(京の文字のイラスト画像) (京都の秋の写真画像) 無粋なお人は棺桶に入るまで気がつかあらへんかもしれへんなぁ、 いけずな京ことば“お断り篇” 本音と建て前を駆使して会話するのが典型的な京都人。 京ことばの基本はあいまいさの一言に尽きるといっても過言ではないでしょう。 婉曲的でやんわりとしたい
なるほど。ここは足腰の健康・病気怪我回復のご利益などがある神社なのですね。では、わたしもいっちょ祈ってみようではありませんか。 本殿 わたしは生まれつき足のネジが外れておりますが、どうかこれからも足腰が壊れずに健康でいられますように。 と、わたしは本殿にお参りしてそうお願いしたのであります。
(フォーククルセダーズのメンバーの写真) (イムジン河の写真) 日本の音楽シーンを塗り替えた京都発祥のバンド「フォーククルセダーズ」と 伝説の名曲「イムジン河」 コラム子は京都御所のすぐ近くで生まれ育ったのですが、幼いころ御所へ遊びに行くと、あちこちの芝生で楽器を演奏しながら歌っているお兄さんの
はじめに 上方ことばというと、関西以外の人々が何となく思い浮かべるのは関西弁か大阪弁、或いは京都弁という単語になるでしょう。 また実際に、大阪や京都在住の我々も普段使っていることばについて、その地理的な特色あるいは歴史的な持ち味を改まって考える機会はあまりないのではないでしょうか。 漠然と双方は
「つばくろ簡単お料理帖」と題して新しくスタートしましたこのコーナーでは、1人暮らしの人や、「料理は面倒」という人、毎日の献立に行き詰っている人などのために、コラム子がシンプルな手順でしかも美味しいレシピの数々を随時ご紹介していきます。 ご紹介するにあたって心がけるのは、とにかく目を通してくださる方
数年前に発行された、日本文化研究センター所長の井上章一先生著「京都嫌い」という書物が当時ベストセラーになりました。 (井上章一先生の写真) (「京都嫌い」の表紙の写真) この書籍で人々の注目を集めたのが、冒頭に書かれているあるエピソードでした。 簡単に説明すると、学生時代の井上先生が下京のあ
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(京の文字のイラスト画像) (京都の秋の写真画像) 無粋なお人は棺桶に入るまで気がつかあらへんかもしれへんなぁ、 いけずな京ことば“お断り篇” 本音と建て前を駆使して会話するのが典型的な京都人。 京ことばの基本はあいまいさの一言に尽きるといっても過言ではないでしょう。 婉曲的でやんわりとしたい
なるほど。ここは足腰の健康・病気怪我回復のご利益などがある神社なのですね。では、わたしもいっちょ祈ってみようではありませんか。 本殿 わたしは生まれつき足のネジが外れておりますが、どうかこれからも足腰が壊れずに健康でいられますように。 と、わたしは本殿にお参りしてそうお願いしたのであります。
(フォーククルセダーズのメンバーの写真) (イムジン河の写真) 日本の音楽シーンを塗り替えた京都発祥のバンド「フォーククルセダーズ」と 伝説の名曲「イムジン河」 コラム子は京都御所のすぐ近くで生まれ育ったのですが、幼いころ御所へ遊びに行くと、あちこちの芝生で楽器を演奏しながら歌っているお兄さんの
はじめに 上方ことばというと、関西以外の人々が何となく思い浮かべるのは関西弁か大阪弁、或いは京都弁という単語になるでしょう。 また実際に、大阪や京都在住の我々も普段使っていることばについて、その地理的な特色あるいは歴史的な持ち味を改まって考える機会はあまりないのではないでしょうか。 漠然と双方は
「つばくろ簡単お料理帖」と題して新しくスタートしましたこのコーナーでは、1人暮らしの人や、「料理は面倒」という人、毎日の献立に行き詰っている人などのために、コラム子がシンプルな手順でしかも美味しいレシピの数々を随時ご紹介していきます。 ご紹介するにあたって心がけるのは、とにかく目を通してくださる方
数年前に発行された、日本文化研究センター所長の井上章一先生著「京都嫌い」という書物が当時ベストセラーになりました。 (井上章一先生の写真) (「京都嫌い」の表紙の写真) この書籍で人々の注目を集めたのが、冒頭に書かれているあるエピソードでした。 簡単に説明すると、学生時代の井上先生が下京のあ
子どものころ、京都で生活する私たちの毎日の暮らしを、明るくにぎやかにしてくれた人々をこれから紹介しようと思います。 今では見かけなくなった人々、形を変えて残っている人々、今もなお廃れずにいる人々など、その現在の姿は様々ですが、あの日あの時京都の往来で当たり前に目にした光景を懐かしく振り返ってみること
なるほど、ここがかの「革堂 行願寺」か。 と、わたしはその日、行願寺を訪れて深い感動に浸っていた。行願寺、それは平安時代中期の寛弘元年(1004)、皮聖(かわひじり) 行円(ぎょうえん)によって一条小川(上京区)の地に創建された天台宗の寺院のことだ(本尊は十一面千手観世音像)。か
先日、コラム子は友人と一緒にかねてより着目していた自宅近くの料理店を初訪問しました。 それが、台湾風精進料理の店「素食カフェren四条大宮店」です。 店の所在地は、阪急四条大宮駅を真っ直ぐ西に歩いて約300メートルほどの最初の細い辻を曲がって直ぐです。 「素食カフェren」の店の玄関 店は裏路
ここには何度か足を運んでいるけれども、癒しを感じたのは今回が初めてかもしれない。5月の晴れわたる空の下で、わたしはふと、そう感じていました。 本日わたしが散歩がてら来ているのは、京都市の北山にある府立植物園です。ここには広い園内の中に色とりどりのさまざまな植物さんたちが咲き誇っています。 花壇に咲
最晩年の漱石、京都祇園での日々 祇園白川 春の川 隔てて男女かな この句は晩年の夏目漱石が、祇園のある芸妓に思いをはせて詠んだ句です。 句の添え書きに、「木屋町に宿をとりて川向の御多佳さんに」、と記されています。 夏目漱石と言えば、森鷗外と並んで日本の近代文学の礎を築いた文豪として広く知られ
今から数年前世界中を震撼させた新型感染症、コロナウイルスの脅威の記憶はいまだ我々の心に新しいところだと思います。 人々の生命を脅かしたウイルスの恐怖もさることながら、感染症は我々の日々の暮らしや経済活動に深刻な打撃を与えました。 とりわけ飲食店が被った被害は絶大で、コロナ禍で倒産に追い込まれた
お疲れ様です! 海野です~~ 皆様最近の寒暖差に体調など崩されていませんか? 私海野は1ヶ月前、そしてつい昨日おとといとこの短い期間で2回も風邪をひいてしまい、ものの見事にぶっ倒れておりました汗 久しぶりに体温計にて38度台(38.2)の数字を見た時には、思わず「ウソやろ……」と何度もつぶ
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去る3月16日の日曜日錦市場のいけまさ亭に食事に出かけた折、コラム子はいけまさ亭の隣にある丸常蒲鉾店を訪れました。 当節の錦市場は先のいけまさ亭のコラムでも触れましたが、昔の京都人が慣れ親しんだ「京の台所」の面影はもはや残していません。 どちらを向いても目に入るのは海外からのお客様ばかりです。 あま
去る3月16日の日曜日錦市場のいけまさ亭に食事に出かけた折、コラム子はいけまさ亭の隣にある丸常蒲鉾店を訪れました。 当節の錦市場は先のいけまさ亭のコラムでも触れましたが、昔の京都人が慣れ親しんだ「京の台所」の面影はもはや残していません。 どちらを向いても目に入るのは海外からのお客様ばかりです。 あま
読者の皆さんの中で、「ニューバード」というパンの名前を耳にしたことがある人はどれくらいおられるでしょうか? 恐らく京都人でない方や、例え京都在住であっても50代以下の世代の方々にはピンと来ない名称だろうと思います。 若い世代の中でも、稀に「ああ、その名前聞いたことがある!」と手を叩く人があるかもしれ
京の台所としてつとに有名な中京区の錦市場の中にある「いけまさ亭」に、3月16日私は神戸市在住の親友と共に昼ご飯定食を食べに行きました。 「いけまさ亭」とは錦市場を代表する老舗の八百屋です。 錦市場の人通りの写真 昨今の海外旅行ブームの影響を受けて、錦市場も現在ではさながら国際通りの様相を呈して
さあ、今日もこの時間がやってまいりました。京都よもやま話の時間でございます。本日はわたし、謎すぎるJテレアナウンサー、イージス・キャピタール・ホナミが京都で有名な洋食店、東洋亭についてお送りしたいと思います。 おや、見えてきましたよ。こちらが東洋亭(本店)になります。 東洋亭は、明治30年(18
お久しぶりです。 くらま天狗です^^ 今回は先日お食事にお邪魔した、東山三条白川沿いにある京料理店「京とみ」さんの食レポをお送りします。 場所は、東山三条東入ル白川沿い上ルと表現すればいいのでしょうか。 聞くところによると、祇園から移ってきたお店らしいです。 いかにも、祇園のお店らしい感じがします
おお、なんとご立派な鳥居でございましょうか。今日もすべての人々に上賀茂神社は開かれているようでございます。私もさっそく参拝をしてきましょう。 上賀茂神社の二の鳥居 鳥居をくぐって境内に入ります。 おや?あの三角錐の砂山は何でしょうか。 行ってみましょう。 立砂(たてずな) 盛砂とも云い、「た
皆さん、お元気ですか。落ち武者です。最終回でございます。いよいよスサノオ(スサノヲ)様はどうなられるのか、お話の続きをしましょう。 初めてスサノオ様の子、イタケルノカミ(五十猛神)が高天ヶ原より降られるときに、多く樹の種を持って、降られました。しかしながら、樹の種を韓国(からくに)に植えずに、全て
みなさん。どうもこんにちは。暑くなってきましたが、いかがお過ごしですか。今日は堀川今出川の通りをなんとなくおっさんぽ(おっさんのお散歩)していると、ふらり、と白峰神宮にたどり着きました。 せっかくの機会なので心を込めてお祈をしてきました、とさ。 ささ、行きましょう。 「ねえ、おじさん」。
そなたがそうであるように、われらには、われらの立場で為すべきこと、 われらの立場できることが必ずある。それをただひたすらしてゆくのだ。こんな時代に生きているからこそ。 混乱と荒廃に満ちたこの世の中で、それでもできることがある。 だから俺、辰巳は今日も誰かの手助けをする。都の路上と西鴻臚館を行き来
よ~し、今日はここでめっちゃ!美味いと評判のバイキングさまで美味しい料理をた~っぷりと頂くとしようではないか。 MKボウル上賀茂 ここの社食は一般の人にも開放されていて、平日は700円、休日は1000円で、1時間食べ放題になっている、のであります。どんなお料理かといいますとですね、たとえばこんな
「あの角のさくら見てみ!」 いきなり振り向かれ、面食らう。 「入学式に合わせて咲いたんやろうな」 「さくら見たいなら、平野神社え。ここからすぐや」 と、有り難い観光案内を見知らぬお姉さまから乗り合わせたバスの中にて頂戴しました。 あまりの桜の見事さに興味がわき、平野神社について調べてみました
旅行の際のお土産を選ぶのは楽しみのひとつですけれど、帰路に就くとかさばったり重かったりして疲れてしまうことも多いと思います。 実は、京都には荷物が増えるのも重くなるのも心配せずに持ち帰れて、しかも美味しい名物があるのです。 [ad] それが七味唐辛子。都には客の好みに応じて目の前で七味を調合して
「あの角のさくら見てみ!」 いきなり振り向かれ、面食らう。 「入学式に合わせて咲いたんやろうな」 「さくら見たいなら、平野神社え。ここからすぐや」 と、有り難い観光案内を見知らぬお姉さまから乗り合わせたバスの中にて頂戴しました。 あまりの桜の見事さに興味がわき、平野神社について調べてみました
京都のお酒や豆腐がおいしい理由のひとつと言われるのが水の存在、京都の地下水や琵琶湖の水は軟水のため日本酒や豆腐の原料の味を引き出すから名品が出来ると言われています。 京都盆地の地下には、なんと琵琶湖に匹敵するほど膨大な量の水がため込まれていると予想されており、昔は井戸を利用して地下水をくみ上げ
なるほど。ここがかの地蔵菩薩が本尊として安置されているお寺さんらしいですよ。地獄の姿を伝えたという地蔵菩薩が本尊のお寺、矢田寺がここです。 商店の立ち並ぶ寺町三条を少し上がったところに建ち、地元の人々からは矢田地蔵の名で親しまれています。賑やかな繁華街に建ってはいるものの、ひとたびその境内に足
旅行の際のお土産を選ぶのは楽しみのひとつですけれど、帰路に就くとかさばったり重かったりして疲れてしまうことも多いと思います。 実は、京都には荷物が増えるのも重くなるのも心配せずに持ち帰れて、しかも美味しい名物があるのです。 [ad] それが七味唐辛子。都には客の好みに応じて目の前で七味を調合して
おお、ここも凄いな。 私はその日、あまりの賑やかさに圧倒されていた。いや、と言うよりは、なんとも楽しい気分になったと言った方がいいだろうか。 何とも明るい京都市役所前の地下街。そこをさまざまな人たちが行き交う。「ゼスト御池」は、今日もまことに賑やかな雰囲気をつくりだしている。 「ゼスト御池」
後編:だからこそ生きてゆく、こんな時代の真ん中で。 荒れはてた京の都に祀られし、生々しく向かい合う男の女の神像。 人々は今、これを岐神(ふなどのかみ)、あるいは御霊(ごりょう)として東西の京の四つ辻に祀ることで邪悪な霊の侵入を除こうとしているだろうか。しかも男女の性行為の精気という、きわめて生々
前編:怨霊跋扈と岐神(ふなどのかみ) 「いつもすまんのう、若いの」 俺、辰巳はその日も、西鴻臚館(にしこうろかん)で共に時を刻んでいる貧者や病者たちのお世話をしていた。 空也様が東市で乞食行をして得てきた食べ物や薬をこの者たちに与え、回復するまで面倒を見るのである。お邑やレン、空也様や蓮性様の日々の
皆様、新年あけましておめでとうございます! 海野です~ 2月にもなって新年のあいさつをしている人なんて、きっと僕だけだろうと思います(笑) 本当は1月中にブログを書こうと思っていたのですが、なんとなくやる気が出なくて(オイッ!)そのまま1月が終わってしまいました(汗) さて、2024年にな
善きかな、善きかな、絶景かな。 比叡山根本中堂 この日、齢123歳の誕生日を迎えたわしは、自らの生誕123周年記念の誕プレとして久方ぶ~りんに天台宗の総本山、比叡山延暦寺に足を運んでいた。なぜかって?なんとなくじゃ。理由などいらん。 延暦7年(788)に最澄さんが平安京の北東(丑寅)の比
みなさんこんにちは。今日も寒いですね。こんな寒い日は屋内で過ごしたくなります。というわけでありまして、本日、私はこのような場所に来ているので、あります。 京都文化博物館 見てくださいこの建物を。博物館は別館と本館の2つがあるのですが、掲載している写真は別館のものです。これは旧日本銀行京都支店
後編:許される道は必ずある 「すべてはそこから始まるのだ。己の罪を自覚し、懺悔することから。そこから善の道を求める心が生まれ、その心が明日への道を照らすのだよ」 空也様は、ゆっくりとやさしく、それでいて力強い言葉で俺にこう言ってくれた。 「辰巳、そなたは今までずっと一人きりだった。たった一人で
皆さん、お元気ですか、お元気ですと何よりです。スサノオ(スサノヲ)様の、代々御生みになられた、ご子孫の話の続きをしましょう。 オホトシノカミ(大年神)、ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)の二柱の神様の兄に当たる、ヤシマジヌミノカミ(八嶋士奴美神)様がオオヤマツミノカミ(大山津見神)様(イザナギ、イ
前編:明日への道を照らす心 「今日もいい天気ですね」 俺、辰巳はその日、太陽の光が降り注ぐ青い空の下で、鴻臚館(こうろかん)の外に設置されている木製の長椅子に腰掛けて過ごしていた。隣には空也様が共に腰掛けており、地面では気持ちよさそうに大きい白犬の小太郎が寝ている。この犬は普通の犬よりも遥