年金夫人の時間感覚

この頃、物忘れがひどい。 特に言ってることが短時間で正反対になるし数年前のやるべき優先事項が4年経っても、5年経っても遂行できずに残念なことになっている。 「…

年金夫人、スマホデビュー

SMSで「連休は出掛けないの？」ときた。 特に用事があるわけではなく、夫に車を乗っていかれ夫人宅へはしばらく行っていない。  そのうち着信が続く。出れば、無言…

年金夫人の決断力

老いは、「決断」できなくなる。老人ホームのこだわりにやっと執着しなくなったら今の憂いは、スマホとデイサービス。スマホは、今変えた方がきっと覚えやすい。しかし、…

年金夫人、揺れる心

年金夫人、ガラケーだ。使うのは、出先で、緊急の用事、私へ毎日の安否確認のショートメール。弟家族や唯一使える妹へメール。主に通話よりショートメールを使ってる。「…

年金夫人の物忘れ

最近、物忘れが多くなった年金夫人。  高齢者特有の忘れっぽさなので同居している認知症の義父母（二人とも）に比べたらご愛嬌で済む範疇だが  毎度毎度「同じことを…

夫人の鍋のその後

後日、年金夫人の家へ行ったらキッチンに置いてあるテレビ通販おなじみの電気の圧力鍋。  「何か作ってみた？」との問いかけに  「まだ使ってないの」と年金夫人。 …

年金夫人の鍋は？

「ねぇねぇ、圧力鍋って持ってる？」先日、久しぶりに夫人のところへ行ったらこう聞かれた。もちろん！だいぶ前だが私の場合、結婚式の引き出物のカタログで欲しかった圧…

正直な心

先日、スーパーの駐車場に車を停めて買い物をしていた。ごく普通の日常の生活だ。買い物を終えて車に乗り込もうとした時となりに車を停めた親子が話しかけてきた。「すみ…

年金夫人、シルバーカーデビュー

風もないおだやかな冬のある日年金夫人からメールがきた。  「お天気がいいから、シルバーカーで買い物に行きます。」  さんざん悩んだあげく注文して、届いた時に私…

年金夫人のシルバーカー

数か月前、年金夫人が何かを検索していた。 「Y子がさ～、シルバーカー買ったらしいのよ」 Y子というのは、年金夫人の末の妹で病院通いが多く、そんなに丈夫ではない…

年金夫人、昭和のころ

 年金夫人、最初の子↑のつづきです。 「どうやら、風邪をこじらせたらしい」 薄暗い部屋で、大人たちのひそひそ声が聞こえ従兄弟の学校へ行く姿が浮かび子ども心に（…

年金夫人、最初の子

年金夫人のお墓 ↑つづきです。  昔は、土葬だった。 そういえば、私には顔も知らない生まれる以前に亡くなった兄がいた。  生まれつき心臓に欠陥があり昔のことだ…