『古代ローマ人の危機管理』でローマ人のリスクに対する考え方を知ろう【本の紹介】
古代ローマ人は普段どのように、身の回りの危険を意識し、対処しようとしていたのか――。 この疑問を、比較的良好な状態で現在まで残る都市遺跡を調査し、解明を試みた本が『古代ローマ人の危機管理』である。 文献には残りにくい、古 ...
トムをみつけよう!―古代ローマ版ミッケで楽しく学ぶ―【絵本のご紹介】
あなたは子供のころ、絵本『ウォーリーをさがせ 』で大量に描かれた人物のなかから、主人公のウォーリーを探すのに熱中したことはあるだろうか。 また私自身『ミッケ』という絵本で、子どもたちが探しものに熱中している姿 ...
ハドリアヌスの長城 ―1,900年前に建設された、ローマ帝国最北端の防壁(リメス)―
イギリス、グレートブリテン島の中部に建設された、ローマ帝国版万里の長城といえる、ハドリアヌスの長城。しかしこの長城を眺めるほど、ある疑問が浮かんでくる。 ローマ人からすれば小さな島でしかないブリテン島を、なぜすべて征服し ...
今回の記事はいつもと少し趣向を変え、古代ローマの歴史ではなく、古代ローマを題材にした小説『剣闘士令嬢』を紹介したい。 なぜなら私も少しだけ、この作品の制作に関わらせてもらうことができたからだ(私は主に古代ローマの歴史や風 ...
古代ローマの服装 ―普段着と儀礼用、履物や下着、男性や女性の違いについて―
古代ローマの服装といえば、ローマ時代の彫刻や絵画、はたまたポンペイなどの壁画に描かれた人物で、あなたは目にしたことがあるだろう。最近では大人気漫画『テルマエ・ロマエ』や『プリニウス』などでも古代ローマ時代の服装を目にする ...
古代ローマ人の名前を自動でランダムに作れるDiscordのBot『古代ローマ人名生成Bot(ボット)』を公開!
と心配する人がいるかどうかはさておき、古代ローマを舞台にしたゲームや小説などの作品で、人名に悩んだことがある方もいるのではないだろうか。 古代ローマ人の名づけ法則は独特な上に、ある程度の種類から決まった名前をつけているた ...
クレオパトラ ―ローマの実力者を巧みに利用したエジプト最後の女王―
クレオパトラ・テア・フィロパトル――俗にエジプト最後の女王と名高いクレオパトラ7世(以後クレオパトラ)の名前である。テア・フィロパトルとは『愛父神』を表す。つまり神の名前ということになる。 世界三大美女 クレオパトラの鼻 ...
クレオパトラⅢ ―東方再編成と『アレクサンドリアの寄贈』から女王の最期まで―
カエサル亡き後、再び内乱が起こったローマ世界で主導権を握ったのはアントニウス。かつてカエサルの部下だった男は、いまやローマの東方を支配下に収めていた。 クレオパトラは引き続きローマの後ろ盾を得るため、アントニウスに狙いを ...
クレオパトラⅡ ―アントニウスとの恋からパルティア遠征まで―
プトレマイオス朝エジプトの王女として生を受けたクレオパトラ。彼女は18歳で女王となったにも関わらず、王権争いで弟王一派に敗れ亡命を余儀なくされた。 そこに偶然ローマの実力者カエサルがエジプトへやってきた。クレオパトラはカ ...
クレオパトラⅠ ―誕生と女王即位、カエサルとの出会いと別れ―
クレオパトラ。エジプト最後の女王としてあまりにも有名なこの女性に、あなたはどんなイメージを抱いているだろうか。 「クレオパトラの鼻があと5センチ低ければ、歴史は変わっていただろう」と言われる絶世の美女 古代ローマの将軍を ...
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