うまく社会に溶け込めない、けど、生きていかないといけないので試行錯誤した結果と過程を共有するブログ
日常に悩みながら、なるべくすべてを喜びにする方法を書いています。
学生時代からの旧友と家の近所で久しぶりに会うことになりました。午前十時に、私の家の最寄駅で待ち合わせです。駅のタクシー乗り場で、八月の猛暑に汗を流して待ちました。 コンクリートに囲まれた植え込みにぽつんと植えられた街路樹にセミが一匹とまって、静かにしています。さすがにセミも暑いのでしょうか。一週間しか寿命が無いのに、こんな暑さに出てくるとは、物好きだなあなどと、暑さのせいでくだらないことばかり考えていると友人が現れました。 「よう」 1年ぶりに会った旧友は、残念なほどになにも変わっていませんでした。中身もあまり変わっていないのであれば、代わり映えしない会話に、会話が続くか不安です。 「ひさしぶ…
自分の抱える問題が抱えきれないほど大きくなってきた 宇宙のことを考えるよう アマゾン何億杯分の雨が降り続ける星があるらしい ダイヤモンドでできた星があるらしい 太陽系はたった一つの銀河で、銀河はたくさんある 宇宙は大きい 宇宙からみたら、私がどこに住んでるかもわからない 問題なんかほっぽりだして、星を見に行きたくなってきた。 ほっぽり出せるなら私的には上出来、そこから逃げられないときは重く考えすぎてるとき。 少ししたらまた戻ってこよう。 新しい空気をまとってさ。 宇宙のことばっかり考えすぎて、 自分の問題なんか世界にとってどうでもいい問題に思えるようになることもある。 自分の存在が小さく思えす…
空が動きをとめた。 海が動きをとめた。 大地が動きをとめた。 この星には、空と海と大地の権利をもつ1割にも満たないものたちがいた。 彼らはすべてが許されていた。 太陽ですら、彼らのものとされていた。 彼らはこれらを自由に使い捨てた。 そして、空がうごきをとめ、 海がうごきをとめ、 大地がうごきをとめた。 今、空には、彼らが乗った無数のロケットが煙を吐きながら飛び去っていく。 動きをとめた大地に根を張るものは、それを仰ぎ見ている。 彼らは、神が見捨てた土地で生きつづける。 神は言った。 「なぜ、逃げないのか」 逃げれないものたちがいる。 頭上から死の灰が降り注ごうとも、動けないものがいる。 いじ…
命を終える。 それはすべてが変化するとき。 いつもの日常が消え去るとき。 それがいつか私にも来ることだって知った時、 おそろしくておそろしくて、心にこびりついて離れなくなった。 どんなことをしてもそれは視界の中に入ってきて、 いつかこの世界は消えるって知らせてきた。 こんな悲しいことが世界にあっていいのだろうかと悩んだ。 あの人も、あの人も、この世界になんらかの思いれがあって、世界になにも思わず消え去ることなんてできないはずだ。 私が消え去るとき、私はどんなことを思いながら消え去るのだろう。 そんなことを思っていたら、つらくて、つらくて。 みんなこの悲劇から逃れられない。 みんながこの悲劇に出…
ひげを生やしてみた 大人にみられたかった 子供っぽいってのが悩み だから、大人にみられれば皆が大人として扱ってくれて 難しい政治の問題とか考えるようになると思った けっこうひげが伸びた 10歳は大人になった あっと驚いた 今まで着てた服が全然似合わない 服だけが10歳若い 若作りしてるみたいだ てろんてろんのTシャツにみえる 服も大人っぽいのに変えなくちゃいけないとおもったら不安になった 若い自分は消える あいつも結構好きな自分だった ひげを切った 若い自分に戻った 大人の自分は、どんなに来ないでと望んでもいつか来る わざわざ迎えに行く必要なんかないじゃないか
タンポポが無数の子供たちを風に乗せた 根を張ることのできない場所で旅を終えたものもいる ゆりかごのような大地にたどり着いたものもいる 様々な種があり、根付くものはわずか 根付いても、次が続くとはかぎらない 朝が来て、また同じ毎日 やることは一つ。言葉を残すこと 根を張ることのできない場所で消えた言葉がある 根付いたものもある 様々な言葉があって、根付くものはわずか 根付いても、次が続くとはかぎらない 子供たちの繁栄を望んでも、 壊れない壁があって それに阻まれ楽園へゆけない 風よ吹け 全てをさらってしまう風 壁の向こうの楽園へ子供たちを連れてって 根を下ろした私はそちらへはいけない
いたいけなフランケンシュタインが石を投げられている この村の法律に、フランケンシュタインの文字はない あきらかな暴力、俺に飛ばしたのなら裁判にかけられる でも、この村の法律にフランケンシュタインの文字はない 彼は人間じゃない 彼には心がないらしい、あのいたいけなまなざしは科学者の作ったもの 心がはりさける、彼が俺の心に入り込もうとしてくる 彼には心がない、それでどうやって心に入ってくるんだろう 法律に書いてないからってなんでもしていいのかい 石を投げられ、雨をしのぐ場所もない 法律にフランケンシュタインの文字を書こう 気づかれずに書こう 気づかないはずだ。やつらは、法律の中身なんてみていやしな…
ねぇ、夢ってある? 目の前の友達に聞いてみた 夢を持ってるのか気になった 素晴らしい夢をもってたら、嫉妬とか劣等感抱きそうで聞けなかった質問 答えは、なかった しどろもどろになって、答えはない 少し安心した でも、また不安になったよ もしかしてそういう世代? 夢を描けない世代、上の世代はみんな夢を追ってるらしい 夢があるかってエンタメ業界は聞いてくるけど、そんなものないよ 霧は濃い、一寸先は真っ白、みえそうでみえない、頭真っ白 おおきな影がみえて、それが熊だったりしたらすぐ死んじゃうだろうな そんな雰囲気が日々を包んでる 夢にしどろもどろな友達にもっといろいろ聞いてたら はっきりとした職業じゃ…
青さを通り越した青 目を閉じ、まぶたの裏をスクリーンにすれば、その青を想像することができる 言葉の青で感じる青とは違う 想像の青、動きのある青 言葉が想像をおいかけるように作られる 言葉は先を走ることはない 私は文明を盲信しない 文明はやっかいごとを増やしてしまうことがある 文明は耳につまり、音を聞けなくする 文明は分厚い壁で身を守らせ、自然とふれることを許さない 文明は味覚を変えさせ、文明による価値観でおいしさをきめさせる 文明は死を遠ざけた なにもかもうまくいっているような気がするけど なにも始まっていない可能性だってある そんな風に思う
詩が心から溢れ出す。 私は鳥になった。 下等な動物たちになった。 足が立つように、 心が詩を産み出している。 足には最初、立つ理由があった。 でもいつしかそれがあたりまえになって、理由が消えた。 心もいつしかそれがあたりまえになって、理由が消えた。 嬉しい。疾走する足、疾走する心 指示された目的地を無視し、意味もなくエネルギーにまかせる。 涙のような水分が全身をうるおわせ、生命力を持たせている。 帰り道がわからなくなってしまった。 不安であせる。 不安な心を詩にする。 詩は体からひきはがせない。 私は安心した。 私は下等な動物たちになった。 本能のままに生き、詩を歌い、バカにされた。 死んだら…
心臓をわしずかみにされたような感覚で、涙がわきでる。 どうして泣いてるのかわからない。 心がいっぱいになってなにがなんだかわからないから吐き出してる感じさ。 涙の理由を知りたいなら、涙の雫をひとつずつ調べればわかるかもしれない。 きっとぜんぶが違う味と透明度だ。 それに、理由がわかってても説明なんかしたくない。理由を説明したら、それ以外の涙がひっこんでしまう。 ただ泣かせてほしい。 優しいクラシックで、くだらないコメディーで。 誰にもみられたくない涙がこぼれる。 説明できない涙は、誰にもみられたくない。 それは、深くて深くて暗くて恐ろしい。 自分でも説明できない動きには、自分の奥底の本能が生命…
幻想は力だ。私はそれに頼る ああ、なんて弱い生き物なんだろう そんなウソの力に頼らなければ生きていけないなんて 皆が自分を求めているという幻想を抱けば、恥部さえみせてみようという気になる。 Aはこういう人だから、こういう風に接して、 Bはこういう人だから、こういう風に接しよう。 そういう幻想が無ければ、誰とも話せない。立っていることすらできない。 幻想は闇だ。すべてのことを想像ですませられる。 相手の表情や、自分の姿をみずにすむ。 ほんとうは怒っているのに、ほんとうは醜いのに。 現実は光だ。強く、まぶしく、くらくらする。 でも、現実が無ければ私は軟弱に育つだろう。 光合成のしない植物のようにひ…
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