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2018/04/26

1件〜100件

  • 300 クウラ ハワイの魚の神 (10.あなたの神は殺された)

    (前回からの続き) プヒのカフがやって来た この出来事の後、ある男がモロカイ島のワイラウからやって来ました(*1)。 その男は、あのプヒのカフ(執事)でした。 彼はある夜、夢を見ました。 その夢の中であのプヒの霊に出会うと、霊はこう言いました。 「あなたのアウマ...

  • 299 クウラ ハワイの魚の神 (9.今もプヒの面影が残る)

    (前回からの続き) プヒの頭はイムで焼かれた 頭部は切り離されて、イム(オーブン)で焼かれました(*1)(N.1)。 海辺に近いある場所に行けば、口を大きく開けた顎(あご)の骨を、今でも見ることが出来ます。 --- と言うのは、少し離れた所にある岩層が波に洗われて、...

  • 298 クウラ ハワイの魚の神 (8.アイアイがプヒを殺す)

    (前回からの続き) ロープを引く人を集める アイアイは、ハネオオから来たカヌーの人たちに、こう指示しました(*1)。 「ハネオオへ、そしてその先のハモアへ、カヌーを進めるのです。 着いたら全ての人に『みんなでプヒを引き上げるんだ!』と、伝えるのです。」 同じ...

  • 297 クウラ ハワイの魚の神 (7.ウツボが喰い付いた!)

    (前回からの続き) カヌー上で最後の準備 ほんの少しだけ休むと、アイアイはあのヒョウタン容器を開けました。 そして釣り針・マナイアアカラニを取り出して、ハウで作ったロープを結び付けました。 次に細長い棒を手に取ると、その一端に釣り針をセットしました。 釣り針には、コ...

  • 296 クウラ ハワイの魚の神 (6.ウツボの洞窟を見定める)

    (前回からの続き) アイアイがカヌーに乗り込む その話を聞いたアイアイは、アレアマイとハネオオの全ての人々に、連絡しました(*1)(N.1)。 「イリハウで、長さが数ラウ・ファゾムのロープを作るのです(N.2)(N.3)。」 そして全て準備が出来ると、何人かが荷...

  • 295 クウラ ハワイの魚の神 (5.ウツボは息子に任せる)

    (前回からの続き) ウツボがクウラの魚を狙う それからこのプヒ(ウツボ)は、自分の棲家(すみか)を後にしました(*1)。 そしてアレアマイの近くにある海中洞窟にやって来て、そに棲(す)み着きました。 この洞窟はカプカウルアと呼ばれ、アラウの岩の少し沖にありました。 ...

  • 294 クウラ ハワイの魚の神 (4.神と崇められるウツボ)

    (前回からの続き) アイアイの成長 この時期にクウラの妻は男の子を生み、彼らはその子をアイアイ・ア・クウラ(クウラのアイアイ)と名付けました(*1)。 その子は当時の慣習に従って、礼儀正しく育てられました。 そして、彼が十分自立できる年齢になった時、ある異変が起きたの...

  • 293 クウラ ハワイの魚の神 (3.魚たちがクウラに従う)

    (前回からの続き) 養魚池を造る クウラと妻がレホウラに住んでいる間、彼は朝から晩まで自分が選んだ仕事、漁に励みました(*1)。 彼の最初の仕事は、養魚池を造ることでした。 そこで自分の家から行きやすいが、波が砕ける岸辺に近い場所を探しました。 そしてその池に、あら...

  • 292 クウラ ハワイの魚の神 (2.兄弟で仕事を分担する)

    (前回からの続き) 兄弟で仕事を分担する 彼らの両親については、何も知られていません(*1)。 伝承に登場する人物は、クウラ、彼の妻、彼らの息子アイアイ、そして、クウラの弟クウラ・ウカです。 暫くの間、彼らは一緒に、レホウラに住んでいました。 それから兄弟は、...

  • 291 クウラ ハワイの魚の神 (1.海の魚を取り仕切る)

    (新しいお話の始め) 海の魚を取り仕切る神 かつてハワイの人々は、クウラは海の魚を取り仕切る神だ、と考えていました(*1)。 そのクウラのお話しは、今でも多くのハワイの人々に信じられています。 伝承を英文にまとめる ここではまず、島々で名を知られる伝説の語り部に、ク...

  • 290 オアフヌイ (13.そして誰もいなくなった)

    (前回からの続き) キリキリウラは石に変わる キリキリウラが倒れたのは、川を隔ててレフアの木と反対側でした(*1)。 そして、彼女はそこで石に変わったと言われています。 それは今でも 「これがその石です。」 と指し示すことが出来ます。 川の流れに削られた谷の斜面で、...

  • 289 オアフヌイ (12.息子を見捨てた妻を殺す)

    (前回からの続き) 妻に息子たちの消息を尋ねる 父でありまた夫でもある男(レフアヌイ)は、それから、大股で自分の寝屋(ねや)へ行きました(*1)(N.1)。 そこでは彼の妻が、一番下の子を抱いて眠っていました。 彼は彼女を呼び起こすと、2人の息子たちはどうした?...

  • 288 オアフヌイ (11.王の首を切り落とす)

    (前回からの続き) 王はぐっすり寝入っていた 王の家では、おばあさんが1人、ククイ・ナッツの灯(あか)り番をしていました(*1)。 他の人たちは誰もかも皆、眠っていました。 王オアフヌイは何枚も重ねた柔らかいマットの上で、手足を伸ばして大の字になっていました。 マッ...

  • 287 オアフヌイ (10.遺骨を首に巻く)

    (前回からの続き) 亡霊の言葉は本当だった 父(レフアヌイ)は悩み苦しんだ末、彼が最も信頼する従者で護衛でもある者を、呼び起こしました。 そして真夜中過ぎに、2人はワイアルアを後にして家に向かいました。 彼らが王家の敷地内に着いたのは、夜明けでした。 2人はまず初め...

  • 286 オアフヌイ (9.レフアヌイはあれこれ考えた)

    (前回からの続き) 私は邪魔者だった レフアヌイは、息子2人が死んだのは確かだ、と思いました(*1)。 そこで、あらゆる噂話しや当てこすりを思い起こしてみました。 例えば、王があのよそ者たちを訪ねた理由に関するものです。 それから、高位の神官と首長たちの緊急要請で、...

  • 285 オアフヌイ (8.夢か? それとも亡霊?)

    (前回からの続き) 枕元に息子たちが現れる かなり夜が更けてから、その日の仕事に疲れたレフアヌイは、横になって休みました(*1)。 それからほんの少しの間だけ眠った、その時でした。 枕元に2人の息子たちが立っているのを、見たような気がしました。 そして、年上の息子...

  • 284 オアフヌイ (7.レフアヌイが魚取りに行く)

    (前回からの続き) 王家の男たちの食事 さて王家の男たちは誰も皆、王が在宅ならば王と共に食事を摂りました(*1)。 そこには王の姉の夫であるレフアヌイと、彼らの息子たち2人もいました。 息子たちは、健康で丸ぽちゃの幼い少年で、年齢は8歳と6歳ぐらいでした。 ワイア...

  • 283 オアフヌイ (6.王が忠告を聞き入れる)

    (前回からの続き) 王は人肉に病みつきだ 王オアフヌイの人民たちは、ほのめかすように、こう言い始めました(*1)。 「わしらの若い王様は、あのご馳走会で人肉を食べているうちに、病みつきになったのだ。 そして今では王の残忍な食欲が、この恐ろしい料理を欲しがっているんだ。...

  • 282 オアフヌイ (5.旅人を狙え)

    (前回からの続き) ご馳走の材料、旅人を狙え ロ・アイカナカは王家の訪問者に、大好物である特別のご馳走を振る舞おうとしました(*1)。 そこでリヘウとカレナからワイアナエに通じる峠に、戦士たちを使いに遣(や)りました(N.1)。 さらにまたワイメア方面でも、カラキニに...

  • 281 オアフヌイ (4.この豚肉は美味い)

    (前回からの続き) この豚肉は美味い(うまい) この礼儀正しいご馳走会の返礼として、今度は南方の首長が饗宴を催しました(*1)。 そして、王はこのよそ者たちと正餐(せいさん)をとりました。 席上、王の前に出されたメイン料理は、豚肉のように見えました。 しかし本当は人...

  • 280 オアフヌイ (3.人食い首長との出会い)

    (前回からの続き) ヘレマノに人食い首長が流れ着く 人食い首長の残党は、「ロ・アイカナカ」と呼ばれています(*1)(N.1)。 彼らは、ヘレマノの山側に住むように強制されたのでした。 そこは一つの地区を成しており、王族や神官が住むために確保された場所の、境界のすぐ外側...

  • 279 オアフヌイ (2.ヘレマノとオアフヌイ)

    (前回からの続き) ヘレマノ クカニロコからマウカ、すなわちワイメア山脈の方角に、4kmほど進むとヘレマノです(*1)(N.1)。 そこは、南太平洋から来た人食い首長の残党が、最後に住み着いた場所です。 彼らはそれまで、モクレイアとワイアルアの平原にいましたが、その地...

  • 278 オアフヌイ (1.バース・ストーン)

    (新しいお話しの始め) 王家の子が生まれた地 オアフ島のエヴァとワイアルアの間に広がる台地上で、カウコナフア橋のマウカ(山側)に約1マイル離れた所が、クカニロコと呼ばれる歴史的な場所です(*1)(N.1)(N.2)。 ここはかつて、オアフ島の王や支配者たちが、生ま...

  • 277 サメ男(21.サメの丘と聖なる竹)

    (前回からの続き) サメの丘に残る痕跡 今でもカイナルの丘の斜面には、浅い谷のような溝が見られます(*1)(*2)。 サメ男のとてつもなく大きな体が、柔らかい土の上を引きずられた跡(あと)です。 さらに、丘の頂上附近に立つ岩にも、痕跡が残されています。 その孤立した...

  • 276 サメ男(20.半神ウナウナとの戦い)

    (前回からの続き) サメは縛られ、殴られて出血した こうしてナナウエが変身したサメは、彼を縛り上げていたロープを使って、 ヒレというヒレの全てが縛られ、動かせなくなってしまいました(*1)。 これに水深の浅いことも加わって、もはや持ち前の剛腕も、上手く生かせなく...

  • 275 サメ男(19.海に向けて転がる)

    (前回からの続き) 人喰い鮫は焼き尽くせ! それから人々は皆、そろって薪(たきぎ、まき)集めを始めました(*1)。 --- サメ男ナナウエを焼くためです。 と言うのは、よく知られているように、人喰い鮫を完全に葬り去るには、 「跡形も無く焼き尽くす。」 しか方法が無い...

  • 274 サメ男(18.サメ男が縛り上げられる)

    (前回からの続き) 海の近くはどこも危険だ このような惨事が幾度か続いたので、人々は恐怖に怯(おび)え苦しみました(*1)。 そして遂に必死の思いで、サメのカフナのところに、助けを求めに行きました。 というのは、この人食いザメの破壊的な攻撃のために、 現実にあらゆる...

  • 273 サメ男(17.昔の習慣を繰り返す)

    (前回からの続き) 本性を知られマウイ島を去る そして遂に、ナナウエはまさにその瞬間を、見られてしまいました(*1)。 彼は1人の少女を海に突き落とすと、その後を追って自分も飛び込みました。 そしてサメの姿に変身すると、彼女を貪(むさぼ)り食い始めたのです。 偶然...

  • 272 サメ男(16.マウイ島へ上陸する)

      (前回からの続き) マウイ島へ上陸する そこでナナウエは、ハワイ島を去りマウイ島へ渡りました(*1)。 そしてキパフルに上陸すると、再び人間の姿になって内陸へ向かいました(N.1)。 彼は地元の人々からジロジロ見られました。 そんな時、彼らに尋ねられると、...

  • 271 サメ男(15.サメの神のお告げ)

    (前回からの続き) カモホアリイ(神)に祈願する ということでウミ王は、カレイと彼女の親類縁者たちを、釈放するよう命じました(*1)。 一方、神官とサメのカフナたちは、カモホアリイに供物を捧げて、こう祈願するよう求められました。 「どうか、あなたの神霊が、あなたのハ...

  • 270 サメ男(14.王が母の話を聞く)

    (前回からの続き) 母親と親類縁者を殺せ 人々と首長たちは、あんな怪物を育ててしまった、母親と親類縁者たちを殺すことに賛成でした(*1)。 カレイとその兄弟たちは捕らえられ、縛り上げられて、ウミ王の前に引きずり出されました。 しかし人々は、今すぐ彼らを処刑すべきだ、...

  • 269 サメ男(13.大海へ向けて)

    (前回からの続き) ナナウエを火炙(あぶ)りにせよ この報告を受けた王は、「全くその通りだ。」 と思いました(*1)。 そして、大きな火を燃やしてナナウエを投げ込み、火あぶりにするよう命じました。 超人的な力を授かる ナナウエは、目の前にある物が何か?を知ると、サメ...

  • 268 サメ男(12.黒幕はこの男だ)

    (前回からの続き) マントを引き剥(は)がされる そして遂に、若い連中のなかでも、より大胆な何人かが動きました。 偶然のように見せかけながら、ナナウエのカパ布(マント)を、引き剥がしたのです。 そのため背中にあるサメの口が、近くにいた人たち皆に、見られてしまいました。...

  • 267 サメ男(11.王の目に留まる)

    (前回からの続き) 王の前のナナウエ 王の前に連れ出された時、ナナウエは相変わらずカパ布のキヘイ、すなわちマントを着けていました(*1)。 その彼に王が尋ねました。 「なぜお前は他の皆(みんな)と一緒に、コエレの作業をしていないのだ。」 ナナウエは答えました。 ...

  • 266 サメ男(10.ナナウエは出なかった)

    (前回からの続き) 国王のコエレを耕すべし ナナウエは成長して、いつか成人男子になっていました(*1)。 そしてある時、ハワイ島の王であるウミにより、一つの命が公布されました(N.1)。 「ワイピオ(渓谷)に居住する者は、誰もが皆コエレに行き、国王の大農場を耕すべし(...

  • 265 サメ男(9.人間が最高の獲物)

    (前回からの続き) 狙われるのは海辺の一人 万一、たった一人で海辺に行こうものなら、それが男でも女でも、 それ以後、その人に会うことは二度とありませんでした(*1)。 というのは、あのサメ男がすぐに跡を追ったからです。 そしてチャンスを狙(ねら)って、海に飛び込んだ...

  • 264 サメ男(8.声がけの後にサメが襲う)

    (前回からの続き) 神隠しのように人が消える この頃、何とも不思議なことが起こり始めていました(*1)。 子供たち、そして遂には大人までもが、急に姿を消してしまうのです。 無愛想だがナナウエは働き者 ナナウエには一つ良い面があり、彼の無愛想なイメージを、和らげている...

  • 263 サメ男(7.マント姿の大食い男)

    (前回からの続き) サメのような大食い男 ナナウエが一人前の男になった時、動物肉を食べたいと言う欲求が、とても強まっていました。 何故(なぜ)って、子供の頃には食べ放題だったのですから。 そのため、普通の人間の一人分だけでは、とうてい満足出来ませんでした。 そして...

  • 262 サメ男(6.サメの本性は隠せ)

    (前回からの続き) 近くの淵(ふち)でサメになって遊ぶ ワイピオ川にはもう一つ淵(ふち)があります(*1)(N.1)。 こちらには小さな滝があり、カレイの家からすぐ近くでした。 そこで男の子(ナナウエ)は、しょっちゅうその淵に行って水に入り、 彼の母はその間、土手の...

  • 261 サメ男(5.肉を食べて強くなれ)

    (前回からの続き) 祖父が肉を食べさせた カモホアリイは、生まれて来る子が動物肉を食べることに、警鐘を鳴らしました(*1)。 しかし高齢の祖父は、それを聞き入れるどころか、全くその反対でした。 それは、彼らの男の子ナナウエが、男性の食事のタブーに従う年齢になって、すぐ...

  • 謹賀新年

    新年おめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 260 サメ男(4.サメの口を持つ赤ちゃん)

    (前回からの続き) 夫が正体を明かす カレイが妊娠して、赤ちゃんが生まれる少し前のことでした。 これまでずーっと、夜にだけ家に帰って来た夫が、彼女に自分の正体を明かしたのです。 そして、自分は去らねばならぬ --- 彼女を残して、と告げながら、 生まれてくる子のしつ...

  • 259 サメ男(3.荒れた海辺の出会い)

    (前回からの続き) 海辺でサメの神が待つ  ある朝、かなり荒れ模様の海辺を、サメの神が歩いていました(*1)。 彼はすばらしくハンサムな男に姿を変え、カレイが現れるのを待っていたのです。 そして、まさに「荒々しさ」という自然の力が、彼に念願のチャンスを与えたのでした。...

  • 258 サメ男(2.カレイに惹かれたサメの王)

    (前回からの続き) ワイピオ川ではサメの王も遊んだ この川には水深の深い所があり、ワイピオの人たち皆が好きな、水浴場になっていました(*1)。 そこには、サメの神の王である、カモホアリイの姿もありました。 彼はワイピオ川の淡水で遊ぼうとして、頻繁にここに来たものでした...

  • 257 サメ男(1.サメの王とワイピオ)

    (新しいお話の始め) サメの王カモホアリイの洞窟 カモホアリイは、ハワイ島とマウイ島の、サメの王でした(*1)(N.1)。 彼は深い海の洞窟をいくつか持っていて、順番に棲家(すみか)にしていました。 それらの洞窟は、ハワイ島のワイピオからコハラの方向に伸びる、断崖絶壁...

  • 256 アイ カナカ(11.王クパらはサメの餌食に)

    (前回からの続き) 嵐が渓谷に襲いかかる 風が吹き始めました。 雨が激しく降り注ぎ始めました。 そして間もなくすると猛烈な嵐が、この呪われた渓谷に襲いかかりました。 谷底は隅々まで、荒れ狂った激流に満ち溢(あふ)れています。 その激流は凄(すさ)まじい勢いで進...

  • 255 アイ カナカ(10.虹が渓谷を渡る)

    (前回からの続き) 神の命令を実行する カマロは喜びに満ち溢(あふ)れて、家に戻って来ました(*1)。 そして、サメの神に命令された全ての事を、忠実に実行しました。 彼は自分の住居の周囲に、聖なる柵(さく)を作りました。 そしてその柵を、白いカパ布で作った、聖なる旗...

  • 254 アイ カナカ(9.サメの神の指示)

    (前回からの続き) しかしながら、わしがこれからお前に伝えることを、すべて実行するんだ!(*1) 神官をお前の家まで運べ 断崖絶壁の下にある、プウカヒ・ヘイアウに戻りなさい。 そして、神官のカヒワカアプウを背負うのだ。 それから断崖絶壁を登って、島の向こう側へ運び...

  • 253 アイ カナカ(8.お前の主張は神聖だ)

    (前回からの続き) サメの口の中へ さあ、恐怖の瞬間がやって来ました。 激怒したサメの神カウフフは、カマロを両手でしっかりと掴(つか)んで、持ち上げました。 サメとしての本能から、彼を丸ごと飲み込もうとしたのです。 そして次の瞬間、カウフフは既に自分の口の中に、獲物...

  • 252 アイ カナカ(7.人間がいるぞ)

    (前回からの続き) サメの神が戻って来た そこで、暫(しばら)く待った後、8つの大きな波が現れると、次々と岩にぶつかって砕けました。 その8つが溶けるように泡に変わったので、間違い無く、巨大なサメの神が上陸したのです。 ここに人間がいるぞ 人間の気配を感じたサメの神は...

  • 251 アイ カナカ(6.ゴミの山に隠れろ)

    (前回からの続き) カマロが経緯(いきさつ)を話す そしてカマロは、自分に降りかかった悲劇と、復讐のための放浪の旅、について話しました。 その上で、彼がここに来たのは、カウフフに嘆願するためだ、と説明しました。 さらに、自分の命はどうなろうと構わない、と言いました。 ...

  • 250 アイ カナカ(5.ウツボの洞窟へ)

    (前回からの続き) ウツボの洞窟(アナ・プヒ)へ行け! カマロの話を聞き終えた神官カヒワカアプウは、彼にこう教えました(*1)。 「もっと先へ行きなさい。 この島の風上側を海沿いに進み、アナ・プヒ(ウツボの洞穴)まで行くのです(N.1)。 それは大きな洞窟で、ワイコル...

  • 249 アイ カナカ(4.カラウパパのヘイアウ)

    (前回からの続き) もう一人の預言者を訪ねる旅 その代わり、ラニカウラはカマロに、「もう一人の預言者を訪ねなさい。」と教えました(*1)。 その預言者の名はカネアカマ、この島の西の端、約60kmほど離れた所にいました。 かわいそうにカマロは、連れて来た豚を持ち上げると、...

  • 248 アイ カナカ(3.復讐の旅に出る)

    (前回からの続き) 父は復讐の旅に出る この話しを聞いた王は激怒して、神官の息子たちを処刑するよう、従者たちに命じました(*1)。 こうして、すぐさま息子たちは捕(とら)えられ、殺されてしまいました。 これを知った父カマロは、息子たちを殺した王にきっちり復讐しようと、直...

  • 247 アイ カナカ(2.王を罵(ののし)るドラム)

    (前回からの続き) 王を罵(ののし)るドラム 王の家に忍び込んだ男の子たちは、神殿に備え付けられたパフ カエケ(ドラム)を見つけました(*1)(Fn.(1))。 そして、それをトントンと叩(たた)き始めたのでした。 ところが、カマロの息子たちが、そのカエケ(ドラム)を叩...

  • 246 アイ カナカ(1.港を監視するヘイアウ)

    (新しいお話しの始め) イリイリオパエ・ヘイアウ モロカイ島の風下側、カルアアハのほんの少し東に、美しいマプレフ渓谷があります(*1)(N.1)。 その渓谷の河口には、イリイリオパエというヘイアウ、すなわち神社があります(N.2)。 そのヘイアウはアイ カナカ港...

  • 245 プウペヘの墓(8.マカケハウの哀歌)

    (前回からの続き) プウペヘを墓に納める マカケハウは亡き愛する人を、墓に納める作業を終えました(*1)。 そして彼女の上に、最後の石を置きました。 彼はそれから両腕を広げると、プウペヘの死をこんな風に嘆き悲しみました。 マカケハウの哀歌 「 おー、プウペヘよ、一...

  • 244 プウペヘの墓(7.岩塊に道は無い)

    (前回からの続き) 彼女と2人だけにして 彼らは彼女のために、埋葬の準備をしました(*1)。 そして、マネレの墓地に彼女を葬(ほうむ)ろうとした、まさにその時でした。 マカケハウがこう懇願したのです。 「もう一晩、亡き愛する彼女と、2人だけにして下さい。」 そし...

  • 243 プウペヘの墓(6.プウペヘの死)

    (前回からの続き) この中に愛する人がいる しかし、マカケハウの場合は全然違います(*1)! 愛する人が、今、この泡立ち、沸き返り、そして渦巻いている、湾の中にいるのです。 その彼にとって、この荒れ狂う海の奔流は、一体何なのでしょう? この沸き立つ泡の真っただ中で、...

  • 242 プウペヘの墓(5.潮を吹く洞窟)

    (前回からの続き) マカケハウが走る マカケハウは、泉の水を入れたヒョウタンを、荒々しく放り投げました。 そして急斜面を駆け下りると、パラワイの大渓谷を走り抜けました。 渓谷を縁取る丘を超えると、そこでは激しい暴風雨が吹き荒れていました。 彼は苦悩に満ちた心で、岸辺を...

  • 241 プウペヘの墓(4.恐ろしい嵐がやって来る)

    (前回からの続き) マカケハウは山へ水汲(くみ)に行った ある日のことです。 マカケハウは、愛するプウペへをマラウエアの洞窟に置いたまま、山の泉に出かけました(*1)。 おいしい水をヒョウタン容器に満たし、洞窟に持ち帰ろうと思ったからです。 洞窟は断崖絶壁の一番下...

  • 240 プウペヘの墓(3.2人は最高に幸せだった)

    (前回からの続き) カルルの豊かな海 彼はこう言いました。 「カルルの澄みきった海へ行こう! そこで、一緒に魚を捕(と)ろう、カラやアクを釣るんだ。 それから私は、槍でカメを突いて捕(つか)まえよう。 パラワイの大渓谷 あなたを、最愛のあなたを永遠に、マラウ...

  • 239 プウペヘの墓(2.うら若き乙女と若き戦士)

    (前回からの続き) 甘い香りの乙女(おとめ)プウペへ うら若き乙女プウペへは、甘い香りの花のように、魅力あふれるハワイ美人でした。 彼女の肌はつややかな褐色で、しみ一つありませんでした。 そして、あのハレアカラ山から昇る鮮やかな太陽のように、まぶしく輝いていました。 ...

  • 238 プウペヘの墓(1.ラナイ島南西部)

    (新しいお話の始め) 伝説「プウペヘの墓」 の地 ハワイには、古い歌や昔話で有名な、興味深い伝説の地が幾つもあります(*1)。 そのうちの一つがラナイ島の南西部にあり 、「クパパウ・オ・プウペヘ」、すなわち 「プウペヘの墓」 の名で知られています(N.1)。 この「...

  • 237 フクロウの戦い(3.フクロウが神々の仲間入り)

    (前回からの続き) フクロウたちが大集合 カポイが連れ去られた、その同じ日のことです(*1)。 彼に神社を造らせたあのフクロウが、フクロウというフクロウを全てオアフ島に召集しました。 ラナイ島、マウイ島、モロカイ島、そしてハワイ島から来たフクロウたちは、カラプエオの...

  • 236 フクロウの戦い(2.カポイが王に捕まる)

    (前回からの続き) 卵を持って行きなさい フクロウを哀れに思ったカポイは、こう言いました。 「こっちに降りて来て、卵を持って行きなさい。」 食べられる寸前の卵を取り戻せて、フクロウは大喜びでした。 カポイよ ヘイアウを造るのです そのフクロウが、今度はカポイに向か...

  • 235 フクロウの戦い(1.カポイと卵)

    (新しいお話の始め) はじめに ここでご紹介するお話しは、かつてハワイで人気が高かった動物伝説の中でも、特に魅力的なものの一つです(N.1)(*1)。 これを読めば、ハワイの伝説ではフクロウが活躍することが良くわかります。 カポイがフクロウの卵を持ち帰る その昔、ホノ...

  • 234 カペエペエカウイラ(18. 最後はカナの勝利)

    (前回からの続き) 戦いの準備は万全だ こうしてカナは遂に、太く頑強な体を獲得したのでした(*1)。 そこで彼はふたたび、カペエペエカウイラと戦うための準備を始めました。 食料はワイピオ渓谷から大量に集めました。 準備が調(ととの)うと彼らは再びカヌーに乗り込...

  • 233 カペエペエカウイラ(17. カナが太りニヘウは怒る)

    (前回からの続き) カナがハワイ島コナに横たわる カナが敗れたのを見て、ニヘウはこう叫びました(*1)。 「あんたの祖母ウリが居る、ハワイ島コナに向けて横になりなさい。」 そこでカナは、大きく伸びた体を、コナの地に横たえました。 しかし、両足はモロカイ島に残したままで...

  • 232 カペエペエカウイラ(16. カナの力が尽きる)

    (前回からの続き) ハウプの頂上を襲う 「そうだ。」 と言って、カナは立ち上がりました(*1)。 ここで、彼の一方の脚はケアウエア、そしてもう一方はカイパネアと名付けられました。 そしてカヌーの上に立ち上がると、彼はその脚を上に向けて伸ばし始めました。 脚はどんど...

  • 231 カペエペエカウイラ(15. ヒナが逃げる)

    (前回からの続き) カペエペエカウイラが戦いを決意 カペエペエカウイラは、こよなくヒナを愛していました(*1)。 そこで彼はこう宣言しました。 「敵がどんな戦略で来ようが、ハウプには指一本触れさせぬ。 見よ! このハウプの丘は、天まで伸びているんだ。」 ニヘウの鍵...

  • 230 カペエペエカウイラ(14. ヒナを連れ出す)

    (前回からの続き) 母ヒナが住む家に押し入る 3回目の挑戦で、ニヘウはようやく上陸に成功しました(*1)。 そして、そのままハウプの頂上まで登りました。 ヒナが住む家ハレフキに着くと、ニヘウはすぐに家の中に入りました。 「お前、なぜ、この立入禁止のドアから入った...

  • 229 カペエペエカウイラ(13. ニヘウの上陸)

    (前回からの続き) 滑って転んだのさ そうしている間に、カナは母を捜しにニヘウを送り出しました(*1)。 「仲良くするんだぞ。」 と、カナが言いました。 ニヘウはピョンと、カヌーから岸へ飛び降りました。 しかし、つるつるの岩で足を滑せ、倒れてしまいました。 慌(...

  • 228 カペエペエカウイラ(12. カヌーが浅瀬に着く)

    (前回からの続き) マストが枝にからまる そしてついに、深い夜の闇の中から夜明けの兆(きざ)しが、かすかに顔をのぞかせ始めました(*1)。 ちょうどその時、彼らの帆柱(マスト)が、木々の枝に引っかかってしまいました。 ニヘウは石をつかむと、上に向かって荒々しく投げ放ち...

  • 227 カペエペエカウイラ(11. 怪物たちを倒す)

    (前回からの続き) 巨大な怪物がやって来る しばらくすると、再びニヘウが大声で叫びました(*1)。 「ああ、まただ。わしら死んじまうぞ。 見ろ、巨大な怪物がやって来る。 もしあいつに襲われたら、わしらまとめて殺されちまうぜ。」 あの巨大な魚の鼻を殴れ するとカ...

  • 226 カペエペエカウイラ(10. 暗礁そして大波)

    (前回からの続き) 暗礁に乗り上げる 彼らは、どんどん進んで行きました(*1)。 ところがある時、カヌーが硬い暗礁に乗り上げてしまいました。 ニヘイは大きな声を張り上げ、カナに詰め寄りました。 「ほら見ろ、カナ。あんた気楽そうに寝てるけど、 俺等(わしら)みんな...

  • 225 カペエペエカウイラ(9. カヌーが出来た)

    (前回からの続き) あの灌木を引き抜けるか? これを聞いたカナは、一本の小さな木を指差して、ニヘウにこう言いました(*1)。 「お前、あの木を引き抜けるか?」 「出来るとも。」 とニヘウが答えました。 というのは、それはただの、1本の小さな木だったからです。 「...

  • 224 カペエペエカウイラ(8. カナを味方につける)

    (前回からの続き) 体を温めてから話して下さい それからカナは、老人のハカラニレオに言いました(*1)。 「さあ、この火でぬれた体を乾かしなさい。 そして暖まってから、これまでの経緯(いきさつ)を話して下さい。」 老人はカナに従いました。 そして体が十分に暖まる...

  • 223 カペエペエカウイラ(7. カナを訪ねる)

    (前回からの続き) ハカラニレオがやって来る こうして、ハカラニレオとニヘウの2人は、島の奥地に向けて出発しました(*1)。 しかしニヘウは、父よりも先にどんどん進んで行きました。 そして、ウリに育てられた男・カナに会うと、こう伝えました(N.1)。 「ほら見て!...

  • 222 カペエペエカウイラ(6. ニヘウが父を連れ戻す)

    (前回からの続き) ニヘウが噂を聞きつける そうこうしているうちに、ハカラニレオの噂が、「ならず者」の名で知られるニヘウの耳に入りました(*1)。 誰かが彼にこう話したのです。 「一人のオヤジが、妻を取り返してくれる人を探して、歩いていたぞ。」 「そのオヤジは私の...

  • 221 カペエペエカウイラ(5. 英雄にも頼れない)

    (前回からの続き) ニウロイヒキに会う ハカラニレオは悲しみのあまり、幾度も胸を叩(たた)きながら、さらに先に進みました(*1)。 そしてあの有名な、ニウロイヒキの所にやって来ました。 そこで彼はカマララワルに出会った時と同じように、これまでの経緯(いきさつ)を話しま...

  • 220 カペエペエカウイラ(4. カマララワルと石)

    (前回からの続き) カマララワルに出会う それ以来、ハカラニレオはあちこち歩き回っては、妻を取り戻すパワーがありそうな人を探しました(*1)。 あてどもなく彷徨(さまよ)うなかで、彼が最初に目を付けたのはカマララワル、 力が強くて勇気がある、と評判の男でした。 カ...

  • 219 カペエペエカウイラ(3. 嘆き悲しむヒナの夫)

    (前回からの続き) 島の対岸に住む人々を集める この伝言がカペエペエカウイラに届くと、彼はすぐさま島の対岸に使者を送りました。 ケオネクイナからカラマウラに住む人々を、一人残らず呼び集めようとしたのです(N.1)。 と言うのは、もうご存知のように、彼はとても毛深い男...

  • 218 カペエペエカウイラ(2.あなたの妻になりましょう)

    (前回からの続き) ペレクヌ渓谷にヒナがやって来た この地に伝わる伝説とは、次のようなものです(*1)。 父の名はケアホレ、母はヒイアカ・ノホラエ、そしてカペエペエカウイラは彼らの息子でした。 このカペエペエカウイラは毛深い男で、ハウプの尾根に住んでいました。 ...

  • 217 カペエペエカウイラ(1.モロカイ島北岸のハウプ)

    (新しいお話の始め) 北岸の断崖と渓谷 モロカイ島の北岸では断崖絶壁が延々と続き、その長さは島の東端から約30kmにも及びます(N.1)(*1)。 そして切り立った黒い岩の高さは、240mから600mまで変化しています。  この広大な断崖絶壁を遮(さえぎ)っているのは...

  • 216 カネアウカイ(7.神の恵みとたたり)

    (前回からの続き) 魚の群れが毎年やって来る そして、あたかもこのことを裏付けるかのように、この地は魚が豊かなことで有名になりました。 アナエ・ホロとカラの群れが毎年、回遊して来るからです(N.1)(N.2)。 4月から7月の間は、この地域の至る所でこれらの魚を見るこ...

  • 215 カネアウカイ(6.本当にあった出来事だ)

    (前回からの続き) 本当にあった出来事だ 「このお話は、いろいろな人により伝承されて来ました(*1)。 そしてその内容は、語り手により若干異なっています。 と言うのは、語り継がれるなかで、彼らが独自の誇張を盛り込むからです。」 と言いながらも、ワイアルアの助祭(じょ...

  • 214 カネアウカイ(5.木像は焼かれ石像が残る)

    (前回からの続き) 流れ星に導かれて進む 若者たちはモクレイアに向けて出発しました(*1)。 彼らは途中、カイカを通りました。 そこは、数年前まで塩が作られた場所の近くです(N.1)。 この地域に詳しくない彼らは、どの道を行くべきか迷っていました。 すると目の...

  • 213 カネアウカイ(4.木像もここに据えなさい)

    (前回からの続き) カネアウカイ神が現われる それは、2人の老カフナが石の神像を見つけた、10日ほど後のことです(*1)。 薄暗い夕暮れのなかで、彼らが草葺きの家のそばに座っていました。 そして魚が捕れないことを、嘆き悲しんでいました。 そこに現われたのが、若者の...

  • 212 カネアウカイ(3.ワイメア渓谷に神像を据える)

    (前回からの続き) ワイメア渓谷に住むカフナ モクレイアの人々には、めったにない大漁を楽しんでもらうことにして、 私たちは、2人のカフナが住む地に移動しましょう(*1)。 そこはオアフ島のワイメア渓谷の南側で、2人のカフナは漁師でもありました。 港で網を打つ あ...

  • 211 カネアウカイ(2.人に似た丸太)

    (前回からの続き) 人に似た丸太を持ち帰る ここでお話を、カネアウカイ神の信奉者に戻しましょう(*1)。 そうです、お祈りが務めだった、あの2人の老人です。 ある朝、彼らが海辺を歩いていると、一本の丸太が落ちていました。 その形がどこか人のように見えたので、家に持ち...

  • 210 カネアウカイ(1.豊かなモクレイアの海)

    (新しいお話しの始め) 貧しい2人の老漁夫 その昔、迷信や呪術の闇の中で、ハワイの人々が、多くの神々を信じていた頃のことです(*1)。 ワイアルアのモクレイアという所に、2人の老人が住んでいました(N.1)。 彼らの務めは、カネアウカイ神に大漁を祈願することでした...

  • 謹賀新年

    新年おめでとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 209 アフウラ(12.フェザー・クローク)

    (前回からの続き) カカアラネオのフェザー・クローク 「アフ・オ・カカアラネオ」の名で知られる最初のフェザー・クロークは、 ビショップ博物館が所有している、と言われています(*1)(N.1)。 それはある時、ナヒエナエナ王女により公式行事において、パーウー(スカート)...

  • 208 アフウラ(11.カニカニアウラは王女に)

    (前回からの続き) 大変貴重な物がある クキニ(使者)のエレイオが、王カカアラネオに答えました(*1)。 「私は我が身を王に捧げる家臣です。 もしも死なねばならぬなら、ご主人様の足元で死ぬのが、私の望みです。 しかし、もしそうならば、ご主人様。 それはあなた様に...

  • 207 アフウラ(10.イム焼きを逃れる)

    (前回からの続き) もしも日暮れまでに戻らなかったら 2人の旅は、カニカニアウラの体力に合わせて、ゆっくりでした(*1)。 彼女の魂は肉体と合体したので、魂だけだった時のように速くは歩けないのです。 ラウニウポコまで来た時、エレイオは彼女の顔を見ながら、こう言いました...

  • 206 アフウラ(9.彼女は王女にふさわしい)

    (前回からの続き) 彼女はこの島の王女にふさわしい しかし我が英雄・エレイオは、卓越した慎(つつし)み深さと、彼のご主人である王への忠誠心から、こう言いました(*1)。 「いいえ私は、彼女を妻にするのではなく、彼女の保護者になりましょう。 彼女は大変立派なので、もっと...

  • 205 アフウラ(8.親族で再生を祝う)

    (前回からの続き) 少女が生き返る 今や集まった仲間たちの間に、希望が満ち溢(あふ)れていました(*1)。 彼らはこぞって祈りの言葉を、生き生きした力強いものに変えました。 一方、魂は肘(ひじ)と手首を通る際に、弱々しく最後の抵抗を試みました。 しかしそれも、この一...

  • 204 アフウラ(7.少女の喜びの叫び)

    (前回からの続き) 彼女の魂を肉体に戻す プオア(風葬場)に着いたエレイオは、捕えた魂を彼女の死体のもとに運びます(*1)。 そして足の甲に魂を置くと、体の中に詰め込むように、しっかりと押し付けました。 その間、彼はずーっと祈り続けています。 するとその魂は、喜ん...

  • 203 アフウラ(6.祭壇からプオアへ)

    (前回からの続き) 私に協力して下さい エレイオは、そこにいた女性や子供たちに言いました(*1)。 「自分の家に戻ってお祈りをして、私に協力して下さい。 豚、鶏、そして犬たちは皆、暗い小屋の中に閉じ込めて、騒がせないで下さい。 これ以上は無理と思うくらいまで、静か...

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