chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • Jakob: スウェーデンの人名

    この夏、フランス南西部のボルドーやトゥールーズ周辺を旅行してきました。あの辺りは、スペイン北部サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路にあたります。 サンテミリオンの街並み。巡礼者の通過地点として栄えた。 トゥールーズのジャコバン修道院で説明書きを読んでいると混乱してきました。スペイン語では Santiago(サンティアゴ)、フランス語では Saint-Jacques(サン・ジャック)、英語では Saint James(セイント・ジェームズ)。これらは全部、同じ人物、聖ヤコブを指します。 スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラが巡礼地になったのは、9世紀に聖ヤコブの遺骸が見つかったからだ…

  • 【読書感想】少女と負い目2~同情できない女たち~

    Katarina Wennstam 著『Flickan och skulden』についての昨日の記事への補足事項。本書の問題提起は何点もある。 前回も述べたが、当時(2002年)刑法上、被害者が事件当時「無力状態」であれば、罪名が「レイプ」ではなく「性的搾取」となった。著者によると、当時の刑法の解釈はこのようであった。 女性が犯人に強制的に酒を飲まされたりクスリを打たれたりした後に、犯人から暴行を受けた場合はレイプになる。しかし、女性が犯人に出会ったときにすでに自主的に酒を飲んで酔っており、その後に犯人がセックスを強いた場合にはレイプにならないのだ。また女性が自分の意に反して薬物で放心状態にな…

  • 『スウェーデン語の語源』本を出版しました

    このブログで連載していたスウェーデン語単語の語源。その内容をまとめて電子書籍にしました。Kindle 自己出版です。 画像をクリックするとアマゾンに飛びます 「オレンジは中国のリンゴ」「綿は木になる羊毛」「結婚式は“花嫁が走ること”?」「否定を表す aldrig や ej には ne が付いていた」「子ども barn の英語の親戚語は…」「いらぬお節介、熊のサービス」「挨拶 Tjäna! の起源は…」など、スウェーデン語の単語や成句の成り立ちがわかる本。 ただ今キャンペーン価格です。お得ですよ~。また、Kindle Unlimited(定額読み放題制度)でも読めます。「今月は980円払って、あ…

  • 【読書感想】少女と負い目1:レイプを見る社会の視線

    原題:Flickan och skulden: En bok om samhällets syn på våldtäkt 直訳:少女と負い目:レイプを見る社会の視線 著者:Katarina Wennstam(カタリーナ・ヴェンスタム) 出版年:2002年(改訂版2012年) ページ数:286 2002年に発表されたこの本はスウェーデンの文学賞・アウグスト賞ノンフィクション部門の候補になった。また中高校生向けのディスカッション用資料としても使われている。 財布を盗まれた場合は窃盗である。財布の厚さは関係ない。持ち主が暗闇を歩いていようとも酔っていようとも関係ない。だがレイプになると、世間も法廷も…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、Hareさんをフォローしませんか?

ハンドル名
Hareさん
ブログタイトル
Hanes fik
フォロー
Hanes fik

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用