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2019/03/23

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  • ● 本:『赤後家の殺人』(カーター・ディクスン著)

    1935年原著刊行2012年創元推理文庫 「赤後家」とは何のことかと思っていたら、「赤い(血塗られた)+後家(未亡人)」、英語ならred widow、フランス語なら la veuve rouge という隠語が示す、恐ろしき器具のことであった。 ギロチンである。 先祖代々、赤後家部屋すなわ

  • ● 昇天者たち 映画:『クライマーズ・ハイ』(原田眞人監督)

    2008年日本145分 原作は横山秀夫の同名小説。 1985年8月12日に起きた日航123便墜落事故の現場となった群馬県の地方新聞社の奮闘を描いたドラマ。 クライマーズ・ハイとは「登山者の興奮状態が極限までに達すると恐怖感が麻痺してしまう状態」を言うそうだが、これを新聞記

  • ● 映画:『神々の深き欲望』(今村昌平監督)

    1968年日活175分、カラー 南海の孤島での一年間におよぶ過酷なロケに、大ベテラン嵐寛寿郎が脱走を試みた、三國連太郎は破傷風にかかって片足切断の危機に陥った、新人沖山秀子は今村監督に毎晩抱かれていた・・・・と、作品内容のみならず、「鬼の今村」の役者づかいの荒さ

  • ● 本:『薔薇の女 〈アンドロギュヌス〉殺人事件』(笠井潔著)

    1983年角川書店 求道者探偵・矢吹駆シリーズ『バイバイ、エンジェル』、『サマー・アポカリプス』に継ぐ3作目。 これでやっと、第4作にしてシリーズ随一の傑作かつ難解作と言われる『哲学者の密室』を読むことができる。(殺人ウイルスを扱った第5作『オイディプス症候群』

  • ● 映画:『世界の果てまでヒャッハー!』(ニコラ・ブナム&フィリップ・ラショー監督)

    2015年フランス93分 フランス発のコメディ映画。 お馬鹿な若者たちが旅先ブラジルで巻き起こす騒動を描く。 バチェラーパーティの男達の一夜の馬鹿騒ぎを描いたトッド・フィリップス監督『ハングオーバー』シリーズのフランス版という感じ。 『ハングオーバー』シリーズ

  • ● イチヤ再会 寄席:柳亭小燕枝独演会

    日時 6月20日(木)19:00~会場 成城学園前 アトリエ第Q藝術演目柳亭すわ郎(前座): 『たらちね』柳亭小燕枝: 『親子酒』、『宿屋の仇討』 寄席に行くのは6年ぶり。 コロナ前、四国遍路に行く前の2018年9月のすがも巣ごもり寄席が最後であった。 あの頃は二

  • ● 映画:『関心領域』(ジョナサン・グレイザー監督)

    2023年アメリカ・イギリス・ポーランド105分原題:The Zone of Interest 『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(2014)、『記憶の棘』(2004)のジョナサン・グレイザー監督は、現在世界でもっとも挑発的で才能ある監督の一人であろう。 10年に1本しか撮らない寡作作家である

  • ● 本:『日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る』(青山透子著)

    2017年河出書房新社刊行2022年文庫化 『日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ』(2010年刊行)に継ぐ、元JAL客室搭乗員によるノンフィクション第2弾。 前作では、墜落事故に関して青山が抱いた様々な疑惑を洗い出し、読者に問いかけるところで終わっていた。 その

  • ● 本:『東京震災記』(田山花袋著)

    1924年博文館2011年河出文庫震災後の浅草の風景日本一高いビルヂングだった凌雲閣(浅草十二階) 1923年9月1日に起きた関東大震災の見聞録、今でいうルポルタージュである。 田山花袋(1872-1930)は当時51歳、家族と共に渋谷区代々木に住んでいた。 花袋の家は瓦が落ち、

  • ● 赤門ミステリー 本:『その可能性はすでに考えた』(井上真偽著)

    2015年講談社2018年文庫化 推理小説の定石を覆す話題作。 容疑者が仕掛けたトリックを探偵が推理によって暴き、犯人を特定するのが、推理小説の定石である。 しかるに、本作の探偵上苙丞(うえおろじょう)は、容疑者が仕掛けたトリックを暴かんとする複数の挑戦者たちの

  • ● 本:『日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ』(青山透子著)

    2010年マガジンランド刊行2018年河出書房新社2021年文庫化 森永卓郎著『書いてはいけない』で薦められていた本。 著者の青山は1985年8月12日夜の123便墜落事故時、日本航空(JAL)のスチュワーデスだった。 後に転職し、企業・官公庁・大学等の人材育成プログラムの開発及

  • ● 鶴は忘れない 映画:『沈まぬ太陽』(若松節朗監督)

    2009年角川202分 原作は山崎豊子の同名小説。 1985年8月12日に起きた日本航空(JAL)123便墜落事故をモデルとしている。 いろいろな意味で映画化困難と思われたものを、よく実現させ、このレベルまで仕上げたなあというのが率直な感想。 角川映画と若松監督の執念を感

  • ● 大瀬慕情 本:『万延元年のフットボール』(大江健三郎著)

    1967年講談社1988年講談社文芸文庫 大江健三郎の代表作である本作を読んでなかった。 大学生の頃この作家にかぶれ、芥川賞を受賞した『飼育』はじめ『死者の奢り』、『芽むしろ仔撃ち』、『われらの時代』、『性的人間』、『個人的な体験』と初期作品をほぼ発表された順に

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