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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 慎重な滑り出しの植田日銀だが次の手は打てるか?

    黒田東彦前日銀総裁が散々食い散らかした宴の後始末を植田新総裁はしなければならない。黒田前総裁は10年分の新規発行額の9割以上の国債を市場から吸収し、財政赤字を丸呑みしたのだ。「酒は飲め飲め、飲むならば」を現実のカネの世界でも行ったようなものだ。これは日銀による事実上の国債引き受けそのもので、財政規律をゆがめてしまった。 アメリカの債務上限問題は、何とか決着を見るようだが、どこかで必ず行き詰まる。それが何時かは誰もわからない。日本も似たようなものだ。歯止めが無い点ではアメリカよりもレベルが落ちる。財政再建派(与党内でも野党にも)が日本の政界でもっと増えないとこの国はタイタニック号のようなことも起こり得る。国民の方も、無制限なバラマキにNOを突き付けるぐらいの気概が求められるのだ。 ジリジリと円安が進んできた...慎重な滑り出しの植田日銀だが次の手は打てるか?

  • 台湾問題に関する習近平の本音は?ーー戦わずして勝つ事

    G7サミットで主な議題に上ったのは、核使用の問題とウクライナ問題であった。中国問題はややトーンダウンの感じである。欧州にしてみたらウクライナだけで手いっぱいなのに、台湾問題でさらなる負担は御免こうむりたいという感じか。日本は中国にかなり深入りしている経済界の意向を考えたら「強硬論」のみで突き進むわけにもいくまい。米国の腹は、日本と韓国を上手く丸め込んで、台湾海峡周辺に極東のウクライナを作り出そうとすること。CSIS(米国戦略国際問題研究所)の台湾海峡でのシミュレーションが物語っている。 習近平の本音について遠藤誉筑波大名誉教授の主張が的を突いている。台湾に関して中国は平和統一を最大の目標にしている。武力統一をすると反中反共の台湾人が増えて中国共産党による一党支配体制を揺るがすからだ。しかし平和統一すると中...台湾問題に関する習近平の本音は?ーー戦わずして勝つ事

  • あなどれないプラセボ効果ーーー信じる者は救われる

    昨年は少しガーデニングをやりすぎてひざを痛めてしまった。今年はサプリメント(グルコサミンやコンドロイチン配合の物)を飲んでいるので通常歩く分には痛みはない。ただこのサプリの効能書きを読んでいて面白いなと思ったこと。効能成分の無いもの(プラセボ)を飲んでも7~8点くらいの改善を示す人がいるということ。効能成分ありを飲んだ人は20点程度の改善を示す。 いちごの花が咲き始めた。このいちごは観賞用できれいなピンクの花をつける。実もなりそれなりに美味しい。 有効成分の入っていないものを飲んでなぜ効くのか?(本人は有効成分が入っていると思って飲んでいる)薬を飲んだという安心感と体にひそむ自己治癒力を引き出しているから、ということらしい。このへんになると、ちょっと宗教的になるが「信じる者は救われる」 私の好きな利休梅が...あなどれないプラセボ効果ーーー信じる者は救われる

  • いかにして自らを守る戦略を練るかーー防衛費を倍増しても万全ではない

    後半国会は議論すべき課題が沢山ある。とくに「防衛費倍増」に関する議論は徹底して行うべきだ。しかし国会は「LGBT法案」の迷走や、生煮えの「少子化対策」で議論にならない。その上、首相秘書官の岸田翔太郎のワイルドピッチ(暴投)まで飛び出した。 現在、最大の軍事大国はアメリカ(軍事費日本の16倍)だ。中国は第2位で、日本の6倍の軍事費を使い、核を持ち、2000発のミサイルを持つ。当たり前の考え方をする人ならばこんな国と正面からぶつかることは考えない。ところが一番危いのは「タカの真似をするハト」今の岸田首相は安倍元首相の背後霊に取り憑かれたかのように防衛費倍増に猪突猛進する。よせばよいのに「敵基地攻撃能力」としてほとんど役に立たないトマホーク500発を持つという。(通常の航空機と同じような速度だという) 抑止は「...いかにして自らを守る戦略を練るかーー防衛費を倍増しても万全ではない

  • 首相公邸での「忘年会」をおかしいと思わないのだろうか?

    岸田首相の政務秘書官を務める岸田翔太郎氏が昨年末に首相公邸で親族と忘年会を開いたという。さらに、内閣組閣の時に記念撮影をする場所で親族で集合写真を撮ったようだ。政務秘書官というのは、極めて重たい役目を担う。首相と一心同体の気働きや動きをしなければならない。ところが就任以来の一連の行動を見ていると、そんな気配はみじんも見られない。成人式にバカ騒ぎする連中と変わるところがない。 岸田首相は翔太郎政務秘書官を更迭すべきである。もしこのまま見逃すのであれば「首相としての倫理観」が問われる。本人が、「首相の息子だから何でも許される」と勘違いしているとすれば今後の道を誤る。「公私混同はわきまえなければならない」、というのは指導者にとって絶対の条件である。ところがこの国は第二次安倍政権以降、このような行いに目をつむって...首相公邸での「忘年会」をおかしいと思わないのだろうか?

  • 自民党と公明党の選挙区調整が決裂、激震が走る。

    「好事魔多し」ということわざがある。岸田首相は、G7サミットを無難に乗り切り、意気揚々と解散総選挙に打って出る気十分だったかもしれない。しかし連立を組んでいる公明党との東京28区の選挙区調整が不調に終わり暗雲が漂い始めた。 公明党は、10増10減で東京の選挙区が5増えるのに伴い東京28区での擁立を熱望していた。ところが自民党は頑として受け入れず、ついに決裂。公明党は東京28区擁立を断念、そのかわり東京都の自民党議員に推薦を出さない。公明党の支援がないと10人前後は危うくなると言われている。東京都議会での協力も解消するという。 自民党の交渉窓口は茂木敏充幹事長、公明党は石井啓一幹事長。共に東大卒の理論家だから、理屈の言い合いになればまとまるものもまとまらない。この辺が頭の良いと言われている人の弱点か。「議論...自民党と公明党の選挙区調整が決裂、激震が走る。

  • たがの外れたアメリカと日本の財政赤字

    米国の債務(借金)上限の引き上げ問題がこじれたままだ。現在の上限は31.4兆ドル。日本円にすれば約4300兆円。特にこの10年で10兆ドルほど増えている。もはや歯止めが効かない。6月1日には、米国債がデフォルトすると大騒ぎだがそうはなるまい。共和党が要求する削減案をある程度飲んで決着するだろう。 日本も日銀が野放図に国債を引き受けるものだから歯止めが効かない。防衛費倍増や異次元の少子化対策などと掛け声ばかりが勇ましいが財源の裏付けは殆どない。またもや国債を増発するか増税や社会保険料の増額をするしか手がないだろう。 「修身斉家治国平天下」という言葉がある。天下を治める基本は、自分の身の行いをよく修めることだ。そうすれば家庭は平和になり、ひいては国家も治まり、天下は平らかになる。しかし逆も言える。指導者が方針...たがの外れたアメリカと日本の財政赤字

  • 自然界においては到るところが青春。

    もう十分年をとった。青春なんてあったかなと思うほどの遠い昔。ところが自然界をじっくり見ていると至る処に青春がある。白日至らざる処、青春恰も自ずから来る。苔花米の如く小さけれどもまた牡丹を学んで開く。袁枚(1716~1797)ひざしがとどかない処がある、しかしそこにも春は当たり前のようにやって来る。苔の花が米粒のように小さい、それでも精一杯牡丹をまねして開いている。 クラブアップル(こりんご)実はせいぜい鳥のエサにしかならないが、今のころの花が何とも好ましい。 ヨモギ団子作りに挑戦す。庭と雑木林との境にヨモギが自生しているので少々失敬する。熱湯でゆでて、すり鉢でつぶす。白玉粉と水をくわえて十分にこね、適当に丸めて熱湯に入れる。小豆とアイスクリームを添えて昼のデザートに。 雑木林の中で自生しているクルマバソウ...自然界においては到るところが青春。

  • ロシアとウクライナの間で重要なトルコの動き。

    ロシアとウクライナの和平交渉に中国の習近平が名乗りを上げたが難しいだろう。ロシアに肩入れしすぎだ。石油購入でロシアに財政支援しているようなものだ。今回のG7でインドを西欧側に引き込もうとしたが、インドもしたたかだ。当面今のようなつかず離れずの態度だろう。 地政学的に極めて好位置にいるのがトルコだ。NATOに加盟しているがエルドアン大統領はロシアのプーチンとも腹を割って話せる。ウクライナの食糧輸送が円滑に行われているのもトルコが間に入っているからだ。そのトルコでは大統領選の真っ最中で、28日には決選投票が行われる。(一次投票では、エルドアン49.52%、クルチダルオール44.88%)予断は許さないがエルドアン優勢であろう。 トルコはオスマン帝国の流れを引くが、スレイマン1世(在位1520~66)の時に隆盛を...ロシアとウクライナの間で重要なトルコの動き。

  • 日本的うやむやの仕方ーーLGBT法案をめぐる自民党的スタイル

    日本では物事に白黒をつけずに「うやむやにする」やり方がまかり通っている。特に自民党がこのやり方にたけている。最近見ていて興味深いのは、LGBT法案をめぐる自民党保守派のなかでの内ゲバめいた争いだ。 2年前にLGBT法案が野党を含めた合意で成立しかかったのだが、自民党保守派から猛烈な反発が出て廃案になった。しかし今般、G7サミットが広島で開かれるということになって、岸田首相から急遽国会で通すよう指示が出た。LGBTを認めていないのが唯一日本だけで、格好がつかないからだ。二年前の法案をさんざん修正して(保守派に言わせれば骨抜きにして)何とか国会に提出した。当然、LGBTの人たちは評価しない。ところがそれでも飽き足らず反旗を翻しているのが20人程度?の超保守派だ。(法案提出そのものに反対している)ネットウヨクと...日本的うやむやの仕方ーーLGBT法案をめぐる自民党的スタイル

  • 広島サミットの開幕を睨みながら物価だけは上がっていく

    G7広島サミットが開幕中だ。主要な議題は「核無き世界へ」ということだが、現実の世界はプーチンという独裁者により一触即発の危機にある。原爆ドーム前のセレモニーは歌舞伎座の舞台を見ているようでまるで現実感がない。当面は「核無き世界」などありえないというこの暗黒の世界。プーチンに核使用させずウクライナの勝利を目指すという難題を解決する方が先なのだろう。 一方消費者物価はじりじりと上がっており収束の気配は見えない。4月は前年同月比3.4%の上昇。主な要因は、食料品で9.0%、家事用消耗品で12.6%の上昇。電気料金値上げも認可されたからさらに家計を直撃だ。 このような家計の苦境を知ってか知らずか、岸田政権は防衛費を倍増するという。岸田首相は、「安倍首相も出来なかったことを俺はやった」と周りに漏らしているようだが、...広島サミットの開幕を睨みながら物価だけは上がっていく

  • 維新政治の危うさーー矛先が弱者に向かうのではないか?

    入管難民法改正案をめぐる国会審議で、日本維新の会の梅村みずほ議員の発言が物議をかもしている。名古屋の入管施設でなくなったウイシュマさんについて、次のように発言した。支援者の一言が「病気になれば仮釈放してもらえる」という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながった恐れも否定できない。梅村議員のスタンスは、窮地の外国人という弱者に寄り添うものではない。ことさらにウイシュマさんや支援者を攻めようとする姿勢ばかりが目立つ。 これは梅村議員個人だけのスタンスかというとそうとも取れない。本会議での質問は党を代表したものであり、党の政策部門が内容をチェツクしていたという。この党全体が「人権感覚」の欠如ありと疑わざるを得ない。18日の参議院法務委員会での梅村議員は、執拗に斉藤大臣や入管庁の西山次長に...維新政治の危うさーー矛先が弱者に向かうのではないか?

  • 本当のことを言ってはいけないーーーどうなっているマスコミ

    ジャニーズ事務所の前社長ジャニー喜多川氏氏の性加害問題が大騒ぎになっている。実態はまだ解明されていないが、現社長が謝罪したのだからあったのだろう。問題にしたいのは,テレビ業界を中心にマスコミが実態を分かっていながら「口を拭っていた」ことだ。まさに「本当のことを言ってはいけない」マスコミでは、「社会の木鐸」の看板が泣く。社会の木鐸ーー世論を喚起して社会を導く存在、ジャーナリズムの重要性を表す言葉。 花桃(照手桃)横に広がらず上の方に伸びるので素直で正直な感じのする木だと思う。 新型コロナワクチンも本当に効力があったのか?なんとなくもやもや感がぬぐえない。今回ワクチン接種の案内が来たが受けなかった。「本当のことを言ってはいけない」ような話だとは思いたくない。 チューリップピンクのチューリップの花言葉は「誠実な...本当のことを言ってはいけないーーーどうなっているマスコミ

  • 「立憲が政権追及にシフト」ーーーようやく覚悟を決めたか

    立憲民主党が覚悟を決めたようだ。防衛財源確保をめぐり財務相不信任案を提出した。その理由は、「身の丈を超える防衛費のため、困った人に渡さなければならないお金をかき集めることは容認できない。廃案とすべきで、あらゆる手段で採決を延ばす」安住国対委員長日本維新の会との共闘を終えることに伴い、政権を厳しく追及する路線に舵を切った。 岸田政権は、本来であれば国民生活の向上に資するための財源を防衛費の増額に注ぎ込む。そして足りない分は歳出改革等で賄うと言っているが安定財源にはならない。カネに色はないから最後は国債増発、そして申し訳程度に増税をするのだろう。この程度の説明で国民は納得してはいけない。ある程度の防衛費増額はやむを得ないと思うが、倍増などは身の丈を超えている。 日本の指導者は概して責任を取らない。なんとなく空...「立憲が政権追及にシフト」ーーーようやく覚悟を決めたか

  • 戦争はなぜ起こるのか?ーーー権力欲(所有欲)の肥大化

    権力欲とか所有欲というものは際限がない。ロシアや中国はあれだけ広大な土地を持っていても、もっと広げたいのだろう。そして1度自分のものにした土地は何が何でも手放さない。北海道の色丹・歯舞が良い例だ。中国が最大版図を誇ったのは清の乾隆帝(1735~95)の時だ。チベットや新疆もこの時手に入れている。中国の一帯一路という戦略は、清の乾隆帝の夢を追っているような気がする。 ロシアのプーチン大統領が旧ソ連の版図を取り戻そうとウクライナに侵攻した。NATOに加盟していないウクライナは格好のターゲットだ。そして皮肉なことだが、プーチンのやり方はヒトラーのやり方に似ている。※人々は小さな嘘より大きな嘘を信じる※嘘も繰り返せば人々は信じるようになる(このやり方は安倍政権以降、菅、岸田政権と見習っているような気もするが) 戦...戦争はなぜ起こるのか?ーーー権力欲(所有欲)の肥大化

  • 「気晴らし食品」の誘惑に注意しよう

    ストレスにさらされると脂肪分や糖分の多い食べ物を口にしたくなる。そのような食べ物を「気晴らし食品」というのだが、確かにストレス軽減効果があるとされている。ところが、いつもこのようなパターンが身に付くと体重の増加をもたらし身体や脳に種々の有害な変化を引き起こす。腸が低悪性度炎症を起こしそれが脳にも影響を及ぼす。UCLA教授エムラン・メイヤー著「腸と脳」 今回の「卵騒動」で明らかになったことがある。鶏たちは、工業型農業と言えば聞こえが良いが狭い檻のような中で身動きできない態勢でエサだけ与えられている。牛や豚についても同様だ。場合によって抗生物質も与えられているだろう。このようなかたちで育てられたものが果たして私たちの健康に資するのだろうか? 戦後アメリカ型の食生活がどっと日本にも入って来た。動物性脂肪過多、添...「気晴らし食品」の誘惑に注意しよう

  • 真っ当な「保守主義者」の道とは?ーー踏み外しつつある岸田首相

    日本は大国の道を歩むべきだと考えている人はどれくらいいるのだろうか?確かにGDP(国内総生産)は世界第3位、軍事力も7位か8位である。しかし「大国」になり得る条件である、①領土が広大である②食料とエネルギーが自給できる③核を保有している、点が決定的に欠けている。 自民党宏池会の伝統的な考えを持っていたのは宮沢首相くらいまでか。私にとって一番大事なことは、日本が自由で、民主主義があって、ともかく平和である。そして国民がそこそこ生活できている。そのことが最も大事なことなんですね。それがいま、60年かけて出来ている。世界2005年5月号 宏池会の系譜をひく岸田首相は、アメリカの雑誌「タイム」のインタビューを受けたのだが、記者に鋭く見抜かれたようだ。見出しは次だった。「岸田総理大臣は、平和主義だった日本を軍事大国...真っ当な「保守主義者」の道とは?ーー踏み外しつつある岸田首相

  • 無駄があっても良いではないか

    コスパがどうのタイパがどうのとせわしない。コスパとはコストパフォーマンス、現役時代によく使われた言葉「費用対効果」と同一だ。最近ではタイパというのが出てきた。テレビやビデオを倍速で見ることらしい。しかし年を取れば一年間などあっという間に過ぎてゆく。若い時は何事もじっくり取り組んだほうが良い。 チューリップが見ごろを迎えた。昨年10月後半に植えたものが半年たって花を咲かす。これが良いのだ。冬に花を咲かせてどうする? 動物や植物の「生きもの」の時間に合わせて暮らすことを大事にしたいものだ。それを無駄だと思う考え方が、この世から「余裕」を無くしているのだろう。 チューリップとユーフォルビア ワスレナグサ毎年こぼれだねで花を咲かせる。バラとの相性が良いので重宝している。無駄があっても良いではないか

  • 自民党保守派に振り回される「LGBT法案」

    自民党は自由主義的で漸進改革的な宏池会とより国家主義的で急進主義的な清話会の二つの路線で引き継がれてきた。安倍首相以降清話会的な路線が続いている。岸田首相は宏池会的といわれているが中身はわからない。(無いのかもしれない)もっぱら「暖簾に腕押し戦法」をとっているからだ。 LGBTの人は国民の9~13%位らしい。「左利きの人」や「血液型がAB型の人」と同じくらいのようだ。私は左利きでAB型である。世の中みな右利き用にできているので合わせるのに苦労した。ちなみに、箸と鉛筆は右を使うように矯正された。近年は、左利き用のものも開発されハサミやゴルフ用具は左用を使っている。野球のグローブは子供のころから左利き用があった。そんな経験があるので、世の中、多様性を受け入れる社会であるべきだ。古い家族観を持ち出して反対する自...自民党保守派に振り回される「LGBT法案」

  • イジメ(パワハラ)の増加は日本社会の劣化なのか?

    脳科学者の中野信子さんの著書に「ヒトはいじめをやめられない」がある。ヒトは進化の過程で、共同体を維持して外敵と戦うために、共同体にとって邪魔になりそうな人物を排除しようとする機能が脳に備え付けられた、とする。次の指摘も鋭い。とくに子供時代は、「誰かをいじめると楽しい」という脳内麻薬に対して、子供の脳は「共感」というブレーキが働かないため、これを止めるには「自分が相手を攻撃すると自分が損をする」というシステムが必要です。 2022年度学校でのイジメ件数は61万件と過去最高になった。小学校ではこの5年で4倍になったという。なんとも異常な状況である。 今回はいじめられる側の対抗手段を考えてみたい。講道館柔道を創設した嘉納治五郎は、14歳になったとき育英義塾に入学し抜群の学業成績ではあったが、体が弱く体力に勝る少...イジメ(パワハラ)の増加は日本社会の劣化なのか?

  • 日本人は「生産性を上げる」意味を取り違えている

    日本人は「生産性を上げよ」というと、「効率よく働く」と理解する。10人で行っていた仕事を5人で行えば、「めでたしめでたし」だ。成果が上がれば、アメリカあたりでは「給与を倍にしてくれと」いう注文がつく。日本は、国民性なのか黙っている。その利益の大部分は会社の内部留保で積み上げるのだ。そんなところはまだましで、従業員の給与を下げて、しかも長時間労働(サービス残業で)働かせるところもある。 生産性とは、一人当たりのGDP(一定期間に国内で生み出された付加価値の総額)従業員の給与を上げて利益を出し税金もたくさん払う企業は生産性の貢献度が高いのだ。逆にブラック企業などと後ろ指さされるようなところは大いに反省すべきだ。従業員を疲弊させて利益を上げても何の意味があるのか? 今年は物価高騰がおさまらず、企業側もようやく重...日本人は「生産性を上げる」意味を取り違えている

  • 不十分な物価高騰対策と給与引き上げ

    岸田政権の支持率は上がっているようだが、肝心の民のかまどから煙は上がっていないようだ。岸田首相は、連休中も世界各国を回って機嫌よく援助外交に精を出している。ところが国民生活の方は一向に上向いていない。3月の実質賃金は前年同月比マイナス2.9%で12か月連続のマイナスだ。給与総額は前年同月比0.8%増、しかし物価が3.8%上がっている。日本の国民は優しいね。生活が苦しくなっているのに時の政権の支持率が上がるのだから。 22年度の国民負担率は47.5%だという。(国民の所得に占める税金や社会保険料の負担割合をいう)まさに五公五民だ。江戸時代の百姓の年貢率は約1割だったというのが今日の定説だ。収入はコメの販売だけではなかったからだ。もちろん当時「消費税」などはない。現在は、表面的に豊かに見えているようだが、実際...不十分な物価高騰対策と給与引き上げ

  • 不可解な米国機密文書の流出とロシアの動き

    米国の機密文書が流出した。若い兵士が流出させたそうだが、それ自体が不自然である。公表されることを意図していたとしたらアメリカの狙いは何処のあるのだろう。 一つは情報戦を仕掛けてロシア内部をかく乱する。機密文書の中にはロシアプーチン大統領の側近に不穏な動きがあるという。ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記とワレリー・ゲラシモフロシア軍参謀総長だというのだ。米側の情報能力を無下に否定できないので、頭の片隅に入れておいても良いのかも。 二つ目はウクライナの暴走を牽制する。NATO諸国から武器や弾薬が届いてウクライナは強気のようだが、米国は慎重に行動するよう随所でくぎを刺している。米国は「ウクライナ政府や軍の能力をあまり信用していないような」記述があるという。 この機密漏洩でプーチンは疑心暗鬼にとらわれるだろう...不可解な米国機密文書の流出とロシアの動き

  • 脳に話しかける腸の不思議

    われわれの体のコントロールはすべて脳がしていると考えがちだが、腸からの指令で動いている部分もある。空腹のときにお腹が鳴るのは胃や腸が要求しているのではなかろうか。逆に、ストレスを感じた時にものを食べたくなくなったり、ひどいケースは胃が痛くなる。このように脳と胃腸は密接な関連がある。 ヤエヤマブキ野趣あふれる感じが好ましい。太田道灌のエピソードが思い出されるが作り話のような感じがしなくもない。 七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき兼明親王 「腸は第二の脳である」ということがだんだんわかって来た。そして、「腸は人体の中で最大の免疫臓器」といわれている。そんなわけで腸内環境の改善に役立つ乳酸菌飲料を飲んでいるが、果たして効果のほどはどうなんだろう? ジュンベリーが満開だ。草木を見ているとストレス...脳に話しかける腸の不思議

  • 政治家や言論人への襲撃事件の背景は論ずるべきだ

    山上徹也とか木村隆二という名前を出しても、「誰だっけ」という反応が返ってくる。「テロ事件の犯人をマスコミが取り上げすぎると模倣犯がでてくるので、報道は自粛しましょう」という空気感。しかしこのような対応は、逃げの姿勢ではなかろうか?臭い物に蓋をすれば問題が解決するわけではない。 襲撃されて一命をとりとめた大学教授の宮台真司さんの発言が胸にずしんと来る。「巷には、襲撃事件の背景を論じると犯人の免罪につながるとの議論がありますが、背景を論じて手当てしない限り、同様の事件を蔓延させる悪い社会は改まりません」(二つの事件に)「共通して、何でも話せる仲間がいれば止めてもらえたはずです」 二人の容疑者を見ていて感じるのは「生活感」が薄いということだ。他者との接触を避けてネット空間に浸っているうちに妄想が肥大化していく、...政治家や言論人への襲撃事件の背景は論ずるべきだ

  • 岸田政権はアジアを巨大な兵器市場にするつもりなのか?

    岸田政権は、「防衛費について今後5年間で総額43兆円にする」増額前は年5.2兆円程度だから年平均で8.6兆円、約1.6倍増だ。あまりにも他の予算とのバランスを欠く。岸田首相はワシントンに乗り込んでバイデン大統領に伝えると、バイデンは満面の笑みで迎えたという。何とも扱いやすい日本の首相が誕生したと内心ほくそ笑んでいるだろう。 当面はあちこちから財源をひねり出すようだが、最後は国債か増税になるだろう。共産党は頑張って食い下がっているが限界がある。本来立憲民主党がもっと論戦を挑まなければならない。岸田流の「暖簾に腕押し作戦」に乗せられて詰め切れない。維新や国民民主党はすっかり「ゆ党」に戻った。頼りにならない。 これだけ膨大な武器を買い込んでも自衛隊は慢性的に人員不足だからどうするのか?「現在使っている武器を、早...岸田政権はアジアを巨大な兵器市場にするつもりなのか?

  • 風薫る5月がやって来た

    「風薫る」は夏の季語らしい。この辺は数日前から若葉が芽吹き始めようやく春の感じだ。まさに「風薫る」爽やかさである。チューリップも開き始めクリスマスローズは今が盛り。 あらたふと青葉若葉の日の光松尾芭蕉ああ、何と尊く感じられることであろう。この青葉若葉にふりそそぐ日の光は。この句は日光東照宮を訪れたときのもの。東照宮の御威光を詠みこんでいる。 この数日の穏やかでさわやかな天候に感謝!黄花カタクリ水仙 例年より少し早いがトマトの定植を行う。苗はいつも近くの農家から手に入れる。風薫る5月がやって来た

  • 憲法の日に思うーー日本は戦争の出来る国ではない

    他国の意向など無視して戦争の出来る国は、アメリカ・ロシア・中国の三か国だ。先ず国土が広大だ。それと食糧もエネルギーも自国で賄える。一方、日本は島国だから海が防波堤になっている。もう一つ有利な点は諸刃の剣になる可能性があるが日米軍事同盟があることか。しかし見落としてはいけないことは、日本を取り巻く中国・北朝鮮・ロシアは核とミサイルを保有しているということだ。それと日本海側に原発が林立している。そしてわが国のミサイル防衛網はなんとも頼りない。わが国を取り巻くこのような状況を睨めばとても戦争など出来ない。専守防衛は必要不可欠だが、「敵基地攻撃」などすれば全面戦争の危険が大だ。 東大名誉教授樋口陽一さんの意見は大いに参考になる。(朝日新聞、5月3日)集団的自衛権の行使を掲げ、さらには敵基地攻撃の意思と能力を明瞭に...憲法の日に思うーー日本は戦争の出来る国ではない

  • 統一地方選から見える各党の基礎体力

    今回の統一地方選の道府県議、政令都市市議、市議・区議の各党別当選者は次だ。自民党2379人(前回比−51人)、公明党1375人(−13人)立憲民主党648人(+167人)、共産党822人(−110人)維新342人(+253人)、国民132人(−91人)自民党と公明党は微減、立憲の増加は国民と社民の地方組織と合併したことによるもの。共産党の漸減について執行部は反省が必要だ。やはり党内異論を封じ込めるやり方は良くない。開かれた党を目指すべきだ。維新は明らかに風が吹いた。自民党に飽き足らない保守層が動いたのであろう。国民民主は地方組織という根が細っている。自民党にすり寄るしか活路を見出せないのだ。 政党としての基礎体力は自民党、公明党、共産党がある。従来から力を入れてきた結果であろう。台風の目は維新だ。自民党の...統一地方選から見える各党の基礎体力

  • 植田日銀サプライズ無し、当面緩和継続。

    植田日銀がスタートした。日銀は現状の大規模な金融緩和を維持する。政策転換があるのではと期待した向きもあったようだが、大方の予想通り現状維持に落ち着いた。本音では政策変更をしたかったと思うが、如何せん世界の金融市場(なかんずくアメリカと欧州)が不安定である。BSTBS報道1930 アメリカのファーストリパブリックバンクが、10兆円の預金流出であっという間に破綻した。銀行というのは顧客から集めた預金は通常は融資に使うのだが、余ったお金は債券や株に投資する。預金を集めても運用の仕方が拙劣だと経営は安定しない。このところアメリカの銀行破綻が相次ぐが、みな運用の失敗だ。それと安易に大口預金に頼り過ぎた。 金融緩和の継続をうけて、2円ほど円安にぶれた。投機筋が政策変更にかけていた分の揺り戻しもあったし、緩和は変わらず...植田日銀サプライズ無し、当面緩和継続。

  • 日本は実は農薬使用大国なのだ。

    日本の農産物や食品は安全だという神話がまかり通っている。農薬の使用量で単純に決められないが、1ヘクタール当たりの使用量の多いのは中国。そして第2位が日本なのだ。アメリカは多いように思えるが日本の四分の一だ。ヨーロッパはもっと少ない。 日本はアジア特有の高温多湿のモンスーン気候で、病虫害や雑草が多いというのを割り引いて考える必要がある。しかしそれにしても効率優先、それと見た目にこだわる潔癖さがネックになっていないか。最近スーパーなどで「訳あり商品」と称して売られている規格外のものがあるが、いい試みだ。無農薬は無理にしても「減農薬」に真剣に取り組むべきだろう。 農水省で検討しているようだが、食料輸入がストップした時の対処方法として、「数年間はイモで凌げる」というシナリオを提示したという。こういうのを「噴飯もの...日本は実は農薬使用大国なのだ。

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