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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 馳石川県知事のとんでも発言、官房機密費に飛び火。

    口が軽いというのか自分の手柄話をしたかったのか、何ともあけすけな暴露話だ。馳石川県知事の発言、これから話すことはメモ取らないでください。東京五輪の招致について安倍総理から「カネはいくらでも出す。官房機密費もあるから」と厳命があった。そこでいろいろ知恵を絞って「思い出アルバム作戦」と称してIOC委員105名に20万円のアルバムを配った。これが大問題になるのはIOCの倫理規定に違反するからだ。事実誤認で撤回して済む話ではなかろう。 この話から浮き出てくる次の問題点は「官房機密費」なるものの存在だ。年間約10億円位の予算があるという。いつ、どこで、誰に使ったかなど一切メモしないという不文律があるようだ。官房長官だった野中発言によると、マスコミ対策でかなり使ったようだ。受け取らなかったのは田原総一朗だけだったとい...馳石川県知事のとんでも発言、官房機密費に飛び火。

  • 財源の当てもなく迷走する岸田首相ーーー政界激変の動き

    東京工大教授中島岳志によれば、岸田文雄の人物像を探った時に大いに困ったという。それは言動にしっかりした軸が無く何を実現したいのかわからない。「ブレることだけはブレない」というのが中島が下した岸田評だ。安部・菅のアクの強い路線に辟易していた国民は、最初は好意的に受け止めた。しかしここにきて余りの「ブレように」にすっかり見放してしまったようだ。 27日の参院予算委員会で、看板政策の「防衛力強化」、「少子化対策」の財源のあいまいさが浮き彫りになった。防衛力整備計画で言えば、このところの円安で装備品が軒並み2~3倍になっている。立憲の辻元議員が鋭く突っ込む。「(43兆円の範囲内で)装備品を減らすか、全部買うんだったら増税するか。どっちかしかない」首相は「防衛力整備の効率化、合理化を徹底する」と答えたが、形容詞の多...財源の当てもなく迷走する岸田首相ーーー政界激変の動き

  • 維新と国民民主が補正予算案に賛成ーー魂まで売ったらおしまい

    2023年度補正予算案に賛成する日本維新の会と国民民主党に立憲民主党の泉代表が噛みついた。「取引をしなきゃ政策って実現しないものなのか。魂まで売ってしまったらおしまい」数の上では自民・公明で絶対多数を有しているので維新や国民に賛成してもらう必要はない。明らかに自民党の野党分断策だ。 親の借金のかたに苦界に身を落とした娘でも、「体は売っても心は売らない」という意地があった。しかし今回のケースは「体も売るし心も売る」ということか。維新は大阪万博の予算増が人質になっているから苦渋の決断で賛成したようだ。日ごろから「身を切る改革」を旗印にしている割には、腰が定まらない。大阪万博は更に1000億円位カネがかかるようだ。日本館の建築やインフラ整備、警備等がある。いっそのこと中止したほうが傷は浅いかもしれない。  国民...維新と国民民主が補正予算案に賛成ーー魂まで売ったらおしまい

  • 年金生活を楽しく送るコツ

    現役の人たちの給与が物価上昇より上回らないと年金は上がらない。生活防衛のために、趣味と実益を兼ねるのは家庭菜園とか果樹栽培だ。それとなるべく自前で料理することを覚えることだろうか。現役のころは、そこそこ高級な寿司屋のカウンターで「おまかせ」などと見栄を張っていた。年金生活者はそんな見栄を張ってはいけない。スーパーで生きの良いネタを仕入れて「手巻き寿司」がおすすめ。 すべて北海道の近海もの(マグロも最近とれるようになった)天ぷらも結構自分で作る。つい作りすぎてしまうのだが。さつまいも、カボチャ、しいたけ、パセリ、ピーマン、あなご、わかさぎ。 岸田食堂のメニューには、「時価」としか書いていないようだからかなり高いものを食べさせられているのだろう。「おまかせ」でずっと自民党に投票して来たからだ。 25日土曜日は...年金生活を楽しく送るコツ

  • 根が深い自民党パーティ券不記載の闇

    自民党の政治資金パーティの収入の不記載に関し東京地検特捜部の調査が入っている。各派は「事務的ミス」として乗り切る構えのようだ。政治資金規正法は1回のパーティで20万円を超えるパーティ券の購入者の名前や金額を収支報告書に記載するよう義務付けている。ところが「うっかりミス」なのか「意図的」なのかこの記載をしていなかった。 東京地検特捜部は、各派閥の事務局長や職員を呼んでかなり厳しく取り調べを行っているようだ。それで各派閥の幹部クラスは戦々恐々としているらしい。「うっかりミス」では済まない何かがあるのだろう。各派閥は所属の議員にパーティ券のノルマを課す。若手議員は四苦八苦だろうが、幹部クラスは余裕でノルマをこなす。ノルマ以上に集めた議員(主に幹部クラスだろうが)は、その余分の分をバックしてもらえる。そのカネを裏...根が深い自民党パーティ券不記載の闇

  • 宗教家は権力好きかーー池田大作創価学会名誉会長と成長の家谷口雅宣総裁に見る違い

    宗教家に必要なのは、「カリスマ性」(接する人に超人的・神秘的な力を感じさせる)である。教祖が手をかざしたら病気が治ったとか、教祖の発言で元気になったとか。「イワシの頭も信心から」というから馬鹿には出来ないが。宗教家は絶対的な権力を持っていなければ、「カリスマ性」など出せるわけが無い。戦後の宗教家の中で一番権力を求めたのは創価学会の池田大作だったと言える。そうでなければ、公表800万世帯(実際は500万位か)などの躍進は遂げられなかっただろう。 宗教家も2代目、3代目になると常識的な発言をするようになる。成長の家の谷口雅宣総裁は3代目だ。成長の家は1964年「生政連」を作り右派色の強い政治運動を展開したが、83年に活動を停止した。谷口雅宣総裁の発言、政治に近ずくと権力が手に入り、お金も入るようになる。それが...宗教家は権力好きかーー池田大作創価学会名誉会長と成長の家谷口雅宣総裁に見る違い

  • 江戸時代の平等主義と格差拡大するバブル崩壊以降

    江戸時代は家柄と士農工商で階級制度が成り立っていた。階級が上だということが必ずしも富においても上だということにはならなかった。孝明天皇(江戸時代末期)の食事の貧しさ、酢のような酒をわずかに飲んでいたことなどの記述がある。「武士は食わねど高楊枝」なども同じようなことだろう。太宰治「津軽」の次の文章も味がある。「私は自身古くさい人間のせいか、武士は食わねど高楊枝などという、ちょっとやけくそにも似たあの馬鹿々々しいやせ我慢の姿を滑稽に思いながらも愛しているのである」 眼を現在に転じてみると、90年代初頭のバブル崩壊以降、所得格差の一途をたどり、特にひとり親世帯や高齢者世帯の貧困率が高くなっている。これは、この間ほぼ政権を担っていた自民党と公明党の合体政権の責任だが、万人に平等な選挙権を行使しなかった有権者の責任...江戸時代の平等主義と格差拡大するバブル崩壊以降

  • 「選挙の神様」が語る今の政治ーー岸田政権の行方

    自民党で長らく選挙対策を担い「選挙の神様」といわれた久米晃さんの話が興味深い。(北海道新聞)岸田政権が9月の自民党総裁選までに解散総選挙が出来るか?「政治に絶対はありませんが、今のままでは10%でしょう。とにかく諸課題に取り組んで結果を出して、国民に「岸田さん、よくやっているな」と思ってもらうことが必要です」岸田首相には何とも厳しい見立てだが、流れはそんな方向に動いている。解散権は事実上封じられたということか。 9月の内閣改造後、政務3役の辞任が相次いでいます。政治そのものへの国民の不信感も高まっています。「歴史を振り返ると、政治家を目指す人には志がありました。明治期には戊辰戦争などで多くの人が亡くなり、生き残った人たちが使命感を持って政治に携わってきた。昭和20年(1945年)の終戦後も、生き残った人た...「選挙の神様」が語る今の政治ーー岸田政権の行方

  • 自然との向き合い方ーー無理をしないこと

    私はずっと虫を見てきたからよくわかりますが、自然に対するには、一つには無理をしないことです。自然は思い通りにならないし、先のことはやってみなければわかりません。それは、各自が自分の人生を考えてみればよくわかるはずです。自分でも説明できないことをたくさんやっているのが人生ですから。養老孟司 このような達観した考え方は、ある程度年を取らないと分からないかもしれない。若いころは何でもトコトン突き詰めてやることは必要だ。しかし適当に手を抜くことも覚えたほうが良いと思う。 薔薇(ブラスバンド) いまだに「成長!成長!」と叱咤激励する人を見かけるが、この30年間日本は成長を止めている。大阪万博の推進は、50年前の発想から抜け切れず、頭の切り替えが出来ていない。今の日本は「成熟化の道」を歩んでいると考えるべきではなかろ...自然との向き合い方ーー無理をしないこと

  • 自民党5派閥に政治資金収支報告書違反が?ーー散りゆくものは道義なりけり

    自民党5派閥の政治団体が政治資金パーティの収入を政治資金収支報告書に過少記載していたという告発状を受けて、東京地検特捜部が派閥の担当者らを任意で事情聴取した。清話会(安倍派)1900万円、志帥会(二階派)850万円、平成研究会(茂木派)600万円、志公会(麻生派)400万円、宏池会(岸田派)200万円。政治資金パーティは与党も野党も行うが圧倒的に自民党が多い。主に企業がそのパーティ代を払うのは、純粋に政党を応援するというよりはそれなりの下心があるからだ。権力や権限を持っている政治家や役人に蟻のように群がるのは世の常なのだろうか? 江戸時代の川柳に次のようなものがある。「役人の子はにぎにぎをよく覚え」握るというのは江戸時代の役人が賄賂をもらうことの隠語。柿沢未途議員の様に票を回してもらうためにカネを配る議員...自民党5派閥に政治資金収支報告書違反が?ーー散りゆくものは道義なりけり

  • 危急の時代の政治に宗教が絡めばどうなるか?ーー自民党と創価学会

    日本の歴史をたどると政治と宗教の関係が大きくこの国を揺るがした時期がある。大和政権成立後に仏教を受け入れるかどうかで政権が二分した時。崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏が争い、蘇我氏が勝利を収めた。日本にとって幸いだったのは、仏教が宗教と言うよりは文化・芸術的な観点から受け入れられて行ったことだ。これ以降日本の文化は仏教と共に進化していった。 ところが宗教があまりにも時の政権に取り込まれ活力を失っていく中で、鎌倉時代に新宗教が勃興した。禅宗、日蓮宗、浄土真宗(浄土宗)などだ。国家護持から個人の救済への変化である。この時期日蓮宗や浄土真宗はかなり戦闘的で一揆が頻発した。しかし結果的には織田信長や徳川家康に抑え込まれて時の政権と融和的な姿勢を取るようになる。 戦後新たな宗教が戦後の混乱の中から勢力を伸ばし始めた。...危急の時代の政治に宗教が絡めばどうなるか?ーー自民党と創価学会

  • 池田大作氏の死去が今後の政治にどう影響するか?

    創価学会の中興の祖とも言われる池田大作氏が死去した。95歳だった。2010年以降、病に臥せっていたのか表に現れることは無かった。しかし教祖的な人の状況がどうであろうと常に信者の崇拝の対象であったと思う。うがった見方をすれば、周りが上手く利用したのかもしれない。 公明党は池田大作が作った政党だ。宗教団体が政党を持つことは、憲法の「政教分離」に抵触する可能性があり常に問題にされてきた。しかし1999年に自民党と連立を組んでからは、下駄の雪に甘んじながら自民党が持ち出すことを抑え込んできた。公明党は自民党と連立を組んだことで、立党の精神である「平和主義」や「腐敗政治との訣別」は風前の灯火だ。いまや自民党レベルの「口利き政治」にどっぷりはまっている。国土交通利権を絶対放したくないようで、今回の内閣改造でも国交大臣...池田大作氏の死去が今後の政治にどう影響するか?

  • ようやく国連安保理機能するかーーハマスとイスラエルの衝突

    泥沼に陥ったハマスとイスラエルの衝突に対し、国連安保理が戦闘休止要求の決議案を可決した。日中仏など12か国が賛成、米英露が棄権して可決。ガザ全体に人道支援が行き渡るよう「十分な日数」の戦闘休止や人道回廊の設置などを求めている。この決議採択は法的拘束力がある。これを無視してさらに戦闘を続けるならイスラエルに非難が集中するだろう。 最初に手を出したのはハマスだから人質などを取り戻すためにイスラエルが反撃に出るのはやむを得ない。しかしこのところのイスラエルの反撃は、「正当防衛」を通り越して「過剰防衛」だ。「目には目を」どころではない。いつもは100%イスラエルを支持する(イスラエルに不利な議案は反対する)アメリカが棄権した。このまま見過ごしているとアラブ・グローバルサウス対アメリカ・イスラエルの構図になるのを恐...ようやく国連安保理機能するかーーハマスとイスラエルの衝突

  • 今の政界にはいない、命もいらず、名もいらず、始末に困る人。

    命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にし国家の大業は成し得られぬなり。西郷隆盛明治維新というのは、下級武士によるクーデターと考えても良いのではないか。もっとも下級武士と言っても農民や商人に比べればエリートだ。彼らのたたずまいが凛としているのは、「武士道」を小さいころから叩き込まれ、漢学の素養も十分だ。その中でも西郷隆盛は懐の深い大人物だった。 ところがこのところの政界の人物像は小物ばかり。まず凛としたところがない。昨年来、バタバタと辞任した大臣や副大臣、政務官たち、金に汚かったり不倫したり法を破ったり。何が足りないのか?西郷さんは、政治家や官僚の資質について、「過去の実績・功績よりも、その能力と公平無私であることを条件に選ぶべき」と言っている。逆...今の政界にはいない、命もいらず、名もいらず、始末に困る人。

  • 自民党の限界と固まりきれない野党の結集どうする?

    岸田政権の支持率はもう打つ手なしの状況だ。3人の副大臣や政務官が相次いで辞任。まさに「適罪適所」というべきか。洒落にもならない。それにつれて、自民党の支持率もじりじりと下がりつつある。自民党は、新自由主義(勝者総どりの思想)と復古主義的価値観(それも戦前の)に汚染されているのを国民に見透かされた。 一方の野党だが、まとまれば確実に政権交代は可能だろう。ところが四分五裂していてまとまりきれない。連合の芳野会長が立憲民主や国民民主に口を出す。立憲民主は共産党と組むな、国民民主は自民党と組むな。さすがにプライドのある小沢一郎が政治の在り方を語る。「選挙は勝たなきゃいけない。彼女(芳野会長)の言う通りやって自民党に勝つなら言う通りやるし、それで勝てないならもうちょっと知恵を出さないといかん」 維新は地方選のあたり...自民党の限界と固まりきれない野党の結集どうする?

  • 知里幸恵と杉田水脈ーーアイヌこそ縄文人の正当な末裔

    知里幸恵は明治36年北海道登別で生まれた。家はアイヌ酋長の家系で、6歳で母の姉にあたる旭川の金成マツの養女になった。祖母も伯母も英雄叙事詩(ユーカラ)の名手で幸恵もユーカラを聞きながら育った。15歳のころ、言語学者の金田一京助が訪ねてきた、「ユーカラは叙事詩という口伝えの大変に優れた文学なんだ。世界でもユーカラをおいてほかにない」ここから金田一と幸恵の共同研究がスタートするのだ。 大正11年、金田一の家に寄宿して書いた原稿が完成するが、幸恵は心臓発作を起こし19歳の生涯を閉じた。翌年、「アイヌ神謡集」として出版される。序文の少女の想いが心を打つ。「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼らは、真に自然の寵児、...知里幸恵と杉田水脈ーーアイヌこそ縄文人の正当な末裔

  • 壮大な無駄遣い大阪万博の大屋根

    大阪万博は当初予算を大幅に上回って2350億円になる。周囲を丸く囲む(2キロメートル)大屋根に350億円かかるそうだ。しかし建てた後で取り壊すという。一体誰がこんなことを考えたのだろう?庶民が物価高騰で苦しんでいる時に「それはないだろう」というのが正直な気持ち。 柱は欧州産のアカマツ、梁は国産の杉やヒノキを使うが、これだけの材料があれば一般住宅830棟建つ。バブル期ならいざ知らず、30年間成長しない国が行うことではあるまい。まさに、「壮大な無駄遣い」当初は維新の橋下・松井がコンビで、やったやったと大騒ぎしていたがこの体たらく。昨日のフジテレビの朝番組に橋下徹氏がコメンテーターで出演していて、懲りずに大阪万博擁護論をぶっていた。フジテレビが、維新の匂いが芬々とする橋下徹を使い続けるのはおかしい。フジテレビは...壮大な無駄遣い大阪万博の大屋根

  • 世の中の動きをまともにみていると疲れる――ユーモアを持とう

    かっては「おやじギャグ」などと言われて、ギャグを言う親父は馬鹿にされたが、案外それが潤滑油になっていた。しかし、内容に深みがないから、あまり心に響かない。「ユーモア」の場合は言葉を多角的に操って笑いを作り出す。人の心を和ませるようなおかしみがあるのだ。 とうとう冬将軍到来だ。この雪を見て少しひねれば、此雪に馬鹿者どもが足の跡(阿刀田高)子供のころは雪が降ると外に出てはしゃいだものだが。(夏草やつわものどもが夢の跡)忍ぶれど色に出にけり盗み酒(阿刀田高)(しのぶれど色に出にけりわが恋は物やおもふと人の問うまで)ゼラニウムがけなげに雪の中で頑張っている。 歳をとると不機嫌で口の重い老人か、やたら気楽に話しかけるジイサン・バアサンのどちらかになる。極端になると暴言を吐く暴走老人などが出てくる。昔はよく見られた頑...世の中の動きをまともにみていると疲れる――ユーモアを持とう

  • ハマスはだれにそそのかされたのか?ーー復讐無き世界を作れないのだろうか。

    エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地になっている。多神教文化の日本人から見れば「みな仲良くできるのではないか」と思うのだが、そうもいかないらしい。パレスチナの人々(ハマスもそうだろう)はイスラム教を信じている。イスラエルはユダヤ教だ。放っておけば相手を殲滅するまでやるのだろうか? ハマスのバックにはイランがいる、という噂が絶えない。ハマスはガザで求心力が低下し、近隣諸国からの評判も悪い。そこで派手な作戦に打って出て存在感を示した、ということか。ここで注意しないといけないのは、ハマス=パレスチナではない。単にガザ地区を実効支配しているテロ組織とみておいた方が良い。いつの時代も被害を被るのはその地域に住んでいる住人たちだ。イランの狙いはハマスをそそのかすことでイスラエルとサウジアラビアの国交正...ハマスはだれにそそのかされたのか?ーー復讐無き世界を作れないのだろうか。

  • 保阪正康による岸田文雄人物評が的を射ている。

    ノンフィクション作家保坂正康の岸田文雄評が面白い。(北海道新聞・各自核論)私の見るところ、この首相は東条英機型であると思う。東条の強引さ、直線的な発想という特徴はないのだが、もっとも重要な点が重なり合うのだ。1,自分と周囲の利害得失でしか物事を判断しない。2,人事で有能の士を遠ざける。3,大局より小事にこだわり、その実践を誇りとする。要は状況をつくるのではなく、状況の流れの中でしか判断しないのである。保阪の指摘は、戦前の歴史(特に昭和10年代)に関する第1人者としての鋭い洞察によるものだ。哲学・思想はあるが優柔不断に対応する近衛文麿。迂回しながらも政治的目標の完遂を目指す鈴木貫太郎。信念欠如、思想欠落の広田弘毅、林銑十郎、平沼騏一郎、阿部信行、米内光政、小磯国昭。岸田に近衛文麿や鈴木貫太郎の長所を取り入れ...保阪正康による岸田文雄人物評が的を射ている。

  • 何ともあきれる適材適所の副大臣や政務官たちーー山田太郎・柿沢未途・神田憲治

    第二次岸田政権発足時、副大臣や政務官に女性が一人もいなかった。その理由として「適材適所で選んだ結果」だとして岸田首相は開き直った。ところがその適材適所からボロボロとほころびが目立ち始めた。所管するポストと辞任する理由が「ブラックジョーク」ではないかと思うくらい関係が深い。 山田太郎文部科学大臣政務官は、妻以外の女性と不適切な関係を持ったとして辞任した。山田氏は昨年の参院選で自民党から出馬して、オタク層を中心に53万票を集めてトップ当選した。従来の自民党であればこのタイプの人物は入党させない。しかし票になれば何でも良いのだろう。結果的に痛い目を被ったが、離党はさせないようだ。票が大事ということか? 柿沢未途法務副大臣は、公選法違反で辞職した木村弥生江東区長に「ユーチューブ」での有料広告を勧めたという。更には...何ともあきれる適材適所の副大臣や政務官たちーー山田太郎・柿沢未途・神田憲治

  • 立憲民主党泉代表の覚悟無き発言ーー野党第1党は常に政権交代を目指すものだ。

    立憲民主党の泉代表が、次のような発言をした。「5年で政権交代を目指す」この発言に対して党内外からの批判にさらされている。優等生的な泉代表にしてみれば、2年以内にある総選挙で150議席程度を目指し政権交代はその先ということなのだろう。然し野党第1党の党首としては何とも弱気だ。「政権交代」と言い続ければ、そうならないとも限らないのだ。運はポジティブな人間に味方する傾向がある。 現在政権を担っている自民党にしても約30%程度の支持率しかない。公明党の下駄をはかせてもらって何とか政権を維持している。小選挙区と比例選挙区が並列しているような選挙制度で、二大政党制は無理のようだ。必ずどこかと連立を組まなければならない。そのように考えれば、自民・公明対野党連合が出来れば政権交代は可能なのだ。場合によっては自民党の分裂や...立憲民主党泉代表の覚悟無き発言ーー野党第1党は常に政権交代を目指すものだ。

  • 「共感疲労」には注意が必要だーーウクライナ戦争とイスラエルとハマスの戦い

    ウクライナやイスラエルで目を蓋うような惨状が繰り広げられてる。毎日テレビでその様子が流れる。感情豊かな人ほど共感力が過度に働いて気分が沈みがちになるという。私は鈍感な方かもしれないが、気がふさぐのでチャンネルを切り替えるようにしている。時間があれば、庭に出て草花を見る。 いろはもみじ ①気が短くなる②疲れが抜けにくくなる③仕事や趣味などにやりがいを感じなくなるこんな症状が出たら要注意。 薔薇(セレッソ)薔薇(マチルダ) 間もなく樹々も葉を落として裸になる。この毅然とした立ち姿は威厳を感じさせる。「無言こそ無限の言葉を含んでいる」 ジキタリス今ごろ花をつけている。今年の猛暑のせいだろうか?「共感疲労」には注意が必要だーーウクライナ戦争とイスラエルとハマスの戦い

  • この世はやはり「性悪説」で見ていたほうが良いのか?

    「性悪説」を唱えたのは紀元前4世紀ごろの思想家荀子である。人間の性を「悪」すなわち利己的存在と認め、君子は本性を「偽」とし、後天的努力によって修正し善へと向かい統治者となるべき、と説いた。このところのプーチンによるウクライナ侵攻やハマスとイスラエルの泥沼の戦闘を見ていると人間の性は「悪」と思いたくなる。アメリカを見ていてもトランプなどは「荀子」の信奉者を思わせるが、彼は君子になろうという気がなさそうだから救いようがない。中国の習近平は「荀子」に深く傾倒しているという。文化大革命で陝西省に下方された際に全巻を読破したと言われている。 KGB(ロシアの諜報組織)出身のプーチンは、もちろん「性悪説」の信奉者で、君子などは眼中になく皇帝になることだ。アメリカにも悪名高きCIAがある。ところがあまり知られていないが...この世はやはり「性悪説」で見ていたほうが良いのか?

  • 主権者のいない国ーーー約半数の人が投票しない、する人も利権でがんじがらめだ。

    安倍政権以降の政治の質は、戦後のどの時代よりも低下した。その理由は「不誠実」、もう少し下世話な言葉で言えば「嘘をつく」。しかしそんな政権であっても安倍政権は8年も続いた。麻生太郎がいみじくもヒトラーを見習えと言ったが、案外当たりかもしれない。ナチスの法則人々は小さな嘘より大きな嘘を信じる噓も繰り返せば人々は信じるようになる だいたい選挙に行かない人が増えても、政権にとって痛くもかゆくもない。自民党と公明党は安定した組織票を持っているから、下手に投票してもらわないほうが良い。自民党は利権絡みで公明党は創価学会絡みだ。ツタウルシのようにがっちりへばりついているから放そうにも離れない。美味い所は自分たちでたっぷり吸い上げて、残りを減税とか給付金などの名目でばら蒔く。さすがに今回は、あまりに見えすぎているので岸田...主権者のいない国ーーー約半数の人が投票しない、する人も利権でがんじがらめだ。

  • サントリーの新浪社長の問題発言ーーかなり庶民感覚からずれている

    サントリーの社長で経済同友会代表幹事の新浪剛志氏(64歳)が、このところ問題発言を連発している。45歳定年説をぶち上げたあたりは、そんな考えもあるかというレベル。このような考え方は、30年ほど前のバブル破裂後に新自由主義思想として日本に入って来た。実際には「早期退職制度」という形で実施された。 私が大いに問題にしたいのは、マイナ保険証に関する発言だ。「健康保険証の廃止については必ず実現するよう、これを納期としてしっかりやっていただきたい」この発言は経済同友会の代表幹事としての立場から発言したようだが、最終消費者とじかにつながるビールや飲料、さらには健康食品などを取り扱う会社の代表としては失格だ。ネットではサントリービール不買運動などの声が上がっている。新浪社長は若いころに米ハーバード大学で学んだようだが、...サントリーの新浪社長の問題発言ーーかなり庶民感覚からずれている

  • 日本の外交はアメリカ追随で良いのか?

    安倍政権以降、日本はアメリカに付き従っていれば政権が維持できた。だから国民の声を聞くよりアメリカ大統領の声を聞いた方が安泰なのだ。自民党と公明党の合体政権はもはや自分たちの頭で考える力を無くした。バイデン大統領に3回ほど言われて、「防衛費を倍増」させるなどはそのよい例だ。バイデンに肩を抱かれてにやにやしている岸田文雄の姿は見たくない。とても日本の国益を背負ってアメリカ大統領と対峙しているようには見えないのだ。 中国は台湾の武力統一よりも平和統一を目指している。台湾が独立すると言わない限り、中国の武力侵攻はあり得ないだろう。ところが、台湾に親中政権が出来て平和統一されたら困るのは、第一にアメリカだ。そして日本も中国との関係が良好でなければ問題がでる。台湾には世界中が垂涎の的のTSMCという半導体世界最大手が...日本の外交はアメリカ追随で良いのか?

  • 仕事とは自分のためにすること。ーー上司の顔色を窺うのもほどほどに。

    現役のころに上司の顔色ばかり窺って仕事をしていると、退職後に自分の生き方を見失う。自分が何をしたいのかわからないのだ。「ぬれ落ち葉」などと揶揄されることになる。仕事にこだわりを持って自分の仕事にしてしまうのが良いと思う。 一昨日は一日中雨が降り風もあったせいか、昨日の朝は落ち葉が庭を埋め尽くす。この落葉はミズナラが大部分だが、今年はまったくどんぐりをつけない。クマが人家に近寄って来るのもわからないではない。秋ももう最終番だ。初雪は何時になるのか?  歳をとると本当に時の過ぎるのが早い。あれもしようこれもしようと思っているうちに一日が終わる。することが無くなってボーとするようになったら「要警戒」、と自戒している。 薔薇(アルテミス)ギリシア神話の月の女神の名前。 薔薇(レイモン・ブラン)仕事とは自分のためにすること。ーー上司の顔色を窺うのもほどほどに。

  • もはやデフレは脱却しているーー後手に回る政府と日銀

    デフレとインフレ、どちらが怖いかというとインフレだ。戦後すぐの数年間と(1946~48年)、第一次石油ショック(1973~74年)の狂乱物価が、まさにインフレの怖さ。1948年6月の消費者物価は戦前の172倍になった。とにかく物のない時代で、カボチャやトウモロコシが主食だった時もある。かぼちゃを食べすぎて顔が黄色くなった子供もいた。戦後すぐのハイパーインフレを抑えるためには強力な緊縮財政がとられた。食料不足に対しては米国からの緊急物資の援助があった。第一次石油ショックの時は、トイレットペーパー騒動があった。この時の物価上昇は20%を超えた。しかし給料の方も30%ぐらい上がった記憶がある。(2年か3年かけてだったかもしれない) 現在の物価上昇率は昨年4月から18か月連続で2%を超える。食料品に限れば10%を...もはやデフレは脱却しているーー後手に回る政府と日銀

  • 前途多難岸田内閣ーー新任閣僚の答弁不安定(木原防衛大臣、加藤少子化担当大臣、武見厚労大臣)

    昨日から参院予算委員会が始まった。新任閣僚はどれも危うい。それはそうだろう。各派閥からの推薦枠で押し込まれた大臣と女性閣僚アピールのための起用だから。とりあえず昨日の国会中継で目に付いた3人についての感想。 ①防衛大臣になった木原氏は、教育勅語を信奉し大臣になるまで議員会館内に飾っていた。だいたいどんな心情の持ち主かというのは想像がつく。先日も選挙応援で自衛隊を持ち出して公務員の中立性を侵しかねない発言があった。 ②少子化担当大臣の加藤鮎子氏は、自分の政治資金で不透明な問題を抱えている。少子化対策の財源はどうするかについてほとんどこたえられず。女性閣僚の登用というPRのみでの起用か? ③育ちの良さが目に付く武見厚労大臣だが、伏魔殿のような厚労省を仕切れるだろうか?日本医師会の支援を受けていることが厚労行政...前途多難岸田内閣ーー新任閣僚の答弁不安定(木原防衛大臣、加藤少子化担当大臣、武見厚労大臣)

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