今朝の散歩は湿気があまりなく青空も多く気持ちよく歩き始めました。いろいろな人が散歩しますが、半分ほどの人は日課にしています。私たちがラジオ体操を始めて、空を見上げると、東から西に飛行機が飛んでいったようで、一本の白い線ができて綺麗でした。 そして第一と第二体操を終える頃には、白線は太さを増しました。まるで生き物のように白線はぐんぐん太く薄くなってから消えました。 私たちが立ち上がる5時40分になる…
80歳を超えた今、自由と退屈と、ときどき懸命に何かをしながら生きています。
目下83歳、人生のどん尻まで来て感じることを日々綴って4500回近く。 文章修行、文字だけで綴っています。
ウイークリーマンションにいる私は、せっかくここにいるのだから、旅に出たつもり〜? で、今日のお昼は何を食べたかというと日本蕎麦。しかもイトーヨーカ堂の出来合い売り場のところに売っているのです。付いていたのはツユ・焼き海苔・ワサビ・ネギ。これと天ぷら盛り合わせ。天ぷらはエビ・チクワ・魚・ナス・ピーマン・さつまいもだったと思います。 そう言えば、イギリスに旅したときは、毎日インド人のカレー店でさまざ…
朝、雨の中をスポーツクラブへ。こういう日は空いているのかと思うと、これが皆んな行くから不思議です。 終わって、イトーヨーカ堂でゆっくり買い物をして帰ると、工務店の直人君から連絡が入っていました。電気のアンペアを変えるための申し込みについてでした。私はアンペアが少なくて工事に、支障をきたしているのかと焦りましたが、エアコンのためのアンペア増でした。 仕事の邪魔をしたくないから、家へは行かないように…
ウイークリーマンションの優れものNO1はヤカン(T-fal)私の家のと同じだけれど、沸く速さがあっという間である。 反対に一番ダメなのはトイレ。これは情けないほど古い色。何だか昔の農家の古障子色? を思い出す。便器の形も今時こんなのが残っているんだ〜と思えるほど〜。これに準じるのはキッチンの流し。このマンションを建てたときはモダンだったはずだがと思えるが、とにかく時代がかっている。 一番グッドなのは、ベ…
下の記事は懐かしいので再掲、2018/7月のものです。 ウイークリーマンションも3日目。30度越えの日となった今日は、歩いていても焼け付くような暑さ。セントラルの帰りに色々生活に足りないものなど買って、食事も済ませて帰りました。そして過去ブログに戻ってイーナを懐かしがったりしていると、こんな文章がありました。 「アキ〜さん、これあなたのブックです」ムコさんが娘の本棚から英語の本を出してくれました。 表…
性格がいい加減なので、どこに住んでもヘイチャラ、すぐに馴れます。ウイークリーマンションの2日目の夜になりました。 今朝はマンションからセントラルスポーツへ歩いていきました。横浜高校の男女の生徒が駅から、雨で増した大川の水のような勢いで、校門までつづいていました。こんなに大勢の生徒が校舎に入り切れるのかなと思うほど。中年5人ほどが間隔を開けてこの流れの交通整理に当たっていました。 私のマンションから…
やれやれ、一件落着。人の思いと自分の思いがこんなに違うものかを痛感。 なんでも揃っていると勝手に考えて来たけれど、まず茶碗類がない。マンションへ送って来てくれた直人君、家に帰って、色々揃えて持って来ますと言ってくれるが、とんでもない。工務店の職人さんたちが入って仕事は始まっているのです。そんなこと頼めるはずはありません。 そこで、私の工夫力全開。足りないことを楽しもうと考えを変えました。幸い、N…
まあ、何と気持ちの良いことか。北の2部屋に物がなくなってみると、部屋が広く明るく感じられます。いよいよ明日から、まず取り壊しが始まるとか。本物志向の娘は、壁も壁紙ではなく、塗るのだそうです。どんな部屋になるか、楽しみです。 暮らしに変化があるということは、誰もが望むこと。だから旅に出るーー知らない事に会う。私はもう旅などしないと決めているから、ウイークリーマンションに3週間も暮らすなんて何だか新鮮…
60年住んで子育てをした横浜・長浜の家の隣人Kさんのご主人は富士通勤務、何だか忙しそうな会社で毎晩12時過ぎの帰宅。ご主人が、やれやれと眠りに就いて、しばらくすると「コケコッコー」が始まります。 飼っているのは私の家と斜め上のTさん宅。どちらもお祭りに行って、卵を産む雌の鶏を選んだつもりなのに、雄鳥でした。いや、お祭りで雌など売っているはずはなかったのです。そして結果は。毎夜のステレオタイプの騒音。 …
またまた過去ブログより。読んでから早速やる気満々になりました。と言うのはトマトの超大きなのを二つ買ってきてあるので〜。 内容は、こんなです。 『テレビでトマトの炊き込みご飯というのを観ました。さっそくやってみましたが、しっかり見ていなかったので、わたし流になりました。それでもけっこう美味しいです。 まず、わたしは鶏肉の味噌漬け込みをいつも作っています。これはチャックの付いたビニール袋に鶏肉と味噌…
24日からマンション北側2部屋を一部屋に、押し入れをもう半間広くして、約3畳間の物入れを作る工事が始まります。 前にも書きましたが、娘夫婦が日本に来ると私のところを拠点にします。リラックスできる場所に、というのが今回の発案です。とにかく今までのウインドエアコンはあまり効かないのでエアコンの外機を南側に置くために天井を通す工事をします。 それで、私は工事中の3週間をウイークリーマンションに移ることにし…
書くことを思いつかない、そんな日は過去に遡る。すると、自分でも忘れていた話に行き着く。 そうまでして毎日書く理由は、子供たちへ「お母さんの水道メーターは今日も回っているよ」(生きているよ)と知らせるため。 どうぞお付き合い下さいますようにーー。 「幇間の遺言」は、悠玄亭玉介という幇間(タイコモチ)の語りを小田豊二氏が聞き書きした本です。 気っ風の良い語り口は、聞きほれるような流れをそのまま本に…
私の健康法を書いてみます。まずお産以外は入院をしたことがありませんでした。 ところが一昨年は4日間入院、緑内障の手術をしました。原因を私が勝手に決めてみると公園で小石につまづき転んだこと。手をつく暇も無く、顎を強打しました。すぐに帰宅、氷で冷やしましたが、顎は髭を生やしたように真っ黒になり、痛さは経験のないものでした。右目上の頭の中がズキ〜ン、私の感じは「これはただ事ではない」でした。 それまで…
食べると言えば良いのに、無理に品悪く「食う」と書く。これは佐野洋子さんのエッセーです。思ったことをポンポン書き捲ると行った感じで、ときどき読みたくなります。佐野洋子著「役に立たない日々」はこんな感じの文章です。 『ニコニコ堂が来た。ニコニコ堂は元気はつらつとしている事は一度もない。ひょろ長い死体が歩いて風に吹かれているようだ。たいがい鼻をすすっている。ゴッホのひげが真白になったようで、顔の骨格も…
5時少し前に表へ出ると小雨、散歩中止です。家に戻ったものの、何となく手持ち無沙汰。そのまま朝食の支度をしてお盆に載せて運びテーブルに置きながらテレビをつけると何だか面白そうな画面が出ました。 テーブルひっくり返しを競う大会番組。 ムム? 心の声を叫び、ちゃぶ台をひっくり返す「第8回ちゃぶ台返し世界大会」は岩手県矢巾町で開かれ、日ごろの不満や世相への批判をぶちまけるという大会なんだとか。 参加する人…
今朝のテレビに佐藤愛子さんの本が映画化され、その主役を演じるのが草笛光子さんだと、若々しくしい90歳の顔を見せました。ほんと、信じられない若さ保持。 以下はインターネットからの引用です。 『歯に衣着せぬ物言いで人気の直木賞作家・佐藤愛子。 昨年100歳を迎えた彼女のベストセラー・エッセイ集『九十歳。何がめでたい』『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作に、90歳を迎えた草笛光子が、エネルギッシュかつチ…
中野孝次著「わが少年記」の後半は、久々に戦後の混乱期を読ませ、感じさせました。敗戦で価値観がめちゃめちゃになった時に尚、残った部分について、このように書いています。主人公が熊本の旧制高等学校に戻る時の話です。 『生徒が学校に何がしかの期待を持って入って来るとしたら、それは何か面白いもの、元気づけてくれるもの、愉しいものを求めてであり、それは結局は教師と生徒、友達との触れ合いなど、人と人の関わりに…
Sさんが中野孝次著「わが少年期」が面白いと図書の本をまた貸ししてくれました。 ほんと、面白そう。午後読書スタート、出来たら読み終えてここへ書くつもりでした。 目下、夜7時半、149ページ読了。主人公が熊本の八高に合格した場面。戦時中が背景です。ここに至るまでには、本人と家族・主に父親との複雑なやりとりがあります。父親は自分の仕事の後継者にしたかったのです。 終わりは221ページ、中間でこれを書き出したわ…
もう、一人旅をすることはないと思うけれど、80歳くらいまでは一人旅が多かった。そんな時、一箇所で一週間過すと、その場所に馴れてきて、思い出も多くなる。釧路など駅近くに宿をとって一週間。「そんなところでよく飽きもせずに過ごしたわね」と言われたが、そのくらいいるとそこの土地に馴染んでくる気がする。石垣島は何年か通ったので、第2の故郷の感じ。正月をすませて行き、恵方巻きを食べて帰って来た。その頃の石垣で…
独りで暮らすということは、24時間全部が自分のもの。改めて考えてみると、最高の贅沢。 例えば一昨日など、テレビで朝早くから「街角ピアノ」をやっていた。ワールドトレードセンターがあった場所の街角ピアノである。 「あのビルのあった場所が、今はこんなふうに変わってしまったんだ」 白を基調とした建物を見ながら弾き手を面白がる。 時間はもうすぐ8時だというのに、雨の朝では散歩にも行かれない。で、ベッドの中で…
BS午後の映画「セント・オブ・ウーマン」は元軍人を演じたアル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞した作品。(わたしは映画に詳しくないので検索より) 『ボストンの全寮制名門高校に奨学金で入学した苦学生チャーリーは、感謝祭に帰郷するための資金稼ぎにアルバイトを。盲目の退役軍人がニューヨークへ行く付き添いをします。 人生に悲観し、ふて腐れたている孤独な元軍人と、校内で見てはいけないものを見たために校長…
今日の日曜日もシコシコと北の部屋の片付け。それにしても学者商売というのは何と本の多いことか? 箪笥の中にも、窓の下の戸棚にも、あっちにもこっちにもずっしりと重い本ばかり。大袈裟に言えば石を運ぶ感じ。北の部屋から居間へ行ったり来たり休んだり。と気ままに運んでいます。仕事というよりは、家の中の変化を楽しみながら〜という感じです。 前に住んでいた家は8LDK。家族が8人でしたから、それだけないと暮らせず、建…
「この薬が終わったら来てください」そう言われていたので、また医院へ行きました。待合室での楽しみはたくさんの週刊誌。一所懸命書き抜きをしていると、老先生の奥さんが「コピーしてあげましょうか」と。「いえいえたいしたことを書き抜いてはいませんから」と恐縮した中身は下記です。 経済学者、ニック・ポータヴィー著「幸せに値段をつける」という本があるそうです。人生の幸福感を左右するのは、 『限界効用逓減の法則…
片付けの楽しみは、忘れていた昔に会えること。押し入れから出したプラスチックの大きな容器にシーツなどの入ったのが出てきました。 見覚えのある模様が、 「あれ、すっかり歳とったねえ」とモノたちは私のことを言います。 「あれ、AとBとが縫い付けてある。何するつもりだつたのかな」私も言います。 上手にちゃんとミシンで縫ってある。忙しかった頃にこんなことまでしていたんだ」私が私に感激。 「ああ、これ、懐かし…
遂に活動開始。家の中はぐちゃぐちゃ。北側のダブルベッドを居間へ動かしました。手伝ってもらったのはYさん。「女2人ではとても無理よ」と言う彼女に私は「大丈夫、大丈夫」と言いながら、ついに引きづって動かしました。その後、2人はぐったり。寝転んだままあれこれのお喋り。 そこへY氏が来て、コーヒーを飲みながらまたまたペチャクチャ。そして仕事を始めると力の差は歴然。流石に男の人は頼もしい。色々な使えそうなもの…
老いれば、友が減っていくことはあっても増えることなど考えられないと思っていると、Yさんから電話あり。 「会いたいと言っている友がいるから連れて行ってもいい?」 Yさんがわたしのブログをプリントアウトして見せたのがきっかけだと。もちろん二つ返事でどうぞ、どうぞとなりました。 20歳も違うその人は大きなシフォンケーキの焼きたてふかふかと共に来宅。Yさんも朝、炊いたお赤飯や庭の花や野菜を持参してくださいまし…
我が家の北側にある2部屋を1部屋にして住み易すく使いたいと娘が言い出した。大学に職を持っている娘は、一年に夏と冬の2回帰国しているが、次回は8月に来て、来年の2月までいるという。その間、ここで仕事をするので快適に過ごしたいから部屋を改造すると言い出したのである。 私も工事中に避難する場所「ゥィークリーマンション」を昨日から探し始めている。 なかなか気に入った物件がない。何回も行きつ戻りつしてパソコン…
連続テレビ小説「寅に翼」は今、戦後の場面です。面白いのはあの頃、ナイロンのストッキングが出まわりはじめました。 ドラマでは主人公が洋服を着て、勤めに出かけるときに、線入りのストッキングを履いています。私は、その画面の後ろ姿を懐かしい気持ちで眺めています。 戦後になって女性が国会へ出るようになったとき、母は興奮していました。そして選挙の時は女性候補に投票したようです。 ある時、母はパーマネントとい…
とある窯で偶然生まれた青磁の壺。さまざまな値を付けられ、ある時は贈り物として、またある時は忘れ物として人から人へと渡っていく。壺が見た人間模様を描く13編からなる連作短編集です。 この壺を作ったのは、省造という無名の作家ですが、話の最後に専門家は、南宋の竜泉窯で12世紀初頭の作品と言い出す始末。省造は言います。たまたま窯に火入れした時、家を建て直す人から古材をもらったのだが、その材料が桧だったから…
『今から20年前、島根の離島・海士町は、深刻な過疎に直面した。返済のめどが立たない102億円の借金も抱え、町の財政は破綻寸前。そのとき、「島の未来を守ろう」と立ち上がったのは、元営業マンの町長。自ら給与をカット、改革に乗り出した。その思いに役場職員と町民が続いた。地元の高校をよみがえらせ、新たな産業を生み出し、活気を取り戻した。島の存続を賭けた、総力戦での逆転劇。』 上の文章は手っ取り早くパソコ…
世の中には、時として面白い話があります。 「有機味噌ビヴアルデイ」という味噌を売っている会社があると、パソコンの中で偶然見つけました。 「まるかわ味噌」と言う会社で、Amazonでも売っていると書いてあります。 味噌麹の醗酵時、麹菌にビヴァルディーの音楽を聴かせて作った味噌だそうです。きっと先祖の誰かが、余程の音楽好きだったのでしょう。何だか微笑ましい話。 『ヴィバルディ』は麹の歩合が大豆10kgに対して…
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今朝の散歩は湿気があまりなく青空も多く気持ちよく歩き始めました。いろいろな人が散歩しますが、半分ほどの人は日課にしています。私たちがラジオ体操を始めて、空を見上げると、東から西に飛行機が飛んでいったようで、一本の白い線ができて綺麗でした。 そして第一と第二体操を終える頃には、白線は太さを増しました。まるで生き物のように白線はぐんぐん太く薄くなってから消えました。 私たちが立ち上がる5時40分になる…
近ごろ「つまづく」ーーがよくあるようになりました。 歳のせいだとは言いたくないのですが「そうなんじゃないかな? 」と思います。 積極的にやろうとすることに立ち向かっていかない自分がいるのです。そして「面倒だから、いいや」となる自分がいるのです。 困ったもんです。だけど、実際はそうも困ってはいなくて、「歳だから〜」と自分に甘えるのです。 体というのは「その歳に、実際自分がなってみないと分からない」こ…
午後、映画「マンデラ自由への長い道」を観ました。 2013年12月5日に亡くなった元南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラの「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝」を実写化したと言われる伝記映画です。 人種隔離政策アパルトヘイトに挑む闘士から大統領となった彼が歩んだ波瀾万丈の人生。長すぎる闘いの日々を重厚なタッチで映し出していました。 青年時代、反アパルトヘイト運動へ身を投じ、27年間もの獄中生活体験をし…
20 日は選挙です。各党は最終戦を闘うために耳当たりの良い言葉の数々を並べます。 「何を言っているの。そんなこと現実的にできるはずないでしょ。投票する方だって、そのくらいはわかっていますよ」と心の中は反発します。 そんな最中に、ニュースは「一人暮らし」の人口が若い人にも、どんどん増えていると伝えました。 ーーなるほど。そうか。自分勝手な気ままな暮らしは魅力的だものな。「愛」などという面倒臭いものが…
朝の散歩はできましたが、その後は大雨。 友だちを招んで6人でランチをしました。気の置けない人ばかりだったのでリラックス。楽しいひと時となりました。娘はそうめんのような細いスパゲティを使って美味しいランチを作りこれがなかなかの美味でした。そして蛸のサラダも。 私にとって、このサラダは意外性があり美味を引き出して楽しめました。 Oさんは赤飯を作って来てくれ、久しぶりの味で、美味しかったです。 ルイスも…
いつもは近くの長浜ホールで月一の催し物があります。今回はそれがヴァイオリンコンサートで、杉田劇場でした。 Oさんと2人で出かけました。 小型ですが、本格的な劇場、ピアノも普通のより長い感じで大きく見えました。 今日のプログラムは小笠原伸子(ヴァイオリン)と中山育美(ピアノ)さん。 エルガー・愛の挨拶で始まった演奏会は、チゴイネルワイゼンで終わりました。知っている曲の演奏が多くとても良かったです。 …
「幇間の遺言」悠玄亭玉介という幇間(タイコモチ)の語りを小田豊二氏が聞き書きした本です。 気っ風の良い語り口は、聞きほれるような流れをそのまま本にしています。 昔は男の遊び場は花柳界、お大尽が遊びに行くと、大枚をはたくようにできている。幇間は、一にも二にもお金を使ってくださるお客に、ありったけのサービスをして座をもたせる仕事。タイコモチという言葉の響き通りの仕事だと感心しました。もちろん芸達者。…
早朝散歩の時です。ラジオ体操を終えて休んでいました。ふと「今朝のように涼しかったら、山の上まで歩けそう。道の脇に山椒の木があったのを採りたい」そう、思い出しました。 今日は旅行している娘たちも帰ってくるし、山椒味噌を作って、豆腐にこれを載せたのを食べさせてやりたい。 Oさんを山道の散歩に誘うとOK。S氏はとても無理ということで2人で行くことになりました。そこへペロちゃんと、散歩時によく会うおじさんも…
パソコンの中にgacooというのがあって、ここで勉強した時のことを思い出して、下のようなのを探しました。 「食文化の本来と将来」という講座です。これを勉強したのは2017/7でした。 私は「自然」という言葉が好きです。例えば、健康を守るのは薬より食べ物。しかも頭で考えて「それ、食べたい」となるものをを大事にするとか、です。 〓︎ 一番面白かったのは、野菜は紫外線から身を守るために色を濃くするのだと。何だか…
昨日、Amazonから届いた本を読みたいと、早朝散歩から帰ると、テキパキ物を片付けて張り切りました。 久坂部洋著「人間の死に方」この人は医者で物書き。一般論かと思って注文した本が、医者だった父親の死について書いています。父親が薬も注射もなるべく避けながらどのように死んでいったかを。 私がこの本を読みたいと思ったのは、あくまで自分のことを自分でよく観察しながら、できることなら医者に頼らないで残りの道を歩…
わたしの居間には、大袈裟なロッキングチェアーがあります。これが実に大男でも掛けられるほどのもの。置き場は畳半畳分にもなります。現在のところへ引っ越すときも捨てようなどとは考えませんでした。重宝しているかと言えば、していません。では何故持ち歩いているのか。 それは思い出を大切にしようとして、としか言いようがありません。どのくらい長く持っているのかと言えば、来年で50年。来年で50年にもなると分かったの…
私たち散歩仲間は3人。みんな1人住まいです。この仲間に加わった理由はそれぞれ違います。私の場合はイーナの散歩から続くことになりました。ただし、その頃は真ん中に池がある公園の方への散歩でしたが、今は、その隣に開園した運動が主となる公園なので、広々として走る人が何人も行ったり来たりしています。 こちらを歩くようになった時から、今の3人になりました。 毎朝4時45分集合で歩き出します。最初に口にするのは、今…
今日も体温と同じ高さの気温。こう暑くては、頭も働きません。それでこんな時に癒されるモノはないかと探していると、佐野洋子さんにぶつかりました。わざと荒っぽい書き方をする面白い人ですが、谷川俊太郎という繊細な詩人と結婚していたことがあります。 〓︎ 〓︎ 〓︎ 佐野洋子著「役に立たない日々」 『ニコニコ堂が来た。ニコニコ堂は元気はつらつとしている事は一度もない。ひょろ長い死体が歩いて風に吹…
次男が「三浦の先の朝市へマグロを買いに行くから、6時に寄る。ご飯を炊いておいて」と昨夜電話がありました。 真ん中の子、中3の女の子と2人で来ました。「他の子は?」聞くと「高3と小6はバスケ」だと。2人ともバスケットで日曜日は忙しいようです。 自分の家用に買って来たマグロを帰るまで、保管するために冷蔵庫へ入れ、朝飯用をここで食べようと台所から包丁を持ってきて、手際よくさっさと切って皿へ。その後の2人の食べ…
最近マックを新しいのに替えました。理由は簡単、前のが壊れたから。 新しいパソコンのデスクトップ画面を大いに気に入ったので、そのまま使っています。 どんな画面かと言うと、杉林の中、杉の木の太いの3本を中心に、低いところ、草の上などに靄がたなびいています。そしてその向こうにはこれから育つ杉の子たち。 写真の中心はと聞かれれば、あくまでも靄、ふんわり浮かび流れもありそうで、妙に幼い頃に出会ったことのあ…
2017/7月のブログに、ウルグァイの前大統領ムヒカさんの本を読んだSさんが「ソフィアの母さんのブログ」と題したご自分のブログにそのことを書いています。Sさんは、検索して含蓄に富んだ言葉の数々を書き抜き「人格者というのは、こんな言葉を口にできる人のこと」ではと。この人なら国民も、ついて行く気になるのではとも。 以下ウルグァイの大統領だったムヒカさんの言葉で、どこかの大統領の荒っぽい日々とは「えらく違うな…
インターネツトで困惑しているのは宣伝広告の多さです。何かわからないことがあったりして一所懸命やっていると、行く先々にドカンドカンと広告が入って行く手を遮ります。 やろうとすることに慣れて来た時は良いのですが、苦労して探している時など、まるで道を塞ぐような形で邪魔をしてきます。 しかし広告のおかげで無料で使えたりもするのですから、我慢しなければならないことは分かっています。それでも、嫌だなあと呟く…
世の中がおかしくなる時って、「あれよあれよ」という感じで舞台が変わってしまうーートランプ出現以来、何だか恐ろしい気がしませんか? 1人の人間が「チカラ」を持つ恐ろしさ。トランプが大統領に就任した後、世界の常識だった様々な秩序形成の土台が一変した気がします。 日本製鐵の件はさすがに日本人、うまく収めたと思いました。 そしたら、今度は関税問題。 日本は赤沢亮正経済再生大臣が、4月以降7回にわたって訪米し…
昨日から、今日にかけて「オマエ、ちょっとベランダへ出て椅子に腰掛けてごらん、気持ちいいよ〜」すると娘は「そんな暇ない、忙しい、忙しい」と言います。「あれ、休暇をもらって来ているんだから、もっと気持ちをリラックスさせたら〜」これが親子の会話。 そして私は気づきました。NY大学は6年間勤めると、一年間休暇をくれるという形で世に放って、何かを掴む機会を狙わせているのだと。「ははぁ〜ん、なるほどこれが目的…
娘夫婦が来て、3人の生活が始まりました。昨日まで続いていたようにすんなりと始まっています。 今回は長旅なのに、ルイスのひざも腫れなかったようで、ありがたいことです。 昼ごはんの後、ルイスは台所で食器を洗うーーそれもすんなりと当たり前のように。 私は午前中、自分の日課であるリネツへ。プールを往復5回泳ぎ、次はお湯が強く出ているところへ行って、湯を膝と腰に当ててから風呂に回りました。 サウナと水風呂を…
夕方「所さん事件ですよ」という番組で観た話。 この夏、円安で外国人の観光客が増えているとニュースにある。その続きの番組である。 若い人たちは、「日本の可愛い体験」と称してやたらとマンガチックな貸衣装に身を包んで記念写真を撮っている。 所さんでは「トイレのツアー体験」。様々な最新式トイレが公園のようなところに集められ、見せ物になっている。何と誇らしい日本のトイレか。 もうだいぶ前のことだが、親戚の…
面白いことを書きたいと考えます。殆ど書かないのは「お金」のこと。今日はこれを書きましょう。 清水の舞台から飛び降りるほどの食事に行こうと誘われたのは3ヶ月ほど前でした。二つ返事でOK。今までしたことのない体験に思えましたから。死ぬまでに、こうしたことを、ここに書けるじゃないですか? 7月29日が、いよいよその日です。会席料理・9500円也。 この注文の不思議さは3ヶ月前で、すでに満席に近いんだそうです。しか…
ここにいても、家にいても左程変わった生活はしていません。 でもここでは、朝ゴミを出す時間を気にしながら、ついでにセントラルへ行きます。 ついでにと言うのは、3階なので階段を使う回数を1回で済ませたいから。 まあ、ゴミ収集車が待っていたように来ますから、そう考えなくても1回で済みます。 シニアカーで家から来るのと、ここから歩いていくのとは同じ程度の時間です。違うのは歩いて行くと汗びっしょり。だからセ…
崔洋一監督「盲導犬クイールの一生」をBSで観ました。犬好きはみんなきっと観ているだろうなと思いながら〜。 あるところで、ラブラドールの子犬5匹が生れました。その中に、鳥が羽根を広げたようなブチ模様を胴体に持つ犬がいました。映画の主人公クイールです。 盲導犬にするには生後45日以内に親から離すこと。そして飼い主は生後1年まで飼う決まりのようです。 クイールと飼い主の幸せな日々が始まります。子犬時代の可愛…
トランプが耳をやられ、バイデンが老いにやられ、ウクライナは弾が欲しいのに、それどころではない。イスラエルもドカンドカンと恐れ知らずの顔をしている。 平和な国はと言うと、地震にやられ、大水で崖が崩れ、あつちもこっちも「平和・のどか」などという言葉は全くない昨今である。 それでも夏が来た。海開きのニュースが入る。すると若い親が子をつれて海に入っている場面がニュースに出る。 「みんなどうしてどこかへ遊…
今年はいろいろゴタゴタしていて、まだハンモックを出していません。後、10日で家に帰りますから、そうしたらハンモックを出して夏らしい生活をします。ハンモックはメッシュなので、そこに横たわると、体に添ってくれるのがラクチン。 窓際で、テレビの反対側に頭を動かすと、雲が見えます。4階の部屋は南北の窓を開けると、夕方からは昼間の暑さが涼しい風に変わります。 雲は刻々と形を変え、じっとしていません。朝は下か…
いろいろゴタゴタしていて、mさんの誕生日祝いが遅れていました。 「焼肉きんぐ? 」と言うと、「蕎麦屋がいい」と言うことになり、久し振りに逗子に連れて行ってもらいました。記憶にある蕎麦屋は逗子の図書館の前でしたが、少し引っ越して他所に移っていました。 予定より少し早く着いたので図書館に入ると、本がすぐ手に取れるような陳列方法で、しかも整然と並んでいる感じがして、細かく見たら楽しそうな図書館でした。 …
ここに滞在して、今日で20日になります。この間煮炊きはほとんどしません。理由は台所が狭くてとても無理。それで出来合いおかず、パックのご飯などで過ごしています。だからほとんど毎日、セントラルの帰りにイトーヨーカ堂で買い物をして帰ります。 イトーヨーカ堂�@野菜が煮炊きする直前まで切ったものがパックして売っています。その中から私が買ったのはキャベツの千切り。これは実に細く綺麗に切れています。ここまでは家…
NHKの「最後の講義」で立命館アジア太平洋大学の学長、出口明治氏がオンライン講義をしました。 この人は京都大学出身、弁護士になろうとしたけれど失敗。滑り止めにしていた日本生命に入社、60歳まで勤務。60歳で起業、ライフネット生命(100億円の売り上げ)を成功させます。その後、70歳で立命館アジア太平洋大学(別府にある)の学長に。 長いこと生命保険会社にいた人は物腰が低く、物事をわかり易く話せるという特徴を持…
友がウイークリーマンションに来てくれると言います。 私は「来てもらうほどのところではないよ」と言いましたが、何事も体験と出かけてくることに〜。3週間近く会わなかったので、懐かしい気分で坂の下まで迎えに行きました。家からそんなに遠くはないのですが、何だか遠くから遥々来てくれた感じです。 日々、私のブログを読んでくれているので、どんなところかは承知しているはずですが、三階までの階段、そして入り口の鍵…
セントラルへ行くと、次の順序を繰り返します。目的は動かなくなる体を、鍛えることでなるべく長く持たせること。 �@体重計に似たような台のところに乗って、ガタガタと体を揺すります。ただ乗っているのではなく、自分の体のどの部分を揺するのか意識してやります。頭も揺する、目の辺りも耳の辺りも揺する、腰のあたり腹の内臓も揺するつもりで工夫します。つまりマッサージと同じような意味であちこち揺するのです。これが10…
数年前まで、私はパソコンの中のgacooで、あれこれ勉強をしました。無料でさまざまな大学の先生の講義を聞く事ができたのです。そして「修了書」も60科目近くいただきました。 科目に「食文化の本来と将来」という講座がありました。 この講座で面白かったのは『野菜は紫外線から身を守るために色を濃くする』と聞いたこと。何だか人間の考えるようなことを野菜も考えるのかとおかしくなりました。 講師の言われることを素直…
とにかく猛烈な暑さ。セントラルが休みなので、日中は外出しないつもりで、早朝少し歩いてきました。歩きながら、今ごろはK氏夫妻が散歩の帰り道を歩いているのではないかと見当をつけました。 ドンピシャリ、サッカー場の前をこちらへ向かって歩いて来ます。手を振ると、向こうも気づきました。2人に合わせて方向転換、公園のベンチで、久しぶりに話をしました。 イーナが生きていたころサッカー場まで、毎朝散歩をしました。…
下のブログは2017・7月のもの。今日は別のを書いて置いたのに、消えてしまいました。仕方ないので間に合わせです。 昨夜、ラジオの深夜便を聞いていると、ゲストにグッチ裕三氏が出ました。話の中に井上ひさし氏の言葉が出てきました。 わたしが文章教室でよく使わせてもらったもので、大変懐かしく一気に教室のことを思い出してしまいました。 「難しいことをやさしく書く。やさしいことを深く書く。深いことをやさしく書…
冲方丁著「はなとゆめ」は清少納言に物語として語らせるという手法で書かれています。 清少納言が28歳の時に、漢詩の才能を認められて、当時17歳だった中宮定子に仕え「女房」と言う集団の一員となります。そればかりではなく、定子は一条帝の皇后。(今・NHKでやているのは皇后ではなく、定子は年上の女の人として扱われています) 冲方氏の方は、たった17歳なのに、清少納言がベタ褒めするほどの人物で、定子は他人の才能を…
ウイークリーマンションも滞在10日を過ぎて、自分流が始まっています。 私はどこへ行っても信州人。漬物がないと物足りない。そこで、今はどんな漬物を食べているかと言うと、来た日からコーヒー茶碗にしていた、蓋と手のついた瓶にナスとキュウリを漬け込んでいます。包丁がないので、100円ストアからナイフと鋏を買って来ました。これで適当に切って、瓶が一杯になったら、ここへインスタント味噌汁のしじみ味を2袋入れ、かき…
ウイークリーマンションに来て10日になります。 朝、窓のレースカーテンを開けて、外の景色を楽しもうとすると、すぐ目の前に太い電線が10本、道の向こう側にも太いの細いのが3本それぞれ道に沿ってたるみながら伸びているのが見えます。マンションは国道から斜めに坂道があり、そこにありますが、私の部屋が3階なので目の高さに、電柱や電柱への取り付け口が見えて、電気が漏れないように碍子や黒い粘土用のものでがんじがらめ…
工務店の直人くんから電話あり。H家へ行くけれど、一緒に行かないかというお誘いである。行く行くと二つ返事。H家には以前に2度ほどお邪魔したことがある。どちらも外国旅行に行くために犬を預けた。イーナの前の、だっくんである。 久しぶりの田園調布は、やはり街並みもデラックスで品がある。その一角がH家だが、以前よりぐんと家の格が上がって見えていた。わけは直人君のセンスの良い仕事ぶりである。外観は白、屋根は淡…
ウイークリーマンションは、国道16号線の傍に建っている。私はこの辺りに60年以上も住んでいるのに、国道の脇がこんなに急に立ち上がっている道があるのを知らなかった。いや、私が年取ったせいでこの坂をすごく急な坂と感じるのかも知れない。だがとにかく山道。 昨夕、散歩に出てお地蔵さんのところで曲がり、裏山に入った。前を歩いている女性が買い物袋を重たそうに抱え、やっとやっと登って行く後について道を登る。道は浅…
話題になっていたころ、読まなかった本を借りてきました。 島田洋七著「佐賀のがばいばあちゃん」 広島の母の家から叔母が騙すように連れて、佐賀のおばあちゃん家に行き、そこに預けられた8年間の著者の自伝と思われる本です。 おばあちゃんというのが超貧乏な暮らしをしているのに、これが一貫して清々しく読める不思議な本です。マイナスだらけの生活で逃げ出したくなるような話で埋まっているのに不快でない本。そして本…