政のもとで預かってほしい』」 北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像 (中公新書) 作者:石原比伊呂 中央公論新社 Amazon
かなり難しい本。 ちょうど難太平記を訓読してたので、今川了俊の下りがとても興味深かった。 「(難太平記は)太平記作者の視野が狭く偏っているために、父祖の名前が虚しく埋もれてしまうことを嘆いたまでであり、同書の主題はそこにはない」 足利義満 公武に君臨した室町将軍 (中公新書) 作者:小川剛生 中央公論新社 Amazon
歌舞伎の仮名手本忠臣蔵を見たら、無性に読み返したくなった藤沢周平の名作。 日向に陰に絡んでくる赤穂浪士の物語と、青江又八郎の物語が絡み合うストーリーが、やっぱり面白かったわ。 用心棒日月抄(新潮文庫) 作者:藤沢 周平 新潮社 Amazon
歌舞伎座の三月大歌舞伎「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」を見に行く予習に。 これでストーリーはばっちり、予習は完璧!と思って見てきたけど、当時の作法や習慣、歌舞伎の型とか、もっと予習しとくこといっぱいあったのね。 仮名手本忠臣蔵 (河出文庫) 河出書房新社 Amazon
まさに教科書では『家康が信長の二男信雄をたすけて秀吉に対抗、尾張の小牧・長久手で戦った。互いにその実力を認め、講和した』とだけ習った、小牧・長久手の戦い。 よく知られた森長可と池田恒興が討たれる長久手合戦は、ほんと緒戦なのね。 終章の『三河譜代(中略)の旗本・大名は、関ヶ原合戦よりも小牧・長久手合戦における祖先の戦功を大きく取り上げる傾向が強い』というのが面白い。 小牧・長久手合戦 秀吉と家康、天下分け目の真相 (角川新書) 作者:平山 優 KADOKAWA Amazon
ほぼ禅・仏教的な視点からの考察でとても難解💦 いくつか吾妻鏡関連の解説読んで思ったのは、吾妻鏡が成立した頃の貞時及び貞時期の幕閣が、時頼をどう位置づけたかったかと読むべき史書なんだろうなと。 でそういう視点で妄想すると、実際は経時が絶対的後継者だった上に、経時逝去時に権力は重時に継承され、重時から時頼に実権が継承されたのは、重時出家ないしは時宗元服あたりだったんじゃないかと思ってる。 それを貞時は、自分に繋がる直系が嫡流だったと当時の極楽寺流や北条庶家に主張する為に、吾妻鏡に重時の存在を薄め時頼を聖人化して描いたんじゃないかなと。 吾妻鏡の思想史: 北条時頼を読む 作者:市川 浩史 吉川弘文館…
自身は援軍を送れど、自身には援軍を得られなかった今川氏真がただただ不憫。 あと、長尾景虎が無駄にキャスティングボートを握り続ける迷惑さ。 駿甲相三国同盟 今川、武田、北条、覇権の攻防 (角川新書) 作者:黒田 基樹 KADOKAWA Amazon
ライトだけど、知らなかったことだらけ。 これを入口にってことですね。 世界史と地理は同時に学べ! 作者:山﨑 圭一 SBクリエイティブ Amazon
とあるバーで出会ったご本人から直接購入。 詩の語彙力と表現力って、和歌・短歌的な深度が必要なんだなとしみじみ。 星のゆらぎに火を焚べて 作者:星野灯 七月堂 Amazon
昨日のBayfmで、押切もえさんがオススメしてたのに影響を受け、今日午前に本屋で購入。 一日で一気読み。 自分自身モテなかったのでわかる男性の気持ちと、とはいえ結果的に二十代で結婚し、さらに子育てを終えた今の立場からくる気持ちの余裕が、それを知らないと理解できないであろう二十代前半の自分を思い返すと、すごく胸が苦しくなる小説だった。 傲慢と善良 (朝日文庫) 作者:辻村 深月 朝日新聞出版 Amazon
ウチの猫の最期と自分の最期を重ねながら読んじゃうから、泣いちゃう。 「『この世にかわいくない猫はおらん』」 みとりねこ (講談社文庫 あ 127-7) 作者:有川 ひろ 講談社 Amazon
欠巻が、失われたのかそもそも書かれてないかだけでも、興味津々。 最近、新旧いろいろ読んでいて、なにが最新の定説だかわかんなくなってきた。 もう何回か繰り返し読まねば。 吾妻鏡-鎌倉幕府「正史」の虚実 (中公新書 2814) 作者:藪本 勝治 中央公論新社 Amazon
また鎌倉行きたくなる。 関東管領が上杉謙信にとって魅力的だったのかは、以前読んだ「謙信越山」と比べると疑問。 中世都市鎌倉を歩く: 源頼朝から上杉謙信まで (中公新書 1392) 作者:松尾 剛次 中央公論新社 Amazon
タイトルにもなっている「私は不肖の身でありながら誤りて征夷の権を執る者」という発言が晩年(1262)の発言とは、ずっと経時が執るべきだった執権という負い目があったのだろうか。 得宗専制を作り出した立役者というイメージとも、鉢木に代表される撫民に尽くした聖人君子のイメージともギャップのある人間味を感じる。 北条時頼:誤りて征夷の権を執る (ミネルヴァ日本評伝選) 作者:山本隆志 ミネルヴァ書房 Amazon
読了に超時間を要した…。 仏教なのか日蓮宗なのか、向いてないのかな、教義部分はまったく頭に入ってこず…。 文永の役で「日蓮の主張、予言の正しさ、言い換えれば『法華経』の真実性を示す」ことができた一方、「次に来るであろう二回目の蒙古襲来では、南宋を滅ぼした蒙古軍に日本国は敗れると確信していた」為に、「弘安の役での蒙古軍の撤退により、いわば外れた」ことで衝撃を受けてる様が、現代にも通じる感じがしてとても興味深い。 日蓮-「闘う仏教者」の実像 (中公新書 2779) 作者:松尾 剛次 中央公論新社 Amazon
ドラマが話題のようなので、文庫本を買ってきて一気読み。 久しぶりに小説二冊、集中して読んだわ〜。 笑うマトリョーシカ (文春文庫) 作者:早見 和真 文藝春秋 Amazon
最近勉強にかまけていたので、久しぶりの読書。 ライトな解説書でちょうどよかった。 亡霊が跋扈するこの時代の混沌感がとても好き。それでいてこの無常観。 「将軍の御桟敷辺りより、うつくしき女房の練貫の妻高く取りたりけるが、扇を以て幕を仰ぐとぞ見えし。大物五六にて釘付したる桟敷を傾き立てて、『あれやあれや』と云ふ程こそあれ、将碁倒しをするが如く、一度に動とぞ倒れにける。」 太平記 2022年7月 (NHKテキスト) 作者:安田 登 NHK出版 Amazon
ムズい〜。 はじめての古文書教室 作者:天野 清文,実松 幸男 天野出版工房 Amazon
古文書の翻刻をする練習に使ってたので、中身はあまり頭に入ってこず。 秀吉の平仮名が読めないのと元就の手紙が長い…。 戦国武将の手紙を読む: 浮かびあがる人間模様 (中公新書 2084) 作者:小和田 哲男 中央公論新社 Amazon
『「実際に思い出話がしたくても出来ない人もいるんですよ。あなたたちはそうではない。だから実会いに行ってください。自分の足で、ね」』 伝言猫がカフェにいます (PHP文芸文庫) 作者:標野 凪 PHP研究所 Amazon
だいぶ内容を忘れかけていたので、元旦に集中的に再読。 おおまかで平易な説明なんだろうけど、素人にはとてもわかりやすい、仏教の変遷がまとめられた本。 『「昔からの経典に書かれていなくても、理屈に合っていてお釈迦様の教えとしての整合性があるならばそれは正しい仏教の教えだ」』 江戸時代に「加上の説」に辿り着いた富永仲基が凄すぎ。 別冊NHK100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した 作者:佐々木 閑 NHK出版 Amazon