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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • スーパーエイジャーの人たちに共通する「人生の目的」

    スーパーエイジャーとは、80代や90代になってもどんどん新しいことに挑戦し、元気に前向きに若々しく生きている人たち。共通する「人生の目的」は、「この瞬間を楽しむこと」。 私の今の楽しみはガーデニング、草むしりなどは好きな作業だ。「何も考えなくてよい」から。薔薇(アンジェラ)ーー天使のようにかわいらしい女の子、という意味。返り咲きで2回目が咲き始めた。 脳科学者の西剛志さんによると、「ボーツとしている時間がある」というのは大事だと。風呂につかったり、好きな音楽にひたったり、カフェでゆっくり本や新聞を読むなどの時間で、大切なのは「心がゆったりしていて、難しいことを考えていない状態」この時間に脳が最も活性化しているらしい。 インパチエンスこの花は春から霜が降りるくらいまで咲き続ける。しかも日陰の方が好みのようだ...スーパーエイジャーの人たちに共通する「人生の目的」

  • 「水産物全面禁輸」の中国だが日本は冷静に対応したらよい

    「水産物全面禁輸」というカードを中国は切った。一方日本の反応はというと、農水大臣は「想定外」と驚き、岸田首相はいつもの「遺憾」砲だ。遺憾は、相手に対する強い非難の表明になるという言葉だが、「蛙のつらにしょんべん」レベル。 中国は理屈を並べ立てても通用する国ではない。一番有効なのは「利害得失を論じること」①中国が今一番切望しているのは日本が強みを有する「半導体製造装置」の輸入だが、真の狙いはこちらかもしれない。②日本から中国への水産物輸出は871億円、香港へは755億円、一方中国からは農林水産物で約1兆2千億円ほど輸入している。日本が検査の厳格化をほのめかすだけで良いだろう。いろいろ問題が出てくるはずだ。③日米韓三か国があまりに親密化することに中国は異常な関心を示す。若干修正することも必要だろう。インドのよ...「水産物全面禁輸」の中国だが日本は冷静に対応したらよい

  • 「岸田降ろし」が起きないわけは?ーー自民党内派閥の迷走

    岸田政権の支持率は低迷しているので、本来なら「岸田降ろし」の声が聞こえるはずだが。ところがこの夏の「暑さボケ」のせいなのか永田町は平穏だ。ヤブ蚊も30度を超える日が続くと、出なくなるというがそんなものか。冗談はさておき、自民党内がおとなしいのは、年内解散総選挙は出来ないという理由が大きい。自民党と岸田政権の支持率が低迷しているから、解散すれば大負けの可能性がある。 もう一つの理由は自民党内に有力な後継者が見当たらないということだ。有力候補の河野太郎はマイナ問題でけちをつけて政治家としての未熟さを露呈した。最大派閥の安倍派も次期会長の座をめぐって迷走しており、この状況では岸田総理を支えざるを得ないだろう。茂木敏充幹事長は、次期後継に意欲を見せているようだが、「頭は良いが人物は小さい」という評価。幹事長更迭論...「岸田降ろし」が起きないわけは?ーー自民党内派閥の迷走

  • 若者の閉塞感と逃げ道ーー「推し、燃ゆ」を読んで。

    宇佐見りんさんの「推し燃ゆ」という本を読んでみた。書店の店先に芥川賞受賞作、世界で80万部という見出しにひかれての衝動買い。だいたい「推し」なる言葉が意味不明だったのに。主にアイドルや俳優について用いられる日本語の俗語であり、人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物のこと。 主人公(高校生)が学校や社会(バイト先)からも、そして家族からも切り離されて(と思い込んで)、ただ、推し(アイドル)に全てをささげる心情が綿々とつづられている。その心持を何とか理解しようと思ったがまず無理だ。自分が中学・高校のころはやっとテレビが出回り始めたころで、アイドルと言えば坂本九ちゃんくらいか。「上を向いて歩こう」の歌がこの時代を象徴していたと思う。高校時代は受験か就職かで揺れ動く時期だし人生で悩み多き時代かもしれないが、...若者の閉塞感と逃げ道ーー「推し、燃ゆ」を読んで。

  • スポーツマンシップを考えるーーー慶応高校優勝に寄せて

    慶応高校が107年ぶりの優勝という快挙を成し遂げた。選手や監督そして関係者の努力を多としたい。107年前というと大正5年、それに先立つ明治38年に早大野球部がアメリカ遠征を行った。この時の引率者が早大体育部長「安倍磯雄」だ。「日本野球の父」と言って良いだろう。この辺の状況は、丸屋武士著「嘉納治五郎と安部磯雄」に詳しい。 その著書から引用すると、安部は野球部員に対し長年に亘り「スポーツマンシップ」、「フェアプレイの精神」を強調して怠らなかった。その「スポーツマンシップ」とは、我が国における武士道のことであると喝破した安部は、「人の弱みにつけこまない」ことが、武士道の眼目(要諦)であることを明らかにしている。そのうえで安部は、次のように指摘した。「スポーツマンは勝敗などを眼中におく必要がないこと、全力を尽くし...スポーツマンシップを考えるーーー慶応高校優勝に寄せて

  • 原発処理水の後始末ーー知に働けば角が立つ、情に棹させば流される。

    原発処理水は、安全だという。じゃあ、100%安全かというとそうでもない。東京湾や大阪湾に流せばただでは済みそうにない。科学的に大丈夫だという主張は知を働かせた結果だ。今年の北海道はただでさえ暑いのに、「原発処理水」の余波が水産業界にもろにやって来た。中国が全水産物禁輸だという。このまま続けば年間500億円位のダメージだろう。 ダリアこの花は暑さに強いようだ。初夏のころから咲き続けている。 中国の主張は科学的ではない。しかし「情」が絡むだけに始末に負えない。半導体の仕返しか、それとも国内の不満をそらすいつもの手か?「知」と「情」がぶつかり合ったときには短期的には「情」の方が勝る。夫婦喧嘩の言い合いでも「理性的」に説得しようとしてもまず無理だ。「感情的」にまくしたてられたら、しばらく黙るしか手がない。食料に関...原発処理水の後始末ーー知に働けば角が立つ、情に棹させば流される。

  • よろめいている中国経済ーー立ち直るには時間がかかる

    中国経済がおかしい。ゼロコロナ政策は当初成功したが、あまりの締め付けに国民が怒り始めた。それを見て青くなった習近平、すぐさま「ゼロコロナ政策」解除だ。中国の皇帝というのは、常に国民の声を聴こうとする。中国には「易姓革命」という考え方があるからだ。徳を失った現在の王朝に天が見切りをつけた時、革命が起きるとされている。 政敵を排除して永世皇帝たらんとした習近平だが、中国経済はピークを打ち、今や最大の危機が訪れている。それはGDPの40%を占めるという「不動産バブルの崩壊」だ。上場する不動産会社のうち、2022年上半期の業績見込みを発表した77社のうち42社が赤字の見込みだという。この後も改善はしていない。ますます傷は深くなっている。大手の恒大集団の債務は約47兆円で、すでに12兆円弱の債務超過に陥っている。何...よろめいている中国経済ーー立ち直るには時間がかかる

  • メディアの劣化、特にテレビがひどい。

    新聞は、曲がりなりにも読者の購読料で賄われている。ところがテレビは殆どが広告料だ。視聴率の高い番組には広告がつきやすい。するとお決まりの視聴率競争だ。最近の傾向は野球・サッカーなどのスポーツ、後はタレントを使った食レポとかお笑いやクイズ番組。BSの報道番組は、日本が直面する問題点に焦点を当てて真面目に議論する番組が多かった。ところがロシアによるウクライナ侵攻が始まるとそればかりを報道する。しかも防衛省の現役幹部や退役した司令官クラスを呼んで、ああだこうだと戦況分析をする。なんとも違和感が残る。現地ではリアルな戦闘が行われているのだ。 東京新聞の望月衣塑子記者の次の発言が重い。メディアに携わっている私たちが何をどう取り上げるかという時に、批判的に物事を見て、そしてきちんと権力サイドを検証するような記事や番組...メディアの劣化、特にテレビがひどい。

  • 「ショックドクトリン」に気をつけようーー防衛費倍増やマイナカードもその流れの中にある

    ショック・ドクトリンという言葉がある。カナダ人ジャーナリストナオミ・クラインの著書「ショック・ドクトリン」から言われ始めた。日本では堤未果が「堤未果のショックドクトリン」で詳しく説明している。災害や戦争の混乱状態を利用して新自由主義経済システムを導入する手法のこと。この考えはシカゴ大学の経済学者ミルトン・フリードマン教授が提唱。アメリカ政界や経済界はおそらくこの考えが底流にある。(新自由主義者が実権を握っている)たとえば、コロナ過によるワクチンの野放図な接種政策。コロナが騒がれ始めてすぐファイザーやモデルナのワクチンが出来たのもおかしい。ところがあれだけ煽ったワクチンが、日本で約8000万回分廃棄されていた。約2000億円分だ。さらにはロシアとウクライナの戦争で儲けているのはだれだ?世界の軍需産業だ、特に...「ショックドクトリン」に気をつけようーー防衛費倍増やマイナカードもその流れの中にある

  • やはり危ないマイナ保険証ーーこのまま進めるのは大問題

    先ず押さえておきたいのは、今の法律では、マイナカードを作ることは個人の自由。強制はできない。その上でこのような混乱を引き起こしている元凶は河野太郎だ。「2024年秋をもって、紙の保険証を廃止します」世襲政治家の3代目が医療制度の現状を知らぬまま、暴走を始めたのだ。それを御すことができない岸田首相も同罪。 台湾のオードリー・タンデジタル担当大臣に、デジタルの制度設計をうまく生かせる秘訣を聞いたところ次のように答えたという。「簡単ですよ。社会の中で、一番システムを使いづらい人たちに合わせて作ればいいんです」河野太郎にオードリー・タンの「爪の垢でも煎じて飲ませたい」ものだ。 マイナカードに全部紐づけしてそれを持ち歩くのは危険だ。顔写真もあまりあてにならない。アメリカでは社会保障番号カードを絶対に持ち歩かない。な...やはり危ないマイナ保険証ーーこのまま進めるのは大問題

  • 個人主義の淋しさ(夏目漱石)をわれわれは理解できていない

    明治の文豪夏目漱石は語る。我は我の行くべき道を勝手に行くだけで、そうしてこれと同時に、他人の行くべき道を妨げないのだから、ある時ある場合には人間がばらばらにならなければなりません。そこが淋しいのです。明治から大正にかけて、「自由と独立と己に充ちた」時代を勝ち取って来たという思いが強かったと思う。しかしそこには何とも言えない「淋しさ」が伴う、と漱石は言う。 薔薇(メルヘンツァウバー)この薔薇は丈夫で育てやすい。それでいて優雅だ。 戦後アメリカから流れ込む形で再度「個人主義」が入って来た。日本国憲法の三大原則の一つ「基本的人権の尊重」がどこまで理解されているか、はなはだ疑問。最近のネットでの誹謗中傷など一段と質が落ちてきた感じがする。 もうすぐ私の誕生日、少し早めの誕生祝をかみさんとモエレ沼公園のレストランで...個人主義の淋しさ(夏目漱石)をわれわれは理解できていない

  • マイナ問題と物価高騰無策は岸田政権の致命傷になるか?

    極東アジアの危機を煽って日・米・韓の緊急首脳会談を行ったが、なにか違和感がある。台湾が独立宣言をしない限り中国は武力侵攻などしないだろう。ロシアの苦戦を見ていて十分勉強になったはずだ。 岸田首相は外遊で得点を稼ぎ支持率を上げようともくろんでいるようだが、あまり効果はない。それよりも「マイナ問題の健康保険証への紐付け問題をはっきりさせよ」というのが国民の要望だ。紐付けミスは確かに人為的なミスだろうが、本当にそれだけなのだろうか?その説明がないまま強引に来年9月で保険証廃止は岸田政権の喉に刺さった骨になる。場合によっては致命傷にもなり得る。 もう一つの問題点は、物価高騰を甘く見るなということだ。7月の消費者物価指数は前年同月比より3.1%上がった。2020年基準では5.4%の上昇だ。一方現役の人たちの給与は、...マイナ問題と物価高騰無策は岸田政権の致命傷になるか?

  • 会長決まらず座長で行くという安倍派、日本型組織の典型だ。

    自民党の安倍派は100人の規模を誇る第一派閥だが、1年を過ぎるが未だに後継者が決まらない。要するに、後継者はどれも「帯に短したすきに長し」か、「どんぐりの背比べ」なんだろう。そこで何とか格好をつけたのが、塩谷座長と5人衆を中心とする「常任幹事会」で話し合っていくということだ。(松野博一・高木毅・西村康稔・萩生田光一・世耕弘成) 山本七平によれば、「日本型組織」における物事の決め方は、「当事者同士で話し合って決める」やり方だという。「もう1年経ったのだから会長は多数決で決めようや」などとは絶対ならない。大企業でも町内会でも似たようなものだ。いつの間にか決まっている。今回の決定で大きな不満を持ったのは下村会長代理だ。早くも分裂含みの観測が出ている。 5人衆の後見人を自称?するのが森喜朗元首相だ。安倍派の後継会...会長決まらず座長で行くという安倍派、日本型組織の典型だ。

  • 維新「戦没者追悼文」のレベルの低さに驚く

    15日の終戦記念日には各党党首が談話を発表する。日本維新の会の馬場代表の追悼文がひどすぎる。特に次のくだりだ。日本国憲法は施行から76年を経ましたが、事実上の丸腰のまま戦争放棄、平和主義を独善的に唱えているだけでは、他国の侵攻への野心を打ち砕けない時代に入りました。日本は自国の平和を享受するだけでなく、地域及び世界の平和と安定に積極的に寄与すべきです。 事実上の丸腰のまま、という現状認識が根本的に誤っている。23年度の防衛費予算は6兆8千億、これは世界でも10以内の予算で軍事大国といって良いだろう。これを、丸腰とはどういうことか?自衛隊23万人の能力を無視したような発言だ。 戦争放棄、平和主義を独善的に唱えている、という認識もおかしい。恐らく国民の7割から8割の人は戦争放棄、平和主義に賛成している。日本の...維新「戦没者追悼文」のレベルの低さに驚く

  • 真の美は不完全なものの中にもあるーー吉田兼好と寺田寅彦

    花は盛りに、月はくまなきをのみ見るものかは。雨に対ひて月を恋ひ、たれこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情深し。徒然草第137段満開や満月など完全なものだけに執着して良いのだろうか?雨が降る時に月が見えたらと懐かしく思い、家に引きこもったままで春の暮れて行くのを知らないでいるのも、やはり趣深くしみじみと感じられるものだ。 この数日、北海道はややしのぎやすい。ホット一息と言ったところか。草花たちもそんな感じであろう。シュウメイギク どうもわれわれは「文明の毒」にかなり侵されているようだ。物理学者で随筆家の寺田寅彦は次のように警告していた。文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実である。 薔薇(ジャルダンドウフランス)二番花の薔薇はみな小ぶりだがこの花は元気が良い。 台風が連続し...真の美は不完全なものの中にもあるーー吉田兼好と寺田寅彦

  • 何故デフレ脱却宣言を出さぬのかーーーバット振らなきゃ当たらない

    6月の消費者物価指数は前年同月比3.3%の上昇だ。これで22か月連続で前年を上回った。食品の値上げは秋以降も続くし、ガソリン代や電気代の補助も秋以降無くなる。このような状況を見ても政府や日銀の腰は定まらない。「デフレではないが脱却していない」何を言っているか意味不明だ。白か黒かはっきりさせてもらいたい。もはやインフレの兆しが見え始めている。ここは果断に手を打つべきだ。 植田日銀は、アベクロミクスを方向転換すると明言する勇気がないのか、それを見越してマーケットは円売りに走っている。金融の異次元緩和は、円安と株高を招いた。その結果利益を得たのは、輸出企業と日本政府(財務省)それと外資系ファンドだ。他方で円安は物価を上昇させ実質賃金を下落させる。円安で貧しくなる人の方が多いのだが、なぜか日本人は円安の方が良いと...何故デフレ脱却宣言を出さぬのかーーーバット振らなきゃ当たらない

  • 台湾有事に対しアメリカと同じスタイルをとる必要はない

    アメリカの外交姿勢は、セオドア・ルーズベルト大統領の言葉を忠実に守っているように見える。「穏やかな口調で手には棍棒を持て」世界でNO1の軍事力を持っていればこれは理にかなったやり方だろう。ところが棍棒を振り回す時は常に数段下の相手だけだ。国土も広く核を持っている超大国に対し棍棒を振り回すなどと言う愚かな行いはしない。ウクライナが良い例だ。せいぜい武器供与までだ。 ところが最近の岸田・麻生コンビは同じような発想に取り憑かれているようだ。平和憲法を持っている日本が「戦う覚悟」などという言葉を振り回す。危なっかしくて見ちゃおれない。棍棒を振り回していざとなったらどうするのだ。数手先までは、知的レベルの低いお二人だから考えていないのだろう。 17日から岸田首相は日米韓首脳会談に出席するため訪米する。「麻生発言」は...台湾有事に対しアメリカと同じスタイルをとる必要はない

  • 庶民のささやかな楽しみを奪う「びわこ花火大会」の愚。

    先日「びわこ花火大会」の様子をテレビで見たが、何とも異様な光景であった。有料席の周りに高さ約4メートルのフェンスを張り巡らして、「金を払わぬもの見ることまかりならぬ」という姿勢。近くの住民はネットの隙間から覗く有様だ。一体どこの国の花火大会なのか?こんなやり方が各地で行われているのだろうか?もしそうだとしたら、何とも情けない国になってしまったものだ。 この花火大会の総予算は約3億円だという。その8割は席料の代金、12%が税金、8%が企業の寄付で賄う。そもそも日本の伝統的な文化であった花火大会は町内会や企業の寄付で賄われていた。カネが思ったように集まらないのであればその範囲で大会を開けばよい。それを高額な有料席を設けて格差社会を助長するようなやり方は、目に余る。 上野公園の花見にしても、良い席がとりたければ...庶民のささやかな楽しみを奪う「びわこ花火大会」の愚。

  • 壊れつつある日本に油を注ぐ岸田・麻生・永岡の振る舞い

    日本は頭の部分から崩れ始めているようだ。その象徴的な例が国立科学博物館が運営困難になり民間に寄付を求めたということだ。幸い心ある人たちがその寄付に応じ、1億円の目標に対してすでに5億円ほど集まっているようだ。それにしても、科学という知性の原点にあるものに対してこの国の指導者は、何と感度が鈍いのか。このような予算はおそらく文科大臣レベルで処理できる話だろうが、その文科大臣(永岡桂子)が頼りない。旧統一教会問題についてもなしのつぶてだが、判断不能なのだろう。今の文科大臣は田舎のおばちゃん然として庶民的に見えるが、残念なことに知性がない。しかも麻生派だ。 知性的な人とは、自説に固執せず他人の言うことをとりあえず黙って聴く。その上で自分の中でかみ砕いて理非の判断をする人だと思う。ところが自説に固執して有無を言わさ...壊れつつある日本に油を注ぐ岸田・麻生・永岡の振る舞い

  • 歴史から学ばない麻生発言「戦う覚悟」の危うさ

    自民党の麻生副総裁の台湾での発言が物議を呼んでいる。日本と台湾との間に正式な国交はない。1972年田中角栄首相をトップとする訪中団が、周恩来首相をトップとする中国と国交を回復した。その時に台湾と断交したのである。日本政府にとっては苦渋の決断だが次のような解釈で台湾との糸を繋いだ。台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部とする立場を日本が十分理解し尊重する。極めて玉虫色の日本と中国の妥協の産物であろう。麻生太郎はこの経緯を知ってか知らずか、あるいは漢字も十分読めないようだから理解できないのか? 中国がかねがね願っているのは「平和的統一」である。そのためには台湾総統は親中国でなければならない。ところが今の与党民進党は親中国ではない。それだけに祭英文総統の発言は常に慎重だ。台湾独立などと言う言葉は使わない。来年...歴史から学ばない麻生発言「戦う覚悟」の危うさ

  • どうやって生きるかーー前向きに明るく生きる

    京セラを一代で築いた稲盛和夫さんの言葉が心に沁みる。私はだんだん年が行くに従って、ますますポジティブに明るく感謝して、という生き方になって来ました。 百合(カサブランカ)百合の中では、やはりこのカサブランカが一番好きだ。清楚で威厳がある。 我が家の愛犬(メギー)が8月5日(土)天に召された。金曜日の朝、なんとなく調子悪そうだったので動物病院に連れて行った。炎症を起こしているということで注射4本と点滴、それでも改善せず翌日も注射3本に点滴。しかし時間と共に呼吸が荒くなり、夜10時にあの世へ旅立ってしまった。高齢で(16歳半)、北海道にしては異常な暑さが続いたせいだろうか。この数日、うちのかみさんともども、雲の上を歩いているような感じだ。 息子のよめさんからのラインがほろりとさせる。お父さんとお母さんと一緒に...どうやって生きるかーー前向きに明るく生きる

  • 麻生太郎の「戦う覚悟」ーーーいったい誰が戦うのだ?

    太郎という立派な名前を持っていながら周りが迷惑する太郎が政界に二人ほどいる。河野太郎と麻生太郎だ。台湾訪問中の麻生太郎副総裁が次のような発言をして物議を呼んでいる。「日本、台湾、米国をはじめとした有志の国に、非常に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ」「金をかけて防衛力を持っているだけでははだめ。台湾海峡の安定のために使う明確な意思を相手に伝えて、それが抑止力になる」 この発言を麻生太郎の軽率な発言と考えるのは読みが浅い。明らかに米国の影がある。米国は2年以上前から、日本に警告を出していた。日本の防衛機密を扱うネットワークに中国軍のハッカーが侵入し「深く持続的にアクセスしている」ワシントンポスト(8月7日)ところがどこまで日本側が真剣に対応策を練ったのか定かでない。本来地道にサイバー対策...麻生太郎の「戦う覚悟」ーーーいったい誰が戦うのだ?

  • 維新馬場代表の長所であり短所は?ーー酒豪で飲みニケーション重視

    週刊文春によれば、維新の馬場代表は大食漢かつ酒豪で”飲みニケーション”を重視している、という。藤田幹事長は、「馬場さんの誘いを断らなかったから幹事長になれた」と漏らしたという。要するに「パワハラ体質」があふれる政党のようだ。 私も現役のころは「飲みニケーション」は比較的されたりしたりした。全く飲まない人は別にして、上司には3通りくらいのパターンがある。①差しでじっくり飲むタイプ②みな連れ立ってわーわー騒ぐ③とにかく徹底的に飲まないと喜ばないタイプ馬場代表は③のタイプのようだ。 この程度で収まっていれば邪気の無い話だ。しかし飲み代をねん出するために政治資金の使い方が不明朗だと大いに問題がある。これも文春の記事だが、日本維新の会本部(2016年~2021年)から「日本維新の会国会議員団」に約9億6400万円が...維新馬場代表の長所であり短所は?ーー酒豪で飲みニケーション重視

  • どうなる万博、世界に恥をさらすのか?

    昭和45年(1970年)吹田市の千里丘陵で万国博覧会が開催された。私のサラリーマン生活は昭和41年大阪からのスタートだったので、この時の盛り上がりは鮮明に覚えている。昭和39年には東京オリンピックがあり日本の上り調子の時だった。海外参加76か国、入場者6421万人。実に人口の半分が見に行った。「人類の進歩と調和」Progressand Hermonyformankind 夢よもう一度、と思ったのか?大阪市と大阪府が手を挙げて維新の力を見せつけようとした。いのち輝く未来社会のデザインDesigningFutureSocietyforOurLivesなんかしっくりこないテーマだ。意味が良くわからない。しかし杜撰なプランニングのせいか、この万博準備がスムーズに進んでいない。このままでは何とも盛り上がらない大阪万...どうなる万博、世界に恥をさらすのか?

  • 「戦争というもの」を考えるーーー歴史は繰り返すのか?

    「八月や六日九日十五日」8月6日は広島に原爆が落ちた日、九日は長崎に、そして十五日は天皇が戦争終結の詔書を放送した日だ。「朕は時運のおもむくところ堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、もって万世のために太平を開かんと欲す」天皇陛下がポッダム宣言を受け入れて、日本が無条件降伏をするという意味だ。実は8日にソ連が日ソ中立条約を破棄して対日宣戦布告をした。広島に原爆が落ちるのを待って宣戦布告したようなものだ。 一方の日本軍はというと、ソ連軍のものすごい大軍(157万人)がソ満国境に集結しているのを知りながら、「来たらざるを恃(たの)む」などと能天気なものだ。そして最後には参謀総長河辺虎四郎の発言、「予の判断はずれたり」。 最近の政府や自民党の防衛論議を聞いていると、正確な情報に基づく彼我(中国と日本)の戦力分析などほ...「戦争というもの」を考えるーーー歴史は繰り返すのか?

  • 岸田政権は国民の負担増に向き合っているか?

    岸田政権の支持率は危険水域に入って来た。同様にじりじり下がり始めたのが自民党の支持率だ。両方の支持率を足して50%を切れば内閣は崩壊するという政界ジンクスがある。(青木の法則)毎日新聞では52%、時事通信は54.4%の青木率だ。 支持率下落の主要要因は、◎物価高騰◎マイナカードの迷走(健康保険証との紐付け)◎増税路線に進むのか(財源不明確)BSTBS報道1930 国民の負担増にまともに向き合わず、適当にごまかし先送りすれば国民はすぐ忘れると考えているのか?もしそうだとすれば自民党もろとも転覆するであろう。この夏の暑さでイライラしているところへ、自民党女性局の観光まがいのフランス研修旅行、エッフェル塔が鳴いている。それと自民党秋本政務官の3000万円の賄賂受け取り。今や国民の「怒りは炎上中」だ。岸田政権は国民の負担増に向き合っているか?

  • 控えめに地球と共存しよう

    この10日ばかり連日暑い日が続いている。亜寒帯の北海道が亜熱帯の地方になったみたいだ。明らかに地球を痛め続けてきた咎が来ているのではなかろうか? ゴーヤ北海道であまり育たないと思っていたが元気が良い。 劇作家の井上ひさしが30年ほど前に次のような警告を発していた。私たちのすべてを支配していた、生き方まで決めてきた基本的な枠組みが全く信用できないことがはっきりしてきたと思います。これは大変なことです。農業を見つめ直してあらゆる知恵を注ぎ込んで、大自然の原理と一緒に生きていかなければいけないのではないでしょうか。簡単にいうと、控えめに生きていかなければいけないのではないでしょうか。そして、世の中、何が控えめで何が傲慢かを見分ける力が必要なのではないか、と思います。 ペチュニアこの花は大好きで毎年玄関前のフラワ...控えめに地球と共存しよう

  • 米国債の格下げは他人事ではないーー日本の財政再建は大事。

    格付け会社フイッチ・レーティングは、米国債の格付けをAAAからAA+に一段階引き下げた。引き下げの理由は、借金を膨らむに任せたこの20年間の米国の統治の着実な劣化2001年度の約10兆ドル(約1400兆円)から2022年度は約31兆ドル(約4400兆円)と3倍増だ。1段階引き下げられたとはいえ最上位からワンランクダウンだから相対的にはまだ高い。しかも経済成長もしている。2022年度GDPは約25兆ドルだ。特に大きな問題は起きないだろうが、それにしてもここまでよく増やしたものだ。 注意すべきは日本の方だ。政府債務は2001年度約666兆円から2022年度約1251兆円と2倍に増えた。その割に経済成長していない。GDPは501兆円から565兆円。今の日本の格付けはAだ。これ以下に、下げられると国だけでなく民間...米国債の格下げは他人事ではないーー日本の財政再建は大事。

  • 「ふるさと納税制度」は廃止するか見直すべきだ。

    「ふるさと納税」などという耳障りの良い言葉に騙されているが、その実態を見るととんでもない制度になっている。何が問題かというと、「不公平」ということだ。「自分のふるさと」かどうか関係なく返礼品の内容で寄付の上位先が決まっていく。1位宮崎県都城市(肉・焼酎)2位北海道紋別市(カニ・イクラ)3位北海道根室市(ホタテ・イクラ)返礼品に魅力あるものを持っている市町村はよいが、どうあがいても何もない所もある。 第二の問題点は、限られた財源の奪い合いだ。都市部の居住地に税金を納めず他自治体に横流しする制度だ。約1兆円が動き5千億円が返礼品や経費だという。これが税の使われ方として正しいのか?異議を唱えた総務省の官僚は菅義偉に飛ばされた。都市部の住民はもっと怒ってよい。これは制度の欠陥だ。都市と地方の税のバランスは地方交付...「ふるさと納税制度」は廃止するか見直すべきだ。

  • 第二自民党や第三自民党はいらない。

    自民党はどんな政党か?と問われて,一言で答えるのは難しい。一応保守(伝統を尊重しつつ、問題があればその都度手直ししていく姿勢)なのだが、中身は闇鍋のように混沌としている。安倍晋三的復古主義者と菅義偉的新自由主義者が二大勢力で、後は様子見の中味無しの風見鶏勢力が混在している。もはや自民党は自分の足で立つことはかなわず、公明党(創価学会)と旧統一教会におんぶにだっこだ。このまま自民党にかじ取りを任せていると、この国は衰退の過程をたどることになる。 ところがこんな有様の自民党にセミのように抱きつきたい野党がいるという。日本維新の会は安倍晋三とも菅義偉とも親和性があった。要するに「馬が合う」というやつだ。維新の会の馬場代表が「第二自民党でよい、第一自民党と第二自民党で覇を競えばよい」と発言した。これが本音であろう...第二自民党や第三自民党はいらない。

  • 適当に息抜きすることも必要だーー自然の気を取り込もう

    日本人は働き過ぎだと言われている。働きすぎて「過労死」などと言う問題も出てくる。私が現役のころも長時間労働というのは当たり前だったが、適当に息抜きをしていた気がする。 夏だと実感させてくれる花はルドベキアとモナルダルドベキアモナルダ 今なら考えられないことだが、9時過ぎまで残業していて他の係は皆帰ってしまった。担当の係長が「おい、湯呑を持ってこい」お茶でも飲むのかと思ったら机の下から一升瓶が出てきた。なんとなんと、「おちゃけ」である。 今年もトマトの出来は良い。ここ数年2本仕立て(第一果房のすぐ下の脇芽を延ばす)にしている。収量は1.5倍になる。 人は須らく忙裏に間を占め、苦中に楽を存する工夫を著(つ)くべし。佐藤一齋人は忙しい中にも、余裕のある心境をつくり、苦しみの中にも、心に楽しみを見つける工夫をする...適当に息抜きすることも必要だーー自然の気を取り込もう

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