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  • 尾張徳川の至宝展 @サントリー美術館

    「さすが徳川家!」と、うならせる展覧会でした。入り口には甲冑が鎮座しています。紐で身を守る小金属片をつなぎ、その紐の細かさと結び方の美しさに驚きます。17世紀のすごい芸術品!藤原公任・藤原定家の書が、そして宮本武蔵の「蘆葉達磨」の絵。続いて茶道具です。大名物の小ぶりの唐物茶入の名品がいくつか、織部茶碗は白い地色には黒で、黒の地色には白で織部独特の模様が描かれていて逸品です。能のコーナーでは衣装が大変素晴らしかったです。デザイン、刺繍の素晴らしさにびっくりです。打掛も見事でした。香木と香道で使う道具・・・香を切ったり削ったりする小刀の柄にも蒔絵が施されています。あとは姫様の嫁入り道具の数々。貝合わせの貝には繊細に色彩豊かに宮中の景色や人物が描かれています。雅です!硯箱や文箱には細かく蒔絵がびっしり描かれてい...尾張徳川の至宝展@サントリー美術館

  • 投げ込み・無言花月

    今年八月の稽古は休みにしました。昨日今年前半最後の稽古で「投げ込み無言花月」で「締め」にしました。結構集中力が要ります。お点前をして月に当たり自分で点てたお薄を頂いたり、続けて花になったり・・・それを無言でするのですから、目くばせや手話のような動きをするなど結構楽しめました。コロナで濃茶付きの花月が出来ませんので、薄茶で出来るものを楽しんでいます。五人揃ってするゲームのような感覚で皆様楽しまれています。投げ込み・無言花月

  • 信楽焼の湯呑み

    本場で信楽焼体験をされた方から素敵な湯呑を頂きました。そこの先生の作品です。小ぶりで四角い形ですが、上部は飲みやすく丸みになっています。そして内部は透明な釉でしょうか、つるつるしています。信楽と言えばざらざら感をイメージしますが、中がつるつるしているので洗いやすいです。そして入っていた箱に【杖朝】の文字がありました。銘なのかと思います。初めて聞く【杖朝】。調べましたら中国の「礼記」からの言葉でした。「五十杖家」「六十杖郷」「七十杖於国」・・・・そして「八十杖朝」五十歳では家で杖を、六十歳では村里で杖を、七十歳では国郡で杖を、そして八十歳では朝廷で杖をついても良いということでした。私ももうすぐ八十なのでこの銘を付けて下さったのではと感慨深く、感謝です。猛暑の日々、早速この湯呑みで水分補給をしようと思います。信楽焼の湯呑み

  • リュウゼツラン(竜舌蘭)を見に

    朝刊に日比谷公園のリュウゼツランが花をつけたとの記事がありました。このラン、何十年に一回咲くという植物で、TVでも取り上げられていました。そこで、肉眼でしっかり見ようと出かけました。日比谷公園は思いのほか広く探すのにちょっと大変でしたが、ちょっと開けたところに来たら遠くに発見!はやる気持ちで近づくと、高ーく伸びた茎に花がかたまっていくつか咲いています。花というイメージはちょっと違います。スマホで拡大して撮りましたが本当に珍しい形。茎が6月半ばから急にどんどん伸びてやく7メートルほどにもなって花が咲く・・・・何とも超珍しい植物でした。リュウゼツラン(竜舌蘭)を見に

  • 桐小卓を使って

    裏千家を勉強していた祖母の道具に「桐小卓」があります。「桑小卓」と形はそっくりですが高さが違います。この棚で変わっているのは最後に柄杓を飾り残す形↑です。蓋置は(今回は蟹を使いました)水指の左手前にそして建水を下段に飾るところです。桑小卓では柄杓を伏せて柱の立てかけるのですが、桐小卓は高さが低いので伏せてはおけません。そこで上向きに立てかけました。最後に結び帛紗花月をしました。帛紗の結び方、ほどき方は忘れてしまって毎回本を見て予習しておきます。コロナ以降、濃茶付きの花月は出来なくなり、薄茶というと平花月、結び帛紗花月・投げ込み花月・無言花月・貴人清次薄茶花月・・・くらいしか稽古できなくなりました。お茶碗を3碗置いておいてコロナ対応の花月を楽しみました。花月は皆様楽しんで稽古されます。桐小卓を使って

  • 笑顔には笑顔

    PCの表紙に主人の写真を使っています。今は夏ですから半袖姿の写真。ヨーロッパ旅行した時の写真で、ライン川沿いです。撮ったのは私。いい笑顔です。毎朝PCを開けるとこの写真で出迎えてくれます。この笑顔で私も笑顔に。笑顔には笑顔なんですね。笑顔には笑顔

  • 七夕の点前

    明日が七夕なのでその設えで稽古をしました。軸は和漢朗詠集の七夕の和歌・留精棚にカササギ絵の茶碗と銀河ガラス薄器。カササギ達が天の川に羽を広げて舟橋のようにして、織姫と彦星を逢わせたという伝説があります。そののち、釣瓶水指を使って洗い茶巾の稽古と、流し点の稽古をしました。最後には4人で花月もしました。4人なので全員役が周りお薄頂きお点前をしました。乞い札の場面も何回か…その稽古にもなりました。平花月は皆様とても慣れてきてササっと出来ました。七夕の点前

  • 雑感

    主人が亡くなって5年経ちました。一人の生活は気兼ねなくマイペースで過ごせるのでそれもまた良いと思って過ごしてきました。しかし、何かにつけ「あー主人が生きていたらなー」と思ってしまいます。TVで海外であれ国内であれ昔行ったことがある場所が出ると、「行った行った!わね」と共感してくれる人が欲しいのです。又、美術鑑賞が趣味であったので、見たことがある絵画や美術館などが出ると「この絵見たわね」「あの美術館遠かったわね」等話す相手が欲しいのです。そんな時は主人の写真に向かって語り掛けますが、一方通行でしかありません。50年も一緒に過ごしてきたので共通する思い出は沢山あります。それを語り合う相手がもういないことが悲しいのです。私も歳をとってきたからそう思うのかもしれませんが。しかしそんなとき思うのです。母も義理の母も...雑感

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