撮影するほどのサクラじゃない、と言われそうな小さいヤマザクラ。我が家で初孫が生まれた時にヤマザクラの苗木を庭に植えた。その時は近所のホームセンターで買った高さ50cm程度の苗木だった。それから5年経ち、高さ2m以上に育った。サクラの花も以前はチョロチョロ
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
さすがに元日銀審議委員で「市場とは何か?」をよく理解されているという印象の記者会見だった。YCC修正の一番のカギは「将来の不確実性に合わせて予め日銀の対応幅を広げておく」ことだ。重要なのは「事が起こってからではなく、事が起こる前にその対応をしていく」というリ
悪材料が山積みの中、米国リート価格がジリジリと動意付いている。コロナ禍以降、日本でも在宅勤務やリモートオフィスで仕事をしたり、多様な働き方が進められてきたが、これは米国でも事情は同じ。オフィスの一部が不要になり返却したり、小さいオフィスに移転したり、オフ
夜中にフト目が覚めると、日経報道で「日銀、YCC修正を検討」というニュースが飛び込んできた。直後、200ポイント程度上昇していたNASDAQ指数が上げ幅を失い、13日連騰していたNYダウはマイナス圏に沈んだ。おそらく・・・日銀の政策変更ー円金利上昇ー円ファンディン
ビッグモーターの社長会見を見た。ビッグモーター自身は上場企業ではないし、ある意味、好き勝手に経営してきたのだろうとは思う。でも、会社法で取締役の責任は明確にされている。①善管注意義務、社会通念上、当然要求される取締役の注意義務。②忠実義務、株式会社のため
証券セールス(以下S): なんか落ち着かない市場だな。どう?ファンドマネージャー(以下F): うーん。FOMCはなんもなし。NYダウの連騰の一方、日米ともに4-6月期の決算発表で個別の株価は乱高下している。S:そんなに波乱もなく決算を過ぎるのか? それともテスラ
むかしむかし、「マル優」という貯蓄優遇制度があった。これは一人300万円までを対象とした少額貯蓄非課税制度で、郵便貯金でも銀行預金でも、国債や金融債でも300万円までの貯蓄は利子配当課税を免税された。少額な貯蓄や投資を無税で優遇し、国民の貯蓄を奨励したわ
ストイックで孤高な雰囲気を持つ「信長」を演じた岡田准一氏。どちらかというとメロドラマ的な「どうする、家康」に強烈なスパイスを加え、ドラマとしての緊張感や戦国時代の狂気的雰囲気を作り出した。いよいよ「本能寺の変」で、岡田准一の「信長」も終わった。今回の大河
NASDAQ100は、22年初の高値16513ポイントから10月10440ポイントまで-36%下落した後大幅な反騰相場に入り、現在15826(7/19)と下げ幅の88%を戻してしまった。この戻り相場のモメンタム(勢い)はどこで生じているのだろうか?このまま22年
カーボンニュートラルを実現するには・・・誰もがEV、EVと騒いでいるが、EVが絶対必要なのか?トヨタが進めるFCVじゃダメなのか?欧米市場ではEVが席捲しているが、よくよく考えると、日本の独自のソリューションがあってもいいと思う。日本には独自の交通ネットワーク、独自
アップルなどの主力NASDAQ銘柄、Nvidiaを中心したAI・半導体関連銘柄には21年の大天井を上抜ける銘柄も出てきている。NASDAQ100の平均PERも29倍に達し、21年大天井時のPER30倍に接近している。このNASDAQ指数が新高値を超えて上昇相場に入るのか、それとも二番天
中国が情報管理・外人管理を強化し、逮捕される外国人が急増している。愛国を全面に出した習近平政権では、外国人の訪問時に言い知れない緊張感をもたらしているだろう。愛国の旗印の下、外国人のスパイ管理を逮捕されれば、実刑を食らうのが見えているからだ。昔、運用会社
米NASDAQ市場は5%を越える高金利の下にもかかわらず、かつてないような活況を見せている。金利上昇でPERが低下し株価が低迷した昨年とまさに様変わりだ。すでに半導体のNvidiaは21年高値を突破し新高値圏に躍り出ているし、GAFAMの中のトップ、アップルも21年高値を
アラビア半島の国々は本来非常に「エコ」な国だ。上の写真はドバイの旧市街だが、この土色の建物は中東の「エコ」そのものだ。この建物はもちろん竹や材木で骨組みを作り、その骨組みに土を塗って建物を作る。もともと存在した土で作られた建物は、壊せば再び大地に戻る。ベ
ほとんどのサラリーマンは自分の年間収入、所得、各種控除などの仕組みを理解していない。それは「年末調整」を会社で行ってくれるので自分の税金を自分で計算し申告するという基本ができていないからだ。確かに「年末調整」は便利で個人は何もしなくてもいい、でもそれが税
むかしむかし、日本株の委託手数料は1%だった。100万円の株式売買をすれば、片道1%で1万円、往復2%で2万円かかった。当然証券会社は大儲けだったが・・・時代が変わり手数料自由化で割引が進み、今や100万円の売買でも手数料は2~3000円程度、証券会社に
安倍元首相の暗殺事件から1年が経過し、再び統一教会に焦点が当たっている。韓鶴子は「日本は原罪の国」「韓国に賠償しろ」と言いたい放題、日本人の国民感情を刺激している。また、安倍事件の被告の裁判も今後始まるので信者二世の心にも注目が当たる。一方、解散命令を出
アメリカのCPI統計が発表され、物価の落ち着き方向が確認された。米長期債は利回り低下し、NASDAQの成長株を中心に反発した。下の表は定点観測してる一覧表だ。原油価格(WTIの月平均)が前年比で―38%と大きく下落し、このエネルギー価格の前年比下落が大きくCPI前年比に
日本の制度矛盾の第一は「退職金」だ。友人の父親は官僚だったが、定年退職してからが凄かった。高校時代はどちらかというと普通の家庭の子供で、団地住まいで庶民的な家庭だった。ところが彼の父親が定年退職と同時に大きな変化になった。官僚を定年後、関連団体の役員をい
相場のノイズとは本質とは関係のないコメントや株価の動きのことだ。毎日の株式市場の中でほとんどの言動は「ノイズ」であり、ほとんどの株価の上下変動は「ノイズ」で発生している。だから長期投資家の中には毎日の株価の動きは見る必要はないと断言する人もいる。彼らから
大河ドラマのように家康が家臣を前に「信長を殺す、天下を取る」と言ったのかどうかは分からないが、なんか家康らしくない。本能寺の変は諸説あるが、わずかな手勢のみで本能寺の変に遭遇した家康は生き延びるために「伊賀越え」で逃げたのは史実だろう。もし信長討伐に動い
夫婦二人+子供二人という組み合わせを「標準世帯」と呼んで、この「標準世帯」を基本として税金や扶養控除、さらに年金、社会保障、その他すべての制度が設計されてきた。父親が働き、その収入で家族を養う・・・そのために配偶者控除で「内助の功」を評価し、年金でも配偶
秋田駅近くをブラブラしていると、竿灯の連中をしているグループに出会った。お囃子の練習に合わせて、竿灯を手に乗せてバランスを取り、さらに額に乗せたり腰の位置に乗せたりと様々なバリュエーションを試していた。まだまだ練習中で、不安定なオジサンたちもいたり、竿灯
ショッキングな大株主の売り出し規模で、株価が急落するのは当然といえる。ソシオネクストの大株主3社、日本政策投資銀行15%、富士通15%、パナソニック7.5%が3社談合したかのように海外での売り出しを決めた。発行株の37%の大規模売り出しであり、大きな下落
東北新幹線に初めて乗った。大人の休日倶楽部のフリーパスでは4日間乗り放題だった乗り放題なので結局4日間で7本の新幹線に乗ったが、その車両の種類の多さにビックリ。・・・何が違うの? どこが違うの?何が何だか分からない状態。しかも二種類の新幹線が連結されて運
量的緩和の影響はまだまだ世界の株式市場に残っている。FRBは昨年から急速な利上げを行い、5%台まで政策金利を引き上げた。でも量的引き締めは非常にゆっくりしたペースで金融市場に緩和効果が残っていると思えるほどだ。下の一覧表は定点観測している、FRBと日銀のバラン
盛岡は何故か「冷麺」が有名だ。在日韓国人(日本国籍でない)は日本全国に50万人程度いるが、そのほとんどは大阪神戸などの関西地区や東京などの大都市にいる。特に岩手県や盛岡市に韓国文化が広まっているというわけではない。一部の在日韓国人が盛岡で自己流の韓国料理
証券会社に入社したての頃、「相場って何か?」と疑問を持った。相場は相場観、保合い相場などと使われていたが、「相場」の意味は株価の事なのか、市場の事なのか、よく分からなかった。そこで語源を調べた。いくつかの説があったが、一番ピンと来たのは、相場という言葉は
牛タンとの最初の出会いは六本木の「たんや又兵衛」で熟成された牛タンの美味しさに目覚めた。その後、もう20年以上前になるかもしれないが、仙台の「伊達の牛タン」を食べて見たくて、仙台まで車を飛ばし食べに行った。その後、出張で仙台に行った時、「利休」の牛タンも
SEC(証券等監視委員会)が千葉銀行、傘下の証券会社、武蔵野銀行に対して「リスクの説明が不十分」として行政処分を行うように金融庁に勧告した。その理由は・・・「投資の経験が少ない顧客に十分なリスクの説明をせずに仕組み債を販売していた」という金商法上の問題だ。で
「大人の休日倶楽部」のJR東・フリーパスで東北を回ってきた。4日間で7回新幹線に乗り、宇都宮、福島、仙台、盛岡、秋田、田沢湖と7か所のグルメの旅だった。その期間で東北グルメ、美味しいモノを食べ続けた。この上の写真、回らない回転すし店「清次郎」、全国に想像で
家で風呂に入らない高齢者が増えているらしい。都会ではスポーツクラブの風呂を毎日使い、家の風呂は全く使わない高齢者たちだ。この方がガス代を節約でき、スポーツクラブで汗をかいた後の風呂が気持ちいいという。田舎では地元の温泉が市民割で一回400円で利用できる。
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撮影するほどのサクラじゃない、と言われそうな小さいヤマザクラ。我が家で初孫が生まれた時にヤマザクラの苗木を庭に植えた。その時は近所のホームセンターで買った高さ50cm程度の苗木だった。それから5年経ち、高さ2m以上に育った。サクラの花も以前はチョロチョロ
日銀決定会合の結果は大方の予想通りの「現状維持」だったが、その後の植田会見は凄まじかった。「金融政策は為替レートを直接コントロールの対象とするものではない」外国為替市場で円安が進んでいることによる基調的な物価への影響は無視できる範囲かと問われたのに対し「
消滅可能性自治体の調査が公表された。我が山梨県では上の11市町村が含まれた。ちょっと意外だったのは、東京都に近い山梨県東部に多くの消滅可能性があることだった。上野原や大月はちょっと1時間程度の通勤時間をガマンすれば東京で仕事ができる。安い不動産価格で子育
長期金利とFANG指数チャート天邪鬼は単なる人の性格ではなく、れっきとした運用戦略の一つでもあり「コントラリアン投資」と呼ばれる。コントラリアンは市場の人気とは逆にポジションを取ったり、大多数の投資家とは逆のポジションを取る投資戦略だ。「上げ相場で買い/下げ相
ドル建て日経平均と円建て日経平均証券セールス(以下、S): おカネの動きで市場が振り回されているみたいな感じだな。ファンドマネージャー(以下、F): 米景気はいいしファンダメンタルというよりおカネの動きが激しいな。S: この半年の上昇相場で株式はいろいろ
日米実質金利差とドル円相場上のグラフは日米実質金利差とドル円相場のチャートだが、2022年までは両者の動きに乖離があったものの、2022年以降は両者のグラフがほぼきれいにパラレルに動いている。2022年はFRBが引き締めが開始した時期で、日米金利差が急速に拡
信用買残と日経平均「天邪鬼」であることは投資の面では自己防衛につながる。でも実社会で「天邪鬼」は嫌われるのは間違いない。集団で意思決定する時、「天邪鬼」が一人いるだけでなかなか全員一致での結論にはいたらなくなる。サラリーマン社会では「赤信号をみんなで渡る
新型コロナ禍で病院に行くのが心配だったので、ここ3年人間ドックを受けていなかったが、久しぶりに一日ドックを受診した。結果は?全部で7つの指摘されたのだが、一番心配なのが「心臓」だった。人間ドックのメニューで「心電図」を取ったが、この波形に少し懸念があると
投資の世界に38年、その後個人投資家として丸5年・・・きちんとリターンを出し続けてこられた理由は自分ではたった一つだと思う。それは「天邪鬼(あまのじゃく)」であったことだ。・他人の言うことはいつでも疑い自分で考える。評論家の言うこと、株式ストラテジストの
近所にある通称「ハナミズキ公園」だが、桜が散り葉桜になると同時に、ハナミズキの花が少しづつ開花に向っている。この公園で見られる「花主役の交替」だが、今年は桜の開花が遅れたので桜とハナミズキが同時に見られるということが起こった。上の写真では手前がハナミズキ
ここ数年、中東は大きな構造的ともいえる変化が次々と起きている。最近のニュース・ヘッドラインを振り返ると・・・・シーア派の盟主イランとスンニ派の大御所サウジが、中国の仲裁で「歴史的な和解」をしたこと。・トランプが過激なガサ攻撃を行ったネタニヤフ・イスラエル
清里にも暖かさが戻ってきたある日、散歩の途中でひさしぶりに「田舎師匠」に会った。この「田舎師匠」は清里開拓者の家系で生まれ、学校卒業後に自衛隊に入隊、その後全国の駐屯地を転々とし退職してから甲府に住んでいる。清里にも親の自宅が残っていて、たまに来ては家を
野村証券・日足(3か月)三井住友銀行・日足(3か月)株価の動きだけで判断するのは自分のスタイルではない。チャートは好きだが、チャートの形に囚われることは嫌いだ。でも気になるのが、最近の大型株の日足チャート。直近の動きを大きく見るために、過去3か月の主要株
米国コアCPIとPPI上のグラフは米国のコアCPIとコアPPIを比べたグラフだが、CPIに比べてPPIの方が大きく、PPIの動きが先行指標となっている。注目点はコアPPIが今年1月をボトムの底入れした雰囲気があることだ。PPIのボトム、2015年や2020年を見ると、その後、コ
NASDAQのPERと米10年債利回り4月初の予想EPSは前年比でNASDAQ+32%、S&P500+11%、NYダウ+10%、ラッセル2000+11%と立ち上がってきた(下の一覧表参照)。昨年10月以降、米景気の堅調⇒業績上昇の期待で株価が上昇してきたが、その原動力はPERの
だんだんと事件の内容が公にされてきている。水原氏はLAの連邦裁判所に出廷し罪を認めている。大谷選手は被害者であると認定され訴追はされない。でも、なんか腑に落ちない。筆者は賭け事好きでロンドン駐在時には会社同僚とともによくカジノに出入りしていた。カジノは顧客
日米10年金利差とドル円相場米国CPIが前年比+3.5%とほんのちょっと高めに出ただけだが、ドル円は152円/ドルの抵抗水準を抜けつつある。今まで「円独歩安」を分析してきたことは・・・①ドルインデックスは昨年から横ばいで「ドル高局面」はすでに終わっている、で
テレビでは毎日毎日、たくさんの「便利グッズ」が紹介される。整理整頓に欠かせない「小物入れ」「整理のための棚や引き出し」など、整理整頓が苦手は視聴者に次々を紹介され、多くの視聴者が買っている。でもよく考えてみよう。どんなモノでも時間が経つと劣化して「ゴミ」
日本全国、いたるところにサクラの名所がある。我が家のある地域にもいくつかの名所がある、目黒川の川面を覆い尽くすサクラ、かむろ坂のサクラのトンネル、西小山から碑文谷神社のサクラ参道。目黒川のサクラは人でゴッタ返すので、あまり行かない。むしろ、目黒線の電車の
今年のグローバル市場を見ていて感じることは、米国株、特に大型成長株、GAFAやその他のIT株が高値圏で往来相場に入ると同時に、本来連動性が低いかゼロ相関であった「金価格」や「ビットコイン」が急上昇し、さらに景気懸念のあったドイツ株など欧州株が買われるという状
上はブルームバーグが報じた日銀決定会合の「政策運営方針」だが、けっこう見所満載という感じだ。黒田さんの異次元緩和を継続すると表明してきた植田日銀だが、ここまでとは思わなかった。政策金利はマイナス0.1%、長期金利は0.5%を上限として10年国債を買い入れ
ちょっと前だが観光庁が今年3月の訪日観光客数を181万人と推計し、コロナ前2019年の65%まで回復した。関係者は強気で中国の団体旅行が解禁されれば、中国からの観光客の増加でコロナ前の水準も回復可能と見ている。でも一方、日本人の出国、海外旅行はコロナ規制
このところ、多くの評論家が日本株を強気になってきている。その根拠は二つ・・・①ウォーレンバフェット氏が商社株を買ったこと、②東証がPBR1倍割れ企業に改善策を要請したことだ。そのうち②の東証の「バリュエーション改革」はすぐに何か変化するわけではない。ずっ
これは、個人的には衝撃のニュースだった。「不動産経済研究所によると、3月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は1億4360万円で、去年の同じ月と比べておよそ2.2倍に上昇」たまたま港区などの高額新築マンションが相次いで売
個人投資家にも様々なタイプがいると思うが、大半の投資家はNISAやiDeCoなどの積立投資スキームを使って老後の資産形成をしたいと考えているだろう。前回の「運用ゴールの決め方」では厚生年金や国民年金の不足分を補うためにNISAやiDeCoを使う場合の運用目標の設定を考えて
「CRE不況に突入?」で書いた通り、今回の金融不安は今までの経験的な感じとちょっと違う。今回は価格の急落というより米地方銀行の預金流出と不動産ファンドの解約が原因だからだ。上のグラフは米銀の預金量だが、ピークの18兆ドルから現在17.1兆ドルを大きく減少して
3月の特殊月については2月時点から警戒感を持って見ていた。2/20に「日銀トレード、3月特殊需給で波乱あり?」を書いた。3月の市場は途中でシリコンバレー銀行やシグネチャー銀行の破たんがあり、日米市場ともに大荒れになった。銀行不安から来る海外投資家の売りだけで
産経新聞社が2019年に続き、120人のリストラをすると報じられている。新聞社の経営は厳しく、表向きは120人の希望退職といいながら実際には数百人規模のリストラに膨れ上がると見られている。普通の個人でもネット経由で官公庁データや各種研究機関のデータに簡単
現在、統一地方選挙の最中だが、住宅街をうるさいほどの音量で街宣車が走り回っている。その中には、ある下請け工場の社長もいる。彼の工場ではとうに仕事がなくなり、社長自身が区議会議員に当選したことで倒産を免れ何とか生き残っている。若い女性の候補者もかなり増えて
儲かれば儲かるほど良い・・・あたりまえの話だ。でも投資についてはこれは当てはまらない。大儲けの話ほど注意が必要で、過去いくらでも「儲かりまっせ」という投資話があったがそのほとんどが「ウソ」か「詐欺」だった。「儲かりまっせ」の投資話にハマって資産の大半を失
最近のニュースでは不動産ファンドの解約増加に関するものが多い。ニュースフローを確認すると・・・・ブラックロックのUKプロパティ・ファンド(資産35億ポンド)に解約請求が急増し解約を保留したという。・英国の運用会社M&Gのオープンエンド型の不動産ファンド(資産4
米国のCRE(コマーシャル・リアル・エステート、商業不動産)について弱気の見方が増えている。これだけ米金利が上昇すれば、借入金の多い不動産業界は苦戦をすると誰でも思いつく。しかも昨年からのインフレの高騰で不動産賃料も上昇しているので、多くの人たちは高い賃料を
NHKで「清里再生プロジェクト」を放映していた。あるデザイナーが清里に移住し地元の人たちを協力して駅前の廃墟ビルを再生していくというストーリーだ。80年代の清里はブームに沸き返り、駅前は原宿並みの人込みだったという。当時の女性向け雑誌が次々と特集し、バブル時
十分な睡眠が取れてますか?安眠対策はしてますか?世の中にはいろいろな睡眠情報が広がっている。快眠用の枕、入眠角度を最適にするベッド、スポーツ選手が進める睡眠姿勢を支えるトゥルースリーパー、各種安眠サプリや、村神様の勧めるヤクルト1000・・・睡眠ビジネス
証券セールスとファンドマネジャーの想像上の会話を楽しむ。証券セールス(以下、S): FRBが今年末から米景気後退が始まると言い出したが、どう思う?ファンドマネージャー(以下、F): 景気後退期に入っても不思議はないけど、株式市場だけでなく、金相場もビット
昔、ロンドンで日本株営業をしている頃、スイスのプライベートバンクの話を聞いた。欧州地域の金持ちは基本的に貴族の流れを組む人たちで、エステートと呼ぶ広大な土地、お城やお城のような館、広大な農地と小作人など持っている。スイス・プライベートバンクの顧客はこうし
チャットGPTの日本語バージョンが賛否両論を巻き込んでいる。オープンAIの社長が来日し岸田「聞く耳」首相と会談したという。ここ十数年の技術進歩でAIはすでに人類の知能を上回っている可能性がある。チェスの世界チャンピオンがAIに負けたのはもう25年も前の話
そろそろ米企業の1-3月期決算が発表される。この1Q/2023の決算は、銀行不安もあり不動産懸念もある高金利下での企業決算となる。なんとなく事前には警戒感が漂っているような気がする。でも単純に米企業EPSの瞬間風速(3か月変化)を追うと、昨年10-12月期
東京では虫が地中から這い出る「啓蟄」からどんどん温かくなり、虫や樹木の活動も活発になる。でも標高の高い地域では3月はまだまだ氷点下の気温になり、野原の「土」や池の「水」は凍っている。当然ながら虫も植物も眠っている状態だ。それが春のお彼岸を過ぎ、4月上旬に
経営破たんに追い込まれたクレディスイス(以下CS)を買収するUBS。債券投資家がゼロ価値になり、株式投資家が助かるというありえない決着など、問題点が指摘されながらも「too big to fail=大き過ぎてつぶせない」でグローバルな銀行システムを守るという配慮が優先さ