夫婦の年輪刻んだ廃業した店の看板金澤ひろあき夫婦の年輪
一木が先頭を切る花通りひろあき※二条城西側。ようやく咲き出しました。一木が
フリー句(自由連句)「春を待つ」の巻春を待つ子供ら走る朝の道青島巡紅ふわりモクレン曙の空金澤ひろあき太郎さんリハビリがんば頑張って巡紅元同僚が面会に来るひろあき昭和24年の10円玉弾く自動レジ巡紅お札の顔ぶれ様変わりしてひろあき氷河の色も人それぞれの重さ巡紅温暖化永久凍土の土ゆるむひろあき怪獣がいないのが残念なSFファン巡紅なんや知らんが京大阪は安全圏ひろあき※だいたい怪獣は関東を襲いますね。三日月の雫零れて春の酒巡紅埋火に炎える兆しはあるやもなひろあき目をこすりアルコールの火で湯を沸かす巡紅理科室で恋の実験中でしたひろあき初恋のキスは夢路で同窓会巡紅ショーヘイのお相手誰と予測中ひろあきセーラー服河津桜の木の下で巡紅通った町も今は卒業ひろあき地上のものは地上に残す巡紅もう一杯茶を頂いて退散すひろあき鳥辺野...フリー句(自由連句)「春を待つ」の巻
『猿蓑』の編集についてその2「しぐれ」金澤ひろあき話を「冬」「夏」に戻してみる。芭蕉や去来、凡兆が新しく見出した美とは何だったのだろうか。『猿蓑』の名のもとになった巻頭の芭蕉の発句初しぐれ猿も小蓑をほしげ也連句編の巻頭の去来の発句鳶の羽も刷ぬはつしぐれ冬の到来を思わせる初しぐれ。その中にいる小動物の侘しさを、詠む対象(猿、鳶)の内面に入りこむようにして詠んでいる。「しぐれ」の美を、和歌の世界でとらえていないわけではない。例えば芭蕉が憧れた西行は、『山家集』上冬で多く詠む。夜もすがら惜しげもなく吹く嵐かなわざと時雨の染むる梢を寝覚する人の心を侘びしめて時雨るる音は悲しかりけり宿かこふははその柴の時雨さへ慕ひて染むる初時雨かなここで感じられる美は、しぐれの音の侘しさであったり、時雨によって染められる紅葉、散ら...『猿蓑』の編集についてその2「しぐれ」
『猿蓑』の編集について金澤ひろあき私自身、いくつかの雑誌や研究会誌の編集を行い、また連句をやり出したので、芭蕉七部集の編集・構成に興味があった。七部集の中でも『猿蓑』は特に重んじられている。編集は去来と凡兆だが、たぶんその時上方にいた芭蕉もかなり携わったのではないかと思われる。そして構成が練られているように感じる。構成は全部で六巻。巻一から巻四までが発句集。巻五が連句四編。巻六が「幻住庵記」(文章)とそれに付随する「几右日記」。発句の四巻を見ると、巻一冬巻二夏巻三秋巻四春。これを巻五の連句の配列と比べてみる。連句四編の発句を見ると、(冬)鳶の羽も刷(かいつくろ)ぬはつしぐれ去来(夏)市中は物のにほひや夏の月凡兆(秋)灰汁桶の雫やみけりきりぎりす凡兆(春)梅若菜まりこの宿のとろろ汁芭蕉「発句編」と「連句編」...『猿蓑』の編集について
フリー句(自由連句)「雛の家」の巻名残り雪嫁入り前の雛の家金澤ひろあき手料理を親にふるまう娘の手青島巡紅卒業をした後独立決めていてひろあき突風を受けて流すは白アザミ巡紅次の日曜そろそろ土を起こそうかひろあき空目指し次々伸びる枝の先巡紅冴え反る一歩後退二歩前進ひろあき缶ビール三日月の呼ぶ余寒かな巡紅卒業祝い木屋町沿いに高瀬川ひろあき同窓会飛び込めないね高瀬川巡紅花の熱うかれ歩きを夜半までひろあきホテルから出て花冷えの清水寺巡紅寄り道し幽霊飴をお土産にひろあき子を想う親の気持ちは菩薩様巡紅千の手に千の春乗せ分かちあうひろあき見送ったありがとう皆んな元気でねと巡紅ドラマが終わり冷めたコーヒーひろあき起こすのが忍びなくベッドに運ぶ巡紅温泉のある山小屋で御来迎ひろあき本当に仏の世界あればよい巡紅石庭に白砂水なき水を...フリー句(自由連句)「雛の家」
水仙に笑顔というものあるらしいひろあき水仙に笑顔
フリー句(自由連句)「雨垂れを」の巻き雨垂れを数え丸まるアルミシート青島巡紅思い出したよ今日は猫の日金澤ひろあき雨雲の気紛れ映す傘の花巡紅梅のかんばせ寒さこらえるひろあき笑って鏡は先に笑わない巡紅旅人生雲踏み春の坂道へひろあき続く雨止み快晴の結婚式巡紅桃の実はかぐわしき門出の日ひろあき※桃による結婚の讃歌は「詩経国風」による。時間差で息を引き取る夫婦あり巡紅生まれて来てすみませんと玉川へひろあき※太宰治です。6月13日に後に残された身としては口出さぬ巡紅有馬記念レースに有り金賭けているひろあき紙吹雪皆のため息の気流かな巡紅一人だけ笑いを我慢する苦労ひろあき彼のこと隠れて見てる長い髪巡紅くちびるがそっと重なる影法師ひろあき幕降りて胸撫で下ろす観客巡紅新人の主役支えた名脇役ひろあき菜の花と桜の共演息ぴったり巡...フリー句(自由連句)「雨垂れを」の巻
碧梧桐を見に伊丹に金澤ひろあき河東碧梧桐の書を見に伊丹へ行きました。昔、酒造りで財をなした岡田屋さんが、俳人の資料を集め、柿衞文庫というコレクションとなりました。それが今、市立伊丹ミュージアムの所蔵となっているのです。俳書のコレクションで有名です。今回の碧梧桐展は、碧梧桐の書と句が大好きな書家・石川九楊氏のお持ちの物を中心に公開されています。中国の唐の時代に楷書が成立するのですが、それ以前の六朝風の字などで書かれています。そしてまた、バランスが絶妙。字に感情があり、生きて動いているかのようなのです。情景が鮮やかに浮かび上がるのです。大きな屏風に、雪散る青空の又た此頃の空君を待たしたよ桜散る中をあるく碧の二句がお出迎え。初期の代表作赤い椿白い椿と落ちにけりもあります。これは私自身、中学校の国語の教科書で出会...碧梧桐を見に伊丹に
フリー句(自由連句)「いろいろなもの」の巻いろいろなものを解凍しているバレンタイン金澤ひろあき氷河からウイルス襲来温暖化青島巡紅今世紀住めない土地が広がってひろあき国内の空家問題未解決巡紅誰も居ぬ庭で留守番夏みかんひろあき夜いない母の代わりに子犬抱く巡紅月を背にデッサンをした帰り道ひろあき蜃気楼オアシスはまだ起き上がる巡紅おままごと日永ひねもす付き合えばひろあき器物にも魂宿るとお婆さん巡紅髮伸びて行く人形の御開帳ひろあき待たすのは悪いと御前立ちの観音様巡紅行列の人の頭の上に蝶ひろあき花アブと蜜蜂の飛ぶ桜の木巡紅生類みんな恋歌う頃ひろあき送る側送られる側未来見る巡紅たんぽぽのわたバックパッカーひろあき豊作の予祝となれ花の宴巡紅おんぼろの寮を出ないで勝訴する(京大吉田寮)ひろあき影になる花には花の色香あり巡紅...フリー句(自由連句)「いろいろなもの」の巻
町中を通る春風猫おどる金澤ひろあき※烏丸四条下がる因幡薬師堂にて。町中のお寺ですが、平安以来の歴史があります。香炉の前に「猫おどり」が。猫おどる
雨の梅夢の扉の半開き金澤ひろあき雨の梅
日記より「心に袈裟をまとわない者」金澤ひろあき2024年3月14日5時頃。神泉苑にお詣りした。ご本尊や龍神を拝んでいると、坊主がぴったり付きまとってくる。弁財天を拝んだ後、その坊主が突然甲高い声で、「二度とここに立ち入るな」と叫んだ。それはどういうことだと問い質したところ、「怪しい振る舞いがある」と坊主が言う。何が怪しいのかときくと、「賽銭箱を覗いた」と坊主が言う。「ということは、拝んでいる人を窃盗犯呼ばわりすることだな」と問い詰め確認し、その坊主の名前を聞いた。すると早口で「鳥越ナントカ。副住職」という。信仰している人を犯罪者呼ばわりすることを放置できないので、逃げ腰気味の副住職を止め、私自身身分を明かし、住職に会見を申し入れた。住職立会いの下、副住職に重ねて問い質した。まず、私が窃盗をしたというが、根...日記より「心に袈裟をまとわない者」
2024年2月京都童心の会通信句会作品この中より、十句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1立ったまま後姿の一月一日2眠れない深夜鏡のまなざし3ひもすがらひらめとにらめっこ4老人透きとおる銀河系5八代亜紀死ぬ掻っ込むカツ丼6橋揺らし川面を渡る月明かり7木守柿雪呼ぶ月と何話す8思い出や路肩の雪で球作る9人知れず降る雪に笑む灯の波紋10六の字に見える紐巻く首に雪11黒板に七色チョーク俺一人12潮騒と胸の高鳴り重なる夜13葉と枝の燃える音呼ぶ腹の虫14黒板に七色チョーク俺一人15白薔薇の蕾川面の灯の波紋16卒業式母校で出来ぬ子供達17地震跡保険屋乗せて巡りけり18雪降りし去年思い空見上げ19若菜かな母おもいして煮びたしに20生きている歩けていると去年今年21...2024年2月京都童心の会通信句会作品
フリー句(自由連句)「地震跡」の巻地震跡保険屋乗せて巡る旅青島巡紅トトロの岩の欠けた片耳金澤ひろあき※能登の名所。今回の震災で片耳が欠けたという。腕のあるミロのビーナスぎこちない巡紅無意識にムカデの足は悩まないひろあきバスを待つホットコーヒー沁み渡る巡紅時刻表通りには来ず鐘霞むひろあき雪の降る来る人来ずに鳥の鳴く巡紅討ち入りに四十七人揃い行くひろあきイブの日は断食をして礼拝を巡紅南蛮寺華やぐ洛中洛外図ひろあき鎖国後も南蛮屏風縁起物巡紅初午の稲荷しるしの杉もらうひろあき福財布売り切れごめん御金神社巡紅銀杏の絵馬にどっさり積もる願い事ひろあき蕗の薹雪の下にて出番待つ巡紅柳青める川のせせらぎひろあき隕石で宇宙を渡る微生物巡紅「記憶にない」で生き延びて行く大臣よひろあき交通事故では通じない選択です巡紅ガードレール...フリー句(自由連句)「地震跡」の巻
天紫の笑句確定申告キックバックを私にも天紫※今年も正直に確定申告をしました。某派国会議員でない一庶民のささやかな声※馬酔木です。天紫の笑句
フリー句(自由連句)「風狂の鳥」の巻春立つや風狂の鳥水しぶき金澤ひろあき人並みをそよともせずにホームレス青島巡紅雨宿りお地蔵さんの軒借りるひろあき傘貸して風邪をひいても高楊枝巡紅冬ミニスカートで頑張る若者ひろあき焼けた炭裸足で渡る星祭り巡紅クライマックス天狗現るひろあき母子共に健康ですと看護婦さん巡紅初めての歯が生えてくる頃ひろあき出町ふたばの黒豆大福とお赤飯巡紅鴨川は青空デートの場所でしたひろあき川遊び一人濡れたら皆同じ巡紅知らぬ間にできた擦り傷ひろあき玉葱を剥いて涙の味を知る巡紅亡き親のスープの香り思い出しひろあき線香の煙に乗せて般若心経巡紅寂聴ゆかりの奥嵯峨の庵ひろあき北風のワルツと踊る火の粉かな巡紅陶工の器はぐくむ窯の番ひろあき幽霊に背中押されて禍中へと巡紅光源氏の秘めた遍歴ひろあき枯尾花比翼の鳥...フリー句(自由連句)「風狂の鳥」の巻
天紫の笑句天紫の笑句口先の「応援」要らぬ支援せよ金澤天紫天紫の笑句口先の「応援」
孫悟空弔電を打つ寒戻る金澤ひろあき※鳥山明さんを悼む。孫悟空弔電を打つ
フリー句(自由連句)「風狂の鳥」の巻春立つや風狂の鳥水しぶき金澤ひろあき人並みをそよともせずにホームレス青島巡紅雨宿りお地蔵さんの軒借りるひろあき傘貸して風邪をひいても高楊枝巡紅冬ミニスカートで頑張る若者ひろあき焼けた炭裸足で渡る星祭り巡紅クライマックス天狗現るひろあき母子共に健康ですと看護婦さん巡紅初めての歯が生えてくる頃ひろあき出町ふたばの黒豆大福とお赤飯巡紅鴨川は青空デートの場所でしたひろあき川遊び一人濡れたら皆同じ巡紅知らぬ間にできた擦り傷ひろあき玉葱を剥いて涙の味を知る巡紅亡き親のスープの香り思い出しひろあき線香の煙に乗せて般若心経巡紅寂聴ゆかりの奥嵯峨の庵ひろあき北風のワルツと踊る火の粉かな巡紅陶工の器はぐくむ窯の番ひろあき幽霊に背中押されて禍中へと巡紅光源氏の秘めた遍歴ひろあき枯尾花比翼の鳥...フリー句(自由連句)「風狂の鳥」の巻
冴え返る秘仏の扉また閉ざすひろあき※神泉苑、空海が龍神を呼んで千二百年目という。それを記念して秘仏開帳ですが、寒い!冴え返る
三十三間堂一周日も永しひろあき千の手に千の春乗せ千一体※3月3日、三十三間堂では春桃会。無料拝観でした。三十三間堂一周
2024年1月京都童心の会通信句会結果【選評】後半○青島巡紅選特選64七日がゆまだ残っているおせちかな三村須美子正月7日目ならよくある光景ですが、別に作り過ぎてもいないのに、こうなるのが現在、いわゆる飽食の時代。残さないように早く片付けようと思っても、あれやこれやの誘惑があって気がそちらに方に行ってしまう。では、もっと少なめに作ったらいいのにと言っても、それでは逆にまだ食べたいと思っても残っていない。なんでもありであやふやなことになるのが半ば当たり前、下手すると仕方ないと許される時代。そんな世界を象徴している。並選4首筋痛シャーペンの音野谷真治首筋が痛くなる時って筋が鳴る音がしますよね。「シャーペンの音」が芯を出す時に音か折れる時の音のどちらかは想像にお任せのようなので、後者として読むとどちらも不意に生じ...2024年1月京都童心の会通信句会結果【選評】後半
弥生一日ショーヘイロスが吹き荒れるひろあき※ご本人は良き伴侶を得られて良いことなのですが・・・弥生一日
2024年1月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○金澤ひろあき選特選天41蜜蝋の火に誘われて日記買う青島巡紅蜜蝋のほのかな光。香り。違う世界に誘ってくれます。それが新しい年に向けての日記購入を誘ったのです。昨日までとは違う何かが始まり、記して行く予感なのかもしれませんね。地57幼子のいちご苗植え春を待つ三村須美子たくさんの実をつけてほしいな。子供と一緒に見守っている親の視線・心情も感じます。人1手袋置く花びらの右手野谷真治冬の日のヒトコマ。この右手は誰の手?「花びら」と形容するのですから、幼子でしょうか。若い人かな。若いって、いいな。他、印象に残る句。7湯豆腐や家族を囲む湯けむりや野原加代子「だんらん」という言葉が似合う光景。切れ字「や」は一つにした方が、感動の中心がわかりやすくなると感じます。18おも...2024年1月京都童心の会通信句会前半
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夫婦の年輪刻んだ廃業した店の看板金澤ひろあき夫婦の年輪
廃業の看板金澤ひろあき梅雨空に高く掲げる廃業の看板梅雨なんかに負けへんカラスゴミあさり梅雨なんかに負けへんカラスの朝餉の歌熱帯夜ペットボトルきしんでるよ廃業の看板
青島巡紅氏遺作2024年分※2024年7月、心友青島巡紅(本名佐久間昭三)さんが亡くなりました。30年以上の長いおつきあいで、俳句・短詩文芸の同志でした。語りたいこと、大切な思い出はいっぱいあります。でも、遺された句以上が一番大切です。そう思い、遺句を読み返しました。ペダル漕ぐ青島巡紅(佐久間昭三)新年の鐘が鳴る時銃も止む膝をつき皆祈り出す大きな虹まだ翠残る銀杏のほっといて冬時雨笑顔濡れない傘となる逃げ水を追いかけ走る選手たち冷めた粥タッパから食うシンク前火の用心お巡りさんに舞妓さん斑鳩を旅する一人下弦の月藷を焼く皆んなの笑顔午後三時木枯らしや手にした札が飛んで行く車待つ半身沈むオリオン座蜜蝋の火に誘われて日記買う元旦や湯を抜き行くぞと頬叩く休みたしでもでもでもと手足動く橋揺らし川面を渡る月明かり木守柿雪...ペダル漕ぐ
泣いている笑顔もあるんだ紫陽花金澤ひろあき泣いている
星の声青島巡紅(佐久間昭三)氏遺作大欠伸天頂の星輝けり川沿いの並ぶ灯誘う朧星狼の遠吠えいずこ朧月四年ぶりはねず踊りの随心院春雷やワクチンの是非再浮上自堕落の夢に親出て春彼岸湯煙や星まで届け酒交わす班ごとにカレーを作る春暑し群青の刹那の直線雉翔る春の海着艦歓声米無人機徳川の日の出と入りを大広間逃げる子を笑い追う親樹々の間を地蔵堂の花活ける人黙々と剪定の街路樹の笑む小雨かな語り種余さず使い春火鉢灯に浮かぶ白花水月紅仄か思い出は葡萄の皮の酵母菌薫風や新郎新婦入場す円山の葉桜の下で夢を見る顔洗う笑うか泣くか夜の酒頭寄せ寝過ごすことも旅のうち日が昇る歩く足止め手を合わす水田と東の空に日が浮かぶ冬の月夫婦二人で屋台から木漏れ日や遊び疲れた子の寝顔雨上がり濁流に乗る縫いぐるみ黒鷺や羽を傘とし魚呼ぶ雨季終わる朽ちた戦車の...星の声
タワマンの林金澤ひろあきタワマン次々に建つ地面陥没する国※いつも安全は後回し。事故が起きてから慌てる。雨音も蚊も届かないタワマンの林ドローンで宅配梅雨空のタワマンタワマンの林
桔梗が招く白い石畳のお寺金澤ひろあき※京都七条、真言宗智積院。去年の今頃、友の病気回復を願ってお参りしたのです。同じように桔梗が咲いていました。白い参道に落ちる桔梗の影も、今年は同じように。ただ、友と一緒に来ることはかなわなくなりました。2025年6月21日。空海の縁日にて。桔梗が招く
祭待つ大安売りの商店街金澤ひろあきシャッター街になるもんか祭待つ商店街祭待つ
亡母みたいな子犬松村芳子奈良町に墓だけ残し梅供う紅白梅枝しなやかに争わず梅の実や人のうわさも転びづめ梅粥やバターの堅き二月果つ老いてこそ遊び心を雛かざる雛かざり背なにねんねこ幼な児としなやかに滋賀の湖より嫁ぎ来し舞う雪にゴルフボールの吸われゆく道たづね上ガル下ガルに京余寒話す役聞く児のありて日向ぼっこ鳥翔ちて桜の小枝弾みけり真理春風邪や亡母みたいな子犬いてつばめ舞う空は自在の初舞台髪染めし亡母に似て来し花鏡電線はシャープフラット初つばめうす緑草餅送る文添えて近道は山椒のみどり敵のごと緑陰や悲しき事は傘の中緑立つ力抜ければ飛ぶボール母の日や白カーネーション詫びの色母の日にさくらんぼ着き子の個性紫の法衣に休みし黄金虫カーネーション又一鉢着き笑い合う母の日や今なら出来る親孝行ばらの刺みどりの先はとんがり帽会えば...亡母のような子犬(童心会員作品)
川端康成記念館にて金澤ひろあき2025年6月20日、休みを利用して訪問した。「眠れる美女」の原稿を見ることができた。鎌倉にあった書斎が再現されている。そこで原稿を書くという、作家になったような体験をさせて頂いた。毛筆のタッチの万年筆で、文豪気分になる。打ち水の柄杓の先に作る虹ひろあき踊り子の文書き写す熱さかな川端康成記念館
ゆっくりほどけて塩見すず子雨傘に梅の花びら客迎え客の雨傘梅の花びら一つ二つしなやかな指揮者の梅の花ざかり書き終えて雛の細い目に膝まづく歩いた休んだ梅のひらく音聴いた桜ふぶきに守られ人のお世話になりたくないさくらのスケッチに色をさすさくらの道ふいにかけ出すランドセルさくらさくらスケッチに色を差す上から見おろす桜異人たち桜の帯です同世代の話題ですしばらくはじっとして桜と青空と花見スポットゆっくりほどけてゆく私緑の陰マスクはずせばきれいな汗エプロンのカラーの白さ深まる夏無口なサイフ並べ緑の手づくり市エプロンで手を拭く母の小さな癖母のぬくもり好きな黄色のカーネーション遠くの電車今朝も死者により添ってくちなしの花医師の無用の聴診器宅急便です頭陀袋に入れる赤ワイン死に装束下草あたりで飛ぶホタル糸の雨降る三途の川のど真...ゆっくりほどけて(童心会員作品)
梅雨にもう真夏日たまげている蚕金澤ひろあき※まだ6月18日だというのに、京都ではもう36度を越え真夏日。蚕もびっくりだろう。真夏日の蚕
不器用ですから遠藤修司片付けを後回しする悪いクセこれを報告句会に出そうか昼食後薬がわりのコーヒーブレイクメタボに効いてよ目が見えぬ友が見抜くは私のずるさじいさんや右はキラキラ左は苦労どっちを選ぶ高倉健さんに私は学ぶ「不器用ですから」交差点会った女性スマホでウ・フ・フ今日は晴天足悪く会社に向かう背から見えたよ強力(ごうりき)が家族にあふれる笑み運ぶおっはようー交わすあいさつルーティーン元気よびこむファンファーレ酒に飲まれ記憶が飛んで約束忘れ信用失ふおもちゃを渡した御礼「電池が無いって」それを言わないで今の私「電池切れ」アサイチ自転車ギーコギーコ生きてくメロディー一声をかけ忘れ見事にケンカバクダンと生命をハカリにかける戦争なんてクソ食らえだカギかけてキーを無くして自転車のれず心のカギが外れてる朝日さす雪やなぎ...不器用ですから(童心の会会員作品)
花菖蒲水辺無数の銀河系金澤ひろあき花菖蒲
えみふる岡畠真理子もう梅雨明けだと伝えたいのか蝉の声この日だけは笑顔いっぱい球宴のベンチ台風も近づけない猛暑列島夏の風チリンと風鈴柄杓水石段上りほっとひといき木陰の涼風ススキたなびく城址青い空庭園一望城主の気分わかるかも初秋の陽射しどんぐりの木陰でひと休み赤とんぼに誘われ歩く城の道すごいなぁゴロゴロお供に城址巡りぜんざいとお抹茶アイス迷う季節通りすがりの金木犀に母想う金木犀を手土産に叔母の思い出靴下ろしそろそろ歩く踵に絆創膏初詣の長い列お願いごとをじっくり考えるおみくじをそっと結んで気を引き締める境内の屋台に混じりキッチンカー初売りスーパーお正月BGMでのんびりムードスーパー出てひんやり外気心地よく住宅街散歩小鳥の囀りに立ち止まる早咲きの桜揺らす小鳥一羽ぽかぽか陽気に雪やこんこんのメロディまだ要る日来るか...えみふる(童心の会会員作品)
河骨金澤ひろあき河骨は梅雨前ぐらいから、黄色いかわいらしい花をつけている。千利休が茶室では使ってはならない花にしたので、茶では使えないそうだ。利休さん、何が気に入らなかったのだろう。茶室には入れぬ河骨雨に侘びひろあき河骨
母の手野原加代子彼岸花生きてる印赤く染め赤とんぼ人恋しさと飛び回り尺取り虫やゆっくり歩く人生を秋の海故郷景色澄み渡り三日月に見惚れて歩く夜道かな故郷は冬景色かな目に浮かび母の手が大根洗い冷たかろ湯豆腐や家族を囲む湯けむりや毛糸編む孫の顔思い冬帽子赤く染め南天の実や亡き母に柚子風呂に孫と入りし冬の夜生きている歩けていると去年今年水仙や一輪挿しに背が高く寒椿寒さに堪えて群れ咲きてろう梅やクルザード色に咲きて光浴びバレンタインねぎらい言葉貰いして春うらら空見渡して気は晴れし春日和友の足追いウォーキング春の雪父の手見えプラットフォーム手の平にアリンコ歩き愛おしく春雨や袖通して衣替え食卓や新玉ねぎの香りして母の日や帽子かぶりし背丸め風薫る地蔵手合わせ微笑みし夏日和姉に会いして亡母似し青紅葉そよぐ風には雨しずくねむの...母の手野原加代子作品
水無月や祇園の祭動き初む金澤輝※大宮三条商店街に、祇園祭の提灯登場。京都の西のほうですが、祇園社の御旅所があるのです。水無月や祇園の
横になるああ極楽の四畳半ひろあき※写真は京町家。横になる
桔梗のお寺金澤輝季節的に美しい紫陽花の紹介が多いですが、桔梗も良いものです。京都で桔梗というと、東福寺の天得院や紫式部ゆかりの盧山寺が有名ですが、東山七条にある智積院も良いものです。白い参道沿いに沢山見ることができます。お寺の紋も桔梗です。参道の白きに桔梗の影落とす輝桔梗のお寺
木屋町高瀬川金澤ひろあき木屋町高瀬川というと、三条から四条間の繁華街のイメージが強いです。しかし、四条を下がり五条近くになると、ずいぶん景色が変わります。飛び石で渡れる所も設けてあり、生活の匂いもします。せせらぎを踏む飛び石を踏む半ズボンひろあき紫陽花の王国繁華街横目木屋町高瀬川
【日記より】6月12日童心記念号発行金澤ひろあき6月12日、朝から晴れ。気温は30度を越える。四条河原町へ出る。完成した童心2024年記念号を受け取りに行く。寺町四条を下がった所、石之不動町にある田中プリントさんへ。町名の石不動は、空海が彫った石不動をお祀りするお堂があるため。例年、お詣りしてから受け取っている。今年一年の皆様の無事と健筆を祈願する。一年に一冊出しているが、その年々、いろんなことがあったなと感慨深い。支払いを終え、近くの郵便局より、遠方の会員の皆さんに郵送するのも、恒例。持ち帰って、改めて読み直す。こんな時にこんな句が出たなどと振り返り思い出す。参加の皆様の句より逝きし犬柚子の根元の黄の中に三村須美子蜜蠟の火に誘われて日記買う青島巡紅(佐久間照三)まっすぐな瞳が言った戦争のない国に行きたい...【日記より】6月12日童心記念号発行
フリー句(自由連句)「戦場は」の巻戦場はここかしこにあり頻尿佐久間照三予定表には未定の空白金澤輝ハローワーク経由病院で点滴照三長い雨期友回復の知らせ待つ輝友からのお守り握り頑張るぞ照三また共に紅葉を見ること信じて待つ輝生きるから生かされている心臓よ照三息に合わせて光放っている蛍輝合唱のアベマリアが涙腺緩める照三聖堂の扉開けば百合香る輝マリア様世界の子らに祝福を照三ミレー描く落ち穂拾いの農婦の祈り輝ゴッホが黒人農家に見た馬鈴薯照三驚きがあった無数のまなざしの向こう輝呆然と膝崩す間も無く小便糞漏れる照三悩み苦しみ書いてみると小さくなる輝同行二人と唱えて山谷行く老僧照三奥に歩めばブッポウソウが唱和して輝行く先に安らぎあること虹に願う照三日の入り月と一番星と輝月夜に浮かぶ海月浪任せ照三大きな力に流れて行く先皆同じ...フリー句(自由連句)「戦場は」の巻
蝶々の円舞門を開けようよ金澤ひろあき※つがいで飛んでいる蝶を撮ってみました。難しいですね。蝶々の円舞
5月句会選追加○松村芳子特選36葉桜や神籤の結び増えている佐久間照三神籤も神様からの賜物と思っても凶は嫌です。吉神籤がいただきたいです。並選28夕日落ち薄暗がりに蝶々とび蔭山辰子29黄砂イヤ花粉イヤイヤ風邪でした同33花の舞う遍路の境内握り飯佐久間照三38微風に柳と桜のデュエット同40背伸びする肩凝りほぐす朝日かな同42若者も負ける短パン老夫婦同45月見草夜輝きて道端に野原加代子54曇りなの黄砂なのかな頭なの三村須美子56芽出し良し年越しダリヤ掘り起こす同58筍や甘み歯応えうまし音同60隼人瓜初挑戦の畝作る同61玉ねぎよ伸びよ丸まれ球児たち同62草刈りの草の香りに身を浸す同71寝そべり人生もいいさ口下手な蛙金澤ひろあき72風船も迷子になりそう黄砂の空同73団地と花知人が去ってあいた穴同78青い目も担ぐ神輿...京都童心の会5月句会選追加
2024年6月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1緑の陰マスクはずせばきれいな汗2エプロンのカラーの白さ深まる夏3無口なサイフ並べ緑の手づくり市4エプロンで手を拭く母の小さな癖5母のぬくもり好きな黄色のカーネーション6うす緑草餅送る文添えて7近道は山椒のみどり敵のごと8緑陰や悲しき事は傘の中9緑立つ力抜ければ飛ぶボール10母の日や白カーネーション詫びの色11母の日にさくらんぼ着き子の個性12紫の法衣に休みし黄金虫13カーネーション又一鉢着き笑い合う14母の日や今なら出来る親孝行15ばらの刺みどりの先はとんがり帽16孤独ではない菜の花の天ぷら17夏隣食べたくなる雲ひとつ18漆黒の紅テント羽撃く唐十郎19いつもふ...2024年6月京都童心の会通信句会作品
2024年5月京都童心の会通信句会結果【選評】後半〇佐久間照三選特選77卯の花腐し原子炉腐りませんか金澤ひろあきオカラを炊いたもの(卯の花とも言う)は間を置けば当然腐臭を発する。原子炉がそうでないと言えるのか。言えませんね。人為的操作ミス、自然災害がいつそのトリガーになるか判らないのに、ありえませんと押し切れるのだろうか。電力需要とか事情とか言う観点からは必要悪。だからこそもっと建設運転には現実的で万が一の基準が低くてはいけないのです。この句は、理屈でなく感性に訴えているところがミソです。団欒の食卓という場面から一気に飛躍するのに不自然でないところが、いいですね。「卯の花」への着眼点がいいですね。並選5花見スポットゆっくりほどけてゆく私塩見すず子一番綺麗に見える場所に来て感動し、見ている自分が解体されて行...2024年5月京都童心の会通信句会結果【選評】後半
2024年5月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○金澤ひろあき選特選天61玉ねぎよ伸びよ丸まれ球児たち三村須美子「玉ねぎ」の様子から「球児たち」への連想、とても楽しいです。何かに打ち込む人を見ると、応援したくなりますね。「伸びよ丸まれ」の声による応援も、句の雰囲気を生き生きとさせています。地3桜の帯です同世代の話題です塩見すず子花を見に行って始まった会話。同世代に通じる話題は盛り上がりますね。時代や苦楽を共にしたからでしょうか。人44野球帽とペットボトルの忘れ物佐久間照三休日の翌日なのでしょうか。野球で遊んだ後の忘れ物から、前日の楽しさが余韻のように伝わって来ます。他、心に届く句です。8あと何回61段登り下り朝の出発足たたく遠藤修司マンションの階段なのか、駅の階段なのか。毎日通勤で通っている道。「あと何...2024年5月京都童心の会通信句会結果【選評】前半
2024年5月京都童心の会通信句会結果日記より4月9日ほどほど金澤ひろあき二条城のお堀の桜もそろそろ散り初め。散る姿も美しいのが、桜なのかな。散る桜を見て、いつも買っている丸太町通りのお弁当屋さんへ。行って驚いた。長い行列。三十人ぐらい。車も路上駐車。いつもはこんなに混んでいないのに。並んでいる人に聞くと、TVで紹介されたのでやってきたという。通りがかりの外国人が「famousrestaurant?」と訊いてきた。年輩のご夫婦がやっている店で、ご主人は以前、体調を崩して店を休みにしたことがある。お客さんが沢山になったのはいいが、こんなに忙しくなると、お体大丈夫だろうかと心配になる。いつもなら少しお話もできるのに、そんなゆとりもなかった。ほどほどがいいかも花も散りそめるひろあき皆さんの選です。選者真・・野谷...2024年5月京都童心の会通信句会結果
フリー句(自由連句)「みどり児へ」の巻みどり児へ燕がくるり風を切る金澤輝開けた手から逃げた希望追いかける佐久間照三豪雨が過ぎた街はまだ冷えたまま輝冷めた珈琲チンブランデー入れる照三朝焼けに輝いているゆで卵輝お祖父ちゃんの頭と同じだ照三くつろいだ五百羅漢が「よう来たな」輝地球に生かされている僕たちの日々照三東山滴る友の居る窓辺輝元気が一番青い空照三日帰りの温泉集合藤の棚輝風呂後のビール最高乾杯照三初優勝果たす若き小結が輝粘り腰僕にも欲しいそのパワー照三厄落とし今日の朝日によみがえる輝朝起きて心臓に触れるありがとう照三花の宴生きてるだけで儲けもの輝水田に映える山並み燕飛ぶ照三ローカル線旧街道と並走し輝昔から明日も見守る五重塔照三フリー句(自由連句)「みどり児へ」の巻
「さんしょ」186号を読んで金澤ひろあき拝復御句集『離農』拝受。ありがとうございます。前回の『蛙の主張』に続き、人生の節目ごとに句集を出される。句と人生がリンクしています。だから、句を振り返ると人生を振り返るようになっています。あの頃こんな出来事があり、こんな心情で暮らしたなと思い出せるよすがにもなり、句が生活のインデックスにもなりますね。(鑑賞は後日になりますが)また、「さんしょ」186号にも、生活に即した心情があらわれ、口語俳句は「生活詩」ということを実感します。〇筍やそこまで厚着しなくても石神君子〇聖護院大根やっぱりお日さま独り占め鈴木和枝「筍」や「聖護院大根」は食べ物ですが、これらの句では、私が同じ目線で呼び掛けています。食べる者と食べられるものというよりも、同じ世界に生きている仲間という感じです...「さんしょ」186号を読んで
「さんしょ」186号を読んで金澤ひろあき拝復御句集『離農』拝受。ありがとうございます。前回の『蛙の主張』に続き、人生の節目ごとに句集を出される。句と人生がリンクしています。だから、句を振り返ると人生を振り返るようになっています。あの頃こんな出来事があり、こんな心情で暮らしたなと思い出せるよすがにもなり、句が生活のインデックスにもなりますね。(鑑賞は後日になりますが)また、「さんしょ」186号にも、生活に即した心情があらわれ、口語俳句は「生活詩」ということを実感します。〇筍やそこまで厚着しなくても石神君子〇聖護院大根やっぱりお日さま独り占め鈴木和枝「筍」や「聖護院大根」は食べ物ですが、これらの句では、私が同じ目線で呼び掛けています。食べる者と食べられるものというよりも、同じ世界に生きている仲間という感じです...「さんしょ」186号を読んで
巡りあえた本金澤ひろあき金子兜太著『あの夏、兵士だった私』96歳、戦争体験者からの警鐘清流出版生きているうちに私達はいろいろな体験をする。他者の体験を伝えられることもある。辛い体験もある。辛い体験から学んだことは、私達の内面を強く揺さぶる。誤りを正す力にもなる。生きる力になる。瀬戸内寂聴さんと金子兜太さん。お二人とも、「戦争は悪」「戦争に向かう動きも悪」という立場を貫かれた。お二人とも戦争を体験されている。体験から出た言葉は重い。金子兜太さんのこの体験記には、戦場の体験もだが、日本全体が戦争に向かう中で体験したこともしっかり伝えようとされている。よく「戦前」と言われるが、対中国戦争ははじまっており、「戦中」が正確なのかもしれない昭和初期。表現の自由を奪い、1940年から特高による新興俳句弾圧事件が起こって...巡りあえた本金子兜太著『あの夏、兵士だった私』96歳、戦争体験者からの警鐘清流出版
フリー句(自由連句)「梅雨寒や」の巻梅雨寒や何処にあるのか我が心佐久間照三ミニスカートの子ロングブーツで金澤輝子供達フェンス登って駆け抜ける照三ヒーロー達の握手会場輝往年のヒーローに親も歓声あげる照三同じ世代の懐メロ主題歌輝満月やススキたなびき仮面ライダー照三音なく台風近づく予感輝人には怖い台風も地球には欠かせない照三琵琶湖干上がり坂本城見え輝考古学者大喜びで駆け回る照三遺跡調査でみのる恋愛輝海底神殿でウエディング照三龍宮へ続く井戸湧く花の陰輝微風に紅の帯萌ゆ姫檜扇照三バックパーカー寄り道醍醐味輝川中島鴨の嘴揃って後ろ照三古戦場を照らす月影輝松風や酵母と麹のハーモニー照三*亀屋陸奥発祥。西本願寺の御用菓子。南蛮渡来の芥子の香りよ輝若い二人の笑顔が揺れる照三いないいないばあする入道雲輝フリー句(自由連句)「梅雨寒や」の巻
お米つやつや乗っている七福神輝※古い京町屋などにある七福神です。皆様に幸ありますように。お米つやつや
フリー句(自由連句)「草陰で」の巻草陰で燕気になる紋白蝶佐久間照三急に夏日で水遊びの声金澤輝植木剪定コート利用者背中丸くする照三空の玉虫サファイア輝く輝小満や手を合わせ言うありがとう照三海釣出会う鰯の大群輝歩く人皆に挨拶走りたい照三緑陰一息アイスコーヒー輝足取り軽くジャンプ若葉にタッチ照三いつ届く虹の根っ子に金の鍵輝夢から覚めてもう一息だったのに照三下書き完成寸前で止め輝デート前交差点で捕まって照三たまには休め双六の駒輝神様はいつお休みになるのだろうか照三日曜休日聖書が起源輝日本の神様は酒盛りの間にお仕事照三オーロラを呼ぶ太陽フレアー輝イヌイットの長は地球の唄声を黙して見守る照三昔の勇者今は語り部輝西陽受け菜の花の間の草抜く人照三晴耕雨読ひねもす麗らか輝フリー句(自由連句)「草陰で」の巻
追悼峰不二子バカボンのママ永遠に夏空へ金澤ひろあき追悼峰不二子