今朝の散歩は湿気があまりなく青空も多く気持ちよく歩き始めました。いろいろな人が散歩しますが、半分ほどの人は日課にしています。私たちがラジオ体操を始めて、空を見上げると、東から西に飛行機が飛んでいったようで、一本の白い線ができて綺麗でした。 そして第一と第二体操を終える頃には、白線は太さを増しました。まるで生き物のように白線はぐんぐん太く薄くなってから消えました。 私たちが立ち上がる5時40分になる…
80歳を超えた今、自由と退屈と、ときどき懸命に何かをしながら生きています。
目下83歳、人生のどん尻まで来て感じることを日々綴って4500回近く。 文章修行、文字だけで綴っています。
片付けていたら、こんな古い新聞記事「よみうり寸評」に出会いました。 『〈金持ち〉ではなくても、自分は〈人持ち〉と思えたら、幸せだ。人持ちという言葉を金森トシエさんの近著「生きる愉しみ老いる愉しみ」で知ったと。 そして少し古い調査だがとして、日本・タイ・アメリカ・デンマーク・イタリヤの60歳以上の男女に親しい友人がいるかと調査。トップはアメリカ93%日本は66%でビリ。そして近所付き合いがないでは日本がト…
ここに娘・娘と書いていますが、正確には64歳、子どもがいないので、娘と呼んでしまいます。 呼びかける時は「オマエねえ〜」。すると娘は「お母さん、その呼び方変えてくれる?」と言いますから「そんなこと、今更できっこないじゃん」と答えています。 4人いる子どもには、オマエねえ〜が、接頭語として必ず出ます。 今日の娘は、ジャンジャン捨てるものを居間に出してきます。私はそれを自分のペースでチェック。面白そうな…
今日で工事関係はひとまず終わりました。 娘は猛然と片付け始め、もうウォークインクロゼットは満杯になりました。すると、俄然「捨てる主義」になって、何でもかんでも捨てる捨てると騒ぎ出しています。 これには私に抵抗があります。布団などどうしてもとっておきたい。ところがこれが一番嵩張るのです。 まあ、後は慌てることはありません。楽しみながらです。 それで、食事の後は、宿から買ってきた目薬のお茶を飲みまし…
今日は職人さんが来て、洗面所に表面が鏡の戸棚を取り付けてくれました。幅が180センチ高さが70くらいです。ここは当然、白だと思っていたのに、特注で黒の木製。明日も細かな部分を手直しに来てくれる様です。 とにかく娘は美術関係の仕事だけあって、本物嗜好。家の北側半分は様変わり。そして最後に自分たちの部屋の家具はイサム野口になるとか。 玄関の土間の部分も黒の自然石。ここに飾るのはNY在住の「内藤楽子」さんの…
一日中在宅。昼寝もしました。夕方近くなって、元気が戻ってきた感じがします。 ようやく、9月20日に行う予定の「100人先生」で話すことを少しずつ考え始めました。(場所は東京都現代美術館?)私に与えられた題名は「長生き先生」。ちなみにこの講座には、寺井聖恵(三男の嫁さん)も老犬介護の話で出ています。 さて、何を話そうかと考えているうちに「休養」の2字が頭に浮かびました。昨日の今日だから出た2字だと思います…
帰宅は夜中の12時を過ぎました。まあ久しぶりに綿の様に疲れました。 冷蔵庫に冷やご飯があったので、これを温め、おにぎりを作りインスタント味噌汁をチンチンに熱くして夕食にしました。疲れてはいても、心地よい疲れです。 新潟の3日目は一つバスに乗り合わせたみんなが親しくなり、それが何とも心地よい関係となって車の中のあちこちから楽しそうな会話が続きました。 昼は有名なへぎ蕎麦の店へ。独特の見た目の美しさと…
24日は私の誕生日。信じられないことですが、今日は昨日に続いて盛大な誕生祝いを夕飯時に、もう一度していただき感激の上に感激の積み重ね。 今夜の宿は外国人アーチストのアイディアによる建物。 だんだんとお互いが慣れて和気藹々です。ここへ旅行の責任者がケーキを持って来てくださり、改めて「ハッピーバスデー」の歌と蝋燭。人生初めての本格的な祝いをして頂くと、私は信じられないほどの幸福度で舞い上がりました。口…
朝、7時半に目白駅近くに集合です。ところが近ごろめっきり遠出しないので、支度が捗々しくできません。「あたふた」しているだけで大変でした。 こうした特殊な機会がなくなった現在、自分の置かれている立場を知るのが今朝のような時。結果は娘をやヤキモキさせましたが何とか時間に間に合って目白駅前の集合場所に到着しました。。 さて、味のある新潟のホテル会場の夕食に話しは飛びます。集まっている30人ほとのバス一行…
娘たちが朝早くNYから着きました。 娘は直ぐに家の中を見回り、すっかりキレイになっているのをみて張り切り出しました。まず居間の真ん中へ自分のカバンを置いて蓋を開けました。わけは自分の部屋は片付けなければならないもので埋め尽くされているので置くところがないのです。 とにかく張り切って片付けを始めました。夫の方は朝食の後は早速ベッド。 あれこれどんどん居間に出してきます。私が昨日までやっていたことの反…
2018年の今頃は、ガラス戸を開けて入ってくる風を楽しんだようです。 ところが今年はエアコンに頼るしかない。頭がストップしているので再掲文を楽しんでください。 ガラス戸を開けて寝ているので、台風の後の風が気持ち良く入ります。すずしい風です。寝たまま空を見上げていると、小学生のころ遊んだ言葉を思い出しました。 「おっと合点承知之助」「驚き桃の木山椒の木」「何か用か九日十日」 「結構毛だらけ猫灰だらけ…
私の電話は自慢じゃないが「ガラ系」です、そう言いながら「ガラ系って、何のこと? 」となりました。そこで検索。 ガラ系とは、日本独自の呼び名であり、ガラパゴス・ケータイの略称。 スマートフォンと対の機種として使われている場合も多い。 「ガラパゴス」は、周辺地域から海によって隔離され、独特の生態系を維持してきたガラパゴス諸島が由来になっているそうです。日本独自の進化を遂げた国内メーカー製のケータイのこ…
スポーツクラブでの私は、マシンのところへ行くだけで、先生についてのスタジオ運動などはやりません。そのマシンのところへは、「ここしかやらない」という年寄りばかりが集まります。だんだんと顔見知りになり、馴染みに変わって来ます。いつも腰に皮の太いベルトをしっかりつけているおじさんと隣り合わせになり、喋ることに〜。 「63歳で結婚して18年になる。もちろん子供はいないよ。だが、喧嘩したこと一度もないよ」 「…
Nさんが米を買いに行ったら、米が売っていなくて、餅米を買ってきたと話に来た。 「ええ、米がない? まさか〜」 と、言うことで、検索してみると確かにとんでもないことが起こっていた。 「とにかく1升プレゼントするよ」となってビニール袋に入れながら「一日に何合炊くの?」聞くと2合だと。それなら5日はもつね」はい、これはプレゼントだから返さないでいいからね。 すると「餅米2k袋を買って来たから、1袋あげるよ」 こ…
台風一過、今夜はまん丸い月が出ています。 でも空気は暑い。 せめて、毎日私のブログに来てくださるな皆さんに、涼しくなるよう、下のターシャ・テューダーをプレゼントします。ターシャは絵本作家として活躍していましたが、56歳の時に長年の夢だったアメリカ・バーモント州に一万坪ほどの土地を買って、ここに18世紀風の農家の家を建てて移り住みました。 ❀今再び蘇る!〓 偉大なターシャ・テューダー 特編版 私はこ…
朝から特大級の台風が来ると、テレビが脅す。 近頃は自然災害は特大級ばかり、油断はできないと、まずセントラルには行かない。そして台風が来ても良いと、準備をする。 ところがありがたいことに、途中一瞬、雨と風があったがそれで終わり。昼食をしてソファーに横になって昼寝。目が覚めたら4時半、台風は来ず、辺りは全く静か。みんな台風のために用心して出歩かないから車も通らない。 ーーここで台風情報をチェック。 …
近ごろのイトーヨーカ堂は、刻んでビニール袋に入ったサラダ用野菜や煮物用野菜などの、まな板要いらずが並んでいます。 下のは2019年のブログで、みんなの物臭さがどんどん進んでいるような気がします。 × × 友に食事を作って食べていると話すと「ええ、よくやるわね」と驚かれます。どうして? 当たり前のことじゃない、と思っていました。 ところが夕方のテレビニュースで、子どもの夏休みについて母親が「昼食…
ここ2日、若い職人さんが来てくれました。昨日も今日も細かなところにこだわり、そこに手間取っているようです。 その仕事が夕方になって終わり、北側の2箇所あるブラインドの取り付けに移ったので、近くに行って話しかけました。まだ20歳代だというのに、2人の子の父親、さすが落ち着いています。 話しているうちになんとも魅力的なことを聞きました。 話の内容は仕事でも目立たない「下地」の話。昨日も今日も目立たないと…
1ヶ月近くウイークリーマンションにいた間、ベランダのゼラニュームは一滴の水ももらう事なく生き延びた。葉を小さくし、花を咲かせないで身を守った。健気である。ゼラニュームが環境に強い植物であることは経験から知っているが、これからのことを考えると、これ以上生かしては可哀想過ぎる。何しろ北側のエアコンの空気が天井を長旅しながら、南側のベランダの外機まで来て熱気を吐く。ウインドエアコンではこの暑さでは効き…
ようやく居間にあった山積みの荷物を片付けました。やれやれ〜。 捨てれば、かなりスッキリすると分かっているのに、これが捨てられない。だから山のような古道具と古着が片付かないのです。今流に言うなら「バカミタイ」となります。瀬戸物など多すぎるのに、これがあるとないとでは食事の風景が違う気がするのです。しかし、一人で食べるときは、片付けが簡単第一とばかりに、犬のご飯じゃあるまいしと思う通りワンカップ。結…
家の片付けをしていると「そこはふるさと」高橋まゆみ人形館の本が出て来ました。かつてこの人の人形展を見て、強烈に惹かれ、本を取り寄せました。 高橋まゆみの何が凄いって、人形の顔。これが実によくできていて、横浜そごうの展覧会場で、ゾッコン惚れ込み、何が何でも人形の写真を手元に置きたいと考えて、本の注文をしたのです。 今もそれぞれの写真の顔を見ると興奮します。 どの作品にも見えるのは、溢れるほどの愛情…
オリンピックを観てはいるのですが、ここに書けるほど丁寧には観ていません。何となく眺めているだけと言う感じです。 でも思います。よくあんなに一所懸命にやれるなあと。私だったら考えただけで逃げ出したくなるようなハードな練習。どの種目も自分の全身全霊を打ち込んでやっていることも分かります。そして人によっては親の代からの悲願というのもあります。そこまでやっても一瞬のミスなどで呆気なく終わる。この呆気なく…
まど・みちおの詩を聞いたことのない人はいませんよね。 (ぞうさん ぞうさん おはながながいのね) (ポケットの なかには ビスケットが ひとつ) (しろやぎさんから おてがみついた) この人の「いわずにおれない」という本を読みました。詩人なんですが、本業は橋を設計したり造ったりしていた人です。本の中で私が一番好きだなと思ったのは、「つけものの おもし」これが題です。 『つけものの おもしは あれ…
物に対する愛着というのは、一口では説明し難いもの。 今回家の中のでんぐり返しほどの片付けをしたことで、出てきたのはプラスチックの白菜漬けの桶の中の犬のおもちゃとイーナの着ていた洋服と散歩に行った時の綱でした。 その懐かしさは表現し難く、只々イーナのいた心豊かな日々が甦って来ました。 「イーナお兄ちゃん来るよ」 そう言っただけで玄関に行って待ち続けるイーナ。そして本人が来ると、イーナは舞い上がって…
セントラルの帰りにイトーヨーカ堂に寄ったのは、まず白木の床をモップで拭いてツヤを出すーーの第一歩をしたいから。一昨日イオンへ行って探したが無くて、モダンな拭き掃除用を買って来た。ところが娘の希望は昔の木の床なので、それを昔風に根気よく拭かねばならない。 娘の仕事は美術史の研究だけあって、モダンという字は彼女の考えからは姿を消している。節がいっぱいある本物の木で我が家の北半分、廊下もトイレも洗面所…
昨日は広島に原爆が落とされた日。 戦争と喧嘩はどこが違うのでしょうか。こんな基本的な事を考えるのは私ぐらいかな? そう思いながらGoogleで検索してみると、同じ疑問の人がいっぱいいました。感情的なものがだんだん膨れて爆発する。個人も国も同じこと。違うのは国家がやると、爆弾でドカン、弾もどんどん打ち込んで人も殺す。ところが人と人との喧嘩だと警察が「コラコラ」となる。 では国家の喧嘩である戦争は、国連と…
日本男子のバレー、今まで応援していたのに、イタリアに負けてしまい残念。 それでこれからブログ書き。 今日は一日中タラン、タランとゆっくり片付けをしました。途中、白木の手入れをするための道具を買いに行ったりもしました。昔からあるモップを買いたかったけれど、今はもっと合理的なものしか売っていませんでした。後は私が気づいた時に、これで床を撫で回していれば、昔の田舎の家のようなピッカピッカの床になるのか…
アパートのリメイクも40日ほどでほぼ完成した。部屋、廊下など娘の好みで床に本物の木を使い、壁も珪藻土で心地よい。 日曜日の今日は三男が来てくれ、重いものをウォークインクローゼットに運び入れてくれた。場所を取る布団類は使っていないのだからを処分するよう何回も言うが、私にとっては難しい問題。 娘夫婦は20日過ぎれば、NYから帰るので、本類を部屋の真ん中にまとめて積み上げたが、最低、寛げるようベッド周りだけ…
�@ 招待 最初に断りたいのは、これから書くことは、91歳にしての初体験の数々、当然、何時もの字数では足りません。長くなります。読む前にお覚悟を〜。 セントラルで出会った新しい友は、ペルーに縁のある人たちです。ファビオラから「来月の3日、1歳の孫の誕生会をするので2時に家に来てね」と招待を受けたけれど、右目下にアザが出来たりのトラブルがあったので、「残念だけれど、行かれない」そう断ると、お父さんもお兄…
下の文章は2016/8月のもの。今日もずっと職人さんが仕事をしてくださってるので、書くことを思いつきません。つまらないことを書くより、何かためになるのを引っ張ってくることにします。 「かわいい自分には旅をさせよ」。これは浅田次郎氏の本。題名をみると読んでみたいと思わせるし、文章の上手さは職人芸と感じます。 内容の一部を転載。 『美しいものを美しいままに表現することが芸術。それを「言葉」でなそうとする…
上野千寿子著「おひとりさまの最後」を読んで、難しさを痛感。 わたしは人生最後は独りで死んでいく覚悟をしていると言いたいのですが、これが簡単なことではないと、この本はそう教えています。 そして誰もが最後は家でと思うようです。家には医学では解けない魔法が住んでいるーーつまり家で死ぬことがどんなに素晴らしいことか。それなのに、そうすることが大変難しい。理由は、そこに家族が介在するから〜。 死んでいく人…
今日も朝から昨日と同じ職人さんたちが来て、細かなところをよくやってくれました。 最初、北側に取り付けてあったウインドエアコンが、あまり効かないのでエアコンの外機を南まで伸ばしてちゃんとしたエアコンを設置するために始めた工事でしたが、1ヶ月ぶりに家に帰って見ると、まあ、びっくり。居間より北はまるっと新築同様、気持ちの良い空間が広がっています。 何と快適に過ごせそうな家になったことか〜。 職人さんた…
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今朝の散歩は湿気があまりなく青空も多く気持ちよく歩き始めました。いろいろな人が散歩しますが、半分ほどの人は日課にしています。私たちがラジオ体操を始めて、空を見上げると、東から西に飛行機が飛んでいったようで、一本の白い線ができて綺麗でした。 そして第一と第二体操を終える頃には、白線は太さを増しました。まるで生き物のように白線はぐんぐん太く薄くなってから消えました。 私たちが立ち上がる5時40分になる…
近ごろ「つまづく」ーーがよくあるようになりました。 歳のせいだとは言いたくないのですが「そうなんじゃないかな? 」と思います。 積極的にやろうとすることに立ち向かっていかない自分がいるのです。そして「面倒だから、いいや」となる自分がいるのです。 困ったもんです。だけど、実際はそうも困ってはいなくて、「歳だから〜」と自分に甘えるのです。 体というのは「その歳に、実際自分がなってみないと分からない」こ…
午後、映画「マンデラ自由への長い道」を観ました。 2013年12月5日に亡くなった元南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラの「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝」を実写化したと言われる伝記映画です。 人種隔離政策アパルトヘイトに挑む闘士から大統領となった彼が歩んだ波瀾万丈の人生。長すぎる闘いの日々を重厚なタッチで映し出していました。 青年時代、反アパルトヘイト運動へ身を投じ、27年間もの獄中生活体験をし…
20 日は選挙です。各党は最終戦を闘うために耳当たりの良い言葉の数々を並べます。 「何を言っているの。そんなこと現実的にできるはずないでしょ。投票する方だって、そのくらいはわかっていますよ」と心の中は反発します。 そんな最中に、ニュースは「一人暮らし」の人口が若い人にも、どんどん増えていると伝えました。 ーーなるほど。そうか。自分勝手な気ままな暮らしは魅力的だものな。「愛」などという面倒臭いものが…
朝の散歩はできましたが、その後は大雨。 友だちを招んで6人でランチをしました。気の置けない人ばかりだったのでリラックス。楽しいひと時となりました。娘はそうめんのような細いスパゲティを使って美味しいランチを作りこれがなかなかの美味でした。そして蛸のサラダも。 私にとって、このサラダは意外性があり美味を引き出して楽しめました。 Oさんは赤飯を作って来てくれ、久しぶりの味で、美味しかったです。 ルイスも…
いつもは近くの長浜ホールで月一の催し物があります。今回はそれがヴァイオリンコンサートで、杉田劇場でした。 Oさんと2人で出かけました。 小型ですが、本格的な劇場、ピアノも普通のより長い感じで大きく見えました。 今日のプログラムは小笠原伸子(ヴァイオリン)と中山育美(ピアノ)さん。 エルガー・愛の挨拶で始まった演奏会は、チゴイネルワイゼンで終わりました。知っている曲の演奏が多くとても良かったです。 …
「幇間の遺言」悠玄亭玉介という幇間(タイコモチ)の語りを小田豊二氏が聞き書きした本です。 気っ風の良い語り口は、聞きほれるような流れをそのまま本にしています。 昔は男の遊び場は花柳界、お大尽が遊びに行くと、大枚をはたくようにできている。幇間は、一にも二にもお金を使ってくださるお客に、ありったけのサービスをして座をもたせる仕事。タイコモチという言葉の響き通りの仕事だと感心しました。もちろん芸達者。…
早朝散歩の時です。ラジオ体操を終えて休んでいました。ふと「今朝のように涼しかったら、山の上まで歩けそう。道の脇に山椒の木があったのを採りたい」そう、思い出しました。 今日は旅行している娘たちも帰ってくるし、山椒味噌を作って、豆腐にこれを載せたのを食べさせてやりたい。 Oさんを山道の散歩に誘うとOK。S氏はとても無理ということで2人で行くことになりました。そこへペロちゃんと、散歩時によく会うおじさんも…
パソコンの中にgacooというのがあって、ここで勉強した時のことを思い出して、下のようなのを探しました。 「食文化の本来と将来」という講座です。これを勉強したのは2017/7でした。 私は「自然」という言葉が好きです。例えば、健康を守るのは薬より食べ物。しかも頭で考えて「それ、食べたい」となるものをを大事にするとか、です。 〓︎ 一番面白かったのは、野菜は紫外線から身を守るために色を濃くするのだと。何だか…
昨日、Amazonから届いた本を読みたいと、早朝散歩から帰ると、テキパキ物を片付けて張り切りました。 久坂部洋著「人間の死に方」この人は医者で物書き。一般論かと思って注文した本が、医者だった父親の死について書いています。父親が薬も注射もなるべく避けながらどのように死んでいったかを。 私がこの本を読みたいと思ったのは、あくまで自分のことを自分でよく観察しながら、できることなら医者に頼らないで残りの道を歩…
わたしの居間には、大袈裟なロッキングチェアーがあります。これが実に大男でも掛けられるほどのもの。置き場は畳半畳分にもなります。現在のところへ引っ越すときも捨てようなどとは考えませんでした。重宝しているかと言えば、していません。では何故持ち歩いているのか。 それは思い出を大切にしようとして、としか言いようがありません。どのくらい長く持っているのかと言えば、来年で50年。来年で50年にもなると分かったの…
私たち散歩仲間は3人。みんな1人住まいです。この仲間に加わった理由はそれぞれ違います。私の場合はイーナの散歩から続くことになりました。ただし、その頃は真ん中に池がある公園の方への散歩でしたが、今は、その隣に開園した運動が主となる公園なので、広々として走る人が何人も行ったり来たりしています。 こちらを歩くようになった時から、今の3人になりました。 毎朝4時45分集合で歩き出します。最初に口にするのは、今…
今日も体温と同じ高さの気温。こう暑くては、頭も働きません。それでこんな時に癒されるモノはないかと探していると、佐野洋子さんにぶつかりました。わざと荒っぽい書き方をする面白い人ですが、谷川俊太郎という繊細な詩人と結婚していたことがあります。 〓︎ 〓︎ 〓︎ 佐野洋子著「役に立たない日々」 『ニコニコ堂が来た。ニコニコ堂は元気はつらつとしている事は一度もない。ひょろ長い死体が歩いて風に吹…
次男が「三浦の先の朝市へマグロを買いに行くから、6時に寄る。ご飯を炊いておいて」と昨夜電話がありました。 真ん中の子、中3の女の子と2人で来ました。「他の子は?」聞くと「高3と小6はバスケ」だと。2人ともバスケットで日曜日は忙しいようです。 自分の家用に買って来たマグロを帰るまで、保管するために冷蔵庫へ入れ、朝飯用をここで食べようと台所から包丁を持ってきて、手際よくさっさと切って皿へ。その後の2人の食べ…
最近マックを新しいのに替えました。理由は簡単、前のが壊れたから。 新しいパソコンのデスクトップ画面を大いに気に入ったので、そのまま使っています。 どんな画面かと言うと、杉林の中、杉の木の太いの3本を中心に、低いところ、草の上などに靄がたなびいています。そしてその向こうにはこれから育つ杉の子たち。 写真の中心はと聞かれれば、あくまでも靄、ふんわり浮かび流れもありそうで、妙に幼い頃に出会ったことのあ…
2017/7月のブログに、ウルグァイの前大統領ムヒカさんの本を読んだSさんが「ソフィアの母さんのブログ」と題したご自分のブログにそのことを書いています。Sさんは、検索して含蓄に富んだ言葉の数々を書き抜き「人格者というのは、こんな言葉を口にできる人のこと」ではと。この人なら国民も、ついて行く気になるのではとも。 以下ウルグァイの大統領だったムヒカさんの言葉で、どこかの大統領の荒っぽい日々とは「えらく違うな…
インターネツトで困惑しているのは宣伝広告の多さです。何かわからないことがあったりして一所懸命やっていると、行く先々にドカンドカンと広告が入って行く手を遮ります。 やろうとすることに慣れて来た時は良いのですが、苦労して探している時など、まるで道を塞ぐような形で邪魔をしてきます。 しかし広告のおかげで無料で使えたりもするのですから、我慢しなければならないことは分かっています。それでも、嫌だなあと呟く…
世の中がおかしくなる時って、「あれよあれよ」という感じで舞台が変わってしまうーートランプ出現以来、何だか恐ろしい気がしませんか? 1人の人間が「チカラ」を持つ恐ろしさ。トランプが大統領に就任した後、世界の常識だった様々な秩序形成の土台が一変した気がします。 日本製鐵の件はさすがに日本人、うまく収めたと思いました。 そしたら、今度は関税問題。 日本は赤沢亮正経済再生大臣が、4月以降7回にわたって訪米し…
昨日から、今日にかけて「オマエ、ちょっとベランダへ出て椅子に腰掛けてごらん、気持ちいいよ〜」すると娘は「そんな暇ない、忙しい、忙しい」と言います。「あれ、休暇をもらって来ているんだから、もっと気持ちをリラックスさせたら〜」これが親子の会話。 そして私は気づきました。NY大学は6年間勤めると、一年間休暇をくれるという形で世に放って、何かを掴む機会を狙わせているのだと。「ははぁ〜ん、なるほどこれが目的…
娘夫婦が来て、3人の生活が始まりました。昨日まで続いていたようにすんなりと始まっています。 今回は長旅なのに、ルイスのひざも腫れなかったようで、ありがたいことです。 昼ごはんの後、ルイスは台所で食器を洗うーーそれもすんなりと当たり前のように。 私は午前中、自分の日課であるリネツへ。プールを往復5回泳ぎ、次はお湯が強く出ているところへ行って、湯を膝と腰に当ててから風呂に回りました。 サウナと水風呂を…
夕方「所さん事件ですよ」という番組で観た話。 この夏、円安で外国人の観光客が増えているとニュースにある。その続きの番組である。 若い人たちは、「日本の可愛い体験」と称してやたらとマンガチックな貸衣装に身を包んで記念写真を撮っている。 所さんでは「トイレのツアー体験」。様々な最新式トイレが公園のようなところに集められ、見せ物になっている。何と誇らしい日本のトイレか。 もうだいぶ前のことだが、親戚の…
面白いことを書きたいと考えます。殆ど書かないのは「お金」のこと。今日はこれを書きましょう。 清水の舞台から飛び降りるほどの食事に行こうと誘われたのは3ヶ月ほど前でした。二つ返事でOK。今までしたことのない体験に思えましたから。死ぬまでに、こうしたことを、ここに書けるじゃないですか? 7月29日が、いよいよその日です。会席料理・9500円也。 この注文の不思議さは3ヶ月前で、すでに満席に近いんだそうです。しか…
ここにいても、家にいても左程変わった生活はしていません。 でもここでは、朝ゴミを出す時間を気にしながら、ついでにセントラルへ行きます。 ついでにと言うのは、3階なので階段を使う回数を1回で済ませたいから。 まあ、ゴミ収集車が待っていたように来ますから、そう考えなくても1回で済みます。 シニアカーで家から来るのと、ここから歩いていくのとは同じ程度の時間です。違うのは歩いて行くと汗びっしょり。だからセ…
崔洋一監督「盲導犬クイールの一生」をBSで観ました。犬好きはみんなきっと観ているだろうなと思いながら〜。 あるところで、ラブラドールの子犬5匹が生れました。その中に、鳥が羽根を広げたようなブチ模様を胴体に持つ犬がいました。映画の主人公クイールです。 盲導犬にするには生後45日以内に親から離すこと。そして飼い主は生後1年まで飼う決まりのようです。 クイールと飼い主の幸せな日々が始まります。子犬時代の可愛…
トランプが耳をやられ、バイデンが老いにやられ、ウクライナは弾が欲しいのに、それどころではない。イスラエルもドカンドカンと恐れ知らずの顔をしている。 平和な国はと言うと、地震にやられ、大水で崖が崩れ、あつちもこっちも「平和・のどか」などという言葉は全くない昨今である。 それでも夏が来た。海開きのニュースが入る。すると若い親が子をつれて海に入っている場面がニュースに出る。 「みんなどうしてどこかへ遊…
今年はいろいろゴタゴタしていて、まだハンモックを出していません。後、10日で家に帰りますから、そうしたらハンモックを出して夏らしい生活をします。ハンモックはメッシュなので、そこに横たわると、体に添ってくれるのがラクチン。 窓際で、テレビの反対側に頭を動かすと、雲が見えます。4階の部屋は南北の窓を開けると、夕方からは昼間の暑さが涼しい風に変わります。 雲は刻々と形を変え、じっとしていません。朝は下か…
いろいろゴタゴタしていて、mさんの誕生日祝いが遅れていました。 「焼肉きんぐ? 」と言うと、「蕎麦屋がいい」と言うことになり、久し振りに逗子に連れて行ってもらいました。記憶にある蕎麦屋は逗子の図書館の前でしたが、少し引っ越して他所に移っていました。 予定より少し早く着いたので図書館に入ると、本がすぐ手に取れるような陳列方法で、しかも整然と並んでいる感じがして、細かく見たら楽しそうな図書館でした。 …
ここに滞在して、今日で20日になります。この間煮炊きはほとんどしません。理由は台所が狭くてとても無理。それで出来合いおかず、パックのご飯などで過ごしています。だからほとんど毎日、セントラルの帰りにイトーヨーカ堂で買い物をして帰ります。 イトーヨーカ堂�@野菜が煮炊きする直前まで切ったものがパックして売っています。その中から私が買ったのはキャベツの千切り。これは実に細く綺麗に切れています。ここまでは家…
NHKの「最後の講義」で立命館アジア太平洋大学の学長、出口明治氏がオンライン講義をしました。 この人は京都大学出身、弁護士になろうとしたけれど失敗。滑り止めにしていた日本生命に入社、60歳まで勤務。60歳で起業、ライフネット生命(100億円の売り上げ)を成功させます。その後、70歳で立命館アジア太平洋大学(別府にある)の学長に。 長いこと生命保険会社にいた人は物腰が低く、物事をわかり易く話せるという特徴を持…
友がウイークリーマンションに来てくれると言います。 私は「来てもらうほどのところではないよ」と言いましたが、何事も体験と出かけてくることに〜。3週間近く会わなかったので、懐かしい気分で坂の下まで迎えに行きました。家からそんなに遠くはないのですが、何だか遠くから遥々来てくれた感じです。 日々、私のブログを読んでくれているので、どんなところかは承知しているはずですが、三階までの階段、そして入り口の鍵…
セントラルへ行くと、次の順序を繰り返します。目的は動かなくなる体を、鍛えることでなるべく長く持たせること。 �@体重計に似たような台のところに乗って、ガタガタと体を揺すります。ただ乗っているのではなく、自分の体のどの部分を揺するのか意識してやります。頭も揺する、目の辺りも耳の辺りも揺する、腰のあたり腹の内臓も揺するつもりで工夫します。つまりマッサージと同じような意味であちこち揺するのです。これが10…
数年前まで、私はパソコンの中のgacooで、あれこれ勉強をしました。無料でさまざまな大学の先生の講義を聞く事ができたのです。そして「修了書」も60科目近くいただきました。 科目に「食文化の本来と将来」という講座がありました。 この講座で面白かったのは『野菜は紫外線から身を守るために色を濃くする』と聞いたこと。何だか人間の考えるようなことを野菜も考えるのかとおかしくなりました。 講師の言われることを素直…
とにかく猛烈な暑さ。セントラルが休みなので、日中は外出しないつもりで、早朝少し歩いてきました。歩きながら、今ごろはK氏夫妻が散歩の帰り道を歩いているのではないかと見当をつけました。 ドンピシャリ、サッカー場の前をこちらへ向かって歩いて来ます。手を振ると、向こうも気づきました。2人に合わせて方向転換、公園のベンチで、久しぶりに話をしました。 イーナが生きていたころサッカー場まで、毎朝散歩をしました。…
下のブログは2017・7月のもの。今日は別のを書いて置いたのに、消えてしまいました。仕方ないので間に合わせです。 昨夜、ラジオの深夜便を聞いていると、ゲストにグッチ裕三氏が出ました。話の中に井上ひさし氏の言葉が出てきました。 わたしが文章教室でよく使わせてもらったもので、大変懐かしく一気に教室のことを思い出してしまいました。 「難しいことをやさしく書く。やさしいことを深く書く。深いことをやさしく書…
冲方丁著「はなとゆめ」は清少納言に物語として語らせるという手法で書かれています。 清少納言が28歳の時に、漢詩の才能を認められて、当時17歳だった中宮定子に仕え「女房」と言う集団の一員となります。そればかりではなく、定子は一条帝の皇后。(今・NHKでやているのは皇后ではなく、定子は年上の女の人として扱われています) 冲方氏の方は、たった17歳なのに、清少納言がベタ褒めするほどの人物で、定子は他人の才能を…
ウイークリーマンションも滞在10日を過ぎて、自分流が始まっています。 私はどこへ行っても信州人。漬物がないと物足りない。そこで、今はどんな漬物を食べているかと言うと、来た日からコーヒー茶碗にしていた、蓋と手のついた瓶にナスとキュウリを漬け込んでいます。包丁がないので、100円ストアからナイフと鋏を買って来ました。これで適当に切って、瓶が一杯になったら、ここへインスタント味噌汁のしじみ味を2袋入れ、かき…
ウイークリーマンションに来て10日になります。 朝、窓のレースカーテンを開けて、外の景色を楽しもうとすると、すぐ目の前に太い電線が10本、道の向こう側にも太いの細いのが3本それぞれ道に沿ってたるみながら伸びているのが見えます。マンションは国道から斜めに坂道があり、そこにありますが、私の部屋が3階なので目の高さに、電柱や電柱への取り付け口が見えて、電気が漏れないように碍子や黒い粘土用のものでがんじがらめ…
工務店の直人くんから電話あり。H家へ行くけれど、一緒に行かないかというお誘いである。行く行くと二つ返事。H家には以前に2度ほどお邪魔したことがある。どちらも外国旅行に行くために犬を預けた。イーナの前の、だっくんである。 久しぶりの田園調布は、やはり街並みもデラックスで品がある。その一角がH家だが、以前よりぐんと家の格が上がって見えていた。わけは直人君のセンスの良い仕事ぶりである。外観は白、屋根は淡…
ウイークリーマンションは、国道16号線の傍に建っている。私はこの辺りに60年以上も住んでいるのに、国道の脇がこんなに急に立ち上がっている道があるのを知らなかった。いや、私が年取ったせいでこの坂をすごく急な坂と感じるのかも知れない。だがとにかく山道。 昨夕、散歩に出てお地蔵さんのところで曲がり、裏山に入った。前を歩いている女性が買い物袋を重たそうに抱え、やっとやっと登って行く後について道を登る。道は浅…
話題になっていたころ、読まなかった本を借りてきました。 島田洋七著「佐賀のがばいばあちゃん」 広島の母の家から叔母が騙すように連れて、佐賀のおばあちゃん家に行き、そこに預けられた8年間の著者の自伝と思われる本です。 おばあちゃんというのが超貧乏な暮らしをしているのに、これが一貫して清々しく読める不思議な本です。マイナスだらけの生活で逃げ出したくなるような話で埋まっているのに不快でない本。そして本…