「舟を編む」は三浦しをんの小説のドラマ化です。前に一度ここに書きました。そしてとうとう10回目の最後のドラマが終わりました。最後は全くうるうるものでした。 辞書を作るという地味な話なのに、回が進むにつれて、登場人物が好きになり、会話が楽しみだったりしました。そして10回になって昨夜で終わったのです。 辞書作りという至って地味な仕事をこれほどまでに見せてくれたドラマ、ストーリー作りは、なかなかのもので…
80歳を超えた今、自由と退屈と、ときどき懸命に何かをしながら生きています。
目下83歳、人生のどん尻まで来て感じることを日々綴って4500回近く。 文章修行、文字だけで綴っています。
朝・8時半、Yさんから電話あり。里山ガーデンフェスタへ行かないかというお誘いです。二つ返事で9時前には建物の入り口で待ちました。運転はご主人、Yさんとわたしは後部座席に。シートベルトをした途端に大声でしゃべり出しました。わたしは行き先を家の近くの動物園の隣だと思っていましたが、遠出のようです。どうやらズーラシア動物園は、横浜駅から西に向かってかなり入ったところにあるとわかりました。気分は急に華やかに…
Bさんがお通夜とお葬式のために会場に出かけたので、わたしはベランダの植物の水やりを受け持ちました。いつもよその家を丁寧に見たことがありません。水やりをしながら、本当に花好きな方だと好感を持ちました。南側のベランダはもう直ぐ咲き出しそうな君子蘭を中心に何十種類の草花。名前を知らないモノが続々。わたしも植物は好きな方ですから、楽しみながらの水やりでした。西側にもベランダがあり、ここには年数を経過した…
午後、何となくコタツに入ってテレビをつけると、男性の化粧品の話。「ナニナニ?」モノ珍しげに途中まで観ました。まったく女性のそれと違わない。しかも韓国から男性向けの化粧品が入ってきているらしい。 「ヘーッ、エエッ、」目の化粧に移りました。女性のそれとちっとも変わらないのです。世の中が平和だと変われば変わるものと思ったところでチャンネルを変えました。 「フランス人は10着しか服を持たない。ノーメイクみ…
ますわたしは14階建の4階に住んでいます。各階には4戸あって、間取りはそれぞれ違います。わたしのところは北側共用部分の廊下に面して2部屋など、全部で84平米です。部屋から直接電源が取れるのでシニアカーの充電には便利ですが、エアコンの外機を共用部分に出せない不便さがあります。だから窓に取り付ける「ルームエアコン」にしています。 ところがこの機械は、どんなに隅々をテープや粘土で塞いでもどこからか外気が入っ…
正直に言うと、わたしはAmazonとかなり仲良しです。 この間も偶然出合ったAmazonのガラスのキャンデー入れが感じ良いので発注。中に水晶のクズが入っているのは知っていました。「でも捨てればいいや」ぐらいに考えて注文したのです。ところが来てびっくり。そこにはわたしの知らない世界が開けていました。 この器は、腕にはめるパワーストーンという腕輪の「入れ物」です。読んでみるとその腕輪は「健康運が良くなる」そう説…
ブログに写真を載せない主義のわたしは、まわりの春爛漫をどのように描こうかと迷います。 ソメイヨシノとヤマザクラが終わった後に、桜に負けない豪華な春を演出し始めたのはツツジの色と種類と量。赤だけでも10種類はあるでしょう。それにピンク、白などがそれぞれを主張するのですから賑やかです。 サッカー場は手入れの行き届いた緑を広〜く見せ、その向こうに八重桜。団地の中のダッグウッド(ハナミズキ)も背の高さを自…
今朝、次のようなニュースが流れて驚きました。 「アメリカのニューヨーク・ブロードウェイで1988年から公演が始まり、最長記録を更新し続けてきたミュージカル「オペラ座の怪人」が16日、最終公演を迎え、35年の歴史に幕を下ろしました」と。 「オペラ座の怪人」はフランスの小説をもとにしたミュージカルで、19世紀のパリ・オペラ座を舞台に、オペラ座の地下に潜む、顔の傷を仮面で隠した男がソプラノ歌手に寄せる愛を描いた…
「感動」を求めて、図書館の本をあれこれ読んでいますが、今回はバッチリ決まりました。凄い本に出会えました。原田マハ著「美しき愚かものたちのタブロー」テーマは「松方コレクション」です。 読みながら「この本は絶対に娘に読ませなければ〜」そんな欲まで出ました。娘の職業は「美術史家」。 原田マハという作家は絵画を題材にするのが特徴で、この前に読んだのは「ゲルニカ」。ピカソがパリで「戦争を題材」にして描いた…
昨夕のこと。寝る前に携帯電話をチェックするとBさんから2度も電話がはいっています。すぐに折り返しの電話を〜。 「主人亡くなったの」「ええっ! すぐ行くから〜」同じ棟の2階へ急ぎました。ご主人は居間でベッドに横たわり、静けさが死を特別なものに感じさせています。 Bさんどんなに辛かったかと振り返ると、化粧っ気のない清楚な顔は涙を見せていません。 「ほんとうに悲しい時って、涙が出ないのよね。わたし、弟が死ん…
15日(土)BS1で「ウクライナ侵攻72時間」を観た。 ロシアは、キーウ近郊にロシア人の工作員まで配して、戦争準備を抜かりなく作戦を練っていた。 そして開戦、いっせいに戦争を全国展開、狙いはキーウの陥落で最初の3日間で戦争を終わらせる計画だった。 ウクライナに侵攻してきたロシアのトラックなどが、ウクライナ市民に地図を見せながら、行き先の道を尋ねた。そんなことでウクライナの人々は戦争に気づく。 やがてウク…
「幸福なひと」というテレビを偶然見て、何と良質なドラマかと思い、そのドラマが前後編に分かれていたので、後編が待ち遠しいほどでした。 ストーリーは中学の保健体育の先生(拓也)とピアノを弾くアルバイトをしている妻(咲良)の物語です。2人は仕事優先でたのしい生活を送っていましたが、ある日、夫がガンと診断され妻に告白します。当然2人の間は大揺れ。妻への告白前に夫は離婚届を隠し持っていました。しかしそうなっ…
FIREという言葉を昨日初めて知りました。 近ごろ流行り出した暮らし方、FIREは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったものだとか。簡単に言えば「経済的自立」「早期リタイア」です。元々は欧米を中心に流行していた考え方だそうですが、資産運用を前提としたリタイアのこと。 以前の日本では定年まで働き続けることが当たり前、早期リタイアなど考える人は全くいませんでした。ところが近ごろは転職する人…
桜も散って「今日は25度を超える」とテレビが言い始めた。「そうだ今日こそ、整理ダンスの入れ替えをしょう」独り言を言いながら、引き出しの中のものを部屋いっぱいにぶちまけたーーそして、ビニール袋の特大をその隣に、溜まる一方の古着を、バンバン入れた。 入れながら袋の中身を表から眺める。緑色の小花の丈長の服が見えるーー「まだ着られるかもしれない、いや着れる、着たいとなって袋からつまみ出して横に寄せた。黒地…
火曜日は朝、移動図書が来る日なので、セントラルへ行く支度をしてから、それとは別に借りた本3冊を入れた袋を持って小さな公園へ急ぎました。 もう車は来ていて、本を返すコーナー、新しく借りるコーナーなどができています。新しく借りたのは、原田マハ「美しき愚か者たちのタブロー」村上龍の挑発エッセー「逃げる中高年、欲望のない若者たち」、川上弘美「三度目の恋」の3冊。帰宅、すぐにいつものセントラルへのリュックと…
日・月はうれしい日。理由はセントラルに行かなくて済むから〜。 何とも解せないわたしです。そんなに嫌なら行くのをやめれば〜となるのですが、それこそ大問題。行かなければ、体はたちまち老いに盲進するであろうと思えるから〜。 セントラルに行ってしまえば嫌ではないのです。知っている人は大勢いるし、たのしいのです。ただ、行くまでが「ああ、家でのんびりしていたい」となるのです。 とにかく歳をとると努力しなけれ…
国立近代美術館70周年記念展をNHKで取り上げ「日曜美術館」で観ました。 トップパターは高橋由一の「鮭」。身の上側半分を切りとり、頭は荒縄を通してぶら下げたもの。縦長のこの絵は、身の部分と皮の部分が実に生々しい。皮のゴワゴワした感じがうまく出ていました。つぎにちょっとだけ出たのが岸田劉生の「麗子像」でした。 横山大観の作品は20数メートル。川が山からだんだんと流れ出して、川幅を広くしていく描写です。 …
Yさんのお孫さん(小2)のことでYさんとわたしは時々大笑いをします。ここ2日間、立て続けに面白い話があったので、この話のおすそ分けをします。 〓︎ 近くに四つ葉のクローバーがある話をここへ書きました。来宅したYさんに「ミイちゃんにこれあげて。きっと喜ぶよ」そう言って押し葉にしたクローバーをあげました。それにたいしてのミイちゃんの反応に、ばあちゃん2人は電話口で大笑い。 ミイちゃん曰く「四つ葉のクローバ…
まだ運転していたころのこと、東京に行く用事があり、羽田を通って首都高に入りしばらくすると、道路が左手にカーブします。その辺りに、中銀のカプセルタワーが見えて来ました。 当時、この近代的な建築は大きな話題になっていました。黒川紀章氏の設計で、世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅です。 昭和の名建築と言われる独創的なビルは、動かせる家・同じ姿で取り外せる、そして一部屋ずつを積んでビルにする。…
雑誌クロワッサンの40周年記念号に、1984年に載った吉澤久子さんの「家事は、雑用だろうか」が再掲されています。 「主婦は家事のハウツー情報をなぞることばかりに汲々としていないか。自分の頭で考えることをしない主婦がたくさんいるのでは〜」と。 わたしは消費期限・賞味期限などの表示を絶対に信じる人たちを不思議に思います。どうして自分の舌や勘を信じないのか。表示を見て、期限切れなら、火を通すなど調理の工夫を…
わたしのアパートメントから見える小柴公園は、野鳥公園と道路を挟んで繋がっています。毎朝、その2つの公園を散歩すると、3500歩ほどになります。 小柴公園に自転車で来た小父さんが体操をしていました。側を通りながら「おはようございます」声をかけると、芝生の中にいくつかシロツメ草のかたまりがあって、中の1つを指差しながら「そこに四つ葉のクローバーがいっぱいあるよ」と。 まさか〜。滅多に見つからないクローバ…
葉室麟著「川あかり」を読んで、その面白さを書いた本人が一番感じているのではと思いました。訳は奇想天外な人物登場と環境設定です。 場所の設定は、巨勢川という川幅が5町、流れが急で橋が架けられないところ。川を渡るには川越人足に渡してもらうしか方法がありません。ここで足止めされた人たちは近くの木賃宿で雨の止むのを待つことになるのですが〜。まあよくも考えついたと思えるように人物設定。 伊東七十郎はここの2…
1976年ーー母・馬場かえ子の詠んだ「アメリカ紀行」 〓︎ 国境といふを幾つか越えてきて 今カナダなる宿に眠るも 〓︎ 滝近きホテルに幼孫と寝ね 現実を夢の如思いゐる 〓︎ 遠けくも来つるものかなエリー湖より流るる川の橋上に佇つ 〓︎ 遊覧船の廻りに群れて飛ぶ鷗滝の飛沫に羽濡らしつつ 〓︎ ありがたき胸に迫りて滝飛沫かかれる顔の涙拭きにき(娘婿勇三さんへ) 〓︎ 吾が生きにかかる奢りのありしかと…
4月2日・日曜日、朝6時半に家を出て野鳥公園へ。すぐに2本の山桜が道に沿っていますが、今朝はもう花より葉の方を多くしています。そして、さまざまな木々が新芽の緑を濃淡にして春を演出。 汽水池のこの公園には鳥を観察するための観察小屋が4ヶ所ありますが、寄ったのは小屋C。真ん中に泥が盛り上がって島を作り、そこに鳥がとまるための棒が10本ほど。これを止まり木にして、眠っている鳥もいますが、鴨たちは早起き、今は朝…
ブログ友のossさんが佐野洋子さんの「死ぬ気まんまん」のことを書かれたのを読んで、おもしろそう…すぐにamazonに注文。2分ほどでipadに入ってきました。 作家の中で、こんなにわたしと考え方が似ている人に出会ったのは初めて。髪型も短くしているし、器量が良くないのを、居直っているところまで同じ。違うところは、文章の上手さが別格。読み手を引き込む力の凄さ。 ◆戦後民主主義と一緒に入ってきた個を大切にという考え…
日が替わって、もう、このブログは帰宅してから書いています。 帰りの車の中で、わたしは夕飯を帰宅して「釜寅」の釜飯をとろうか、それとも「焼肉キング」にしようかと提案すると、下の子が「断然、焼肉キング」と言い張ります。車の中は喧々諤々。それじゃあ運転しているパパが決めるということになり、鎌倉から山越えの道を下りてきた時の曲がり方でわかることになりました。 車は右へ真っ直ぐ。これで焼肉キングが決まりま…
夕5時半、伊豆のホテルにようやく着きました。 面白いところですよ。着いたところはインドネシアの国にでも着いたと思わせる建物。とんがった屋根の家が4軒に見えるが、ここがホテルのフロントです。フロントでコロナの予防注射を5回やっている証明書を見せて、泊まれることに。奇異な建物の後ろに丸い建物が40ほど並んでいます。名前は「オリーブの木」その最初の家が今夜のわたしたちの宿。ポコポコと可愛らしい建物が並んだ…
30日から一泊で、伊豆へ旅をします。行くメンバーは次男の家族とわたし。次男のところで行く旅はいろいろと変わっているところへ泊まります。 今回は蒙古のゲルのような丸い形の家に泊まるらしいです。ベッドがその丸い家の中心に向かって放射状にあるとか。 わたしが一番楽しみなのは、3人の孫たちと同じ部屋で寝ること。一泊すると、子どもの成長をじっくり観察することができます。孫たちの細部の成長を観察するのが何より…
わたしはときどきブログを遡って読みます。今日のは書いた事を覚えていません。納豆は気になる食品なので、試して見ようと考えて、ここへ書き抜きました。なんとか乾燥納豆を作ってみます。どんな薬より上等な物になるはずですから〜。 Eテレ水曜日の夜で「発酵学」が始まり今週で3回目ですが、2回目は「納豆」でした。わたしは納豆の力を大事にしていて、なるべく食べる努力をしています。 何しろ薬で言ったら、万能薬ほど…
Sさんが「旅に行くので、市立図書館に本を返せないから、返しておいて」と持ってきました。わたしは早速「著者は?面白そうかな」と預かった本を見ます。そして昨夜から欲張って、読めるところまで読もうとセカセカ。まず一冊目をざっと読み終えました。 1冊目は阿久悠著「犬猫太平記」一番びっくりしたのは、阿久悠という作詞家はある時期、日本でヒットしている歌のほとんどを作詞しています。まあ〜凄過ぎ。 次に読んだのは…
ガンは、治る病気と言われています。でも宣告を受けたら平常心ではいられないはず。夫は妻との別れを初めて意識するでしょうし、妻も平穏な日々から、一人旅立たねばならない悩みが始まります。 そんなガン闘病中の患者の夫妻と医療者が「ベートーベン交響曲第9番」を歌いました。場所は、東京オペラシティコンサートホール。 参加者は145人と決まり、週1回のペースで練習が始まります。指揮は世界的指揮者の山田和樹氏。…
滅多にないことですが、今日は昼食の後ポカンとテレビを観ていました。 「ジャパネットたかた」の売る係が勢ぞろいして商品の宣伝を始めました。最初は、アイロン。みんな面倒臭いアイロンがけを、アイロン台など使わずにハンガーにかけたままで綺麗に片付けます。次はエアコン。空気をどのように綺麗に保つかから始めて、臭いまで取ると。そして値段はこんなに安くするのは今日限りだよと、テレビ桟敷の客を追い込んでいきます…
Sさんから読み終わった「婦人公論」が回ってきました。 そこにこんな特集があります。「やめてスッキリ、幸せになる」 読者177人(平均年齢63.6歳)にアンケートをしたところ、1位…年賀状 2位…セール品の購入 3位…衣服 4位…お中元・お歳暮 5位…夫婦一緒の寝室 6位…来客用の寝具 7位…食器 8位… アイロンかけ 9位…同窓会 10位…固定電話。 この後、運転免許、生命保険、白髪染め、買い置き、習い事、健康サプ…
春、ばあちゃんの財布は忙しい。まずは「お年玉」これは歳が小さくても大きくても1万円。そして小学進学、中学進学、高校進学がある。ばあちゃんは100円ストアから、なるべくかわいい袋を買ってきて、合格祝いにそれぞれ数万円を入れる。 息子から旅行の誘いがかかる(一人で旅へ行くのをやめたので)、家まで迎えに来てくれ、送ってきてくれる。だから旅行費用は自分の判断で適当に袋に入れる。そして息子の昇格祝いというのも…
今日こそ、侍ジャパンを張り切って応援したいと考えていたけれど、昨日からファンになったばかりのわたしでは、知識がなさ過ぎてとても無理と分かりました。分かったことは野球というのは長時間しっかり座って観る必要があるということ。何か用事をしようと台所などに行くと細かな部分がすぐに分からなくなります。 それで今朝は11時06分まで観て、後は録画するようにして、お花見会場に急ぎました。わたしは場所取り係だったの…
3月21日、朝飯を忙しくかきこんで7時、コタツへ〜。 テレビの8チャンネルをつけると、会場の緊張感たっぷりの雰囲気が映し出されて、いよいよ侍ジャパンの準決勝です。相手はメキシコ。 簡単に日本が勝つと考えて見始めたのですが、何とメキシコが4回表に3点〜。これは手強い。 俄かファンですから、大谷とダルビッシュぐらいしか知らないけれど、観ているうちに、なかなか良い投手が次づぎに繰り出されるのを頼もしく感じは…
毎朝6時を過ぎると明るくなるので、散歩に出て野鳥公園を一周(3000歩ほど)します。 今朝は気が向いたので、距離を延ばして、前に住んでいた家の前の道を通り、山道に入りました。調べたことはないですが、多分ここは黒船が来たころは、この細い道を通って浦賀まで行ったのでは〜。 山の上まで行くと真っ白い富士山が見えました。気高いと表現したくなるほどの威厳を感じる山です。反対側には東京湾が広がり、何とも気持ちの…
友のSさんが「朝井まかて」は面白いと言う。 今回借りたのは「輪舞曲・ロンド」大正時代の演劇界の話。主人公は「伊澤蘭奢」女優としての時間は1917年からのわずか11年間で早逝している。 読み出してたちまち書き手の朝井まかてに唸る。うまい、うまい文章を書く人だと。背景は大正時代、時代の雰囲気を文章の工夫で良く表現している。 例えば書き出しはこうである。「市電から降り立つと、風が変わっていた」。カタカナ表記…
土曜日・4チャンネル11時40分ごろのコマーシャルにびっくり。森何とかという塾のコマーシャルです。この塾はテスト結果の点数を20点上げる保証をすると言っています。 「ええっ、これは親にとって魅力的な話。その上目標達成しなかったら、次の受講のお金を無料にする」と。 すごい、親は飛びつきそう。とにかくわたしの首がテレビに向かって長く伸びました。 その後です。わたしは思いました。 「さて、子どもはどう育つの…
今日観た「映像の世紀」の録画は、「運命の恋人たち」でした。使われる音楽は、いつも映像の世紀に使われている加古隆作曲「パリは燃えているか」です。 最初はマリリンモンロー。あれだけ有名な人でも、結婚生活では、運命に翻弄され、幸せとは言い難い。ジョン・ディマジオと結婚し、日本にも来たことがありましたが、それからは、なんだか数多くの男性と浮き名を流しました。 最初は有名になりたい一心で、自分を前進させた…
午後のテレビは、今夜の侍ジャパンの話で持ちきり・5チャンネル)。ときどき大谷が出てきて「全員で勝っていきたい」と話す画面もまったく同じ。それでも、みんなチャンネルを回すことなく見続けているようです。そう言うわたしも同じチャンネルを見続けていますが〜。 今夜の試合、最初は大谷が投げると決まっていて、それをみんな知っていて、次はダルビッシュと言う人もいるけれど、ダルビッシュはアメリカ戦にとっておくの…
五木寛之という作家は「髪を洗わない」と言う。事実これを実行しているせいか、この人は老いても髪がふさふさ。何かコツがあるだろうかと常々思っていたので、これに対して本人が書いている本を借りてきた。 「養生の実技」下記が抜粋である。氏はこう言っている。 『若い頃からよく海外に行っているが、インドや東南アジア諸国には一生髪を洗わない人がいる。そういう人の髪の毛はじつに逞しく、旺盛に伸びている。ハゲ頭の人…
ついに、 〓開花。今朝(3月14日)散歩時に咲き始めていたのは、ヨコハマヒザクラです。 今年は、桜の木の下でお花見ができるでしょうか? たまには、アルコールが入ったような気分の話でもしてみましょうか。 『テレビの国会中継を見ていて、立憲民主党や共産党の女性議員が質問に立ち、エラソーな口ぶりで「ソーリ、ソーリ」と責めてるのを見る時、わたしは意地の悪いことを考えます。 「この人の普段、家にいる時の物言い…
久々にボストンの北の方にあるターシャ・チューダの10000坪ある庭がテレビに映りました。今回は犬が話題の中心のようです。ターシャは亡くなって、現在住むのは、ターシャが生きていたころ遊びに来ていた孫。その孫も成人し結婚して、家族と一緒(奥さんと娘2人)で、年月を感じました。 家には犬が4匹いました。ターシャの好きなコーギーが一匹と後は犬種の違う犬たちが、池で泳いだり、のびのびと幸せそうです。 女の子2人は…
珍しく、朝早く目が覚めました。4時からラジオをつけると、乗り物好きな作曲家の話をしていて、ドボルザークの「新世界」に鉄道の音が入っていると言います。 そう言われればなるほど、新世界の出発部分に確かにありました。ドボルザークはチェコからアメリカへ1892年に渡り、そのころ作曲したのが「新世界」。耳をすませていると、指揮は小沢征爾だと説明がありました。 わたしは2歳年下の小沢氏の世にでるころから有名になり…
横浜の桜開花予報は16日と発表されました。 いよいよです。下の〓、どれが好きですか? 〓 願はくは 花の下にて春死なむ そのきさらぎの 望月のころ (西行) 〓 春風の 花を散らすと見る夢は 覚めても胸の さわぐなりけり (西行) 〓 敷島の 大和心を人問はば 朝日ににほふ山ざくら花 (本居宣長) 〓 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな (伊勢大輔) 〓 ひさかたの 光のどけき春の…
ここ2日、春・真盛りの陽気になってきました。 野鳥公園には、白木蓮が全部で5本ありますが、どれも「よいこらしょっ」と萼を破りはじめました。一つが白い姿を表すと、みんな負けじともくもく〜。もくもく〜。木蓮らしくゆっくりと白の色を増やしていきます。 下から見上げると、バックは薄い青空〜。そこにくっきりと欠伸でもするかのように、姿を見せはじめます。その姿は小鳥の誕生みたようで、あれ飛び立ちそうーーそん感…
ばあちゃん(わたしのこと)はときどき孫にお節介をします。過日は将棋の藤井聡太君が使ったと言われる公文の将棋盤を次男の家にAmazonから送りつけて「こういうの送らないでくれる。将棋って相手がいるんだよ、お母さん」と次男に嫌味を言われましたが、全然平気。 またまた今朝、今度は本をAmazonに発注しました。こちらは月末に一緒に旅行に行くので次男のところの中3 の息子に読ませて感想を聞こうという算段。 本は梅原猛…
わたしは今、PC2台をコタツの上に置いています。 2015年にも上と同じことを書いているので笑っちゃいました。その時の古いPCはvistaでした。今はどっちもMacです。でも使い慣れた古いMacばかり使っていますが、そろそろ意を強くして新しいmacをメインに使わなければと考えています。 ところがどうしても古い方を使いたいのは「スパイダソリティア」ゲームです。古い方が、表示されたカードに温か味があるのです。動きも新しい…
「ぼくの鳥あげる」は佐野洋子さんのフレーベル館より1984年刊行された本が、2019年幻戯書房より新装復刊として出されたものです。本の形は四角に近く、薄くて親しみやすく読みやすい感じに仕上がっています。 『小さい男の子はお母さんのお腹から出てきたとき、ひたいにべったりと切手をはりつけていました。』 これが書き出しで、内容はこの切手を中心に進みます。挿絵は佐野さんの息子さん広瀬弦が担当していまが、本の内容…
わたしは、どちらかというと新し物好きなところがあります。 掛け布団のことでイマイチと思っていたのは、夜中にずれて寒くなったりしていたので、あれこれ工夫していたのですが、満足がいきませんでした。 昨日のことです。Amazonを見ているうちに「ううん?」と思ったことがありました。 「ポリエステルとレーヨンを特殊技術で加工した、吸湿発熱性を併せ持つ新型素材」と言うのに、目が行きました。「くしゅくしゅ毛布」が…
真山仁という作家の本を手に取った理由は、年配者向けの大きな活字シリーズだったから〜。(作家は主に経済小説を書く人) 「プライド上・下」の2冊に分かれ、1冊目の最後の作品が「絹の道」です。(平岩弓枝に同名の小説あり) 主人公の名はつかさ、現在のように◯◯産業としではなく、昔風に蚕を飼いたい。そのためには、よい桑の葉が大切、それを探しに京都に来たという。そして桑の大木と木の持ち主に会い、ここで昔風の…
書くことを思いつかない日があります。今日もその一日で「再掲・2016」です。 「コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか」これが本の題名。著者は世界中美味しいコーヒー豆を探し歩く川島良彰氏。 上の話を久米宏番組で見ました。氏はコーヒーは果物であると言い、コーヒーの実のとれたては、甘くて美味しいらしいのです。 コーヒーはコンビニによって味が違ったり、使っている豆が違うかもしれないけれど、淹れ方…
石原慎太郎著「息子たちと私」を読みました。 その中で学校の謝恩会に親として出席した折に、卒業していく生徒たちに何か話してくれと頼まれた時、下のような話をしたと載っていました。 『優秀な人間とは、何でもこなしてよく出来るといった人間ではない。学校の成績で言ったら、何でも「5」をとるような人間では決してない。そんな者はせいぜい役人に向いてはいても、他人のやらない新しいことを考え出したり行ったりする人…
「ココロレストラン鯖寿司」という番組を観ました。 「結婚するまでは、家に住んでいてほしい。」一人娘の母親はそう言い、31歳まで生家で暮らしていた娘。その娘が結婚して家を離れることになります。 新しい家に両親をよびたい。何をご馳走しようかと2人で相談し、父親の好きな「鯖寿司」を作ろうということになりました。ところが、そう決めたものの、どのように作ればよいのか皆目わかりません。ネット動画を頼りに、親戚…
市民図書の本も読みたい本はなかなかみつけにくくなったとSさんと話し合い、移動図書はどうか、ためしに車の来る火曜日に広場へ行ってみることに〜。 そこで借りてきた一冊が「1日1ページ読むだけで身につく世界の教養365」字が小さいので読みたいというより、興味半分で選びました。でも改めて「教養」て何だろう。 そこで今度はGoogleで検索。下記です。 教養がある人の特徴 特徴1.幅広い分野の知識を持っている 特徴2.…
安藤忠雄という建築家は、個性の後光がさしている…大げさに言うとこんな感じです。 28歳で独立、最初に世間をあっと言わせたのが、住吉の長屋。これは家の中を雨の日は傘をささなければ、次の部屋へ行くことができないという奇抜なもの。水の教会、風の教会、ベネッセハウスなど、一度は見たいと思う建物ばかり。 特徴は「コンクリートの打ちっ放し」。これは木枠を組む段階で、取り外した時の美しさが要求され、木枠を留めた…
録画しておいた「ロシアの頭脳が流失する」を観ました。 まず話の中心に「ロシアの大企業で働く優秀なIT技術者夫婦を写し、この夫婦が国境を越えて脱出する過程を見せます。 ウクライナ侵攻でIT技術者たちが多数、ロシアから国外へと流れているそうですが、プーチン大統領が動員令を出したことでその動きに拍車がかかって、いまやその数は20万人とも〜。 出ていく先は様々、そしてどの国の企業も、ロシアの優秀な技術者たち…
日曜日、三男は住まいのある葉山を出発、三浦半島を半周して昼には着きます。自転車も本格的な競輪選手の乗るようなので、格好も選手並み。 わたしは雛を飾り、ちょっと早いけれど、ちらし寿司をつくってランチにしようと朝から準備をしています。 そして、部屋を片付けていると次男の子たちから来たカードが出てきました。わたしの誕生日のときのカードです。改めて読み返しました。長男・中2のが面白いので、ここへ紹介しま…
Yさんから電話あり。「フキ要りますか?」「いるいる〜」「じゃあ、持っていきま〜す」 Yさんは山一つ越えたところから来てくれるので、本当に申し訳なし。 さて、間も無く玄関のベルがなりました。持参してくれたのは「フキノトウ」もちろん、こっちも大好き。そろそろどこかで探したいと考えていましたから大喜び。 春の香りがあるのは、テニスコートの後ろと、前に住んでいたところへ行く道の脇、ただしどちらも金網の向こ…
昨日プーチンは侵攻開始以降初めての演説で「西側諸国がウクライナを使って戦争の準備をしていた。戦争を始めたのは彼らであり、われわれは軍事力を行使し、これを止めるということだ」と述べたのには、びっくりした。 こんな嘘っぽいことをよくシャーシャーと言えるなあ。世の中の人、みんながテレビを見ているのだから、先に始めたのはソ連だと子供だってわかるのに〜。 裸の王様の恐ろしさは、嘘を平気で言うことだ。 プー…
ここのところ7時ごろ家を出て、野鳥公園一周の散歩をします。出かけるときは、いつも「ミンちゃんに会えるかな」とちょっと期待しながらです。 娘が日本に帰ってきた時も、「ミンちゃんて、それは可愛いんだよ。お前がいるうちに会えたらきっと大喜びすると思うよ」と期待させましたが、会えないままにNYへ帰ってしましました。 今朝のことです。道の反対側を歩いている犬が、どうやらミンちゃんらしいので、「ミンちゃあ〜ん…
ブログ《NO6884》内容は「息子がテレビにでるから見みてください」と、わたしが騒いだブログです。そこに下記のコメントをいただきました。 昭和30年大学2年の夏に亡くなった弟の友から。弟とは信州松本の高校・そして東京の大学が一緒だったN氏。わたしは弟からもらったように嬉しかったので、ここにコピーさせていただきます。 《ブログNO...6884へいただいたコメント》 『「ダーウィンが来た」見ました。ご子息洋平さんの…
これからする話は2020/3/21に書いたものです。平均寿命が長くなった今、なんと良い話かと思うので再掲します。 ちょっとほっこりする電話が入りました。亡くなった従姉妹の夫Yからです。従姉妹は20年前に亡くなっています。子のいない夫婦でしたから、Yはその後、92歳の今日まで独り暮らしをしていました。 「実は家を売って、友だちの家に引っ越したんだ」 相手は北海道で育った昔からの知り合いで、医者をしている88歳の女…
シャンシャンが明日中国へ帰ると言います。 パンダは、哺乳動物の中でも、世界的に1、2を競うほどの人気者だとか。どうしてそんなに人を魅了するのでしょうか? 他のクマに比べると、随分丸顔で、モコモコしている、白と黒ですが、ちょうど目の上に黒色が「ハの字」に張り付いているところも顔の可愛さを決めています。丸顔でモコモコしているのは、どうやら竹を食べることに関係しているとか。 それにしても竹を食べるという…
90歳にもなって、まだ親バカをやっています。ちょびっとしか出ないテレビなのに、息子のことを「見てね」などと友に電話かけたりするのですから〜。 この話はNHKで知った事だけを書きます。ことの起こりは「論文できたんだけど、アメリカはこういうことに興味を持っているからサイエンスに送るよ」息子から聞いたのは、それだけ。 その後NHKのニュースで知ったのは、海外向けに日本狼の話をニュースにしたら、たちまち80万回の…
佐野洋子著「とっておき作品集」は亡くなったあと、編集者によって出された本と思われます。だからあれこれ遺品集のように集めた本です。 この人の本で一番有名なのは「100万回生きた猫」。しかし何を読んでもおもしろく読後感の良い人で、気取るところがまったくありません。また武蔵美を出ている人なので、本人が子供のころをペン画で残しています。 その佐野さんが、谷川俊太郎氏(父親は谷川徹三・哲学者)と結婚したので…
夜中に足がつって痛くて目がさめるということはありませんか。その時はベッドから立ち上がってすこしすると、治ります。でも手の親指の付け根がつったりすることもあって、この話を三男にした時「僕もそういうのがあって、スポーツドリンクを飲んで直したから、飲んでみるといいよ」と言います。半信半疑で飲むと、これは効きました。今はどこもつりません。今でもスポーツドリンク・カロリーオフというのを飲んでいます。 こん…
目を病む前までは、スポーツクラブでは水泳や水中歩行をやっていました。ところがこの1年ほどはマシーンといわれるものばかり。これはオリンピックの選手を見ていると、筋肉を鍛えるためには、その方法が良さそうに思えたからです。それでマシーンの前に行って数カ所で頑張っていましたが、そろそろプールをと考えるようになりました。 今日は週の真ん中、水中エアロのようなのを選択しました。 水に入って周りを見回すと、年…
わたしは医者に行かない主義を通しています。でも死んだときに困るので「診察券」をゲットするため、年1回インフレンザの予防注射に行きます。 医者「市から来る無料健康診断もやらないのですか」 わたし「はい、やりません」 医者「そんなことは、ちっとも自慢にならない」と強い口調。 周りの年配者を見ていると、実に安易に医者に行くーー自分の体なんだから、もっと自分で観察し、自分で考えたらと思います。 だいたい…
今日は鍋にしよう。好きな結び白たきが買ってあるので、たくさん入れよう。そう考えて帰りに鶏肉と白菜をまず買い、豆腐と思ったけれど、まあ豆腐はやめとこうとなり、キノコを2パックとこんな感じにして帰宅。 すぐに鍋に水を。そして片付けながら台所との間を行き来して瞬く間に鍋は出来上がり、大根おろしをたっぷり用意してコタツへ。飲み物はスポーツドリンク。これにチンしたご飯でランチとなりました。 食事を終えると…
「お母さん、寂しくなるねえ」 「そんなことないよ。元に戻るだけだもの」強気なところを見せます。 また少し経つと「お母さん、寂しくなるねえ」荷物作りをしながら、あっちに行き、こっちの物を入れするが、断然多いのは本類。「ご飯食べられないから甘酒だけ飲んだけれど、余っちゃった」 そうやって荷造りを終え、蓋をキチッと締めたカバンを、こんどはわたしがゴロゴロと引っ張ってエレベーターに乗り、一階に行くと、予…
市民図書から借りてきた本「気持ちのいいモノの持ち方手放しかた」には「モノは人生の一部。よりよく持つことで、あなたがもっと輝きます。」と書いてあります。 そこで、この本を読んだら身の回りが片付くヒントがあるだろうと考えたのに、あまりにも優等生の人々がゴチャゴチャ言っているだけで、読む気がしなくなりました。わたしの出した結論は、自分の周りは自分で考え片付ける以外方法はない。 そこで、今日は自分らしい…
NHK「100年インタビュー」を本にしたもの思われますが、PHPから出ている「井上ひさし・ふかいことをおもしろく」を読みました。久しぶりに読み応えのある本でした。 井上ひさしと言う個性的な人が出てくる根っこになる、父と母の話から始まりますが、それだけの中味を持った両親だったと納得させられます。父親は作家の登竜門「サンデー毎日」で懸賞小説一等になった(その時の佳作は井上靖)でしたが、その後・まもなく病死。…
わたしの周りの話が続きます。 NYで画廊を経営している娘の友と娘が、亡くなったわたしの従兄弟の家を昨日訪れました。 そのとき、古美術・骨董の月刊誌「目の眼」をもらって帰りました。雑誌にコレクター列伝というコーナーがあり、従兄弟の居間が「リビングは美術館」と題して載っています。作品もたくさん出ていて、亡くなった従兄弟の姿も見えていました。先日、その居間で食事やお茶をご馳走になったばかりなので懐かしさ…
昨夜の続き。娘の従姉妹は同年齢です。 その従姉妹は、そんじょそこらにはいない魅力的な子です。子と言っても娘と2人はもう60代。ユニークな経歴を持っていますが、全て本人が独自に歩んだ道。 あまり具体的に言うと嫌がるかもしれませんから、さあーッと書きます。高校を卒業してからアメリカに渡り、向こうで大学を自力で卒業したのち、特殊な仕事につきました。そしてだんたんと手堅い人生を歩み始めて、人もうらやむよう…
どこにいると思いますか? またまた伊豆半島です。わけは会員制のharvestに興味をもった娘が、少し調べてみたいと言い出して、今度は伊東のharvestに泊まりに来ました。規模は熱海よりずっと小さいところです。でも歴史があり文人たちが関係する歴史を持つ伊豆半島なので、物書きをする夫に良い場所ではないかと言い出したこと依り因ります。 従姉妹もまたまた来て3人一緒になるとたのしい時間が始まりそうな気がしたので、わた…
「Gacco」がインターネット上に出来て、面白がってやったのは、ここへ引っ越す前でした。いろいろな科目が提示されますから、自分ができそうなもの、興味あるものなどに登録しました。 講師はさまざまな大学の先生方、最初は東京大学の本郷先生「中世の日本史」がテーマでなかなか面白かったです。本郷先生は近ごろ歴史番組に出演されるので、懐かしく感じながらお顔拝見しています。 Gaccoはちゃんと試験のようなものがあって…
「一週間薬を飲んで変化が出るか調べましょう」医者はそう言って難聴の薬を出しました。その一週間目の今朝は「さて、どうなっているかな」と張り切って行きましたが、結果は一週間前と変わりなし。 わたし流の解釈では、年取ったのでだんだん衰えているのでは〜。 「また何か変わったらきてください」で、医者との会話はチョン。 あらためて思います。自分の判断は以外に正しい。自分の体を毎日観察しているのは自分ですから…
一日中家に居るのは珍しいですが、今日は午前中、小学校の図書室に行った以外は在宅。ゆっくりした日曜日となりました。 娘の部屋は北側にあり、ここは廊下と接しているので外機がつけられないため「ウインド・エアコン」をつけてあるだけです。 ここのところの寒さで部屋が寒いと言います。N氏がまだ元気だったころ、エアコンの周りに粘土を詰めたり、いろいろ工夫してくださいましたが、風というのはどんな隙間からでも入っ…
先日、丹羽宇一郎氏の本が好きだと書きました。 丹羽氏の本の題名を見ると、どれも読んでみたくなるものばかりです。 本の題名を書き忘れていますが、そこに、こんなのが〜。 「欲望をどこまでコントロールできるか」の項目に、面白いことが書かれています。 〓️栄養を摂らなければ生きていけないように、心にもまた栄養が必要です。心に栄養が足りないと、人のなかにある「動物の血」が騒ぎ出します。ねたみ、やっかみ、憎…
「セントラルの帰りに恵方巻き買ってくるから〜」朝、出かける娘の背中にそう声をかけて送り出しました。日本にいるうちにいろいろな美術関係の調査をしたいようです。 イトーヨーカ堂に寄ると、人だかりのしているところがあり、そこが「恵方巻」の売り場だとすぐにわかりました。野菜中心の恵方巻、海鮮恵方巻、大きなサイズ小さなサイズなど種類もたくさんです。わたしは恵方巻らしい恵方巻を選び、ついでに「生春巻き」と「…
帰宅してから、ゆっくりと東急harvest熱海について、調べました。と言うのは、わたしはこの建築にかなり特別な興味を持ったからです。 建築主は東急不動産、会員制リゾートホテル、施工戸田建設と調べていきました。そして昨年できた『KOEDA HOUSE(コエダ ハウス)』というカフェの部分に行き当たり、建築家・ 隈研吾氏の設計と分かりました。東急harvestは全国いろいろな場所にありますが、ここが核になっていると感じます。 …
今、わたしがどこにいると思いますか。娘と娘の従姉妹とわたしの3人は熱海の東急harvestにいます。 建物の特徴は全体が近代的なセンスで統一され、デザインセンスも抜群。そしていくつもある風呂は、どれも四角形で泉質は塩分があり、海に面しています。部屋も海に向かって静かです。 かつてわたしは、紀州鉄道のharvestと同じようなシステムの会員になっていたことがありますが、家族があまり行かないので、権利を人にあげて…
K夫妻と散歩している時、樹木希林著「一切なりゆき」を読まれた話になって「読みたい、貸してください」となり、昨日借りて一晩で読み終えました。 晩年になって希林さんはますます魅力的になったと思います。結婚についても摩訶不思議な夫婦。女優なのに靴は3足以上増やさない、洋服も買わないなど、お金をかけたのは自分の家とアパート。アパートは女優の不安定収入を安定させるためだと。見事な考え方をする人だと感服。 〓…
「あのねえ、オマエ」 「お母さん、オマエって言わないでくれる〜」 「オマエって言わないと、次の言葉が出てこないんだもん〜」 わたしと娘の今朝の会話。男の子3人の母親だったから、いつの間にか男ッ言葉になっているようで、会えばたちまちこんなです。それにしても今まで気づかないできたことがおかしいと思わず笑っちゃいました。 大体わたしは、松本を出て、半世紀も経つのに方言が抜けません。ときによれば、松本の…
お昼に「焼肉キング」に行きました。ここは金額が三段階に分かれていて、その金額範囲で食べ放題。だから次男家族と行った時など、最初に肉やサラダしか食べさせてもらえない子供たちは、次男の「デザートOK」が出ると俄然大喜びします。何しろケーキ等も食べ放題なので〜。 「焼肉キング」は世の中の不景気風、どこぞ! 」というくらいに混んでいました。行ったのは、三男夫妻と娘とわたしでした。 娘、娘と書きますが、子供が…
最後は、リビングの螺旋階段を2階へ。右側の6畳ほどの部屋いっぱいに絵画や写真のコレクションが倉庫に荷物をいれるように並べたり積み重ねたりしてありました。 〓️現代アートのフィリックス・ゴンザレス・トレス「ドルフィン」を最初に観ました。大きさは小型のパソコンほど。ここに2つのサークルが並んで、左は泳いでいるイルカの色が付いているもの、右はペンだけで描いてあるもの。画面はこれだけ。キューバ生まれの現代…
さて、今度は家の外観です。 道路から、家全体を眺めると、手前は敷地いっぱいに黒塗りの鉄扉。車を出す時はこれを折りたたみ式に開けます。すると敷地の幅の3/2が下に向けて坂になって家の地下に入ります。雨の時に流れる水の処理は聞き逃しましたが底の方になんらかの処理場があるはずと思います。 従兄弟の蒐集、最初はクラシック・カーでした。たしか昔、6台位持っていたのでは〜。でも今は乗用車2台だけ。横には家に入ら…
さて、今度は家の外観です。 道路から、家全体を眺めると、手前は敷地いっぱいに黒塗りの鉄扉。車を出す時はこれを折りたたみ式に開けます。すると敷地の幅の3/2が下に向けて坂になって家の地下に入ります。雨の時に流れる水の処理は聞き逃しましたが底の方になんらかの処理場があるはずと思います。 従兄弟の蒐集、最初はクラシック・カーでした。たしか昔、6台位持っていたのでは〜。でも今は乗用車2台だけ。横には家に入ら…
つい先日、従兄弟が亡くなったことを知りました。わたしは一人っ子(弟を亡くしている)で兄弟のように思っていた従兄弟たちなのに「もう年取ったので、つきあいはやめる〜」などと法事で勝手な宣言をしたので、従兄弟たちは遠慮をして知らせて来なかったのです。 今日、娘と調布の従兄弟の家へ行ってきました。歯科医をしていた従兄弟は「美術」を愛していたので、この従兄弟の建てた家を見るのがとても楽しみ、室内を観るのも…
録画してある「栗原はるみ」の料理番組を娘と見ました。TシャツとGパンの栗原さんは、性格がのんびりしている人のように感じられ、話し方も気取りがない。そこが人を惹きつけるのではと思わせます。 料理も決して難しくないと思わせるように紹介しますが、出来上がったものは本格的。観ているこちらは「まず紹興酒を買ってきて〜」などと作る時のことを考え出し、終わる頃には絶対に作ってみたくなるのです。 〓️豚肉をなるべ…
昨夜、NHKで見た「特集」があまりにもショックで、何より生きている牛たちがかわいそうで、自分の文章としてまとまりません、で、インターネットでいろいろ掻き集めてみました。以下です。 〓️子牛がありえない低価格で取り引きされ、買い取り手のない子牛もいる。廃業を考えている酪農家も多い。 〓️取材のきっかけは、北海道で開かれたあるイベントで聞いた料理人のことばでした。子牛の価格が下落しているとは、いった…
昨日の夕方、娘と買い物に行って「麹」を買ってきました。帰ると米2合を土鍋に。すこし置いてから、これを火にかけてお粥を炊きました。その間に麹を細かくほぐして、温度が50度以下に下ったのを見届けてから鍋に混ぜ込みました。それから風呂敷に包んで、行火の上に置き、布団をかぶせました。つまりわたしのベッドの足元に置いて寝たのです。 朝起きて、チェックすると甘酒ができていました。しかも上出来です。さっそく薄め…
このブログも毎日書いていると息切れするときがあります。そんな時は遡って再掲載できそうなのを探します。今日は下記を見つけました。 新進気鋭のロボット開発者•吉藤健太郎氏の「逆転人生」というテレビ番組を見ました。 小5から中2まで病気で休学。学校を休んだのがきっかけで引きこもりが始まったそぅです。当然友だちもいません。そんな吉藤君は折り紙が大好き。しかも複雑なものを考え出して楽しみ、実際テレビで人に会…
右目の緑内障手術をして1年が過ぎました。相変わらずぼやけて見えるだけ。それで、インターネットでいろいろ調べていますが、緑内障という病気は治らない病らしく、手術はあくまで眼圧を下げるためのもののようです。勝手に調べて素人判断をしてはいけないことは分かっているつもりですが、でも、どうやらそうらしい。 幸い左目が正常なので「見る」ということについて不便はありません。ただしもう前のようには戻らないことも…
70歳代のころ、わたしは正月が過ぎて7日になると、1ヶ月石垣島に行き、恵方巻きをあちらで食べてから横浜へ帰りました。だからあの辺の地図は頭に入っています。 今日の午後、プロジェクトXという再放送番組で、この辺りのことが取り上げられ、その内容にショックを受けました。 終戦直前沖縄ではすざまじい地上戦が行われ、市民10万人が犠牲となったと言われています。そして戦後、多くの感染症が蔓延、生まれたばかりの赤…
婿さんは1月20生まれ。婿さんの勤める大学は23日から授業が始まるので、明日NYへ帰ります。だから今夜は婿さんの誕生日祝いをしました。目先の変わったものをと考えて「釜寅」の釜飯をメインに〜。 三男は会議があって来れないので、三男のwife・Mちゃんが来て、4人。大人だけだったので、ゆっくり話をすることができました。Mちゃんはボストンへ留学していたことがあるので食卓は自然に英語がでたり、日本語が出たりして話が弾…
健康という病が、今、日本列島を覆っています。溢れる情報の中で、専門家の意見は分かれ、年寄りは振り回されています。こうなると、これは健康病と言う病いでは? 〓️健康を過度に気遣い、自分の健康に自信をなくし情報に振り回される。 〓️自分の座標軸を体の中心に置いて、体の発する信号を的確に受けとることを忘れ、入ってくる健康情報に振り回される。 〓️受け取った情報を自分で咀嚼し、取捨選択しない。 人は生ま…
丹羽宇一郎・藤井聡太著「考えて、考えて、考える」を読み終えました。 初めから終わりまで一冊の本を読んで、藤井くんの印象は全く変わりませんでした。いつも同じでただの「将棋が好き、好きで好きで、それでちっとも飽きない」そんな少年。世間的に言えば凄い人のはずなのに、そんなことでいい気になっているところなど微塵もありません。「今日も好きな将棋を黙々とやっていく」これだけなのにびっくりです。そして勝ったと…
NHKの朝ドラ「舞い上がれ」、中小企業の工場を経営している父親が亡くなって、遺された母親が社長になり、娘が手伝うことになって、2人は一所懸命になんとかしょうと頑張ります。でも「IWAKURA」は岩倉の所有物と思っているところを変えないとダメと、観ているわしたは思うのです。 その証拠に社員は、2人の判断を冷たい目で眺め始めます。素人の女2人が頑張ったところでタカが知れていると、そんな感じです。 こんな場合、現…
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「舟を編む」は三浦しをんの小説のドラマ化です。前に一度ここに書きました。そしてとうとう10回目の最後のドラマが終わりました。最後は全くうるうるものでした。 辞書を作るという地味な話なのに、回が進むにつれて、登場人物が好きになり、会話が楽しみだったりしました。そして10回になって昨夜で終わったのです。 辞書作りという至って地味な仕事をこれほどまでに見せてくれたドラマ、ストーリー作りは、なかなかのもので…
今朝は久しぶりに近くの新鮮村に買い物に行きました。朝からすごい人出、安売りをしているのだと気づきました。久しぶりに闘争心モリモリ。 カリカリ梅がなくなったので、そこへ寄るつもりだったのに、新鮮村で足が止まったのです。後は何が何でも安売りに挑戦、戦果を上げねばと意欲満々。幸いカリカリ梅もここに売っていたので、他の店に動く必要がなくなりました。 魚コーナーからスタート。生物よりは加工品に手が出ました…
またまた「再掲」。今日の午後、録画しておいた「ノルマンディー上陸作戦」を観ました。現在のイスラエルの大掛かりなもので「物を壊し人が死ぬ」。戦争はどれも同じこと。 それで"2017・4"にブログに残したものを再掲する気になりました。下記がそれです。 〓 〓 〓 gacco、今回選択した科目は北海道大学の講座「戦争倫理学」です。 戦争は全てを破壊し、人も死んだり路頭に迷ったりします。それな…
下記のブログはコロナのために在宅が多かった日々のものです。(2021・4再掲) 〓 〓 在宅。片付けなど甲斐甲斐しくやるかと言えば、そうはいきません。あれをやったり、これを食べたり、コーヒーを飲んだりと、雑然とした生活をしています。 そんな中でよいヒントが出ました。 「家にいて、世界の美術鑑賞」です。わたしに気づかせてくれたのは「高橋源一郎の飛ぶ教室」。ここにゲスト出演した末永幸歩さん…
先日散歩の話を書きました。この散歩、冬も夏も5時集合で歩き始めていますが、ついに5時は明るくなってきました。だから、気持ちよく歩き出すことができます。 まず公園の入り口で、水路の魚チェック。魚は宙返りのように体を動かしますから、その時にキラッと光ります「いる、いる」魚を見つけたことで、今日は何かいいことがあるかなと期待する気持ちがちょっぴり湧きます。それから公園の中の梅の木をチェック。実が少しずつ…
午前中、スポーツクラブと買い物。午後はプログ書きや友との時間を持つ。ブログも毎日書くとなると、題材探しも大変です。ところが私は欲張りなので、テレビも観たい。観たいものは録画します。これをこなすのが大変。どれも1時間近くはかかります。たとえば、現在録画してあるだけで、次のようです。しかも次々と録画は増えています。 『100分で名著・フロイト、映像の世紀バタフライエフェクト、大河アンコール篤姫、新プロジ…
長浜ホールに小さな音楽会がありました。「フルート・ソプラノ・ピアノによるコンサート」です。若い3人の女性音楽家たちは、それぞれ春色のロングドレスに身を包んでの出演。 観客は周りに住む音楽愛好家の年寄りたち。 曲目も瀧廉太郎の「花」を最初に演奏することから始まりました。続いて馴染みある早春賦・さくら横ちょう・荒城の月・幸せなら手をたたこうなど、親しみのある曲ばかり。ここで休憩が入り、後半は音楽家ら…
待ちに待った桜もそろそろ終わりで、私のベランダから見える桜も散る姿を見せています。 今年はお花見ができて、思い出深い「桜」の年となりました。 中西進氏が書いた桜のエッセーの中に、画家の高山辰雄氏の書いたものが転載してあります。 「私は万葉が好きだ。その歌は自然を見、自然を描いている。そこで、私は時々『万葉集』をひも解いて、自分がいま自然から離れていないかどうかを確かめる」と。一道を極めた人の言と…
Yさんのご主人が、一度私の三男と話をしてみたいと、おっしゃってくださり、「では、三男の来る時にどうぞ〜」ということになって、今日の日曜日にいらしてくださいました。私とYさんはざっくばらんな友だち、餃子を待ってきてくださるとのこと。 具と皮とを持参されて、みんなで包みました。これが大変おいしい作り方なので、たくさん作ったのに、みんなペロッといただいてしまい、追加も作る始末。本当に美味しかったです。 …
土曜日朝、NHKでプロジェクトXの主題歌・中島みゆきをコーヒーを飲みながらじっくり聞きました。心の底を揺さぶられるような歌い方。普段、私はこういう歌を聞かない方ですが、これはすごかった、凄すぎるほどでした。歌詞も歌も自分で作る人は、声質も太く独特のものがあります。 早速パソコンで調べるとyoutubeに何曲かあったので聞いてみました。どの歌も人の心をギュッと掴み取ります。「ヘッドライト、テールライト」とい…
NHK朝ドラが4月から新しく始まりました。最初はなかなかドラマに入り込めませんでしたが、今日辺りから馴染めるようになって来ました。 ーー何々、へえ〜そんなに女性が虐げられていたのか? なんて、私は同情し始めたからです。 法律を勉強しようという人たちは、なんだか色々と悩みを持っているようです。 昭和の初め、日本初の女性専門に法律を教える学校ができました。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない…
穏やかな午後です。 ベランダのゼラニュームも差し渡しを大きくして春を喜んでいるようです。色は赤が中心ですが、白とピンクも咲いています。 私の50年来の友、アリスからメールが来て、娘とマンハッタンでランチをしたと書いてあります。娘が何かの展覧会に誘って、彼女がスカースデールから出て来たようです。その時娘が「草間彌生」についての著書をあげたと。帰宅して本を読み出したら、私のことが書いてあり、そこを彼女…
Eテレが「SWITCHインタビュー達人達」で2週にわたって、山中伸弥教授と渡辺謙氏の対談を放映しました。 最初は山中教授の京大の仕事場へ。 2人とも辞めたいと思ったことがあったと告白。教授は35,6歳のころ、仕事に詰まって、母親にその話をすると「父さんが夢枕に立って、辞めないように伸弥に伝えてと言っていたよ」と。それを聞いたお陰で現在があるそうです。 渡辺氏は31歳の時に白血病を発病、そして数年のちに再発、こ…
髪のスタイル、女も男も自分をどのように美女、美男に見せるか? 日々悩み、工夫していると思うけれど、あくまでも私個人の意見としては「いやらしいなあ〜」しかない髪型があリます。染めている色も奇抜のはいただけません。例えば青とか赤など。 嫌いなのは、前髪を短く切って、おでこに並べ、その横を長く切って動くたびに揺れる式。ーーそして他の髪は後ろの方に流したり、束ねたりしている。動くたびに揺れる可愛さの演出…
テレビを見ていて、中村メイコさんが去年の12月31日にあの世に行ったことを知りました。確か私と同じ昭和8年生まれです。 そのせいか、今日は書くことのアイディアが出てきません。こういう時は過去へ戻ります。今回は2017年のもの。ドレッシングについて書いてあるのを忘れていました。早速試してみようと思います。 〓 〓 〓 雑誌クロワッサンの40周年記念号に、高峰秀子さんの登場です。 料理に…
久々に、お花見らしいお花見をしました。野鳥公園と一体化した感じの豪華マンションの特別に作られた「集う場所」、そこに住むミンちゃんとペロちゃんのパパとママの好意でお花見ができたのです。マンションの一画に場所は独立した感じでありました。 約束の時間にいつもの散歩仲間3人で行くと、敷物、組み立て椅子など会場がすでにお花見気分を盛り上げるように演出されていました。お2人は、1000円会費の買い物も全部してくだ…
三浦しをん著「舟を編む」を読んだのは、かなり前です。辞書作りが小説にはなるまいと思って読み始めると、これが結構面白い読み物になっていました。しかし時を経て今度はテレビの「ドラマ」になったのですからびっくり。ドラマを毎回録画して楽しみに観ています。 辞書作りの大変さを楽しんでしまう「大渡海」辞典の作り手たち。どの人も個性的で、私は初めて見る俳優ばかり。でもそれぞれがなかなかの味を見せています。野田…
ジムに行く坂道から見ると、満開の桜がいつもの景色を新鮮に見せて、世の中全体を桜色に染めそうな勢いです。 確かに世の中の人、こぞって「桜、桜はいつ開く〜」と夢中になって待っていただけの花。 花が咲くと、いつもとちっとも変わらない日常なのに、人に変わったと信じ込ませてしまうような怪しい誘いの手を伸ばして来る勘があります。桜を見る人、感じる人みんなに平等に「さくらいろ」を分けてくれるのです。すると、人…
ボク、イーナだよ。 「イーナ、花を満喫している? 」そう聞かれても「ちょっと違うんだなあ。ボクはワンコのオシッコの匂い嗅ぎが何よりの楽しみなんだ。だからあっちの草むら、こっちの電柱、そして石の角の匂い嗅ぎだよ」 バアちゃんは友だちいっぱいいるのに、ボクは友だちを想像するだけ。だってね。公園でいろいろな犬に会うけれど、飼い主にさっさと紐を引っ張られて行ってしまうから、一緒に遊ぶなんてないよ。仕方ない…
朝の散歩で、久しぶりに「ペロちゃん」と「ミントちゃん」に会いました。いつもの散歩メンバーS氏とOさんと私は大喜び。犬の方もよく知っていてくれるので飼い主たちが綱を離すと、私たちめがけて、一目散に走って来ました。一気に賑やかになりました。これが昔なら「近所付き合い」今風は犬を介しての付きあいです。 「息子さん、出かけたの」 「ええ、行きました」 幸せそうなペロちゃんのママの声。ペロちゃんのお兄ちゃん…
朝・8時半、Yさんから電話あり。里山ガーデンフェスタへ行かないかというお誘いです。二つ返事で9時前には建物の入り口で待ちました。運転はご主人、Yさんとわたしは後部座席に。シートベルトをした途端に大声でしゃべり出しました。わたしは行き先を家の近くの動物園の隣だと思っていましたが、遠出のようです。どうやらズーラシア動物園は、横浜駅から西に向かってかなり入ったところにあるとわかりました。気分は急に華やかに…
Bさんがお通夜とお葬式のために会場に出かけたので、わたしはベランダの植物の水やりを受け持ちました。いつもよその家を丁寧に見たことがありません。水やりをしながら、本当に花好きな方だと好感を持ちました。南側のベランダはもう直ぐ咲き出しそうな君子蘭を中心に何十種類の草花。名前を知らないモノが続々。わたしも植物は好きな方ですから、楽しみながらの水やりでした。西側にもベランダがあり、ここには年数を経過した…
午後、何となくコタツに入ってテレビをつけると、男性の化粧品の話。「ナニナニ?」モノ珍しげに途中まで観ました。まったく女性のそれと違わない。しかも韓国から男性向けの化粧品が入ってきているらしい。 「ヘーッ、エエッ、」目の化粧に移りました。女性のそれとちっとも変わらないのです。世の中が平和だと変われば変わるものと思ったところでチャンネルを変えました。 「フランス人は10着しか服を持たない。ノーメイクみ…
ますわたしは14階建の4階に住んでいます。各階には4戸あって、間取りはそれぞれ違います。わたしのところは北側共用部分の廊下に面して2部屋など、全部で84平米です。部屋から直接電源が取れるのでシニアカーの充電には便利ですが、エアコンの外機を共用部分に出せない不便さがあります。だから窓に取り付ける「ルームエアコン」にしています。 ところがこの機械は、どんなに隅々をテープや粘土で塞いでもどこからか外気が入っ…
正直に言うと、わたしはAmazonとかなり仲良しです。 この間も偶然出合ったAmazonのガラスのキャンデー入れが感じ良いので発注。中に水晶のクズが入っているのは知っていました。「でも捨てればいいや」ぐらいに考えて注文したのです。ところが来てびっくり。そこにはわたしの知らない世界が開けていました。 この器は、腕にはめるパワーストーンという腕輪の「入れ物」です。読んでみるとその腕輪は「健康運が良くなる」そう説…
ブログに写真を載せない主義のわたしは、まわりの春爛漫をどのように描こうかと迷います。 ソメイヨシノとヤマザクラが終わった後に、桜に負けない豪華な春を演出し始めたのはツツジの色と種類と量。赤だけでも10種類はあるでしょう。それにピンク、白などがそれぞれを主張するのですから賑やかです。 サッカー場は手入れの行き届いた緑を広〜く見せ、その向こうに八重桜。団地の中のダッグウッド(ハナミズキ)も背の高さを自…
今朝、次のようなニュースが流れて驚きました。 「アメリカのニューヨーク・ブロードウェイで1988年から公演が始まり、最長記録を更新し続けてきたミュージカル「オペラ座の怪人」が16日、最終公演を迎え、35年の歴史に幕を下ろしました」と。 「オペラ座の怪人」はフランスの小説をもとにしたミュージカルで、19世紀のパリ・オペラ座を舞台に、オペラ座の地下に潜む、顔の傷を仮面で隠した男がソプラノ歌手に寄せる愛を描いた…
「感動」を求めて、図書館の本をあれこれ読んでいますが、今回はバッチリ決まりました。凄い本に出会えました。原田マハ著「美しき愚かものたちのタブロー」テーマは「松方コレクション」です。 読みながら「この本は絶対に娘に読ませなければ〜」そんな欲まで出ました。娘の職業は「美術史家」。 原田マハという作家は絵画を題材にするのが特徴で、この前に読んだのは「ゲルニカ」。ピカソがパリで「戦争を題材」にして描いた…
昨夕のこと。寝る前に携帯電話をチェックするとBさんから2度も電話がはいっています。すぐに折り返しの電話を〜。 「主人亡くなったの」「ええっ! すぐ行くから〜」同じ棟の2階へ急ぎました。ご主人は居間でベッドに横たわり、静けさが死を特別なものに感じさせています。 Bさんどんなに辛かったかと振り返ると、化粧っ気のない清楚な顔は涙を見せていません。 「ほんとうに悲しい時って、涙が出ないのよね。わたし、弟が死ん…
15日(土)BS1で「ウクライナ侵攻72時間」を観た。 ロシアは、キーウ近郊にロシア人の工作員まで配して、戦争準備を抜かりなく作戦を練っていた。 そして開戦、いっせいに戦争を全国展開、狙いはキーウの陥落で最初の3日間で戦争を終わらせる計画だった。 ウクライナに侵攻してきたロシアのトラックなどが、ウクライナ市民に地図を見せながら、行き先の道を尋ねた。そんなことでウクライナの人々は戦争に気づく。 やがてウク…
「幸福なひと」というテレビを偶然見て、何と良質なドラマかと思い、そのドラマが前後編に分かれていたので、後編が待ち遠しいほどでした。 ストーリーは中学の保健体育の先生(拓也)とピアノを弾くアルバイトをしている妻(咲良)の物語です。2人は仕事優先でたのしい生活を送っていましたが、ある日、夫がガンと診断され妻に告白します。当然2人の間は大揺れ。妻への告白前に夫は離婚届を隠し持っていました。しかしそうなっ…
FIREという言葉を昨日初めて知りました。 近ごろ流行り出した暮らし方、FIREは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったものだとか。簡単に言えば「経済的自立」「早期リタイア」です。元々は欧米を中心に流行していた考え方だそうですが、資産運用を前提としたリタイアのこと。 以前の日本では定年まで働き続けることが当たり前、早期リタイアなど考える人は全くいませんでした。ところが近ごろは転職する人…
桜も散って「今日は25度を超える」とテレビが言い始めた。「そうだ今日こそ、整理ダンスの入れ替えをしょう」独り言を言いながら、引き出しの中のものを部屋いっぱいにぶちまけたーーそして、ビニール袋の特大をその隣に、溜まる一方の古着を、バンバン入れた。 入れながら袋の中身を表から眺める。緑色の小花の丈長の服が見えるーー「まだ着られるかもしれない、いや着れる、着たいとなって袋からつまみ出して横に寄せた。黒地…
火曜日は朝、移動図書が来る日なので、セントラルへ行く支度をしてから、それとは別に借りた本3冊を入れた袋を持って小さな公園へ急ぎました。 もう車は来ていて、本を返すコーナー、新しく借りるコーナーなどができています。新しく借りたのは、原田マハ「美しき愚か者たちのタブロー」村上龍の挑発エッセー「逃げる中高年、欲望のない若者たち」、川上弘美「三度目の恋」の3冊。帰宅、すぐにいつものセントラルへのリュックと…
日・月はうれしい日。理由はセントラルに行かなくて済むから〜。 何とも解せないわたしです。そんなに嫌なら行くのをやめれば〜となるのですが、それこそ大問題。行かなければ、体はたちまち老いに盲進するであろうと思えるから〜。 セントラルに行ってしまえば嫌ではないのです。知っている人は大勢いるし、たのしいのです。ただ、行くまでが「ああ、家でのんびりしていたい」となるのです。 とにかく歳をとると努力しなけれ…
国立近代美術館70周年記念展をNHKで取り上げ「日曜美術館」で観ました。 トップパターは高橋由一の「鮭」。身の上側半分を切りとり、頭は荒縄を通してぶら下げたもの。縦長のこの絵は、身の部分と皮の部分が実に生々しい。皮のゴワゴワした感じがうまく出ていました。つぎにちょっとだけ出たのが岸田劉生の「麗子像」でした。 横山大観の作品は20数メートル。川が山からだんだんと流れ出して、川幅を広くしていく描写です。 …
Yさんのお孫さん(小2)のことでYさんとわたしは時々大笑いをします。ここ2日間、立て続けに面白い話があったので、この話のおすそ分けをします。 〓︎ 近くに四つ葉のクローバーがある話をここへ書きました。来宅したYさんに「ミイちゃんにこれあげて。きっと喜ぶよ」そう言って押し葉にしたクローバーをあげました。それにたいしてのミイちゃんの反応に、ばあちゃん2人は電話口で大笑い。 ミイちゃん曰く「四つ葉のクローバ…
まだ運転していたころのこと、東京に行く用事があり、羽田を通って首都高に入りしばらくすると、道路が左手にカーブします。その辺りに、中銀のカプセルタワーが見えて来ました。 当時、この近代的な建築は大きな話題になっていました。黒川紀章氏の設計で、世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅です。 昭和の名建築と言われる独創的なビルは、動かせる家・同じ姿で取り外せる、そして一部屋ずつを積んでビルにする。…
雑誌クロワッサンの40周年記念号に、1984年に載った吉澤久子さんの「家事は、雑用だろうか」が再掲されています。 「主婦は家事のハウツー情報をなぞることばかりに汲々としていないか。自分の頭で考えることをしない主婦がたくさんいるのでは〜」と。 わたしは消費期限・賞味期限などの表示を絶対に信じる人たちを不思議に思います。どうして自分の舌や勘を信じないのか。表示を見て、期限切れなら、火を通すなど調理の工夫を…
わたしのアパートメントから見える小柴公園は、野鳥公園と道路を挟んで繋がっています。毎朝、その2つの公園を散歩すると、3500歩ほどになります。 小柴公園に自転車で来た小父さんが体操をしていました。側を通りながら「おはようございます」声をかけると、芝生の中にいくつかシロツメ草のかたまりがあって、中の1つを指差しながら「そこに四つ葉のクローバーがいっぱいあるよ」と。 まさか〜。滅多に見つからないクローバ…