梅雨も明けきらないうちに、一気に夏が来たかのようです。梅雨入りの頃からすでに35度近い日もあり、…
2025年6月
【今日の短歌】まだ夏に追いついていない あちら側より垂れ下がるノウゼンカズラ(前田康子)
梅雨も明けきらないうちに、一気に夏が来たかのようです。梅雨入りの頃からすでに35度近い日もあり、…
【今日の短歌】誰もかくあらまほしけれこの花のいはぬに人のなほもめづらん(樋口一葉)
一葉自身が明言していないため断定はできませんが、「この花」とは「くちなしの花」を念頭に置いて詠ん…
【今日の短歌】紫陽花の花は水面に映れるやモーリス・ドニの「花飾りの船」(小林幸子)
モーリス・ドニといえば、象徴主義でナビ派の代表格であり、写実主義(リアリズム)とは…
駅前旅館 東西線7番出口すぐ脇に白地に黒く駅前旅館 踏み入ればあまたの靴と階段にオ…
2025年6月
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梅雨も明けきらないうちに、一気に夏が来たかのようです。梅雨入りの頃からすでに35度近い日もあり、…
一葉自身が明言していないため断定はできませんが、「この花」とは「くちなしの花」を念頭に置いて詠ん…
モーリス・ドニといえば、象徴主義でナビ派の代表格であり、写実主義(リアリズム)とは…
駅前旅館 東西線7番出口すぐ脇に白地に黒く駅前旅館 踏み入ればあまたの靴と階段にオ…
今年は、「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」「皇帝円舞曲」などを手掛け、“ワルツの王” とも称されるヨハ…
むらさきと白と菖蒲は池に居ぬこころ解けたるまじらひもせで 与謝野晶子 むらさきに白、菖蒲は池にい…
先日は、掲出歌とおなじように薔薇苑に行ってきました。色とりどりの薔薇が幾重にも咲き誇って、まさに…
ナーシャ・ジベリ(Nasir Gebelli)は、主にスクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲ…
雨で濡れたワイシャツが透けて浮かび上がった青白い痩せた体と、猛禽類のような冷たく鋭い眼。そんな鮮…
ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞのこれる 後徳大寺左大臣 ほととぎすの鳴くほうを眺め…
「見たまま」「感じたまま」をそのまま差し出しているようで、ただ明るいだけじゃなく、不安や虚無なん…
銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも 山上憶良 銀も金も宝石もいか…
この時期は、街のあちこちが躑躅で彩られます。庭先や街路樹としてそこらじゅうで咲いているので、それ…
季節が藤の季節とは限らないけど、藤棚のそばってベンチとかありそうで、「待つこと」が…
東大山のさくらまつりま会場では、毎年、菊芋が売られています。以前から気にはなっていたものの、これ…
先日のことですが、買い物ついでに、地元の神社へ御衣黄桜を見に行きました。「あ、もう咲いてるんだ」…
野辺みれば弥生の月のはつるまで まだうら若きさいたづまかな 藤原義孝 春の野を眺め…
今年の筍は慎重派なのか、出てくるのが遅くて、4月になっても一つも姿を見せませんでした。例年なら3…
「三月の疾風」としなやかさ 春の風って、一見すると季節の移り変わりを告げるものだけど、三月の風は…
春が来るたびに思うことがあります。「今年は桜がいつ咲くのか」と。今年はいつになく花の開花が遅く、…
確かに、「饂飩」と「混沌」は漢字の形が似ていますね。普段は「うどん」とひらがなで書かれることが多…
不安要素がいくらでも挙がってくる中で、ただただ今を生きていればそれでいいのか。「明日のことは明日…
叔母の墓参りを兼ねた花めぐりで訪れた普門寺は、紫陽花寺として知られていますが、そこで思いがけず梅…
表現の選択や語彙の当てはめについて、どちらがふさわしいか、あるいは他にどんな語彙が適切かといった…
最近、学校健診において二次性徴を確認するための陰毛所見を行った医師の行動が世間を騒がせています。…
画像としては薄曇りが一番美しく、雨にしっとりと濡れるのが似合うのが紫陽花だと思っています。晴天に…
名古屋で行われた「人体の不思議展」を見に行ったときの衝撃は忘れられません。本物の人体がプラストミ…
ほとんど水でできている人類。その人類にある水分が霧になったのなら、連想されるのはミイラです。古代…
自分の中で三大憧れの薔薇というのがあって、一つ目はトマス・ハーディの「日陰者ジュード」という小説…
待ちわびた筍がやっと出てきたと思ったら、そのまま少しでも放っておくとどんどん背丈が伸びて、そのう…
表情がちょっと暗かったり、もしかしてご機嫌斜めなのかなとか感じたときに、相手の好きそうな話題を振…
「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又・・・」寅さんの口上みたいな一首だけど、なんじゃもんじゃの…
こちらの地方ではソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、八重桜が綺麗に咲いています。遠くから…
いざ子ども山べにゆかむ桜見に明日ともいはば散りもこそせめ さぁ、子供たち。山へ桜を見に行こう。明…
筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも 筑波嶺の新桑繭で作られた上等な衣はあっても、…
よもの山に木の芽はるさめふりぬれば かぞいろはとや花のたのまむ 大江匡房 四方の山々に木の芽を膨…
可憐な薄紫の花は、その昔「堅香子」とも呼ばれていました。あんまり日が照っていると花…
失ってから初めて気づく、当たり前が当たり前じゃなくなることの喪失感というのは、何の前触れもなく突…