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J's Museum http://jsmuseum.blog.fc2.com/

下手な絵をあえて公開することで、同輩のみなさんも自信をもって描き続けていただければ本望です。

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2017/08/14

  • てっぺんで笑う人を見ながら別のてっぺんを目指す人

    #200「てっぺんで笑う人を見ながら別のてっぺんを目指す人」人にとって、人生のてっぺんにはどんな意味があるのでしょうか。人生のピーク?寿命の真ん中?てっぺんを実感するのは人によって違うでしょうし、てっぺんを実感できないまま死んでしまう人もいるでしょう。なかには、何度もてっぺんを実感できた人もいるかもしれません。いずれにしても、てっぺんの感じ方は、極めて心の持ちようなんだと思います。そんな心象風景を...

  • 斜め45度の人生

    #199 タイトル 「斜め45度の人生」ムリに向かい風に向かってがむしゃらに進むより、向かい風をそらしながら、それでも前に進んでいかなければならないのだから、45度くらいの方向に進むのがちょうどいいのかもしれない。ある中国の先生が、若者事情を、そんな言葉であらわしていました。 辛いときや落ち込んでいるとき、顔が下を向いてしまいがちですが、そんなとき、真上ではなくて、斜め45度くらいで空を見ると、気...

  • 分かり合えぬものたち

    #198 タイトル「分かり合えぬものたち」そもそも「私」と「他者」は異なる生物です。この隔たりは、ときに手の打ちようのない距離を感じることもあります。たとえ身近な家族の間においても、また友人との間においても、ときに分断が生じます。米国内の赤と青の分断も、民主主義と権威主義の分断も、決して他人事では済まされません。このように、互いを分かりあう作業は、とてつもなく高いハードルなのです。人間の知恵が試さ...

  • Kind of Blue

    #197 「Kind of Blue」NHKの「classic TV」でビル・エヴァンスさんをフィーチャーした番組を見ました。彼が参加して作ったマイルス・デービスの楽曲「Kind of Blue」が、当時全盛だったビバップが技法を競い過ぎていたことから、もっと自由でありたいと、アドリブ要素の多い演奏を目指した、いわゆるモードジャズのきっかけになりました。そのことから、「Kind of Blue」は、現代音楽の最高傑作のひとつといわれています。意...

  • レッテル貼られました

    #189 タイトル「レッテル貼られました」人は無意識のうちに相手にレッテルを貼ってしまいます。口に出さないまでも、「細かいことにこだわる人」「ていねいな人」「自分勝手な人」「運がいい人」などと勝手に相手のイメージを決めてしまいがちです。多様な人間関係を構築する上で、レッテル貼りするのは合理的な行動ではあるものの、貼られた側は、枠にはめられて苦しむこともありえます。例えば「女だから」「男だから」とレ...

  • 風に吹かれて

    #188「風に吹かれて」ボブディラン大好きの桑田佳祐さんが、「blowing in the wind」を邦訳しています。アーティストらしい感性溢れる訳ですが、こんな感じです。「先の見えぬ海を『日本』という船が行く」「茶番や下司な争いのために明日を捨てないで」。この訳にインスパイアされて描いてみました。世界という大海原で戦うには、ナイーブすぎる日本。方向を失い、風任せの日本人と小舟が漂流している画です。画面いっぱいに...

  • 白日夢

    #187「白日夢」今年の夏も嫌になるほど暑い日が続きました。あらゆるものがゆらゆら揺れて、頭までぼーっと揺れていたこと、季節が移っても思い出します。年中真夏の国もあるのですから、わがままは言えません。その昔、摂氏50度、湿度100%の中東を旅したとき「こんなに暑いのに、よく仕事ができますね」と聞いたら、笑って「だめですよ仕事なんかしたら。死んじゃいます」。作品は、頭がぼーっとして、椅子に寝そべる男...

  • 一線を越える

    #186「一線を越える」人それぞれ、長い人生では一線を越えるときがあります。一度しか越えなかった人もいれば、数えきれないほど、たくさんの一線を越えてきた人もいるでしょう。振り返って、どちらが幸せだったかはその人次第ですが、どちらが豊かな人生だったかといえば、後者だと思います。「一線」というのは観念的であり、その尺度も画一的ではありません。これを具象化して絵にしてみたのが今作品です。画面には7人がそ...

  • 鈍色の刻

    #185 「鈍色の刻」人生山あり谷あり。人は日々刻々と人生の坂を上ったり下ったりしています。それを色で表現してみたいと思いました。山は例えば萌色、谷は例えば鈍色(にびいろ)。鈍色というのは濃い灰色で、古くから凶色として嫌われていました。この鈍色の世界にいる男女を心象風に表現してみます。山の上から谷底に向かって木製の階段があります。階段は崖からせり出したまま、途切れていて、まるで谷底へのジャンプ台の...

  • ターニングポイント

    #184 タイトル 「ターニングポイント」人生死ぬまで1秒1秒がターニングポイントの連続なのに、その1秒先でさえ誰も見えないのです。何も気にならない人はそれだけで幸せかもしれませんが、先の見えないことは、多くの人にとって多かれ少なかれ不安なのです。そんなことを考えながら、絵を描いてみました。ターニングポイントだらけの線路です。まずは線路の切換部分の仕組みや形状についての知識を学ぶことから始めました...

  • シュレッダー

    #183 タイトル 「シュレッダー」最近、近所を散歩していて気になるのが空き家とゴミ屋敷です。色々と事情はあるでしょうが、環境が悪化するので困ります。天災時に、破損や飛び散りなど、事故の元になるばかりでなく、ホームレスや野良猫ネズミなどの害獣が住み付く可能性もあります。そんなとき、テレビで俳句を書いた紙をシュレッダーしているのを見ました。紙だけでなく、世の中シュレッダーしたいもの、シュレッダーした...

  • 干からびたシアワセ

    #182 タイトル 「干からびたシアワセ」 人が長い間生きていれば、心に凹みや歪み、サビやヒビの生じることがたくさんあります。だから何もない平穏な日常に幸せを感じられるのです。どこかの誰かが言いました。「みてくれのシアワセなんて嘘くさい。情熱を干上がらせた湖底のようなもの。ただ白々しいだけ」。 だからどうなの?言いっぱなしは卑怯でしょう。言う通りかもしれませんが、みてくれの幸せさえ感じられない人...

  • 冬の太陽

    タイトル「冬の太陽」冬の太陽が好きです。遠赤外線のように、体の中からほっこほこに温めてくれます。夏の太陽のように焼き焦がすような意地悪はしません。だから、夏は外に出たくなくても、晴れた冬の日なら、凍るように寒くても、その気になります。そこで、冬の太陽を具象心象画風に描いてみました。私のイメージする冬の太陽は、柔らかくて形は不定形で、すべての色を受け入れる多様性をもっています。太陽の下、気持ちよくな...

  • 侵攻2022

    タイトル 「侵攻2022」ロシアによるウクライナ侵攻が長期化しています。どちらも引くに引けない状態です。この侵攻は台湾事変や尖閣事変と直結しているので、決して他人事ではありません。老人は絵筆をとってやるせない気持ちを表現するのみです。中央に赤い火柱が上がっていて、戦況が激しくなっているのがわかります。右からは侵略軍がやってきて、防衛軍がそれと対峙しています。その背後で、死者を弔っている人たちが嘆き...

  • 聞く力

    #178 タイトル 「聞く力」縦社会のヒエラルキーで生きてきた男たちは、仕事をやめると会話量が極端に少なくなり、社会的な孤独に陥るケースが多いです。女は会話すること自体が目的なのに、男は目的がないと話ができない人がほとんど。ただでさえ男は女の1/3しか言葉を発しないのに。社会的繋がりを持たない人は早期死亡リスクが50%高いという分析結果もあります。孤独はまさに「死に至る病」。男の会話力を鍛えるには、ま...

  • 永久不滅のジェリフィッシュ

    #177 タイトル 「永久不滅のジェリフィッシュ」テレビで見たクラゲに魅せられて急に描きたくなりました。といっても、ナマの情報が入りすぎると写生になってしまうので、水族館には行きません。いつものように写真を参考に色々とイメージを膨らませて、自分なりのクラゲを描きました。最初は右側のを描いたものの、「だから何なの」の天の声が聞こえてきて、左側を描きました。タバコの煙からクラゲがフワフワッと出てくると...

  • CAGE

    #176 タイトル 「CAGE」情報が簡単に入る一方、自分の情報も簡単に他者に知られることになる時代、だからといって社会との関係をシャットダウンするわけにもいきません。社会や人との関わり方が難しい時代になってきました。どんな関わり方がいいのでしょう。コンクリートの壁の中に閉じこもるわけにはいきません。オープンエアの中で晒されるのもリスクがあります。ネットの籠の中にいるくらいが心地いいのかもしれません。...

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