うまく社会に溶け込めない、けど、生きていかないといけないので試行錯誤した結果と過程を共有するブログ
日常に悩みながら、なるべくすべてを喜びにする方法を書いています。
朝から止まない小雨 この街の中心にあるビル群も雨の雫を身にまとい、無機質な存在も自然にあてられ生命を宿す。 灰色の空、濡れたビル群、歩く人々のカラフルな傘や衣装も雨の世界に包まれ発色が抑えられる。 朝、昼、いつまでこの灰色の世界は続くのだろうか。 住人達は、長く続く暗闇に我慢できず、いつもより早めに街に明かりがつけていく。 ぽつり、ぽつりと夜が世界の下地色に少しずつ滑り込みながら、明かりも増えていく。 世界の下地色が全て夜になったとき、朝、昼と長い時間、空が世界にちりばめた雨の雫が姿を現す。 街の全てにはりついた雫は、街の明かりをとりこみ、乱反射させる。 街の明かりは、人々を誘い込むための明か…
口に出してはいけないと、秘密の過去がある。 その過去は、今の私の世界に存在しないことになっている。 私にあんな過去は無かったことにするため行動してきた。 あの過去は誰にも知られてはいけない。 でも、それが私を形作った。 その過去は私の輪郭。私をしっかりとみつめる人がいれば、秘密は知られるだろう。 秘密を隠すため、私は嘘を身にまとう。 美しい衣装を身にまとい、誰にも嫌悪感を抱かせないようにする。 求められても、素肌に刻まれた傷をみせることはできない。それはあまりにも醜い。 嘘を身にまとった体では、風を感じることはできない。 子供の頃、素足で感じた泥のなめらかさを感じることはできない。 でも、身に…
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