ターミネーター6が制作されるようです。予告編も作られています。ターミネーター・ターミネーター2・ターミネーター3・ターミネーター4・ターミネーター・ジェニシス/新起動これで5作品です。だから次はターミネーター6正式な題名はターミネーターニューフェイト。今わかっている出演者は以下の通り。T-800:アーノルド・シュワルツェネッガーサラ・コナー:リンダ・ハミルトングレイス:マッケンジー・デイヴィスRev-9:ガブリエル・ルナダニーラモス:ナタリー・レヴェス1、ターミネーター2からの続き、ターミネーター3以降は全て「なかったことに」なる。ターミネーターは3あたりから迷走して、ターミネーター・ジェニシス/新起動も面白いとは言えませんでした。ジェームズ・キャメロンが製作に復帰するようで、ターミネーター3以降は全て忘れて欲...ターミネーターニューフェイト・ストーリーを予想
唐沢版の大河内教授について書きます。浪速大学医学部病理学教授です。おそらく鵜飼の前任の医学部長です。学士院恩賜賞受賞者でもあります。財前死後、解剖をするのもこの方です。1、一番好きなのは財前に「何も言わない」シーン基礎(臨床ではなく病理学のこと)の票は大河内が握っていると思った財前は、大河内に「相談」に行きます。教授になりたいわけでなく、医療の発展の為に教授になって力を発揮したいとか言います。が、大河内教授は何も言いません。5分ぐらい財前がただ話し、大河内は何も言いません。無表情で眺めているだけです。このシーンが最高です。そこに里見がやってくる。大河内は里見に講演を依頼する。だが「断ってくれてもいい」と言う。そして財前に向かって「もし本当にやりたくないのなら、まわりくどい遠慮はいらん。辞退したまえ。」と言います...白い巨塔・大河内教授について書く・品川徹さん
司馬作品が映像化されるのは嬉しいのですが、燃えよ剣は岡田、原田コンビで「関ヶ原」と同じです。嫌な予感がします。峠は役所広司です。素晴らしい役者さんですが、年齢が違います。峠の河井継之助は幕末段階で41歳です。役所広司さんは63歳です。41というと山本耕史さんとかオダギリジョーさんの年齢です。長谷川博己も41歳。燃えよ剣は何回か映像化されています。峠は初めてでしょうが、河井継之助自体は何度か描かれています。燃えよ剣は新選組ですね。唐突ですが、新選組ものが苦手です。内部抗争ばっかりなのです。仲間同士で殺し合いばかりしている。殺伐としています。峠は河井継之助だけだとちと華に欠けるというか。敵に華があればいいのですが、敵は山県有朋と岩村と江戸の村田蔵六です。西郷が行った時には北越戦争は終わっています。史実のしばりがある...司馬作品が次々映画化・峠・燃えよ剣
特に唐沢版では、総回診がクローズアップされます。毎回、教授の総回診ですという出だしで始まります。長いこと大学病院に入院したことはありません。家族もない。だから実際が分かりません。実際の外科医が書いたものを読むと、総回診はある、そうです。ただし①アナウンスはない②横に広がるなんてありえない③先頭は教授ではない④階段ダッシュで教授を追いかけたりはしない⑤厳粛な雰囲気ではない⑥患者の前で治療方針を論議したりしないそうです。横に広がらないのは「通行の邪魔」だから。リハビリで歩いている人。点滴つけて歩いている人がいるわけです。横に広がったりすると「先生邪魔」と看護婦に注意されるそうです。実際は「細長く縦になって、廊下のはしを歩く」そうです。カルテはノートパソコン、ノートパソコン載せて歩く姿は僕も総合病院で見たことがありま...財前教授の総回診です。白い巨塔。現実にはどうなのか。
気がつくと僕は女をおぶって歩いている。香水の香りがする。どうやら若い女らしい。背中に豊かな乳房の重みを感じる。でも女は顔を僕の首筋にぴったりつけているので顔も見えないし、誰かもわからない。「バラが綺麗ね」と女が突然言う。まわりは暗闇である。バラが見えるわけはない。と思って見てみるとまっくらな闇の中でバラの赤い色だけがはっきりと見えている。バラを見ていたら是非とも女の正体を確かめなくてはいけない気がしてきた。たしかめないとこの先生きてはいけないような気がしてきた。「君は誰だい」と僕は聞いてみた。「誰って、わかってるじゃないの。あなたは精神科医でしょ」と女は言う。「精神科医だってなにもかもがわかるわけじゃない」「ふーん、そう」と言ったきり女は黙っている。しかたないから僕は女をおぶったままバラの咲く道を歩き続けていっ...昨日見た夢を漱石風にアレンジしてみる
いだてん、を見ていないので、ネタに困る感じもあります。そういう時に「現代ドラマの大河ドラマ」とでもいうべき「白い巨塔」をリメイクしてくれたことに大いなる感謝です。ついでに唐沢版も早送りながら見たので、楽しめました。感謝の気持ちで岡田版の「いいとこ」を書きます。1、音楽にもいいところが私は音楽に詳しくないのですが、ピアソラ風の部分はいい。ピアソラなのか兼松さんの作曲なのかはわかりません。「ラビリンス」という桜井幸子さんのドラマを思い出しました。2、里見先生の優しさと自然体社会派ドラマとして「見ない」ならば、里見先生は自然体でいい感じです。江口さんは財前とともに主演なので熱かった。特に最終話。なんで他の病院の内科医がずっと財前専属で診ているのか、という疑問は残りつつも、実にいい先生だった。ヒューマンドラマとしては最...岡田版・白い巨塔に感謝する・いいところを書く
私のように、基本的に文字だけで、考察や感想を書いている人間は少ないようです。・ツイッターの感想が多い。・ツイッターの感想を「まとめ」ている方も多い。・白い巨塔に特化して、画像を用いながら、考察や感想を書いている方も多い。・最後は宣伝につなげる方も多い。「文字だけで」感想を書いている方の意見を参考にしたかったのですが、少ないですね。私もツイッターのアカウントは持っていますが、ほぼ使いません。字数制限が面倒だからです。あと画像もどうもうまく載せられません。テクニックの問題です。ネットは進化してるのか、退化しているのか、と考えました。白い巨塔の感想を、沢山書いて思ったこと。
どなたかの投稿の中におもしろいものがありました。わたしはジャニーズにはこだわらないので、同意はしませんが、面白いので転用させていただきます。フジテレビへこのドラマをもって僕の局としての最後の仕事とする。まず、僕の失敗を解明するために、TBSに本作の視聴をお願いしたい。以下に、ドラマについての愚見を述べる。ヒットドラマを考える際、第一選択はあくまでジャニーズであるという考えは今も変わらない。しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、キャスト決定の時点でミスマッチや設定との齟齬をきたした作品症例がしばしば見受けられる。その場合には、脚本を含む設定改変が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。これからのドラマの飛躍は、ジャニーズ以外の起用の発展にかかっている。僕は、君がその一翼を担える...白い巨塔・遺言のパロディ・同意はしないが面白い
映画関ヶ原。岡田准一主演。監督原田眞人。感想をみると「おずおずと」わかりにくいと書いている方が多いのが分かります。関ヶ原という小説を読んでいないから、という遠慮もあるようです。そんな遠慮はいらない。つまらない映画はつまらない。十回以上読んでいる私が見ても、わかりにくい。何描いているのか分からない。それが正解だと思います。司馬さんの設定を変えた所、つまり初芽の扱い、小早川秀秋の扱い。まったくなっていない。初芽が忍者になっていて、出来の悪い忍者ものに変わっていたり。小早川秀秋が苦悩して騒いでいるが、何騒いでいるのか全然わからない。そもそも司馬さんが避けて絶対描かなかった「秀吉の老害」シーンから始まるわけです。関白秀次関係者の虐殺。こっから始めたのでは、秀吉は残虐なる独裁者になるし、事実しつこいほど秀吉の残虐さを描い...岡田准一主演・映画関ヶ原・わかりにくいで正解
必ずしも役者の評価ではありません。演出が演技を大きく左右するからです。例えば僕は寺尾聰という俳優が好きです。でも「この作品の演出では50点」だと思います。それから「当然個人的な好き嫌い」が入っています。財前五郎(岡田准一/唐沢寿明)唐沢さんを100点として、岡田くんは69点。脚本で損しています。四話まではただの出世欲の塊でした。そんな物語ではないのです。作品の質の違いが、そのまま主人公の評価になっています。まあオーバーな手振りは良くなかった。しかしこれも演出の問題。とにかく設定と演出で損しまくりです。里見脩二(松山ケンイチ/江口洋介)江口さんを95点とすると、松山さんは50点里見は財前の「飾り」ではないのです。二人で主役なのです。今回はワキでした。信念の人、里見の凄さが表現できていない。そういう脚本なのだから、...岡田版・白い巨塔・キャストと演出を採点
白い巨塔については7つぐらい感想を書いています。良かったらトップページに戻ってお読みください。「考察的」なのが多いのですが、ここでは「まとまりのない感想」を書きます。1,岡田、頑張ったけど。最終回は頑張ったけど、この作品、医療に斬り込んでいない。患者に「寄り添うことの大切さ」を訴えている。白い巨塔じゃないのだよな。「医者は患者に寄り添わないと」という主題。それはそれで非常に大切なんだけど、別の作品になってしまった。白い巨塔の象徴である鵜飼教授はなんかいい人。最後には里見と一緒に財前の手術を東に頼みにいく。唐沢版から見れば天地がひっくり返ってもありえない。「大学病院の意味ないプライド」を描かない。それじゃあ白い巨塔ではない。鵜飼は他病院の内科医である里見に治療させるなんて絶対ない。手術は専門医として東に依頼もでき...岡田版「白い巨塔」・まとまりなく感想を
それにしても我ながらこの作品が好きです。もう何本もブログに感想を書いています。私は、どうも社会派ドラマとしての「白い巨塔」にこだわりすぎた気がします。そこにこだわらないなら、脚本意図はおぼろげに見えてきます。ただ「おぼろげ」です。・なんで里見が治療するのだろう。(唐沢版ではしない)・どうして東があんなに財前に寄り添うのだろう。・そもそも財前の罪とは何なのだろう。・なんで財前はあんなに弱気になり、不安を訴えるのだろう。(唐沢版では死に至るまで強気)岡田版でそれを考えると、岡田版における財前の罪とは、つまりは「執刀医が患者に寄り添わなかった罪」だということが「おぼろげ」に見えてきます。唐沢版では「説明をしなかった罪」でした。唐沢版、弁護士の関口は途中で「裁判の争い方を変え」ます。「難しい医療議論をしても水掛け論にな...白い巨塔・最終回・感想・おぼろげに見えてきた脚本意図
白い巨塔・最終回・感想・白い巨塔は描かない・タンカを切る亀山
前置き原作では、里見は最後の最後まで告知はしないかったと思います。当時は「告知をしない」ことが当たり前でした。がんは治らなかったからです。今回の岡田版でも里見は告知をします。がんは治る可能性があるからです。1、もがき苦しんで死んでいく岡田・財前唐沢版はある意味「美しい死」なのです。最初から財前は「諦めている」からです。里見に「僕に不安はないよ、、ただ、、無念だ」と言います。今回の岡田版では財前は「生きようと」します。生きる可能性を追求します。東教授の執刀も積極的に頼むし、里見の治療も望みます。美しい死ではなく、リアルな死です。ただし最期は死を覚悟して受け入れています。どうしてこういう描き方になったのかについて多少考えるところもありますが、うまくまとめられないので、以下「おもいつくままに感想」を書いていきます。2...白い巨塔・最終回・感想・白い巨塔は描かない・タンカを切る亀山
白い巨塔・岡田版の悪口を随分書いてきました。とくに脚本です。なんか違うなと思えるのです。まずは鵜飼教授の設定が変なのかなと思います。唐沢版では白い巨塔の象徴として実にいやな演技をしてくれています。それが松重さんの場合は、なんかユーモラスです。俳優を責めているわけじゃなくて、この点が唐沢版と岡田版の脚本の違いの「キモ」のような気がします。財前と里見の関係性も違います。お互い尊敬しあっている。そこが描かれていないというか、薄いですね。里見の島流しを知っても、財前にあまり変化がありません。唐沢版だと実はとても気にしていると描かれます。以下、基本唐沢版のお話です。里見には部下もいます。部下というか医局員。佐々木蔵之介さんが演じる竹内です。ドライな人間で、大学病院の醜さも飲み込んでいる人間です。里見が大学を去ると知って、...白い巨塔・感想その4・唐沢版について
白い巨塔唐沢版には財前が里見に自らの診断を求めるシーンがでてきます。ドラマ史に残る名シーンです。大学病院は財前の症状が末期であることを財前に対して隠します。しかし気がついた財前は別の病院にいる里見に診断を求めます。里見「君の診断は正しかったよ。転移も起こっている。」財前「それで余命は」里見「長くて三ヶ月だろう」里見「おれは君を助けたいんだ」財前「おれは助からないよ」里見「おれが君を助けたいんだ。君の不安を受け止めたいんだ」ここでドラマ史に残る名セリフが。「里見、ぼくに不安はないよ、、ただ、、すまん、、、ただ無念だ」財前には里見と手を組んで「がんセンター」を運営していこうという構想がありました。ただ単に「裁判に負けたから無念」というわけではないのです。財前は見方によっては大学病院の体制「白い巨塔」「白い虚塔」に挑...白い巨塔・感想・里見、僕に不安はないよ、、ただ無念だ
第三夜までで「大河内教授・岸部一徳はミスキャスト」と書きましたが、前言撤回です。第四夜ではいい味だしてました。そもそも「悪人ばっかり、善人の里見は弱い」というこのドラマにあって「強い善人」は大河内教授だけです。「救い」みたいな存在です。ただ「善人」とも言い難いのです。研究者として医者として「ひたすら客観的」なわけです。裁判で大学側に不利な証言をするのは里見も大河内も同じですが、大河内は責められません。教授だからでもありますが、大河内に「作為」がないからです。証言はひたすら客観的で「わからないことはわからない。しかし財前が術前の全身状態に疑いがあるにもかかわらず、全身検査をしないで局所だけを手術したのであれば、注意義務を怠ったと言わざるを得ない」というのが主旨です。過失とも言わず、注意義務怠りと言っています。どっ...白い巨塔・第四夜・感想その3・大河内教授・岸部一徳の名演技
この脚本だと「里見と柳原の過失のほうが目立ってしまう」と昨日書きました。今回の白い巨塔には脚本家が三人います。どうやら僕が指摘している「矛盾」に誰かが気がついたようで、「作中で作中の設定をつっこむ」セリフが沢山でてきます。まずはICUの医者が柳原に言います。「こんなになるまで一体お前は何をやっていたんだ」そして帰国した財前は柳原にこう言います。「馬鹿の一つ覚えみたいに私のいうことを守らず、なぜ准教授の金井に相談しなかった。君は担当医として何をやっていたんだ」その通りなわけです。柳原にはやるべきことがあったはずです。ドイツの財前にメールを送る。また准教授の金井に相談して肝臓の生検をやる。もっと早くICUに入れる。財前より上の鵜飼に相談する。それが「絶対にできないほど財前に圧迫を受けていた」という伏線が「ない」ので...白い巨塔・第四夜・感想その2・里見と柳原の過失
この感想1は短く書きます。第四夜、存在感のなかった夏帆が急にホラー的怖さをかもしだしていました。あの女には子どもは産めない、だってあなたの妻ではないから。そう言いながら赤ワインをグラスに注ぎ続けます。沢尻対夏帆のバトルこれは唐沢版にはなかったものです。沢尻も急に財前を批判したりして、黒木瞳にあった財前を包み込む母のような雰囲気を捨てています。「変なところで脚本をいじくっている」というのが男である私の印象です。しかし女性からしてみれば、あれはこれは理解可能な、共感できる構図なのかも知れません。でもあくまで男としても私の感想だと、「こんな構図はいらない」となります。変えるべきはそんな点じゃないだろと思います。白い巨塔・第四夜・感想その1・夏帆がホラー
そんなに健康な方ではないので、医療ものが大好きというわけではありません。不安になるので嫌いかも知れません。それでも最近のドラマでは二宮くんの「ブラックペアン」とかは好きです。原作は海堂尊で、現役のお医者さん。研究者。でもドラマは原作とは違うようです。ブラックペアンは水戸黄門みたいなドラマで、最後に二宮くんが登場して一件落着です。印籠代わりが彼のメスさばきです。とはいうものの、基本は抑えています。二宮くんはスーパードクターですが、最後の最後に失敗をします。失敗をすることによってより医療を極めるという方向に向かう感じになります。彼の師である内野さんも失敗をしてスーパードクターになったという設定です。二宮くんがだめ医者から巻き上げた金は全部寄付していたことも明らかになります。「医は仁術」という基本を抑えているため、後...海堂尊・ブラックペアン・ジェネラルルージュの凱旋・白い巨塔
東京に住んでいるので近くに総合病院が5つあります。地元の総合病院2つ・赤十字病院・東邦医大・都立荏原です。東邦医大にはめったに行きません。あれは重病のときだけ利用する病院だと思っています。去年総合病院に通っていました。さほどの重病ではありません。ただ専門医の治療は必要でした。私の担当は「教授格」の人で、名医です。が診察は2日ぐらいしか設定されていません。で、飛び込みで、その日担当の医者に診てもらったわけです。驚いたことに、最初から診断拒否的な素振りを見せます。教授格の先生に診てもらってくれと言うのです。私では分からないと言います。もう「忖度、そんたく」という感じでした。そのくせ、なんか気になるところがあるとか言って人を不安にさせます。で、3日して教授格の先生に見せると、全く気になる部分はないとのこと。地元の総合...リアル白い巨塔・総合病院と専門の町医者
なんやかんや言っても「観ている」わけで、面白いとは思います。前回はやや文句を抑制したので、今回は文句だけを書きます。「期待しているので文句が多くなる」わけです。1、音楽が悪いジャズ系なのです。フジ版に比べてあまりに重厚さがない。2、岡田くん、嫌いじゃないが背が低い。柳原との会話など見ていると、上司なんだけど背が低いから、子どもが突っ張っている感じを受けます。いい顔なんですけどね。背が低い。3、いくらなんでも里見の設定がひどい今回は手術後の触診もできるという設定です。もともと自分の患者なんだから、もっと積極的に生検とかすべきと思えてしまいます。設定が変ということです。絶対里見には治療させないという雰囲気はありません。やればできるという設定でしないとなると、彼の無能さが際立ちます。ただ生検をしろと柳原に言っているだ...岡田版「白い巨塔」・文句ばっかりを書く
岡田版の白い巨塔を放映しています。今3話目を見ました。ネットでの評判は良くはない。でもまあ「それほど悪くはない」かなと感じています。良くはない。軽くて重厚感が薄いわけです。フジの唐沢版に比べて。でも唐沢版は重すぎるというか、勇気を出さないと見直せない感じもあります。テレビ朝日お得意の二時間ドラマのような軽さですが、テーマが重いだけに、それをさらに重厚にアク強く描かれると、見るのに勇気が必要となります。あとはキャスト・基本悪口が多くなります。財前・岡田品がないって設定なんですが、教授の寺尾さんより品があります。とにかく顔がハンサムなわけです。背は低いけどいい男。いい男過ぎて「品がない」って設定と合いません。が、演技は頑張っているし、合格点だと思います。里見・松山いい人。ただあれだけ患者を気にかけながら、自分が強く...岡田版・白い巨塔・感想・それほど悪くはない
226事件というのは、1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて、皇道派の影響を受けた陸軍青年将校らが1,483名の下士官兵を率いて起こしたクーデター未遂事件です。背景には政界の腐敗と農村の困窮がありました。昭和天皇は自ら軍を率いて鎮圧するとまで言い、早急なる事態の収拾を望みます。天皇の怒りを買った時点で、このクーデターの失敗は確定していました。これを逆に見るならば、天皇には十分過ぎるほどの「政治権力」「軍事統帥権」があったことを意味します。この一例でもわかる通り、戦前の天皇は巨大な権力を有していました。陸軍だ海軍だと言っても、巨大な官僚組織であり、構成員は役人です。公務員と言ってもいい。ボスもいませんでした。東條がボスに見えるのは彼が役職についていたからで、彼自身に権力があったわけではありません...昭和天皇と戦争責任
信長の「天下布武」には「日本全土を統一する」という意味が込められている。と書けば、天下とは畿内だとか、武は七徳の武だとかいう「言葉遊び」がはじまります。しかし実際の「行動」を見ずに「天下布武の解釈」だけしていても「なんの意味も」ありません。七徳の武とは、1.暴を禁じる2.戦をやめる3.大を保つ4.功を定める5.民を安んじる6.衆を和す7.財を豊かにするであり、天下布武とは織田信長による「天下に七徳の武を布く」という思い、天下泰平の世界を築くという強い意志の表れだ、、、そうです。また「布武」には「武を布く」なんて意味はなく、「歩く」「行動する」ぐらいの意味だという方もいます。天下布武とは天道に従って行動するという意味だということです。じゃあ実際はどうだったのかという話です。天下布武の印章を使い始めたのが、永禄10...天下布武・織田信長・日本全土の統一
ふと「歴代中国王朝はなぜ日本を攻めなかったのか」と考えました。唐が日本を攻めたという話は聞いたことがありません。7世紀半ば、日本(倭国)は唐と海戦を行い、白村江の戦いで大敗します。日本が百済救済のために戦いに出かけていき、大敗したという構図です。その後、天智天皇は唐の侵略を恐れ、防衛を強化しますが、結局、唐が日本まで遠征するということはありませんでした。で、割と早く「遣唐使」が派遣されます。その後ずっと唐と日本は友好的でした。その唐が滅亡します。で、宋が成立します。10世紀半ばです。この宋と日本も友好的です。平清盛が日宋貿易に意欲的だったことはよく知られています。清盛が宋との貿易の拠点として開発したのが、福原京で、今の神戸に相当します。宋の後が「元」です。中国から積極的に日本を攻めた例はこの「元」しかありません...中国と日本
以下はNHKの広報文です。王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟。応仁の乱後の荒廃した世を立て直し、民を飢えや戦乱の苦しみから解放してくれるのは、誰なのか・・・そして、麒麟はいつ、来るのか?若き頃、下剋上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場をかけぬけ、その教えを胸に、やがて織田信長の盟友となり、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀。「麒麟がくる」では謎めいた光秀の前半生に光を当て、彼の生涯を中心に、戦国の英傑たちの運命の行く末を描きます。従来とはまったく異なる新しい解釈で英雄たちを描く、まさしく「大河新時代」の幕開けともいえる作品が第59作「麒麟がくる」です。ここまでNHK発表。「麒麟はいつ、だれの前に現れるのか」「仁のある政治を行い、民を上や戦乱の苦しみから解放してくれ...2020年大河「麒麟がくる」・麒麟は誰の前に現れるのか。
河井継之助という人は戊辰戦争時の長岡藩の家老(もともとは低い身分)で、ガトリング砲という連射砲を駆使して、新政府軍を大いに悩ませた人物です。長岡藩を永久中立(国)にして、旧幕府軍と官軍の関係を仲裁する。この新潟の極めて小さな藩の家老が、そうした雄大な構想を抱いていた、と「峠」という作品ではそう描かれています。「峠」の作者は司馬遼太郎さんです。以下は引用です。継之助は、この戦争の意義について考えつづけた。美にはなる。ということであった。人間、成敗の計算をかさねつづけてついに行きづまったとき、残された唯一の道として美へ昇華しなければならない。「美ヲ済ス」それが人間が神に迫り得る道である、と継之助はおもっている。考えてもみよ。と継之助は思う。いまこの大変動期にあたり、人間なるものがことごとく薩長の勝利者に、おもねり、...「峠」における河井継之助
土佐藩で有名な人物というと藩祖の山内一豊・妻の千代、幕末にとんで山内容堂・後藤象二郎・坂本龍馬・岡田以蔵・中岡慎太郎・岩崎弥太郎・武市半平太・吉田東洋・板垣退助・谷干城といった人々でしょうか。高名なのは山内一豊夫妻・坂本龍馬・板垣退助、それに三菱財閥の祖である岩崎弥太郎でしょうか。後藤はあまり有名ではありません。岩崎弥太郎は龍馬の遺産を継いで三菱を興した、というのは、見方によります。たしかにそういう側面もありますが、岩崎の九十九商会は「明治期」になって飛躍するわけで、「全て龍馬のおかげ」ではありません。坂本龍馬というのは郷士・下士で、上士を恨んでいたことになっています。「なっています」と書いたのは、彼が大金持ちの家に生まれたからです。幕末期ともなると商人の力というのは大きなもので、才谷屋という豪商の分家に生まれ...山内一豊・土佐藩・坂本龍馬・山内容堂
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