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息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を https://blog.goo.ne.jp/t2885totty8885

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を

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2018/01/03

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  • 長嶋さん亡くなる

    長嶋が打って、巨人が負けると、たまらなくうれしい一日となった。大学生のときに、引退試合に行き、「永遠に不滅」を発した正面の外野席にいて、泣きながら「もう野球に興味はなくなった」と思った日も、さらに遠く感じることだろう。巨人は、正力、読売と、権力の番犬たらんとしている薄汚さを感じて、とにかく嫌いだった。もちろんいまもだ。合掌。長嶋さん亡くなる

  • 落ちるところまで落ちるがいい

    と、私らしくない表題となってしまった。佐賀県で教員採用試験の倍率が、0,9倍にまで落ちたとの報道。大学生が見向きもしない職種に成り下がった教員という職種。落ちるところまで落ちるがいい

  • 倒れても本懐とする学校現場

    週明けの今日、約三分の一の職員が、休み乃至早退した。発熱、咳、お子さんの病気など、理由は様々だが、みな本人や家族が体調を崩している。給特法の改正案では、在校時間だけが取り沙汰されているが、帰宅してからの「勤務」も馬鹿にならないほど厳しいものだ。私も最低2時間は帰宅してから「勤務」をしている。テストの採点、学級通信の作成、授業の計画などだ。これらは全て「自主的な行為」。なんとも馬鹿げた話だ。こんなペテンな手法の改定、いや改悪で、教員の希望者が増えたなら、私は逆立ちして校庭を一周してもいい。古い表現か(笑)倒れても本懐とする学校現場

  • 給特法改正どころではない

    「与野党が、公立学校教員の処遇改善を進める教員給与特別措置法などの改正案を修正する方向で大筋一致したことがわかった。平均残業時間を月30時間まで削減することや公立中学での「35人学級」実現など政府が掲げている目標を法案に明記する内容で、今国会で成立する見通しだ。」と、新聞記事。冗談じゃない。つまり30時間程度なら、働かせ放題だと言うことだ。「残業」は、4項目しか定義されていないから、管理職は、こぞって「早く帰れ」、あとはカウントされない在宅の仕事になるだろう。主務教諭とやらも、上意下達の「計画書」の命令も、職場を重苦しくさせるだけ。改悪そのもの。給特法改正どころではない

  • 登校しぶりの教員が

    Xを見ていたら、「連休後に、学校に行きたくない」という内容の投稿が、あちこちに見られた。子どもからかなと思いきや、4月から採用された、新人教員ばかり。中には「もうやめたい」とまで書いている方も。私も先週は、水曜から金曜まで発熱で休みをとり、なんと8連休の身。行きたくない気分は分かるが、頑張って、朝、勇気の一歩を踏み出してほしい。中には、新採ではないが、若い教員が、理不尽にも「荒れたクラス」の担任を「命令」されて、限界に近い一か月を経て、連休明けの明日を前にして、体が震えてきたという内容のものも。この職場、どうなっているのでしょうか。管理職のマネジメントも問題だが、そんな彼と一緒に嘆き、怒り、寄り添う同僚はいないものか。社会的な人間集団であるべき職場の空気は澱んでいないか。子どもに日頃教えていることを、あな...登校しぶりの教員が

  • 焦る

    連休も半分が過ぎた。前半は体調、体力の回復を図るのみで、ひたすら何もしない時間を費やすことに精を出した。(矛盾した表現だが)さて、なんとか平常に近い心身に戻ったところで、戦闘開始。原稿の手直しを完成させたい、なにか心を揺さぶる映画が演劇を観たい、旨くて滋養に良いものを食べたい、家族サービスをしたい、母の日のためになにか素敵なものを探したい、庭のバラの写真を凝ったものを追求したい、本屋をぶらぶらしたい。うーん、時間が足りないなあ。できることから、ひとつずつ。焦る

  • 心を国家権力が支配する

    軍事、治安などとともに、国民の精神を支配できれば、統制、支配は、権力の思いのままになるはずだ。学術会議の件、給特法の件は、その典型だ。どちらも、権力側はしたたかに、そして執拗に、欺瞞なる手法で支配を強化しようとする。感心するほど、諦めない。後者では、働き方の改革が、いつの間にか、自治体に計画、実行の報告を義務付け、さらに新たな「階層職務」を設けるという、支配統制の策を盛り込んだ。働き方改革はどこへやら。過密な労働は差し置いて、たかだか1%の段階的なつり上げのごまかし。持ち帰りの残業、精神を病む教員の増加などには、聞く耳を持たない。闇はまだまだ続く。心を国家権力が支配する

  • バテバテの

    新学期がスタートして2週間。二クラス、隣りは教務主幹。学年の仕事は、ほぼ私が引き受けている。(しかも笑顔で)学級通信も8号。持ち帰りの仕事が激増中。かなりバテバテで3週間目に入った。このペースだと、いつか倒れるなあと危惧。働き方改革?バテバテの

  • 市長が言うから?

    市の教育研究会で、今年の研究テーマを決める際に、ある教員が、「市長が、子どもど真ん中と言っていたから、それに準じたものに」という発言をした。みな、なぜか頷いている様子。え、それ、おかしくない?しかたなく、「子どもを中心にすえての内容には賛成ですが、市長が言っていたからという理由なら、私は反対です。」と発言。怪訝そうな、その教員と周り。みな感覚が麻痺しているのだろうか。悲しい光景。市長が言うから?

  • 遅い気づきだが

    新学期!可愛い子どもたちと、また1年間、一緒に学べることがなによりもの幸せ。「でもしか」から天職と思えてきた、このごろ。ああ、もう少し早く気づくべきだったと。遅い気づきだが

  • 100万突破! ま、自分も見ているからなあ

    たぶん、今日で百万アクセス突破。2009年8月から始めた、このブログ。17年かけて100万だから、均せばたいしたことはないが、ムラはありながらも、続けてきた自分を褒めてやりたい。まあ、自分も見ているわけだから、100万とは言え、まだまだかな。いま、このブログの記事を手がかりにして、ここ20年の教員界の変化をまとめて、本にしようと考えてます。先のない私の全霊を込めて。100万突破!ま、自分も見ているからなあ

  • 西尾に来て 元日先生を発見

    母と妹の住む西尾に来ています。93になる母は、少しずつ朽ちていきつつも元気で、耳が遠くなりはしているものの、まだまだ私たちの会話に混じっています。11下の妹も健康体。目に蚊が飛んでいたり、花粉症デビューしたりと、あちこち出ているものの、こちらも大丈夫。友人から、Xの「元日先生」が面白いと紹介してくれた。さっそく開いてみる。おお、相当欲求不満の溜まっている方なんだと思う。きっと、それを読んだ同業者は、「言いたかったことを書いてくれた」と、一瞬スカッとするのだろう。似たようなことは私の勤務校でもよくあることだけに、たぶん事実だろう。ここまでは、元日先生の気持ちは分かる。ただ、「今どきの親は」「最近の子どもは」の羅列では、不満の共有だけであり、「発散」「昇華」の域を超えられないだろう。こんな現実の中でも、親と粘...西尾に来て元日先生を発見

  • 卒業式の日に

    昨日で、私のクラスは店じまい今日は卒業式別れと出会いなんとも複雑な日になりそうだ卒業式の日に

  • 奇跡的に!

    スマホロックが、奇跡的に解けました。メモしてない、覚えてもいないという、絶体絶命。イニシャル、生年月日、電話番号、住所、記念日、とにかく私に関係ありそうな4桁の番号を、ひたすら打ち込むも、まったくヒットせず。一回間違えるたびに、30秒待たなくてはならないため、ひどくもどかしい。約2週間、暇ができると、ひたすら打ち込む。しかし、惨敗の日々が続く。ショップに、初期化、つまり全データ消去のリセットを頼んだ前日。もしかして、4桁ではないかもと考え直し、英数字を含めたパスワードを打ち込むことに。あ、あ、あ、一回で!画面が切り替わり、懐かしい光景が!まあ、めでたしめでたし。試みたパスワード候補は、ゆうに300を越え、諦める直前でした。すぐに、指なぞりの解除方法に切り替え。これは、忘れないだろうからと、またまたノー天気奇跡的に!

  • 知人の方々へ しばらくお待ちください

    どう操作したのか分からないのですが、私のスマホにロック画面になってしまいました。恥ずかしながら、解除するパスワードを記憶も記録もしていなかったため、誕生日やら住所やらの手がかりで打ち込んでみたものの、まったくヒットしません。「これかな」と思う数字を、200余り打ち込んではみたもののさっぱり。指紋もスライド?の認証登録はしていないので、パスワードだけが唯一の解除条件。この二週間、ずっとメモをとりながら試みているものの・・・「打ち続けると、二つか三つで、そのあとに打ったのは受け付けないと思いますよ」という同僚の助言。あっ、そうだった。ということで、1つ2つ打っては、30分休むという作戦に。しかし、それでもヒットしない。ソフトバンクのショップに行くと、店長らしき方が、「あっ、私どもは助けられません。あなたが思い...知人の方々へしばらくお待ちください

  • 隣りの

    お隣のおじさんが、一昨日亡くなりました。93歳。しばらく認知症を患い、最近は肺炎のために、一か月ほど入院していました。体が衰弱して、呼吸器が作動すると、心臓が圧迫されて苦しんでいたようで、最後は呼吸器を外してあげたそうです。母よりひとつ上。隣りの

  • 給特法改定案に隠された 姑息な策略

    やはりね、という感想だ。わずか1%ずつ手当を上げていくことで、長時間の残業の解消に抜本的な道筋を示さないことは予想通りだが、私には、これを「チャンス」とばかりに、「新たな職」を盛り込もうとしていることを見逃してはならないと考える。まったく姑息な企み。新たに「主務教諭」を設けて、さらに職場を上下関係で縛り付けるは企み。校長、副校長、主幹、「主務教諭」、指導教諭、主任教諭、平教諭とラインアップされた縦社会。校長にも、統括校長という職名、指導主事にも、統括指導主事という、トップが存在することを考えれば、いま、教育現場は、この縦社会で「金縛り」状態になっている。ちびちび残業代を支払いますよ。ただし残業は続けてください。自治体や現場で工夫、努力しなさい。新しい職を作りますから、職場では上司の指導を仰ぎ、従順に働きな...給特法改定案に隠された姑息な策略

  • 癒せることより矜持 不可解な祝日には与しない

    私の行動は、納得できないものに左右されない。戦争に繋がると思われるものを、さりげなく拒否する。まさに今日の「記念日」がそれにあたる。休みたいという誘惑を押しのけて、図書館に行き、1日を仕事に費やすことを毎年続けている。自己満足かもしれないが、これなくして、私の存在意義がない。癒せることより矜持不可解な祝日には与しない

  • 友人の学校が危ない

    隣の学校に勤務する友人から、困りごとの相談があった。昨年に赴任した校長がワンマンで、なにか気に食わないことがあると、担当の先生を校長室に呼び出して、叱責するのだと言う。たぶん「ここだけの話にしておくから」のような甘言、取引があるのだろう。その「「指導」「命令」「叱責」は、職員のほとんどが知らないでいるようです。なかなかの策略家な校長なのかもしれません。今日、友人と会って話を聞いてきます。友人の学校が危ない

  • 母が風邪を

    なにしろもうすぐ93だからなあ。春休みには会いに行く予定だが、「最後にならないように」と祈るようにして毎回訪れる。当の息子も、死んだ父の年を、8年も越えてしまっている。まだまだ元気でいてほしい。母が風邪を

  • 児美川さんの話を聞きに

    「憲法を守り生かし平和と民主主義子どもの権利を保障する教育を」と銘打った、2.1東京教育集会に参加。神保町、教育会館。新自由主義の教育政策については、鈴木大裕氏と児美川孝一郎氏が、私の知る限り、一番詳しく、その対抗軸を模索している二人だ。不登校、定時制高校の廃止、君が代裁判、教員不足などの、現場からの報告。どれをとっても重い問題だ。その後、児美川さんの講演。「東京都の教育改革を検証する」。産業界からの要請、国家主義を標榜する勢力、政権党の思惑、国民、教組などの対抗勢力などの相関図を挙げながら、この2.30年間に変化してきたことを、丁寧に分かりやすく話された。「人材としてしか子どもたちを見ていない」「安価に育成、しかも民間を導入して憚らない」「教員は、たんなるパーツにしかなくなっている」そんな内容の講義。聞...児美川さんの話を聞きに

  • 楽しい日本?

    「かつて国家が主導した強い日本、企業が主導した豊かな日本、加えてこれからは一人一人が主導する楽しい日本を目指していきたいと考えます。」楽しい日本にしたいと思うことは、別に否定はしない。どうしたら楽しくなるのか。どんな状態を「楽しい」と言うのが。期待しないが、石破首相のお手並み拝見。空虚な言葉が、バラバラ散りばめられた、施政方針演説。楽しい日本?

  • 6時20分には学校へ

    朝、4時半に起きて、風呂につかり、5時45分に家を出る。駅前のコンビニで、明太子のおにぎりか、たまごとツナマヨネーズのサンドイッチ、ホットコーヒーを買い、バスに乗る。学校に着くのは、6時20分。約2時間、教材の準備や、学年や分掌の仕事をこなす。定時には、例外を除いて退勤。こんな定型の生活を、約4年間続けている。朝は甚だしく弱かった私だったが、早寝すれば、なんら問題ないことが分かり、続けられるようになった。夜は10時には寝るようにしているが、半分は11時前後になる。年老いて、睡眠時間が短くてもよくなったせいか、昼間に睡魔に襲われることが少なくなっている。しかし、土日は、かなりぐったりするので、平日のつけは、否定できない。寝付きはよくなく、どんなポーズで寝入ることができるのか、毎日格闘している。仰向けは、まず...6時20分には学校へ

  • 「偏向教育」を攻撃する偏向報道

    ちょうど一年前に、こんな社説が出ていた。「いまだにこんな、法令違反の教育が行われていたことに愕然(がくぜん)とするほかない。子供たちがかわいそうだ。国立奈良教育大付属小(奈良市)で道徳の授業や国歌「君が代」の指導を適切に実施しないなど、学習指導要領に反する教育が常態化していた。偏った授業は断じて許されない。文部科学省は事実関係を調査し、再発防止を徹底すべきだ。奈良教育大によると、同付属小では道徳の授業をほとんど実施せず、音楽で全学年に義務付けられている国歌の指導も6年生以外は行っていなかった。国語も3年生から必修となる毛筆の書写(習字)を授業で行わないなど大半の教科で指導不足や履修漏れが確認された。同大の宮下俊也学長らは会見し、校長によるガバナンス(組織統治)が機能不全に陥っていた状況も明らかにした。同付...「偏向教育」を攻撃する偏向報道

  • 100万アクセスまで あとわずか

    2009年8月11日にスタートした、このブログ。だらだらと続いて、17年目となりました。チリも積もれば~なのでしょう。現在、閲覧が992,522PV。なんと100万まで、あとわずかとなりました。もちろん私も折々見ているので、実際には、私の閲覧も入れて100万なのでしょうが。ブログの一回目は、劇を観た感想です。「新宿、シアターサンモール(いつも迷ってしまうくらい分かりづらい場所です)で、散歩道楽という劇団の「すこし離れて、そこに居て」という劇を観てきました。先日、大原麗子さんが亡くなって、「すこし愛してず~っと愛して」という言葉が頭に残ったままの観劇でした。(関係ないか)劇団の宣伝文句にあるように、豆腐屋版「スタンドバイミー」といった感じのストーリーで、役者さんも、若いのに、それぞれが個性的で、余韻の残る素...100万アクセスまであとわずか

  • 東京會舘 プルニエ 美味だったが

    親戚の娘から長男夫婦を経由して、「ディナーの半額割引券をもらったけれど、当日行けないので行ってほしい」と依頼を受けた。気安く承諾したのはいいけど、あとで聞くと、なんと1人3万円のコースだとのこと。おお、夫婦で行くと、6万の食事。半額ゆえ、負担は3万。しかし、それも「出しますから」ということだった。丸の内、東京會舘。プルニエというフレンチレストラン。有楽町から、地下通路で約5分。會舘自体は、主に結婚式場に利用されているようで、昨日(あっ、行ったのが11日の土曜日5時半の予約)も、たくさんの式や披露宴が行われている様子。人、人、人。笑顔、笑顔、笑顔。日生劇場から少し北に位置する東京會舘。昼間なら、きっと見覚えのある場所だ。案内された席からは、すぐ前に皇居が見える。さて、ディナー。「お品書き」では、・アミューズ...東京會舘プルニエ美味だったが

  • 三連休もあと一日 焦っている

    過ぎてしまえば「あっという間」にすげかわってしまう時間だ。計画していることの一割も達成できないでいることに、苛立ち。今日は、朝四時半に起き、朝風呂に入り、六時には家を出て、図書館またはネット喫茶に向かう。どんより曇っていて、予報では「雪がふるかも」と言っていた通りになるのかもしれない。この時期、図書館は受験生でいっぱいだ。来週は統一試験があるのだから当然か。今日はネット喫茶にしておくか。七時に開店するベローチェに入って、モーニングセットを注文。喫煙ブースがあるというだけの、立ち寄りの理由。池袋の南口には、三軒のベローチェがあるが、今日はジュンク堂そばの店にしよう。約一時間。ニュートンの「量子力学の100年」特集の残りを読む。自然界の物理法則とは全く異なる法則」を持つ素粒子。じっくりと腰を据えて読んだにもか...三連休もあと一日焦っている

  • 「今、出来る、精一杯。」

    「今、出来る、精一杯。」根本宗子小学館文庫1217円+悪税もともと戯曲だったものを小説に書き改めたもの。登場人物の一人一人が、繊細で、痛くて、不安定な居心地を持っている。しかし、読み進めることを止められないのは、きっとそれぞれの人物が抱える“弱さ”が私にもあるからなのかもしれない。不恰好な“強さ”とその“脆さ”。元々が戯曲なだけに小気味良いテンポで会話が進んでいくので、読みやすくもひとつひとつの言葉に痛いほどの本音が滲んでいる。作者が若いだけに、楽しみだ。「今、出来る、精一杯。」

  • 新年を迎えて

    新年明けましておめでとうございます。帰京早々、事故渋滞にひっかかり、ヘトヘトになって夜遅くに自宅にたどり着きました。今年は年男なのに、スタートから躓いてしまったような。まあ、これは干支とは無縁の、誰もが遭遇することなので、気にしないようにしよう。来年から年賀状は終いにすることにしました。毎年500枚は下らぬ数の年賀状を出していたのですが、寄る年波。体力の限界を感じ、また1枚85円に値上がりしたのを契機に、親戚以外は、メールやブログでやりとりすることにしました。経済的にも、ハガキ代が40000円以上、さらにプリンターのインク代が馬鹿にならず、ブラック、カラーそれぞれ2個ずつ使い果たし、しめて10000円。(プリンターのインク、なんでこんなに高いのでしょう。プリンターを安くして、インクでガッポリという商法が見...新年を迎えて

  • 2024年 光も差した

    被団協の平和賞、袴田さんの再審無罪、日本には見られない韓国の民意度、自民惨敗ああ、やはり少ない!国民が、世界の平和のために、均等な豊かさを求めて、うねりとなって活動する。そんな国民性を持つ日本になるように。ひるまずに、小さなことから、できることに力を尽くしていきたい。戦争につながる、どんな些細なことにも、注意と警戒とを怠らず、それらを見つけ出し、警鐘を鳴らしていきたい。(すでに山ほどあるが)2024年光も差した

  • あー 時間と能力が欲しい!!

    25日に終業式が終わり、ようやく冬休みになった。あとは、やや短いとは言え冬休みで、念願の「自分の時間」を取り戻せるのだが、そうは問屋が卸さない。昨日までに、「一月の学年だより」を完成させ、二学期の授業時間数の計算を済ませ、一月にお願いする講師の英語、算数、国語の予定表を作成して、それぞれに送付。そして、今日の午前中に年賀状の作成。いつもは500~700枚作成するのだが、今回からは、親戚と今年、去年教えた子だけの作成にした。120枚。あとは、届いた年賀状に対して返事を書いて送ることに。そして、そこには「来年からはメールでやりとりしましょう」として、年賀状じまいを知らせることに。時間も費用も体力も、目に見えて、かなり削減される。そして、午後。やったぞーとばかりに、池袋ジュンク堂に向かう。読みたい本がたまってい...あー時間と能力が欲しい!!

  • 2024年 いいことあった?

    能登大地震、裏金、トランプ、ロシア・ウクライナ、ガザ、北朝鮮の兵がロシアに、物価高騰、中国の台湾威嚇、子ども50年で半減、原発の再稼働、日本のジェンダーギャップ世界118位、小池都知事3選、南海トラフ騒動、辺野古杭打ち続行、闇バイト。思いつくままに、今年起きたことを打ち込んでみた。なんというマイナス思考の寄せ集めなのだろうと、滅入ってくる。自民・公明が議席を大幅に減らしたことは痛快だったが、「拮抗国会」となっても、裏金問題は相変わらずうやむや、企業献金についても先送り。「103万」問題だけが国会の争点であるかのような錯覚。人間そのものが愚かなのか。国家は必ず腐敗するからなのか。その両者の合算の結果なのか。明るく、希望に満ちた話題がほしい。2024年いいことあった?

  • ハン・ガン「別れを告げない」やっと入手

    海外文学は、ほとんどと言ってよいほど読んでいない。高校生の時に勧められた『人間の重み』を読み始めたものの、登場するジャックとジャン(だと思う)の区別がつかず、何度も何度もページを戻して、読了は2か月後。以降、カタカナの名前に、アレルギーを起こしてしまうきっかけとなった。さて、ハン・ガンの小説。韓国とは言え、海外文学である。しかし、ノーベル賞をとるくらいのグローバルなもののはず。光州事件については、かつて学んだこともある。時代に翻弄されて生きていく、重く、しかし光も描いているだろうという期待も込めて、苦手なりにゆっくり読んでみようと決意。アマゾン、ジュンク堂は、しばらく品切れが続く。しかたない「うそコンシェルジュ」から先に、と思いきや、こちらも品切れ。約一か月を経て、ようやくハン・ガン作品が先に手に入った。...ハン・ガン「別れを告げない」やっと入手

  • 憂鬱な時期になりました

    通知表作成の時期になった。所見、成績、生活の評定など、それなりに気を使い、作成する時期だ。しかし、その作成が子どもたちにとり、有効であるかどうかには、?マークを付けざるを得ない。まず、「数値化」について。7割なら「よい」、9割を超えれば「大変よい」、よいに達してなければ「がんばろう」という内規がある。これがまた厄介者。例えば、国語の「思考力」という観点の箇所。それをどう数字に置き換えられるのか。みなさんは、市販テストの点数を、平均で出していて、評定にしているようだが、それ、かなりいい加減だと感じる。体育では、何をもって「思考」の点数化ができるのか。漢字の書き取り、読み、文法、語彙、「知識」の点数はどう付け、これらの分野とどう「合成」させるのか、まったく訳が分からない。所見も頭が痛い。今学期は、全体の所見、...憂鬱な時期になりました

  • 前原氏? まあ納得か

    維新の中枢に安泰、ってわけか。連合会長と重なって見える。非自民、反共産とは言え、本音は、親自民、反共産だから。最終的には労働者を裏切り続ける生き方をしていくのだろう。前原氏?まあ納得か

  • 「漫才とお父さん」まず和やかな雰囲気

    11/2412:00宮下涼太プロデュースCardCase高田馬場ラビネスト楽しく観せていただきました。劇自体は、かなり大雑把でしたが、それぞれの俳優さんが、それぞれの味を出していて、こちらの側面から堪能できたからです。こんなアバウトな劇もありかな、みんな楽しんでいたし。と思いながら、高田馬場駅に向かいました。「漫才とお父さん」まず和やかな雰囲気

  • 「炎-遠-恋-憐」

    星巡黎第二回公演11月23日14時の部阿佐ヶ谷身体表現を伴う劇ばかり観てきたため、最初は物足りなさを感じましたが、劇が進むに連れて、「あ、この内容は、この表現が最適かもしれないな」と思うようになってきました。そう思わせたのは、台本のかなり緻密な心理描写であり、また、語り手の優れた表現力ゆえのものだったと考えます。自分や相手の心持ちを否定しながら、またそれを反転させて肯定しながら、自身でさえつかめない「自分」を壊し、再生していく「疲れる」作業の1時間半でした。(笑)見終わったあと、清々しい気持ちにさせたのは、見事だと言わざるを得ません。ありがとうございました。「炎-遠-恋-憐」

  • 追悼 谷川俊太郎

    ネロ愛された小さな犬に谷川俊太郎谷川俊太郎さんが亡くなった。難解な詩ばかりが、高校生の私の近辺で徘徊している中、彼の詩は、とにかく易しい、そして優しい言葉で溢れ、「あ、私にも詩の世界に触れる資格があるんだ」と安堵させてもらった恩人だ。もう、半世紀以上前のこと。徐々に彼の詩から離れていった、私のその後だが、若く自信のない私には、この上ない恩人だったことは疑いがない。以下、ブログの再録で、感謝、追悼の意を。ありがとうございました。ネロもうじき又夏がやってくるお前の舌お前の眼お前の昼寝姿が今はっきりと僕の前によみがえるお前はたった二回程夏を知っただけだった僕はもう十八回の夏を知っているそして今僕は自分のや又自分のでないいろいろの夏を思い出しているメゾンラフィットの夏淀の夏ウィリアムスバーク橋の夏オランの夏そして...追悼谷川俊太郎

  • 私の感覚からは程遠い兵庫県知事選

    SNSの効果だとの勝因が新聞記事にあったが、そんな戦術だけで勝てるのかどうか。実績?これは県外の私には分からない。パワハラは、今や選挙の勝ち負けには関係ないようになったのか。摩訶不思議な結果。プーチンやトランプが君臨している世界だから、不思議ではないが。なんで勝てたのか、もう少し考えてみよう。私の感覚からは程遠い兵庫県知事選

  • 絶望の解明

    そうだ、そうだったんだ。私が、半世紀近くも教職に踏みとどまれたことが、ようやく言葉にして表明できたのだ。ずっと絶望の真っ只中にいながら、どうして教師でいられたのか。それは、「人間は数値ではない」ということへの執着。日々、子どもたちに対して、学力やら性格やらを数値に置き換えろという命令や誘惑。私たち教師たちに課せられた自己評価、そして管理者による評価。Aの子ども、Aの教員。CやDの子ども、そして私たち。束ねられ、区別され、そのあげく、それがそれぞれの「価値」だと勘違いさせる空気を、当たり前のように吸ったり吐いたり。人間は数字ではない。数字を排除した、子どもたちの風景を、毎年100号を超える学級通信では描いてきたつもりだ。教員には、決めつけられ、それが給与にも退職金にも職場のヒエラルキーに直結する数値評価に、...絶望の解明

  • ヤワキン展

    大学時代のサークルの先輩(私は一浪なので、実は同い年)の個展に行ってきました。新宿画廊。ヤワキン展と言う名称で、一人の女性を、とにかく撮りまくった展示です。圧倒的なフォトの量と、たった一人のモデルをこれほどまでに幅広く表現できるものだなと、圧倒されました。表現の幅の広さ、多様性、うーん、さすがポンタ(先輩のニックネーム)です。彼は覚えていないでしょうが、学生時代に、周りと一線を画しているような存在だったポンタは、いったいいつもどんなことを考えているのか、とても興味を持ったことがありました。そんなとき、あの屋根裏部屋のような部室で、ポンタが一冊の文庫本をしきりに読んでいる姿が見えました。「あ、これがヒントになりそうだ」と、さりげなくのぞいてみました。その本は、アリストテレスの「ニコマス倫理学」。もちろん読ん...ヤワキン展

  • アメリカの民主主義の完成度

    下品で傲慢といった人格は、どうやら争点にはならなかったようだ。半分近くは、そうではないと考えていたと、見方によっては「底力」とも考えられるが。それにしても、私の願望が叶った選挙など、これまでにほとんど皆無である。ハリスが素晴らしいとは思ったこともないが、アメリカ国民は、「まだまし」として、投票所に向かうとばかり思っていた。ショックと言うよりも、肩透かしを食らったとでも言うべき心境。アメリカの民主主義の完成度

  • うんざりするほど変わらない政治の構図

    総体としては、中身が変わったとは思えない。自民と同レベル、またはそれ以上の右翼が受け皿になっているのだから。立民が連立のリーダーシップをとれるとは到底思えないし、たとえ出来たにせよ、また短命に終わるだけだと確信する。根本的な対抗軸になれない宿命だ。また同じことの繰り返し。共産、社民は、かやの外。うんざりするほどつまらない循環政治。うんざりするほど変わらない政治の構図

  • 立憲が どう連立を組むか いや

    いや、自民が、維新や国民民主、保守、参政を取り込む公算が強いかもしれない。立憲が、野党になりふり構わず協力を求めたりすれば、めちゃくちゃになるかもしれない。「勝ちそうな候補者に票を入れる」こんな選挙が続くなら、日本の夜明けはしばらくないなあ。いつもじれったく、失望しかない選挙。とにかく小選挙区制はやめましょうよ。立憲がどう連立を組むかいや

  • 投票が済んで 私のリトマス試験紙

    私が投票した候補者は、ほとんど当選したことがないいつも1割程度の得票率の政党は、小選挙区制度では、まったく話にならないくらいほど当選圏外。国民が真に平等であるなら、500議席の1割、50程は議席が与えられなければ、割が合わない。この悪魔の選挙制度があるかぎり、また、今回のように野党の統一戦線の努力がないかぎり、おそらく、腐りきった現政権が、議席を減らしても「勝利」するだろう。野党も、半自民的なものばかり。維新や保守は超自民。自公が負けても、「私たちがお助けいたしますよ」と、番犬志願の政党がぞろり。在野であっても、おこぼれ志願の腐れ野党ばかりだ。小選挙区はやめる?日本を中立化させられる?私の最低のリトマス試験紙。投票が済んで私のリトマス試験紙

  • あなたへ9 母方の系譜

    あなたの母は、8人兄弟。半数が女性である。母は末っ子だったので、あなたには伯母が3人いることになる。その伯母には、全てあなたの「子育て」の世話になり、さらに2人の伯母は、母の営むバーで、長い間「ママ」をしていたため、父方と比べて、関わりが何倍も大きい。前述したように、父方では、日光の従弟の家族、家中駅前の「都賀屋」の家族、そして祖母くらいしか、深いつながりはなかったようだ。(年賀状などの義理的なものはあったものの)母方の祖父母については、残念ながら、どちらも記憶がない。祖父は1945(昭和20)年7月1日に気管支炎か肺炎を患い、祖母は樵の不注意による倒木の下敷きになり、1951(昭和26)年10月17日に亡くなっているのだから。ここからは「ようだ」の文が続く。あなたの妹が、母から聞いてメールで教えてくれた...あなたへ9母方の系譜

  • 「最後の乗客」監督の真摯な姿勢

    シネマ・ロサ。9時20分の上映とあって、客もまばら。55分の短い映画だ。東日本大震災の犠牲者と生き残ったものとの、奇跡的な出会い。ストーリーも会話もストレートで、だからなのだが、監督の真面目さが映画全体にあふれていた。父子の、理不尽な、そして身勝手な別れを、必死に修復しようともがく姿が痛々しい。演技やカメラのアングルなど、硬いと思ったが、その真摯さで帳消しにできるほどの内容だった。「最後の乗客」監督の真摯な姿勢

  • 心から願う

    国民をなめんじゃねえよそんな結果になることを切に切に願う心から願う

  • 麻生太郎の名言は忘れない

    思いつきで軽はずみな言葉を発する方だから、本人はきっと忘れていると思うが、私は絶対に忘れられない名言がある。2年前、三重県桑名で講演をした際に発したものだ。「政治に関心を持たなくても生きていけるというのはよい国です。考えなきゃ生きていけない国のほうがよほど問題なんだ。」国民を愚弄した、いかにも彼が言いそうな、支配層が考えていそうな、含蓄のある言葉だ。政治のことは考えなくてもよろしい。我々が生かしてあげてるのだから。裏金?統一協会?そんなことは考えなくてもいい。なにはともあれ、何があっても任せておきなさい。愚民というのは、何も考えたり、悩んだり、怒ったりせずに、お上に平伏していればいい。そんな愚民を作り上げたのは、あなた方だ。この選挙で、何も変わらないとしたら、してやったりですね。悔しいが。麻生太郎の名言は忘れない

  • 日々 乞うもの

    どうだった?それ違うんじゃない?やってみたらどう?くそこのやろう憎たらしいやつ日々乞うもの

  • あなたへ8 待望の妹誕生

    1964年8月7日に妹が生まれた。東京オリンピックの年。新潟の大地震、新幹線が開通した年。小学5年生のあなたにとっては、かなりインパクトのある年になった。夏休み、すでにあなたの母は病院に入っていて、あなたは、くろおばのアパートに移って、連絡を待っているだけだった。東長崎の駅から、南に5分程度のおばの住処。北に5分程度にある、長崎産婦人科。夜遅くだったのを、あなたは覚えている。当時は、おばの部屋には固定電話がなかったので、きっと近くの部屋に住んでいる方の電話の呼び出しに、おばが出たのかと思える。おばのざらざらしたゴツい手を堅く握って、病院に急ぐ。モルタル、クリーム色が風雨にさらされて茶色に近く変色した壁の、古い、言い方を変えれば「風格のある」病院だ。その日の、あなたの記憶はそこまでのようだ。その時に、妹と対...あなたへ8待望の妹誕生

  • 運動会 ふー

    快晴、やや暑かったが、無事に運動会が終わる。ダンスは手本を示せない担任二人だったが、それを子どもたちのリーダーが補ってくれた。やはり子どもの力は無限。私は、台本を作り、それを子どもたちと修正しながら、練習を繰り返した。「スターマイン」。連射の打ち上げ花火。入場の仕方や、赤いバンダナ、黒いTシャツで火と夜空を表す。最後の1週間は雨に泣いたが、それでも子どもたちは楽しく取り組んだのではないかな。150点あげてもいい。運動会ふー

  • 被団協 解散までの遠い道のり

    原爆の投下があり、酷い被害があり、それでも核兵器の幻想に取り憑かれた現実があり。被団協は、そんな否定的な眼前の事実にNOを訴えるために生まれたものだ。世界の愚かな指導者や、それに与する勢力、関心を寄せることをしない民を、方向転換させることができるのか。この活動、運動は、人間としての、人類としての、在り方に深く関わるものだ。私なりに惜しまずに、側面から応援したい。被団協解散までの遠い道のり

  • 『体にまつわるエトセトラ』シモダアサミ

    コミック。祥伝社960円+悪税。生理、お尻、乳首、毛、あそこ、声、目つきなど、自分の気になる箇所について、「心配しないでいいんだよ」と解き明かしてくれる。気持ちが軽くなる。月経カップは、初めて知ったもの。『体にまつわるエトセトラ』シモダアサミ

  • あなたへ 8 父方の貧弱な記憶と記録

    家系図を作成して、先祖代々の足跡をしっかりと記録している家があると聞く。我が家は、戦国大名の血が流れているとか、教科書にも載っている偉人がご先祖様だとか、そんな話を、稀に誰それから聞かせれることがあった。聞いているあなたは、それで家系に興味を抱くこともなく、ここまで来てしまったようだ。あなたが知りうる限りの先祖をたどってみよう。まず、父方について、あなたは考える。それがなんとも頼りないものだ。父は、英雄。大正14年2月28日生まれ、平成元年9月27日、64歳で没。祖母はヨシ。昭和50年4月26日、80歳で死去。祖父は、佐市郎。昭和40年2月25日、69歳。曾祖母は、クマ。昭和46年6月23日、91歳。曾祖父は三郎治。昭和12年7月24日、66歳。これは、あなたの家の墓に記されている記録だ。(23,24,2...あなたへ8父方の貧弱な記憶と記録

  • 『立秋』乙川優三郎

    うーん。どうなんだろうか。心理描写の名手には違いないが、今回の主人公の設定には、読者として、自身との隔たりがあまりにも大きすぎて、いつものぐいぐいと引き込まれるような感触には程遠い小説だった。愛でる読者もいるだろうが、私には、主人公の立つ位置が、隔たり過ぎる。『立秋』乙川優三郎

  • 石破氏よ 居直りなさいな

    無理な注文かもしれない。あなたは、党内で、孤立無援を貫いた闘士ではなかったか。それがどうしたものか。力関係を急速に意識して、腰砕けの発言を繰り返す、フツーのおじさんに成り下がったよう。「原発ゼロが自己目的ではない」、裏金議員の非公認もどこへやら、国民に判断材料を与えず解散宣言、女性閣僚二人だけ、地位協定は「今、具体的に指示を出しているわけではない」。あなたは、何を目指して総裁になったのか。これでは、「首相になりたくてなりたくて。なれたら、その地位にしがみつこう」と、自分の保身に明け暮れる、ただの政治屋になったも同然の、あわれな姿にしか映らない。主義主張には、相容れないものが多い彼だが、もう少し骨のある人物だとおもっていた。残念ながら、彼も長くはないのだろう。それでも世論調査では、支持率が50%を越えるとい...石破氏よ居直りなさいな

  • あなたへ 7 働き者

    かくして「一人っ子」の恩恵は、新たなきょうだいの誕生まで。その最たるものは、夕飯である。前橋時代に、肺炎を患い、入院したこともあり、あなたは、体の線が細く、風邪を引きやすい「心配な子」であった。一年生の身体計測では、体重が17kgほどで、背もクラスで前から三番目だったと、あなたは記憶している。最初の子として、子育ての経験のない両親は、ずっと心配であったに違いない。夕飯の場面。タマネギが嫌い、食が細いあなた。食事が始まると、ご飯の盛られた器に、父から母から、おかずが投げ入れられる。たとえば、すき焼きが出た時には、糸こんにゃくしか取ろうとしない私の茶碗に、父から牛肉が、母から、白菜、春菊、椎茸が、次々と載せられていく。野菜炒めのときには、肉の脂身だけ摘まんでいるあなたに、人参、キャベツ、タマネギの攻勢が始まる...あなたへ7働き者

  • 無罪判決 当然だが虚しい

    裁判長が、判決のあとに、袴田姉に声をかけたとのことだが、それでも「真の自由」は来るはずもない。時間は後戻りはしない。厳氏の過去は、取り返せるわけはない。捜査過程の、脅迫やら捏造やらは、解明されることもない。ただ、当たり前の日常に戻されただけだ。しかし、寿命の尽きる少し前の時空に。虚しい、無罪の告知だ。無罪判決当然だが虚しい

  • 明日 再審判決 司法は何を示すのだろうか

    袴田事件の再審判決が、明日出される。これほど杜撰な捜査、自白強要、公判における支離滅裂な警察、検察の論理が白日のもとになった現在、まだ有罪を言い渡せるのかと単純に思うのだが、油断はできないだろう。権力とは、残念ながらそういうものだ。白も黒とさせることは、これまでの歴史が、何度も証明してきた通りなのだから。単純明快に、「疑わしきは罰せず」無罪判決が出されることを祈るばかりだ。明日再審判決司法は何を示すのだろうか

  • あなたへ 6 東長崎十字会商店街

    東長崎の北口から、東に向かって、ものの一分も歩けば、ぎっしりと思い出の詰まった十字会商店街にたどり着く。南口がたしか「銀座商店街」という名称だったはずだから、華やかさでは劣るのかもしれない。毎月5のつく日は、その銀座商店街には縁日が立つ。くろおば、あなた流で言えば「財布のおばちゃん」が、露店を構えていた場所だ。縁日は、あなたの世代では、それこそ家族そろって楽しみにしていた「祭り」であった。駅前の広場や、「銀座通り」には、たくさんの露店が並び、人でごった返していた。セルロイドのお面、べっこう飴、プラモデルの景品の当たる(はずがなかった)くじ屋、綿アメ、金魚すくい、バナナのたたき売り(そうだ、バナナは当時高級品だったのだ)、ヒヨコの販売、七味唐辛子(その場で調合して、お好みのブレンドに仕上げてくれる)、あんず...あなたへ6東長崎十字会商店街

  • あなたへ 5 東長崎 新居の周り

    新しく移った借家は、6歳から10歳まで。約5年間過ごした家だ。この5年間は、あなたの長い人生において、とりわけ色彩の鮮やかな、そしてとてつもなく豊かな量の思い出を与えてくれた時間である。あなたの父と、そしてまだ20代半ばに差し掛かりつつある、若々しい母は、あなたにすばらしい環境を与えてくれた。まだ小学生の前半という幼いあなただったが、年老いた今でも、すぐに一つや二つの思い出やエピソードを子細に語ることができるのだ。まず、新宅の間取りが鮮明に記憶の中に残っている。入り口、玄関を入ると、すぐに台所である。二畳ほどの広さだったろうか、左手に流しがあり、その奥がガスコンロだ。(ここでよく一人でお気に入りの、エースコックの「ワンタンメン」を作って食べたものだ)右奥には冷蔵庫。右のガラス戸を開けると、6畳の居間、兼食...あなたへ5東長崎新居の周り

  • あなたへ 4 夢多き父母の東長崎時代

    中学生になり、初めて読んで泣いた小説があったことを、あなたは忘れていた。店の二階の布団の中で、ごろっと寝ころんで読み、ページの上に水滴が落ちて、紙がやや黒ずんだことに驚いたあなただ。山本有三の「路傍の石」。極貧の家に生まれ育った主人公の母親が亡くなる場面だった。そうだ、あなたはそれからずっと、「親子」ものの物語には、とてつもなく胸が締め付けられることになる。小学生時代に、くろおばと東長崎にある長崎東映で、「あんじゅとずしおう」のアニメ映画を観たとき。片手にポップコーンの袋を握り、もう一方の手でせわしく口に運びながら、最後の場面(目の見えなくなった母親との再会)では、スクリーンが霞むほどの涙をためていたこと。これが伏線なのだろう。(当時、小学校4年まで住んでいた東長崎の街には、平和シネマ、長崎東映と、二つの...あなたへ4夢多き父母の東長崎時代

  • 情緒に流され 事実が見えない 残念な松任谷由美

    思い出を美しく飾るのは、誰にとってもあることだろう。しかし、この「美しき思い出」はいけない。もっと学んでほしい。理由は、引用のあとに書く。「私は当時の天皇陛下(現上皇陛下)の「御即位三十年奉祝感謝の集い」で美智子皇后の御歌を奉祝曲「御旅」として歌い、皇室との御縁を頂きました。昭和天皇は私の出身地東京八王子市の武蔵野陵にお眠りになっています。昔は多摩御陵といって、近くに住む祖父の家を訪ねると、何度か御陵の奥まで一緒に歩いたことを思い出します。大杉の列にいざなわれるように玉砂利を踏んでたどり着くその場所は、昭和天皇のご両親である大正天皇と貞明皇后の御陵。広々として森閑として、いつも時が止まっているような得も言われぬ安らぎを与えてくれました。その祖父が3歳の母を負ぶって逃れた関東大震災のはなし。母がモガだった戦...情緒に流され事実が見えない残念な松任谷由美

  • あなたへ 3 読書とのささやかな出会い

    かくして、あなたは、10代の後半までは、テレビとともに育ったと言えるほど、ブラウン管はなくてはならないものだった。中学校に入っても、下校し、帰宅するや、鞄を玄関に放り投げて、毎日「人生の並木道」に見入っていたことを記憶していることだろう。世間に翻弄される可愛い妹と、妹を必死で守ろうとする兄、の物語だっただろうか。あなたは、こんなものを見ていたのだ。中学校は池袋にあるキリスト教系で、授業に「聖書」という名称のものもあった。当時、たけだ神父とにしむら神父という二人の担当教官がいたことを、あなたは記憶している。たけだ神父は、でっぷりした体。髪も口ひげも真っ白の、定年したか、定年を過ぎたかと思われる方。一方のにしむら神父は、まだ働き盛り。スマートで、髪も七三にきっちりと分け、さらにポマードによる艶が映える。そうだ...あなたへ3読書とのささやかな出会い

  • あなたへ2 テレビとともに

    1953年、テレビ放送が始まった年に、あなたは群馬県前橋で産声をあげた。あなたの父がホームグランドとしている競輪場近くの借家で。今はもう町名として残されてはいないが、「神明町」という町。広瀬川という、やや大きな川のそばであり、メイン通りから少し奥まった、静かな住宅街だった。(もちろん、そんな情景を記憶しているはずもなく、この当時の思い出らしき事柄は、すべて両親からの伝聞である)この時、あなたの母は21歳、父は28歳。若い二人だ。この「テレビ開局の年」が、あなたとテレビとの密接な関係を築いていく宿命にあったのだろう。もちろん生まれてすぐに見たというわけではないし、当時の受信機の普及度からして、もっと後から、あなたはテレビ漬けになっていくのであるが。まだテレビが一部の特権であったころ、街頭テレビと呼ばれる受信...あなたへ2テレビとともに

  • 1 鏡の前のあなたへ

    玄関先の、やや小高くなった壇にしゃがみ込んで、ケントの1mgをくゆらせているあなたがいる。高校三年生に「峰」からスタートし、マイルドセブン、缶ピース、そしてVOGUE(なんと読むのかも知らないで吸っていた)、そしてケントと続く歴史を振り返っている。なぜ代えたのか。もう思い出せないでいるあなただ。値段なのか、健康のためか、気まぐれなのか。まあそんなことはどうでもいい。風呂上がりの至福の一服なのだから。さきほど洗髪した後の半乾きの髪を、あなた専用と指定されている茶色のブラシで整えた。そのときに見ざるを得なかった鏡、いや鏡に写ったあなたの顔を改めて思い出す。この朽ちた人物が、はたして自分なのかどうか、あなたは不思議がる。もちろん鏡が歪んでいるとか、傷ついていると、少しは信じたい気持ちもあるが、それはすぐに吹き飛...1鏡の前のあなたへ

  • 加藤氏 総裁選立候補 ん なんか変な?

    所得倍増が目玉だそうだ。記者会見では、「私は、安倍、菅、岸田総理の神髄を受け継ぎ」と発し、その後に、この「所得倍増」の公約が続く。あれ、おかしくない?この三代の首相は、倍増どころか、実質賃金を下げ続けてきたのではないか。口では確かに「上げる」と言ってきたのだろうが。もう騙されないぞと思う。加藤氏に聞きたい。どうやって倍増させるのか。資本側に、内部留保を吐き出せ、法人税を上げるぞと言えるのか。聞こえはいいが、やはり「嘘つき」かなと思ってしまう。加藤氏総裁選立候補んなんか変な?

  • パラリンピック終わる が

    競い合わない、順位をつけないスポーツなど、面白くないのか。国威の競い合いのない大会にはできないものか。商業的な、金まみれにならない大会運営はできないのか。観衆の熱狂が、さらに哀しさを誘う。パラリンピック終わるが

  • 立民には、日本の中立化が視野にないのか

    「日米同盟を基軸とした現実的な外交・安全保障政策の継続」この「現実的」の言葉が曲者。立民結党はなんのためだったのか。失望の極み。立民には、日本の中立化が視野にないのか

  • 教員の長時間労働については共産党が一番私の感覚に近い

    中教審は、教員の長時間労働について、なんともお粗末な提言をした。金さえ払えば働かせ放題ともとれる内容であり、さらに見逃してはならないのは、教員にこまかな階層をさらに設けて、教員を分断、孤立させるおまけまで打ち出してもいる。馬鹿げた、しかし支配層にとっては、巧みな内容なのだろう。赤旗に載った、提言の評価が、私には一番実感に近い。ぜひ読んでもらいたい。引用する。「教員の長時間労働中教審は真の原因に目向けよ教員が専門職としての役割を発揮し子どもたちに向き合うには、教員の異常な長時間労働をなくす必要があります。現状を放置すれば、専門性が発揮できないばかりか過労死や教員不足をますます悪化させます。8月末に出た中央教育審議会(中教審)の「質の高い教師の確保」に関する答申は、教員不足を「憂慮すべき状況」だとし「教師を取...教員の長時間労働については共産党が一番私の感覚に近い

  • 立憲民主党に未来はない

    立憲民主党は、小池百合子氏の新党旗揚げの際に「排除」された議員が作り上げた党だ。その「排除」のときに、踏み絵とされたのが、憲法「改正」と安保体制の容認だった。だから、立憲主義と安保法制の廃止が、この党の原点だと思ってきた。それが、今やすっかり霞んでしまったかのような、今回の代表選。維新、国民民主と共闘を平気で口にする一方で、「共産党とは理念が違う」ことを強調する。都知事選挙で小池陣営を応援した、「労働者の似非味方」の連合に配慮して、何も語らない「ずる」。こんな立憲民主党に、未来はあるのだろうか。立憲民主党に未来はない

  • 本多勝一氏の退任 ああ来るべきときが

    高校を卒業し、一浪を決め、御茶ノ水にある駿台予備校に通うことになった。しばらくして、予備校の入口付近で、ビラを撒いている青年たちと出会い、たいした知識も問題意識もないくせに、誘われるまま、「ベトナム人民支援委員会」に入った。当時、ベトナム戦争により、アメリカはベトナム南部に傀儡政権を建て、北に連日絨毯爆撃を行い、港湾には水雷を沈めて、経済的に封鎖を企てるという戦術を繰り広げていた。その攻撃には、沖縄の基地が自由に使われて、日本はベトナムの人々を殺戮する最前線となっていた。素人目にも、理不尽なアメリカ、日本の蛮行である。小田実のベ平連が、有名な反戦活動だが、私の周りには、そのメンバーがいなかったこともあり、身近な予備校仲間の活動する、ベト支(ベトナム人民支援委員会)に入り、よちよち歩きながら、反戦活動を行い...本多勝一氏の退任ああ来るべきときが

  • 採択する空虚な理由 自由社の採択に

    産経新聞が伝えた記事。自由社の教科書が、「時代の特色と世界の動きを概観することができるように配慮されている」「敬意をもって根源的視点を学習できる」という理由で採択されたとするが、なんと空虚な言葉群なのだろうと呆れてしまう。こんな理由なら、どれを選んでも構わないはずだ。馬鹿げた採択の詳細を知りたいものだ。記事は以下の通り。茨城県常陸大宮市は2日、令和7年度から市立中学校で使用する歴史と公民の教科書について、新しい歴史教科書をつくる会(会長・高池勝彦弁護士)が主導する自由社版を採択(選定)したと発表した。採択は7月29日付。自由社の歴史教科書が公立校で採択されたのは、15年ぶりとなる。同市はこれまで、ひたちなか市など近隣の4市町村とともに教科書を選ぶ「共同採択」を行ってきたが、市独自の教育改革を加速させるため...採択する空虚な理由自由社の採択に

  • 朝日新聞 長い間ありがとう

    もう半世紀以上も購読を続けていた朝日新聞の宅配は、明日をもって終了する。別に、読売や産経に鞍替えしようというわけではない。スマホに代役を授けようというわけでもない。一番の理由は、社会事象への切込み具合が、東京新聞に負けていること。総じてリベラルだとは思うが、淡々とした中身や文体に、怒りやらエネルギーやらが湧いてこなくなりつつあると感じて。怒りなら、読売や産経のほうが湧いてくる(こちらの怒りは、権力べったりの記事に辟易してだが)。二番目の理由は、宅配代。ま、これは絶対の決め手ではないが。朝日の存在価値は認めながらも、手放しでしまうこと、残念。しかし、東京新聞のほうが、今は私のお気に入りだ。朝日新聞長い間ありがとう

  • 今回の京都

    8月22日から24日までの京都。連日37度という極暑。京都は、何回行っても、その奥深さで飽きることがない町だ。印象的なものだけ列挙。①湯葉が食べたくなり、錦市場に近い「こ豆や」という店に。鉄製の階段を上り、三階の店に。汲み上げを目指していたが、ここは鍋に豆乳が入っていて、それをテーブルで熱して、自分で掬い上げるもの。それでもなかなかの美味。小さな湯葉5種類の味のアンサンブルもなかなかのものだった。梅、ちりめん山椒、明太子、海苔、フォアグラだったかな。バラエティに富んだ逸品。②初めて市内観光バスに乗る。貴船で川床料理が目玉のツアー。約6時間で15000円。やや高いなと思っていたが、川床では冷涼な空気と、美味い鮎の塩焼きなどの料理に、まあまあの満足感。大徳寺では、汗だくになって一生懸命に説明をしている女性に見...今回の京都

  • やっぱりねえ しっかりしなよ総裁候補

    はじめの威勢のいい「宣言」はどうしたのか。なさけないほどトーンダウンをする候補者たち。脱原発は早々にひた隠し、裏金は「返せはいいんだろう」と、優しい言葉。自称「反逆児」、河野さんは、見る影なし。同じ「反逆」をキャッチコピーにしていた石破さんも、裏金疑惑議員は公認しないと匂わせて、あっと言う間に「それは新体制になってから決めましょう」と。え、そんな弱気になる人じゃないと思ってたのに。若手のホープ、小林さんは、裏金問題は「一人一人が」のものだと、まあ、これは完全に無責任、すり替え。つまり、各候補者は、時間を経れば経るほど、改革やら責任が、みな同じゼロ回答に近づいて、区別がつかなくなってくるみたいだ。勝負に勝つことだけが至上の目的になり、肝心の党改革、裏金疑惑の根本的な解決から、限りなく遠ざかっていく。心ときめ...やっぱりねえしっかりしなよ総裁候補

  • いやな気分にさせていただいた

    ネット回線を10ギガにする手続きをするために、ショップを訪れた。もとは1ギガだったが、テレビやスマホがより快適になるからという説明に乗せられたようなものだ。工事が済み、まだ1ギガと10ギガが併存しているというので、片方の契約を切ってもらう手続きだ。それだけだが、案内されて、対峙してくれた店員さんの「饒舌」なこと!何回も聞き返し、メモもとってはみたものの、そこに出てくる専門用語も、また分からない。「セット割りってなんですか?」「この同意書は、なんの同意を求めるものですか?」たぶん使い慣れている人には、初歩的なものなのだろう。私が聞くたびに、さらに話すスピードが増し、私の「あ、すみません、そこ、もう一回話してください。」も激増する。最初に説明を受けて、手続きを始めようとしたのは、隣の駅にあるモバイル店(今日来...いやな気分にさせていただいた

  • 恒例のブックオフの買い取り査定

    本はたまる。私の部屋の壁は、一面本棚。そこに2列本をぎゅう詰めしても、あっと言う間に、はみ出してしまう。何ヶ月かに1回、古本屋に買い取ってもらうしかない。部屋のためにも。家人から苦情を言われないためにも。さて、今回は269冊の売却。新しい本が多かったせいもあるのだろう。買い取り価格は、24865円。1冊100円に近いのは初めてかもしれない。ブックオフは、私にとっての価値では査定してはくれない。新しい、きれい、売れ筋あたりが、価格決定の基準だろう。どんな本が高かったのか、拾い出してみよう。まず高額査定されたものから。★『時評書評』300円★『ことばと世界が変わるとき』500円★『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ』300円★『モヤ対談』300円★『科学目線上から下からナナメから』300円★『未明の砦』350円★『...恒例のブックオフの買い取り査定

  • 『袴田事件』神になるしかなかった男の58年 青柳雄介

    文春新書1100円+悪税来月26日に再審判決が出る。「生命の崩壊が、どれほど精神的混迷であるかは、死刑判決を受けたものでないと分からない。思えば、三年半前の今頃は、私は死刑確定で悲痛のどん底であった。あの肌あわだつような感覚は、凡そ一般人の想像を絶する。当時再審の壁は限りなく厚く、気軽に再出発するにはすでに過去が重かった。そうかといって真実に目をつぶり、諦めて行くには無実のこの肉体が承知しない。正に価値の転倒をしなければならない。」1984年12月7日の獄中日記である。取り返せない彼の人生を奪い取った国家権力には、無慈悲、冷酷、絶望など、どんな言葉でもってしても表現できないほどの怒りを覚える。当たり前だが、再審無罪の判決を心から祈る。『袴田事件』神になるしかなかった男の58年青柳雄介

  • 総裁選の候補者に聞きたい たった一つのこと

    あなたは、裏金疑惑を受けての党の改革について、周りを伺うような行動をし、問題の深刻さについて、黙っているか、もしくは積極的な発言をしてこなかった。それはどうしてか。そんな自分が時期の総裁にふさわしいと考えているか。総裁選の候補者に聞きたいたった一つのこと

  • 小選挙区制度を全国比例にしたいが

    それに賛同する国民は、いったいどれくらいいるのだろうか。国民の意思を反映しない小選挙区制度。当選した候補者以外の票が全て無になるような、死票製造器となる小選挙区制度。自民党の公認をもらうためには、党への忠誠度が指標になるために、自由な意見を表明する議員が育ちにくい小選挙区制度。そしてなによりも、憲法で保障されている「法の下での平等」に著しく反する小選挙区制度。これを最低でも衆議院では、全国比例代表制にして、国民の声が、鏡のようにそのまま反映されるようにしたい。もし国民の多数が支持するなら、衆議院選挙で、「選挙制度を比例代表制にするためだけ」に選ばれた一足を、全選挙区で立候補させて、過半数当選を目指す。組織としては、臨時に「ひれい」なる団体を旗揚げする。当選した議員は、選挙制度改革の法案を成立させるためだけ...小選挙区制度を全国比例にしたいが

  • ほっとした免許更新

    無事更新!気がかりな右目も、0.7が見えてくれた。あと4年。これが最後になるや否や。ほっとした免許更新

  • 高齢者の免許更新

    70を過ぎたら、高齢者講習を受けないといけないことになった。2時間受けて、8000円。近くの教習所で、運転技能の実技、視力検査、高齢者用のビデオを見るという3本立て。価格からして、教習所の職員の小遣い稼ぎかなとも。両目で0.7見えないといけない。それはクリアできるが、片目が0.3に達しないと、もう片方が0.7、しかも視野が150度を超えないといけないらしい。私の右目は矯正しても0.3ギリギリ。うまくクリアできることを祈るしかない。さて、更新会場に。高齢者の免許更新

  • 『未明の砦』太田愛 『君たちはどう生きるか』の現代版

    たくさんの人に読んでもらいたい小説だ。非正規社員の若者4人が、自分たちの過酷な状況を少しずつ知ることで、「変革」を模索していく。理不尽な労働環境に、立ち向かい、その試みがことごとく成功する。(小説ならではなのだが)トヨタあたりをモデルにして、いつ倒れてもおかしくないほど過酷なラインの作業に対して、4人が組合を作り、その改善のために、巨像に闘いを挑む。うまく行き過ぎる感はあるのだが、小説だからこそ許される楽天的な痛快小説である。労働現場の実態、日本の賃金が抑えられているからくりや、組合活動のノウハウなどよく調べ上げたなと感心してしまう。なによりも素晴らしいのは、登場人物の描き方。太田氏の、魅力的な人間性に繋がるのだろう。たくさんの人に読んでもらいたい珠玉の作品。『未明の砦』太田愛『君たちはどう生きるか』の現代版

  • 総裁選の前にやるべきことを忘れてない?

    岸田総理の総裁選不出馬を受けて、自民の「予想される候補たち」の動きがニュースに取り上げられている。◯◯が△△とステーキハウスで会食をした。□□が☆☆と会合をしたなど。とりあえず推薦人の20人を集めなくてはならないのだから、それはそれで、したかないのかもしれないが。しかし、しかしである。まず彼ら彼女らが、真っ先に行わなくてはならないことは、「公約の公言」ではないのか。それなくして、どんな「約束」で推薦人集めをしているのか。ま、せいぜい「当選したら、あなたを副総裁に」「大臣のポストをいくつか用意しましょう」なのだろう。いったい何のための総裁選なのか、哀しい現実である。何も解決していない裏金疑惑はどうするのか。アメリカの言いなりの外交、防衛政策はこのままでいいのか。腐りきった自民党の改革はどうするのか。原発はど...総裁選の前にやるべきことを忘れてない?

  • 早田選手の発言は、どうとでも解釈できる

    これで彼女が、何も発言しなくならないことを懸念する。「今、行きたいところは?」という質問に対し、「アンパンマンミュージアムに行きたいのと、鹿児島(知覧)の特攻平和会館に行って、自分が生きているのと卓球ができているのが当たり前じゃないことを感じたい」どうとでも解釈できるコメントである。悪く解釈すれば、「命をかけて国のために散っていった少年たちに尊敬の気持ちを伝えて、私もまた命がけで国のために卓球に専念したい」となる。逆に解釈すれば、「未来への夢を閉ざされた少年たちの無念さを考えて、再びそんなことが繰り返されないようにと考えるきっかけとしたい」。記事だけでは、どちらからわからないが、数多くのアスリートが、活躍、勝利祈願に訪れるらしいから、哀しいかな、どうも前者のようではある。しかし、それすらわからない。できれ...早田選手の発言は、どうとでも解釈できる

  • 金メダルごとに、冷静な平和志向は失せ、風化していく

    日の丸の旗を背負い、君が代を歌い、金メダル獲得の喜びと、日本国民バンザイの、安易なアイデンティティの報道がなされる。自国の、他国の人々の、血に染まった歌も旗も、ノーテンキな賛辞を受けるものに、誰が、いつ、どんな理由で変えたのか。バカらしい。金メダルごとに、冷静な平和志向は失せ、風化していく

  • 大地の芸術祭 3回目

    息子の趣味に付き合う形で、新潟、十日町の「大地の芸術祭」を鑑賞すること、これで3回目となった。息子は、2回目から来ている「先輩」なので、計画は全くのおまかせ。以下、息子に送ったメールを引用して感想に代える。一応、ランクづけしてみた感想。「1位砂防ダムやはり自然の脅威と闘う人間の知恵と力は、最大の人間の知恵を結集した芸術と言えるのではないか。ウクライナの作品は、悪くはないが、牧歌的過ぎると私には不満。遊具への郷愁を破壊するものに対する怒りとも読めるけれどね。2位光るシャボン玉。理屈抜きに神秘。球形になり上昇し、やがて消えていく物悲しさも。3位弔いの森。死んでモノと化した遺体をどう弔うのか、その地域に生きる人たちの知恵や願いは、どれも哀しくもあり、共感もあり。私に置き換えて考えて見ていた。4位鬼太鼓。作品では...大地の芸術祭3回目

  • 誕生日 そして日直

    めでたいのか、忌まわしいのか、また一つ歳を重ねた。父を年下にして、はや7年。父も若かったのだ、と実感。誕生日そして日直

  • 『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子

    カバーの「宣伝コピー」に、「芥川賞作家が描く究極の恋愛」と書かれていたが、それは正確ではない。二人の、片や人と接することが苦手な女性、片や「自分に誠実」すぎて、周りからは胡散臭く思われ、浮いている女性が出てくる。そして、その二人のなんとも不安定な、しかし互いに不可欠な関わりが中心に描かれている。互いに孤立した二人の精神的な支え合いについては、それはそれで良いのだが、ここに登場する男性との関係性は、私からすれば、それは「究極の恋愛」からは程遠い。私自身「究極の恋愛」とはなにかを説くことはできないが、恋愛とて「人との関わり方」の一つなのだから、さらに二人の世界を広げた世界を描いてほしかった。二人とも、周りとの関係が薄すぎる。誠実な小説だと思うのだが。哀しいくらい痛々しい二人の女性である。もっともっと救い出して...『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子

  • やはり素直に喜べないオリンピック

    肉体の限界まで極めた競技を観るのは楽しいが。心から楽しめないのは、いくつもの理由がある。①圧倒的な商業主義。金儲けを至上とするイベントになり下がったのは間違いない。膨大な金額の放映権、スポンサー契約による独占販売権、招致に至る黒い噂。金が絡む話題には事欠かない。②ナショナリズム最優先。国別メダル獲得のあからさまな報道は影をひそめつつあるが、それでもテレビでは、「がんばれニッポン」の異常コールが続く。さらに心苦しいのは、表彰式、金メダルをとるたびに、日の丸が揚げられ、君が代が流れる。こうして日本人の歴史認識は、麻痺していく。③勝者にしか光が当たらない残酷さ。勝者はただ1人、または1チームのみである。当たり前のことだが、勝者の何十倍、何百倍の敗者の存在。メディアは、その敗者の努力、背景について、もっともっと取...やはり素直に喜べないオリンピック

  • 桜木紫乃『谷から来た女』

    読み終えるのに2週間もかかってしまった。しかし、生きること、自分という存在の重さという点では、「私を重くさせる」には十分に満足させる小説だった。赤城ミワ。なんと魅力的で、寂しく、重く、哀しく、愛おしい存在なのだろう。桜木紫乃『谷から来た女』

  • 酷暑と老化との闘い

    2ヶ月ほど前から、勤務が終わると、とたんに体も気力も切れてしまうようになった。最近は、それに猛暑が付け加わり、夕方以降の消耗の度合いが半端ではなくなってきた。帰宅すれば、夕食を済ませて、すぐに寝るという毎日。幸いに、朝は5時には目が冷め、体力、気力も、だいたいリセットされるので、6時ちょっとには学校に行き、やり残した仕事や、その日の準備を頑張ることができる。楽しい子どもたちとの時間を経て、夕方には、前日同様、ガス欠だ。なんとか、一学期はやり過ごせたが、これからどうなるのか。若い時は正反対。元気になるのは、決まって放課後であったのに。あと少しだけ、1日のエネルギー残量を。切に切に。酷暑と老化との闘い

  • 最低賃金が50円上がることへの想像力

    1日5時間働いたとすると、1日約250円アップすることになる。上がることは良しとしても、実感が湧くわけがない。雀の涙。最低賃金が50円上がることへの想像力

  • 病は気から

    終業式が終わったとたんに、8度の熱。まさに気持ちが、ふっと緩んだからだろう。夏休み、有意義に過ごしたい。しかし、暑い!病は気から

  • 都民の混迷 小池三選を憂いる

    テキトーな言葉遊びを繰り返し、まともな政策論議もできない知事が当選した。三度目の正直ならぬ、三度目も嘘つきである。外苑を金儲けの場にしようとしているのはだれなのか。採算のとれないものは潰しなさいと、保健所を閉鎖し、都立病院を潰してきたのは誰か。関東大震災で犠牲になった朝鮮人についても。敢えての無視・・・とにかく、彼女は政治屋に成り下がった「知事」である。石原よりもまだましと思ってはきたが、そうでもない。したたかさでは、石原を軽く越える「腹黒さ」であろう。あれだけ叩かれた自民が後押しして、それが逆風にならないところが、私の理解を越える。政治も、教育も、国民も、再起動できないものか。都民の混迷小池三選を憂いる

  • 沖縄の混迷 誰か教えてほしい

    与党が過半数割れの結果。なぜ沖縄は不可解な混迷をづけるのか。自民が20もの候補者全員を当選させたこと、共産が3議席を失い4議席にとどまったこと、私には存在自体が理解できない維新が2議席も獲得したこと、混迷公明も2議席を増やしたこと。基地は存続、いざという時には「敵国の標的」になることを覚悟したということなのか。騙されているのか、目先の「補助金」に目が眩んだのか。すっきりとした分析を、誰かしてはくれまいか。沖縄の混迷誰か教えてほしい

  • 電動夏子安置システム

    6/1「(株)デスゲーム工務店」赤坂RED/THEATERこれは、コリッチの欄に「観てきた」の投稿をしたもの。知人が舞台監督をしていると聞き、馳せ参じました。「機関銃のようなセリフの応酬、おそらく普通の劇の台本の倍はあるかと思われるほどの笑いのネタを、観客席に浴びせかけてくれました。早い展開ながらも間合いが適切で、飽きることのない2時間でした。役者さんの個性を生かした配役、演出も優れていたと思いました。舞台装置も、狭い舞台に3点の踊り場を設けて、冗長になりやすい暗転や中幕などを使うことなく、早い展開に相応しいものだと感心しました。とにかく「笑いたい」欲を叶えてくれた今回の公演です。ありがとうございました。」私は劇が好きだが、偏って観ていると思っています。観ようと思う劇の条件は、次の三つだけだから。①とにか...電動夏子安置システム

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