楷行草から篆書隷書かな調和体、顔真卿、高貞碑などあらゆる書体書風で表現する季節だよりです。
これまでのブログ”さらさらと”から書道作品を独立させた”香墨工房”です。 よろしくお願いいたします。
藤の花雲の梯(かけはし)かかるなり与謝蕪村藤の花
昭和の日あせし写真の原節子小野真弓昭和の日
花えんどう蝶になるには風邪足らず大串章花えんどう
藤の花長うして雨ふらんとす正岡子規藤の花
フランスの菫を封す書信かな正岡子規菫(すみれ)
垣越(かきごし)に李の花や星月夜故来李(すもも)の花
ほろほろと山吹散るか滝の音松尾芭蕉山吹
家鴨(あひる)等(ら)に枳殻(からたち)の花こぼれける志順枳殻(からたち)
照りつけて海草匂ふ汐干すかな樗良(ちょら)汐干(しおひ)
月洩(も)るや榧(かや)の花ちる土手の上大江丸榧(かや)の花
本当の雨脚となる穀雨かな平井さち子今日は、二十四節気の穀雨(こくう)この句と違って一日中とても良い天気でした(^^)穀雨(こくう)
わが陰に桜草ある鮮やかさ篠原温亭桜草
うどの香や鶏の啼(な)きたつ朝月夜祠冠うど(独活)
はしり咲く馬酔木の花の壺のしろ五十崎古郷馬酔木(あしび)
珊瑚摘む船の行方や蜃気楼臼田亞浪蜃気楼
春高楼の花の宴巡る盃影さして千代の松が枝分け出(い)でし昔の光今いずこ荒城の月土井晩翠作詞滝廉太郎作曲荒城の月
人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香(か)ににほいける紀貫之百人一首春の歌(七)
菜の花や月は東に日は西に与謝蕪村菜の花
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに小野小町百人一首春の歌(六)
まさおなる空よりしだれ桜かな富安風生しだれ桜
いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな伊勢大輔百人一首春の歌(五)
花筏(はないかだ)金色の鯉しずめけり川村紫陽花筏
先月準五段から五段に昇段した一字書”蟹”蟹
門の花静かに白し花曇り原石鼎(はらせきてい)花曇
燃え出(いず)るあちらこちらの花篝(はなかがり)日野草城花篝(はなかがり)
高砂の尾(を)の上(へ)の桜咲きにけり外山(とやま)の霞(かすみ)たたずもあらむ権中納言匡房百人一首春の歌(四)
初虹もわかば盛りやしなの山小林一茶初虹=清明の頃に出る虹初虹
清明の天より届く鳥の羽都筑智子今日は、二十四節気の清明(せいめい)です。清明
さくらさくらさくさくらちるさくら種田山頭火さくら
おしなべて花の盛りとなりにけり山の端ごとにかかる白雲西行法師花の盛り
きまぐれの旅暮れて桜月夜なる種田山頭火桜
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