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matsudama blog https://matsudama.hatenablog.com/

社会で起こっているさまざまな現象を自分なりに読み解きます。哲学、社会、教育など幅広い分野を扱います。

松玉
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2019/02/10

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  • 読んだ小説の感想

    雪がすごくて、雪かきと読書に励む。 劉慈欣『超新星紀元』と鈴木涼美『ギフテッド』を読む。 超新星紀元 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 宇宙の彼方で星が爆発し、放射線がばらまかれ、それが地球に到達する。13歳以上の大人は染色体が複製できなくなり、数ヶ月以内に死ぬ。残された子どもだけの世界で、どうサバイブするのか。 『三体』シリーズがあまりにも壮大で素晴らしい作品だったのでこの小説にも期待していたが、途中からつまらなくなってしまった。 子どもだけの世界になって、でも大人たちが量子コンピュータのような子どもたちの意見をまとめるAIを残しておいてくれたおかげで議論ができるようになる。子どもだけ…

  • 斎藤幸平『ゼロからの『資本論』』『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』感想

    斎藤幸平著の二冊を読む。 ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書) 作者:斎藤 幸平 NHK出版 Amazon ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた (角川学芸出版単行本) 作者:斎藤 幸平 KADOKAWA Amazon 『資本論』の解説本を何冊か読んでいて、斎藤幸平の本も『資本論』の解説なんだが、とても読みやすい一冊だった。難しい言葉は出てこないし、本当にゼロレベルでも読めるのでオススメできる一冊。 マルクスは実は環境問題にも関心をもっていて、資本主義による環境の破壊を防ぐためにどうすればいいのかということに、彼はちゃんも言及しているのだと斎藤幸平は指摘している。マルクスは…

  • コンサート運営の単発バイトはちょうどいい

    イベント派遣系のアプリに登録していて、昨日初めて、ある歌手のコンサート運営のバイトをしてきた。人手が足りなかったのか、やったことのない自分に連絡がきて、やってみようかと思った次第。 15時から22時30分の予定が、30分早く終わって22時までだった。時給は1000円。休憩は45分引かれていた。とはいえ、ちょくちょく待機という名の休憩がたくさんあったから、実際は食事休憩含めてもっと長かったと思う。 15時すぎにスタッフのほうから運営の手順の説明やお客様案内のやり方説明があった。初めてだったのでメモをけっこうとったが、まぁそんな難しいものでもない。会場のどこにトイレがあるかとか、再入場はできないと…

  • 平野啓一郎『ある男』感想

    平野啓一郎『ある男』を読み終わった。 ある男 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon 映画のほうはすでに観ていて良い作品だったので原作も読んだ。原作も同様に、すばらしい作品だった。 なんていうか、中身がかなり詰まった作品だった。ピッチャーの投げる球で、同じ150キロでも軽いとか重いとかというふうに表現されるが、この作品は重い150キロだった。ドーンってきた。そういうふうに思ったのは、価値観の違いから起こる人間関係のすれ違いの機微がすごく丁寧にえがかれていたり、作者が法学部出身ということもあって裁判の事例とか法や国家に対する解釈やものの考え方がいろいろと記されていることとかがあるのだ…

  • 村上龍『共生虫』感想

    村上龍の『共生虫』と合わせて『共生虫ドットコム』を読んだ。 共生虫 (村上龍電子本製作所) 作者:村上 龍 村上龍電子本製作所 Amazon 共生虫ドットコム 作者:村上 龍 講談社 Amazon 考えてはいるけれどまだ言語化できていないことを、読んだ本のなかで表現されていたりすると、なるほどと思ってノートにそのまま書き写すようにしている。日常で、こういったブログにではなく、紙に書くという行為をほとんどなくしてしまっているが、紙に書くという肉体行為でないと心に染み込んでいかない気がするのは気のせいだろうか。 以前『共生虫』を読んだときに、真実というのは細い川を流れていて、たしかな目的を持った者…

  • 1月11日放送アウトデラックス観た感想

    アウトデラックスを観た。 かなり久しぶりに観た。TVをザッピングしてたらやってて途中から観た。 あのちゃんがゲストで出ててTVでよく観るがいまだにどういう存在か分からない。 マツコデラックスと話してて、あのちゃんがマツコに「死に向かって歩いてる」と言ってて草だった。 あのちゃんもマツコも、いつ干されても構わないそうだが、あのちゃんにはマツコが何かを諦めてそうに見えるらしく、マツコは本当にそのとおりで私は人生に飽きていていつ死んでもいいと思いながら生きているという。 それであのちゃんも人生を諦めそうになる予感があるらしく、マツコに諦めたその空間には何があるのだろうときいていた。 これ、すごい感性…

  • 少子化を加速せよ

    人類がこの先も存在し続けるなら、地球環境がもたないということは明白である。SDGsや脱炭素、再生可能エネルギーなどは焼け石に水である。だから、人類が絶滅する以外に、生物が生きられる環境が維持されることはない。 人類がこの先も存在し続ければ、人間も含めてすべての動植物が生きられなくなる。一方、人類が絶滅すれば、人間以外の動植物は絶滅しないと思われる。人間以外に環境を破壊する生き物はいないからだ。 合理的に考えれば、人類が絶滅するという選択肢をとるべきで、人間がその選択肢をとることを先延ばしにすればするほど、その分多くの動植物が絶滅していく。時間は限られている。 人類が穏やかに絶滅するために、少子…

  • 千と千尋の神隠しと名前

    高校生のとき、英語の先生が英和辞典よりも英英辞典を使ったほうが英語力がつくと言っていた。でもそこでふと疑問に思った。ある英単語の意味が分からなくてその意味を調べたとき、その英単語をべつの英単語で説明してあるのを見たところで、その語の意味が正確にわかるものなのだろうか。それならまだ、日本語で説明してあるほうがその語を正確に理解できそうな気がする。これを同級生に話したら、そもそも最初に言語自体をどうやって理解するのか疑問に思ったことがあると言っていた。 言語のイメージは閉じた球のような感じで、たとえば日本語を話せる人間は日本語という閉じた球のなかにいて、日本語を全く知らない人間は球の外にいる。ほか…

  • 浅田彰『構造と力』感想

    年末年始の暇を利用して読んだ。 構造と力-記号論を超えて (中公文庫 あ 51-2) 作者:浅田 彰 中央公論新社 Amazon 名前を知ってはいたけれどずっと読んでなかった本。はじめのほうは大学の新入生向けの本なのか、なら読めそうだなと思って進めていたのだが、だんだん意味が分からなくなります。途中から飛ばし読みして、結局意味が分からなかった。 解説は哲学者の千葉雅也。解説を読んでやっと何が書いてあるのか理解した。千葉雅也、すごい。この人、やっぱりめちゃくちゃ頭がいいな。こんなに分かりやすい解説ははじめてだ。このたった数ページの解説だけでも、本を購入した価値があった。もし『構造と力』を読もうと…

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