こんにちは、詩門と申します。大学生です。 見える風景、沸き上がる感情を自分の心で捉えなおす。そこに詩門わぁるどは広がっています。 どうぞ、お気軽に詩門わぁるどを覗きに来て下さい。
『二つの裸体』二つの裸体が橙の明かりに照らされている橙の明かりは人の肌が最も美しく見える色らしいこの部屋に時計はないが二つの裸体は永遠のうちに留まることを許さ…
みなさん、こんにちは自己紹介させていただきます。大学生の詩門と申します。 今まで超ぼちぼち、ブログに詩を載せたりしてました。でも、もっといろんなこと、例えば…
『何かすることと何もしないこと』 僕は今まで何かをし続けてきたが、やはりそれは悪だった。今更気付いてももう遅いということは承知である。今、向こうから死神…
『横断歩道』 大勢が土足で踏みならしていく車が轢いていく決して目を向けることなく決して横断歩道に目を向けることなく 高いヒールと革靴のソールに蹴られ今度は無数…
『星の狩人』 闇に散らばる星に鋼の腕輪を桜吹雪を進む貴方は狩人 闇の世界を治めるために星をめがけて弓矢を構える春霞を進む貴方は狩人 勇敢な狩人に太陽の光の祝杯…
『結婚指輪』 円という完全な形の持つ不思議な魔力であなたの左手の薬指から心臓へと生きる力を送り込む 円という完全な形の持つ不思議な魔力でこの世の諸悪の代表とし…
『星々の享楽』 こんなにも宇宙が広いのはこんなにも多くの星があるのは僕らの運命を支配するため 星々が広い宇宙をぐるぐる駆けめぐるあいだに僕らを運命でがんじがら…
『ある時間』 天頂の紺が闇へと深まっていく宇宙が姿を現してくるどこからか鐘の音が響いている静かな冬の空気を割って 地平線の橙の花畑では花摘みが終わり淡い緑の茎…
『牢獄の中に居る者よ』 牢獄の中に居る者よお前にとって人生とは何かお前にとって世界とは何か お前は私の白い翼を羨みその羽を毟ろうとするしかし私は牢獄の外お前は…
『琵琶法師』 水無月の寺雨の降る中 音が聞こゆる聞こゆるは平曲なり 祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり平曲を歌ふは琵琶法師なり 琵琶法師に在るはただ漆黒の浄土…
『メロスとバス』 メロスが走っているバスが走っている街を走っている バスがメロスを追い越したバスが止まったメロスがバスを追い越したバスが走り出したバスがメロス…
『かわいいばくだん』 かわいいばくだん口に入れると大ばくはつ机がゆれる時計がゆれる かわいいばくだん口に入れると大ばくはつ空がゆれる世界がゆれる こんぺいとう…
『信号機の花』 水たまりに咲いた花 信号機の赤 大きな雨粒が打った光る花びらが散った
みなさんはじめまして、詩門と申します。言葉を綴るのが好きな、ちょっと感覚のズレた大学生です。 ここ、「詩門わぁるど」では、私の感じることを詩にもならないよう…
「ブログリーダー」を活用して、詩門さんをフォローしませんか?