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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 妥当な判断だ検察審査会ーーー追い詰められる安倍前首相

    天網恢恢(かいかい)疎にして漏らさず老子天の網の目は一見粗いようだが、決して悪を見過ごすことはない。悪行には必ず天罰が下る。 東京第一検察審査会は、「桜を見る会」前日に催した前夜祭の収支をめぐり安倍氏を不起訴とした東京地検特捜部の処分について、一部を「不当」と議決した。この検察審査会の判断は庶民目線に立った極めて妥当なものだ。検察幹部によれば、「議決書をよく読むと、特捜部の捜査は甘い。相手が首相なので忖度したんじゃないかと読める」この議決に基づき検察はもう一度再捜査をする必要がある。 検察審査会は次のように締めくくった。「政治家はもとより総理大臣であった者が、秘書がやったことだと言って関知しないという姿勢は国民感情として納得できない。国民の代表者である自覚を持ち、清廉潔白な政治活動を行い、疑義が生じた際には、き...妥当な判断だ検察審査会ーーー追い詰められる安倍前首相

  • 誰のための五輪か?ーーもちろんIOCとNBCのためだ

    国家の威信と個人の名誉をかけて選手たちは五輪で戦っている。そのことは大事なことだし、私自身もスポーツ好きなのでテレビ観戦に力の入る日々である。 しかし一方でこの五輪が「誰のためになされているのか?」ということについて冷めた目で見ておく必要がある。この五輪で最大の利益を得るものは誰か?①バッハ会長をトップとするIOCとそこに群がるシロアリ軍団(日本のJOCや電通など)IOCは収入の7割をテレビ放映権料から得ている。②アメリカのメディア大手NBCNBCはIOCに巨額の放映料を払うが、同社にとっては史上最高となる12億5千万ドルもの広告収入が見込まれる。NBCの最高経営責任者はなんと言ったか?「五輪の開会式が始まれば、みんなすべてを忘れて楽しむ」冗談ではない。今回のような商業主義に汚染された五輪を忘れるつもりはない。...誰のための五輪か?ーーもちろんIOCとNBCのためだ

  • 「天を敬い、人を愛す」ーーー菅義偉に欠けるもの

    道は天地自然の物にして、人は之を行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也。西郷隆盛 西郷隆盛は儒学や漢文の知識が深いのは勿論のこと、聖書や欧米の書物も取り寄せて読んでいたという。上記の言葉だけを聞けば、キリストや釈迦に通じるものを感じる。西郷は、一時期水戸藩の藤田東湖に教えを乞うたと言われているが、小さくまとまった国粋主義的な影は薄い。 現在のわが国の首相である菅義偉から、世界観とか政治理念とか「魂をゆすぶられるような言葉」を聞いたことがない。これは無いものねだりなのかもしれない。であるならば、現時点での数字に基づいた緻密な分析と先を見通す洞察力があるかと言えばそれもない。あるのは、自分に都合の良い数字を並べて「根拠なき楽観論」を振りまくだけだ。「人流...「天を敬い、人を愛す」ーーー菅義偉に欠けるもの

  • 「いつかこうなると」ーー東京都の感染者数過去最多2848人

    やはり懸念されていたことが現実のものになった。コロナ過が収束しないなかで、オリンピックを行えばこうなるだろうという予測は読めていたはずだ。であるならば、その予測の下に①医療体制の確立②ワクチン接種の推進③具体的な人流抑制策などが徹底されるべきだ。しかし政府関係者から漏れてくる声は、「もう打つ手がない」だという。 菅内閣の支持率とコロナ感染者の増減は連動しているようだ。しかし金メダルの獲得数が増えれば支持率が上がるなどという「淡い期待」はもう無理だろう。オリンピックの期間中に、首都圏の医療崩壊が発生するなどという図式は見たくない。しかもこの図式が全国に蔓延する可能性も出てきた。 これから国民一人一人が出来ることは、オリンピック期間中は「徹底した外出の自粛」しかあるまい。医療崩壊を防げれば、何とかオリンピックを乗り...「いつかこうなると」ーー東京都の感染者数過去最多2848人

  • 大野将平に見る「武士道精神」

    男子72キログラム級柔道で大野将平が金メダルを獲得した。大野は、「正しく組んで正しく投げる」を信条に、「勝たんがための柔道」に堕することなく最後までその信条を貫き通した。大野の自宅には、「粗野なれど卑にあらず」という額がかかっているという。高校時代の恩師持田治也氏から贈られた。「洗練されていなくてもいいし、失敗もいい。でもずるく生きるな。まっすぐ進めとの思いを込めた。将兵には小さくまとまって欲しくなかった」 ウソを常にはきつづけることにより、8年以上にわたってこの国の「倫理観」をズタズタにした二人の宰相の眼に「大野の死闘」はどう映っただろうか?我が国には名もなき市井の人々の「こころざし」がまだ生きている。 北海道の雑木林に自生するオオウバユリ 「敵は自分の中にある」「自分が何者なのかということを確かめるための五...大野将平に見る「武士道精神」

  • 改めて「象徴天皇制」の意味を考えるーーー五輪開会式を見て

    東京五輪の開会式で大会名誉総裁を務める天皇陛下が開会を宣言した。コロナ過の中での無観客開催であることを踏まえた極めて妥当な開会宣言だったと思う。強い違和感を感じたのは次の点だ。「天皇陛下が宣言が行われる間、菅首相と小池都知事は着席しておりしばらくすると慌てて立った」 ネットで大騒ぎになっているので見直してみると上記のような有様だ。通常このようなセレモニーは秒単位のスケジュールが決まっており進行役が各所に配置されている。しかし今回の場合そのような配慮もなさそうだ。そうすると一つ一つの行動は、本人の頭の中の構造がさらけ出される。菅首相も小池都知事も主催者側の人間というよりも招待されている側という意識だったのか?もっと悪く勘ぐると「敬意を払う気持ちがない」ともとれるのだ。 我が国の憲法第一条天皇は、日本国の象徴であり...改めて「象徴天皇制」の意味を考えるーーー五輪開会式を見て

  • 五輪開会式に見る日本文化の劣化ーー「恥の文化」の喪失

    五輪裏舞台の醜悪さをわきに置いて、五輪開催のセレモニーに日本的な良さが出ることを期待している自分がいた。しかしこの淡い期待感もシャボン玉のように夜空に消えてなくなった。アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトが、日本の文化を名著「菊と刀」のなかで分析したのは、「西洋人の罪の意識に対して、日本人には世間に対する恥の意識があり、これが行動の規範になっている」 神の眼を常に意識する西洋人に対し、日本人は世間の目を意識して行動の基準とした。しかしどうだろう、我が国の指導層(与党の議員とエリート官僚)は、一方は恥を捨て去りもう一方は忖度を専らにしている。「恥」を感じる心の中心には、「名を惜しむ気持ち」がある。嘘を吐いても恬として恥じず、逆に隠ぺい・改ざんする心根を私は理解することが出来ない。 「演芸」は、大衆的な演劇・...五輪開会式に見る日本文化の劣化ーー「恥の文化」の喪失

  • 満開の薔薇の中で

    このところの北海道は好天に恵まれ全く雨が降らない。(7月6日以降雨がない)バラにとって喜ばしいが、こちらは老骨に鞭打って水やりが大変だ。  バラ栽培の長い歴史の中で最大の功労者と言えるのが、ナポレオン1世の皇后ジョゼフィーヌだと言われている。ギョーやメイアンの活躍はジョゼフィーヌあってのこと。私の好きなマチルダ(フランス・メイアン作出) 花好きの画家と言えば印象派の巨匠クロード・モネがいる。フランスのジヴェルニーに歴史に残る名園を作った。そのころはオールド・ローズが主だったのではなかろうか。 ロサ・カニーナ(バラの原種の一つ)満開の薔薇の中で

  • 五輪開会式の演出を甘く見たツケーー日本の指導層の文化的素養の劣化

    このところ立て続けに東京五輪の演出に関わる責任者が、辞退するか解任されるという異常事態が発生している。五輪が掲げる「平和」や「人権」に反する内容だから弁解の余地は無かろう。本人たちの問題もさることながら、このような人選を良しとしていた大会組織委員会の体質を問題とすべきだろう。さらに一歩深堀すれば、安倍・菅政権の事実に向き合わない隠蔽・改ざん体質がマグマのように噴出したのだ。 安部前首相は波長が合ったのかどうかよくわからないが、吉本興業の芸人たちと仲が良かった。(人気取りの狙いがあったのかもしれない)そのせいかこの数年テレビのワイドショウに、コメンテーターと評してお笑い芸人が多数出演するようになった。それなりに研鑽を積んで特定の分野の造詣が深ければそれも有りだろう。しかし素人に毛が生えたくらいの知識で政治的な事柄...五輪開会式の演出を甘く見たツケーー日本の指導層の文化的素養の劣化

  • 菅義偉は安倍晋三の傀儡(かいらい)だーー求められる安倍的政治の打破

    菅政権は、二階幹事長が他派閥の機先を制して擁立したので出来上がったと言われている。しかし安倍前首相が内々で菅義偉を担ぐニュアンスを察知して、二階幹事長がいち早く動いたということだろう。安倍晋三が禅譲の条件として出したのが、次の2条件だったのではないか?①早期解散は行わないこと②オリンピックは何が何でもやること現実に今の状況はこの通りになってきている。 院政を狙う安倍晋三の問題点を徹底的に洗い出しておきたい。思想家の内田樹の次の文章が極めて的確だ。安倍晋三がこれだけ長期政権を維持できた理由の一つは、彼が人間の「性根の卑しさ」を熟知しているという点にあると思います。どれほど偉そうなことを言っている人間でも、ポストを約束し、金をつかませ、寿司を食わせれば尻尾を振ってくる。反抗的な人間も、恫喝を加えればたちまち腰砕けに...菅義偉は安倍晋三の傀儡(かいらい)だーー求められる安倍的政治の打破

  • 政権交代は感情で動く

    菅政権は危険水域に入ってきたようだ。内閣支持率が30%を切るケースも出てきた。(時事通信)我々は、コロナ感染と五輪が同時並行で進むという何とも「異様な光景」を見ることになる。国民すべてが家に閉じこもって五輪をテレビで感染するようなことでもない限り、コロナ過は収束しないだろう。 国民が菅政権の是非を判断する場合、もはや「理性」から「感情」で判断する段階になった。「皆が菅政権を支持しないから私も支持しない」菅義偉が自分の権力維持ではなく、国民の安全と安心を願う首相であったなら、最善の選択は「五輪中止」であっただろう。「何かを得ようとすれば何かを捨てなければならない」二兎を追う者一兎をも得ず、というローマ時代からの格言は正しかった。 約3割が自民党の岩盤支持層だ。何があっても自民党を支持する。要するに「自民党そのもの...政権交代は感情で動く

  • 「暴走老人」にならないためには

    60歳になると還暦だと言われて周りが祝ってくれる。しかし肝心の本人はあまりうれしくもない。サラリーマンで仕事好き人間ほど「暴走老人」の予備軍になる可能性が高い。現役時代から「自分のやりたいこと」をコツコツやっておくべきだろう。この世にし楽しくあらば来む世には蟲に鳥にわれはなりなむ大伴旅人カンパニュラ(アルペンブルー) ワクチン接種予約騒動で明らかになったのは、高齢者は情報化対応がスムーズにできないということ。その原因の一つは、「自分はそんなものに興味がない」とハナからあきらめている。いくつになっても人生は修業だ、という謙虚な気持ちが必要なのではないだろうか?知らないことを若い人に聞くことを恥と思わない鈍感さも大事だ。 アルケミラモリス 車で暴走するのは論外だが、だいたいの傾向として「怒りっぽくなる」のだ。待つこ...「暴走老人」にならないためには

  • コロナ過は大都市の過密化が真の原因だーー創造性は自然の中で

    コロナウイールスによる感染者が多いところは、東京を中心とした首都圏、大阪を中心とした関西圏、そして名古屋を中心とした中京圏である。北海道も話題に上るが、これは過度に札幌圏に人口が集中した結果である。三密(密閉・密集・密接)を避けるとか人流を減らすとか言われているが、コロナウイールスという進化した敵と戦うには、いかにも心もとない。未だに「竹やり作戦」の域を出ない。 当面コロナワクチンが最大の武器であろう。しかしコロナウイールスも日々進化しているから万全ではない。そこでがらりと視点を変える必要がある。大都市は、過密による災害リスクも大きい。さらにもっと言えば、コンクリートジャングルの中で自宅と職場を行き来する生活に価値を見出しうるか?地方創生が叫ばれて久しいが、現実はますます「ヒトモノカネ」が大都市に集中し、恐竜化...コロナ過は大都市の過密化が真の原因だーー創造性は自然の中で

  • 政権交代の可能性を考えるーーーかなりいい勝負になるのではなかろうか

    菅政権はいよいよ風前の灯火(ともしび)である。本来であれば自民党内から倒閣の動きが出て表紙を変えるところなのだが、自民党にはもうそんなエネルギーも残っていないようだ。このままの表紙で衆院選に突入するだろう。野党にとっては願ってもない好機だ。緻密に戦略を立てるべきであろう。 立憲民主党にとって、「連合」と「共産党」とはどちらがリアルパワーかよく判断すべき。連合は蛇蝎の如く共産党を嫌う。それも連合のなかの電機連合(57万人)や電力総連(21万人)が急先鋒だ。原発を推進したい勢力からすれば「原発ゼロ」を目指す共産党が憎くてたまらないのだろう。要するに連合も1枚岩ではないということだ。連合の組合員数は700万人と言われているが、自民党を支持する組合員も多く(約20%)、立民・国民支持者は35%くらい、残りは支持政党なし...政権交代の可能性を考えるーーーかなりいい勝負になるのではなかろうか

  • ありのままの実相を見るーー薔薇の花を見ながら思うこと

    この冬の大雪と野ネズミの被害で惨憺たる有様の薔薇たちが元気に花を咲かせている。例年になく花付きが良い。「艱難汝を玉にする」ということわざがあるが植物にも当てはまるようだ。 薔薇(アンドレ・ル・ノートル)フランスメイアンロゼット咲(八重咲きのオールド・ローズの基本的な形)ベルサイユ宮殿の庭園の設計者の名にちなむ。アンティークで華やか。 北海道では厳しい寒さと雪を乗り切るために冬囲いをするのが一般的だ。しかし私は、年のせいもあるがこの数年冬囲いもせず自然体(ありのまま)にしている。薔薇たちもいつかは朽ちるのだろうが、精一杯頑張っている姿に感謝あるのみ。夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡芭蕉 薔薇(ポール・ボギューズ)フランスギョーカップ咲き(外側の花弁が大きく、わん形になり、内側の花弁を包み込む)フランス作出の薔薇は...ありのままの実相を見るーー薔薇の花を見ながら思うこと

  • 菅首相の暴走を誰も止められないーーまさに暴虎馮河のありさま

    素手で虎を打ち殺そうとか大河を歩いて渡ろうとするような暴虎馮河(ぼうこひょうが)のような行いが繰り広げられようとしている。菅首相は、コロナ感染が拡大しつつある中で五輪を強行するつもりだ。バッハが愚かな猛獣使いで、菅義偉は泳げもしないのに河を渡ろうとする。孔子でさえもこんな無謀な人間と行動を共にしたくないと言われた。(死して悔ゆることなき者は、吾与にせざるなり)科学技術は進歩したが人間のメンタルな進歩は2500年前の孔子の時代と何も変わっていない。 選手と関係者を外部から遮断する「バブル方式」を採用するから安全な大会が行われると、大会組織委員会は主張する。しかし開催前からバブルは穴だらけで、関係者の感染や定められたルール違反が相次いでいるという。だいたいバブルは日本語に直すと泡だからすぐ割れるに決まっている。 愚...菅首相の暴走を誰も止められないーーまさに暴虎馮河のありさま

  • 怒るよりも投票へーーサイゼリア社長発言を支持する

    政府が金融機関や酒類販売事業者を使って酒の提供停止に応じない飲食店に圧力をかけようとした問題が紛糾している。西村経済再生相は、すぐ撤回に追い込まれたのだが、辞任するわけでもない。いつものように「ウヤムヤ」で済ませるつもりだろう。 この件に関し大きな影響を受けているイタリアンレストランチェーン堀埜一成社長の発言を支持したい。アルバイトも含めて約2万人の従業員に次のように呼びかけた。「もう一回怒るべきなのか、ちょっと冷静になって考えてみようと思う。こういう状況をつくったのは政治家だけなのか。実は我々にも責任があるんじゃないか。みんながあきらめる、面倒くさくなって投票に行かない。非常に大きな権利である選挙を放棄していないか」 先日の東京都議選の投票率は40%、ここ数回の参議院や衆議院の選挙でもやっと50%を超える程度...怒るよりも投票へーーサイゼリア社長発言を支持する

  • 法治主義が理解できない菅政権の危険性

    我々が安穏に何の問題もなく生活できているのは、法に守られているからだ。一番上位の法は、もちろん憲法だ。次いで重要なのは民法や刑法などだろう。法治国とは、国民の意思を反映した法律に基づいて行政・司法などの国家権力が行使され、国民の社会生活が法律によって保障されている国 菅首相は、民主主義の原点である立憲主義や法治主義を理解していないようだ。国会で圧倒的多数を持っていれば何でもできると考えている。事実、安倍政権下において公文書の隠蔽や改ざんを官房長官として裏方として仕切ってきた。国民が鷹揚に構えてこのような事柄を容認していると、とんでもない方向に行ってしまう。 コロナ過の中で自粛要請に応じない飲食店に対し、金融機関や国税庁から圧力を加えてつぶしにかかるやり方は言語道断。法律の定めの無いことを、金融機関や国税庁という...法治主義が理解できない菅政権の危険性

  • 花は半開を看、酒は微酔に飲む

    この国は(特に政府のお偉いさん)は平常心を無くしているようだ。コロナウイールス撲滅を焦るあまりに居酒屋さんにあたり散らしている。すっかり悪者扱いだ。「まあ、落ち着きなさい」とでも言っておこう。 「菜根譚」は中国の洪自誠(1573~1619)が書いたものだが、老荘思想がたっぷり入っている。花は半開を看酒は微酔に飲むもう最近は酒を飲んでもべろんべろんに酔っぱらうことは無くなった。飲むなら「ほろ酔い」が良い。「森伊蔵」幻の酒と言われているが、今のところ飾っておくだけだ。そのうち開けようと思っている。酒飲みの友からは開ける時はぜひ呼んで欲しいと言われているのだが。 薔薇(ポール・ボキューズ)フランスの名シェフにちなむこの花は今ぐらいの半開の感じが好きだ。 桜はやはり満開が良い。しかし春風でいっぺんに散ってしまう。何とも...花は半開を看、酒は微酔に飲む

  • コロナ過でも最低賃金引き上げに動くべきだ

    最低賃金の引き上げがコロナ過で昨年から停滞している。このままコロナ過を理由に最低賃金引き上げの努力を放棄すれば日本はもはや先進国の看板を外すべきだ。経済界からは「こんな状況下で引き上げなど論外」という声が出ている。一方労働界をまとめる連合は、御用組合化したのか全く覇気がない。最初から試合放棄か? ◉日本が立ち直るためにはまず最低賃金の引き上げから(与野党共通政策にすべし)2020年度の税収が過去最大だったという。消費税収が増えた(これが主要因だ)のと法人税収も増えたためだという。コロナ過でこんなことはおかしいと思うべきだ。日本の底辺を支えている人たちが一番傷めつけられている。一方大企業や株式を保有する高所得者を中心に何ら痛みを受けていない。 ◉石油危機(1973年)を体験した世代はあの時どうしたか?第4次中東戦...コロナ過でも最低賃金引き上げに動くべきだ

  • コロナ対策3大臣(田村・西村・河野)の大いなる勘違い

    彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず。孫子コロナウイールスが蔓延して一年以上たつが未だにその実態が把握されていない。「実態を把握できていない」という謙虚な姿勢があれば、我が国の国民性と医療体制をもってすればここまで混迷することはなかった。このような混迷に輪をかけたのは、畑違いの分野の素人が根拠のないデマを垂れ流した。概して政権ヨイショ派の評論家(高橋洋一などその最たるもの)などに多かったのだが。 田村憲久厚労大臣、西村康稔経済再生大臣、河野太郎行政改革大臣は、1963年(昭和38年)前後の生まれ。社会に出たのは昭和の最後のあだ花であったバブルの最盛期だ。しかも田村は伯父であった田村元の後釜に座り、西村は灘高から東大、そして通産官僚のエリートコース、河野太郎と言えばきらびやかな政治家の家系に生まれ「慢心しきっ...コロナ対策3大臣(田村・西村・河野)の大いなる勘違い

  • 楽しみを見つけ出すーー花と鳥と書物に

    幕末期の歌人で国学者の橘曙覧という人がいる。身近な言葉で日常生活を読んだ和歌で知られる。「たのしみは朝おきいでてでて昨日までなかりし花の咲けるを見る時」 春先から夏にかけて私はこの楽しみを味わっている。コロナ過と五輪で世の中は騒々しいがこの一瞬は大事にしたい。やまあじさい薔薇(クイーン・オブ・スウェーデン)楽しみは常に見なれぬ鳥の来て軒遠からめ樹に鳴きしとき 何時も見なれていると空気のように感じて当たり前のように感じてしまう。しかし見慣れない鳥を見かけたときは心のときめきを感じる。クロツグミだろうか?メジロだろうか?たのしみはそぞろ読ゆく書(ふみ)の中に我とひとしき人をみし時たのしみは物識人(ものしりびと)に稀にあひて古しへ今を語り合ふとき 本を読む楽しみは本のなかの人と語りあえることだろうか?時代を超えて(1...楽しみを見つけ出すーー花と鳥と書物に

  • 3代目(安倍・麻生)が支配する自民党に明日はあるか?

    世襲が全て悪いわけではない。ただ商売の場合、3代目ともなると、「売り家と唐様で書く三代目」と言われるようになる。実力が問われるので遊びのほうに入れあげると没落する羽目になる。しかし政治家は、「地盤、看板、鞄」と言われるように長く続いた方が有利になるのだ。 菅政権は二階幹事長と安部元首相との綱引きで出来上がったが、実質的には「安倍・麻生連合」の傀儡政権だ。そして安倍晋三と麻生太郎は典型的な「慢心しきったお坊ちゃん」である。家庭内では一切の罪が「お坊ちゃん」だからということで許される。嘘もつき放題だったのだろう。そして社会に出てからも小さいころの精神構造が何も変わっていない。そしてこの二人に支配される自民党の議員たちは焚書坑儒を恐れる儒者たちのレベルか?おかしいと思っても何も言えないようだ。ひとり気を吐いているのは...3代目(安倍・麻生)が支配する自民党に明日はあるか?

  • 期待外れの河野ワクチン担当大臣

    次の首相候補は誰か?という質問に対し、つねに上位に顔を出すのは河野太郎と小泉進次郎だったが。小泉進次郎は「客寄せパンダ」の役割も色あせて、いまや鳴かず飛ばず。そして河野太郎はといえば、未だにおもちゃを欲しがる「三代目の若旦那」のレベル。実力はないが自信だけはたっぷりある。北海道新聞によると、肝心な事を何も語らないことが、今の混乱に拍車をかけているのではないか。新型コロナウイールスのワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当相には、日々、不信感ばかりが募る。 古田記者が不信感を募らすのは、正確な情報(ワクチンの確保量など)を語らずに煽り運転のような発言(ワクチンを早く打て)を繰り返すことだろう。今回の失態は、米モデルナ製のワクチンは5000万回分あると話していたのに実際は1370万回分しか確保できていなかった点だ...期待外れの河野ワクチン担当大臣

  • 都議選の結果から衆院選を占う

    今回の都議選から今後の日本の政治の変化の兆しを読み解いていこう。 ◉自民党の退潮は明白。従来自動的に自民党に入れていた層が大量に棄権したのではないか?今回の投票率は42,39%と前回よりも8,89%の減少であった。通常投票率が下がれば組織力の強い政党に有利だ(自民、公明、共産)公明、共産は着実に議席を確保した。ところが自民党は政党支持率ほどに議席を伸ばしていない。(公明党は議席を確保したとはいえ低投票率に助けられた。得票数は前回より10万票近く減らしている)このところのコロナ対応や五輪強行突破策などにさすがの自民支持者も堪忍袋が切れたのだろう。しかし他の政党に入れるわけにもいかず棄権に回ったと予想できる。 ◉都民ファーストは小池百合子効果もあるが個々の議員の地道な活動が実った面もある。いくら小池知事が酸素ボンベ...都議選の結果から衆院選を占う

  • 薬を飲むべきか飲まざるべきか?

    私は幸いにもこの年になるまで大病をしたこともなくあまり医者にかかったこともない。薬と言えば、せいぜいビタミン剤(ビタミンB主体で目の疲れ、肩こり、腰の痛みに効く)を飲むくらい。コレステロールが高いと言われて一時期薬を飲んだことがあるが、今はやめている。高い数値で何か不都合な症状があるかと言えば何もない。そして薬を飲むと劇的に数値が下がる。これには少々違和感を感じたからだ。もっとも医者からは要観察と言われているが。 シモツケ実に控えめな花を咲かせる。それでいてしっかり目に留まるのがこの花の魅力。 普段あまり医者にかからないため先日不都合なことがあった。コロナワクチン接種を近くの医者でうってもらおうとしたのだが、「かかりつけ医」ではないという。時々医者にはかかっておくべきだと思った次第。兼好法師も言っている。よき友...薬を飲むべきか飲まざるべきか?

  • 東京都議選の結果から見えて来るもの

    選挙というのは下駄をはくまで分からないものだ。事前の下馬評では、自民・公明が圧倒的に有利、都民ファーストは惨敗。共産・立憲はそれなりに増加と言ったところ。風向きが変わったのは小池百合子都知事が入院したころから。 小池都知事が意図的に入院したとは思わないが、崖っぷちに追いやられていた都民ファーストにとって「火事場の馬鹿力」が出た。普通ならボスが戦線離脱でガクッと来るところだが逆バネが働いた。都民ファーストの議員たちのメンタリティは高かったということか。 小池百合子が酸素ボンベを抱えて都民ファーストの応援に駆け付けたスタイルは、さすがなものがある。都民の判官びいきに火をつけた。それに引き換え麻生太郎や菅義偉は五輪強行やワクチン供給不足で味噌をつけた。麻生太郎の暴言癖は治らないものだ。このタイプは選挙応援などしないほ...東京都議選の結果から見えて来るもの

  • 焦りの裏返しか?ーー安倍前首相「反日」発言の異常さ

    日本国内の敵対する勢力に対し「反日」という言葉を使うようになったのは何時ごろからだろう?もともとは中国や韓国が、日本に対して「反日デモ」を行ったあたりが起源だろう。それを転用する形で、「ネトウヨ」が自分たちの考え方と異なる日本国内の勢力もしくは個人に対し使い始めた。 月刊「Hanada」という保守系というよりはネトウヨレベルの雑誌がある。そこで安倍前首相が櫻井よしこ氏と対談をした。「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催(五輪)に強く反対している」何時も責任を取らない安倍晋三は、ここでも巧妙に「逃げ道」を確保している。「一部から反日的ではないかと批判されている」という逃げ道だ。安倍晋三個人は言っていないと開き直れる。 五輪開催に反対している人たちは、この日本を愛していることに...焦りの裏返しか?ーー安倍前首相「反日」発言の異常さ

  • 雪害と野ネズミの害から立ち直った薔薇ーー日本に再生のためのプランBはあるか?

    今冬の大雪でバラの枝が折れ、また野ネズミも樹木やバラの枝をかじる。雪解け後の状況は惨憺たる有様。しかし「災い転じて福となす」、根がしっかりしていたので根元から新しいシュートが出て、この夏もしっかり花をつけた。 バラ(テレトン、ナエマ)、ジキタリス、芍薬、シランなど。 日本は政治を筆頭にあらゆる分野で「目詰まり」が生じているようだ。古い枝は取り払って新しい再生を促す必要があるのではなかろうか。バラ(アメリカンピラー) 日本再生のためにーー次の著書が大いに参考になる。「日本再生のための”プランB”」愈炳匡(ゆうへいきょう)神奈川県立保健福祉大学教授特に次の言葉は全面的に賛成だ。公的医療保険制度の維持に最も必要なものは、財源でもエリート人材でもなく、「社会的連帯という価値観」です。社会的連帯を支える柱の一つは、「自分...雪害と野ネズミの害から立ち直った薔薇ーー日本に再生のためのプランBはあるか?

  • 中国とどう向き合うべきか?ーー中国共産党100年を迎えるにあたり

    「あの大国は、決して他国によって征服されることはない。もし、支那が亡ぶようなことがあるとすれば、それは自滅であって、外からの攻略によるものではない。いっとき支那を亡ぼし、その主権を掌握することができたとしても、あのような不検束な(抑制がきかない)大国を統治し、これをある程度の節度の下に服させようとするのには、たいへんな人力と財力とを合わせて要する」大隈重信1915年「日支民族性論」 極めて鋭い指摘である。中国に対してはこのようなリアルな観点から付き合うべきであった。しかし軍部は相手をくみしやすしと見たのか、満州事変(1931年)を起こし、政府も拱手傍観しズルズルとぬかるみに嵌りこんだ。最終的にはアメリカから「ハルノート」を突き付けられて太平洋戦争に突入した。 中国共産党100年の記念式典が行われた。100年前と...中国とどう向き合うべきか?ーー中国共産党100年を迎えるにあたり

  • 菅政権の焦りが生んだワクチン接種作戦の失敗

    焦るーー(思うようにことが運ばない時)急がなければいけないと思うあまり、ふだんの落ち着きを失うテレビに映る菅首相を見ていると、こちらも何となく不安になってしまう。不安そうで言葉にも力がない。結局「ピーターの法則」で言うところの、官房長官から首相に上り詰めた途端「無能化」したということだろう。「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する」 ◉オリパラ開催のためには何としてもワクチン接種をという思いが焦りにつながる。拙ブログ6月24日ーー「ワクチン供給に懸念ーー職域接種受付休止」上記ブログで指摘した通り地方自治体を信頼して「護送船団方式」で粛々と対応すればよかったのだ。最初の進捗状況は遅いように見えても、方針が決まっていざ実行となれば日本人の集団的パワーはすごいものがある。ところが我慢でき...菅政権の焦りが生んだワクチン接種作戦の失敗

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