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【今日の短歌】まだ夏に追いついていない あちら側より垂れ下がるノウゼンカズラ(前田康子)
梅雨も明けきらないうちに、一気に夏が来たかのようです。梅雨入りの頃からすでに35度近い日もあり、…
2025/06/26 16:47
【今日の短歌】誰もかくあらまほしけれこの花のいはぬに人のなほもめづらん(樋口一葉)
一葉自身が明言していないため断定はできませんが、「この花」とは「くちなしの花」を念頭に置いて詠ん…
2025/06/21 12:30
【今日の短歌】紫陽花の花は水面に映れるやモーリス・ドニの「花飾りの船」(小林幸子)
モーリス・ドニといえば、象徴主義でナビ派の代表格であり、写実主義(リアリズム)とは…
2025/06/13 22:20
【自作連歌】駅前旅館
駅前旅館 東西線7番出口すぐ脇に白地に黒く駅前旅館 踏み入ればあまたの靴と階段にオ…
2025/06/08 17:36
【今日の短歌】にぎやかにワルツを踊る星たちのどれかはぼくも生きやすい星(久遠遊)
今年は、「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」「皇帝円舞曲」などを手掛け、“ワルツの王” とも称されるヨハ…
2025/05/31 21:39
【今日の短歌】むらさきと白と菖蒲は池に居ぬこころ解けたるまじらひもせで (与謝野晶子)
むらさきと白と菖蒲は池に居ぬこころ解けたるまじらひもせで 与謝野晶子 むらさきに白、菖蒲は池にい…
2025/05/30 17:40
【今日の短歌】はなびらの迷路のなかを彷徨へる薔薇苑の蟻想ふ昼すぎ(大塚寅彦)
先日は、掲出歌とおなじように薔薇苑に行ってきました。色とりどりの薔薇が幾重にも咲き誇って、まさに…
2025/05/27 11:55
【今日の短歌】とほき日のわれらの時間を奪ひにしナーシャ・ジベリの奇術羨しゑ(門脇篤史)
ナーシャ・ジベリ(Nasir Gebelli)は、主にスクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲ…
2025/05/24 15:14
【今日の短歌】五月雨にワイシャツ透けて青白い痩軀のきみよ禽の眼をして (楠誓英)
雨で濡れたワイシャツが透けて浮かび上がった青白い痩せた体と、猛禽類のような冷たく鋭い眼。そんな鮮…
2025/05/16 17:18
【今日の短歌】ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞのこれる(後徳大寺左大臣)
ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞのこれる 後徳大寺左大臣 ほととぎすの鳴くほうを眺め…
2025/05/11 11:07
【今日の短歌】だれの真似かわからないけどコロッケの顔よく動く夜のめでたさ(小坂井大輔)
「見たまま」「感じたまま」をそのまま差し出しているようで、ただ明るいだけじゃなく、不安や虚無なん…
2025/05/06 09:44
【今日の短歌】銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも(山上憶良)
銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも 山上憶良 銀も金も宝石もいか…
2025/05/05 17:32
【今日の短歌】曇る日のとある路上の植込みのつつじの花のしめりに触れつ(阿木津英)
この時期は、街のあちこちが躑躅で彩られます。庭先や街路樹としてそこらじゅうで咲いているので、それ…
2025/04/28 17:18
【今日の短歌】ぶらんこの南南西に藤棚があるから其処で待つてゐるから(冨樫由美子)
季節が藤の季節とは限らないけど、藤棚のそばってベンチとかありそうで、「待つこと」が…
2025/04/25 20:45
【今日の短歌】菊芋の珠茎食ひたるその味を忘れしやひとはみな口噤む (北沢郁子)
東大山のさくらまつりま会場では、毎年、菊芋が売られています。以前から気にはなっていたものの、これ…
2025/04/18 16:37
ChatGPTと短歌づくり
先日のことですが、買い物ついでに、地元の神社へ御衣黄桜を見に行きました。「あ、もう咲いてるんだ」…
2025/04/15 07:41
【今日の短歌】野辺みれば弥生の月のはつるまで まだうら若きさいたづまかな(藤原義孝)
野辺みれば弥生の月のはつるまで まだうら若きさいたづまかな 藤原義孝 春の野を眺め…
2025/04/09 20:21
【今日の短歌】足裏にふれてここにも土破る筍の秀(ほ)はとがりて黄色し(白河まさ子)
今年の筍は慎重派なのか、出てくるのが遅くて、4月になっても一つも姿を見せませんでした。例年なら3…
2025/04/05 11:39
【今日の短歌】もみしだかれて狂うほかなし三月の疾風にしなう白き木の花(久々湊盈子)
「三月の疾風」としなやかさ 春の風って、一見すると季節の移り変わりを告げるものだけど、三月の風は…
2025/03/28 16:54
【今日の短歌】桜なんか勝手に咲けよまだすこし怨念がある昨日の夢に (岡井隆)
春が来るたびに思うことがあります。「今年は桜がいつ咲くのか」と。今年はいつになく花の開花が遅く、…
2025/03/27 12:56
「春は牡丹餅、秋はお萩」は本当?
春分の日を迎え、牡丹餅を食べられた方も多いかと思いますが、ネットで面白い記事 ☆ を見つけました。  …
2025/03/20 20:55
【小説】教科書を捨てた料理研究家
なぜだか知らないけど、料理研究家のリュウジさんが夢に出てきました。夢の中の私は、どこか学校のよう…
2025/03/19 15:19
【今日の短歌】子供よりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」(穂村弘)
「これって、競馬の種牡馬シンジケートも示唆しているのかな?」と思うのです。競馬におけるシンジケー…
2025/03/18 19:27
【今日の短歌】輪になってみんな仲良くせよただし円周率は約3とする(松木秀)
「輪になってみんな仲良くせよ」と言いながら、前提条件として「円周率は約3」という歪んだルールを押…
2025/03/14 09:09
【今日の短歌】フェルメール雨を描きてほしかりきけだしや透きし肌透くほど(佐佐木幸綱)
フェルメールといえば、やっぱり「フェルメール・ブルー」とも呼ばれる、ラピスラズリの…
2025/03/12 16:37
【今日の短歌】沈黙はときに明るい箱となり蓋を開ければ枝垂れるミモザ (服部真里子)
ミモザのふわっとしたフォルムや明るい黄色は、柔らかく場を和ませる雰囲気を連想させます。例えば、ち…
2025/03/08 20:22
【コラム】一円玉が語る経済の矛盾と無駄
一円玉見つつ思へり一つあて三円を費やし造る人らを 悟桐学 この短歌のポイントは、「一円玉の製造コ…
2025/03/04 10:40
【今日の短歌】一円玉見つつ思へり一つあて三円を費やし造る人らを(悟桐学)
この短歌が示すのは、私たちが普段何気なく見ている一円玉の製造にまつわる矛盾です。一円玉の製造コス…
2025/03/04 10:00
【今日の短歌】ビスケット託して放つ伝書鳩その密告は食べても構わん(鯨井可菜子)
「密告」という言葉には、秘密や内緒ごとを暴くようなニュアンスがあるので、本来なら触れてほしくない…
2025/02/28 15:00
【お知らせ】Youtube公開しました。
詳しくは投稿をご覧ください。
2025/02/27 15:16
【今日の短歌】たましひはここに遊ぶと菜の花のうすらあかりの黄のひとうねり (雨宮雅子)
風にそよがれながら、黄色がうねっているのがいいんですよね、菜の花畑は。そうか、“たましひ”が遊ん…
2025/02/21 15:13
【今日の短歌】レディ・ゴディバのハート一片口中にとけゆくほどの恋心かな (岡井隆)
「レディ・ゴディバ」とは、11世紀のイングランドの伯爵夫人、ゴダイヴァ夫人のこと。夫の重税に苦し…
2025/02/14 21:25
【今日の短歌】蝋梅の黄色のしずく夕光に身ぐるみ透けてひとつ火ともす (玉井清弘)
何年も前のことですが、友人から華道を習っていたことがあります。友人が懐妊したことをきっかけに教室…
2025/02/13 12:56
【今日の短歌】「その辺の草でも食つてろ」「ああ食ふは」まずは雪間の蕗の薹から (小関祐子)
野草に興味を持ち始めた私にとって、「その辺の草でも食つてろ」と言われたら、むしろ「その辺の草も美…
2025/02/08 19:28
【今日の短歌】雪のうちに春はきにけり鶯のこほれる涙いまやとくらむ (藤原高子(二条后))
立春を迎えて、七十二候では東風解凍(はるかぜこおりをとく)。 暦のうえでは「春」ですが、冬将軍は…
2025/02/04 18:44
【今日の短歌】節分の豆まきにけりこの冬をわれつつがなくすぎにけらしも (古泉千堅)
節分の豆まきにけりこの冬をわれつつがなくすぎにけらしも 節分の豆まきをした。どうやら私は、この冬…
2025/02/02 20:19
【今日の短歌】簡略な蝶が書かれたボタン押すエレベーターを閉めたい時に(田中有芽子)
エレベーターの「閉」ボタンに描かれた、ただのマーク。そこに「蝶」の姿が見えるようになりました。と…
2025/02/01 19:38
【今日の短歌】虫食いのみどりも共にきざむなり冬の鏑よよくきてくれた (坪野哲久)
大根も鏑(蕪)も、根はもちろん葉っぱも栄養価が高くて、とても美味しいですよね。ウチでは大根を育て…
2025/01/27 22:09
【今日の短歌】押し移る夜空の澄みやおのづから星座の極も傾きにけり (北原白秋)
冬の澄んだ空気の中で、星々はひときわ美しく輝きます。この地方では晴天が続いており、…
2025/01/25 22:38
【今日の短歌】ほどほどの切れ味がいいセラミックナイフのような新語を使う (俵万智)
新語というのは、どうしてもその時々のノリや空気感に寄り添う砕けたものが多く、言葉に…
2025/01/23 22:49
【今日の短歌】食べずともずるずる生きてゆきさうなこの身南天いつまで紅い (今野寿美)
南天の実が象徴するのは、生命力や鮮やかな色の持続です。今年の正月花は、鮮やかな赤い実がひときわ目…
2025/01/12 13:10
【今日の短歌】はつ雪と同じ目線で落ちてゆくGoogleマップを拡大させれば (toron*)
今日は特に冷え込みが厳しく、こちらの地方でも雪がちらつきました。ほんの一瞬で止んでしまいましたが…
2025/01/10 19:13
【今日の短歌】南無釈迦じゃ娑婆じゃ地獄じゃ苦じゃ楽じゃどうじゃこうじゃというが愚かじゃ (一休宗純)
一休宗純といえば、形式や伝統にとらわれず、しばしば挑発的で自由な思索を重んじた僧侶として知られて…
2025/01/09 16:38
【今日の短歌】人間がつまづく石をやすやすと越えてゆく蟻の長き一列 (阿部正路)
「えっ、この量を1人でやるの?」と圧倒される経験は、社会人になってから何度もありました。しかし、…
2025/01/04 19:23
【今日の短歌】長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな (作者不詳)
長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな なかきよのとおのねふりのみなめさ…
2025/01/02 23:07
あけましておめでとうございます 2025🎍
当blogをお読みいただきありがとうございます。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。 朝倉冴希 …
2025/01/01 13:30
【今日の短歌】網戸にはときおり欅の影ゆれて目詰まりしやすい光があった (永田紅)
年末に向けて、少しずつ早めに大掃除を進めているつもりですが、あれもこれもと手を付けているうちに、…
2024/12/28 21:27
MerryChristmas♪2024
2024/12/24 11:08
【今日の短歌】「どの道を選んでも悔いは残ります」さざんか冬の入口に咲く (大下一真)
どんな選択をしても、すべてに満足することは難しいものです。 それでも、「人間万事、…
2024/12/19 07:47
【今日の短歌】皸といふ皸にワセリン塗りこめて立ち直りゆくものか冬の夜 (柏原千惠子)
厨房で働いていた頃、手荒れに悩まされていました。いくらクリームを塗っても、手のひらや指先は常にひ…
2024/12/16 17:46
【今日の短歌】わたしたち夏から冬がすぐ来ても曇天を今日の服で飾って (柳原恵津子)
今年の季節の移り変わりは、まるで駆け足で進む物語のように感じられました。猛暑の日々が長く続いたか…
2024/12/07 21:22
【今日の短歌】えんぺらを抜き墨袋ぬき軟骨をぬきてなめらかな空洞とせり (花山多佳子)
あれっ⁈と思うのは、抜くとすればゲソの部分じゃない?ということ。イカを捌く手順としては、えんぺら…
2024/11/28 19:12
【今日の短歌】柿の朱は不思議なる色あをぞらに冷たく卓にあたたかく見ゆ (小島ゆかり)
若葉が芽吹き、鮮やかな葉の黄緑がだんだんと深まってくると小さな実をつけ、やがて葉が次々と散ってい…
2024/11/18 13:35
【今日の短歌】遠い未来に必ず訣れがあることを疑わずされど日々に思わず (久々湊盈子)
「わかれ」と一口にいっても、「別」「分」「岐」など、シチュエーションによってふさわしい漢字を使い…
2024/11/11 19:44
Happy Halloween!! 2024🎃
trick or treat!
2024/10/31 15:47
【今日の短歌】私にも優しいあの子の完璧なポニーテールがただしく揺れる (三浦なつ)
よく通る明るい声で見本のような挨拶をし、誰に対しても同じテンションで感じよく接する彼女は、ポニー…
2024/10/30 19:46
【今日の短歌】夜色の缶をひらいてうっとりとひもといてゆく月の巻物 (木下龍也)
夜の世界が広がるようなイメージや、月の神秘的な雰囲気を感じさせる美しい韻律。これは…
2024/10/29 19:48
【今日の短歌】洗剤の香りの歌をつぶやけば「香害」についてリプライがくる (俵万智)
日常の一コマだったり、少し肩の力を抜きたかっただけだったり。そういった何気ない投稿…
2024/10/26 21:43
【今日の短歌】木犀の香る木かげに立ち止まりパセティックな樹とひとのつぶやく (山田富士郎)
英語のスラングとしての「pathetic」には、軽蔑や侮辱のニュアンスが含まれています。「みじめ…
2024/10/17 11:04
【今日の短歌】あおむけの断頭台でマリーマリー鳩が飛び立つのを見ましたか (山口綴り)
マリー・アントワネットは、オーストリアのハプスブルク家の11女に生まれ、フランス国王ルイ16世の…
2024/10/16 21:06
【今日の短歌】一斉にマロン関連商品の出回りてひとの死にやすき秋 (染野太朗)
実りの秋が訪れ、栗や芋の風味が広がる季節になりました。 ショーケースやお菓子売り場を覗けば、栗や…
2024/10/14 13:22
【今日の短歌】日常の事は一生を豊かにす茄子煮が上手く出来たことなど (高野公彦)
時期的にそうなりがちなのですが、今の野菜は例年に増して繊維が硬いような気がします。我が家でも野菜…
2024/10/09 22:00
【今日の短歌】なにげなく摑んだ指に冷たくて手すりを夏の骨と思えり (服部真里子)
夏という季節の中で、何気なく掴んだ手すりの冷たさにハッとさせられたのでしょうか。そ…
2024/10/08 17:06
【今日の短歌】きっと覚えておけると思うアラベスクいつか壊れてゆく体ごと (笹川諒)
幼少期にバレエを習っていた私にとって、「アラベスク(arabesque)」という言葉は、優美なバ…
2024/10/04 12:17
【今日の短歌】酵母には死骸とう語があたるかとしばし考えるとろとろのとろ (田中濯)
去年、初めて葛の花を使って酵素ドリンクを作りました。その作り方は非常にシンプルで、…
2024/09/29 20:23
【今日の短歌】彼岸花 水引草 鶏頭 緋の色のやや寂しきを秋と呼ぼうか (大下一真)
秋の花を問われると、彼岸花は瞬間に脳裏を駆け抜けるもの、水引草や鶏頭はすぐには思いつきません。そ…
2024/09/24 14:10
【今日の短歌】青ぶだう唇にふれつつ思ふことおほかたは世に秘すべくあるらし (葛原妙子)
時折、心の奥底に秘めた感情や本音が渦巻くときがあります。それはまだ成…
2024/09/18 20:39
【今日の短歌】ゆくへなく月にこころのすみすみて果はいかにかならむとすらむ (西行)
ゆくへなく月にこころのすみすみて果はいかにかならむとすらむ 西行 行く先が定まらないまま月を眺め…
2024/09/17 17:17
【今日の短歌】かすかなるカルキが匂う脱衣場にたましいまで脱ぐわれかも知れず(斉藤真伸)
なんとなくでも体力をつけようと、市営のプールへ行くことにしました。運動が苦手で、あれこれ模索する…
2024/09/12 15:45
【今日の短歌】小夜さよ深ふけにさきて散るとふ稗草ひえぐさのひそやかにして秋さりぬらむ(長塚節)
「実りの秋」と称される季節ですが、本日は七十二候の第42候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」に…
2024/09/02 19:01
【今日の短歌】二百十日の雨瀧のごとくにおちたれば海のただなかに島は濡れゐる (橋本徳壽)
「二百十日」とは、立春から数えて210日目にあたり、古くから台風の襲来に警戒すべき時期として知られてきました。…
2024/08/31 14:31
【今日の短歌】いそぎつつ朝は出てゆく街角に咲きて久しき百日紅の花(古泉千樫)
百日紅(サルスベリ)の幹は、すべすべと滑らかで美しい質感を持ち、その特徴から「猿も…
2024/08/24 18:53
【今日の短歌】少しひらきてポテトチップを食べている手の甲にやがて塩は乗りたり(内山晶太)
同じく私も、あまりガサッと開けるタイプではありません。ポテトチップスだけではなく、何かの袋を開け…
2024/08/23 18:44
【今日の短歌】焼きたてのチーズケーキが息をする鉄の型より外されるとき(山本夏子)
「息をする」とは、すなわち“解放”の象徴です。鉄の型にしっかりと包まれていたチーズケーキが、その…
2024/08/22 15:40
【今日の短歌】秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる(藤原敏行)
季節の移ろいを感じるとき、それは目に見える変化だけではなく、音や温度といった五感を通じた微細な違…
2024/08/21 14:40
【今日の短歌】夏雲の君の不安のかたまりが溶け出し僕が満杯になる (松村正直)
感情の微妙な揺れに対して深く共鳴する自分がいることに気づかされる瞬間、その感覚がどれほど他者との…
2024/08/16 21:17
【今日の短歌】まことにも暑し暑しと口にしていへば紛るる土用の暑さ(窪田空穂)
あっつい、とにかくあっつい。年々厳しさを増す猛暑に「暑い」という言葉がつい口を出てしまい、「おは…
2024/08/05 15:06
【今日の短歌】雑踏の中でゆっくりしゃがみこみほどけた蝶を生き返らせる(木下龍也)
蝶々結びは完璧にできても、その蝶はすぐにほどけてしまいます。子供の頃からその度にしゃがみこんで結…
2024/07/25 21:17
暑中見舞い申し上げます。2024
大暑を迎え、連日の猛暑が続いております。年々夏の暑さが厳しさを増しているようですので、どうか熱中…
2024/07/22 12:22
【今日の短歌】梅雨さりぬ先づはなだ草初夏の瞳を上げてよろこびを云ふ(与謝野晶子)
ここ東海地方でも梅雨が明けました。ジメジメとした梅雨から解放されて嬉しいのは、ツユクサ(別名「は…
2024/07/18 20:29
【今日の短歌】遠雷のような時代が波たちて海の名前の家族が笑う(東直子)
「海の名前の家族」というのは、おそらくはサザエさん一家のことでしょう。調べてみたら、原作は194…
2024/07/14 17:36
【今日の短歌】はちす咲くあたりの風のかほりあひて心のみづを澄す池かな(藤原定家)
はちす咲くあたりの風のかほりあひて心のみづを澄す池かな 蓮の花の咲くあたりから風に乗って香りが漂ってきて、心の…
2024/07/13 20:43
【今日の短歌】冷蔵庫の麦茶を出してからからと砂糖溶かしていた夏の朝 (穂村弘)
小・中学生の頃、私は周期性嘔吐症(自家中毒)を起こしやすく、定期的に体調を崩すことがありました。…
2024/07/09 16:29
【今日の短歌】うどん屋の饂飩の文字が混沌の文字になるまでを酔う(高瀬一誌)
確かに、「饂飩」と「混沌」は漢字の形が似ていますね。普段は「うどん」とひらがなで書かれることが多…
2024/07/02 16:33
【今日の短歌】明日のことは明日にまかそう己よりおそろしきものこの世にはなし(山崎方代)
不安要素がいくらでも挙がってくる中で、ただただ今を生きていればそれでいいのか。「明日のことは明日…
2024/06/23 17:14
【今日の短歌】清流にひそやかに咲く梅花藻の喪のひとの顔しろくうつむく(桑原正紀)
叔母の墓参りを兼ねた花めぐりで訪れた普門寺は、紫陽花寺として知られていますが、そこで思いがけず梅…
2024/06/14 15:00
ChatGPTを使って短歌制作を試みる
表現の選択や語彙の当てはめについて、どちらがふさわしいか、あるいは他にどんな語彙が適切かといった…
2024/06/10 14:05
【コラム】学校健診での医師の行動について
最近、学校健診において二次性徴を確認するための陰毛所見を行った医師の行動が世間を騒がせています。…
2024/06/10 13:37
【今日の短歌】美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり(葛原妙子)
画像としては薄曇りが一番美しく、雨にしっとりと濡れるのが似合うのが紫陽花だと思っています。晴天に…
2024/06/06 10:47
【今日の短歌】血管の中に住みたいからだじゅう隅から隅まで知りたくなって(千原こはぎ)
名古屋で行われた「人体の不思議展」を見に行ったときの衝撃は忘れられません。本物の人体がプラストミ…
2024/05/28 17:28
【今日の短歌】人類はほとんど水でできておりやがては霧となる資料集(小野田光)
ほとんど水でできている人類。その人類にある水分が霧になったのなら、連想されるのはミイラです。古代…
2024/05/25 15:45
【今日の短歌】香の高き薔薇の名はケアレス・ラブといふ二つくらゐは誰にもあらむ(米川千嘉子)
自分の中で三大憧れの薔薇というのがあって、一つ目はトマス・ハーディの「日陰者ジュード」という小説…
2024/05/13 14:22
【今日の短歌】若竹の伸びゆくごとくこども達よ真直に伸ばせ身をたましひを(若山牧水)
待ちわびた筍がやっと出てきたと思ったら、そのまま少しでも放っておくとどんどん背丈が伸びて、そのう…
2024/05/05 20:24
【今日の短歌】ヒメジオンとハルジオンの違いをさりげなく聞けばたちまち機嫌をなおす (永田和宏)
表情がちょっと暗かったり、もしかしてご機嫌斜めなのかなとか感じたときに、相手の好きそうな話題を振…
2024/04/27 21:18
【今日の短歌】生れは甲州鶯宿峠に立っているなんじゃもんじゃの股からですよ(山崎方代)
「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又・・・」寅さんの口上みたいな一首だけど、なんじゃもんじゃの…
2024/04/22 20:10
【今日の短歌】いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひめるかな (伊勢大輔)
こちらの地方ではソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、八重桜が綺麗に咲いています。遠くから…
2024/04/18 19:48
【今日の短歌】いざ子ども山べにゆかむ桜見に明日ともいはば散りもこそせめ (良寛禅師)
いざ子ども山べにゆかむ桜見に明日ともいはば散りもこそせめ さぁ、子供たち。山へ桜を見に行こう。明…
2024/04/09 17:12
【今日の短歌】筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも (作者不詳)
筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも 筑波嶺の新桑繭で作られた上等な衣はあっても、…
2024/03/28 20:48
【今日の短歌】よもの山に木の芽はるさめふりぬればかぞいろはとや花のたのまむ(大江匡房)
よもの山に木の芽はるさめふりぬれば かぞいろはとや花のたのまむ 大江匡房 四方の山々に木の芽を膨…
2024/03/26 21:07
【今日の短歌】日中を風通りつつ時折にむらさきそよぐ堅香子の花 (宮柊二)
可憐な薄紫の花は、その昔「堅香子」とも呼ばれていました。あんまり日が照っていると花…
2024/03/17 20:15
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