「おまえの計画は失敗したらしいな」 圭抄が何の報告をしにきたのか、男はすでに知っているようだ。 「群雨なら、やってくれると思ったのですが・・・」 「なぜ断られた?」 「さあ・・・。 彼の考えが、僕にはわかりませんでした。 でも彼の性格なら、花と近衛明成の名を出せば絶対にやるはずなんです。 なのに・・・」 −−− やめておこう。 何を考えているのか全く読め…
コダワリ派女の面倒くさい日常のくだらない話と主にpixivに掲載中の自作妄想小説の解説や進捗状況なんかを日々つらつらと書き殴っています。
「こんなところで会うとはな」 やはりこれも死を目前にした気まぐれか。 いつもなら気が付いてもとくに絡むこともなくスルーするところだが、 今日はなぜだか少し話してみたい気分になった。 「・・・赤い花の王」 相手も会議中から文明の存在には気が付いていたのだろう。 声をかけられ、相手も足を止めた。 そして、自分よりもほんのわずかに身長が高い文明のことを、 特徴的なダ…
驚いて明成を見ると、いつもと変わらない表情でこちらを見ている。 まな板の上には明成が飾り切りしていた二十日大根・・・。 「おい・・・、食べ物をむやみにパイライト化するのはやめろ」 現代が低く抑えた声で言う。 大体、当たったらどうするつもりだ。 こんなものがこめかみや首の血管にでも刺さったら即死だ。 「私がそんなミスをすると思うか」 「人の心を勝手に読むな、・・…
「なるほど、最近『藤のや』で現代を見かけなくなった理由がようやくわかりましたよ。 こういうことだったんですね」 「・・・そういうことだ」 ふーふーとグロッギにそっと息を吹きかけて冷ましながら、 現代がどこか気まずそうに視線を逸らしつつ答える。 やはり猫舌というのも事実らしい。 「ちなみに、近衛さんのごはんで一番好きなメニューって何です?」 「それは私も今後の…
「ち・・・違うんだ、これは・・・てか、なんでおまえら勝手に人の部屋に・・・」 この状況はあまりにも分が悪い。 祐季也が三悠と二人を交互に見ながらしどろもどろになって言うと、 ジュンが何かを思い付いた顔をした。 「・・・あ、そうだった。 ユキちゃんにこれを返そうと思って来たんだった。 はい、ありがとう」 「へ?」 とことこと歩いてきたジュンに渡されたものを反射…
年配の店主の声に、一史は「こんばんは」とにこやかに会釈しつつ、 ベンチに腰かけて左隣の先客のほうを見た。 だが、相手のほうは一史の視線になど全く気が付かない様子で、 ぼんやりと目の前のおでんの具材を見つめている。 そういえば、この男にはまだ一史がこの土地で新たな生活を始めていることを 知らせていなかったことを思い出す。 「寂しいなあ。 僕の声と空気感忘れちゃいました…
−−− やあ、火を貰えるかな。 バーの裏の囲われたスペースで煙草を吸う細いデニムに白シャツの美少女・・・ いや、美少年だろうか。 ステージ上にいた格好よりずっと小さく華奢に見えるが、 素体の美しさが際立つこちらの服装のほうが好ましいと明成は思った。 相手は明成の声に驚いたように一瞬びくっと肩を震わせたが、 こちらの顔をちらりと横目で見ると、無言でライターの火を差し…
「きみの買ってきてくれたほうれん草、ベシャメルソースとの相性が抜群だ」 優雅な動作でダイニングに料理を運ぶ明成が嬉しそうな顔で言った。 目の前には、美味そうなクリームシチューとグリーンサラダ、白ワインが美しく並ぶ。 まるで高級レストランだ。 「ベシャメル・・・?」 「クリームシチューを作る際に使用したソースだ」 「それも自分で作るのか?」 「今日は時間があった…
だだっ広いリビングに戻り、カップの蓋を開ける。 その際に、アイスクリームと一緒に受け取っていたスプーンをわざと床に落とした。 カラーンという派手な音とともにスプーンが床に転がった。 「・・・おっと、手が滑った。 基村、拾って新しいものと替えてきてくれ」 「はい」 静かに返事をした基村はそっと床に落ちたスプーンを拾い上げるとキッチンまで行き、 別のスプーンを持ってき…
「クク、苦しそうだな。 久しぶりに味わう私の薬の効果はどうだ、ムルジム?」 「・・・そういえば、あなたが付けた名前だったな」 ふと先週の電話を思い出す。 −−− ムルジム。 二度目のそれはまたべつの未登録番号だった。 開口一番、その怪しい笑いを含んだ声にはあまり聞き覚えはなかったが、 先の電話と同じ国番号で、そのコードネームで現代を呼ぶ人間がいるとすれば答えはひ…
「・・・それで?」 食後に二人分の茶を淹れてきた近衛は再び椅子に着席し、正面から智の顔をじっと見た。 久しぶりに美味い飯を食べ、心身ともに満たされて少し夢心地になっていた智は、 近衛の穏やかながらも真面目な声に、 改めて自分が何のためにここに来たのかを思い出し、慌てて姿勢を正した。 「はい?」 「どうして住宅の営業をしていたきみが、 夜の街で心寂しいおじさん…
文明にはまだ玲良が必要なのか。 その質問の答えを一番知りたがっているのは、ほかでもない玲良本人だというのに。 「・・・あいつがたまにあんたのことを考えているところを見ると、いたたまれない気分になる」 「きみも案外しつこい性格だな。 いつまでもくだらないことを気に病むな。 大体、あれはきみのためにやったことじゃない」 文明の��戒め�≠�解き、スーパーノヴァを止め…
気が付くと男は広間の中心的な存在になっていた。 この会合恒例のダンスタイムが始まるころには、 女性たちの熾烈なバトルが水面下ですでに勃発していた。 男性たちもそれに嫉妬するどころか、我先にと自分の組織をアピールしようと牽制しあっている。 すでに男女関係なく、その場の誰もが男の視線を自分に向けてもらおうと必死だった。 男は退屈そうな瞳とは裏腹に、その口元にはどことな…
「そうだ、たぶんあんたは孫娘を救いたかったんだろう。 病魔に巣食われた母が余命数日と聞いて、祖母も毎晩泣き腫らしていたという話だからな」 その話は知らない。 男は、現代が時郎の母に種を飲ませたという事実のみを語り、 その理由についてまでは教えなかったからだ。 「石屋は俺に、自己保存欲のない人間だと言った。 それが黄金の花の特性だ、とも。 あのときはまだ、石…
「・・・きみはもう少し信じることを覚えなさい」 「えっと・・・ちゃんと信じて、ますよ・・・?」 ちろりと明成を見て答えると、明成はゆるく首を横に振った。 「私じゃない。 きみ自身のことだ」 「・・・僕、自身・・・?」 「研究所や整った設備の中にいなくても、その優秀な頭脳や技術を十分に発揮していなくても、 そうして何も持たず、何も着ていなかったとしても、 きみ…
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「おまえの計画は失敗したらしいな」 圭抄が何の報告をしにきたのか、男はすでに知っているようだ。 「群雨なら、やってくれると思ったのですが・・・」 「なぜ断られた?」 「さあ・・・。 彼の考えが、僕にはわかりませんでした。 でも彼の性格なら、花と近衛明成の名を出せば絶対にやるはずなんです。 なのに・・・」 −−− やめておこう。 何を考えているのか全く読め…
クリスマスパーティという名の食事会が始まり、 明成がかけたBGMは、自らが演奏したチェンバロを録音したもののようだった。 この家の中で何度も聞いたことのある曲ばかりだったため、現代にもすぐにわかった。 何から何まで自分の手で皆をもてなしたいのだろう。 それにしても安心する味だ。 早瀬のパンも、ガード下の蕎麦屋も美味いが、やはり今は明成の料理が一番口に合う。 本当はこの…
�@基本データ 名前:青海早瀬(おうみはやせ) 年齢:34歳 体型:長身、均整の取れたやや細身の身体 血液型:A型 初登場:無明ヶ丘熱帯魚シリーズ�@モノクロームの熱帯魚 代表作:無明ヶ丘熱帯魚シリーズ�A恋歌はエーゲに吹く風の如く 特記事項:少林寺拳法黒帯 ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む)
�@基本データ 名前:絹澤巽(きぬさわたつみ) 年齢:43歳 体型:中肉中背の痩せ型 血液型:A型 初登場:グリーンアンバー 代表作:椅子とヒュッゲな友人 特記事項:明成さんの大親友 ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断です。 ★top 脩 ☆bottom 明成 --…
�@基本データ 名前:逢沢馨(あいざわけい) 年齢:35歳(本来陰陽師がいたころの人間なのであくまで肉体年齢) 体型:高身長で鍛え抜かれた強靭な肉体 血液型:A型 初登場: 勾玉の契-ギョクのちぎり- 代表作: 勾玉の契-ギョクのちぎり- 特記事項:陰陽師の家系(ただし本家ではなく分家) ------------------------------------------------------------------------------------------ �A…
「仕事帰りだったのか。 ということは、連絡をよこしてくれたときはまだ会社にいたのか」 部屋の中に入るよう手で指示しながら、高階はスーツ姿の廿楽を見て言う。 「うちの秘書に説教されてね」 騙しの効かない視線に肩をすくめて言うと、短く「そうか」とだけ返ってきた。 しかしこういう対応の仕方は嫌いではない。 お陰で本題に入りやすくなった。 小さな深呼吸をひとつして、実は…
�@基本データ 名前:廿楽瑞貴(つづらみずき) 年齢:33歳 体型:中肉中背の痩せ型 血液型:AB型 初登場:無明ヶ丘熱帯魚シリーズ�@モノクロームの熱帯魚 代表作:仔ぎつねはいつも嵌められる ほか 特記事項:過去世で紫威に名前を付けた ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあく…
�@基本データ 名前:黒鶫一史(くろつぐみいつし) 年齢:27歳 体型:高身長、細身 血液型:B型 初登場:“ブルーダイヤ”(宝石シリーズ�@) 代表作:黒曜石の瞳 特記事項:明成の過去世の息子本人で魔物とのクォーター ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断で…
�@基本データ 名前:瀬音御影(せおみかげ) 年齢:31歳 体型:中肉中背の範囲でやや痩せ型 血液型:A型 初登場:無明ヶ丘ガード下シリーズ�A氷水晶編 代表作:仔鹿はキッシュに翻弄される 特記事項:医師の免状保有 ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断です。 …
少しずつ意識が霞み始める中、志信が本当に最後の手段として、 生存維持用に温存していたエネルギーのリミッターを解除しようとした まさにそのとき、 またシュンッ、シュンッという独特の銃声が二発聞えた。 「グッ!?」 直後、志信の目の前の王がうめき声をあげ、その頭部の中心に小さな穴が開いていることに気付く。 「明成!?」 どうやら明成が再び黄泉の銃で王を撃ったようだ…
「それはそうと、明成。 ついさっきあちらで面白い話を耳にしてきた」 「なんだ。 あなたの言う面白いは、大抵全く笑えな・・」 「志信が王になることをやめたらしい」 ・・・ほら、やっぱり。 明成は視線で文明に話の続きを促した。 あまり聞きたくないが、しかし聞かないわけにはいかないだろう。 「神門就任への目処は立ったみたいだが、本人は最初それすら拒否したという話だ。 …
�@基本データ 名前:郡雨志信(むらさめしのぶ) 年齢:45歳 体型:高身長、着痩せ型の筋肉質(※鍛錬によるもの) 血液型:A型 初登場:予め手放された財産 代表作:藍の花 特記事項:裁きの王、藍の花(あいのはな) ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断です…
�@基本データ 名前:近衛文明(このえふみあき) 年齢:47歳 体型:高身長、超着痩せ型のしっかりと鍛え抜かれた筋肉質な身体 血液型:O型 初登場:八重の芥子 代表作:シリウスの復讐 ほか 特記事項:闇の王(赤い花の王) ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断…
�@基本データ 名前:近衛明成(このえめいせい) 年齢:43歳 体型:高身長、着痩せ型のしなやかな筋肉質、やや日本人離れしたスタイル 血液型:B型 初登場:“シナモンパイライト”(宝石シリーズ�B) 代表作:Karma-約束の時間- ほか 特記事項:光の王 ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む)…
少しすると明成は香りの良いハーブティを持ってきた。 目の前で透明なガラスのカップに注がれる。 最後に垂らしたのははちみつのようだ。 慣れた手つきから、日ごろからこうしてティータイムの習慣があることがわかる。 とてつもなくまめな男だ。 一体いつ仕事をしているのか心底謎だ。 「というか、あなたはあれから自分が三日三晩高熱で寝込んでいたことは知っているのか?」 正面の一…
�@基本データ 名前:鴻月静思(こうづきせいし) 年齢:35歳 体型:平均的身長、痩せ型 血液型:AB型 初登場:花は赤いルージュで色付く 代表作:深海の王 特記事項:青銅の花(どうのはな) ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断です。 ★top 董/羽角/現代…
�@基本データ 名前:眞塩玲良(ましおあきら) 年齢:33歳 体型:平均的身長、痩せ型 血液型:AB型 初登場:Frühling-春- 代表作:花は赤いルージュで色付く ほか 特記事項:白銀の花(ぎんのはな) ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBはあくまで身体的判断です。 ★top 一史 …
�@基本データ 名前:高階現代(たかしなげんだい) 年齢:29歳 体型:やや低身長(成人男性の平均枠内)かなり痩せ型、華奢 血液型:B型 初登場:無明ヶ丘ガード下シリーズ�@茶屋編 代表作:八重の芥子 ほか 特記事項:黄金の花(きんのはな) ------------------------------------------------------------------------------------------ �A絡み(比較的ライトも含む) ※TorBは…
文明の言葉を険しく神妙な顔で聞いていた志信が、少し躊躇いがちに口を開く。 「・・・これは、先日会った こちらにいる私の師が言っていたことだが・・・。 この惑星には各世界を守り統べる王の存在が必要で、 そして、その王たちには花の力と癒しが欠かせないものなのだと。 だから花はいつの時代も王を探し求め、そして王は自らの花を見定め…
「苦戦しているようだな」 カウンタの奥からボルドーの瞳をしたオーナーソムリエが姿を現す。 その口調はどこかほんのりと楽しげに聞こえる。 紫威(むらさき)という名で、かなり高次元の魔物だ。 「紫威・・・。 なぜ文明は、この指輪を渡せと言わないんだ・・・」 組んだ両手から顔を上げずに問うと、 紫威は項垂れる志信の目の前に濃い赤紫が揺れるワイングラスを置いて言った。 …
「では、桜乃くんは私と設定の認識合わせをしておこうか」 「はい」 モヒートをもう一口飲んで、公央(きみちか)は頷いた。 「今回の上司と部下の設定は、これにも記載のとおり、もともと恋人未満の微妙な関係だ。 もちろんこの部分は、作品とともに掲載される文章で少し書かれるだけで、 実際に撮影するストーリーの内容には含まれない。 ただ、ごく普通の部下ではなく、そうい…
「どうした?」 ん? と問いながら耳たぶを甘噛みされ、そこから全身に甘ったるい痺れが広がっていく。 「うぅ・・・あなたは、昔から意地が悪すぎるんですよ・・・っ」 「表面を取り繕い本性を隠して相手の懐に入るのは簡単だが、 これから長く付き合っていこうと思う相手にそんなことをしても意味がないだろう。 互いに本性を見せ合い本音で語らなければ本物の信頼関係など築けな…
「すごいな、やはりきみのセンスも独特で素晴らしい。 きみはどちらかというと、洗練されたシャープな印象のものが好きなんだな」 動きやすいラフな服装でやってきた近衛はどこか無邪気な瞳で倉庫の中を見渡している。 ほとんど全身ジャージのような格好なのに、それでも品のある紳士にしか見えないから憎たらしい。 所詮住む世界の違う人間だとはわかっているが、 同じ男として、どこか…
「それはそうと、明成、おまえは気が付いていたか? 現代の中の あのパンドラの箱・・・。 あれが、本人の強い自己暗示だけで鎖されていたわけではないことに」 「・・・いや」 またもやほんのりと意地の悪い笑みを浮かべて問われ、明成はうんざりしながら首を横に振った。 「というか、そもそもわからない単語が多すぎる。 地下組織のグループに、オークションに、プレートに、…
「さあ、今日は僕の奢りです。 どんどん食べてジャンジャン飲んでくださいね!」 両手に花というのは本当に気分がいい。 どちらもかなり個性的な花だが、しかしとても美しいということには変わりがない。 一史はご機嫌な調子で、両隣を交互に見ながらにっこりと笑って言った。 しかし。 「嫌だ、奢りなんてお断りだよ」 「私も結構」 ・・・。 「せっかくセッティングしたのに、二…
「この店の前を通るたびにこのことばかり考えてしまって、辛くなるんだよっ。 もしかしたら、あの部屋に行けば何か解決法がわかるかもしれないって思ったけど、 でもあんた、あの部屋はもう使うなって言ったし・・・」 「ああ、約束させておいて正解だったと今改めて実感していたところだ」 「・・・そ、そういうわけだから、最後にあんたの料理が食えてよかったよ。 まだスタッフ…
ナイジェルがほんの一瞬、視線だけで退路を確認した瞬間、ズキッと右腕の古傷が痛んだ。 「暴れないほうがいい」 静かな声とともに腕を軽く捻りあげられて、思わず本気の悲鳴が口から零れてしまった。 「あ゛ッ、つ・・・ぅ」 「待てッ、崇嗣(たかつづ)! 右腕はやめてやってくれ、彼は・・・ナイジェルは、俺の・・・友人だ」 友人・・・? はっきりとそう言われ、心の奥底では…