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2016/10/28

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  • 『ジュマンジ』見た 呪われたゲームの中であがりを目指せ

    あらすじ・概要 両親を亡くしておばに引き取られた兄弟は、すごろくゲームを発見する。それはマス目に書かれたことが現実になる呪われたゲームだった。ゴールまでたどりついて「ジュマンジ」と叫ばなければゲームから解放されない。兄弟は過去からやってきた人間とともにクリアを目指す。 呪われたゲームをクリアせよ マス目に書いてあったことが現実になる呪われたすごろくゲームという設定にわくわくします。 すごろくに4人の子ども(2人は途中で大人になりますが……)が挑戦し上がりを目指します。 マス目の現実化も容赦がなく、長い間ジャングルに閉じ込められたり、地面の中に沈んで閉じ込められそうになったり、屋内なのに大嵐が起…

  • 『壊れた脳と生きる』鈴木大介・鈴木匡子 ちくまプリマー新書 感想 できないことが増えても自分自身であること

    あらすじ・概要 高次脳機能障害の当事者となった鈴木大介と、医師である鈴木匡子が対談形式で語り合う。障害による困りごとや、他人から子どものように扱われてしまうことの劣等感、そして高次脳機能障害への支援の足らなさなど、当事者だからこそできる話をする。 できないことが増える苦しみ 脳梗塞など、何らかの事情で脳の機能を失ってしまう高次脳機能障害の人々。できないことが増えるがゆえに、他人から子ども扱いされたり、劣等な存在として扱われたり。本人はそのことで苦しんでいます。 しかし、感情的になってしまったり、忘れっぽくなったりした家族を周囲もどう扱えばいいのか悩んでいます。 認知症の人をどう扱うかという問題…

  • 『戦闘城塞マスラヲ』林トモアキ 角川スニーカー文庫 感想 ハッタリ男と電子の精霊が戦って超常を目指す

    あらすじ・概要 引きこもりの川村ヒデオは、電子の精霊、ウィル子と出会う。神になることを望む彼女と聖魔杯に参加することになったヒデオは、優勝候補のひとりをはったりで倒してしまう。周囲に勝手に予知能力を持つと勘違いされたヒデオは、そのことを逆手にとって聖魔杯を勝ち抜いていく。 恋愛に発展しなさそうなコンビが多い ここまで「お互い好きだけど恋愛に発展しなさそうなコンビ」が多いのも珍しいです。何ならウィル子、ヒデオのコンビですらはっきりと恋愛感情があるとは言われていないです。 こういうカラッとした男女コンビをたくさん読めるのは非常に珍しいですし楽しいです。 彼ら彼女らがトンチキバトルをしているのにニコ…

  • 『東京おんな一人飯』日高トラ子 角川書店単行本 感想 売れない漫画家のハイテンションごはん

    あらすじ・概要 東京でアルバイトを渡り歩きながらながら漫画家で食っていくことを目指す著者。当然高収入ではない彼女は東京でお得なお店で食事をする。とんかつやインドカレー、たまの豪華な食事など、東京ならではの風景をノリのいい空想とともに描き出しながらも食べ続ける。 漫画家で食っていくって難しいんだなあ 独特の派手なリアクションを繰り返し、ギャグっぽさが強い漫画です。 おしゃれな店ではなくお手頃で庶民的な店ばかりなのも面白いです。 売れない漫画家であった著者は糊口をしのぐために多数のアルバイトを渡り歩いていました。プロのフリーターともいえるその姿も興味深かったです。 料亭などの着物を着るアルバイトも…

  • 『バリ島に女ひとりで住んでみた』アマットル・キナ TOブックス 感想

    あらすじ・概要 バリ島の舞踏にあこがれてバリにやってきた著者。しかし踊るより絵を描いているほうが楽しいとわかり、絵を描きながらバリ島で暮らすようになった。インドネシア人のパートナーもできたが、ちょっと変な人で……。バリ島のおかしな日常をコミックエッセイで描く。 キラキラしてないけど楽しそうな海外移住 海外移住ってキラキラしてて楽しい! という話は一切なく、ただインドネシア、バリ島で庶民的な暮らしをしている話だけなのが笑ってしまいました。 排泄物などの下ネタが多いので好みは分かれると思います。私は好きですけど。 どんなトラブルが起こってもバリ島に暮らし続けている著者もメンタルがすごいです。 何だ…

  • 『地面師たち』ネットフリックスで見た 楽しいけれどどうしようもなく醜いアウトロードラマ

    あらすじ・概要 売りに出されていない土地を、自分たちで勝手に販売して巨額の詐欺を行う地面師たち。ハリソン山中率いる地面師たちは都内の宗教施設にターゲットを定める。都内中心部で非常に高額、商業的にも価値が高いその土地をめぐって大手の不動産会社も車内で陰謀を巡らす。 暴力は楽しいけど肯定しちゃいけないよね 因果応報の作りがうまく、エンタメ性の高いアウトローものでした。 登場人物はそれぞれの愚かしさゆえに失敗していきます。お金に目がくらんだり、権力闘争に夢中になったり、性欲に流されたり……彼らは自分の過ちに大きな清算をさせられることになります。 そして、それは詐欺を行う地面師たちもそうです。彼らは彼…

  • 『20代、親を看取る』キクチ KADOKAWA 感想 若くしてがんの親を見送った女性のコミックエッセイ

    あらすじ・概要 著者の母親は乳がんを経験していた。そのがんが脳に転移し、父と著者は「母親が死ぬ」という事実に直面することになる。医師にセカンドオピニオンを受け、余命を知らされたふたりは母と最期のひとときを過ごす。しかし、看取りは介護の苦しさとともにあった。 親を看取った著者の苦労と悲しみ 20代で母親を看取った著者の物語。 乳がんが脳に転移し、一気に悪くなってしまった著者の母は思う以上に早くなくなってしまいます。 彼女は医師の診断から自宅での介護、看取りにいたるまでをせきららに描きました。 「強い母」がどんどん衰弱して赤ちゃんのようになってしまう切なさがつらかったです。 一日でも長く生きてほし…

  • 『噂のマカオで女磨き!』花津ハナヨ 文芸春秋 カジノやって土地の文化を知る

    あらすじ・概要 著者はマカオで女磨きをしようとする。マカオのカジノで体を磨くための資産を作ろうとするが、大して勝てなかった。同時にマカオの食事に舌鼓を売ったり、マカオの人にガイドしてもらったり、マカオの美容情報などについてもコミックエッセイに描いていく。 下世話だけど文化が面白い マカオでカジノに行ったり、ご飯を食べたり。全体的に俗っぽい内容で下ネタも多いです。 面白かったのはマカオで性的サービスを受けた男性の感想でした。自分にはわからない世界過ぎます。そしてこんなにサービスしてしまっていいんでしょうか。 上司とともに行ったものだからめちゃくちゃ気まずくなるのに笑いました。 ネタとしては面白い…

  • 『西洋美術とレイシズム』岡田温司 ちくまプリマー新書 感想 絵に描かれた肌の色と差別

    あらすじ・概要 華やかな西洋絵画の世界だが、そこには当時の差別やステレオタイプがある。著者はノアの息子ハムや、ハガルとイシュマエル親子の旧約聖書の描かれ方からそこにひそむ人種差別について解説する。西洋絵画とそこに描かれる肌の色の深い関係について考えてみる駿書。 旧約聖書の絵から人種差別を考える テーマとして扱うのは主に旧約聖書のエピソードを描いた西洋画です。 旧約聖書に登場するのは古代の中東に暮らす人々。しかし西洋の人々はその姿を自分の都合のいいように、思想に添わせるように描きました。 敵対者の人間の肌が浅黒く描かれたり、あるいは異人種でも西洋人に似せて描かれたり……とその差は恣意的です。 明…

  • 『インドな日々』速水りんこ HONWARAコミックス 感想 南アジアの個性的で優しい国にドハマリした話

    あらすじ・概要 バックパッカーとしてインドに夢中になり、サッシーというインド人と結婚した著者。バックパッカー時代のインドの思い出や、インド人夫の出身地への里帰り、インド特有の文化を面白おかしく描く。インドの冠婚葬祭や家族観は日本のものと異なっていて……。 バックパッカーがインド人男性と結婚する だいぶ昔の話で現代のインドとは違うようですが、それでも面白かったです。 個性的で優しいインドの人たちとの交流が面白かったです。 特に、著者の夫の実家、ケララでのできごとが興味深かったです。自然豊かな中で暮らす大家族。日本より濃くて大仰な近所づきあい、結婚事情、冠婚葬祭のやり方など知らないことばかりで楽し…

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