午後10時、15才息子が、突然、断捨離を始めた。 大がかりなものではなく、本棚の1角のこと。 その1角は、彼が小学5年2学期に転校して、5年生が終わって 「学校にはもう行けない」 と宣言するまでの半年間使った、教科書やノートが乱雑に、4年もの間、放っておかれていた。 子ども部屋も、子ども用勉強机もない我が家。 居間の食事用机が、子ども3人の共通の机で、居間にある本棚の1角を、子ども各々の教科書やノートを置いていた。 不登校になって以来4年、ホコリをかぶり、縦横斜めに乱雑に置かれたノート、ファイルたちを開き 「おっ、懐かしいなぁ」 「オレ、こんなこと書いてたのかぁ」 などと言いながら、禁断の領域…