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  • 城山三郎「えらい人」

    ★中学校の学年末テストが終わった。3月7日の公立高校中期試験が終われば、塾の1年が終わる。今年もいろいろあったが、なんとか乗り切れそうだ。★昨日の「永遠の0」に続き、今日は城山三郎さんの「逃亡者」(新潮文庫)から「えらい人」を読んだ。★時代は戦時中、主人公は旧制中学校の生徒である。各校には将校が配属され、軍事教練の外、気にいらないことがあると生徒に鉄拳制裁を繰り返している。将校の肩書は中尉。当時は校長でさえ、軍には逆らえない。★主人公はこの中尉から何度か制裁を受けた。この将校を憎みながらも、カッコよさも感じていた。軍国主義は彼らにも浸透していたのか。★主人公は不祥事を起こし、姉が中尉のもとに謝罪しにいく。そこで何かがあったようだ。主人公の処分(退学)はうやむやになったが・・・。★やがて、この中尉は戦場で亡...城山三郎「えらい人」

  • 百田尚樹「永遠の0」

    ★世界がきな臭い。アメリカは保護主義に走り、ロシアや中国と組んで、世界分割競争を繰り広げるのではないかとさえ思える。★世界のパワーバランスが揺らぎ、ヨーロッパ諸国での右翼台頭も気がかりだ。第3次世界大戦が近づいているのではないか心配だ。日本は幸運にもこの80年間、大きな戦争に巻き込まれることはなかったが、この時代がやがて歴史家から「戦間期」と呼ばれることがないように祈りたい。★今日は百田尚樹さんの「永遠の0」(講談社文庫)を読み終えた。想像以上に感動した。★主人公の男性は、ジャーナリストを目指す姉のアシスタントとして、特攻隊員として亡くなった祖父のことを調べ始める。祖父母の間には一人娘がいた。それが主人公の弟姉の母親である。祖父が戦死した後、祖母は他の男性と再婚した。二人は義理の祖父のことを気にしながら、...百田尚樹「永遠の0」

  • 垣根涼介「君たちに明日はない」

    ★かつて、高度経済成長を実現させ、経済大国にのし上がった日本の強さは、終身雇用、年功序列といった日本型経営にあると言われた。★確かに先進国に追いつくためにはそれは効果的だったようだ。海外の斬新な技術をうまく応用し商品化する。日本人は器用だった。「24時間働けますか」といったモーレツ社員の奮闘もあった。★かつての企業戦士ももはや80代に迫り、うなぎのぼりの経済成長などもはや望めない。技術革新の目まぐるしの中、一世を風靡した企業も10年後、20年後生き残っているかは疑わしい。スーパー業界の凋落や家電メーカの盛衰を見ると、もはや終身雇用など遺物になりつつある。日本の経済を支える自動車産業でさえ、この先は不透明だ。★業態改革、経営の集約化。力強い言葉の背景には大規模なリストラが伴う。★今日は、垣根涼介さんの「君た...垣根涼介「君たちに明日はない」

  • 志賀直哉「網走まで」

    ★3連休最終日。とはいえ、塾は平常通り営業中。昼頃まであちこちと積もっていた雪はすっきり解け、日が差してきた。明日は国公立大学の前期2次試験。滋賀まで受験に行く生徒がいる。交通機関は大丈夫だろうか。★さて今日は、志賀直哉の「清兵衛と瓢簞」(新潮文庫)から「網走まで」を読んだ。明治43年発表の作品。さすがに言葉づかいは古いが、内容は今でも新鮮だった。★主人公は所用で汽車に乗っている。そこに幼児と乳児、2人の子を連れた女性が乗ってくる。まだ言う事を聞かない幼子。眠りから覚めるとむずかる乳児。二人をあやす母親は大変だ。★そんな合間に母親は葉書を書いている。3人は網走に向かっているという。汽車が開通しているとはいえ、およそ1週間近くの長旅だ。★なぜ母子はそんな旅の途中にあるのか。物語は何も語らない。途中駅で主人公...志賀直哉「網走まで」

  • 倉橋由美子「貝のなか」

    ★3連休。とはいえ、学年末テストが近づいているので連日テスト対策。★今日は、倉橋由美子さんの「パルタイ」(新潮文庫)から「貝のなか」を読んだ。昭和35年発表の作品。この時代の作品は、理屈と感情が入り乱れていて、なかなか面白い。★主人公の女性は大学に通うために上京した。学生寮に住むが、6畳一間に4人の女子学生が住むといった過酷な環境だった。「貝」とは直接的にはこの寮(この部屋)のことを言っているようだ。★主人公には「革命党」を信奉する(まだ入党を認められていない)彼がいる。彼は時流ながらにマルクス=レーニン主義に酔っている感じだ。彼女は彼の話を聞き流しながら、あまり関心はないようだが「国家と革命」などを読んだりしている。★彼女は同居人を、イクラ、タラコ、スジコと呼ぶ。女臭さ(あるいは動物臭)漂う部屋の描写が...倉橋由美子「貝のなか」

  • 吉村昭「羆」

    ★沢木耕太郎さんの「紙のライオン」(文春文庫)に収められている「完成と破壊」で、吉村昭さんの「羆」が紹介されていた。★吉村昭さんの「羆」(新潮文庫)から表題作を読んだ。銀九郎は熊撃ちの名人だった。彼が山に入ることを知ると、他の猟師はその山に入るのをあきらめたという。★ある日、銀九郎は子熊連れの母熊を仕留め、子熊も里に持ち帰る。最初は子熊を売るつもりであったが、孤独な身の上を自らの境遇と重ね合わせ、彼は子熊に権作という名をつけ飼うことにした。★無口で孤独を好んだ銀九郎だが、親戚の勧めで嫁をもらう。女性の肌を知った銀九郎は熊撃ちをやめ、土産物屋を始める。人当たりの良い女房、ペットの「権作」が人気となり店は繁盛する。★そんな日々が数年続いたが、月日は子熊を成長させ、何があったのか「権作」は銀九郎の女房を殺して逃...吉村昭「羆」

  • 国木田独歩「巡査」

    ★今日は国木田独歩「牛肉と馬鈴薯・酒中日記」(新潮文庫)から「巡査」を読んだ。★国木田独歩の作品は随分久しぶりだ。高校の国語の教科書で「武蔵野」を学んだ記憶がある。「美文」だと説明されたが、あまり面白い作品だとは思わなかった。★国木田独歩は明治期の作家で、30代で夭折している。「巡査」は、1902年に発表されたというから、独歩30歳頃の作品か。★独歩らしき話者が、ある巡査と親しくなり。巡査の下宿を訪れた時の様子を描いている。★漢字の訓読が面白い。例えば、「懇意になった(ちかづきになった)」「年齢(とし)」「沈黙(むっつり)」「比喩(たとえ)」「憎悪(にくしみ)」「饒舌りましょう(しゃべりましょう)」「手真似(てつき)」など。わずか1ページの中でも多くの読み替えがある。★漢文から和文へ、過渡期だったのかも知...国木田独歩「巡査」

  • 角田光代「父のボール」

    ★家族には傲慢、権威主義で、外では上司にヘコヘコ頭を下げているような父親像は、向田邦子さんの「父の詫び状」が印象に残っている。★角田光代さんの「父のボール」(「ロック母」講談社文庫所収)にも、家族としては許しがたい父親が出てくる。★作品は、娘の視点で書かれている。娘や彼女の兄である息子の目から見ると、なんともできの悪い父親だ。身勝手で、自分の想い通りにならなければすぐに切れる。モノに当たり散らしたときなど、後片付けが大変だ。母親も不満を抱えているが、それを言った後の後始末が大変なので、従順を装っている。★その母親も、ポックリ先に逝ってしまった。子どもたちは早々と実家を去り、一人暮らしになった父親。その父親が癌に冒され、死の床に臥せている。もはや意識も混濁し、臨終が身近に迫っている。★他に身寄りもないから、...角田光代「父のボール」

  • 恩田陸「ノスタルジア」

    ★京都府公立高校の前期試験が終わった。難易度は例年並みということだが、塾生たちは力を出し切れたであろうか。合格発表は25日、火曜日。そして、3月7日の中期入試で今年の戦いは終わる。★この時期何が忙しいかといえば、高校入試、中学1・2年生の学年末テスト、確定申告がドッと押し寄せることだ。これに新年度生募集のチラシづくり。どれも手が抜けない。★この中で一番生産性がないのが確定申告だ。面倒だが仕方がない。1年間の所得税、市府民税、個人事業税、健康保険料がこれで決まる。高校無償化、給食無償化など耳障りの良い政策が目白押し。その一方で、税・社会保険料の負担感はずっしりと重い。★昨夜は映画「茲山魚譜チャサンオボ」(2021年)を観た。何気なく観始めたが、なかなか良かった。19世紀初頭の韓国が舞台。身分ある家柄で、学識...恩田陸「ノスタルジア」

  • 大沢在昌「ダックのルール」

    ★昨夜は韓国映画「ハント」を観た。全斗煥軍事政権下、韓国各地では民主化を求める運動が活発化し、それに対する安企部の取り締まりも厳しくなっていた。★そんな折、どうやら安企部に二重スパイがいるらしいとの情報が流れる。その解明に国内班の次長と海外班の次長があたることに。この二人が大統領暗殺計画に巻き込まれていく。「ソウルの春」とも関連しているようだが、この二重スパイというのがややこしい。更に、国内班次長と海外班次長が似ているのでやや混乱する。★それはそうとして、アクションシーンは迫力があった。★さて読書は、大沢在昌さんの短篇集「鏡の顔」(講談社文庫)から「ダックのルール」を読んだ。★失踪人捜し専門の探偵、佐久間公が依頼されたのはある女性を捜し出すこと。依頼したのは、日本国籍の黒人男性。傭兵として共に戦った戦友と...大沢在昌「ダックのルール」

  • 江國香織「放物線」

    ★今日はバレンタインデーということで、塾生たちからちょこっとチョコレートをもらった。カカオが高騰しているので、チョコレート製品も高騰している。みんな、ありがとう。★さて今日は、江國香織さんの「ぬるい眠り」(新潮文庫)から「放物線」を読んだ。★大学を卒業して5年。かんちゃんは保険会社に勤め、バイトを転々としていた光一朗はペットショップに就職したという。そして主人公の私は、物書きの仕事をしているようだ。★この3人、数か月か半年単位で会っている。それぞれに仕事を持ち、それなりに恋愛をしているようだが、3人が出会うと学生時代に戻って楽しい時間を過ごせる。★3人の「規則」は、思い出話をしないこと。常に前へと進んでいくこと。★家庭を持ち、子どもができたらこのままの関係が続くとは思えない。でも、こうした仲間が集まって、...江國香織「放物線」

  • 井伏鱒二「夜ふけと梅の花」

    ★私立高校に合格したという知らせが、2つ、3つとあった。明日は報告がどっと押し寄せるだろう。★今年は花粉がきついようで、鼻をぐずぐず言わせていると、どうも風邪気も出てきた。風邪の薬は睡眠に勝るものなし。今日は早めに床に入ろうと思う。★鼻かぜ用の薬を飲んで、少々うつらうつらしながら、井伏鱒二さんの「山椒魚」(新潮文庫)から「夜ふけと梅の花」を読んだ。★ある夜ふけ、主人公が歩いていると妙な男に出くわした。その男は顔が血だらけになっていないかと問う。妙な男に関わりたくないと足を速めたが、男はマントの裾を離さない。仕方なく薄暗い街灯に照らして男の顔を見れば、確かにいくつかの傷がある。★男が言うには、消防の男たちに殴られたらしい。男もたいそう酔っているから、何か原因があったのだろうが、それを知ったところでどうにもな...井伏鱒二「夜ふけと梅の花」

  • 伊集院静「春のうららの」

    ★ウィークデイに祝日が入り込むと、感覚が狂う。今日は水曜日なんだと改めて思う。今週は私立高校の合格発表だ。朗報が次々押し寄せることを期待したい。★さて今日は、伊集院静さんの「三年坂」(講談社文庫)から「春のうららの」を読んだ。★娘が嫁ぐ数週間前。バッサリと髪を切って母親を驚かせる。娘に数年前亡くなった夫の面影を認めつつ、現代っ子の気風がわからない。★母親は若かったころ、亡き夫との出会いに思いを馳せる。二人とも戦後の混乱期の中、孤児として出発した。東京の料亭で住み込みで働き、そこで二人は出会った。★ある日、店の主人に2日間の休みをもらって、温泉などを楽しもうとしたもの、いろいろとアクシデントが重なって、日帰りで東京に戻ってきた話へとつなぐ。★まるで小津監督の映画を観ているように感じた。★どこにでもあるような...伊集院静「春のうららの」

  • 石田衣良「スローグッドバイ」

    ★少し前、近くの高校の国際コースを受験されるという母娘が突然、塾に来られた。中国の方で日本語はほとんどできない様子。英語での会話となったが、私も久しぶりの英会話でドキドキしながら応対した。★それから数回来塾された。「ここぞ」とポケット型の翻訳機を購入し、それでのやりとり。AIの進化は著しい。さすがに固有名詞は難しそうだが、普通の会話はごく自然な文で表現してくれる。それも英語だけではなく、中国語、韓国語はじめ世界の多くの言語に翻訳できるというから優れモノだ。★昨日は試験が終わったと報告に来て下さった。合格されることを願うばかりだ。★さて今日は、石田衣良さんの「スローグッドバイ」(集英社文庫)から表題作を読んだ。2年間同棲した20代の男女がちょっとした行き違いから別れることになったという話。★二人はこの日「さ...石田衣良「スローグッドバイ」

  • 赤川次郎「凍りついた太陽」

    ★いよいよ京都の私立高校入試が明日に迫った。さすがに緊張が高まっているせいか、今日も朝から塾生が最後の調整に頑張っている。「あきらめたら、そこで試合終了」(「スラムダンク」安西先生)。最後まで粘ってもらいたい。★彼らを見守りながら、今日は赤川次郎さんの「幽霊列車」(文春文庫)から「凍りついた太陽」を読んだ。★真夏の海で、久々の休暇を楽しむ警視庁の宇野警部と女子大生の永井夕子。二人のいるところに事件あり。(まるでコナンくんのように)。年の差が20歳もあるこのコンビが、事件を解明する。★今回の事件。宇野警部と夕子が出会ったある婦人と3人の子どもたち。平和そうな家族だが、この婦人、柄の悪い男にどうやらゆすられているようだ。そして、この男が殺される。その死因が、真夏だというのに凍死だという。そこで二人の謎解きが始...赤川次郎「凍りついた太陽」

  • 伊坂幸太郎「籠城のビール」

    ★2032年、1.3%の確率で小惑星が地球に衝突するという。1.3%といえばおよそ77分の1。だだっ広い宇宙空間にあってはかなりの確率だろう。★そんなこんなで、今日は伊坂幸太郎さんの「終末のフール」(集英社文庫)から「籠城のビール」を読んだ。★8年後に小惑星が地球に衝突するとわかって、すでに5年が過ぎた。当初起こったパニックは一段落した。ある者はわずかな希望を求めて逃げて去り、ある者は決められた運命に耐え切れず自ら命を絶ち、ある者は略奪や殺人など反社会的な行動で警察に捕まったり射殺されたりした。★もはや警察も人権を守った流暢な対応をしない。むしろ犯罪者をいたぶることにせめてもの終末の喜びを感じているようだ。★そんなある日、元ニュースキャスターの家に二人の男が押し入った。二人は兄弟で、不幸な事件で妹と母を失...伊坂幸太郎「籠城のビール」

  • 伊与原新「藍を継ぐ海」

    ★かつて小学校4年生の教科書(東京書籍)に清水達也さんの「ウミガメのはまを守る」という作品が採用されていた。静岡県御前崎の砂浜に産卵するアカウミガメの様子が描かれていた。★その情景をイメージしながら、今日は伊与原新さんの「藍を継ぐ海」(新潮社)から表題作を読んだ。★本作の舞台は徳島県の小さな漁村。堤防が築かれたためか、かつて産卵に多くのウミガメがやってきたが、今では年に数匹。産卵となれば数年に1度になった。★この年、ウミガメはやって来て、産卵した。大人たちはそれぞれの思惑(例えば町おこしのため)で、産卵場を保護している。ある夜、近くに住む中学生が卵を掘り返し持ち帰った。自らの手でふ化させようとしているようだ。★物語は、この少女を中心に、ウミガメ監視員をしている70代の女性、カナダからAETとして日本を訪れ...伊与原新「藍を継ぐ海」

  • あさのあつこ「街の風景」

    ★猛烈な寒波。とはいえ、気温自体は私が小学生だった頃の方がもっと低かったように思う。温暖化に慣れてしまって(あるいは暖房に効いた環境に慣れてしまって)、寒さがこたえるのかも知れない。★この寒い中、一人の塾生は受験のため東北へと出発した。野球の推薦入試だという。最近は、全国規模で野球選手が移動している。目指すは甲子園。高校の数が多い都市部の学校より、トーナメントで勝ち上がりやすい地方の高校を志望する中学生が目につくようになった。★今入っているクラブチームでまとまって受験に向かうそうだが、無事たどり着けただろうか。★野球ということで、今日はあさのあつこさんの「晩夏のプレイボール」(角川文庫)から「街の風景」を読んだ。★主人公の男性は野球強豪校のエース。2年生の時は地方大会で惜敗したが、3年生の夏、遂に甲子園で...あさのあつこ「街の風景」

  • 映画「敦煌」

    ★先日、京都文化博物館で開催されている(2月2日まで)「大シルクロード展」に行ってきた。京都文化博物館は元日本銀行京都支店だということで、建物そのものが文化遺産のようだった。★久々の京都市内、それも烏丸御池は行く機会がほとんどなかったので、少々右往左往しながら現地へ。平日の正午頃とはいえ、外国人の観光客の多さが目についた。★「大シルクロード展」は京都府等が主催とあって、なかなかの賑わいだった。チラシの表紙にもなっている「瑪瑙象嵌杯」や仏塔などの埋蔵品。人混みが嫌いなので駆け足での閲覧だったが、仏典の断片などにこれを書写した人に想いを馳せた。★「大シルクロード展」を記念して、映画「敦煌」(1988年)を観た。宋の時代の中国。西方に西夏という国が興り、ウイグルなどの近隣諸国に勢力を伸ばし、宋にも圧迫を加えてい...映画「敦煌」

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