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  • オスカー像のはなし

    特注限定品 オスカー像 1/1スケール レプリカ 24純金メッキ コレクション品 アカデミー賞を受賞すると、オスカー像が貰えます。オスカーって誰なんでしょう。 ウィキペディアによると諸説あるそうで、「事務局の職員が、"自分のおじさんの、オスカーさんにそっくり"と言ったことから」という説が有力だそうで、ちょっと面白い逸話ですね。 もうあの金色の人物、オスカーという名前がぴったりですね。なんなら「オスカー賞」にしてもいいくらい。 せっかくいただいても、盗まれたりなくしたり、壊しちゃったりした人もいたようで、スピルバーグもこれまで 3体のオスカー像をオークションで落札しているらしく、それだけ出回っているわけで、不届き者が居るようですね。 今年のアカデミー賞。1つの作品に集中することなく、均等にいい作品に与えられた印象です。しかし作品賞「グリーン・ブック」の発表では退席する人もいたとか。それほどに映画というものは、何かを発信し、影響力を持っているツールなのですね。 同じ1,800円を払っても「これは本当にいい作品だった・・」とおつりがくるぐらいの映画もあれば、とちゅうで眠たくなり、「なんか勿体なかったな」と思ってしまうものも。 普通の人は、年に数本しか劇場で映画を見ないと思います。だから絶対に面白いと思う作品を選びたいはずです。 その手掛かりになるのは、映画賞を取ったかどうかです。 ということは「一番権威ある映画賞」は、お金を払って見に行く人のためにあるべきです。 そこのところが、ちょっと忘れられていないか、いつも思うことであります。 ヴェイパー 12 アカデミー HG(ウルフグレー/ライトクリムゾン/ピュアプラチナ/Mシルバー) AH8758-060 060 ウルフグレー/Lクリムゾン 28.0cm

  • 2019年 アカデミー賞発表!

    2019年のアカデミー賞の発表が行われました。見事なまでに大方の予想通りの結末に。今年は人種差別と多様性に焦点が合っていたようです。 作品賞「グリーン・ブック」・・なるほど、ポスターを見ただけで受賞するような気がしていました。 監督賞「ROMA」のアルフォンソ・キュアロン ・・「ゼロ・グラビティ」でも受賞しています。ROMAは外国語映画賞、撮影賞も受賞。 主演男優賞「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレック・・これを含めて4部門受賞。ラミさん、良かったね。 主演女優賞「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン・・やっぱりね、この人うまいと思った。 今回のアカデミー賞は前評判の高かった、グリーン・ブックとROMAとボヘミアン・ラプソディがちょうどよく分けましたね。 中でもボヘミアンは4部門。しかも主演男優賞も。ROMAはカンヌ映画祭のグランプリ作品ですので、早く見てみたいです。 グリーン・ブックはアメリカではなぜか賛否両論みたいです。 歌曲賞にガガさんの曲が入ったのは、ショーの演出上のことかしら。 ところでファースト・マンは視覚効果賞のみ。どうしてかな、すごい良かったのに。 意外にブラック・パンサーが健闘。どんな衣装か見てみたくなりました。 日本の2作品の入り込むすき間はありませんでしたね。

  • 映画『女王陛下のお気に入り』感想&あらすじ/おすすめ度 ★★★★☆

    原題:The Favourite 日本では2019年2月のアカデミー賞発表直前に公開されました。どの批評サイトを見ても絶賛されており、一般の方たちのレビューも概ね「傑作!」と褒めたたえています。 あらすじ 18世紀のイギリス。フランス王国との戦争が続き、国は疲弊していた。女王のアン(オリヴィア・コールマン)は病弱で頼りなく、国王としての仕事も長年の側近のマールバラ侯爵夫人サラ(レイチェル・ワイズ)の助けがなければ務めることができない。アンはすべてのことをサラに頼っているのだった。 ある日アビゲイル(エマ・ストーン)という没落した貴族の娘が下女として城に雇われる。アビゲイルは汚い女中部屋に寝起きするが、いつか昔のような貴族の生活に戻ることを心に秘めていた。 目的のためなら手段を択ばないアビゲイル。馬で城を抜け出し薬草を摘み、痛風で苦しむ女王の寝所に忍び込み、足に薬草を塗るのだった。下女が女王の寝所に入るなどありえないことだったが、「痛みが薄らいだ」という女王の言葉で、アビゲイルは女王のそばに取り立てられ、部屋も与えられる。 そうしてどんどん女王に近づくアビゲイルを、サラは疎ましく思い、追い出そうとする。政治にまで影響力のあるサラだったが、アビゲイルは巧妙にアン女王に取り入っていくのだった・・。 感想 アン王女、サラ、アビゲイルの3人の女優がとにかくすごい。エマ・ストーンの眼はどうしてあんなに鋭いのでしょう。レイチェル・ワイズとの静かだけど激しい戦い。 そしてアン王女を演じたオリヴィア・コールマンの「どこまで引き出しがあるの!?」という演技力。不摂生がたたり痛風や胃病に苦しみ、また精神的にも不安定な人物像を圧倒的な存在感に作り上げました。そしてその演技には余裕があるのです。実に素晴らしいです。 また宮殿の中の設えや、衣装、光の使い方などがとてもおしゃれで凝っています。そういう細部にこだわった画面を見ると、なぜか安心します。なぜだろう、この映画はちゃんと手が込んでるぞって思うからでしょうか。 それにしても、英国の王女をあのようにアホな人に描いて大丈夫なんでしょうかね。 ところで、あのエンディングを、見た方はどう解釈したのでしょうか。 ちょっとよくわからない終わり方だと思ったのですが、でもそういう終わり方の作品のほうが、よく映画賞を取る気がしますね。 薬草のちから:

  • 映画『ミリオンダラー・ベイビー』感想&あらすじ/私にとっては怖い映画でした。おすすめ度は★★☆☆☆

    2004年 クリント・イーストウッド監督 アカデミー作品賞・監督賞受賞。ヒラリー・スワンクは主演女優賞を受賞しました。 あらすじ 貧しい家で育ち、死んだ父親以外の家族から愛情を受けていなかった孤独な女性マギー(ヒラリー・スワンク)。プロボクサーとしての成功を目指し、ジムを経営するフランキー・ダン(クリント・イーストウッド)のもとにやってきた。 過去にチャンピオンを何人も育てたダンだが、マギーがトレーナーになって欲しいと頼んでも、「女はお断りだ」と最初は拒絶する。しかし旧友でもとボクサーのエディ(モーガン・フリーマン)はマギーの素質を見抜き、フランキーを説得する。 最初は気が進まないフランキーだったが、ボクシングに真摯に取り組み力をつけていくマギーにフランキーもだんだん真剣になっていく。そして連勝をかさねていくマギー。 賞金をためて母親に家を購入したが、逆に迷惑がられてしまうのを見てフランキーは慰めの言葉をかける。フランキー自身も過去に自分の娘と何かの出来事で音信不通となっていた。そうしてフランキーとマギーは子弟を超えた、親子のような愛情で結ばれていくのだった・・。 感想 とちゅうまではよくできたボクシング成功物語かな、と思っていましたが、1/3のところで話が大きく展開します。 そしてそのあとの結末をめぐって、さまざまな立場の人たちによって大論争となりました。 それでもこの映画はアカデミー作品賞・監督賞を受賞します。よくこの作品を選んだなあ、とアカデミーの人たちの勇気に感心します。 確かによくできている、崇高な映画なのですが、いったいこの結末はどう考えたらいいのでしょう・・。イーストウッド監督が私たちに投げかけたかったことは、それは非常に重い重い主題であります。考えれば考えるほど、ちょっと怖くなってきます。 私が映画を見る意味は、日常の生活から少しの間逃避して、精神的にリラックスをするためですので、こんなに見た後で心が重くなっては元も子もないのです。そういうわけで、この映画のおすすめ度は★2つにさせていただきました。 良い映画なのは間違いないです。心が重くなってもいい、という人はどうぞご覧ください。

  • 映画『ファースト・マン』感想&あらすじ/実に淡々と、そして迫力ある再現に圧倒されました ★4.0

    2018年 デイミアン・チャゼル監督。ライアン・コズリング主演。ニール・アームストロングがアポロ11号で月に向かい、月面を歩いた最初の人となるまでを描きました。 あらすじ 1961年から始まったアメリカの有人宇宙飛行の計画。ニールは長女を脳腫瘍で失い失意の中で、宇宙飛行士に応募する。海軍では経験豊富で冷静なパイロットだったニールは飛行士に採用される。 しかし、アメリカのミッションは次々に失敗し、ソビエト(ロシア)に大きく差をつけられていた。ニールの同僚の飛行士も非業の死を遂げていく。妻のジャネットはニールを理解しながらも、心の中では落ち着くことができないでいた。 ようやくアポロ計画が動き出し、成功を収めていく。そして、ニールは月着陸船を搭載したアポロ11号の船長として飛び立つことになる・・。 感想 デミアン監督の前作「ラ・ラ・ランド」とはまったく違った作品となったファースト・マン。迫力ある映像と音響で、宇宙船が飛び立つところや、不測の事態のシーンは見ているだけなのに、酔ってしまいそうです。 どこか「ダンケルク」を連想させる無機質なドラマ。でも確実に効果的な作り方です。60年代に行って帰ってきたような気になります。音楽も実に素晴らしかったです。 ライアン・コズリングはあまり器用な役者さんではないのかなと思っていましたが、この型の芸風はこうなんですね。さりげなく溶け込む。容姿が目立つので演技で主張する必要が無いとも言えます。この作品ではうまくいっていると思います。 それにしても共演の俳優さんたち、全員上手い。熱量が高い。中でも奥さん役のクレア・フォイは凄い迫力で、後ずさりしてしまいそう。(できないけど) アポロ計画はソビエトに対抗するため、アメリカの威信をかけて進められました。そして月に着陸することができました。多くの犠牲を払って。 ニール・アームストロングは月に娘の形見のブレスレットを残し、実はここに来る目的がこれだったというように安らかな表情を見せます。この場面が事実かどうかはわかりませんが、ニールさんが無事に月に行けてまた帰ってこられたのは、亡くなった娘さんの魂のおかげかもしれない。そんな気がします。

  • 映画『レディー・バード』感想&あらすじ/17歳が主人公の素晴らしい作品 ★4.0

    2017年、もっとも世界で絶賛された映画です。しかし日本ではあまり評判になりませんでした。この国はアメコミ映画やティーン恋愛映画の上映で忙しいようです。 この作品はゴールデングローブ賞など、いろんな賞を受賞しましたが、残念ながらアカデミー賞はノミネートのみでした。 あらすじ サクラメントで家族4人で暮らす17歳のクリスティンは、自分のことを「レディー・バード」と名乗っている。事あるごとに母親に説教され、ニューヨークの大学に行きたいと言っても反対されている。それでも親友や恋人とのハイスクールでの生活はいろいろ充実していた。 父親はインテリだったが、勤め先を解雇され、家計は火の車。何かにつけて節約するように母親に注意される毎日。精神科医として仕事と家事を立派にこなす母親を、クリスティンはほんとうは尊敬しながらも、対立してしまう毎日。自分の家がある場所を「スラム」と表現し、親友や恋人とも心がすれ違う出来事があり、クリスティンの心は閉塞感に満ちていた・・。 感想 このような日々が自分にも少しあったかな、と誰もが思う、ほろ苦い青春時代のお話。お母さんと喧嘩ばっかりだとか、そうでなければお父さんと口を利かなかったとか、そういう時ってありますよね。 そんな毎日が、ユーモアも交えてとてもテンポよく展開します。いろいろあっても、自分の意思をしっかり持っているレディー・バード(クリスティン)。鳥のように飛び立ちたい、ということだったのか、名前の由来は特に出てきませんが、このタイトルからは若い女性が羽ばたこうとする姿を連想できます。 決して暗い映画ではなく、淡々と毎日が描かれている話なのですが、そのテンポがとても軽快で、小気味よく進むので、クライマックスまで息つく間もなく進みます。 思い起こせば、自分はこれほど自分の意思を表に出せないタイプだったので、この時代に戻ってこんなふうに生きてみたい、とあこがれてしまいます。 実は自分が母親に口うるさく管理されていたので、子供たちにはそういう思いをさせまいと放任主義でした。しかしそれはそれで親子の関係が希薄になったかな、と感じています。 雨が降って地が固まるような、そういうことってやっぱりあるような気がします。とにかく会話すること。これはとても大切なことだと思います。

  • 映画『ジャッジ 裁かれる判事』感想&あらすじ/いい映画です。邦題がセンス無いなあ。★3.8

    見ごたえのある映画。こころに残ります。アメリカでの評判はあまり良くなかったそうですが、いったいどこの誰の評判なのだろう? 2014年 原題:The Judge ロバート・ダウニー・Jrが珍しく硬派な作品に出ています。 しかし何といっても父親役のロバート・デュバルの好演が光ります。 あらすじ 弁護士のヘンリーは亡くなった母の葬式に出るために故郷へ帰り、久しぶりに兄弟や、判事をしている父親ジョセフと再会した。若い頃父親には反抗的だったヘンリー。自分のせいでスポーツ選手をあきらめざるを得なかった兄のこともあり、実家とは疎遠になっていた。 葬式の後、父親のジョセフは車で買い物に出かける。翌朝、車に傷が付いているのをヘンリーは発見した。 そのあとジョセフはひき逃げの罪で逮捕される。亡くなったのは、かつてジョセフが判事として関わったマークだった。 マークは16歳少女の殺人未遂をおかしたが、ジョセフは温情ある判決を下していた。しかし直後にマークはまた罪を犯しており、ジョセフはその判決をずっと悔やんでいた。 感想(ネタバレ) ロバート・デュバルはこの演技でアカデミー助演男優賞にノミネートされています。 町でみんなから尊敬されている判事のジョセフ。しかし末期ガンに侵され、薬のせいで記憶が曖昧になっています。それでも判事として人々の信頼を裏切りたくないので、そのことは秘密にしてほしいと弁護士の息子に頼みます。 薬でぼんやりしながらも、何かを隠しているジョセフは、裁判で「記憶があいまいだ」と主張するのですが、 最後には、なぜ昔マークにそういう判決を下したのか、ということについて自分の心情を吐露します。 それを聞いたヘンリーの驚きと、ジョセフのなんとも言えない表情。 さすがロバート・デュパル、深みのある演技です。 評論家には絶賛されたそうですが、一般の人には「平凡なストーリー」だとの評価だったそうですが、世界を悪から救う話じゃないと満足しないのでしょうかね・・。 じっくりと感動できて、アメリカの田舎の美しい風景とともに心に残る作品となりました。 なぜこういう映画がヒットしないのだろう。

  • 『未来のミライ』アニー賞長編インディペンデント作品賞受賞!

    細田守監督の「未来のミライ」が、アメリカのアニメのアカデミー賞とも言われる、アニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞しました。 何が?どこがいいんだ?と最初思いましたが、そうか!と次の瞬間納得。 つまり、外国のひとが見るときは、吹き替えが違うんです。日本語じゃない。 あの、映画館で耳にキーキー響く声じゃないということ。 「スキクナイ、スキクナイ」としつこくミライちゃんが繰り返していた言葉も、訳されて別の言語です。だからだ。 そう、決して悪くはないとは前にも言いました。↓ と、このようにあの吹き替えのキーキーした声質の吹き替えのせいで、映画の評価が冷静にできなくなっています。 ネットでは「不快」とさえ言っている人がいました。ちょっと気持ちがわかります。でもそれは上白石萌歌さんのせいではないでしょう。作った人たちのせいですね。 というわけで、「未来のミライ」は、言語の違う国では評価されるということになったようです。 それならたとえば、別の国の人が吹き替えした版を字幕で見てみたいですね。そうすれば私も落ち着いて評価ができるかもしれません。

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