屋久島カキランが咲き始めました。カキランは近くでも見られます。カキランは草丈が80㎝ほどになりますが、庭の屋久島カキランは20㎝くらいです。地味な花ですが山野草の雰囲気があり好きな花の一つです。屋久島カキランの花
庭に250種ほどの山野草を育てています。 山野草の四季折々の姿をご紹介できればと思います。
自宅でも山野草を育てていますが、自宅の周りも自然が多く、散歩コースは可愛い植物や野鳥たちにたくさん出会えます。 そんな日々の暮らしをご紹介できればと思います。
セツブンソウが咲きました。でも今年のセツブンソウはいつもとは花の咲き方が違うようです。開花も昨年より10日ほど遅れたし、花弁が全開しません。やはり昨年の10月まで続いた高温のせいでしょうか。セツブンソウは株分け等では増やすことが難しいので種で増やすしかありません。そのため毎年花の後種子を採集しています。庭の球根も大きくなったと思っていたら溶けてなくなってしまいました。8年くらい経っていたと思います。今年もちゃんと種が採取できると良いですね。セツブンソウが咲きました
サギソウを植え替えました。毎年この時期に植え替えています。まだ芽が動いていないこの時期が植え替えに最適です。鉢から土ごと取り出し球根を選別します。今回は大小350個ほど取れました。サギソウは良く増え毎年2倍以上の球根が採れます。この株は3個の球根がついています。大きいものは2.5㎝くらいあります。ウイルス予防のため1時間ほど薬剤に浸します。10.5㎝~30㎝の鉢に10球から30球を植え込みました。7月にはたくさんのサギの舞う姿が楽しめると思います。サギソウの植え替え
エノモトチドリはコアニチドリとイワチドリの交配種です。交配親のコアニチドリ、イワチドリに比べはるかに大きく花もたくさん付けます。丈夫で育てやすくコアニチドリ、イワチドリに比べ良く増えます。大小たくさんの球根が採れました。5月には奇麗な花が見られると思います。エノモトチドリの植え替え
キイチゴが好きで庭に数種置いています。特に小型の屋久島姫バライチゴと姫バライチゴ(ナンヨウイチゴ)が好きです。草丈10㎝~15㎝くらいです。姫バライチゴは昨年の秋に植え替えましたが、屋久島姫バライチゴは出来ませんでした。株が少し弱っていますが元気になってくれるでしょう。いちごは花も実も楽しめます。濃い緑の葉と白い大きな花、赤い実が美しいです。5月には大きな花と赤い実が楽しめます。屋久島姫バライチゴの植え替え
チベットアヤメを植え替えました。これでアヤメの仲間の植え替えが全部終了しました。本来アヤメは5月の花が終わった頃の植え替えが最適です。昨年植え替えをしていませんでしたのでこの時期に植え替えました。開花への影響があるかも知れません。チベットアヤメも皆元気でした。半分ほどに分割して植え込みました。花は濃い青紫で花弁の外側に白い斑紋が入り、花の濃淡がはっきりして美しいです。チベットアヤメの植え替え
阿蘇ヒメユリを植え替えました。本来は秋の植え替えが良いのかも知れませんが、毎年この時期に植え替えています。この時期の植え替えでも毎年奇麗な花を咲かせます。球根はどれも元気でした。2球~3球に分割していました。3球に分割した球根は今年の花は難しいと思います。肥培して来年の花に期待します。ユリは深植えが基本ですので大きめの鉢に深く植え込みます。6月頃に朱赤色の鮮やかな花が見られると思います。阿蘇ヒメユリの植え替え
キイジョウロウホトトギスを植え替えました。自生地は紀伊半島南部ですが、今は数が減少し絶滅の危機にあります。愛好家が大切に育てておくのも絶滅の回避に繋がるかも知れませんね。庭のキイジョウロウホトトギスは一昨年ご近所の方から頂きました。株が大分傷んでいましたがやっと草勢が回復してきました。良かったです。今年は花が期待できるかも知れません。キイジョウロウホトトギスの植え替え
梅花オウレンが咲き始めました。花も種名の通り梅の花に似ていますが、寒いこの時期に咲くのも似ていますね。常緑の植物で冬も緑の葉が見られます。花は次々に上がって来て長く楽しめるのも良いですね。乾燥さえ気を付ければ栽培は難しくありません。こちらはセリバオウレンです。管理不足で花はほとんど見られません。株も傷んでいます。鉢植えは管理の良し悪しがすぐに表れ正直です。3月末頃に植え替えます。梅花オウレンが咲き始めました
白花姫イチハツを植え替えました。イチハツはアヤメの仲間で最初に花をさかせることから名付けられたそうです。ずいぶん前に山草会の方から頂きましたが、変わった種名だと思いました。ずっと後になって種名の意味が分かった時はなるほどと納得致しました。庭の白花姫イチハツは皆元気でした。たくさんの芽吹きが確認できました。たくさんの花が見られると思います。小分けにして植え込みました。白花姫イチハツの植え替え
ヒメシャガを植え替えました。ヒメシャガは広く流通していますが、自生地では数が減少していて絶滅が危惧されています。草丈は20~30cmほどです。5月頃に淡紫色の花を細い葉の上に2~3個咲かせます。葉姿と清楚な花はいかにも山野草の雰囲気があり見ていて心が和みます。一つの芽から翌年は5個ほどの新しい芽が出ます。たくさんの芽が出ています。切り分けて植え込みます。可愛い清楚な花が咲くと思います。楽しみです。ヒメシャガの植え替え
満州コアヤメを植え替えました。満州コアヤメは朝鮮半島、中国北部、チベット、東ヨーロッパなどに自生しています。小型のアヤメで根元近くに深い紫の花を次々に咲かせます。庭の満州コアヤメはどの株にもたくさんの芽吹きが見られ元気でした。上部の枯れ葉を取り除いた状態です。たくさんの芽吹きが見られます。2~3個に分割して植え込みました。3月末頃には奇麗な花が見られると思います。満州コアヤメの植え替え
姫サユリは乙女ユリとも呼ばれます。東北地方の高山に自生していて高温多湿が苦手です。九州での栽培は近年、夏場の気温が高いため暑さ対策が最も重要です。庭の出来るだけ涼しい場所に置き、湿度に注意して育てています。姫サユリはその名の通り可憐な小型のユリで、淡い桃色の小輪の花は種名にぴったりです。球根は元気なようです。5月には可憐な姿の花が見られると思います。姫サユリの植え替え
もう大分前に山草会の方からダルマアヤメを頂きました。ダルマアヤメと南京コアヤメは同じものだと言われました。南京コアヤメは自生地の記載がありますが、ダルマアヤメには自生地の記載がありません。もしかしたらダルマアヤメは南京コアヤメの品種の一つかも知れませんね。小型のアヤメですが花は大きく見映えがします。南京コアヤメの植え替え
バイモが芽吹いてきました。バイモユリ、アミガサユリとも呼ばれますがユリの仲間ではありません。クロユリと同じバイモ属です。中国原産で江戸時代に漢方薬とした渡来しました。茶花としても人気の高い花です。種名のバイモ(貝母)は貝のような2枚の鱗片が子供を抱く母に似ていることに由来します。花はうつむきに咲き可愛いです。花の内側から見ると種名の通り編み笠模様が良く分かります。バイモの芽吹き
胡蝶侘助が咲き始めました。侘助ツバキの代表的な品種の一つで江戸時代から人気のツバキです。桃紅色地に白斑が入り、お猪口のような極小輪のとても可愛い花です。茶花、活花として重宝され鉢植え、庭植えとしても人気があります。庭の胡蝶侘助は家を新築した時、義父の友人に頂きました。もう35年以上になります。今年も可愛い花が咲きました。愛らしく小さなツバキの胡蝶侘助
一昨日の戸畑アヤメに続いて白花戸畑アヤメを植え替えました。白花戸畑アヤメの株もどれも元気でした。枯れ葉の色が奇麗な株は元気な証拠です。ポットから抜くと奇麗な根と元気な芽が見えます。上部を切り2から3個に切り分けます。ポットに植え込み終了です。昨年の3月中頃の株です。白花戸畑アヤメは戸畑アヤメに比べ少し大きいです。左2列が白花戸畑アヤメで右2列が戸畑アヤメです。比べたら大きさの違いが分かります。どちらも奇麗な花が咲くと良いですね。白花戸畑アヤメの植え替え
戸畑アヤメを植え替えました。通常アヤメ類の植え替えは5月の花後が最適とされています。まだ芽が動かない2月も可能だということで植え替えました。戸畑アヤメはエヒメアヤメの変種で、北九州市の戸畑地区に自生していました。一時は絶滅したものと思われていました。偶然農家の方が育てられているのが見つかり、現在は大切の保護されています。この時期上部は枯れ姿です。鉢から抜いて上部を切りました。根元には新芽が見えます。どの株も元気なようで安心しました。2から3つに切り分け植え付けました。5月には奇麗な花が見られると良いですね。戸畑アヤメの植え替え
姫ヤハズススキと屋久島ススキを植え替えました。ススキは春の芽吹き、夏の爽やかな緑、秋の花穂、冬の枯れ姿どれも風情があって良いものです。姫ヤハズススキヤハズススキの小型のタイプです。草丈は40㎝ぐらいで少し大きめの中深鉢に植えると見映えの良い姿になります。5月頃の葉は種名の通り、薄い黄白色の斑が濃い緑と相まってとても奇麗です。ポット一杯に大きくなっています。ポットから抜いて半分に切り分けます。ポットに植えつけます。2倍に増えました。5月頃の姿です。今回植え替えたものも、このように奇麗な鷹の羽模様が見られると思います。屋久島ススキ姫ヤハズススキよりも更に小型のススキです。草丈は30㎝くらいです。浅鉢に植えると15㎝ぐらいになります。石などを配置して植えたり、アキノキリンソウなどと寄せ植えにしても風情があって良...姫ヤハズススキと屋久島ススキの植え替え
今週は日本各地厳しい寒さが続いていますね。九州北部も例外ではありません。連日わずかな降雪の日が続いていますが、昨日は久々に積もる雪でした。庭も畑も雪景色になりました。山野草の植え替えもしばらくは出来そうにありません。大きな綿雪が降り、あっという間に雪景色になりました。畑も真っ白です。庭と畑の雪景色
レンゲショウマを植え替えました。庭には紫と白の花を置いています。昨年はもうすぐ花が見られるところで咲ききれず枯れてしまいした。異常な高温が原因だと思います。株は皆元気でした。今年は花が見られると良いですね。植え替え前の鉢どの株も元気で安心致しました。5~10芽づつに分け植えつけました。レンゲショウマの花は「息をのむような美しさ」の表現がぴったりの花です。咲いた時は本当に嬉しいですね。ご近所の方も「レンゲショウマを見せて」と訪ねて来られます。今年は奇麗な花がたくさん見られると良いですね。レンゲショウマの植え替え
恒例の夏ミカンのピールを作りました。実家に夏ミカンが沢山なっていて毎年数十個貰ってきます。ピールの作成は全行程6日間の長い時間が掛かります。でもそのまま食べてもパンに加えても美味しく、毎年作るようにしています。皮剥きこれまでは包丁の刃元の角で皮に半円状の切り口を付けて剥いていました。娘が皮剥きの道具をくれましたので、今回はそれを使いました。皮を破らないように注意して剥きます。8等分にした皮を水につけ1日置きます。2日目、水を替えて皮に竹串が通るくらいまで煮ます。砂糖の使用予定の1/3の量のシロップを作り、皮に掛けひと煮立ちさせたら翌日まで冷まします。3日目、使用予定の砂糖の1/3の量を加え、ひと煮立ちさせ翌日まで冷まします。4日目、上の工程を残りの材料に行います。5日目、ミカンの皮を取り出し、シロップを半...夏ミカンのピール作成
冬の庭木の手入れの一つに寒肥(かんごえ)があります。寒肥をすることによりは春からの生育が大きく違ってきます。この寒い時期に行います。山野草にも寒肥を行うことで元気に育つようです。冬でも緑の葉を付けている山野草に寒肥を行います。使用している肥料大粒の肥料で1ポットに2個づつあげています。屋久島アセビ姫アガバンサスカラス葉リュウキンカ屋久島タチツボスミレ奄美スミレ姫ユキノシタ素心タイリンアオイ枝咲キキョウ斑入りアザミノイバラ(あかずきん)千島セキショウハカタシダ寒肥(かんごえ)の施肥
先日準備したポットに一昨年の秋播種した素心花ムサシアブミを鉢上げしました。種が1年3ヶ月を経過し1㎝強の立派な球根になっていました。球根の数は170球もありました。10.5㎝のポットに8球ずつ植えつけました。早いものは再来年の春に花が見られるかも知れません。播種したものは一部先祖帰りの株も見られます。100球ぐらい素心花が見られることを期待しています。昨年春の芽吹き苗素心ムサシアブミの花透明感のある淡い緑が奇麗ですね。今回鉢上げした球根も奇麗な花が見られることを期待しています。一昨年の秋に播種した鉢立派な球根になっていました。小さくても親球根と同じような立派な球根です。素心花ムサシアブミの鉢上げ
今日から2月です。山野草の植え替えを始めます。昨日、土、ポット、底網、ラベル、元肥のマグアンプKなど購入してきました。使用するポットは直径が9㎝、10.5cm、12㎝ですが主に使っているのは10.5cmです。今回は160ポット作りました。土は硬質鹿沼土、赤玉土、日向ボラ土をブレンドして使っています。植物に応じブレンドの割合を変えたり、腐葉土、ミズゴケを加えたりしています。山野草植え替えポットの準備
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屋久島カキランが咲き始めました。カキランは近くでも見られます。カキランは草丈が80㎝ほどになりますが、庭の屋久島カキランは20㎝くらいです。地味な花ですが山野草の雰囲気があり好きな花の一つです。屋久島カキランの花
カシノキランが咲き始めました。着生植物で庭では柿に着生させています。一度着生させるとそのまま何もしなくてよく管理も楽です。生長は遅くなかなか大きくなりません。着生させて7~8年になり、たくさんの花を付けるようになりました。カシノキランの花
ギボウシのブルーマウスイヤーが咲き始めました。小型のギボウシでその名の通り、葉がネズミの耳に似ています。草姿もコンパクトで花付きも良く鉢植えに向いています。ギボウシ(ブルーマウスイヤー)の花
ヒトツバショウマが咲き始めました。神奈川に居た頃、丹沢の川沿いでよく見かけました。ヒトツバショウマが咲くと神奈川時代を思いだします。小さな花がはたくさんの星をちりばめた様で美しいです。ヒトツバショウマの花
アジサイ(初霜)の花が咲きました。美しい葉芸と青い花と白い装飾花が相まって奇麗です。梅雨の中咲く花は気持ちを少し爽やかにしてくれます。栽培も増殖も容易です。ただアジサイは旧枝先咲きですから剪定時期が重要です。アジサイ(初霜)の美しい葉芸と花
夏ツバキが満開です。植えてからもう37年になります。大きくなって主幹が枯れましたが、元気で毎年奇麗な花を見れてくれます。ただ花はすぐに落ちて下に置いている鉢にたくさんたまります。毎日片づけが必要です。夏ツバキの花
対馬黄金オニユリが咲き始めました。オニユリの変種で対馬の固有種です。鮮やかな黄色の中に黒い斑点があり美しいユリです。花は花序の先端に数個咲かせます。オニユリ同様むかごがたくさんできますので増殖は容易です。栽培も難しくありません。対馬黄金オニユリの花
オカトラノオは近くの山にもたくさん自生しています。草丈は大きなものでは1ⅿにもなります。鉢では50㎝くらいです。茎の先端に長さ10㎝~20㎝くらいの花序にたくさんの花を咲かせます。花序の先端は傾き、種名の通り動物の尾のように見えます。オカトラノオの花
アナベルが咲き始めました。梅雨空に清楚な白い花が目立ちます。アナベルは北アメリカが原産地です。どちらも同じアジサイの仲間ですが、アナベルの方が栽培が容易です。アジサイは旧枝先咲きで剪定時期が重要です。アナベルは新枝先咲きで剪定の時期を気にする必要はありません。アナベルの花
阿蘇ヒメユリが咲きました。以前庭には土佐ヒメユリもありましたが、枯らしてしまいました。雨に中鮮やかな朱色の花が目立ちます。阿蘇ヒメユリの花
アスチルベの花が奇麗です。雨に打たれても穂先があまり垂れることもなく美しい花を見せてくれます。梅雨に合った花かも知れません。小さな花を密に付けた円錐状の穂は横に広がる葉とのバランスも良く見映えがします。アスチルベの花
三蝶シランと黄花シランが咲きました。シランは蘭の中でも栽培がやさしい種です。病害虫にも強く地植えでも鉢植えでも良く育ちます。根茎を切り分けることで増殖も容易です。三蝶シラン黄花シラン三蝶シランと黄花シラン
ツクシカラマツとムラサキカラマツが咲き始めました。ツクシカラマツの自生地は良く分かっていません。対馬列島から済州島に自生するムラサキカラマツと屋久島カラマツの交配種と言われています。ツクシカラマツには種子が出来ません。もう大分前にムラサキカラマツとして購入しましたが疑っています。ムラサキカラマツは草丈が50㎝ほどになりますが庭のムラサキカラマツは20㎝ほどです。でも種子が出来るのでツクシカラマツではないと思っています。ツクシカラマツとムラサキカラマツ
姫バラが咲き始めました。今咲いているのは雅と赤ずきんです。姫バラは挿し木ですぐに増やすことができます。挿し木苗も2年後には花を付けます。姫バラは黙っていても自然と盆栽風に成長します。あまり手の掛からない花です。雅赤ずきん姫バラの雅と赤ずきん
庭にはイチゴを10数種置いています。姫バライチゴと屋久島姫バライチゴの花が咲きました。どちらも草丈は10㎝前後の大きさですが、大きな花を咲かせます。うまく栽培すれば実成も楽しめます。姫バライチゴナンヨウバライチゴとも呼ばれ台湾が自生地です。屋久島姫バライチゴ姫バライチゴと屋久島姫バライチゴ
イブキジャコウソウはハーブのタイムに近い種です。私の好きな佐賀県の黒髪山にも自生しています。庭に赤花と白花があります。少し触るととても良い香りがします。草のように見えますが木本の植物です。小さな花を密に付け鉢を覆うように広がっていきます。赤花白花イブキジャコウソウの赤花と白花
イワタバコはあまり日の当たらない湿った岩場に生えています。庭には青花と白花があります。今年の青花は花付きが今一つです。丈夫な花ですので管理をしっかりして来年は奇麗な花を見たいです。白花は軽石に植えているのもあります。自生の雰囲気が出て良いものです。イワタバコの青花、白花
庭にはショウマの仲間を数種置いています。アワモリショウマが咲き始めました。ショウマ類は小さな花が密に集まって咲きます。アワモリショウマも泡のような小さな花を密に咲かせることからこの名があります。近畿以西、四国、九州の岩場に自生しています。アスチルベの仲間で日本固有種です。アワモリショウマの花
一昨年ある展示会で購入した八重咲香丁木に初めて花が咲きました。花は1.5㎝くらいで小さい花です。八重咲の上品な花で期待以上の花でした。木が大きくなれば見映えも一層良くなると思います。八重咲香丁木の花
ノリウツギは全国に自生しています。アジサイの仲間ですがアジサイが終わった7月頃に花を咲かせます。庭のノリウツギは花よりも葉芸を楽しみます。この時期が最も葉芸の美しい時期です。斑入りノリウツギの美しい葉芸
庭には斑入りと普通のシラサギカヤツリを置いています。シラサギカヤツリは北アメリカ南東部が自生地です。細い花茎の上に白い花を咲かせますが、白い部分は苞で花はほとんど目立ちません。花は少しの風でも揺れ、鷺が飛んでいるようで風情があります。次々に花穂が出て長く楽しめるのも良いですね。飛ぶ白鷺のようなシラサギカヤツリ
このホタルブクロの花は少し前に終わりました。知り合いに「ホタルブクロのタケシマを持っているか」聞かれました。「いいえ」と言ったら下さいました。花が咲いたら淡い紫の奇麗な花でした。私はホタルブクロの品種を良く知りません。タケシマホタルブクロは白だったと思いますので、これは違うと思います。でも花は上品で美しい花です。品種名は分かりませんが大切に育てようと思います。淡い紫の美しいホタルブクロ
近所の方からギボウシのファイヤーを頂きました。先日来られた時にイシダテホタルブクロ、姫矢筈ススキなど数点を差し上げました。そのお礼かも知れません。その方は庭にギボウシをたくさん育てておられます。「ファイヤー、あげましたかね」と聞かれ「いいえ」と言ったら下さいました。私はファイヤーを知りませんでしたが、斑入りの見事なギボウシでした。庭にギボウシは10種ほどありますがどれも頂いたものです。頂いたファイヤー、大事にして大株に育てたいですね。鮮やかな斑が見事なギボウシ(ファイヤー)
大島緑花ガクアジサイは数年前に山草会の方に頂きました。私のイワダレヒトツバと交換の約束をしていたのを忘れていました。申し訳ないことを致しました。3年前から花を付けるようになりました。名前の通り緑の装飾花と濃い青の花のバランスが良く美しいガクアジサイです。美しい装飾花の大島緑花ガクアジサイ
庭のショウマの中では那智コバショウマが最小です。草丈は数センチで小さく締まって見えます。那智コバショウマの種名は良く分かりません。那智泡盛ショウマの小型品種を業者が命名したかも知れません。でも気に入っています。薄い桃色の花は美しいです。よく似た屋久島ショウマよりも小さいです。今年は花がほとんど咲きませんでした。上横2列が屋久島ショウマで下横1列が那智コバショウマです。薄い桃色の花が奇麗です。今年は寂しい那智コバショウマ
梅雨空が続く中、姫アガバンサスの薄紫の花が奇麗です。アガバンサスは南アフリカが自生地です。交配種が多数作られていて広く出回っています。草丈も1ⅿ以上の大型種から30㎝くらいの小型種まであります。庭の姫アガバンサスは山草会の方から頂いたものです。頂いた当初はあまり関心はありませんでしたが、梅雨空の下で見る花は美しいと思います。梅雨空に美しい姫アガバンサス
品種のフウランが奇麗です。庭には3種類置いていますが、すべて頂いたものです。玉金剛、烏帽子丸、東出錦です。玉金剛と烏帽子丸は会社時代の友人に、東出錦は山草会の方に頂きました。残念ながら会社時代の友人も山草会の方も亡くなりました。自分の周りから知り合いがいなくなるのは寂しいものです。庭の山野草は頂いたものも多く、それぞれの方を思い大切にしています。玉金剛烏帽子丸東出錦大切な友人の品種のフウラン
ハナイカダは全国に自生しています。以前住んで居た横浜の家の近くの山にたくさんありました。懇意にして頂いていた隣のお茶の先生が気に入っていて時々一緒に見に行きました。ハナイカダの実がなると横浜時代を思い出します。今の自宅の近くにも自生しています。ハナイカダは花柄が葉の中央の葉脈と癒着しているため、葉の中央に花があるように見えます。ぴったりの命名だと思います。雌雄異株ですので実をつけさせるには雄株と雌株を近くに置いて育てる必要があります。雄花雌花結実熟した実ぴったりの命名のハナイカダ
庭の野菜も最盛期です。特にトマトは毎日たくさん収穫できます。とても毎日消費できませんから保存できるようにトマトソースを作っています。トマトソースに作っておけばミネストローネ、パスタ、スープなど使えて便利です。分けてあげても喜ばれます。今回はトマト2.3kg、タマネギ1.5kg、ニンニク4かけなどで作りました。30分ほど煮て完成です。小分けにして冷凍保存します。恒例のトマトソースの作成
ワレモコウは自宅の近くでも見られます。草丈も90㎝ぐらいになります。花がない時期はほとんど目立ちませんが、あずき色の花が咲くと分かります。花茎の先に数個の花が付き、風に揺れる様は風情があって良いものです。庭の斑入りのワレモコウはタンナワレモコウの白覆輪品種で「煌めき」の銘がついています。草丈も10㎝前後です。屋久島ワレモコウと共に大切にしています。栽培は特に難しいこともなく良く増え、分けてあげても喜ばれます。白覆輪の斑が美しいワレモコウ(煌めき)
北海道など寒冷地の植物は九州での栽培は厳しいものがあります。庭のウスユキソウ、キキョウなど寒冷地の植物は植え替えを頻繁にしています。培養土を奇麗にしていると調子が良いように思います。3月初め頃、6月中頃、9月末頃に植え替えをしています。今年は6月中頃の植え替えが2週間ほど遅くなりました。今回はウスユキソウ類(千島、早池峰、礼文、オオヒラ、高麗、キリギシ)とキキョウ類(千島、オヨベ、小川、皿ヶ嶺)など70ポットを植え替えました。これで夏を乗り切れるでしょう。ウスユキソウ、キキョウの植え替え
カシノキランの花はあまり目立たなく、いつの間にか咲いていたという感じです。花は反り返った葉の内側で咲き、小さく目立ちません。でもよく見ると黄色の花の中央に赤い斑点があり可愛いものです。庭のカシノキランは柿の木に着生させています。小さい株は軽石にも付けています。着生ランは一度着生させるとほとんど手がかからず楽しめます。葉陰にひっそりと咲くカシノキラン
私は菊が好きで庭に数種置いています。ハコネ菊は特に好きな種です。ハコネ菊はシオン属ですが、私は菊属との違いが良く分かりません。昔よく登った丹沢の山で見たような気もしますが定かではありません。何せ50年も前のことですから・・・・。庭のハコネ菊は大分前に購入したものです。株分けの都度人に譲っていましたが、昨年枯れたりして2鉢になってしまいました。今年は軍配虫の被害にあい、葉が傷んでいます。注意して管理し育てたいと思います。遠い昔の懐かしいハコネ菊
もう40年位前になるでしょうか。神奈川県の藤沢にいた時、よく出かけた丹沢の渓流沿いにたくさん自生していました。庭のヒトツバショウマは購入したものですが、花が咲くと丹沢を思い出します。ヒトツバショウマは進化の低い段階の植物で珍しい種です。栽培はそれほど難しくありません。線香花火のような小さな花を密に咲かせます。一つ一つの花は本当に小さいですがまとまると満天の星空のように美しいものです。満天の星空のようなヒトツバショウマ
ナゴランは自生地の一つの名護市に因んでこの名があります。花も葉も肉厚で太い根で木にしがみ付いています。生長が極めて遅く、葉も一年に2枚しか出ません。増殖は非常に難しい種です。花は美しく芳香があります。一度着生させたらほとんど何もしなくてよく栽培は容易です。庭では軽石と釣りシノブに付けています。釣りシノブのナゴランが咲きました。ラン愛好家に人気の高いナゴラン
フウランは花、葉、香りの3拍子が揃った観賞価値の高いランです。観賞価値の高いものから選別された種を富貴蘭と呼び東洋ランの一分野を形成しています。趣味家以外の人にも人気があります。庭には大きい株が2株あります。この株はもう40年位前になるでしょうか。東京駅の八重洲口でおばあさんが路上で売っていたものを購入したものです。3芽ぐらいの小さな株でしたが大きな株になりました。こちらの株は数年前に従妹から頂きました。枯れそうだからと言って持って来てくれました。開花はこれからです。時期をずらして楽しめそうです。花、葉、香りの3拍子が揃ったフウラン
矮性のアポイキキョウが咲いています。普通のキキョウは草丈が1mくらいになる種もあります。庭の矮性アポイキキョウは草丈20㎝くらいです。でも花は普通のキキョウのように大きく美しいです。播種を繰り返していると環境に順化して次第に大きくなります。株分けで増やし保存しています。こちらは白花種です。草丈は紫のキキョウより少し大きいです。矮性アポイキキョウの花
枝咲きキキョウはコーカサス地方が自生地です。コーカサス地方は黒海とカスピ海の間に位置しています。現在もチェチェン紛争など紛争地の一つですが、枝咲きキキョウは美しい花です。数年前山野草展に行った時に業者から購入したものです。毎年たくさん小さなベルのような可愛い花を咲かせます。草丈もコンパクトで鉢映りの良い種です。小さなベルのような枝咲きキキョウ
ソバナは山道の生える菜という意味だそうです。草丈が高くすぐに倒れやすいのが欠点です。でも釣鐘ニンジンような円錐形の鐘状の花は奇麗です。今年咲いたのは昨年知人に頂いたものです。以前は庭にも置いていましたが、枯らしてしまいました。今度は枯らさないように注意して育てたいですね。青紫の鐘のような花のソバナ
私はショウマが好きで庭には数種置いています。この時期はショウマの開花時期です。アワモリショウマが見頃です。一つ一つの花は非常に小さいですが、たくさん集まって咲く様は涼しげで良いものです。花序と葉のバランスも良く、しばらくは楽しめそうです。白い泡粒のアワモリショウマ