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  • 本郷和人・「承久の乱」を読んで

    本郷和人「承久の乱」、、、いろんな意味で「おもしろい」のです。・筆者の「買ってくれ」アピールがおもしろい。・筆者の「構想20年」という意気込みの「空回り」がおもしろい。・内容もそれなりにはおもしろい。そもそも学会の異端児(師匠が大家で、自身も東大教授なのに、少数派)で、「口が滑る」ことも多そうな人です。「令和」問題では、「なんじゃ令和って」という本音をTVで話し、そして炎上し、「私みたいな無名の学者が炎上した」と言って喜んでいました。実際に喜んでいたのか、韜晦したのかは分かりません。同時進行で磯田道史氏の本なども読みましたが、「スキが多い」という点で本郷和人氏の本のほうが私にはおもしろかった。まして呉座氏の「やたらと細かいだけの」「応仁の乱」あたりとは比較にならないほど面白い。本郷さんは五味さんや石井さんの弟子...本郷和人・「承久の乱」を読んで

  • 麒麟がくる・尊王の織田信長なんて見たくない

    沢尻さんの降板とかいろいろありますが、それでも来年1月の終わりには「麒麟がくる」が放映されます。「保守的な信長」を描くそうです。最近の「史料の表面しか見ない浅はかな信長研究」の成果です。なにしろ「手紙」とか「相手がいるから相手に合わせて書いている」ものを、「そのまんま本音だと解釈」してしまうのです。そりゃ誰でも彼でも「保守的、尊王的」になるでしょう。「建て前表現」をそのまま真実と解釈したらそうなる。アホです。権門体制論とか実にばかばかしい。信長は天下=畿内の静謐を願っていた。足利家も天皇家にも尊崇の念を持っていた、らしいのですが、☆じゃあ、どうしていきなり越前の「朝倉」を攻めるのだ。畿内じゃないぞ。☆足利義昭と戦って「天皇のおひざ元である上京を焼き払い、計画では下京だって焼き払う」はずであった。どこが尊王だ!何...麒麟がくる・尊王の織田信長なんて見たくない

  • 豊臣は本姓か・源平藤橘・徳川次郎三郎源朝臣家康

    日本の本姓は源平藤橘の4つであると、私は「間違った知識」を持っていましたが、調べてみると色々あります。「菅原、紀、清原・小槻」、ほかにも色々あるようです。紀貫之が「きつらゆき」ではなく、「きのつらゆき」なのは紀が本姓だからということになりそうです。もっとも本姓など、すでに戦国期において「ほとんど意味のない」ものとなっていました。豊臣秀吉は本姓を政治的に利用し、豊臣という姓を源平藤橘を無視する形で、いろいろな人間に配ります。源だろうが藤原だろうが「とにかくお前は豊臣だ」というわけです。これは極めて変則的でしたから、その後、また意味を持たない本来の状態にもどります。ウィキペディアなどを見ると、司馬遼太郎さんさえ「秀吉が姓を羽柴から豊臣に変えた」と「間違ったことを書いている」などという記述があります。なんでもかんでも...豊臣は本姓か・源平藤橘・徳川次郎三郎源朝臣家康

  • 「オクニョ 運命の女」の面白さ

    オクニョ、運命の人は韓国時代劇で、16世紀半ばを描いています。もっとも史実性は薄い作品です。明宗の時代ですから、1545-1567ですが、最終回でユンウォニョンという歴史上の人物が死にますから、最終回は1565年ということになります。この時オクニョは30才ぐらいの設定でしょうか。オクニョは刑務所で産まれますが、母親は囚人ではありません。たまたま逃げてきた女性です。実は女官で、王の子を身ごもっています。母は死にますが、女の子が生まれます。これがオクニョ。つまり王の娘ですから王女です。が、彼女はずっとそれを知らないし、知ってからも王女にはなりません。で、何になるかというと、最初は「商団の主」です。これをヘンスと言っています。で、最後に何になるかというと「弁護士」です。むろん弁護士という言葉はありません。が、弁護をす...「オクニョ運命の女」の面白さ

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