chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
京都童心の会 https://blog.goo.ne.jp/dousinkyoto

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会 代表 金澤 ひろあき 俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同

京都童心の会
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/01/12

arrow_drop_down
  • 毘沙門堂へ

    毘沙門堂へ金澤ひろあき山科を去る前、最後に毘沙門堂へ。お世話になり、ありがとうございました。しだれ桜が満開で迎えてくれました。三度目のしだれの花に別れ告げひろあき毘沙門堂へ

  • 煩悩ですか

    煩悩ですか金澤ひろあきコロナ時代終わったか古マスク捨てる道幅いっぱい花見客私らは引っ越し夜逃げみたいな引っ越し肩の力抜けよ煩悩ですかいや引っ越し荷物です神隠し手段の一つに花があるコロナは終わりそうかウクライナは?わたくしも働く老人花粉症煩悩ですか

  • 次の職場へ

    次の職場へ金澤ひろあき気がつくともう、六十代も半ばです。この時期に何回も桜を見て来ましたが、年々の花が違うように感じます。花の頃は、卒業や入学、異動など、別れと出会いの季節ですので。確かに、学校や職場が変わっても、長いつきあいを続けることも多いです。懐かしければ、訪ねることができる場合もあります。しかし、確実に「これまで」との区切りにはなっています。それが次の新しい人生・生活の始まりともなります。退職後の再任用で、またお世話になります。次の職場で四校目となります。今回は、疎水沿いの桜が咲く山科の地から、二条城の隣の地へ。私自身の再任用最後の年です。花が満開の中、以前から長いお付き合いをさせて頂いている方に助けていただき、次の職場へ荷物運びをしました。ありがたいことです。どのような出会いがあり、どのような花...次の職場へ

  • 花盛りに

    花盛りに金澤ひろあき花盛りに来た花盛りに去る職場春キャベツ意外に芯はしっかり者卒業と異動別れが先に来る絵馬堂のからっぽ受験終わったなある気配すでに戦前来ているか丸くなる平和な猫の日が良かろ花盛りに

  • フリー句(自由連句)「春の海」の巻

    フリー句(自由連句)「春の海」の巻春の海着艦成功米無人機青島巡紅怪しい気球偵察に来る金澤ひろあき四月馬鹿まだなのに五千万送ります巡紅全部今夜頂きますとルパンの予告ひろあき春霞三億円犯人もう墓の中?巡紅ワシは元気やでキツネ目のグリコ犯ひろあき一匹が吠え出すと犬皆吠えて一晩中対応わやや巡紅餌代がバカにならんわ節約やひろあき馬鈴薯が新たなコンクリートの鍵となる巡紅*馬鈴薯の澱粉が接着剤の代わりとなり強度数倍増す。タワーマンション桜を圧しそびえ立つひろあき黄砂に霞む比叡山眺望展望室の床抜けないか巡紅花を尋ねて夢の中まで入りそうひろあき四年ぶりはねず踊りの随心院巡紅春早く梅と桜が混ぜこぜにひろあき人新世プラスチックの岩あちこちで*人新世(Anthropocene)という地質学的に新時代の呼び名、第二次世界大戦以降。...フリー句(自由連句)「春の海」の巻

  • 2023年3月 京都童心の会 通信句会結果 (確定版)

    2023年3月京都童心の会通信句会結果(確定版)山科から中京へ金澤ひろあき二年前に初めて山科に来た時、疎水沿いが花盛りでした。山に近く、自然豊かな所です。桜や紅葉も美しく、雪には難儀しましたが、コロナ等の世の中の不安を忘れさせてくれるような雰囲気の中で過ごせました。今春、異動で中京の二条城の近くの職場に移ります。だんだん年をとって行く私、慣れるまで時間がかかるかも。句会は続きますが、異動の忙しさで、発行等ご迷惑をかけるかも知れません。卒業と異動別れが先に来るひろあき皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白松いちろう修・・遠藤修司辰・・蔭山辰子ひ・・金澤ひろあき硯・・中野硯池巡・・青島巡紅須・・三村須美子さ・・岡畠さな子加・・野原加代子真理・・岡畠真理子○中野硯池1鳴き合ふて一羽が降りぬ寒鴉ひ2二階より桶...2023年3月京都童心の会通信句会結果(確定版)

  • 2023年3月 京都童心の会 通信句会結果 追加

    2023年3月京都童心の会通信句会結追加○岡畠真理子選特選6一羽来て二羽来て逃げし寒雀中野硯池待ち合わせていたのでしょうか?冬場はよりふっくらとしてかわいさが増す雀たち。家の近所では見かけなくなりましたが、とある冬の日、田畑の多い地に並んでいる数本の木(高さ3メートルくらい)に雀たちがすずなりに泊まっていてチュンチュンにぎやか。落葉樹なので、まるで雀がなる木のようでした。写真を撮ろうと近付いたら一斉に飛び立ち、諦めて少し離れるとまた戻ってチュンチュン。雀たち、見ていてあきないです。18大根焚きふるまう人の汗光る青島巡紅19篝火に影揺らされて巫女の舞う同22啓蟄や人の出も増え繁華街同23浅い夢手元に残るオルゴール同26樹々の間に見え隠れする春の雪同27芽吹く樹々子供ら森を駆け巡る同32菜の花やまだ雪かぶる比...2023年3月京都童心の会通信句会結果追加

  • 2023年3月 京都童心の会 通信句会結果選評

    2023年3月京都童心の会通信句会結果【選評】○中野硯石特選65一年生ランドセル人生の始まり蔭山辰子今の世の中、真にその通り。ランドセルは高学年になっても背負われている。形態に多少の変化があってもリュックサックを含めて大学生も大人も背負っている。込み合う電車の中で、背負うリュックに顔あてられたことはしばしば。せめて朝夕の通勤ラッシュ位は降りて欲しい気もする。○金澤ひろあき選特選天13百年後はいない海の声を聴く野谷真治この句を読んで、三月十一日以後の海のことを思いました。大震災の後、嘘のように静かになった海を。私にとっても、故郷は海に近く、癒しを与えてくれる存在でもあり、同時に恐ろしい存在でもありました。海を見て詩人になる人もいます。この句の作者のように、自分の存在の短かさを思う人もいます。その折々、海から...2023年3月京都童心の会通信句会結果選評

  • 2023年 京都童心の会 通信句会結果

    2023年3月京都童心の会通信句会結果山科から中京へ金澤ひろあき二年前に初めて山科に来た時、疎水沿いが花盛りでした。山に近く、自然豊かな所です。桜や紅葉も美しく、雪には難儀しましたが、コロナ等の世の中の不安を忘れさせてくれるような雰囲気の中で過ごせました。今春、異動で中京の二条城の近くの職場に移ります。だんだん年をとって行く私、慣れるまで時間がかかるかも。句会は続きますが、異動の忙しさで、発行等ご迷惑をかけるかも知れません。卒業と異動別れが先に来るひろあき皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白松いちろう修・・遠藤修司辰・・蔭山辰子ひ・・金澤ひろあき硯・・中野硯池巡・・青島巡紅須・・三村須美子さ・・岡畠さな子加・・野原加代子真・・岡畠真理子○中野硯池1鳴き合ふて一羽が降りぬ寒鴉ひ2二階より桶に竿差す寒造...2023年京都童心の会通信句会結果

  • 花盛りに

    花盛りに来た花盛りに去る職場ひろあき今春、異動で山科を去ることに。二年前初めて来た時、疎水べりの桜が満開でした。去ることになった今も満開。夢に出て来そうです。異動のため、一週間ほど、更新ができないかも知れません。再開した際には、よろしくお願いいたします。花盛りに

  • 「夜桜の」の巻

    「夜桜の」の巻夜桜の雲に東寺の塔仰ぐ金澤ひろあき川沿いの並ぶ灯誘う朧星青島巡紅卵抱く雀の夫婦身を寄せてひろあきナンバープレートが二つに見える新しい眼鏡巡紅遠近両用医者はさらりと勧めるがひろあき紅茶の種類で頭悩ましクッキーでほっこり寂光院巡紅朝イチの朝市にある活気ひろあき古本屋巡り巡りてこの一冊巡紅帰りの電車ですぐに読み出すひろあき泣き出すともう止まらない元気な赤ちゃん巡紅子育ての頃思い出す春灯ひろあき春雷ワクチン推進派の責任逃れ巡紅球場の応援マスク自由なりひろあきこけしの花子さんイベント会場で横倒しでも笑顔巡紅親鸞生誕八百五十年と大きな書ひろあき木漏れ日やバイオリンを弾く少女をピアニカで応援する少年巡紅新入部員歓迎会の若葉の輪ひろあき山笑う見つけた鳥に名前をつける図鑑のページ巡紅似たものが多くてどれか議論...「夜桜の」の巻

  • フリー句「自堕落に」の巻

    フリー句「自堕落に」の巻自堕落に親夢に出て春彼岸青島巡紅朝寝が覚めてまだぼんやりと金澤ひろあき二度寝にも墓来いコールあの世から巡紅春彼岸和尚自筆の掲示板ひろあき白布手にくすぐるごとく釈迦像巡紅帰りがけふらり立ち寄る湯どうふ屋ひろあき湯煙や星まで届け酒交わす巡紅全身開放こんな形の山桜ひろあき葉桜にお疲れ様と手を合わす巡紅自分の退職重ね合わせて坂下るひろあき固形燃料で飯炊く周囲の虫の音巡紅せせらぎと合体している呼吸音ひろあきスピードとハンドルは鏡となる巡紅F1に熱い視線が集まってひろあき微笑めば蕩けたバター男子たち巡紅マスク外す白日夢にしては明るすぎひろあきマスク越し口の歪みも隠せてる巡紅形くずす織部茶碗の深緑ひろあき春の空同じものなし雲の群れ巡紅長き日の川面に映る山の色ひろあき若葉陰若い二人のラブソング巡紅...フリー句「自堕落に」の巻

  • 3月長岡天神にて

    3月長岡天神にて金澤ひろあきうららかや有線放送昭和の歌絵馬堂のからっぽ受験終わりけり早咲きのしだれ桜は夢の中遠吠えの犬ものどかな社かな3月長岡天神にて

  • 「さんしょ」179号を読んで

    「さんしょ」179号を読んで金澤ひろあき3月中旬からマスクをつけるかどうかが、各人の自由となりました。たしかに、外している人もいます。京都に外国人観光客も戻ってきました。コロナは終わりつつあるのかもしれません。もとの日常に戻れるのかな。皆の顔にそう書いているような日々です。さて、「さんしょ」NO、179号ありがとうございます。作品にも評にも、口語俳句の懐かしい方々のお名前を発見し、喜んでいます。「老い」三作品、笑ったり考えさせられたり。○小春日猫に遊ばれ爺笑う松本克行○年とると言葉のものさし違うんだよ土田美穂子○一面枯野徘徊もわるくない鈴木和枝若い人と話していると、土田さんの句のような気分になることが確かにありますね。特に、IT・スマホ関係では。芭蕉の「枯野」と違って、現実的でたくましい鈴木さんの句。こう...「さんしょ」179号を読んで

  • フリー句(自由連句)「問一を」の巻

    フリー句(自由連句)「問一を」の巻問一を解く頃梅の散り初める金澤ひろあき好きな人でき初めて解る親の愛青島巡紅永き日に思い出次々湧いて来てひろあき遠い山の麓の道祖神囲む百合の花影巡紅クレヨンで描いたような雲が出るひろあき七色の飛行機雲でリボンを描くアクロバット機巡紅晴れ舞台ルーキー登場大歓声ひろあき二十人抜かして二位に導いたダニエルの走り巡紅*2009年箱根駅伝日本大3年生のケニアからの留学生ヌートバー連呼している侍ジャパンひろあき頑張れと神にも祈るこの気持ち巡紅後を信じて繋ぐ一振りひろあき幸運の女神微笑む大歓声巡紅合格発表あったあったと胴上げしひろあき野外音楽堂色とりどりの傘の花オオキニ〜巡紅フォーク世代のパワーも一度回復かひろあき戦争を知らない子供達は何処へ行く巡紅ある気配すでに戦前来ているかひろあきウ...フリー句(自由連句)「問一を」の巻

  • 春の足音

    春の足音金澤ひろあき疎水べりの梅が咲いています。梅咲いて明るい空が近くなるひろあき春の足音

  • 戻り橋

    戻り橋金澤ひろあき安倍晴明という陰陽師は、式神という神を使って不思議を行っていたそうです。式神を屋敷の前の戻り橋の下に住ませていたとか。戻り橋を見に行くと式神は居らず、河津桜が迎えてくれました。戻り橋とつじょの河津桜かなひろあき戻り橋

  • 清明神社

    晴明神社金澤ひろあき西陣と言えば織物で有名ですが、今は衰退しています。昭和の頃は機織りの音が聞こえていましたが、今はなく、マンションが並んでいます。マンション群のへこんだ所に、小さな神社があり、これが晴明神社です。陰陽師安倍晴明を祀っている人気のパワースポットとか。観光客も多いですが、今は小さなお社です。境内に安倍晴明像があり、春の日差しの中、笑っているように見えたのですが、錯覚でしょうか。春の風晴明像の頬ゆるむひろあき清明神社

  • フリー句(自由連句)「夜明け前」の巻

    フリー句(自由連句)「夜明け前」の巻夜明け前缶珈琲飲む冴返る青島巡紅始発電車を待って春曙金澤ひろあき仲春の乙女ら駆ける河川敷巡紅憧れのひとに視線が集まってひろあき樹々の間に見え隠れする春の虹巡紅遠足の先頭歓声上げているひろあき班ごとにカレーを作る春暑し巡紅鼻唄に調子合わせて鍋踊るひろあき春二度目まだ回す気かルーレット巡紅運試し宝くじでも買っておくひろあき別れ霜追う足音もない夜明け巡紅何かを求め待っている鼓動やまないひろあき群青の刹那の直線雉駆ける巡紅悲話遺す滋賀の古城の花吹雪ひろあき京の春何処から来てもおこしやす巡紅いないいないばあの街だったコロナ期間ひろあきあるがまま生き死ねば良い酒の席巡紅言葉不要の気の合う友とひろあき固形燃料で湯を沸かす和みとも気長とも巡紅*料亭で使われる小さいサイズのもの早起きの反...フリー句(自由連句)「夜明け前」の巻

  • 椿の寺

    椿の寺金澤ひろあき二月堂の西の真向かいに開山堂があり、良弁をお祀りしています。良弁は東大寺のもとになったお寺を開きました。お像を一度拝見したことがあります。糊こぼしという有名な椿も、ここにあります。椿も春の花。お水取りが済むと春が来ると言います。お水取り椿の寺の真向かいにひろあき椿の寺

  • 2023年3月 京都童心の会 通信句会作品

    2023年3月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1鳴き合ふて一羽が降りぬ寒鴉2二階より桶に竿差す寒造3但馬杜氏室にこもりて寒造4ウクライナの和平を祈り寒卵5藁草履すり切れている寒念仏6一羽来て二羽来て逃げし寒雀7北北東は映画南南西は恵方巻8神棚に供へしままの年の豆9探梅にお土居口より登りけり10ちり紙を重ねて包む雛あられ11選句する車の定期点検日12月夜ジャンケンの水たまり13百年後はいない海の声を聴く14路地裏の裏馬鹿馬鹿しい春15つとての間つんのめる土埃16手に石にぎり池にぽちゃん水花火17原稿を手に握り締め右往左往18大根焚きふるまう人の汗光る19篝火に影揺らされて巫女の舞う20お弁当動く産毛や風光る2...2023年3月京都童心の会通信句会作品

  • 二月堂の石段

    二月堂の石段金澤ひろあきお水取りで松明が上がって行く石段です。芭蕉が「水取りや氷の僧の沓の音」と。「氷の僧」という表現、冴えた五感で、お水取りを体感しているかのようです。二月堂の石段

  • フリー句(自由連句)「いつどこに」の巻

    フリー句(自由連句)「いつどこに」の巻いつどこに生まれ変わっている陽炎金澤ひろあき真珠湾攻撃にも参加して青島巡紅*駆逐艦の船名引き返せない引き金引いたひろあき彼氏彼女の手の抜けない攻防戦巡紅名人戦互いに手の内知っているひろあき使えば世界大戦となる詰め手の憂鬱巡紅雪どけの直接対話始めよとひろあき敗戦を認めたからこそ今の日本巡紅国譲り出雲は神の集う場所ひろあき金星と木星が肩を並べた西の空巡紅回りつつ上がる松明お水取りひろあき世界平和と五穀豊穣の願いの祈りに炎の翼巡紅極限の良心描くカミュ「ペスト」ひろあき精神に負荷かけまくる「カルネアデスの板」巡紅*船が難破、一人しかつかまれない板を、他の漂流者から奪い取って生き延びた場合、正当と言えるか否かをカルネアデスは問うた。一応犯罪には問われない。駅で逢う一つしかない選...フリー句(自由連句)「いつどこに」の巻

  • 松明の銘

    松明の銘金澤ひろあき二月堂の下に、大きな竹の先に火を点けるものをつけた松明が並んでいます。奉納した人の名が墨で書かれています。歌手のさだまさしさんの名があります。松明の銘さだまさしお水取りひろあき回りつつ上がる松明お水取り松明の銘

  • 二月堂をしめ切って

    二月堂をしめ切って金澤ひろあき二月堂をしめ切って、練行衆が声明をとなえていました。お水取り昼間の闇に懺悔行金澤ひろあき二月堂をしめ切って

  • お水取りで見た風景

    お水取りで見た風景金澤ひろあき東大寺大仏殿前から、東側、山手へ。手向山八幡前に出ました。校倉が現れます。奈良に来たなという感じです。校倉のすきま春風すういすいひろあきお水取りで見た風景

  • 大仏殿

    大仏殿初春の奈良、大仏殿です。池越しの大仏様の春あくびひろあき山笑う若草山も大仏も大仏殿

  • 奈良氷室神社

    奈良氷室神社3月4日。お水取りを見に奈良へ。良い天気でした。氷室神社にて白梅に紅梅交ゆ氷室かなひろあき奈良氷室神社

  • 2023年2月 京都童心の会 通信句会結果 後半

    2023年2月京都童心の会通信句会結果【選評】後半○青島巡紅選特選17いまはもうカラスになりしかプテラノドンほうらいえりこ生物的には別種だが、イメージ的には、ありな図式。強者どもが夢の跡、という句より鮮烈になっている。情緒的な部分は置いておくとして、古代の大型生物が小型化したのが現在生物。弱小化とも言えるだろう。或いは、肉体的に若く猛々しい状態をプテラノドンと言い、老いて脆弱になった状態をカラスと言っているのかもしれない。落差のイメージがハッキリしているところが逆に清々しいとも言える。諦観というより達観したような作品である。並選.1糸の先揃える碧梧桐忌野谷真治「糸の針揃える」という前半が、季題や定型を無用とする自由律を主張した個性的な碧梧桐の俳句の特色を言い表しているのでしょう。外部指標でなく自己の内部指...2023年2月京都童心の会通信句会結果後半

  • 2023年2月 京都童心の会 通信句会結果 前半

    2023年2月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○金澤ひろあき選特選天52人生初病室での年越しそば噛みしめる白松いちろう人生いろいろな体験がありますね。まさか、こんな年でこんなことになるとは!避けて通れないものなら、それをしっかり受け止めよう。そんな想いもうかがえます。地34新春や各国の文字揺れる絵馬青島巡紅京都ならではの正月の光景ですね。多くの外国人が訪れ、自国の言葉で絵馬を書き奉納する。こういう平和な交流がいつまでも続きますように。人2つっつくつつつつつがなくつくし野谷真治「つ」音の繰り返しが「つくし」の序詞のように働いています。「つつがなkうつくし」に、春の明るさも伝わって来ます。こういう修辞・表現への試みを評価したいのです。他、印象に残る句です。9加齢にはつける薬はありません優しさだけが幸せです...2023年2月京都童心の会通信句会結果前半

  • 2023年2月 京都童心の会 通信句会結果

    2023年2月京都童心の会通信句会結果動かない電車金澤ひろあき二月の大雪の時、JRの電車に閉じ込められました。山科駅から京都駅に向かっていた所で停車。一時間ほど動きませんでした。持っていた文庫本が半分ほど読めました。三月三日の朝、今度は事故で阪急電車が動きません。車内で長く待っています。二度あることは三度と言いますが、さて。動かない電車で春の長あくびひろあき動かない電車はなんと冷たいね皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白松いちろう暉峻康瑞・・康修・・遠藤修司辰・・蔭山辰子ひ・・金澤ひろあき硯・・中野硯池巡・・青島巡紅須・・三村須美子さ・・岡畠さな子加・・野原加代子真理・・岡畠真理子○野谷真治1糸の先揃える碧梧桐忌白巡2つっつくつつつつつがなくつくし(特ひ)3亡くなられた方から届いた年賀状ひ白須4語り...2023年2月京都童心の会通信句会結果

  • フリー句(自由連句)「受験生」の巻

    フリー句(自由連句)「受験生」の巻受験生この顔あの顔授業で見たかった青島巡紅花に満ちたる新たな校門金澤ひろあき枝垂れ柳も桜も枝伸ばす巡紅鴨川べりの石畳の道ひろあき子の歌にハモって笑う若い父巡紅わき上がる雲と一緒に山笑うひろあき泣き笑いその一つ一つが松明になる巡紅お水取り練行衆が合宿しひろあき※松明も作られています。街の灯を蔑むようなB29の幻巡紅戦争を知る人減って危なくなるひろあき珈琲を点てる間にも何処で誰かが犠牲者となる巡紅現実を越えられなかった蜃気楼ひろあき核戦争両陣営の兵士は離反して野に降った巡紅*日本アニメ映画「FutureWar198X年」に出てくるワンシーン。復活の日の予兆芽吹きそうひろあき踏まれても咲き続ける花の微笑み巡紅砂漠のオアシス照らしている月ひろあき天の川道しるべに糞塊を転がすスカラ...フリー句(自由連句)「受験生」の巻

  • フリー句(自由連句)「春の唄」の巻

    フリー句(自由連句)「春の唄」の巻春の唄歌う雀も鳩達も金澤ひろあき芽吹く樹々子供ら森を駆け巡る青島巡紅妖精のダンスホールを訪れてひろあき時の番人に老いの速さを直訴する巡紅エジプトの永い眠りのファラオの目ひろあき10の15乗ビットで足る100歳までの全記憶巡紅*光ファイバーでも数分で送れる容量。アナログの生き方している路地の月ひろあき宇宙人がくしゃみする月の裏側巡紅吾輩の主人は苦沙弥猫の恋ひろあき盾に描かれた猫に負けたエジプト軍巡紅*ペルシャ兵がエジプト人の猫好きを逆手に取ったとか。二月二二日の記念日となる話題ですひろあき※猫の日でした。休みの日弁当三食の日となる冬巡紅*作ったけれど食べなかったもの。外出をやめて積ん読の本開くひろあき花開く重いコートは洗濯屋巡紅油断して再び雪に埋もれた梅ひろあき若人の掛け声...フリー句(自由連句)「春の唄」の巻

  • 醍醐寺五大力

    醍醐寺五大力金澤ひろあき五大力朝の雨雲吹き飛ばす五大力五キロの餅を五分間五大力五キロの餅に紅と白五大力大きな拍手女子参加五大力大地踏ん張る五重塔※醍醐寺の塔です。醍醐寺五大力

  • 岡崎の一向宗と一茶

    岡崎の一向宗と一茶金澤ひろあき先日NHKの大河ドラマ「どうする家康」を見ていました。その中で、若い家康が一向宗のお寺に密かに行くシーンがありました。一向宗のお寺の門前のほうが、岡崎城下よりも栄えていて、人々も生き生きとしているのです。この後、家康と一向宗が戦になっていくのですが、苦戦の後、家康が勝利します。家臣団で一向宗についた者も許し、三河を統一して行くのですが、家康と対立し続け、三河を出て行った人達もいました。信仰を捨てなかった人達は流浪し、最後に信州の柏原に住み、新たな町を作ります。その子孫に小林一茶がいます。一茶は浄土真宗の熱心な信者で、病の床にあった父親も熱心に信仰したことや、檀家寺の妙専寺のことが出てきます。一茶の反骨は、家康と妥協しなかった先祖の血を引いているのかもしれません。熱い血はたぬき...岡崎の一向宗と一茶

  • 油断して

    油断して金澤ひろあき関西では東大寺二月堂のお水取りが終わってはじめて春になると言いますが、本当ですね。二月中旬に少し暖かい日があったのですが、その後また寒くなり、二月二十一日に、また雪です。山科は積もり油断して雪に埋もれた桜の木ひろあきもう少し気をつけねばならないようです。油断して

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、京都童心の会さんをフォローしませんか?

ハンドル名
京都童心の会さん
ブログタイトル
京都童心の会
フォロー
京都童心の会

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用