名人戦第4局は豊島九段が制して一矢を報いましたが、 ここのところ、ABEMAでのタイトル戦観戦にいまいち熱が上がっていません。 その理由は、 タイトル戦が主戦場になり、そこでも八割という勝率を挙げている現在の藤井聡太八冠には、 ”絶対に落とせない一局”という(観戦する側にとって)緊迫した状況が久しく無いからです。 タイトル挑戦を目指してトーナメントの予選を戦っていた頃は、 全ての対局に負けられないという(観戦する側の)緊張感がありましたが、 タイトル戦の場合は、たとえ一局を落としても致命的ではありません。 ところがこの程、実に久しぶりに緊迫した一局を迎えることになりました。 5月31日に行われ…