#78. 先輩と一緒に過ごすようになって、 先輩のルーティーンを私も把握するようになった。 それに合わせて私自身もバイトを入れるようにした。 「土曜日、晴れるみたいですよ!」 「暖かいらしいぞ、良かったな。」 「はい!水族館、楽しみです!」
モノ書きをしているブログ。 ドラマや映画の感想、二次元・オリジナル短編小説、 時々ポエム。
映画・ドラマの印象に残った言葉や感想、二次元や短編小説、・自作ポエムを描いています。 また空や夕陽を見るのが好きで、写真が大好きっ! 素敵な写真もアップしたいですね♪
2024年4月
2024年4月
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#78. 先輩と一緒に過ごすようになって、 先輩のルーティーンを私も把握するようになった。 それに合わせて私自身もバイトを入れるようにした。 「土曜日、晴れるみたいですよ!」 「暖かいらしいぞ、良かったな。」 「はい!水族館、楽しみです!」
#77. 学校の式典はとてもつまらない、 だけど卒業式だけは別物だと思った。 ・ 卒業式が終わり、 多くの保護者や卒業在校生で賑わう体育館周辺。 友達同士や後輩たちと写真を楽しむものが多い。 ーーー遠方で遠いからと祖母に断られ、 妊娠中のお
#76. 季節は3月、 私も一昨日18歳の誕生日を迎えた。 そしてもうすぐ私は卒業式を迎える。 ・ 先輩と一緒に暮らし始めて2ヶ月、 比較的心が穏やかな日々が多い。 先輩が言っていたように週末はバスケの仲間だったりゼミの友達や同じ学部の先輩
#75. 翌日の午前中、 警察官が私の話を聞きに来た。 ーーー私だけじゃない、 巻き込まれて入院している人みんなから話を聞いていた。 ・ 「ーーー明後日には退院できるってさ。」 そして午後、仕事終わりに剛くんがきた。 「うん、分かったーーー
#74. Itsuki Side 今オレは須永たちとカフェにいる。 いつもみんなで集まっているカフェにーーー。 柊と最後に電話で話したのは1ヶ月半前、 わけわからず疲れすぎて情緒不安定の彼女ーーー。 バイトなんて減らせば良いだけなのに頑固な
#73. 鎌倉に着いた、 そして鎌倉の駅から歩いてレトロなお店が多いことに驚きと感動があった。 ・ 父方の祖父母、佐藤家は鎌倉の駅から歩き20分のところにある。 きっとバスを使うことも出来るんだろうけど、 前回も今回も私は歩きを選んだ。 ー
#72. 眩しい光に目が覚める、 でも一緒に寝てくれていたはずの先輩の姿はもういないーーー・・・。 何しているのか分かっているのに、 どうしても孤独が勝り寂しさだけが残る。 ・ 私は布団から起き上がり身支度をする。 そんなとき、剛くんからメ
#72. 眩しい光に目が覚める、 でも一緒に寝てくれていたはずの先輩の姿はもういないーーー・・・。 何しているのか分かっているのに、 どうしても孤独が勝り寂しさだけが残る。 ・ 私は布団から起き上がり身支度をする。 そんなとき、剛くんからメ
#71. 泊まりとなると色んな問題が出てくる。 ーーーまずは下着にパジャマ、 そして一番の問題はベット問題だ。 ・ ソファで寝るから大丈夫、と言い張る先輩。 その逆を言い張る私ーーー・・・。 「ーーーそこまで言うなら一緒に寝るか。」 お互い
#70. 私は言われるがまま、 手を引かれるまま・・・ 先輩について行った。 ・ 「あの、私ここで待ってます。」 先ほど先輩が飛んだ大きな窓ではなく、 大学校内から繋がる部室へと先輩は行こうとしてる。 ーーーでも私は完全にここでは部外者だ。
#69. - Goh Side - 樹に電話をかけながら、 俺は花の部屋に入るーーー。 いつもと変わりない部屋、 何か変わったことはないか確かめたかったが、 俺の知る限りの変化は何もなかった。 ・ 「・・・電話に出ねえわ。ちょっと出てくる。
#68. - Goh Side - 1日だけで、 一年くらいの労力を使った気がした昨日。 ーーー花のおかげで、 愛莉が戻って来た。 ・ 仕事が終わってから愛梨と待ち合わせをし、 俺たちは彼女が気に入っているレストランに入る。 美味しそうに食
#67. 剛くんが帰宅したのは日付が変わる頃、 それもすごい憔悴しきっていて、 今にも倒れそうなほど疲れ果てていたーーー。 「剛くん!」 「あっ・・・そっか・・・悪い、忘れてた・・・」 私が近寄ると我に返ったかのようにハッとする彼。 私が今
#66. 私は先輩より一足先に空港に到着した。 剛くんのお迎えも断ったし、 東京までの道のりをどうやって帰ろうか考える。 ーーー電車に乗るか、 バスで帰るか… だけど私は両方の選択をせずに、カフェに入った。 ーーー私は先輩を待つ選択をした。
#65. - Itsuki Side - 目が覚めて焦りを覚えるーーー。 ハッとして横を見るとスヤスヤと眠る彼女の姿。 俺の心はやってしまった、 そんな感情だった。 ・ 彼女を起こさないようにそっと布団から出て時計を確認すると夜中1時過ぎだ
#64. 先輩が突然来て驚いたどころか・・・ 心臓が飛び出るかと思った。 せっかくなら楽しもう、 天丼専門店で美味しい天丼を食べている時にお互いに話し合った。 「今日のこれからの予定は?」 「稲佐山に行こうと思ってるんです。三大夜景の一つな
#63. - Itsuki Side - 昼休み、 環から着信を受けた。 「花が・・・遠くに行くのかもしれない!」と。 ・ どう言うことかと環に問う。 「今・・・たった今・・・樹先輩をよろしくねって・・・まるで消えちゃうような言い方で・・・
#62. それから1か月、 私の長崎に行く日程が決まった。 ・ バイトも頑張ったし、 お給料もらった日は達成感で軽く涙が出た。 「ーーー10月13日に出発する。」 「その日、体育祭だろ?」 「・・・夜、出発する。」 剛くんと囲む食卓で、 旅
#61. ーーーよく覚えている、 ううん思い出した。 小さい頃はよく一緒に遊んだし、 お風呂にも一緒に入った・・・。 正確には忙しいお母さんの代わりに、 私とお姉ちゃんを風呂に入れてくれていた。 ーーーお父さんみたいな、 お兄ちゃんみたいな
#60. ーーー正直お似合いだと思った。 だから邪魔してゴメン、 そう思って口から謝罪の言葉が出たんだと思う。 「柊!」 「花!」 砂浜に足を持って行かれて、 ただでさえ歩くのが苦手だから… 先輩や環に敵うわけがないと分かってた。 「花!誤
#22.自宅に戻ると、すでにご飯を温めて食べている剛くんの姿があった。・「えっ、帰ってたの?!連絡くれれば・・・」「下で楽しそうに話してるの見えて邪魔したら可哀想だなぁと思ったんだよ(笑)親心(笑)」からかいながら言っていたけど、その優しさ
#21.うちの高校は昔からの伝統で文化祭の日にダンスパーティーがある。そこで踊ったカップルは永遠に結ばれる、という伝説がある。ーーー樹先輩はそのダンスに、私ではなくて美央先輩を誘ったらしい。・「どういうこと?」意味がわからない環は私に問いか
#21.うちの高校は昔からの伝統で文化祭の日にダンスパーティーがある。そこで踊ったカップルは永遠に結ばれる、という伝説がある。ーーー樹先輩はそのダンスに、私ではなくて美央先輩を誘ったらしい。・「どういうこと?」意味がわからない環は私に問いか
#20.環からの一方を受けた私は、そのまま病院まで急いだ。…お父さんの時と同じになってしまう、突然事故に遭ってそのまま病院から出られなくなった。大好きだったお父さんを思い出し、剛くんと重ね合わせた。どうしよう…剛くんがいなくなってしまったら
#19.先輩と付き合って一週間が過ぎたーーー。環や双葉にはすぐに報告して、まるで自分のことのように喜んでくれた、それがすごくすごく嬉しかった。・先輩と私の関係はたいして変わりはないーーー。唯一変わったことと言えば先輩の連絡先をようやくゲット
#18.午前中に始まった試合、二時間程度で終了したけど・・・私と先輩が合流できたのは14時過ぎのことだった。・須永君と一緒に来た樹先輩はいつもと変わらない様子だった。「ーーーお疲れさまでした!」とりあえず一杯だけ飲もうかと須永君がジュースを
#17.樹先輩から告白されて早1週間、もう季節は肌寒くなり10月を迎えることになっていた。・「ーーーただいま・・・」剛くんの帰宅は22時を過ぎることが増え、ご飯を共にすることも話すことも減った。だけどそれは致し方ないことで、樹先輩たち三年生
#17.樹先輩から告白されて早1週間、もう季節は肌寒くなり10月を迎えることになっていた。・「ーーーただいま・・・」剛くんの帰宅は22時を過ぎることが増え、ご飯を共にすることも話すことも減った。だけどそれは致し方ないことで、樹先輩たち三年生
#16.「花・・・」「んっ・・・」結局また私は深い眠りについていたようで、剛くんに起こされた。「こんなところで寝てたら風邪ひくぞ。」「ゴメン・・・。お風呂入ってくるね。」剛くんの方が私よりも疲れているのに、最近の私はダメダメだなと思う。・お
#15.環は本当にノートのコピー、そしてちょっとした手土産を持ってきてくれた。私の大好きなプリンで、2人で一緒に食べた。・中学の時は体調を壊しても、こうして自宅に来てくれる友達なんていなかったから、環の存在がすごく嬉しく感じた。環が来てくれ
#14.その日から私は先輩をひたすら無視したーーー。廊下ですれ違うことがあっても、今までだったら会釈してた。でも今は・・・視線を逸らすようになった。教室からグランドを見たり、先輩を追いかけることもやめた。ーーー告白する前から失恋なんて笑える
#13.のんびりとカラオケに向かった私たち、到着した頃にはもうみんな歓談中だった。・「あれ?歌ってないの?」「ーーーもう出ようと思ってたんだよ(笑)どっか入ろうぜ!」せっかく来たのに、とブツブツ環は言っていたけど。須永くんの意向で私たちは近
#12.学校で倒れてしまって1週間、私は学校を休んだ。・実は発作が起きる前日ーーー・・・剛くんと大きく衝突した。定期的に受けている病院の検査であまり良い結果が出なかった。そのことで病院の先生と今後について話し合った、そしてそれが剛くんにも伝
#11. - Itsuki Side -夏休みが明け、新学期が始まったーーー。・「あっ・・・おはようございます。」俺は新学期早々、下駄箱で柊に会った。人の顔を見るなら驚くそぶりをして、軽く挨拶をして教室へ去った。その後ろ姿を見てふと思い出し
#10.BBQも終盤に差し掛かり、先輩たちはバナナボートを終えて、今・・・ビーチバレーを楽しんでいる。・バナナボートに誘ってくれた時も、行こうかと足を一歩踏み出した。でも最後の勇気が出なくて最終的には乗れなかった。ーーー正樹先輩を筆頭に樹先
#09.ーーーそして今日は待ちに待ったBBQ。晴天・・・天気が良すぎるくらいの暑さに恵まれ、本日は海日和の日となった。・方向音痴の私は、指定された海に1人で行ける自信がなくて、環に頼んで駅で合流させてもらうことにした。普段はワンピースが多い
#08.自宅に戻っても、もちろんだけど誰もいない。前まで当たり前だったものが、急に消えたりするーーー・・・。私は今、その恐怖に毎日怯えて過ごしている。・そしてもうすぐ夏休みに入るーーー・・・。須永くんや双葉に環は部活で会えるし、合宿もあるか
#07.ーーー1週間。父が亡くなって1週間が経ち、私は重い腰を上げて学校に行った。・母が亡くなった時と同じ経験・・・。忌引き扱いで休み、久しぶりの登校で道場の目で見られた記憶。ただ普通に仲良くしたかっただけなのに、可哀想な子という認識で仲良
#06. - Itsuki Side -「昔からお世話になったお前たちのOBが先ほど亡くなった。明日お通夜だそうだから行ける支度をして学校に来い。部活は休みだ。」監督から夜遅くに電話が来た、そして俺はいつものように制服を着用してお通夜に向か
#06. - Itsuki Side -「昔からお世話になったお前たちのOBが先ほど亡くなった。明日お通夜だそうだから行ける支度をして学校に来い。部活は休みだ。」監督から夜遅くに電話が来た、そして俺はいつものように制服を着用してお通夜に向か