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2016/12/20

  • 遠征

    ちょっと前になるが大人は私ひとり、ティーンエージャーを何人か引率して外国で3日間剣道三昧をしてきた。出発前日、銀行からRevolutの自分の口座に送金したらなぜか不正送金のFalse Positiveが出てしまい、カードを一時的に止められて大慌てで電話したり、空港でのんびりご飯を食べていたらゲートが閉まる時間が迫っていることに気づいて慌てて走ったり(実際は余裕で大丈夫だったが焦った!)到着前からちょっとしたハプニングもあったが(笑)現地に着いたらお天気も良く、環境も良く、皆さん暖かく受け入れて下さってそれはそれは楽しい時間を過ごすことができた。ここからは自分の色々覚え書き。 まあみんな大きい子…

  • 友来たる

    イースターの春休みは意外に来客の多い時期去年も2家族アメリカから遊びに来たけど、今年も15年来の友人家族がやってきた子供が生まれる前からの長年の友人、アメリカに帰るたびにも家に泊めてもらったりしているが、ロンドンでもワイワイ合宿状態さらにベイエリアから欧州の他の国に引っ越した共通の友人も弾丸一泊でやってきて、みんなで久しぶりの再会ロンドンの観光地を回るのもいいけれど、我が家やその周辺での日常、近くのパブに行ったり、公園でキャッチボールしたり、スーパーやパン屋さんに行ったり建築関係の友人から見るロンドンの普通の建物の特徴を聞くのも面白くまた友人いわくロンドンの人は歩くのが早い、背の高い人が多い!…

  • 2年前のフランス旅行話⑥コロナ渦の旅あれこれ・パリ

    (もう3年前2021年夏の記録)イギリスへの帰国数日前に、再度コロナの陰性証明を取らなければならなかった。AirBnBのホストの人が教えてくれて、宿の近くで検査が受けられる場所を予約して出向いて行った。クリニックの中庭みたいなところに通されて、お約束の綿棒で鼻ほじほじ、喉にグッ、である。思えば当時は子供が学校に行くのにも定期的にこうやってテストしては、アプリで報告していたな。テストをしてくれた人は、夫や子供には英語で対応していたが、私のBonjourの発音だけ超絶良いので、私にはフランス語だった。心の中で少しガッツポーズをしたが、ややこしいことを言われてもわからないので、それはそれで困る。結果…

  • 2年前のフランス旅行話⑤:コルマール

    年をまたいで書いているので、今はもう3年前のフランス旅行話である。ストラスブールから電車に30分ほど乗ってコルマールに向かった。中世の街並みが残る街、ジブリみたいな景色の街(ハウルの動く城に出てくる建物のモデルになった場所があるということで)とよく言われている場所である。駅から旧市街までは徒歩で15分ほどかかる。観光地の周辺にある、地元の人が普通に生活している現実の世界を見るのも結構好きだ。途中シャン・ド・マルス公園というのがある。戦争の神様マルス神にちなんだ公園には、コルマール出身のナポレオン時代の海軍大将の銅像があった。よっ、地元の名士!アルジェリアとかポリネシア近辺、最後にはカリブ海など…

  • 浅い外食日記

    ここ1-2か月の外食日記。ただ食べたものを羅列するので非常に浅い。金田家のラーメン昼はパスタにしようと決めて街を歩いていたのに、あまりの寒さにパスタの口ではなくなってしまい、通りがかったラーメン屋に入った。井之頭五郎だ。うまかったが、ぬるかった。 アメリカやイギリスで食べるラーメンは、ぬるい。熱々をすすってみたい。 そしてラーメンをロンドンで食べるときは、決して円換算をしてはいけない (日本の約2.5倍)。記念日ディナーなんと結婚20周年である。家族3人でカジュアルなお祝いディナーに行った。ブラッドオレンジの季節です、ということでエンダイブと合わせたサラダが良かった。メインにはシュニッツェルを…

  • 2年前のフランス旅行話④:だいせいどう

    変な話だが欧州の都市を旅行していて一番記憶がごっちゃになるのが、大聖堂である。どの大聖堂もそれぞれ特徴があって違うのに、どーん!これでもか!神は偉大だ畏れろ敬え~的なメッセージはどこも変わらない気がして、それが視覚と感覚にガツンと来る。ましてや数年前の旅の記録を今頃書こうとすると、当時の記憶や印象はもう忘却の彼方・・・。しかしストラスブールの大聖堂は、やはりその中でもでっかさが際立っていた。それもそのはず、この建物は過去200年間世界一のキリスト教建造物だったそうな(明治7年ごろまで)。なのでまあどう頑張ってもカメラには収まりきらない142メートルあるというから、40階ぐらいあるタワマンと変わ…

  • レミゼラブル

    シアター・ウィークでウェストエンドのミュージカルやお芝居が安く見られるのを狙って、久しぶりにレミゼラブルを観てきた。自分の中ではレミゼは高校の文化祭で上演したことがある思い出のミュージカル。サンフランシスコで本物を一度見て号泣し、今回は二度目。まだ見た事がなかった夫と子供に見せたかった。あの心に残るメロディや、登場人物たちの色々な思いが切ないミュージカル、しかも高校の青春の一ページの舞台。今回も目から水がどばどば出るんじゃないかと思ったら、久しぶりに観た感想は、うわ、昔のフランスずいぶんひっどいところだな!というものだった(苦笑)しかし実際原題の通りで、本当のところは滅茶苦茶みじめで救いようの…

  • 睡眠離婚

    我が家もとうとう実現した、睡眠離婚!欧米は夫婦が大きなマットレスで一緒に寝るのが一般的で、我が家もずっと疑問を持たずにそうしてきたのだが、何しろ体重差と身長差がかなりある我々。気が付くとマットレスは夫側のほうが深く沈み、真ん中に変な山ができる。微妙な変形かもしれないが、意外と寝るときにこれが体に来る。なんとなくお互いベッドの端と端に転がって寝ている感じだし、腰や肩に良くない気がする。シーツも、大きいチャンが寝がえりを打ったりして一定方向のほうにより強い動きが生じると、あっという間にマットレスからはだけてしまう。これ、他のご家庭ではどうなんだろうか。我が家ではもう何年も気が付けばシーツがマットレ…

  • 2年前のフランス旅行話③:ストラスブールの美味しいもの

    2年前の旅日記のはずが、年をまたいでしまったのですでに3年前の旅日記になってしまったが見なかったことにして続ける。今読んでいる本でナポレオンの頃の時代、チーズは今のようにデリカシーではなくて貧乏人が肉の代わりに食べるようなものだった、とあってへぇぇと驚いている。まだコロナで色々規制があったころで、レストランに入るのにアプリの証明書を見せたりしなくてはいけなかった。アプリを読み取るための相手のアプリが正しくアップデートされていないので、うまく読み取れずお店や施設に入れない、という面倒な不具合もたびたびあった記憶。まあテイクアウトも充実していたし、キッチン付きの部屋を借りていたのでスーパーでめぼし…

  • ピラネージ・中華街・ハルキさん

    2月の読書記録。2月は長いフライトに乗る機会があったり、仕事の忙しさが少し緩んだりしたので、多少本を読む時間が取れた。Piranesiは、迷宮のような、広大で当てのない、一部廃墟になり波が押し寄せ、鳥が住み着き、各部屋に彫刻がある不思議な建物に住むピラネージと呼ばれる男の人の話。しばらく彼の日記が続くのだが、この人が一体誰なのか、時代はいつなのか、全くのファンタジーの世界の話なのだがわからないまま日記が続く。彼の他に、そこにはOtherと呼ばれる人も住んでいるようなのだが、どうも彼は現実の世界とつながりがあるらしい。そんな中、第三の人物が現れて、なぜピラネージがここにいるのか、このOtherは…

  • コワーキングからの歴史散歩

    物理的なオフィスが閉鎖されてしまったので、時々同僚有志でコワーキングスペースに集まり一緒に仕事している。在宅勤務は通勤がないぶん楽だけれど、やっぱり煮詰まるし、同僚達がどういう状態で仕事をしているのかわからないので、全くお互いの顔を見たりちょっとおしゃべりする機会が無いリモートワークというのも、チーム的にあまり良くないよなと思う。これについては人それぞれだとは思うけれど、自分は実は文化祭ののりでみんなでワイワイする感じで仕事するのが実は好きなのかもな、ということにここ数年気が付いたのだった。先日は普段集まるのとは別の場所を試してみようということで、ファリンドン近くのコワーキングスペースで仕事を…

  • 1月読書記録

    今年は英語でも日本語でもいいから、1か月に本を最低2冊は読みたいなと思っているので、いつまで続くかわからないけれど、その記録。1月はあまりに忙しすぎて本を手に取る暇というか余裕がなかったが、家にある古い本を再々*n 読した。村上春樹のエッセイは、80年代村上さんが30代の時のものなので、今読むとやはり青臭く、そして80年代臭い部分が以前にもまして目についた。村上さんのエッセイは好きだったはずなのに、なんとなくイラっとしたのは、どちらかというと読み手である自分の年齢や時代の変化によるものであろう。そういえば、村上さんに聞いてみよう、みたいな感じで読者が色んな質問をしたり、アドバイスを村上さんに求…

  • やけくそタイムチャレンジおせち料理

    仕事が終わらない。去年の11月から始まったプロジェクトがかなりきつい。キックオフの時点からこれじゃリソースも時間も足りないと訴え続けていたのに何も起きず、年末にちょろっとヘルプ要員があらわれたものの、現在いわゆるデスマ状態である。結構夜遅くや週末も働いている。こんな働き方をしたのは日本企業相手にしてた時以来じゃないだろうか。このプロジェクトが終わったらしばらく消えてやろうと思っている。新年は機上で迎えたし(飛行機でカウントダウンでもするかと思ったけれど、パイロットは到着しても新年おめでとうとも特に何も言わないくらい普通で、新年だということさえ忘れる位だった)、帰るなり仕事に溺れるような状態だっ…

  • 飛行機で見た映画を羅列するよ

    実話に基づく映画。プレイステーションの言わずも知れているこのゲームのトッププレイヤーを、本当のオートレーサーにしようと開催されたGT Academyで本当にレーサーになっちゃう男の子の話。家にこもってゲームばかりしているのを、元フットボール選手だったお父さんは苦々しく思っていて全然サポートしてくれないんだけど、なんでも突き詰めるとこういうサクセスストーリーも起こるんだなあ、と結構フィールグッドムービーだった。舞台はイギリス、主人公もイギリスの子なところも良い。ロックダウンの頃からウェス・アンダーソンの映画を家族で見るようになったのだけれど、これは最新作。ウェスアンダーソンの映画はご存じの通りビ…

  • 2023-2024

    誰にともなく新年あけましておめでとうございます。クリスマス休暇は恒例アメリカへ里帰り。友達に会ったり、家族と飲茶をしたり。20年も住んだアメリカなのに、1年に1度しか帰らなくなって、逆カルチャーショックというか、日々当たり前だと思っていた事柄がもっと客観的に見えるようになり、色々ビックリしたり、新鮮に思ったり、不便に思ったり。やっぱり色々とにかくでかい、広い、だたっぴろい。物価は覚えているよりも2-3割かそれ以上高くなっている気がして、買い物も外食もしにくかった。昔よく言っていたトレジョ(スーパー)でも、日本のスーパーニジヤでも、欲しいのは生鮮食品や冷凍食品ばかりで、後はなくてもどうでもいいか…

  • NOPIリベンジ

    ロンドンに住む前は、オトレンギの料理にすごく憧れてというか、興味が湧いて料理本を買ったり、そのレシピを全部作ってみようという試みをしていたこともあった(結局途中でやめちゃったけど)。それが面白いもので、ロンドンに住んでからはそんな気分はパッタリ無くなり、レシピ本を開くことも、レストランに行くことも一度もしていない。この温度差は一体何なんだろう、自分でもよくわからない。熱しやすく冷めやすいだけかもしれないが、住んでみるとロンドンの外食は高いし、他にも気になるお店はたくさんあるし、もうオトレンギは自分の中では2010年代の流行(?!)として終わりを告げてしまった感もある。しかし最近、会社の忘年会的…

  • 【本棚総ざらい6】嘘つきアーニャの真っ赤な真実

    嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)作者:米原 万里KADOKAWAAmazonもうこの本を読むのは何周目だろう。米原真里さんの作品に惹かれるのは、やはり1960年代、プラハのソビエト学校で学ぶという、当時の日本人にはなかなかできないユニークな経験をしたこと、そしてアメリカやイギリスや中国よりも、わかるようでわからないソ連、そしてロシアという世界のことを垣間見せてくれたからだと思う。このノンフィクションは、そんな米原さんが通ったプラハのソビエト学校時代の友人達がその後どうなったのか、ソビエト崩壊でわちゃわちゃしていた頃に、彼女がプラハに飛び、足跡を追い、再会するという話。プラハから日本に…

  • ブダペスト15:ブダペスト最後の茶色飯

    イギリスに戻る前に腹ごしらえ行ったのはこの店www.tripadvisor.comブダペストで入ったお店では、良く色々なフレーバーのレモネードを出してくれるところが多かった。全部手作り。料理教室でも出てきたけれど、自家製シロップを炭酸で割って出してくれる。とても良い。ランチというよりもう夕方に近い位だったが、結構人が入っている。生肉好きになってしまった子供のご希望でここでも頼んだのはタルタル。フランスのものと比べてやはりパプリカが入っているようで色が濃く、ねっとりしている。牛肉の煮込み。筋がしっかり煮込んであるホロホロのお肉私のブダペストでの最後の晩餐はちょっと保守的にチキンのシュニッツェル。…

  • ブダペスト紀行14:ブダペストのオペラハウス、とても良い

    ブダペストにいるなら議事堂とオペラハウスは見ないとでしょう、とクルーズ船に乗ってやってきたアメリカ人ジジババに激しくおすすめされたので、予定外にオペラハウスにも寄ることにした。ここ何年か改装で閉鎖されていたらしいが、綺麗になって再オープンしたオペラハウスここでもおかっぱのオッサンが入り口に狛犬のように座っていらっしゃる一方なじみのないこのしょぼくれた表情をしたおじさん・・最近膝が痛くて・・ハンガリーオペラの父、そして国家の作曲家でもあるフェレンツ・エルケルさんでしたおお、この人のほうが私はなじみがあるぞ!フルートの曲ばっかり書いてくれているフランツドップラーさんじゃないですか!「ハンガリー田園…

  • ブダペスト紀行13:ブダペスト雑記集2

    建物のデザインに引き込まれた入ったMai Mano House、ハンガリーの写真家が写真展示のために建てた建物らしい、そこでは1950年代ぐらいのアメリカの女流写真家の展示がされていた。写真家といえばロバートキャパも実はハンガリー出身なのだった、彼の名前がついた写真美術館みたいなところもあった。そしてふと思い出した、私達の結婚式の写真を撮ってくれた人もハンガリー人のおじさんだった!かーいらしいステンドグラス、ハンガリーのデザインかわいい。街を流れるはドナウ川。テムズ川や江戸川より、なんだか文化の香りがする響き、ドナウ川。NHKの音楽番組などでクラシック音楽がかかる中こんな風景が映し出されていや…

  • ブダペスト紀行12:ブダペストつまみ食い

    ブダペストで気に入ったもの、それはランゴッシュ!揚げたパン生地にサワークリームやチーズが乗っているという、B級グルメ。その昔、パンは窯で一週間分を一度に焼いていたそうで、ランゴッシュはもともと窯を温めている時に、小さな生地をちょっと上にのせて焼いたフラットブレッド的なものだったそう。それが共産主義になりパンを焼くそういう風習もなくなったそうで、ハンガリー革命後、多少の個人のビジネスが許されるようになった際に、屋台でそういうパンを焼くのではなく油で揚げて売るようになったのが始まりだとか(以上Wikipediaの英語版の受け売り)私達が行ったのはランゴッシュ専門店、若者が集まる感じのポップな雰囲気…

  • ブダペスト紀行11:建物をみる

    ブダペストの街を歩いていると色々なスタイルの建物に遭遇して興味深い。建築の知識がそれほど無いのでただ目に入ったものをみてほぉぉ・・と思う程度だったのが残念だが、建築を見て歩くツアーなどに参加できたら楽しかっただろうなと思う。なにしろ大学の建物からしてこんな感じである。これは市場の隣にあるブダペシュト・コルヴィヌス大学、経済学に特化した学校だそう。古い建物は外観は素敵だが中はどうなってるのかな。路地を歩いていると急に貴族のお屋敷だったところに遭遇する。ここは改装中か何かで立ち入り禁止かと思えばその隣にいかにも共産党時代のこんな建物も並んでいる、ここはラジオ局だったみたいだけれど、ここも閉鎖されて…

  • ブダペスト紀行10:おかっぱのおっさんの学校

    ハンガリーで一番愛されているおかっぱのおっさんといえば、フランツ・リスト。実は彼、生涯でハンガリーにはあまり住んでなかったらしいのだが、彼の名前を冠した音楽学校がある。日本語ではリスト・フェレンツ音楽大学とかフランツリスト音楽院とか呼ばれている。ここには立派なホールがあり、色々コンサートが行われているので、チケットを予約していってみた。手のでかい超絶技巧のおっさんが、建物の上から我らを見下ろしている。この学校は建物じたいもとても美しくて素晴らしい。内装は御覧の通り、とても素敵なアールデコ調になっている。ロビーに入った時点で、もうほぉぉぉおおおっという気分になる。これが、欧州の、それも大陸欧州の…

  • ブダペスト紀行9:ブダペストのブタ

    シナゴーグを訪れた時、敷地の中にコーシャー(ユダヤ教の戒律にのっとって処理されている)のレストランやスーパーはこちらです!的な看板があり、へぇぇと思ってみていたのだが、実際ユダヤ地区にはぼちぼちそういうお店がある。そしてそんなコーシャーレストランのすぐ隣にあったのが、豚肉専門店。すごい共存の仕方だなと思わず苦笑してしまった。しかし皆さんご存じか、ハンガリーにはマンガリッツァ豚という、国宝とまで言われる高級豚肉があるのですよ。黒いマンガリッツァという名のこの店は、そんなお肉を使ったお店なのであった・・・!イベリコ豚など目じゃないと思うような、とろけるハム。思わず家族で無言。一気に食べるとなくなる…

  • ブダペスト紀行8:ブダペストの雑記集その1

    空港からのバスはクレカでピッとやれば支払えたので、ロンドン同様どこでもコンタクトレスが使えるのかな、と思ったら街中の路線バスやトラムはチケットを買い、中で印字する昔ながらの方式だった。券売機がどこでもあるわけではないので、バスに乗ってからしまったぁ、と夫が慌ててお金を数えていたら(現金払いもOK)運転手さんが乗りな、と。バスに乗って落ち着いてから再度ちゃんと支払いに行ったらいいよいいよとなぜか無賃乗車させてくれた。なんか優しい。 笑かそうとしているのを一生懸命耐えているようにも見える銅像w 「この橋は私が心を込めて作りました」なんとなくロンドンにもありそうな橋、設計はイギリス人だった。 街のあ…

  • ブダペスト紀行7:イシュトバーン!

    聖イシュトバーン大聖堂。近くで見るのも美しいが、こうやって建物の間からひょっこり見えるような構図に道を作っているのがさらに美しい。欧州は街を歩いていると、向こうのほうにこうやって教会や塔が見えることが多く、それこそ昔の風景画にもつながる感じがあり、不思議なタイムスリップをした気分になるのが好きだ。ブダペストで一番高い建物だそう。道理で近くでは全景が撮れない。ウィーンに行ったときも思ったのだが、ハプスブルグさんの趣味はとても良い。これだけ黄金を使っておきながら、全然ギラギラしておらず、落ち着いた上品な内装になっている。ブルボンさん家とも、バチカンの法王さんのところともえらい違いである。ただこの教…

  • ブダペスト紀行6:ブダペストで食べたもの、食べなかったもの

    料理教室が終わったのがちょうどお昼ごろ、甘い系のものは食べたけど、塩っぽいものも食べたいと、行ったのはソーセージ屋レバーや色んな種類のソーセージの他、ローストした色々なお肉やお惣菜風のサラダなどもあって、指さしてすくってお皿に入れてもらえる。テイクアウトも可。ものすごく巨大なピクルスもある。きゅうりにサワークラフトみたいなのが詰め込んである。箸休めというか、すっきりした味で良い。belvarosidisznotoros.hu通りがかったストリートフード屋さんが連なるところ今回は食べなかったロールキャベツ大鍋のグヤーシュ芋と肉これはランゴッシュを揚げているところ、ランゴッシュが何かはまた次回食べ…

  • ブダペスト紀行5:ブダペストで、巻いていこう!

    ブダペストで、以前からやってみたいなと思っていたことを実現することができた。それは「シュトルーデルを生地から作ってみる」ということ!シュトルーデル。うすーい生地で具を包んで焼いた、パリパリのお菓子である。パイと呼んでよいのかわからないが、パイっぽいものともいえる。ちなみにこれは昔ウィーンで食べたシュトルーデル。この生地を作るの、テーブルにうすーい生地を伸ばして伸ばして伸ばして作るのだが、冷凍生地ではない、ちゃんとしたやつを一度自分で作ってみたかったのだった。今回は子供と私だけで、お料理教室に参加。その間にパパはソーセージを食べに行った(笑)アパートの一室を改造してスタジオにしたお料理教室にお邪…

  • ブダペスト紀行4:家庭料理は茶色飯

    中央市場でお昼を食べ損ねた陳家。市場の食べ物はどこも屋台+立ち食い風で大混雑。座って食べられる食堂もあるにはあったけれど、遅めに向かったためにランチ時間が終わってしまい、目の前でガラガラ閉店。お腹はすいたが、雨も降っていてあまりうろうろしたくなかったので、市場のすぐ横にあったレストラン、Pipa étteremで遅めのランチをとることに。このお店は市場の入り口で民俗衣装を着たお姉さんがチラシを配っていたりして、観光客向けっぽいかなぁとは思ったものの、もう空腹には代えられん!しかし結果は大正解であった。子供が頼んだレモネードは手作り。桃ジュースも不二家ネクターよりもめちゃめちゃ濃くて、でもすっき…

  • ブダペスト紀行3:中央市場でデジャヴ

    トラムに乗り、ブダペストの中央市場へ。だいたい観光ガイド系のYouTubeを見ると、みんなここに行って色々な食べ物を試食しているので、食いしん坊には必須の地。この立派な建物は1890年代に建てられた、つまりは明治時代からある市場。テレビで、じゃなくてYouTubeで見たことある風景や~。まず目についたのが、英語話者が見るとちょっと笑ってしまう命名のこのお酒。イギリスの旅番組でもちょっとジョークのネタになっていたが、ハンガリー語ではウニクム。薬草酒で食前酒、食後酒として飲むものだそう。帰りに空港で買って帰ったのだけど、実はそんなに悪くない。イエガーマイスターなどより全然マイルドで飲みやすかった。…

  • ブダペスト紀行2:ドハーニ街のシナゴーグ

    今回泊まった宿は、ブダペストのユダヤ地区にあった。パーティーエリアでもあるらしく、周囲からはこのあたりのおすすめのバーなど教えてもらったりしたが、私達が泊まった通り、ドハーニ街にはとても大きなシナゴーグがある。大きすぎて全容が撮れない。ヨーロッパ最大のシナゴーグであるらしい。ムーア式のデザインが美しい。その昔ブダペストの人口の2割ほどがユダヤ人だったそう。技術やビジネスなどの分野で活躍し、いわば国内の中産階級層を作ることに貢献したともいえるらしい。この地域の歴史のお約束通り、オスマン帝国、ハプスブルグ帝国、そしてハンガリー独立運動など時代に応じてユダヤ人コミュニティは自由だったり締め付けられた…

  • ブダペスト紀行1:天井3メートル

    10月の秋休みは、これまた賞味4日ほどブダペストに行った。思えば初の東欧への旅。飛行機で2時間半ほどで着いてしまう。ハンガリーというと、オーストリアハンガリー帝国、フランツリストにハンガリー舞曲・・・歴史と文化にあふれる国というイメージしか自分にはないのだが、意外と若いイギリス人の間では、さっと飛んでパーティーをする場所、という位置づけもあるらしい。なにしろ物価がイギリスと比べてずいぶん安いので(ビールはイギリスの3分の1ぐらいだったか)週末に行ってわーわー騒いだり、スタッグパーティーといって結婚前の独身最後のバカ騒ぎをしに行く人たちも。行きの飛行機では不幸にも、座席がそんなバカ騒ぎをしに行く…

  • 夏のベルギー旅その11:25年ぶりの再会

    蚤の市の喧騒から逃れるようにリールの大聖堂にやってきましたリールを訪れるのは実はこれが2度目。初めてこの地を訪れたのはアメリカの大学に通っていた学生時代。冬休みに、フランス人の友人Cちゃんを頼ってクリスマス休暇を、フランス北部で過ごしたことがあります。その時にリールを訪れたのでした。当時はクリスマスマーケットが立ち並んでいたなあ。周囲の雰囲気などほとんどもう記憶にないので、不思議な感じです。冬だったから、すべてが薄暗いか真っ暗だった記憶。Cちゃんの実家はリールより少し離れた、人口200人ぐらいの小さな村で、親戚の皆さんと一緒に楽しいクリスマスを過ごした思い出は、今でもまざまざとよみがえります。…

  • 夏のベルギー旅その10:寄り道蚤の市生の肉

    旅の最終日、ゲントからまたローカル線に乗り、ユーロスターが走っているフランスのリールに戻ります。全く知らなかったのですが、たまたまこの週末は、年に一度行われる、欧州最大の蚤の市が開かれる日とあって、リールの街は大混雑。電車が駅に着いた時から、隣のプラットフォームから何かブラスバンドの音がする・・と思ったら、電車に乗ってやってきたバンドの人たちが、駅に降り着いた瞬間から演奏を始めていました。駅を出たらさらに本格的な演奏、もうフランスの伝統音楽になりつつある(笑)ダフト・パンクの曲や、バービーの曲など披露してくれました。もう数十万人規模とかで人が来るらしく、道は全部封鎖され、イベントテントが立ち並…

  • 夏のベルギー旅その9:ベルギーの美味しいシチュー

    ゲントでの最後の晩餐は、ベルギーの家庭料理を出すお店へ。www.tripadvisor.jp飲み物やデザートのメニューは、こんなトランプのカードになっていてかわいい。持ってきてくれるパンはこんな袋に入っています。意識高い系の言葉とかいらないからパンをくれ、みたいなことが書いてありますw前菜はお肉の盛り合わせそして牛肉のタルタルメインにはカルボナードと呼ばれるベルギーのシチューを注文しました。うーん、肉肉しい夕食だ。ベルギー料理ですので、当然のようにフリッツが付いてきます。そして付け合わせの、ソテーしたリンゴがシンプルなのだけれど美味しかった。このシチューと料理の組み合わせは、家に帰ってから再現…

  • 夏のベルギー旅その8:羊・鍛えすぎジーザス・落書き三昧

    アートなゲント。どんどん画像を貼り付けていくよ。羊を讃えよ(ファン・エイクの作品、聖バーフ大聖堂の祭壇画の一部です)街には中世あり現代ありここは誰でも落書きしてもいい道、スプレー缶を持って絵を描いている子供たちも街にアートあれば美術館もあり鍛えすぎのジーザスや昔の生活がわかる絵が良い食べ物の味はどんなだったろう静かで落ち着く空間にはところどころ箱がおいてあり開けてみると子供が楽しめるようなものが入っているこれは欧州の美術館の好きなところお絵描きコーナーで子供の作品これはわたしはははこれもいいね

  • 夏のベルギー旅その7:街で見かけた美味しいもの

    ベルギーといえば、チョコレート。街のあちこちに、ショコラティエがあります。Tripadvisorなどを見ると、こういうショコラティエを食べ歩くツアーなんかも紹介されています。甘いものがそこまで食べられない我が家は、ツアーなんてとても無理と思ったので、そこに書かれていた訪問するお店リストだけコピーして、街中でお店をみかけるたびに覗くだけにしました(安上りだし)。ひとり一種類だけ購入~。こちらは、メレンゲとクリームのお菓子。このお店はロンドンにも支店が2軒あるおなじみの店。ダースベーダーもチョコでできているとなこれも・・・ゲントには大学もあります。大学の建物も街と一体化している感じで言われないとわ…

  • 夏のベルギー旅6:面白い城

    ベルギーのお笑いのセンス、というのがあるのかはよくわからないが、Gravensteenと呼ばれるフランドル伯のお城のオーディオガイドがとてもとても面白かった。石造りの中世の城を歩きながら、各部屋の説明をヘッドホンで聞きながら回るわけだけれども、英語のガイドはモンティパイソンか、Horrible Historiesを念頭に置いて録音したのではないか、という仕上がりになっている。音響も戦争シーンでは馬の鳴く声、剣の音まではいいが、刺されてうお!ぐおー!、さらに鍋やかんがどんがらがっしゃーんである。室内にかかっているタペストリーもよく見ると、音声ガイドが話す冗談ともつかない話がモチーフになっている。…

  • 夏のベルギー旅その5:ベルギー美味しいものシリーズ

    泊まったアパートのキッチン。色目がとてもかわいかった。朝は近所のチョコレート屋兼ブーランジェリーへ。かわいいケーキは見るだけ・・クロワッサンなどを買った。この丸いのはTijgerbollenとかTijgerbroodと呼ばれるもので、いわば虎のパン。パンの上に米粉などを混ぜたものを塗って焼くと、こういうパターンができるらしい。パリッとした食感になるのがとても良い。実はアメリカでもイギリスでも、Dutch Crunchという名前で、こういう感じのパリパリ生地が上に乗ったパンを売っている。本当にオランダというかフランダース地方から来たものだったんだ!www.tripadvisor.jpオランダ語が…

  • 夏のベルギー旅その4:ゲントの住宅地ふらふら歩き

    ゲントでは中心から歩いて20分ぐらいの住宅街に泊まったのだが、やはり人々の暮らしぶりが少しでも垣間見れるのはうれしい。とはいってもやはりかなり中心にある住宅街なので、一般のベルギーの住宅事情とはまた異なるかもしれない。ゲントに向かう電車の中で見た郊外の風景は、日本の在来線で少し人気のない農業地帯を走っているような感じで、そこに結構しっかりとした一軒家が立ち並んでいた。それにしてもゲントの住宅街はぴしっととてもきれいで気持ち良かったという印象が強い。道にあまりごみも落ちていない。タバコを吸っていたおじさんが、たばこをちゃんと吸い殻入れに捨てたのに妙に感心してしまった(イギリスのほうがそこらへんは…

  • 夏のベルギー旅その3:多言語ボート

    川と運河が通るゲント、そして水辺にはギルトハウスが立ち並んで中世の風情がたっぷりである。水が豊かにある街、水辺の街は住むのも訪れるのも好きだ。観光地のお約束として、この運河から歴史ある建物や風景を案内してくれるボートツアーが色々と出ている。値段も一人10ポンドもしない。橋のところでチケットを買って、今すぐ出るから早く乗んな!という感じで30人ぐらい乗れるかなという感じのボートに飛び乗った。橋の向こうに見える塔のたたずまいなど、それこそ中世の風景画の中にいるような気分になる。みんなの服装を変えさえすれば、数百年前とほとんど何も変わっていないのではないだろうか。以前ブルージュでも似たようなボートに…

  • コワーキング・試合・冬ですね

    日がずいぶん短くなり、雨もぼちぼち降るようになり、窓には結露がつくようになり、とうとう暖房をつける機会も出てきました。ロンドン、そろそろ冬ですね。とはいえ、今年はまだまだ気温もそれほど下がらず、レミゼラブルに凍える機会はまだありません。週に6時間ぐらい、激しく剣道をしているせいもあるんでしょうか、寒いから多めに着て外に出ても、歩き始めるとすぐ暑く感じてしまうようになってしまいました。結局はユニクロのダウンの下は半袖Tシャツがまだちょうどいい、と感じです(多分他の人はそうではないと思う。苦笑)。仕事終わってから練習に行くので、帰りはずいぶん遅くなるものの、ドーパミンやら色々脳から出ているせいか、…

  • フルート修理と再発見

    クラシックの本場ヨーロッパにいるから、もっとフルートを吹く機会が増えるかと思ったものの、数か月に一度ワークショップに行くか行かないか程度で、実はあまり楽器にさわっていない。今、自分の興味の焦点が少しフルートから離れてしまっているのもあるが、たまには練習しないとなぁ、と楽器を取り出してみたら、音が出ない!見るとキーの一つがきちんと閉じなくなっていた。ガーン!ベイエリアにいたときには、プロ・アマの修理を一手に引き受けている個人の方にお願いしていた。数年に一度、お願いする程度だったのにもかかわらず、私の細かいことを驚くほどよく覚えてくださっている人で、彼女の自宅兼工房に行って、色々おしゃべりしながら…

  • 夏のベルギー旅その2:ゲントの美味しいもの・ストリートフード編

    泊まった宿では、ホストの人がベルギーのワインと、地元のお菓子を用意してくれていた。といってもテーブルの上に置いてあったこれ、最初はお菓子に見えず「??」。食べてみると外側がちょっと固めのグミのような、ゼリーのようなお菓子だった。キュベルドン、というゲント名産のお菓子だとのこと。ゲントの街中でもこうやってカートで販売されていた。結構甘い。ゲントは川や運河に囲まれた、中世の街並みが残るベルギー第三の都市。初日は中心街をうろうろ歩きながら、あちこちでつまみ食いしてまわった。まずは当然お約束のように、フリッツ。前回ベルギーに来た時には、夫の主導で本当に嫌というほどフリッツばかり食べたので、今回は避けた…

  • 【本棚総ざらい5】やがて哀しき

    久しぶりに村上春樹のエッセイを読んだ、村上春樹の小説は読むと腹が立つばかりで全く共感できないのだが、エッセイはなぜか好きで学生の頃からよく読んでいた。当時アメリカの東海岸の大学に行っていたので、特に村上さんがプリンストンやボストンにいたときの話などは興味深く読んでいた。カリフォルニアに引っ越した後は、彼がバークレーに来た時の講演にも行ったな。それもずいぶん遠い昔の話である。久しぶりにプリンストン時代のエッセイを読んだが、ちょうど湾岸戦争がはじまり、ジャパン・バッシングも真っ只中だったころのアメリカの話である。ジャパン・バッシングどころかジャパン・パッシングなどと言われて久しいが、本当に社会や経…

  • 夏のベルギー旅その1・電車に乗ってベルギーへ

    夏休みも終わりという頃に、ようやく家族で休暇を取得、ベルギーに行った。なぜベルギーか、それはただ安かったから。思い返せば2018年だったか、ドイツに旅行に行くはずがガトウィック空港でドローン騒ぎにあって飛行機が飛ばず、仕方なくベルギー(ブルージュ)に行って以来である。なんとなく消去法で選ばれてしまったベルギー、しかも今回もなぜか前回行ったブルージュからそう離れていないゲント(またはヘント)へと向かった。前回は飛行機で向かったが、今回はユーロスターに乗り、フランス北部リールで下車。パリやブリュッセルまで行くと高くつくが、途中下車するとやっぱりちょっと安い。あとはローカル線に乗って40分もすればゲ…

  • 夏のまとめ

    今年の夏はなんだか寒くて夏らしい日が少ないまま秋を迎えてしまった、そしてもう9月も半ばである。9月に入ってときたま暑い日が続いたりと思えば雨がざんざん降り始めるなど、相変わらずなんだかよくわからない天気が続くロンドン。そういえば今年の夏、何をしたっけなと写真フォルダを見返したりしているが、面白いほど剣道しかしていなかった。思えばブログでは全く言及したことがない気がするが、子供と一緒にずっと剣道をやっている。はまりすぎて週3回のペースでやっていて試験も何度か受けている。日本から防具も取り寄せ、こないだは暑中稽古でまる一日練習した。おかげでウエストは5センチ減り、腹筋は割れ、コロナ以来の運動不足が…

  • クロアチア⑯:スプリット色々おぼえがき

    バカンスの目的地としては、イタリアの廉価版と例えられることもあるクロアチア。ただ最近はその人気があがっているせいか、ものすごくお得感がある感じではなかった。今年1月に、通貨をユーロに切り替えたことも一因にあるのかも。 まだ通貨の移行期だからか、レストランのメニューなどもユーロとクーナ(以前の通貨)を併記しているところも多かった。現地の人も、ユーロのコインの識別がまだちゃんとついておらず、現金でおつりをもらう時など向こうのほうがまごまごすることも。 白と赤の市松模様はサッカーワールドカップですっかりおなじみになった。スプリットの地元サッカーチームはハイドゥク。1911年設立の歴史あるチームだそう…

  • はじめてのプロム

    チケットを譲ってくださる方がいて、思いがけずBBC Promsに行ってきた。ハイドパークの端、ロイヤルアルバートホールで毎年開催されている、夏のクラシック音楽祭。7月から9月まで、70回以上の公演がある。そしてそのプログラムは全部違う。演奏内容は、有名な交響曲あり、新作の発表あり、オペラの歌曲があると思えばインド音楽の夕べがあったりと、バラエティ豊か。夏休みなので、昼間には子供が楽しめるようなプログラムもある。そんな様子はBBCのテレビやラジオでも放送されたりして、いわば夏の風物詩という感じなのだが、なぜか今まで行く機会がなかった。子供とワクワクしながら、ロイヤルアルバートホールへ。このホール…

  • クロアチア⑮:クロアチアの美味しいもの、その4

    クロアチア最後の晩餐。お目当てにしていたお店は、予約無しで突撃してみたら、8割がた中国の団体客で埋め尽くされており撃沈。このお店はクロアチアの伝統料理「ペカ(ジャガイモとお肉をどーんとローストしたもの)」を出すというので行ってみたのだが、大人数でないと注文できないというのもあり、団体客がいた模様。このお店の前でメニューを色々見ていたら、お店から出てきた中年女性がここはいいわよ~と急に話しかけてきたので何かと思ったら、普段はカナダに住んでいるというクロアチアの人だった。もう着いてすぐに、ふるさとの味を求めてこのお店に来たんだそうだ。入れなくて余計残念。メニューのことや他のお店のオプションなど、思…

  • イッヘイという概念

    お天気が滅茶苦茶な最近のイギリス。6月ごろには猛暑日もあった気がするのだけれど、夏になったとたんに曇り、雨、雨、最高気温15度とかそんな感じ。外に出ると死ぬかもしれない灼熱の日本や、熱波が襲ったスペインやイタリアとは雲泥の差です。ヨーロッパの他の国とのミーティングの際などはお互いの天気を嘆きあい、これもそれも温暖化の影響ですよね・・と暗い結論でミーティング前のスモールトークを終える悲しい日々。とは言え、冬が長く自殺率ナンバーワンなどと言われた学校に、特に何も感じず通っていたわたくし。人と比べるとあまり天気に気分が左右されることは少ないほうだと思います。特に最近は運動しまくっているせいか、電車の…

  • コロリでございます

    ソーホーをフラフラと歩いていたら、昔使っていたらしいポンプに遭遇した。このポンプ、ビクトリア時代、この近辺でコレラが蔓延した際の原因になったものだそう。その記念?に残してあるらしい。ビクトリア女王の時代というと、日本では幕末の頃でもあるので、まさしく南方先生、コロリでございます、といったところだ。このエリアは今ではチャイナタウンがあり、ウエストエンドと呼ばれる、ブロードウェイと双璧をなす劇場街があり、飲食店も多い繁華街といったところだけれど、昔はスラムもあり人もぎうぎうに住んでいるエリアもあったみたい。産業革命だ何だで人口が爆増していたロンドン、衛生面での問題も色々あったようで、こういうポンプ…

  • 初夏の夜のお笑い

    子供が修学旅行で家をあけた某日、夫と久しぶりに夜の街に繰り出し、コメディクラブに行った。最後にスタンドアップコメディを見たのはたぶん子供が生まれる前、しかもデーブ・シャペルがサンフランシスコに来た時ではなかったか。アメリカでは、有名なコメディアンがやってくるようなお笑い専用の「コメディクラブ」に足を運ぶことが多かったが、ロンドンで初めて行った場所はパブの2階の狭い部屋に椅子を15脚ほど押し込んだスペース。狭くて絨毯にはビールの匂いが染みつき、ドアの向こうにあるトイレの匂いもほのかにするような場末感ただよう場所ではあるが、空調が効いていることが売りである。値段もひとり5ポンドだったか驚くほど安か…

  • クロアチア⑭:スプリットのおいしいもの、その3

    ある日のランチ、魚市場の向かい側にあるお店へ。魚介類のフリッターの写真がこれでもかと店先に貼られている。魚市場の入り口とは歩いて10歩も無い距離にあるお店、市場の人がビニール袋に入った材料をふらっと立ち寄って持ってきていたので、これは間違いないだろうと入ったら正解だった。海の魚を揚げている店ではあるが、店名はなぜか「金魚」である。メニューの表紙も金魚の写真だった。淡水魚のペットが店名の魚介類の店。しかし新鮮な魚介をフライにしたら間違いないのは当然で、カラマリもイワシなどのフライもどれもすごくおいしかった。確か他にサラダも頼んだような気がするが、家族全員無言で夢中で食べた。それほど広くはない店内…

  • クロアチア⑬:スプリットのおいしいもの、その2

    クロアチアでは居酒屋風のお店をコノバと呼ぶ。宿の周りにもレストランというよりコノバと呼ばれているお店がいくつもあった。ある晩の夕食は到着した夜に行ったお店に舞い戻り、ピザ以外の地元のメニューも試してみることにした。これはPašticada(パシュティサダ)と呼ばれるダルメシア地方のビーフシチュー。特徴は赤ワインの他に、少し酸っぱみをだすためにお酢やプラムジャムなどを使った、ちょっと甘酸っぱい要素もあること。とはいえ実際に食べてみるとしっかり煮込まれていて、そこまで甘酸っぱさは感じなかったかも。小魚のフライ。もうこういうのは絶対間違いない感じですね。これとワインがあればもうそれで充分な感じ。食後…

  • 子供、ピアノをやめる

    あっという間にもう7月。アメリカはすでに6月から夏休みに入るので、最近はアメリカからお友達家族が何組もイギリスに旅行で訪れ、久しぶりの再会を何度も楽しむことができてうれしい限り。一方子供の学校はなかなか終わらず。期末テストがようやく終わり、7月半ばから夏休みがようやく始まります。今は学校が終わる前の最後の2週間に修学旅行、運動会、インターナショナルデーと、いろんなイベントが山盛りで忙しい。生徒会もやっている子供は、それこそいろんな準備でさらに走り回っている模様です。中学生にもなると、本当に色々忙しくなりますな。そんな中、子供はとうとう5歳からやっていたピアノを辞める決心をして、先日先生にお伝え…

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